JP2018101020A - 画像形成装置 - Google Patents

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雄一 田邉
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Abstract

【課題】第1センサ201及び第2センサ202の検知面201a、202aに異物が付着しにくい構成を提供する。【解決手段】保護シャッター211は、第1位置と第2位置とに移動可能で、第1位置で検知面201a、202aを露出させて中間転写ベルト121上のトナー像を検知可能に形成された検知孔216a、216bを有する。保護シャッター211は、第2位置で検知孔216a、216bが形成されていない部分で検知面201a、202aを覆う。第1センサ201及び第2センサ202を保持するフレーム209は、第1センサ201、第2センサ202の側面のうち搬送経路が配置された側とは逆側の側面と対向する側壁209aを有する。側壁209aは、保護シャッター211が第2位置に位置するときの検知孔216a、216bの位置と重なる位置に切り欠き217が形成されている。【選択図】図7

Description

本発明は、電子写真方式や静電記録方式を用いた複写機、プリンタ、ファクシミリ、これらの複数の機能を有する複合機などの画像形成装置に関する。
画像形成装置として、感光ドラムから中間転写ベルトにトナー像を一次転写し、中間転写ベルトから記録材にトナー像を二次転写する構成が知られている。また、中間転写ベルトに制御用トナー像を形成し、センサにより制御用トナー像を検知することで各種制御を行う構成も知られている。
このような構成の場合、トナーや紙粉などの異物がセンサの検知面に付着した場合にセンサの検知精度が低下する虞がある。このため、検知孔を設けた保護部材によりセンサの検知面を覆う構成が提案されている(特許文献1参照)。特許文献1に記載の構成では、装置本体に設けられる開閉扉が閉じられたときに検知孔を介してセンサの検知面を露出させ、開閉扉が開いたときに保護部材により検知面を覆うように保護部材を移動させている。
特開2002−131997号公報
中間転写ベルトに形成されたトナー像を検知するセンサは、感光ドラムから中間転写ベルトにトナー像を転写する一次転写部と、中間転写ベルトから記録材にトナー像を転写する二次転写部との間に配置される。この際、センサが二次転写部の近くに配置される場合があり、この場合には、センサが二次転写部に記録材を搬送する搬送経路の近くに配置される。この結果、トナーや紙粉などの異物が保護部材の検知孔の下方に堆積し易くなる。この際、保護部材により検知面が覆われた状態では、異物がセンサの検知面から外れた位置にある検知孔の下方に堆積する。そして、このように異物が堆積した状態で保護部材を、検知孔を介して検知面を露出させる位置に移動させると、その動作により堆積した異物を運んでしまい、異物が検知面に付着する虞がある。
本発明は、センサの検知面に異物が付着しにくい構成を提供するものである。
本発明は、像担持体と、回転可能で、一次転写部で前記像担持体からトナー像が転写される中間転写体と、前記中間転写体との間で、前記中間転写体から記録材にトナー像を転写する二次転写部を形成する二次転写部材と、前記二次転写部に記録材を搬送可能な搬送手段と、前記中間転写体の回転方向に関して前記一次転写部の下流側、且つ、前記二次転写部の上流側で、前記二次転写部までの前記中間転写体の表面に沿った距離が画像形成可能な最大サイズの記録材の搬送方向の長さ以下となる位置に配置され、前記中間転写体上のトナー像を検知可能なセンサと、前記センサと前記中間転写体との間に第1位置と第2位置とに移動可能に配置され、前記第1位置で前記センサの検知面を露出させて前記中間転写体上のトナー像を検知可能に形成された検知孔を有し、前記第2位置で前記検知孔が形成されていない部分で前記検知面を覆う覆い部材と、前記中間転写体の回転方向と直交する幅方向に延設され、前記センサを保持する保持部材であって、前記センサの側面のうち前記搬送手段から前記二次転写部に記録材を搬送する搬送経路が配置された側とは逆側の側面と対向する側壁を有する保持部材と、を備え、前記側壁は、前記覆い部材の移動方向に関して、前記覆い部材が前記第2位置に位置するときの前記検知孔の位置と重なる位置において、前記側壁の高さが前記覆い部材の下面よりも下方となるように切り欠きが形成され、前記切り欠きの底面の高さは、前記覆い部材の移動方向に関して、前記検知面と重なる位置における前記側壁の高さよりも低いことを特徴とする画像形成装置にある。
また、本発明は、像担持体と、回転可能で、一次転写部で前記像担持体からトナー像が転写される中間転写体と、前記中間転写体との間で、前記中間転写体から記録材にトナー像を転写する二次転写部を形成する二次転写部材と、前記二次転写部に記録材を搬送可能な搬送手段と、前記中間転写体の回転方向に関して前記一次転写部の下流側、且つ、前記二次転写部の上流側に配置され、前記中間転写体上のトナー像を検知可能なセンサと、前記センサと前記中間転写体との間に第1位置と第2位置とに移動可能に配置され、前記第1位置で前記センサの検知面を露出させて前記中間転写体上のトナー像を検知可能に形成された検知孔を有し、前記第2位置で前記検知孔が形成されていない部分で前記検知面を覆う覆い部材と、前記中間転写体の回転方向と直交する幅方向に延設され、前記センサを保持する保持部材であって、前記センサの側面のうち前記搬送手段から前記二次転写部に記録材を搬送する搬送経路が配置された側とは逆側の側面と対向する側壁を有する保持部材と、を備え、前記側壁は、前記覆い部材の移動方向に関して、前記覆い部材が前記第2位置に位置するときの前記検知孔の位置と重なる位置で、且つ、上下方向に関して、少なくとも前記覆い部材と前記センサの検知面との間に開口部が形成されていることを特徴とする画像形成装置にある。
本発明によれば、センサの検知面に異物が付着しにくい構成を提供できる。
実施形態に係る画像形成装置の概略構成図。 (a)第1センサの斜視図及び模式図、(b)第2センサの斜視図及び模式図。 (a)二次転写部とセンサ、(b)二次転写部とレジストローラ(ループ)、(c)二次転写部とレジストローラ(直線)、(d)二次転写内ローラと2次転写前ローラ、(e)一次転写部とセンサ、(f)二次転写前ローラとセンサの距離を示す模式図。 (a)センサユニットを搬送経路側から見た斜視図、(b)センサユニットを搬送経路の反対側から見た斜視図。 (a)シャッター移動機構の閉状態と開状態とを並べて示す平面図、(b)シャッター移動機構を示す斜視図。 実施形態に係る画像形成装置のセンサユニット回りの構成を示す概略断面図。 (a)保護シャッターの閉状態の、(b)保護シャッターの開状態の、それぞれセンサと保護シャッターの関係を示す模式図。 記録材の通過枚数とセンサのLED入力値との関係を示すグラフ。 切り欠きの底面とセンサの検知面との関係を示す模式図。
