JP2018101004A - 光分岐導波路及び光モジュール - Google Patents

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Abstract

【課題】光路を簡易に分岐することが可能な光分岐導波路及び光モジュールを提供すること。【解決手段】基板41と、基板41の上に設けられた第1の光導波路43aと、基板41の上に設けられ、第1の光導波路43aに近接した第2の光導波路43bと、第1の光導波路43aの第1の部位P1と第2の光導波路43bの第2の部位P2の一方を覆い、かつ他方に重なる開口47aを備えたクラッド層47とを有し、第1の部位P1における第1の光導波路43aの等価屈折率と、第2の部位P2における第2の光導波路43bの等価屈折率が、開口47aに樹脂49が存在する状態と存在しない状態のいずれか一方のときに等しくなる光分岐導波路40による。【選択図】図4

Description

本発明は、光分岐導波路及び光モジュールに関する。
光通信技術は、大容量の情報を高速で伝送することが可能なため、長距離の基幹通信システムにおいては既に実用化されている。
また、光ファイバにより複数の計算機同士を接続したり、計算機内部の配線基板同士を光ファイバで接続したりする技術も開発されている。その技術においては、光ファイバに接続された光トランシーバ等の光モジュールにおいて光信号から電気信号への変換が行われる。
光モジュールには光信号を伝送するための光導波路が設けられるが、光導波路を複数の光路に分岐するデバイスは光分岐導波路と呼ばれる。その光分岐導波路を利用することにより光路のバリエーションを増やすことが可能となる。
しかしながら、光路を簡易に分岐することが可能な光分岐導波路はいまだに開発されていない。
特開平10−186153号公報 特開昭63−70219号公報 特開2012−181433号公報 特開2011−191647号公報 国際公開第2016/052343号 LUXTERA社、"Light source approach for silicon photonics transceivers"、[online]、2016年11月8日検索、インターネット(URL: <http://www.ecoc2014.org/uploads/Workshops/WS1/ECOC2014_WS1_Peter%20De%20Dobbelaere.pdf>)
本発明は、光路を簡易に分岐することが可能な光分岐導波路及び光モジュールを提供することを目的とする。
一つの態様では、光分岐導波路は、基板と、前記基板の上に設けられた第1の光導波路と、前記基板の上に設けられ、前記第1の光導波路に近接した第2の光導波路と、前記第1の光導波路の第1の部位と前記第2の光導波路の第2の部位の一方を覆い、かつ他方に重なる開口を備えたクラッド層とを有し、前記第1の部位における前記第1の光導波路の等価屈折率と、前記第2の部位における前記第2の光導波路の等価屈折率が、前記開口に樹脂が存在する状態と存在しない状態のいずれか一方のときに等しくなる。
一つの側面として第1の部位における第1の光導波路の等価屈折率と、第2の部位における第2の光導波路の等価屈折率が、クラッド層の開口に樹脂が存在する状態と存在しない状態のいずれか一方のときに等しくなる。そのため、これらの等価屈折率が等しい場合には第1の光導波路から第2の光導波路に光路が分岐し、これらの等価屈折率が等しくない場合には光路の分岐が生じない。これにより、開口に樹脂を充填するか否かに応じ、簡単に光路を切り替えることが可能となる。
図1は、本願発明者が検討した第1例に係る光モジュールの平面図である。 図2は、本願発明者が検討した第2例に係る光モジュールの平面図である。 図3(a)は、第1実施形態に係る光分岐導波路の平面図であり、図3(b)は図3(a)のI-I線に沿う断面図である。 図4(a)は、樹脂が存在しない場合の第1実施形態に係る光分岐導波路の動作について説明するための平面図であり、図4(b)は図4(a)のI-I線に沿う断面図である。 図5は、樹脂が存在する場合の第1実施形態に係る光分岐導波路の動作について説明するための平面図である。 図6(a)は、第1実施形態において開口内を空気にした場合の光信号の強度をシミュレーションして得られた図であり、図6(b)は、この場合の第1の光導波路と第2の光導波路の各々を伝搬する光信号の強度を示すグラフである。 図7(a)は、第1実施形態において開口に樹脂を充填した場合の光信号の強度をシミュレーションして得られた図であり、図7(b)は、この場合の第1の光導波路と第2の光導波路の各々を伝搬する光信号の強度を示すグラフである。 図8は、第1実施形態のパターン1に係る光分岐導波路の模式平面図である。 図9は、第1実施形態のパターン2に係る光分岐導波路の模式平面図である。 図10は、第1実施形態のパターン3に係る光分岐導波路の模式平面図である。 図11は、第1実施形態のパターン4に係る光分岐導波路の模式平面図である。 図12(a)、(b)は、第1実施形態に係る光分岐導波路の製造途中の断面図(その1)である。 図13(a)、(b)は、第1実施形態に係る光分岐導波路の製造途中の断面図(その2)である。 図14は、第1実施形態に係る光分岐導波路の製造途中の断面図(その3)である。 図15は、第2実施形態に係る光モジュールの平面図である。 図16は、第3実施形態に係る光モジュールの平面図である。
本実施形態の説明に先立ち、本願発明者が検討した事項について説明する。
光トランシーバ等の光モジュールにおいて光信号の経路を簡易的に切り替えることができると様々な点で便利である。
以下に、光信号の経路を切り替えることが可能な光モジュールについて説明する。
(第1例)
図1は、第1例に係る光モジュールの平面図である。
この光モジュール1は、光トランシーバであって、基板2と、その上に形成された第1の光導波路3及び第2の光導波路4を備える。
基板2は、最上層にシリコン層を備えたSOI(Silicon On Insulator)基板であって、フォトリソグラフィによりそのシリコン層を線状にパターニングすることにより各光導波路3、4が形成される。このようにシリコン層の加工技術を利用した光デバイスの製造方法はシリコンホトニクスとも呼ばれる。
