JP2018099748A - ブレーキ付きモータのブレーキ診断システム及び方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】ブレーキ付きモータのブレーキの状態を安全且つ正確に診断する。【解決手段】ブレーキ診断システム100は、ブレーキ付きモータによって駆動されるロボットアーム102と、ケーブルL1を介してロボットアーム102を制御する制御装置103とを備えるロボット10においてブレーキの異常を診断するシステムである。このシステムは、制御装置103とケーブルL1との間に配置され、ケーブルL1のモータMのブレーキライン65に電圧を供給するための端子と制御装置103によって生成されるモータ用の電力をケーブルL1のモータ動力線61〜63に供給するライン11と、を有するバイパスユニット1と、前記端子に接続され、ブレーキBにブレーキ電圧を供給するとともに、ブレーキBが解除されたときの電圧を測定するように構成された測定ユニット2と、を備える。【選択図】図3
Description
本発明は、ブレーキ付きモータのブレーキ異常を診断するシステム及び方法に関する。
一般に、産業用ロボットは、ブレーキ付きのモータを備えている。モータを遮断する際には、ロボットの姿勢を維持するためにブレーキが使用されている。ブレーキの摩擦板は長期間使用されることにより、摩耗する、又は、ブレーキの摩擦板にグリス、油などのごみが溜まる。その結果、ブレーキの制動トルクが低下する。制動トルクが大幅に低下すると、モータのサーボ制御をオフしたときにロボットがその姿勢を維持できなくなる。
モータの出力軸に例えば重力が作用している場合、つまり軸が重力軸である場合にこのような状況になると、重力軸が落下する可能性がある。このため、従来から、ブレーキの制動トルクの低下を診断する方法がある。
例えば特許文献1には、ブレーキの作動電流を検出してブレーキの状態(保持/開放)と、指令値(保持/開放)とを比較してブレーキ回路の異常を判断するブレーキの故障検出方法が開示されている。また、特許文献2には、モータが励磁されていて且つブレーキが作動している状態において、ブレーキに異常が在るか否かを判断する方法が開示されている。この方法では、所定の移動指令と回転位置との間の位置偏差が所定の閾値以上であるか否かを比較し、位置偏差が所定の閾値以上である場合には、ブレーキに異常があると判断する。特許文献3には、ブレーキが作動している状態において、ブレーキの異常の有無を判断する方法が開示されている。この方法では、モータの診断開始位置からの移動量を算出し、算出した移動量と閾値とを比較してブレーキの異常の有無を判定する。
しかし、上記従来の方法では、ブレーキの摩擦板の状態を正確に知ることができない。このため、ブレーキ異常診断の正確性には改善の余地があった。
本発明は上記のような課題を解決するためになされたもので、ブレーキ付きモータのブレーキの状態を安全且つ正確に診断することを目的としている。
上記目的を達成するために、本発明のある形態に係るブレーキ診断システムは、ブレーキ付きモータによって駆動されるロボットアームと、ケーブルを介して前記ロボットアームを制御する制御装置とを備えるロボットにおいて前記ブレーキの異常を診断するシステムであって、前記制御装置と前記ケーブルとの間に配置され、前記ケーブルの前記モータのブレーキラインに電圧を供給するための端子と、前記制御装置によって生成される前記モータ用の電力を前記ケーブルの前記モータ動力線に供給するラインと、を有するバイパスユニットと、
前記端子に接続され、前記ブレーキにブレーキ電圧を供給するとともに、前記ブレーキが解除されたときの電圧を測定するように構成された測定ユニットと、を備える。
前記端子に接続され、前記ブレーキにブレーキ電圧を供給するとともに、前記ブレーキが解除されたときの電圧を測定するように構成された測定ユニットと、を備える。
上記構成によれば、モータをサーボ制御しつつブレーキが解除されたときの電圧(吸引電圧)を測定することにより、ロボットアームの自重落下を防ぎつつブレーキの異常(摩擦板の摩耗状態等)を、安全且つ正確に診断することができる。
前記ブレーキは、非励磁作動型の電磁ブレーキであって、前記バイパスユニットは、前記制御装置によって生成され、前記モータのサーボ制御の状態を示すサーボ制御監視信号を出力し、前記サーボ制御監視信号を受信し、前記モータがサーボ制御されていることを検出した場合は前記測定ユニットへ電源電圧を供給し、前記モータがサーボ制御されていないことを検出した場合は、前記測定ユニットへの電源電圧の供給を停止するように構成された安全ユニットを更に備えてもよい。