実施形態について、図1ないし図9を用いて説明する。まず、本実施形態の画像形成装置の概略構成について、図1を用いて説明する。
[画像形成装置]
本実施形態の画像形成装置100は、電子写真方式のタンデム型のフルカラー画像形成装置である。
画像形成装置100は、それぞれ像担持体としての感光ドラム3a、3b、3c、3dを有する4つの画像形成部2a、2b、2c、2dを備えた電子写真方式のタンデム型のフルカラープリンタである。画像形成装置100は、装置本体100Aに接続された原稿読み取り装置(図示せず)又は装置本体100Aに対し通信可能に接続されたパーソナルコンピュータ等のホスト機器からの画像信号に応じてトナー像(画像)を記録材に形成する。記録材としては、用紙、封筒、プラスチックフィルム、布などのシート材が挙げられる。また、画像形成部2a、2b、2c、2dは、それぞれイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックのトナー像を形成する。
なお、画像形成装置100が備える4つの画像形成部2a、2b、2c、2dは、現像色が異なることを除いて実質的に同一の構成を有する。したがって、代表して画像形成部2aについて説明し、その他の画像形成部の構成の符号には、その画像形成部の構成であることを示す添え字b、c、dを付して、説明を省略する。
画像形成部2aには、像担持体として円筒型の感光体、即ち、感光ドラム3aが配設されている。感光ドラム3aは、図中矢印方向に回転駆動される。感光ドラム3aの周囲には帯電手段としての帯電装置(帯電ローラ)5aと、現像装置7a、一次転写ローラ8a、クリーニング手段としてのクリーニング装置4aが配置されている。感光ドラム3aの図中下方には露光手段としてのレーザスキャナ(露光装置)6aが配置されている。
各画像形成部の図1の上方には、中間転写装置120が配置されている。中間転写装置120は、回転可能な中間転写体としての無端状の中間転写ベルト121を有する。中間転写ベルト121は、複数のローラに張設されて、矢印方向に回転駆動される。そして、後述するように中間転写ベルト121に一次転写されたトナー像を担持して搬送する。第1張架ローラとしての二次転写内ローラ122と中間転写ベルト121を挟んで対向する位置には、二次転写部材としての二次転写外ローラ124が配置され、中間転写ベルト121上のトナー像を記録材に転写する二次転写部T2を構成している。二次転写外ローラ124は、両端を軸受により回転可能に支持され、軸受を介して中間転写ベルト121に向かって弾性部材により弾性付勢されている。
特に、本実施形態の中間転写ベルト121は、各画像形成部の感光ドラム3a〜3dが対向する面を略水平方向となるように張架されており、二次転写部T2の手前では、第2張架ローラとしての二次転写前ローラ123で張架されている。即ち、二次転写前ローラ123は、中間転写ベルト121の回転方向に関して、一次転写部T1dよりも下流側で二次転写内ローラ122よりも上流で中間転写ベルト121を張架する。二次転写部T2の記録材搬送方向下流には定着装置15が配置される。
画像形成装置100の下部には、記録材が収容されたカセット9が配置されている。また、装置本体100Aの側面には給送トレイ10が配置されている。カセット9又は給送トレイ10から給送された記録材Sは、搬送ローラ11a、11bによりレジストローラ対(レジストレーションローラ)12に向けて搬送される。レジストローラ対12は、記録材の搬送方向に関して、二次転写部T2の直上流に設けられた搬送ローラ対である。停止状態のレジストローラ対12に記録材の先端が突き当たり、ループを形成することで記録材の斜行を補正する。その後、中間転写ベルト121上のトナー像と同期してレジストローラ対12を回転開始させることで、記録材が転写前ガイド13などで構成される記録材の搬送経路14を介して、二次転写部T2に搬送される。本実施形態では、レジストローラ対12が、記録材を二次転写部T2に搬送可能な搬送手段に相当する。
上述のように構成される画像形成装置100により、例えば4色フルカラーの画像を形成するプロセスについて説明する。まず、画像形成動作が開始すると、回転する感光ドラム3aの表面が帯電装置5aによって一様に帯電される。次いで、感光ドラム3aは、露光装置6aから発せられる画像信号に対応したレーザ光により露光される。これにより、感光ドラム3a上に画像信号に応じた静電潜像が形成される。感光ドラム3a上の静電潜像は、現像装置7a内に収容されたトナーによって顕像化され、可視像となる。
感光ドラム3a上に形成されたトナー像は、中間転写ベルト121を挟んで配置される一次転写ローラ8aとの間で構成される一次転写部T1aにて、中間転写ベルト121に一次転写される。この際、一次転写ローラ8aには一次転写バイアスが印加される。一次転写後に感光ドラム3a表面に残ったトナー(転写残トナー)は、クリーニング装置4aによって除去される。
このような動作をイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの各画像形成部で順次行い、中間転写ベルト121上で4色のトナー像を重ね合わせる。その後、トナー像の形成タイミングに合わせてカセット9に収容された記録材S或いは給送トレイ10に積載された記録材が二次転写部T2に搬送される。そして、二次転写部T2において、所定の加圧力及び、静電的負荷バイアス(二次転写バイアス)を付与されることで、中間転写ベルト121上の4色のトナー像が、記録材S上に一括で二次転写される。二次転写部T2で転写しきれずに中間転写ベルト121に残留したトナーは、中間転写ベルトクリーナ125により除去される。
次いで、記録材Sは定着手段としての定着装置15に搬送される。定着装置15は、定着ローラ15a及び加圧ローラ15bを備え、定着ローラ15aと加圧ローラ15bとで定着ニップ部を形成する。この定着装置15の定着ニップ部にトナー像が転写された記録材Sを通過させることで、記録材Sが加熱、加圧される。そして、記録材S上のトナーは溶融、混合されて、フルカラーの画像として記録材に定着される。その後、記録材Sは排出ローラ16により排出トレイ17に排出される。これにより、一連の画像形成プロセスが終了する。