第1の光導波路3の両端には、それぞれ発光素子5と第1のグレーティングカプラ6とが設けられる。このうち、発光素子5は光信号Sを出力するレーザダイオードであり、その光信号Sは第1のグレーティングカプラ6から外部に出力される。
また、第1の光導波路3の途中には、発光素子5から出力された光信号Sを電気信号に基づいて変調するための変調器7が設けられる。
一方、第2の光導波路3の両端には、それぞれ受光素子8と第2のグレーティングカプラ9が設けられる。このうち、受光素子8はフォトダイオードであり、第2のグレーティングカプラ9が受けた外部の光信号Sを受光して電気信号に変換する。
そして、第1の光導波路3と第2の光導波路4の各々の途中には、光モジュール1の試験に使用する第1の光スイッチSW1と第2の光スイッチSW2が設けられる。これらの光スイッチSW1、SW2は、不図示の電極に印加する電圧に応じて光路を切り替える機能を有しており、光路の切り替え先となるバイパス導波路14に接続される。
バイパス光導波路14は、第1及び第2の光導波路3、4と同様に、SOI基板のシリコン層を線状にパターニングすることにより作製される。そして、各光スイッチSW1、SW2の分岐先がバイパス光導波路14のときに、第1の光導波路2と第2の光導波路3とがバイパス光導波路14によってバイパスされる。
このような光モジュール1においては、製造が終了した時点でその性能を確認するための試験が行われるが、上記のように第1の光スイッチSW1や第2の光スイッチSW2を光モジュール1に設けることでその試験を以下のように簡単に行うことができる。
例えば、変調器7に対する試験を考える。第1のスイッチSW1がない場合にその試験を行うには、試験用の外部の光回路を光ケーブルを介して第1のグレーティングカプラ6に接続する。そして、発光素子5から出力された光信号Sが変調器7で設計通りに変調されているかをその外部の光回路で確かめる。
この場合、第1のグレーティングカプラ6と光ケーブルとを高精度に位置合わせするのが難しく、試験の準備時間が長くなってしまうという問題がある。特に、シリコンホトニクスを利用して作製された光モジュール1は、光ファイバとの位置合わせを1μm程度の高精度で行う必要があるシングルモードで使用されることが多く、試験の準備が一層難しくなってしまう。
これに対し、この例のように光モジュール1に第1及び第2の光スイッチSW1、SW2を設けておけば、試験時に各光スイッチSW1、SW2の分岐先をバイパス光導波路14とすることで、発光素子5の光信号Sをバイパス光導波路14を介して受光素子8に導ける。
そのため、光信号Sが変調器7において設計通りに変調されているか否かを受光素子8を利用して試験することが可能となり、外部の試験用の光回路を準備する手間が省ける。
しかしながら、これらの光スイッチSW1、SW2は試験のときのみに使用され、光モジュール1を製品として出荷した後に実使用下においてスイッチSW1、SW2を使用することはない。スイッチSW1、SW2を駆動するには専用の電気回路が必要であり、試験時にのみ使用する光スイッチSW1、SW2のためにその電気回路を形成するのはコスト面で割に合わない。
しかも、実使用下においてバイパス光導波路14に光信号が分岐しないように各光スイッチSW1、SW2を設定しても、これらの光スイッチには無視できない量の損失がある。また、各光導波路3、4を通る光信号Sの一部がバイパス光導波路14に漏れてしまい、これらの光導波路3、4の間でクロストークが発生してしまうこともある。
(第2例)
図2は、第2例に係る光モジュールの平面図である。
この光モジュール20は、複数の光信号を入出力可能なデバイスであって、基板21と、その上に形成された各光信号を入出力する光集積回路22とを備える。
第1例と同様に、基板21はSOI基板であって、その最上層のシリコン層を線状にパターニングすることにより各光信号に対応した複数の光導波路23〜25が形成される。そして、光導波路23〜25の各々は、光集積回路22に接続される。
また、各光導波路23〜25は互いに並行しており、最も外側の光導波路24、25にはそれぞれ第1のスイッチSW1と第2のスイッチSW2が設けられる。
これらの光スイッチSW1、SW2は、不図示の電極に印加する電圧に応じて光路を切り替える機能を有し、光路の切り替え先となるバイパス導波路30に接続される。
バイパス光導波路30は、各光導波路23〜25と同様にSOI基板のシリコン層を線状にパターニングすることにより作製され、各光スイッチSW1、SW2の分岐先がバイパス光導波路30のときに外側の光導波路24、25同士をバイパスする。
実使用下においては、光モジュール20は、複数の光ファイバ31〜33を備えたファイバアレイ34と接続することにより使用される。このとき、各光導波路23〜25と各光ファイバ31〜33とが位置ずれをしているとこれらの間で光信号の授受ができなくなる。
本例では上記のように光モジュール20に光スイッチSW1、SW2を設けたため、各光導波路23〜25と各光ファイバ31〜33とが位置ずれをしているか否かの試験を以下のように簡単に行うことができる。
その試験においては、まず、各光スイッチSW1、SW2の分岐先をバイパス光導波路30とする。そして、この状態で外側の光ファイバ31から試験用の光信号Sを入力する。
このとき、光モジュール20とファイバアレイ34とが位置ずれをしていなければ、その光信号Sはバイパス光導波路30を介して外側の光ファイバ33から外部に出力されるため、光ファイバ33から光信号Sが出力されるか否かで位置ずれを検出できる。
しかしながら、第1例と同様に光スイッチSW1、SW2は試験のときのみに使用され、光モジュール20を製品として出荷した後に実使用下でスイッチSW1、SW2を使用することはなく、試験のためのみに光スイッチSW1、SW2を形成するのは割に合わない。
以下に、このようにスイッチを用いることなく光路を簡易に切り替えることが可能な各実施形態について説明する。
(第1実施形態)
本実施形態では、簡易に光路を切り替えることが可能な光分岐導波路について説明する。
図3(a)は、本実施形態に係る光分岐導波路の平面図である。
図3(a)に示すように、この光分岐導波路40は、シリコン基板41とその上に形成された厚さが2μm〜3μm程度の酸化シリコン層42とを有する。
その酸化シリコン層42の上には、第1及び第2の光導波路43a、43bが互いに近接して設けられる。これらの光導波路43a、43bは厚さが200nm程度のシリコン層を線状にパターニングすることにより形成され、酸化シリコン層42が各光導波路43a、43bの下部クラッド層として機能する。