上記構成によれば、例えば電圧の測定中になんらかの事象により、サーボ制御がオフした場合は、測定ユニットに電源電圧が供給されなくなるので、測定が直ちに中断され、非励磁作動型の電磁ブレーキが作動する。これにより、ロボットアームの自重落下を防ぎつつ安全な測定が実現できる。
前記測定ユニットは、前記ブレーキが解除されたときの測定電圧が所定の電圧値を超えているか否かを判定することによって、前記ブレーキの異常を診断してもよい。
前記ロボットアームは、垂直多関節型のロボットアームであってもよい。
上記構成によれば、ロボットアームの垂直軸の自重落下を防ぎつつブレーキの異常(摩擦板の摩耗状態等)を診断することができる。
本発明のその他の形態に係るブレーキ診断方法は、ブレーキ付きモータによって駆動されるロボットアームと、ケーブルを介して前記ロボットアームを制御する制御装置とを備えるロボットにおいて前記ブレーキの異常を診断する方法であって、前記制御装置と前記ケーブルとの間にバイパスユニットを配置し、前記バイパスユニットにより、前記制御装置によって生成される前記モータ用の電力を前記ケーブルの前記モータ動力線に供給するステップと、前記ケーブルの前記モータのブレーキラインに電圧を供給するための端子に接続された測定ユニットにより、前記ブレーキにブレーキ電圧を供給するとともに、前記ブレーキが解除されたときの電圧を測定するステップと、を含む。
本発明は、以上に説明した構成を有し、ブレーキ付きモータのブレーキの状態を安全且つ正確に診断することができる。
以下、好ましい実施形態を、図面を参照しながら説明する。なお、以下では全ての図面を通じて同一または相当する要素には同一の参照符号を付して、その重複する説明を省略する。また、図面は理解しやすくするために、それぞれの構成要素を模式的に示したものである。
[ロボット]
図1は、本発明の一実施形態に係るブレーキ診断システムの構成を示す図である。図1に示すように、ブレーキ診断システム100は、ロボット10のブレーキの異常を診断するシステムである。本実施形態のロボット10は、ベース101と、ブレーキ付きモータによって駆動されるロボットアーム102と、ケーブルL1を介してロボットアーム102を制御する制御装置103と、を含んで構成される。
図1は、本発明の一実施形態に係るブレーキ診断システムの構成を示す図である。図1に示すように、ブレーキ診断システム100は、ロボット10のブレーキの異常を診断するシステムである。本実施形態のロボット10は、ベース101と、ブレーキ付きモータによって駆動されるロボットアーム102と、ケーブルL1を介してロボットアーム102を制御する制御装置103と、を含んで構成される。
ロボットアーム102は、ベース101の上に支持された複数の関節を有する垂直多関節型のロボットアームであって、複数のリンクが順次連結されて構成されている。ロボットアーム102の先端にはエンドエフェクタ(図示略)が装着される。各関節には、それが連結する2つの部材を相対的に回転させるアクチュエータの一例としてのブレーキ付きモータSMが設けられている。
[ブレーキ付きモータ]
ブレーキ付きモータSMは、例えば、制御装置103によってサーボ制御されるサーボモータである。また、各関節には、駆動モータの回転位置を検出するための位置検出器Eが設けられている。位置検出器Eは、例えばエンコーダである。
ブレーキ付きモータSMは、例えば、制御装置103によってサーボ制御されるサーボモータである。また、各関節には、駆動モータの回転位置を検出するための位置検出器Eが設けられている。位置検出器Eは、例えばエンコーダである。
図2は、ロボットアーム102の関節に設けられたブレーキ付きモータの構成の一例を示す図である。図2に示すように、ブレーキ付きモータSMは、回転力を出力するモータMと、ブレーキBと、位置検出器Eとを有する。なお、以下において「負荷側」とはモータMに対して負荷が取り付けられる方向、すなわちこの例ではシャフト42が突出する方向(図2の下側)を指し、「反負荷側」とは負荷側の反対方向(図2の上側)を指す。