なお、記録材の両面に画像形成を行う場合には、片面にトナー像を定着させた記録材を両面搬送路18に搬送し、再度、二次転写部T2に搬送することで裏面に画像形成を行う。
[画像補正]
また、画像形成部2dと二次転写部T2との間で、中間転写ベルト121の表面に対向する位置には、センサユニット200が配設されている。センサユニット200は、後述するように、中間転写ベルト121上のトナー像を検知可能なセンサとしての第1センサ201及び第2センサ202を有する。このようなセンサユニット200は、中間転写ベルト121の回転方向に関して一次転写部T1dの下流側、且つ、二次転写部T2の上流側に配置される。センサユニット200の詳しい位置については後述する。
センサユニット200内には、2つの第1センサ201と、1つの第2センサ202の計3つのセンサが、中間転写ベルト121の回転方向と垂直な方向に略等間隔で配置されている(後述する図4(a)参照)。そして、第1センサ201及び第2センサ202は、中間転写ベルト121上に形成される各色の制御用トナー像を検出する。そして、画像形成装置100の制御部300は、後述するように、各色の色ずれ補正や濃度補正などの画像補正を行う。
なお、制御部300には、CPU(Central Processing Unit:中央演算装置)及びメモリが設けられている。メモリ内にはROM(Read Only Memory)が設けられている。ROMには、制御手順に対応するプログラムなどが格納されている。CPUは、ROMに格納されたプログラムを読み出しながら各部の制御を行うようになっている。また、メモリ内には、作業用データや入力データが格納されたRAM(Randon Access Memory)も設けられている。CPUは、前述のプログラム等に基づいてRAMに収納されたデータを参照して制御を行うようになっている。
画像補正を行う際には、制御部300は、所定のタイミングで中間転写ベルト121上に各色の制御用トナー像を形成する。そして、各色の制御用トナー像を第1センサ201及び第2センサ202で検出する。具体的には、まず、露光装置6a〜6dが感光ドラム3a〜3dの各表面に、各色の制御用トナー像に対応する静電潜像を形成する。形成された静電潜像は、現像装置7a〜7dによって制御用トナー画像として顕在化される。感光ドラム3a〜3d上のトナー画像は、一次転写ローラ8a〜8dにより、所定の加圧力及び、静電的負荷バイアスを付与されることで、中間転写ベルト121に順次、一次転写される。一次転写された中間転写ベルト121上の制御用トナー像は、第1センサ201及び第2センサ202で検出する。検出した制御用トナー像の情報は制御部300で処理され、制御部300は、色ずれ補正量及び濃度補正量を算出し、出力画像にフィードバックする。
即ち、制御部300は、最上流の画像形成部2aで形成された基準色であるイエローの制御用トナー像に対するその他の色の制御用トナー像の位置ずれ量を算出する。制御部300は、算出した色ずれ量から、各画像形成部における露光装置の露光開始位置を調整するなどして、各色の画像の位置を合わせる補正を行う。また、3ヵ所のセンサのうち、真中に配置された第2センサ202は、トナー像の濃度検知センサも兼ねている。したがって、制御部300は、第2センサ202の検出結果から各色の濃度補正量を算出し、例えば、露光装置の露光量や現像装置に現像時に印加されるバイアスなど調整するなどして、各色のトナー像の濃度補正を行う。
[第1センサ及び第2センサ]
次に、センサユニット200の第1センサ201及び第2センサ202について、図2(a)、(b)を用いて説明する。第1センサ201は、光学センサであり、筐体203と、光源204と、正反射受光部205と、基板206と、センサカバー207と有する。なお、図2(a)は、第1センサ201の斜視図であり、図2(b)は、図2(a)の点線で囲まれた部分の内部構造を示す模式図である。図3(a)、(b)も同様である。
光源204(本実施形態ではLED光源)は、筐体203の内部に設けられている。正反射受光部205(本実施形態ではフォトダイオード)は、中間転写ベルト121から反射される正反射光を受光する。基板206は、光源204と正反射受光部205を実装する。センサカバー207は、光を集光するレンズを兼ねた透明な部材(本実施形態ではアクリル製の板)で構成されている。なお、センサカバー207は、基板206の実装面に垂直になるように配置されている。即ち、センサカバー207は、センサユニット200を画像形成装置100に組み付けた状態で、中間転写ベルト121の表面と略平行となるように配置されている。本実施形態では、センサカバー207と中間転写ベルト121の表面との距離は6mm程度に設定した。
一方、第2センサ202は、第1センサ201の構成に加え、筐体203の内部に基板206に実装された乱反射受光部208を有する光学センサである。乱反射受光部208は、中間転写ベルト121から反射される乱反射光を受光する。第2センサ202は、これ以外の構成は第1センサ201と同じであるため、同じ構成には同一の符号を付して説明を省略する。なお、第2センサ202のセンサカバー207と中間転写ベルト121の表面との距離も、6mm程度に設定した。第1センサ201及び第2センサ202は、このように正反射光や乱反射光を検知することで、中間転写ベルト121上の制御用トナー像の位置や濃度を検知する。
[センサユニットの位置]
次に、センサユニット200の位置について、図1及び図3(a)〜(f)を用いて説明する。図1に示したように、本実施形態の画像形成装置100は、記録材を下部にあるカセット9から上方に向かって搬送する、所謂、縦搬送型の構成である。したがって、二次転写部T2は、レジストローラ対12の上方に位置し、センサユニット200は、レジストローラ対12から二次転写部T2に記録材を搬送する搬送経路14と水平方向に隣接する位置に配置されている。言い換えれば、センサユニット200は、水平方向から見た場合に、搬送経路14と重なる位置に配置されている。
特に、センサユニット200は、図3(a)に示すように、二次転写部T2までの中間転写体の表面に沿った距離L1が画像形成可能な最大サイズの記録材の搬送方向の長さ以下となる位置に配置される。例えば、画像形成装置100により画像形成可能な最大サイズがA3縦サイズの場合には、長さが420mmなので、センサユニット200は、距離L1が420mm以下となる位置に配置される。