また、このようにシリコンを材料とする光導波路43a、43bには、波長が1.3μm〜1.5μm程度の赤外領域の光信号Sが入力される。
各光導波路43a、43bのレイアウトは特に限定されない。この例では、各光導波路43a、43bの間で光路が切り替わるように、シリコン基板41の一部領域Rにおいてこれらの光導波路43a、43bを並行させる。
また、光導波路43a、43bの上にはクラッド層47として酸化シリコン層が1μm程度の厚さに形成されており、そのクラッド層47により第1の光導波路43aが覆われる。
更に、クラッド層47には平面視で矩形状の開口47aが形成される。開口47aは、第2の光導波路43bに重なる位置に設けられており、開口47aには樹脂49が充填される。
なお、開口47aは、平面視で第2の光導波路43bのみに重なるように形成されており、第1の光導波路43aには重ならない。
図3(b)は、図3(a)のI-I線に沿う断面図である。
図3(b)に示すように、第1の光導波路43aは、クラッド層47によってその側面と上面が覆われる。
一方、開口47a内の第2の光導波路43bは、その側面と上面が樹脂49によって覆われる。
樹脂49は、酸化シリコン層42とクラッド層47の各々の屈折率(1.45程度)以上の1.50〜1.55程度の屈折率を有する光学接着剤である。この例では、不図示のディスペンサによって開口47a内に樹脂49を充填した後、自然乾燥、紫外線照射、及び加熱のいずれかの方法により樹脂49を固化する。
なお、固体の樹脂49に代えて、クラッド層47以上の屈折率を有する液状の樹脂であるグリセリン(屈折率:1.47)や食用オイル(屈折率:1.46〜1.47)を開口47aに充填してもよい。
このような光分岐導波路40においては、開口47aに樹脂49が存在するか否かに応じ、以下のように光路を切り替えることができる。
図4(a)は、樹脂49が存在しない場合の光分岐導波路40の動作について説明するための平面図であり、図4(b)は図4(a)のI-I線に沿う断面図である。
図4(a)、(b)の例では、開口47aに樹脂49を充填しておらず、開口47aには空気が存在している。
また、第1の光導波路43aは、その延在方向に沿って第1の幅Waが一定の線状である。第1の幅Waは特に限定されないが、この例では第1の幅Waを200nm程度とする。
一方、第2の光導波路43bは、先端に近づくにつれて第2の幅Wbが狭くなるテーパ状である。この例では、第2の幅Wbの最小値Wbminと最大値Wbmaxの各々を第1の幅Waよりも広くする。例えば、最小値Wbminは例えば220nm程度であり、最大値Wbmaxは例えば250nm程度である。
なお、第1の光導波路43aと第2の光導波路43bとの間隔qは、これらの光導波路43a、43bの間を光信号Sが移ることができる程度に狭くするのが好ましく、この例では間隔qを500nmとする。
ここで、第1の光導波路43aと第2の光導波路43bの構造が似ていると、第1の光導波路43aを通る光信号Sが第2の光導波路43bに移ったり、逆に第2の光導波路43bから第1の光導波路43aに光信号Sが移ったりすることがある。
各光導波路43a、43b間での光信号Sの乗り移り易さを表す指標として、本実施形態ではこれらの光導波路43a、43bの等価屈折率を採用する。
光導波路の等価屈折率は、光導波路自身の屈折率、光導波路の幅、及び光導波路の周囲の屈折率によって定まる。
例えば、光導波路の周囲の屈折率が小さくなると、その光導波路の等価屈折率も低くなる。
そして、第1の光導波路43aと第2の光導波路43bの各々の等価屈折率が近いほど、これらの光導波路43a、43bの間で光信号Sが乗り移り易くなる。
言い換えると、二つの光導波路の等価屈折率が近いと、光信号Sから見たときの各光導波路の幅が同じように見える。よって、光信号Sから見たときの各光導波路の幅が同じ場合に光路の切り替わりが発生するとも言える。
図4(a)に示されるように、第1の光導波路43aの周囲にはクラッド層47が存在しているのに対し、開口47aから露出している部分の第2の光導波路43bの周囲には空気が存在しており、両者の周囲の屈折率は異なる。
よって、第1の光導波路43aと第2の光導波路43bの幅が全く同一であると、それらの等価屈折率が異なることになる。特に、開口47a内を空気にすると、開口47a内をクラッド層47にした場合と比較して、光信号Sから見たときの第2の光導波路43bの幅を狭くするのと等価になる。
これでは光信号Sから見たときに各光導波路43a、43bの等価屈折率が異なってしまい、各光導波路43a、43bの間を光信号Sが移ることができない。
そこで、この例では第2の光導波路43bの第2の幅Wbの最大値Wbmaxを第1の光導波路43aの第1の幅Waよりも太くすることにより、光信号Sから見たときの各光導波路43a、43bの等価屈折率を同一にする。
これにより、第1の光導波路43aを通る光信号Sが第2の光導波路43bに移るようになり、光信号Sの光路を第1の光導波路43aから第2の光導波路43bに切り替えることができる。
このような光路の切り替わりは、第1の光導波路43aと第2の光導波路43bの各々の等価屈折率が等しい部位の近傍で発生する。
図4(a)の例では、第1の光導波路43aの第1の部位P1と第2の光導波路43bの第2の部位P2において各光導波路43a、43bの等価屈折率が等しく、これらの部位P1、P2の近傍で光路が切り替わることを想定している。
その等価屈折率は前述のように光導波路の幅に依存するため、製造誤差等によって各光導波路43a、43bの幅がばらついていると等価屈折率が等しくなる部位P1、P2が発生し難くなる。
この例では、第2の光導波路43bをテーパ状にしたことにより、各光導波路43a、43bの幅がばらついても、部位P1と同じ等価屈折率の部位P2をテーパ状の第2の光導波路43aに発生させることができる。
特に、各光導波路43a、43bの間隔p(図4(b)参照)は、開口47aの側面が第2の光導波路43bに重ならないようにするために広げるのが好ましいが、そうすると部位P1、P2を発生させるための光導波路43a、43bの幅のばらつきが許容され難くなる。そのため、テーパ状の第2の光導波路43bは、開口47aに起因して間隔pを広げた場合に特に実益がある。