モータMは、シャフト42と、フレーム41と、フレーム41の負荷側端部に設けられた負荷側ブラケット43と、フレーム41の反負荷側端部に設けられた反負荷側ブラケット(以下、プレートともいう)44とを備える。負荷側ブラケット43及び反負荷側ブラケット(プレート)44には、負荷側軸受及び反負荷側軸受(図示せず)がそれぞれ設けられ、シャフト42はこれら軸受を介して回転自在に支持される。
またモータMは、シャフト42に設けられた回転子45と、フレーム41の内周面に設けられた固定子46とを有する。回転子45には、例えば複数の永久磁石(図示せず)が設けられる。固定子46は、環状に配置された固定子鉄心と、固定子鉄心の複数のティース部に巻回された複数の電機子巻線とを備える(いずれも図示せず)。
ブレーキBは、モータMの反負荷側に配置されており、シャフト42の停止保持又は制動を行う。なお、ブレーキBをモータMの負荷側に配置してもよい。ブレーキBは、ブレーキカバー(図示せず)によって覆われている。ブレーキBは、円筒状のフィールドコア47と、フィールドコア47の負荷側に対向配置された円環状のアーマチュア48と、アーマチュア48とプレート(反負荷側ブラケット)44との間に配置されたブレーキディスク49とを有する。
フィールドコア47は、ボルト50によりプレート(反負荷側ブラケット)44に固定される。フィールドコア47には、複数の制動ばね51が設けられる。制動ばね51は、アーマチュア48を押圧して負荷側へ付勢する。またフィールドコア47には、コイル52が設けられる。コイル52は通電時に磁気吸引力を発生し、制動ばね51の付勢力に抗してアーマチュア48を反負荷側へ吸引する。アーマチュア48は、磁性体(鋼板等)で構成される。
ブレーキディスク49は、ハブ53を介してシャフト42に固定される。ブレーキディスク49の負荷側及び反負荷側の両面には、環状の摩擦板54が取り付けられる。ブレーキディスク49は、シャフト42の軸方向へスライド可能に構成される。
ブレーキBは、非励磁作動型の電磁ブレーキである。ブレーキBは、コイル52が通電されていない状態(非励磁状態)では、アーマチュア48が制動ばね51のばね力によりプレート44方向(負荷側)へ押圧される。アーマチュア48とプレート44によりブレーキディスク49及び摩擦板54が挟み込まれる。このときフィールドコア47とアーマチュア48との間にはギャップ55が生じる。この結果、電源遮断時にシャフト42の停止保持又は回転が制動される。この状態が、ブレーキBの作動状態である。
一方、コイル52が通電されている状態(励磁状態)では、コイル52による磁気吸引力によりアーマチュア48がコイル52側(反負荷側)へ移動する。アーマチュア48とプレート44との間にギャップ55分の隙間が生じ、ブレーキディスク49及び摩擦板54がフリーになる。この結果、モータMの可動時にブレーキディスク49は上記制動から開放されて、シャフト42が回転可能となる。この状態が、ブレーキBの解除状態である。
位置検出器Eは、ブレーキBの反負荷側に配置され、シャフト42に連結される。なお、位置検出器Eをこれ以外の位置、例えばモータMとブレーキBとの間に配置してもよい。そして、位置検出器Eは、シャフト42の回転位置(回転角度等)を検出することにより、モータMのモータ位置(回転角度等)を検出し、検出位置のデータを出力する。なお、位置検出器Eは、モータMのモータ位置に加えて又は代えて、モータMの速度(回転速度、角速度等)及びモータMの加速度(回転加速度、角加速度等)の少なくとも一方を検出してもよい。
[制御装置]
図3は、制御装置103とブレーキ診断システム100(図1)の具体的な構成の一例を示すブロック図である。図3に示すように、制御装置103は、交流電源110と、AC/DC変換部111と、平滑用コンデンサ112と、電力変換器113と、駆動回路114と、制御部115と、ブレーキ回路電源116とを備える。制御装置103は、例えばロボットコントローラで構成され、ケーブルL1を介してロボットアーム102を制御する。ケーブルL1は、モータMに動力を供給するモータ動力線61〜63と、位置検出器Eからのデータを伝達する信号線64と、ブレーキBにブレーキ電圧を供給するブレーキライン65とを含んで構成される。ここではケーブルL1を構成するラインは、説明の都合上、一つのブレーキ付きモータSMに応じたもののみ示している。