より好ましくは、センサユニット200は、距離L1が画像形成可能な最小サイズの記録材の搬送方向の長さ以下となる位置に配置する。例えば、画像形成装置100により画像形成可能な最小サイズが封筒の横サイズの場合には、長さが98.4mmなので、センサユニット200は、距離L1が98.4mm以下となる位置に配置されることが好ましい。本実施形態では、L1は、約32.4mmとした。
なお、本明細書で言うセンサユニット200の位置は、それぞれが光学センサである第1センサ201と第2センサ202の中間転写ベルト121に対する光の照射点である。また、二次転写部T2までとは、二次転写部T2において、中間転写ベルト121と二次転写外ローラ124とで記録材を挟持するニップ部の中間転写ベルト121の回転方向中央位置までである。また、記録材の縦サイズの長さとは、記録材の長手方向を搬送方向とした場合の長手方向の長さであり、記録材の横サイズの長さとは、記録材の長手方向に直交する幅方向を搬送方向とした場合の幅方向の長さである。
センサユニット200の位置について、更に詳しく説明する。まず、センサユニット200は、中間転写ベルト121の表面に沿った距離に関して、一次転写部T1dよりも二次転写部T2に近い位置に配置されている。具体的には、センサユニット200の位置と各部の距離との関係が、以下のようになっている。
まず、図3(b)に示すように、二次転写部T2とレジストローラ対12とのそれぞれの位置で記録材を挟持し、且つ、記録材が転写前ガイド13に接触するまで撓んだ状態の、それぞれの挟持位置間の記録材に沿った長さをL2とする。この場合に、L1≦L2を満たす。即ち、L1は、二次転写部T2のニップ部とレジストローラ対12のニップ部との中央位置間で記録材が最大量ループした場合の、この間における記録材の長さL2以下としている。本実施形態では、L2は、約49.4mmとした。
次に、図3(c)に示すように、二次転写部T2とレジストローラ対12とのそれぞれの位置で記録材を挟持するニップ部の中央位置間の直線距離をL3とする。この場合に、L1≦L3を満たす。即ち、L1は、レジストローラ対12と二次転写部T2との直線距離以下である。本実施形態では、L3は、約45.4mmとした。
次に、図3(d)に示すように、二次転写内ローラ122の中心と二次転写前ローラ123の中心との直線距離をL4とする。また、図3(e)に示すように、センサユニット200から一次転写部T1dまでの距離をL5とする。なお、一次転写部T1dまでとは、感光ドラム3dの中心から中間転写ベルト121に下した垂線の位置までとする。更に、図3(f)に示すように、センサユニット200から二次転写前ローラ123までの距離をL6とする。なお、二次転写前ローラ123までとは、二次転写前ローラ123の中心から中間転写ベルト121に下した垂線の位置までとする。
この場合に、L6<L5とする。また、L6<L4とすることが好ましい。即ち、センサユニット200は、二次転写前ローラ123の中心までの中間転写ベルト121の表面に沿った距離L6が、二次転写内ローラ122と二次転写前ローラ123の中心間距離L4よりも短い位置に配置されていることが好ましい。本実施形態では、L4は、約19.2mmとし、L5は、約43.8mmとし、L6は、約3.8mmとした。
即ち、本実施形態では、センサユニット200の位置をできるだけ二次転写前ローラ123側に近づけている。これは、中間転写ベルト121のローラで張架されている部分から離れた位置で中間転写ベルト121の表面をセンサユニット200により検出しようとした場合、中間転写ベルト121のばたつきにより検出精度が低下する虞がある。このため、本実施形態では、中間転写ベルト121の二次転写前ローラ123で張架されている部分に対向するように、或いは、この部分にできるだけ近い部分に対向するようにセンサユニット200を配置している。そして、中間転写ベルト121のばたつきによる検出精度の低下を抑制するようにしている。
[センサユニットの構成]
次に、図4(a)、(b)を用いてセンサユニット200の構成について説明する。センサユニット200は、前述した第1センサ201及び第2センサ202に加え、主として、フレーム209、センサフォルダ210、保護シャッター211、シャッター移動機構212により構成されている。
保持部材としてのフレーム209は、ユニットのベースとなるもので、中間転写ベルト121の回転方向と直交する幅方向に延設され、側壁209aと、側壁209aの両端部に設けられた位置決め部213a、213bとを有する。側壁209aは、第1センサ201及び第2センサ202の側面のうち、搬送経路14が配置された側とは逆側の側面と対向し、センサフォルダ210を介して第1センサ201及び第2センサ202を保持する。即ち、センサフォルダ210は、第1センサ201及び第2センサ202が固定されるものであり、第1センサ201及び第2センサ202は、センサフォルダ210が側壁209aに取り付けられることでフレーム209に保持される。位置決め部213a、213bは、装置本体100A(図1)を構成するフレームの一部に固定される。これにより、センサユニット200が装置本体100A内の所定位置に位置決めされる。
センサユニット200は、中間転写ベルト121の対向する表面に対して垂直方向に対向するように、即ち、第1センサ201及び第2センサ202の検知面201a、202aと中間転写ベルト121の表面とが略平行となるように配置されている。また、センサユニット200は、検知面201a、202aが上方に向くように配置されている。そして、中間転写ベルト121の表面と第1センサ201及び第2センサ202の検知面201a、202aとの距離を一定に保つよう配設されている。なお、検知面201a、202aとは、第1センサ201及び第2センサ202のセンサカバー207の表面である。
また、センサユニット200は、長手方向が中間転写ベルト121の回転方向に直交する幅方向と平行となるように配置されている。そして、中間転写ベルト121の幅方向中央部と対向する位置に第2センサ202を、両端寄り部分と対向する位置にそれぞれ第1センサ201を配置している。なお、第1センサ201及び第2センサ202の数、位置は、これに限定されず、適宜設定可能である。