次に、図4(a)、(b)と同じ構造の光分岐導波路40において、開口47aに樹脂49を充填した場合の動作について説明する。
図5は、樹脂49が存在する場合の光分岐導波路40の動作について説明するための平面図である。
なお、各光導波路43a、43bの幅は図4(a)におけるのと同じなので、その詳細は省略する。
前述のように、樹脂49の屈折率はクラッド層47の屈折率以上の値を有している。そのため、開口47aに樹脂49を充填すると、樹脂49が存在しない場合と比較して第2の光導波路43bの等価屈折率が変化し、光信号Sから見て第2の光導波路43bの幅を広くしたのと同等の効果が得られる。
その結果、光信号Sから見ると、第1の光導波路43aと第2の光導波路43bの各々の構造が異なるようになり、光信号Sは第2の光導波路43bに分岐せずに第1の光導波路43aを直進するようになる。
以上のように、本実施形態に係る光分岐導波路40によれば、樹脂49の有無により光信号Sの光路を簡単に変えることが可能となる。そのため、開口47aに樹脂49を充填するか否かにより、設計者が意図するような光路を簡単に実現したり、試験時のみに一時的に簡便に光路を切り替えたりすることができる。
しかも、このように樹脂49の有無のみで光路を変えることができるため、光路を変えるための電子回路が不要となり、光分岐導波路40の低コスト化を実現できる。
特に、この例では、平面視で第1の光導波路43aと第2の光導波路43bの一方のみに重なるように開口47aを形成し、他方には開口47aが重ならないようにした。これにより、第1の光導波路43aと第2の光導波路43bのうち、開口47aに重なる方の等価屈折率のみを簡単に変えることができるため、それらの等価屈折率を同じにするのが簡単となる。
本願発明者は、樹脂49の有無によって実際に光路が変えることができるか否かをシミュレーションにより確かめた。
その結果を図6及び図7に示す。
図6(a)は、図4(a)のように開口47aに樹脂49を充填せず、開口47a内を空気にした場合の光信号Sの強度をシミュレーションして得られた図である。
なお、図6(a)の横軸は、各光導波路43a、43bの延在方向に沿った距離Zを示し、縦軸はその延在方向に垂直な方向に沿った距離Xを示す。また、図6(a)においては、光信号Sの強度が強い部位を白で表している。これについては後述の図7(a)でも同様である。
図6(a)に示すように、開口47a内を空気にすることで、光信号の光路が第1の光導波路43aから第2の光導波路43bに切り替わることが実際に確認できた。
また、図6(b)は、この場合の第1の光導波路43aと第2の光導波路43bの各々を伝搬する光信号Sの強度を示すグラフであって、その横軸は上記の距離Zを示し、縦軸は光信号Sの強度を示す。
図6(b)に示すように、第1の光導波路43aを伝搬する光信号Sの全パワーのうち、96%以上のパワーが第2の光導波路43bに移っている。このことからも、開口47a内を空気にすることで光路の切換えが可能であることが確認できた。
一方、図7(a)は、図5のように開口47aに樹脂49を充填した場合の光信号の強度をシミュレーションして得られた図である。
図7(a)に示すように、開口47aに樹脂49を充填することで光信号は第1の光導波路43aを直進するようになり、第2の光導波路43bに光路が分岐しないことが実際に確認できた。
また、図7(b)は、この場合の第1の光導波路43aと第2の光導波路43bの各々を伝搬する光信号の強度を示すグラフであって、その縦軸と横軸の意味は図6(b)のそれらと同じである。
図7(b)に示すように、第1の光導波路43aを伝搬する光信号Sの全パワーのうち、95%以上のパワーが第1の光導波路43aに留まっている。この結果から、開口47a内に樹脂49を充填することで光路が分岐しなくなることが確かめられた。
次に、各光導波路43a、43bの形状のバリエーションについて説明する。
そのバリエーションには、図8〜図11に示すようにパターン1〜パターン4がある。以下に、その各々について説明する。
<パターン1>
図8は、パターン1に係る光分岐導波路40の模式平面図である。
パターン1は、図4(a)及び図5と同じパターンであって、前述のようにWa<Wbmin、Wa<Wbmaxとする。
このパターンにおいては、前述のように開口47a内を空気とすることで光路が分岐し、開口47aに樹脂49を充填することで第1の光導波路43aを光信号Sが直進する。
<パターン2>
図9は、パターン2に係る光分岐導波路40の模式平面図である。
パターン2は、開口47a内が空気のときに光信号Sが第1の光導波路43aを直進し、開口47a内に樹脂49を充填したときに光路の切り替わりが発生するパターンである。
この例では、パターン1と同様に第1の光導波路43aの第1の幅Waを一定にする。但し、第1の幅Waと第2の幅Wbの最大値Wbmaxとの大小関係についてはWa>Wbmaxとする。
前述のように開口47a内を空気にすることは、光信号Sから見たときの第2の光導波路43bの幅を狭くするのと等価である。
よって、このようにWa>Wbmaxとすると、光信号Sから見たときに第2の光導波路43bの等価屈折率が第1の光導波路43aよりも更に小さくなる。
その結果、開口47a内が空気の状態では、一部領域Rにおいて第1の光導波路43aと第2の光導波路43bの各々の等価屈折率が同じになる部位が存在しなくなるため光路の分岐が発生せず、光信号Sが第1の光導波路43aを直進する。
一方、開口47a内に樹脂49を充填すると、光信号Sから見たときに開口47aにおける第2の光導波路43bの等価屈折率が大きくなる。
その結果、一部領域Rにおいて第1の光導波路43aと第2の光導波路43bの各々の等価屈折率が同じになる部位P1、P2が存在するようになり、これらの部位P1、P2の近傍で光路の切り替わりが発生する。
なお、Wbmaxを細くし過ぎると、開口47aに樹脂49を充填しても、光信号Sから見たときに各光導波路43a、43bの等価屈折率が同一になる部位が存在しなくなるため、WbmaxをWaよりも若干細くするのが好ましい。
<パターン3>
図10は、パターン3に係る光分岐導波路の模式平面図である。
パターン3は、開口47a内に樹脂49を充填したときに光信号Sが第1の光導波路43aを直進し、開口47a内を空気にしたときに光路の切り替わりが発生するパターンである。