図3は、制御装置103とブレーキ診断システム100(図1)の具体的な構成の一例を示すブロック図である。図3に示すように、制御装置103は、交流電源110と、AC/DC変換部111と、平滑用コンデンサ112と、電力変換器113と、駆動回路114と、制御部115と、ブレーキ回路電源116とを備える。制御装置103は、例えばロボットコントローラで構成され、ケーブルL1を介してロボットアーム102を制御する。ケーブルL1は、モータMに動力を供給するモータ動力線61〜63と、位置検出器Eからのデータを伝達する信号線64と、ブレーキBにブレーキ電圧を供給するブレーキライン65とを含んで構成される。ここではケーブルL1を構成するラインは、説明の都合上、一つのブレーキ付きモータSMに応じたもののみ示している。
電力変換器113は、対応するモータMに電力を制御しながら供給して該モータMの動作をそれぞれ制御する。電力変換器113は、直流電力を交流電力に変換する機器であって、例えば、6つの半導体スイッチング素子を有する三相ブリッジインバータ回路である。本実施の形態では、6つの半導体スイッチング素子は、還流ダイオードが逆並列接続された6つのIGBTで構成される。
駆動回路114は、電力変換器113を構成する上記半導体スイッチング素子の制御端子にモータMの動作を制御するための制御信号に従った駆動信号を出力して該半導体スイッチング素子を駆動する。本実施の形態では、駆動回路114は、IGBTのゲート端子に駆動信号を出力してIGBTを駆動する。
AC/DC変換部111は、例えば、交流電源110から出力された三相交流電力を直流電力に変換して出力する。この直流電力が、電力変換器113に供給される。本実施の形態では、AC/DC変換部111は、三相全波整流回路であって、6つのダイオードで構成されたブリッジ整流回路である。また、平滑用コンデンサ112により、直流出力電圧を平滑化させている。
制御部115は、ロボット10を制御する制御装置103全体の制御を司るものであってモータMやブレーキBを制御する。制御部115は、例えばマイクロコントローラ、CPU、MPU、DSP、ASIC又はFPGAと、ROMやRAM等からなるメモリなどで構成されもよい。制御部115は、互いに分散制御する複数の制御器によって構成されてもよい。
ブレーキ回路電源116は、本実施の形態では、平滑用コンデンサ112により平滑化された直流出力電圧(例えば200V)を、ブレーキ電圧(例えば24V)に降圧して、ケーブルL1(ブレーキライン)を介してブレーキBに供給する。制御装置103は、モータMがサーボ制御されている場合は、ブレーキBを解除するためにブレーキ電圧を供給し、モータMがサーボ制御されていない場合はブレーキBを作動させるためにブレーキ電圧を供給しない。後述するブレーキ診断システム100では、制御装置103によって生成されるブレーキ電圧は、モータMのサーボ制御の状態を示すサーボ制御監視信号として使用される。
[ブレーキ診断システム]
ブレーキ診断システム100は、ロボットアーム102に設けられたブレーキ付きモータSMのブレーキBの異常を診断するシステムである。図3に示すように、ブレーキ診断システム100は、バイパスユニット1と、測定ユニット2と、安全ユニット3とを備える。
ブレーキ診断システム100は、ロボットアーム102に設けられたブレーキ付きモータSMのブレーキBの異常を診断するシステムである。図3に示すように、ブレーキ診断システム100は、バイパスユニット1と、測定ユニット2と、安全ユニット3とを備える。
バイパスユニット1は、制御装置103とケーブルL1との間に配置される。ケーブルL1は、通常のロボット動作(ブレーキ診断を除く)では、制御装置103に接続されるが、ブレーキ診断時には、バイパスユニット1を介して制御装置103に接続される。バイパスユニット1は、制御装置103に接続されるコネクタ1aと、制御装置103によって生成されるモータ用の電力を供給するための複数のライン11と、ケーブルL1に接続されるコネクタ1bと、を有する。
制御装置103側のコネクタ1aは、制御装置103によって生成されるモータ用の電力を、ライン11に供給するための端子と、ライン11からの位置検出器Eのデータを制御装置103に伝送するための端子と、安全ユニット3のケーブルL3に接続され、制御装置103によって生成されるブレーキ電圧をケーブルL3に供給するための端子と、を有する。制御装置103は、モータMがサーボ制御されている場合は、ブレーキBを解除するためにブレーキ電圧を供給し、モータMがサーボ制御されていない場合はブレーキBを作動させるためにブレーキ電圧を供給しない。本実施形態のブレーキ診断では、サーボ制御によって、ロボットアーム102はモータMに動力が供給されてロボット10の姿勢制御において現状姿勢に保持される。ここでは、制御装置103によって生成されるブレーキ電圧は、モータMのサーボ制御の状態を示すサーボ制御監視信号として使用される。つまり、バイパスユニット1は、サーボ制御監視信号を、ケーブルL3を介して安全ユニット3に出力する。