覆い部材としての保護シャッター211は、第1センサ201及び第2センサ202と中間転写ベルト121との間に第1位置と第2位置とに移動可能に配置される。そして、第1センサ201及び第2センサ202のセンサカバー207を保護する。第1センサ201及び第2センサ202の検知面201a、202aは上方に向いているため、保護シャッター211は、第1センサ201及び第2センサ202の上方に配置されている。保護シャッター211の移動方向は、センサユニット200の長手方向に沿った方向である。
また、保護シャッター211には、2個の第1センサ201に対応した2個の検知孔216a、及び、1個の第2センサ202に対応した1個の検知孔216bが形成されている。検知孔216a、216bは、保護シャッター211が第1位置に位置する場合に、第1センサ201及び第2センサ202の検知面201a、202aを露出させる。そして、検知孔216a、216bは、第1センサ201及び第2センサ202により検知孔216a、216bを介して中間転写ベルト121上(中間転写体上)のトナー像を検知可能に形成されている。また、保護シャッター211は、第2位置に位置する場合に、検知孔216a、216bが形成されていない部分である覆い部211aで、第1センサ201及び第2センサ202の検知面201a、202aを覆う。
シャッター移動機構212は、保護シャッター211を第1位置と第2位置に移動させる。即ち、シャッター移動機構212は、検知孔216a、216bを介して検知面201a、202aが露出する開状態と、保護シャッター211の覆い部211aで検知面201a、202aを覆う閉状態とに保護シャッター211を移動可能である。
[シャッター移動機構]
上述のシャッター移動機構212について、図5(a)、(b)を用いて説明する。図5(a)は、開状態と閉状態の間の保護シャッター211の移動距離を示すべく、上側に閉状態の場合を下側に開状態の場合を並べて示している。シャッター移動機構212は、駆動源としてのソレノイド214とリンク215を有する。保護シャッター211は、制御部300によりソレノイド214が駆動されることで、リンク215を介してセンサユニット200の長手方向に移動する。例えば、ソレノイド214がON(通電)されることで、保護シャッター211は、図5(a)の下側に示す開状態、即ち、第1位置に移動する。一方、ソレノイド214がOFF(非通電)とされることで、保護シャッター211は、図5(a)の上側に示す閉状態、即ち、第2位置に移動する。なお、ソレノイド214のON、OFFと保護シャッター211の移動位置との関係は、上述と逆であっても良い。
保護シャッター211は、上述のように、シャッター移動機構212により開状態と閉状態とに移動する。例えば、所定のタイミングで画像補正を行う場合に、制御部300によりシャッター移動機構212を駆動して、保護シャッター211を第1位置に移動させ、開状態とする。このとき、検知孔216a、216bが、第1センサ201及び第2センサ202のセンサカバー207の上面、即ち、検知面201a、202aと整合する位置(検知面201a、202aを露出する位置)に移動する。この結果、第1センサ201及び第2センサ202の光源204から投射された光が、センサカバー207及び検知孔216a、216bを介して、中間転写ベルト121の表面に結像される。中間転写ベルト121から反射された光は、検知孔216a、216b及びセンサカバー207を介して正反射受光部205及び乱反射受光部208によって受光される。それにより、第1センサ201及び第2センサ202が中間転写ベルト121上の制御用トナー像を検知し、制御部300により画像補正を行える。
一方、例えば、画像補正を行わない場合には、制御部300によりシャッター移動機構212を駆動して、保護シャッター211を第2位置に移動させ、閉状態とする。このとき、検知孔216a、216bから外れた覆い部211aが、第1センサ201及び第2センサ202のセンサカバー207の上面を覆う。この結果、トナーや紙粉などの異物がセンサカバー207の表面に付着しにくくできる。
[センサユニットへの異物の付着]
ここで、保護シャッター211が閉状態となっている場合、検知孔216a、216bが第1センサ201及び第2センサ202のセンサカバー207から外れた位置にある。このため、異物が検知孔216a、216bの下方で、センサユニット200内の第1センサ201及び第2センサ202のセンサカバー207から外れた位置に堆積する場合がある。
特に本実施形態では、上述した様に、センサユニット200は二次転写部T2に近い位置に配置され、その位置をできるだけ二次転写前ローラ123側に近づけている。このため、図6に示すように、センサユニット200が、記録材を二次転写部T2に搬送する搬送経路14と水平方向に隣接した位置に配置されている。
したがって、記録材Sが二次転写部T2に到達した際、記録材Sと転写前ガイド13などで構成される搬送経路14によって、センサユニット200の搬送経路14側が塞がれてしまう。ここで、中間転写ベルト121の回転に伴い発生した気流Aは、装置本体100Aの正面から見て、図6の右方向に流れて、記録材Sや搬送経路14にぶつかる。このため、図6の矢印で示すように、気流Aは、記録材Sや搬送経路14から、センサユニット200の方向に戻る流れとなる。
これにより、記録材Sの搬送中に、ローラや搬送経路14に記録材Sが摺擦することで発生した紙粉やトナーなどの異物は、センサユニット200に向かって流れることになり、センサユニット200に付着し易い。特に、画像形成装置100内の省スペース化に伴い、上述の様に、センサユニット200から二次転写部T2までの距離を短くした場合、センサユニット200と搬送経路14を搬送される記録材S及び搬送経路14との距離も近くなる。このため、気流Aにより運ばれる異物がセンサユニット200に付着し易くなり、以下のように、第1センサ201及び第2センサ202の検知面201a、202aの異物が付着し易くなる虞がある。
この点について、図7(a)、(b)を用いて、後述する切り欠き217、遮蔽部218が無いと仮定して説明する。なお、図7(a)、(b)は、第2センサ202の検知面202aと検知孔216bとの関係を示しているが、第1センサ201の検知面201aと検知孔216aとの関係も同じである。
図7(a)に示すように、保護シャッター211の閉状態では、第1センサ201及び第2センサ202の検知面201a、202aが覆い部211aにより覆われているため、この状態では検知面201a、202aに異物が付着しにくい。但し、気流Aに運ばれた異物は、検知孔216a、216bを通って、検知孔216a、216bの下方に堆積する場合がある。