この例では、第1の光導波路43aに重なるように開口47aを形成し、かつ第2の光導波路43bをクラッド層47(図5参照)で覆う。
なお、第2の光導波路43bの第2の幅Wbは、第2の光導波路43bの延在方向に沿って一定とする。そして、開口47aに重なる部分における第1の光導波路43aの第1の幅Waをテーパ状に変化させ、更に開口47aに重なる部分の第1の幅Waの最小値Waminを第2の幅Wbよりも広くする。また、開口47aに重なる部分の第1の幅Waの最大値Wamaxも第2の幅Wbよりも広くする。
開口47a内を空気にすることは、光信号Sから見たときの第1の光導波路43aの幅を狭くするのと等価である。
よって、このように最小値Waminを第2の幅Wbよりも広くしたにも関わらず、光信号Sから見たときに第1の光導波路43aの等価屈折率が小さくなり、光信号Sから見たときに各光導波路43a、43bの等価屈折率が同一になる部位P1、P2が存在するようになる。その結果、これらの部位P1、P2の近傍において光路の切り替わりが発生する。
一方、開口47a内を樹脂49で充填すると、光信号Sから見たときの第1の光導波路43aの幅を広くするのと同等の効果が得られる。そのため、本例のように最小値Waminを第2の幅Wbよりも広くすると、光信号Sから見たときに各光導波路43a、43bの等価屈折率が同一となる部位が存在し得なくなる。そのため、光路の切り替わりは発生せずに光信号Sは第1の光導波路43aを直進する。
<パターン4>
図11は、パターン4に係る光分岐導波路40の模式平面図である。
パターン4は、開口47a内が空気のときに光信号Sが第1の光導波路43aを直進し、開口47a内に樹脂49を充填したときに光路の切り替わりが発生するパターンである。
この例では、パターン3と同様に第1の光導波路43aに重なるように開口47aを形成しつつ、第2の光導波路43bをクラッド層47(図5参照)で覆う。
但し、パターン3とは異なり、第1の光導波路43aの延在方向に沿って第1の光導波路43aの第1の幅Waを一定とする。
一方、開口47aの横の第2の光導波路43bの第2の幅Wbをテーパ状に変化させ、第2の幅Wbの最小値Wbminと最大値Wbmaxの各々を第1の幅Waよりも広くする。
前述のように開口47a内を空気にすることは光信号Sから見たときの第1の光導波路43aの幅を狭くするのと等価である。
したがって、このように最小値Wbminを第1の幅Waよりも広くすると、開口47a内が空気の状態では、一部領域Rにおいて第1の光導波路43aと第2の光導波路43bの各々の等価屈折率が同じになる部位が存在しなくなるため、光路の分岐が発生せずに、光信号Sが第1の光導波路43aを直進する。
一方、開口47a内に樹脂49を充填すると、第1の光導波路43aの等価屈折率が大きくなる。その結果、一部領域Rにおいて第1の光導波路43aと第2の光導波路43bの各々の等価屈折率が同じになる部位P1、P2が存在するようになり、これらの部位P1、P2の近傍で光路の切り替わりが発生する。
なお、Wbminを太くし過ぎると、開口47aに樹脂49を充填しても、各光導波路43a、43bの等価屈折率が同一になる部位が存在しなくなるため、WbminをWaよりも若干広くするのが好ましい。
次に、本実施形態に係る光分岐導波路40の製造方法について説明する。
図12〜図14は、本実施形態に係る光分岐導波路40の製造途中の断面図である。
以下では、図8のパターン1に係る光分岐導波路の製造方法を例にして説明する。
まず、図12(a)に示すように、シリコン基板41、酸化シリコン層42、及びシリコン層43がこの順に積層されたSOI基板44を用意する。
各層の厚さは特に限定されない。この例では、酸化シリコン層42の厚さを2μm〜3μmとし、シリコン層43の厚さを200nm程度とする。
また、このようにシリコン基板41とシリコン層43との間に埋め込まれた酸化シリコン層42はBOX(Buried Oxide)とも呼ばれる。
次に、図12(b)に示すように、シリコン層43の上にフォトレジストを塗布し、それを露光、現像することにより第1のレジスト層45を形成する。
そして、その第1のレジスト層45をマスクしながらシリコン層43をドライエッチングすることにより、第1の光導波路43aと第2の光導波路43bを形成する。なお、このドライエッチングで使用するエッチングガスとしては、例えばHBrガスがある。
この後に、第1のレジスト層45は除去される。
次いで、図13(a)に示すように、酸化シリコン層42と各光導波路43a、43bの上にCVD(Chemical Vapor Deposition)法によりクラッド層47として酸化シリコン層を1μm程度の厚さに形成する。
続いて、図13(b)に示すように、クラッド層47の上にフォトレジストを塗布し、それを露光、現像することにより、第2の光導波路43bの上方に開口48aを備えた第2のレジスト層48を形成する。
そして、エッチングガスとしてCF4ガスを使用しながら、開口48aを通じてクラッド層47をドライエッチングすることにより開口47aを形成し、その開口47aに第2の光導波路43bを露出させる。
この後に、第2のレジスト層48を除去する。
この後は、各光導波路43a、43bの間で光信号を分岐させるか否かに応じて、図14に示すように開口47a内にディスペンサで樹脂49を充填する。なお、樹脂49によって光信号が分岐するか否かは、図8〜図11のパターン1〜パターン4から判断すればよい。
また、開口47aに樹脂49を充填する場合には、開口47a内が空気の場合よりも第2の光導波路43bの等価屈折率を大きく変化させるために、クラッド層47の屈折率以上の屈折率を有する液状の光学接着剤を樹脂49として使用するのが好ましい。
そのような光学接着剤としては、例えば、屈折率が1.50〜1.55程度のOG116-31(Epoxy Technology社製)がある。そして、このように開口47aに樹脂49を充填した後に、紫外線照射により樹脂49を固化させる。
なお、このようにディスペンサを用いるのではなく、樹脂49として光硬化性の樹脂をクラッド層47の上側全面に形成した後、その樹脂を露光、現像することにより開口47a内に残すようにしてもよい。
これに代えて、クラッド層47の上側全面に樹脂49を塗布して乾燥させた後、樹脂49の不要部分を高出力レーザで除去することにより、開口47a内のみに樹脂49を残してもよい。
以上により、本実施形態に係る光分岐導波路40の基本構造が完成する。