ケーブルL1側のコネクタ1bは、ライン11からのモータ用の電力をケーブルL1の動力線61〜63に供給するための端子と、ケーブルL1の位置検出器Eの信号線64からのデータをライン11に伝送するための端子と、測定ユニット2のケーブルL2に接続され、測定ユニット2からケーブルL1のモータのブレーキライン65にブレーキ電圧を供給するための端子と、を有する。
測定ユニット2は、バイパスユニット1とケーブルL2を介して接続され、安全ユニット3とケーブルL4を介して接続される。ケーブルL2は、バイパスユニット1において取り出されたブレーキライン65を含んで構成される。測定ユニット2は、AC/DC変換部21と、ブレーキ回路電源22と、吸引電圧測定部23と、を有する。AC/DC変換部21は、安全ユニット3から供給される単相交流電力を直流電力に変換してブレーキ回路電源22に出力する。ブレーキ回路電源22は、ケーブルL2に接続され、AC/DC変換部21から出力される直流電力の電圧(例えば100V)を、所定の電圧に降圧して、ケーブルL2及びL1を介してブレーキBに供給する。ブレーキBは、ブレーキ回路電源22からの電圧が低い場合には作動状態にあり、ブレーキ回路電源22からの電圧が高い場合には解除状態となる。作動状態から一定の電圧以上となると解除状態に移行する。このブレーキBは、ブレーキ回路電源22からのブレーキ電圧の供給によって、ブレーキBの作動状態と解除状態との切り替えが可能である。ブレーキ回路電源22は、測定時には、ブレーキBへの供給電圧を低い状態から徐々に上昇させることにより、ブレーキBを作動状態から解除状態に移行させる。
吸引電圧測定部23は、ロボットアーム102がサーボ制御されている間、ブレーキ回路電源22から供給されるブレーキ電圧の上昇によって、ブレーキBが作動状態から解除状態に移行したときの電圧を測定するように構成される。この作動状態から解除状態に移行する際の電圧を吸引電圧という。
安全ユニット3は、バイパスユニット1とケーブルL3を介して接続され、測定ユニット2とケーブルL4を介して接続される。安全ユニット3は、交流電源30と、サーボ制御ON/OFF検出部31と、電力供給遮断部32とを備える。ケーブルL3は、バイパスユニット1からのサーボ制御監視信号を伝送するための信号線を含んで構成される。測定ユニット2と安全ユニット3とはケーブルL4を介して接続される。ケーブルL4は、安全ユニット3から交流電圧(交流電源30)を伝送する電力ケーブルを含んで構成される。サーボ制御ON/OFF検出部31は、ケーブルL3を介してバイパスユニット1からのサーボ制御監視信号を受信し、モータMがサーボ制御されていないことを検出した場合は、電力供給遮断部32に電力供給の遮断命令を送信する。電力供給遮断部32は、遮断命令を受信した場合は測定ユニット2への電源電圧の供給を遮断するように構成される。
[ブレーキ診断方法]
次に、ブレーキ診断システム100によるブレーキBの診断手順について図4のフローチャートを用いて説明する。ブレーキ診断に先立って、測定者は、ケーブルL1のコネクタを制御装置103から切り離し、ケーブルL1をバイパスユニット1に接続するとともに、バイパスユニット1を制御装置103に接続する。そして、バイパスユニット1を測定ユニット2及び安全ユニット3にそれぞれ接続する(図1参照)。
次に、ブレーキ診断システム100によるブレーキBの診断手順について図4のフローチャートを用いて説明する。ブレーキ診断に先立って、測定者は、ケーブルL1のコネクタを制御装置103から切り離し、ケーブルL1をバイパスユニット1に接続するとともに、バイパスユニット1を制御装置103に接続する。そして、バイパスユニット1を測定ユニット2及び安全ユニット3にそれぞれ接続する(図1参照)。