そして、このように異物が堆積した状態で保護シャッター211を開状態とすべく、図7(b)に示すように、第1位置に移動させると、その動作により堆積した異物を運んでしまう。第1位置では、検知孔216a、216bが第1センサ201及び第2センサ202の検知面201a、202aと整合するため、保護シャッター211の移動に伴って運ばれた異物が、検知面201a、202aに付着する虞がある。そこで、本実施形態では、以下の構成により、異物による検知面201a、202aの汚れを低減している。
[フレームの切り欠き]
センサユニット200の側壁209aと、レジストローラ対12から二次転写部T2に記録材を搬送する搬送経路14との間に、第1センサ201及び第2センサ202が配置されている。言い換えれば、センサユニット200のうち、搬送経路14から戻ってくる気流Aの下流側に配置されている。そして、図7(a)に示すように、側壁209aは、保護シャッター211の移動方向に関して、保護シャッター211が第2位置に位置するときの検知孔216a、216bの位置と重なる位置において、開口部としての切り欠き217が形成されている。切り欠き217は、側壁209aの高さが保護シャッター211の下面よりも下方となるように形成されている。また、切り欠き217の底面217aの高さは、保護シャッター211の移動方向に関して、検知面201a、202aと重なる位置における側壁209aの高さよりも低い。本実施形態では、切り欠き217は、保護シャッター211が第2位置に位置する状態(閉状態)で検知孔216a、216bと整合する位置に形成されている。即ち、切り欠き217は、閉状態での検知孔216a、216bと対向する側壁209aの上端の各位置から下方に切り欠かれるように形成されている。
このように、戻ってくる気流Aの下流側の側壁209aに切り欠き217を形成することで、保護シャッター211が閉状態の時、気流Aにより運ばれて検知孔216a、216bを通過した異物が切り欠き217を通り抜ける。そして、異物がセンサユニット200外に流れ落ちて、検知孔216a、216bの下方に異物が蓄積する量を低減することができる。
切り欠き217は、底面217aと保護シャッター211との距離が、保護シャッター211と検知面201a、202aとの距離以上となるように形成されている。即ち、切り欠き217の深さが、保護シャッター211から検知面201a、202aまでの距離以上である。また、切り欠き217の保護シャッター211の移動方向の長さは、検知孔216a、216bの移動方向の長さ以上であることが好ましい。このように切り欠き217の深さ及び長さを規定することで、検知孔216a、216bを通過した異物が切り欠き217から、より確実に排出され易くできる。
但し、切り欠き217は、保護シャッター211の移動方向に関して、第1センサ201、202の検知面201a、202aと重ならない位置に形成する。これは、検知孔216a、216bを通過した異物が切り欠き217から排出される際に、異物が検知面201a、202aに付着することを抑制するためである。
なお、側壁209aは、第1センサ201、202に対して、搬送経路14が設けられている側とは逆側の面に対向して設けられているが、搬送経路14が設けられている側については特に規制はなく、側壁209aの強度などの関係で適宜設定する。本実施形態では、保護シャッター211の移動方向に関して、切り欠き217は、長さが検知孔216a、216bの長さよりも長く、且つ、切り欠き217の両端部が検知孔216a、216bの両端部よりも外側に位置するように形成されている。また、保護シャッター211の移動方向に関して、切り欠き217の位置は、検知面201a、202aと重ならなければ第1センサ201及び第2センサ202の基板206とは重なっても良いが、図示の例では、基板206と重ならない位置としている。
このように切り欠き217を設けることで、検知孔216a、216bからセンサユニット200側に侵入した異物が、切り欠き217から排出され、第2位置にある検知孔216a、216bの下方に異物が堆積しにくくできる。このため、第1センサ201及び第2センサ202で制御用トナー像の検知を行うべく、保護シャッター211を第1位置に移動させて開状態とした場合に、この移動により運ばれる異物の量を低減できる。そして、異物が検知面201a、202aに付着しにくくできる。
[遮蔽部]
また、本実施形態では、図7(a)に示すように、保護シャッター211が第2位置に位置する状態で、検知孔216a、216bと第1センサ201及び第2センサ202との間に、それぞれ遮蔽部218を設けている。遮蔽部218は、保護シャッター211と第1センサ201及び第2センサ202との間の空間219に設けられている。そして、遮蔽部218は、空間219のうち、保護シャッター211の移動方向に関して検知孔216a、216bと第1センサ201及び第2センサ202の検知面201a、202aとの間の少なくとも一部を遮る。本実施形態では、遮蔽部218は、保護シャッター211から空間219側(空間側)に突出するように形成された突出部である。なお、遮蔽部218は、保護シャッター211以外に、例えば、フレーム209やセンサフォルダ210に設けても良い。例えば、遮蔽部を、フレーム209やセンサフォルダ210から空間219側に突出するように形成しても良い。
このように遮蔽部218を設けることで、検知孔216a、216bからセンサユニット200内に侵入した異物が、第1センサ201及び第2センサ202の検知面201a、202a側に侵入しにくくできる。この結果、異物が検知面201a、202aに、より付着しにくくできる。
[本実施形態の効果の確認]
次に、本実施形態の効果を確認するために行った実験について、図8及び図9を用いて説明する。図8は、複数の条件における、二次転写部T2を通過する記録材の枚数(記録材通過枚数)と、第1センサ201及び第2センサ202の光源204としてのLDE入力値との関係を示している。即ち、図8の横軸は、二次転写部T2を通過した記録材の枚数である。図8の縦軸は、中間転写ベルト121の表面からの反射光を正反射受光部205が受光した場合に、正反射受光部205が所定の出力電圧となる際の、初期(通過枚数0枚)の光源電流値(LED入力値)に対するLED入力値の変化量である。