(第2実施形態)
本実施形態では、第1実施形態で説明した光分岐導波路40を利用した光モジュールについて説明する。
図15は、その光モジュール60の平面図である。
なお、図15において、第1実施形態で説明したのと同じ要素には第1実施形態におけるのと同じ符号を付し、以下ではその説明を省略する。
この光モジュール60は、光トランシーバであって、シリコン基板41と、その上に設けられた発光素子61及び受光素子62を有する。
このうち、発光素子61は、光信号Sを出力するレーザダイオードである。一方、受光素子62は、光信号Sを電気信号に変換するフォトダイオードである。
また、この光モジュール60には、第1のスイッチ部65と第2のスイッチ部66の各々として第1実施形態に係る光分岐導波路40が設けられる。
これらの光分岐導波路40は、光信号Sが伝搬する直線状の第1の光導波路43aと、第1の光導波路43aから光信号Sが分岐する第2の光導波路43bとを有する。
このうち、第1のスイッチ部65に設けられた第1の光導波路43aは、一方の終端が発光素子61に接続され、他方の終端が第1のグレーティングカプラ67に接続される。
第1のグレーティングカプラ67は、第1の光導波路43aと同じ層に形成された回折格子であって、光信号Sの伝搬方向を基板41の斜め上方向に変える。また、その第1の光導波路43aの途中には、第1の光導波路43aを伝搬する光信号Sを電気信号に基づいて変調するための変調器68が設けられる。
一方、第2のスイッチ部66に設けられた第1の光導波路43aは、一方の終端が受光素子62に接続され、他方の終端が第2のグレーティングカプラ69に接続される。
第2のグレーティングカプラ69は、第1の光導波路43aと同じ層に形成された回折格子であり、基板41の斜め上から入射した光信号Sの伝搬方向を基板横方向に変えることにより、第1の光導波路43aに光信号Sを導く。
なお、この例では、第1のスイッチ部65と第2のスイッチ部66の各々の第1の光導波路43aの延在方向Eを同じ方向にする。
更に、第1のスイッチ部65と第2のスイッチ部66の間には、これらのスイッチ部65、66の第2の光導波路43b同士を光学的に接続する接続部71が設けられる。
接続部71は、各スイッチ部65、66として設けた光分岐導波路40とは異なる他の光分岐導波路40である。
この例では、第1のスイッチ部65における第2の光導波路43bと、接続部71における第1の光導波路43aとを光学的に接続する。
また、第2のスイッチ部66における第2の光導波路43bと、接続部71における第2の光導波路43bとを光学的に接続する。
このような光モジュール60においては、製造が終了した時点でその性能を確認するための様々な試験が行われる。
本実施形態では、その試験の際には各スイッチ65、66と接続部71のそれぞれの開口47aを空気のままにし、試験の終了後にはこれらの開口47aに樹脂49を充填することで、光信号Sのパスを試験時と実使用下とで簡単に変えることができる。
例えば、変調器68に対する試験を考える。
試験の際には、試験用のパスAを作るために、各スイッチ部65、66と接続部71の開口47a内を空気のままとすることにより、開口47aが空気のときに光路が分岐するようにする。このように分岐させるには、各光分岐導波路40の構造として図8のパターン1や図10のパターン3を採用すればよい。
これにより、変調器68で変調された光信号SがパスAを経由して受光素子62に至り、光信号Sが変調器68において設計通りに変調されているか否かを受光素子62を利用して試験することができる。その結果、試験のための光回路を光モジュール60に接続する必要がなくなり、試験を簡単に行うことが可能となる。
そして、この試験が終了した後は、各スイッチ部65、66と接続部71の各々の開口47aに樹脂49(図14参照)を充填することにより、光モジュール60を製品として出荷した後にこれらの各部において光路が分岐しないようにし、光路を固定する。
なお、第1のグレーティングカプラ67と第2のグレーティングカプラ69の各々の上に樹脂49を用いて光ファイバを接着してもよい。この場合は、各スイッチ部65、66、各グレーティングカプラ67、69、及び接続部71を含む領域に樹脂49を塗布することで、光ファイバの接着と光路の固定とを同時に行うことができる。
これにより、光モジュール60を製品として出荷した後においては、各スイッチ部65、66における第1の光導波路43aを、光信号Sが通る真の光導波路にすることができる。一方、このように出荷した後は、各スイッチ部65、66における第2の光導波路43bを光信号Sが通らないダミーの光導波路にすることができる。
また、仮に開口47aに樹脂49を充填したときに各光分岐導波路40において光信号が僅かに分岐しても、この例では三つの光分岐導波路40を直列に接続しているため、三つの光分岐導波路40の全てを分岐した後の光信号の強度は極めて弱くなる。よって、発光素子61から出た光信号Sと、受光素子62に入る光信号Sとの間でクロストークが発生する可能性を極めて低くすることが可能となる。
なお、クロストークの発生を更に効果的に抑制するために、接続部71における光分岐路40の第1の光導波路43aの終端43xの向きDを、各スイッチ部65、66の各々の第1の光導波路43aの延在方向Eと同じにするのが好ましい。これにより、仮に終端43xから光信号Sが漏れ出ても、その光信号Sが各スイッチ部65、66の各々の第1の光導波路43aに入射しないため、これらの光導波路43a間でクロストークが発生するのを抑制することが可能となる。
以上説明した本実施形態によれば、各光分岐導波路40の開口47a内を空気のままにしておくことにより、試験のときのみに使用するパスAを作ることができる。
そして、その試験を終了した後は、開口47aを樹脂49で充填することにより試験用のパスAから製品用のパスに簡単に切換え、光信号Sの光路を固定することができる。
なお、これとは逆に、各光分岐導波路40の開口47a内に樹脂49を充填することにより試験用のパスAを作り、試験が終了した後に開口47aから樹脂49を除去することにより各光分岐導波路40で光路が分岐しないようにしてもよい。この場合は、各光分岐導波路40の構造として図9のパターン2や図11のパターン4を採用することになる。
更に、試験の後に開口47aから樹脂49を除去するのが容易となるように、液状の樹脂49を開口47aに充填するのが好ましい。樹脂49の除去の仕方も特に限定されず、樹脂49を洗浄して除去してもよいし、溶剤で樹脂49を溶かして除去してもよい。
(第3実施形態)
本実施形態では、第2実施形態とは別の光モジュールについて説明する。
図16は、その光モジュール80の平面図である。
なお、図16において、第1実施形態で説明したのと同じ要素には第1実施形態におけるのと同じ符号を付し、以下ではその説明を省略する。
この光モジュール80は4×4の光スイッチであって、シリコン基板41の上に光分岐導波路40がマトリックス状に複数設けられる。
各々の光分岐導波路40の構造は特に限定されない。図8〜図11に示したパターン1〜パターン4の任意の構造の光分岐導波路40を光モジュール80に採用し得る。
これらの光分岐導波路40は、各光導波路43a、43bと同一プロセスによってシリコン基板41の上に形成された複数の光導波路81によって相互に光学的に接続される。
光導波路81は、入力側と出力側にそれぞれ四つずつ設けられており、入力側の四本の光導波路81の各々に光信号S1〜S4が入力される。そして、各光分岐導波路40によって各光信号S1〜S4の順番が変換された後、出力側の四本の光導波路81からこれらの光信号S1〜S4が出力される。
なお、各々の光分岐導波路40は、開口47aに樹脂49を充填するか否かによって、光路が第1の光導波路43aと第2の光導波路43bのいずれか一方に固定されるか、又は光路が第1の光導波路43aから第2の光導波路43bに移るように固定される。
このような光モジュール80によれば、複数の光分岐導波路40や光導波路81のレイアウトを変更することなしに、各光分岐導波路40の開口47aに樹脂49を充填するか否かにより、光信号S1〜S4の光路を簡単に固定することができる。
よって、各々の開口47aに樹脂49を充填しない状態で光モジュール80を完成させておき、その後に設計者や購入者が開口47aに樹脂49を充填することで、光信号S1〜S4のスイッチング先を簡単に設定することができる。
なお、開口47aに樹脂49を充填したときに固定される光路は図8〜図11のパターン1〜パターン4により異なる。
例えば、図8のパターン1においては、開口47aが空気のときに第1の光導波路43aから第2の光導波路43bに光路が分岐するのに対し、開口47aに樹脂49を充填したときに光路が分岐しない。
このように光路が分岐しない場合には、第1の光導波路43aは第1〜第4の光信号S1〜S4のいずれかが通る真の光導波路となるのに対し、第2の光導波路43bは第1〜第4の光信号S1〜S4のいずれもが通らないダミーの光導波路となる。
これとは逆に、パターン2(図9参照)のように開口47a内を空気にして光路が分岐しないようにした場合には、第1の光導波路43aがダミーの光導波路になり、第2の光導波路43bが真の光導波路になる。
なお、実使用下において開口47aが空気のままだと開口47a内に異物が入り、その異物によって開口47a内の屈折率が上昇するおそれがある。こうなると、例えばパターン1(図8参照)においては、開口47aを空気にすることで光路を分岐するように設定したにも関わらず、異物によって光路が分岐しなくなるおそれがある。
これを防ぐために、図16の点線円Cに示すように、実使用下で開口47a内を空気とする光分岐導波路40については、樹脂49とは別の樹脂90で充填することにより、開口47aに異物が入るのを防止するのが好ましい。
樹脂90は、空気の代替として開口47aに充填されるものであり、その屈折率が高すぎると開口47a内を空気にした場合とは異なる光路が光分岐導波路40に形成されてしまう。そのため、樹脂90としてはクラッド層47(図14参照)よりも低い屈折率を有する樹脂を使用するのが好ましい。そのような樹脂90には、例えば、屈折率が1.30〜1.35程度のフッ素系の光学接着剤がある。
以上説明した本実施形態によれば、光分岐導波路40や光導波路81のレイアウトを変更せずに、開口47aに樹脂49を充填するか否かに応じて光信号S1〜S4のスイッチング先を簡単に設定することができる。
以上説明した各実施形態に関し、更に以下の付記を開示する。
(付記1) 基板と、
前記基板の上に設けられた第1の光導波路と、
前記基板の上に設けられ、前記第1の光導波路に近接した第2の光導波路と、
前記第1の光導波路の第1の部位と前記第2の光導波路の第2の部位の一方を覆い、かつ他方に重なる開口を備えたクラッド層とを有し、
前記第1の部位における前記第1の光導波路の等価屈折率と、前記第2の部位における前記第2の光導波路の等価屈折率が、前記開口に樹脂が存在する状態と存在しない状態のいずれか一方のときに等しくなることを特徴とする光分岐導波路。
(付記2) 前記第1の部位と前記第2の部位とを含む前記基板の一部領域において前記第1の光導波路と前記第2の光導波路とが互いに並行し、
前記一部領域において、前記第1の光導波路と前記第2の光導波路のいずれか一方の幅がテーパ状に変化することを特徴とする付記1に記載の光分岐導波路。
(付記3) 前記一部領域において前記第1の光導波路の第1の幅が一定であり、
前記一部領域において前記第2の光導波路の第2の幅がテーパ状に変化し、
前記開口が前記第2の光導波路の前記第2の部位に重なり、
前記第1の部位における前記第1の光導波路と前記第2の部位における前記第2の光導波路の各々の等価屈折率が、前記開口に前記樹脂が存在しない状態のときに等しくなるように、前記一部領域における前記第2の幅の最小値を前記第1の幅よりも広くしたことを特徴とする付記2に記載の光分岐導波路。
(付記4) 前記一部領域において前記第1の光導波路の第1の幅が一定であり、
前記一部領域において前記第2の光導波路の第2の幅がテーパ状に変化し、
前記開口が前記第2の光導波路の前記第2の部位に重なり、
前記第1の部位における前記第1の光導波路と前記第2の部位における前記第2の光導波路の各々の等価屈折率が、前記開口に前記樹脂が存在する状態のときに等しくなるように、前記一部領域における前記第2の幅の最大値を前記第1の幅よりも狭くしたことを特徴とする付記2に記載の光分岐導波路。
(付記5) 前記一部領域において前記第1の光導波路の第1の幅がテーパ状に変化し、
前記一部領域において前記第2の光導波路の第2の幅が一定であり、
前記開口が前記第1の光導波路の前記第1の部位に重なり、