即ち、第1センサ201及び第2センサ202の検知面201a、202aに異物が付着すると、正反射受光部205で受光できる光量が少なくなる。このため、正反射受光部205が所定の出力電圧となるために、光源204の光量を上げていく。即ち、LED入力値を上げていく。したがって、LED入力値が低いほど、検知面201a、202aへの異物の付着量は少なく、LED入力値が高いほど、異物の付着量が多いことになる。本実施形態では、初期の光源電流値は9mA程度であり、最大の光源電流値は18.75mAである。
実験では、中間転写ベルト121の表面からの反射光を正反射受光部205で検知した際の出力(下地光量)が2.3Vになるよう、光源204のLED入力値を調整した。下地光量が2.3Vを下まわると、制御用トナー像からの反射光を検知した際の出力と下地光量との差分が十分に取れなくなり、センサの検知精度が低下するためである。
図9は、上述の複数の条件を説明するための図で、切り欠き217の底面217aと第1センサ201及び第2センサ202の検知面201a、202aとの関係を示している。図8及び図9に示す条件(1)〜(5)は、切り欠きの有無、サイズ、遮蔽部の有無である。図9に示すように、保護シャッター211から切り欠き217の底面217aまでの距離をz1、保護シャッター211から検知面201a、202aまでの距離をz2とする。
この場合に、条件(1)は、z1≦0(z1がマイナスの場合は、切り欠き217の底面217aの位置が、保護シャッター211よりも上方と定義する)とした、即ち、切り欠き217が形成されていないセンサユニットを用いた。条件(2)は、z1<z2とした。即ち、切り欠きはあるが、切り欠き217の底面217aが検知面201a、202aよりも上方に位置するセンサユニットを用いた。条件(3)は、z1=z2とした。即ち、切り欠き217の底面217aと検知面201a、202aとが同じ高さのセンサユニットを用いた。条件(4)は、z1>z2とした。即ち、切り欠き217の底面217aが検知面201a、202aよりも低いセンサユニットを用いた。条件(5)は、条件(4)に加えて、保護シャッター211に遮蔽部218を設けたセンサユニットを用いた。
実験では、これらの条件のセンサユニットを図6に示したような位置に設け、それぞれ画像形成を行い、記録材の通過枚数に対するLED入力値を調べた。この結果を図8に示す。
図8から明らかなように、切り欠き217がない条件(1)の場合には、記録材の通過枚数が15万枚程度で、検知面201a、202aが異物により汚れ、センサによる検知が不能となった。一方、条件(2)〜(4)のように、切り欠き217を設け、切り欠き217の底面217aの高さが低くなるにつれ、検知面201a、202aの異物の汚れが少なくなっていくことがわかった。なお、条件(3)と条件(4)の結果はほぼ同等となるため、切り欠き217の底面217aの高さは、検知面201a、202aの高さ以下、即ち、z1≧z2であれば良いことがわかった。以上、まとめると、本実施形態における好ましい形態は、条件(3)、(4)のように、z1≧z2であることが好ましい。但し、条件(2)のように、z1<z2の場合であれば、異物による汚れを低減する効果を得ることができる。
上述の本実施形態では、z1≒z2となるように、切り欠き217の大きさを設定している。また、条件(5)のように、保護シャッター211に遮蔽部218を設けることで、更に検知面201a、202aの汚れが少なくなることがわかった。本実施形態は、遮蔽部218を設けているので、条件(5)と同様に、長期に亙る画像形成において、検知面201a、202aの汚れを低減できることがわかった。なお、本実施形態では、切り欠き217が設けられていない箇所におけるフレーム209の高さは、保護シャッター211の下面よりも高い位置に設けられているが、保護シャッター211の下面よりも低い位置であってもよい。切り欠き217が設けられていない箇所におけるフレーム209の高さは、好ましくは、保護シャッター211と同等もしくはそれよりも高い位置にあることが好ましい。
以上より、本実施形態の構成によれば、検知面201a、202aに異物が付着しにくくできる。この結果、第1センサ201及び第2センサ202による制御用トナー像の検知精度を長期に亙って確保できる。この結果、長期に亙って、色ずれや濃度ムラといった画像不良の発生を抑制でき、高品質な画像形成装置を提供することが可能である。
<他の実施形態>
中間転写体は、無端状のベルト以外に、例えば、ドラムであっても良い。中間転写体上のトナー像を検知するセンサは、上述の光学センサ以外の構成でも良く、例えば、イメージセンサによりトナー像を検知するものであっても良い。要は、検知面を介してトナー像を検知する構成であれば、特にセンサの検知構成を限定するものではない。
上述の実施形態では、二次転写内ローラ122の上流側に二次転写前ローラ123を設けたが、二次転写前ローラ123は省略しても良い。この場合、例えば、センサユニット200をできるだけ、二次転写内ローラ122に近い位置に設ける。
また、センサユニットの側壁に設けられる開口部は、切り欠き以外でも良く、例えば、孔でも良い。例えば、センサの焦点距離が大きく、保護シャッター211と検知面201a、202aとの距離が大きい場合には、切り欠きに代えて孔とすることができる。この場合に、孔の保護シャッター211とは反対側の底部の位置は、切り欠き217の底面217aと同様の条件を満たすことが好ましい。即ち、開口部は、保護シャッター211の移動方向に関して、保護シャッター211が第2位置に位置するときの検知孔216a、216bの位置と重なる位置に形成されている。且つ、開口部は、上下方向に関して、少なくとも保護シャッター211とセンサ201、202の検知面201a、202aとの間に形成されている。開口部が孔の形態の場合、孔が設けられている最高点は、検知面201a、202aの高さよりも高い位置とする。
更に、上述の実施形態では、切り欠き217の底面217aと検知面201a、202aとの関係は、z1≧z2を満たすようにしたが、z1<z2であっても良い。図8に示したように、z1<z2である条件(2)であっても、切り欠きが形成されていない条件(1)よりも効果があるので、切り欠き217が条件(2)を満たす構成であっても良い。
3a、3b、3c、3d・・・感光ドラム(像担持体)/12・・・レジストローラ対(搬送手段、搬送ローラ対)/121・・・中間転写ベルト(中間転写体)/122・・・二次転写内ローラ(第1張架ローラ)/123・・・二次転写前ローラ(第2張架ローラ)/124・・・二次転写外ローラ(二次転写部材)/201・・・第1センサ(センサ)/202・・・第2センサ(センサ)/201a、202a・・・検知面/209・・・フレーム(保持部材)/209a・・・側壁/211・・・保護シャッター(覆い部材)/216a、216b・・・検知孔/217・・・切り欠き(開口部)/217a・・・底面/218・・・遮蔽部/T1a、T1b、T1c、T1d・・・一次転写部/T2・・・二次転写部