前記第1の部位における前記第1の光導波路と前記第2の部位における前記第2の光導波路の各々の等価屈折率が、前記開口に前記樹脂が存在しない状態のときに等しくなるように、前記一部領域における前記第1の幅の最小値を前記第2の幅よりも広くしたことを特徴とする付記2に記載の光分岐導波路。
(付記6) 前記一部領域において前記第1の光導波路の第1の幅が一定であり、
前記一部領域において前記第2の光導波路の第2の幅がテーパ状に変化し、
前記開口が前記第1の光導波路の前記第1の部位に重なり、
前記第1の部位における前記第1の光導波路と前記第2の部位における前記第2の光導波路の各々の等価屈折率が、前記開口に前記樹脂が存在する状態のときに等しくなるように、前記一部領域における前記第2の幅の最小値を前記第1の幅よりも広くしたことを特徴とする付記2に記載の光分岐導波路。
(付記7) 前記樹脂の屈折率は、前記クラッド層の屈折率以上であることを特徴とする付記1に記載の光分岐導波路。
(付記8) 前記開口は、前記第1の光導波路と前記第2の光導波路の一方に重なり、他方には重ならないことを特徴とする付記1に記載の光分岐導波路。
(付記9) 第1の光導波路と第2の光導波路とを有すると共に、光信号の光路が前記第1の光導波路と前記第2の光導波路のいずれか一方に固定されたか、又は前記光路が前記第1の光導波路から前記第2の光導波路に移るように固定された光分岐導波路を備え、
前記光分岐導波路が、
前記第1の光導波路と前記第2の光導波路が互いに近接して設けられた基板と、
前記第1の光導波路の第1の部位と前記第2の光導波路の第2の部位の一方を覆い、かつ他方に重なる開口を備えたクラッド層とを有し、
前記第1の部位における前記第1の光導波路の等価屈折率と、前記第2の部位における前記第2の光導波路の等価屈折率が、前記開口に樹脂が存在する状態と存在しない状態のいずれか一方のときに等しくなることを特徴とする光モジュール。
(付記10) 前記光分岐導波路が二つ設けられ、
一方の前記光分岐導波路の前記第1の光導波路に光学的に接続された発光素子と、
他方の前記光分岐導波路の前記第1の光導波路に光学的に接続された受光素子と、
前記二つの光分岐導波路の各々の前記第2の光導波路同士を光学的に接続する接続部とを更に有することを特徴とする付記9に記載の光モジュール。
(付記11) 前記接続部に、前記二つの光分岐導波路とは異なる他の前記光分岐導波路が設けられ、
前記一方の光分岐導波路の前記第2の光導波路と、前記他の光分岐導波路の前記第1の光導波路とが光学的に接続され、
前記他方の光分岐導波路の前記第2の光導波路と、前記他の光分岐導波路の前記第2の光導波路とが光学的に接続されたことを特徴とする付記10に記載の光モジュール。
(付記12) 前記他の光分岐導波路の前記第1の光導波路の終端が、前記二つの光分岐導波路の各々の前記第1の光導波路の延在方向と同じ方向を向いていることを特徴とする付記11に記載の光モジュール。
(付記13) 前記光分岐導波路が前記基板の上にグリッド状に複数設けられ、
複数の前記光分岐導波路同士を光学的に接続したことを特徴とする付記9に記載の光モジュール。
(付記14) 前記複数の光分岐導波路のうちの一部の前記開口に、屈折率が前記クラッド層の屈折率よりも低く、かつ前記樹脂とは別の樹脂が充填されたことを特徴とする付記13に記載の光モジュール。
1、20…光モジュール、2、21…基板、3…第1の光導波路、4…第2の光導波路、5…発光素子、6…第1のグレーティングカプラ、7…変調器、8…受光素子、9…第2のグレーティングカプラ、22…光集積回路、23〜25…光導波路、30…バイパス光導波路、31〜33…光ファイバ、34…ファイバアレイ、40…光分岐導波路、41…シリコン基板、42…酸化シリコン層、43…シリコン層、43a、43b…第1及び第2の光導波路、43x…終端、45…第1のレジスト層、47…クラッド層、47a…開口、48…第2のレジスト層、48a…開口、49…樹脂、60…光モジュール、61…発光素子、62…受光素子、65…第1のスイッチ部、66…第2のスイッチ部、67…第1のグレーティングカプラ、68…変調器、69…第2のグレーティングカプラ、71…接続部、80…光モジュール、81…光導波路、90…樹脂。

Claims (5)

  1. 基板と、
    前記基板の上に設けられた第1の光導波路と、
    前記基板の上に設けられ、前記第1の光導波路に近接した第2の光導波路と、
    前記第1の光導波路の第1の部位と前記第2の光導波路の第2の部位の一方を覆い、かつ他方に重なる開口を備えたクラッド層とを有し、
    前記第1の部位における前記第1の光導波路の等価屈折率と、前記第2の部位における前記第2の光導波路の等価屈折率が、前記開口に樹脂が存在する状態と存在しない状態のいずれか一方のときに等しくなることを特徴とする光分岐導波路。
  2. 前記第1の部位と前記第2の部位とを含む前記基板の一部領域において前記第1の光導波路と前記第2の光導波路とが互いに並行し、
    前記一部領域において、前記第1の光導波路と前記第2の光導波路のいずれか一方の幅がテーパ状に変化することを特徴とする請求項1に記載の光分岐導波路。
  3. 前記樹脂の屈折率は、前記クラッド層の屈折率以上であることを特徴とする請求項1に記載の光分岐導波路。
  4. 前記開口は、前記第1の光導波路と前記第2の光導波路の一方に重なり、他方には重ならないことを特徴とする請求項1に記載の光分岐導波路。
  5. 第1の光導波路と第2の光導波路とを有すると共に、光信号の光路が前記第1の光導波路と前記第2の光導波路のいずれか一方に固定されたか、又は前記光路が前記第1の光導波路から前記第2の光導波路に移るように固定された光分岐導波路を備え、
    前記光分岐導波路が、
    前記第1の光導波路と前記第2の光導波路が互いに近接して設けられた基板と、
    前記第1の光導波路の第1の部位と前記第2の光導波路の第2の部位の一方を覆い、かつ他方に重なる開口を備えたクラッド層とを有し、
    前記第1の部位における前記第1の光導波路の等価屈折率と、前記第2の部位における前記第2の光導波路の等価屈折率が、前記開口に樹脂が存在する状態と存在しない状態のいずれか一方のときに等しくなることを特徴とする光モジュール。
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