Claims (12)

  1. 像担持体と、
    回転可能で、一次転写部で前記像担持体からトナー像が転写される中間転写体と、
    前記中間転写体との間で、前記中間転写体から記録材にトナー像を転写する二次転写部を形成する二次転写部材と、
    前記二次転写部に記録材を搬送可能な搬送手段と、
    前記中間転写体の回転方向に関して前記一次転写部の下流側、且つ、前記二次転写部の上流側で、前記二次転写部までの前記中間転写体の表面に沿った距離が画像形成可能な最大サイズの記録材の搬送方向の長さ以下となる位置に配置され、前記中間転写体上のトナー像を検知可能なセンサと、
    前記センサと前記中間転写体との間に第1位置と第2位置とに移動可能に配置され、前記第1位置で前記センサの検知面を露出させて前記中間転写体上のトナー像を検知可能に形成された検知孔を有し、前記第2位置で前記検知孔が形成されていない部分で前記検知面を覆う覆い部材と、
    前記中間転写体の回転方向と直交する幅方向に延設され、前記センサを保持する保持部材であって、前記センサの側面のうち前記搬送手段から前記二次転写部に記録材を搬送する搬送経路が配置された側とは逆側の側面と対向する側壁を有する保持部材と、を備え、
    前記側壁は、前記覆い部材の移動方向に関して、前記覆い部材が前記第2位置に位置するときの前記検知孔の位置と重なる位置において、前記側壁の高さが前記覆い部材の下面よりも下方となるように切り欠きが形成され、前記切り欠きの底面の高さは、前記覆い部材の移動方向に関して、前記検知面と重なる位置における前記側壁の高さよりも低い、
    ことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記センサは、前記中間転写体の表面に沿った距離に関して、前記一次転写部よりも前記二次転写部に近い位置に配置されている、
    ことを特徴とする、請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記搬送手段は、記録材の搬送方向に関して、前記二次転写部の直上流に設けられた搬送ローラ対であり、
    前記センサは、前記二次転写部までの前記中間転写体の表面に沿った距離が、前記搬送ローラ対と前記二次転写部との直線距離以下となる位置に配置されている、
    ことを特徴とする、請求項1又は2に記載の画像形成装置。
  4. 前記センサは、前記二次転写部までの前記中間転写体の表面に沿った距離が画像形成可能な最小サイズの記録材の搬送方向の長さ以下となる位置に配置されている、
    ことを特徴とする、請求項1ないし3のうちの何れか1項に記載の画像形成装置。
  5. 前記二次転写部は、前記搬送手段の上方に位置し、
    前記センサは、前記搬送経路と水平方向に隣接する位置に配置されている、
    ことを特徴とする、請求項1ないし4のうちの何れか1項に記載の画像形成装置。
  6. 前記センサは、前記検知面が上方に向くように配置され、
    前記覆い部材は、前記センサの上方に配置されている、
    ことを特徴とする、請求項1ないし5のうちの何れか1項に記載の画像形成装置。
  7. 前記切り欠きの前記覆い部材の移動方向の長さは、前記検知孔の前記移動方向の長さ以上である、
    ことを特徴とする、請求項1ないし6のうちの何れか1項に記載の画像形成装置。
  8. 前記切り欠きは、前記覆い部材の移動方向に関して、前記センサの検知面と重ならない位置に形成されている、
    ことを特徴とする、請求項1ないし7のうちの何れか1項に記載の画像形成装置。
  9. 前記覆い部材が前記第2位置に位置する状態で、前記覆い部材と前記センサとの間の空間のうち、前記覆い部材の移動方向に関して前記検知孔と前記センサの検知面との間の少なくとも一部を遮る遮蔽部を有する、
    ことを特徴とする、請求項1ないし8のうちの何れか1項に記載の画像形成装置。
  10. 前記遮蔽部は、前記覆い部材から前記空間側に突出するように形成されている、
    ことを特徴とする、請求項9に記載の画像形成装置。
  11. 前記中間転写体は、無端状の中間転写ベルトであり、
    前記二次転写部材と対向する位置で前記中間転写ベルトを張架する第1張架ローラと、
    前記中間転写ベルトの回転方向に関して、前記一次転写部よりも下流側で前記第1張架ローラよりも上流で前記中間転写ベルトを張架する第2張架ローラと、を有し、
    前記センサは、前記第2張架ローラの中心までの前記中間転写ベルトの表面に沿った距離が、前記第1張架ローラと前記第2張架ローラの中心間距離よりも短い位置に配置されている、
    ことを特徴とする、請求項1ないし10のうちの何れか1項に記載の画像形成装置。
  12. 像担持体と、
    回転可能で、一次転写部で前記像担持体からトナー像が転写される中間転写体と、
    前記中間転写体との間で、前記中間転写体から記録材にトナー像を転写する二次転写部を形成する二次転写部材と、
    前記二次転写部に記録材を搬送可能な搬送手段と、
    前記中間転写体の回転方向に関して前記一次転写部の下流側、且つ、前記二次転写部の上流側に配置され、前記中間転写体上のトナー像を検知可能なセンサと、
    前記センサと前記中間転写体との間に第1位置と第2位置とに移動可能に配置され、前記第1位置で前記センサの検知面を露出させて前記中間転写体上のトナー像を検知可能に形成された検知孔を有し、前記第2位置で前記検知孔が形成されていない部分で前記検知面を覆う覆い部材と、
    前記中間転写体の回転方向と直交する幅方向に延設され、前記センサを保持する保持部材であって、前記センサの側面のうち前記搬送手段から前記二次転写部に記録材を搬送する搬送経路が配置された側とは逆側の側面と対向する側壁を有する保持部材と、を備え、
    前記側壁は、前記覆い部材の移動方向に関して、前記覆い部材が前記第2位置に位置するときの前記検知孔の位置と重なる位置で、且つ、上下方向に関して、少なくとも前記覆い部材と前記センサの検知面との間に開口部が形成されている、
    ことを特徴とする画像形成装置。
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