まず、本ブレーキ診断ではロボットアーム102をサーボ制御する(図4のステップS1)。例えば測定対象となるブレーキ付きモータSMをサーボ制御する。バイパスユニット1によって制御装置103によって生成されるモータ用の電力がケーブルL1のモータ動力線61〜63に供給される(図3参照)。このときロボットアーム102は、サーボ制御によって、モータMに動力が供給されてロボット10の姿勢制御において現状姿勢が保持されている。
次に、測定ユニット2によりブレーキBにブレーキ電圧を供給するとともにブレーキの吸引電圧を測定する(図4のステップS2)。具体的には、ブレーキ回路電源22は、ロボットアーム102がサーボ制御されている間、ブレーキBへの供給電圧を低い状態から徐々に上昇させることにより、ブレーキBを作動状態から解除状態に移行させる。一方、吸引電圧測定部23は、サーボ制御の間、ブレーキ回路電源22から供給されるブレーキ電圧の上昇によって、ブレーキBが作動態から解除状態に移行したときの電圧(吸引電圧)を測定する。
測定ユニット2は、吸引電圧が所定の電圧値を超えているか否かを判定する(図4のステップS3)。図5は、ブレーキBの異常発生のメカニズムを説明するためのである。図5に示すように、制動使用により、プレート44が摩耗し、摩耗粉70が発生する(A)。また、制動使用により、アーマチュア48が摩耗し、摩耗粉71が発生する(B)。正逆反転により、ハブ53が摩耗し、摩耗粉72が発生する(C)。空転及び制動使用により、摩擦板54が摩耗し、摩耗粉73が発生する(D)。摩耗粉73は磁力によって吸引される。ギャップ55に摩耗粉が入り、プレスされて固まり、アーマチュア48の動作を阻害する。このように、ブレーキの摩擦板54は長期間使用されることにより、ブレーキの摩擦板54が摩耗する等の要因により、フィールドコア47(コイル)との隙間(ギャップ55)が大きくなる。
図6は、ブレーキBの吸引電圧とブレーキギャップとの関係を示すグラフの一例である。グラフの縦軸は吸引電圧(V)を示し、横軸はギャップ(mm)を示している。図6に示すように、ブレーキの摩擦板54が摩耗する等の要因により、ギャップが大きくなるとそれに比例して吸引電圧も上昇する。そして、限界ギャップ(0.5mmm)を超えると、その結果、吸引電圧は17.4Vよりも大きくなる。吸引電圧はブレーキBの摩擦板54にグリス、油などのごみが溜まった場合でも摩擦板の動きが鈍くなるため上昇する。従って、ブレーキBが解除されたときの測定電圧(吸引電圧)が17.4Vを超えているか否かを判定し、吸引電圧が17.4Vを超えている場合は、ブレーキが異常であると診断し(図4のステップS4)、吸引電圧が17.4V以下であればブレーキが正常であると診断することができる(図4のステップS5)。
一方、本実施形態のブレーキ診断システム100ではブレーキ診断においてモータMのサーボ制御の状態が監視される。安全ユニット3は、バイパスユニット1からのサーボ制御監視信号を受信し、モータMがサーボ制御されていないことを検出した場合は、測定ユニット2への電源電圧の供給を遮断する(図3参照)。これにより、例えば吸引電圧の測定中になんらかの事象により(例えば制御装置103の電源オフ)、サーボ制御がオフした場合であっても、測定ユニット2に電源電圧が供給されなくなるので、測定が直ちに中断され、非励磁作動型の電磁ブレーキBが作動する。これにより、ロボットアーム102の自重落下を防ぎつつ安全な測定が実現できる。
[比較例]
次に、従来の測定方法と比較しつつ本実施形態による効果を説明する。図7は、比較例のブレーキ診断システム100Aの構成を示す図である。図7に示すように、比較例のシステム100Aでは、制御装置103はロボットアーム102から完全に切り離され、測定装置201のみがケーブルL1を介してロボットアーム102に接続されていた。この測定装置201は、ブレーキの吸引電圧を測定する間は、ロボットアーム102をサーボ制御することができない。そこで、従来の測定では、ロボットアーム102をクレーン200で吊り下げることにより、測定対象となる重力軸の落下を防ぐようにしていた。しかし、測定装置201において軸設定を誤った場合、他の軸を自重落下させてしまう可能性があった。
次に、従来の測定方法と比較しつつ本実施形態による効果を説明する。図7は、比較例のブレーキ診断システム100Aの構成を示す図である。図7に示すように、比較例のシステム100Aでは、制御装置103はロボットアーム102から完全に切り離され、測定装置201のみがケーブルL1を介してロボットアーム102に接続されていた。この測定装置201は、ブレーキの吸引電圧を測定する間は、ロボットアーム102をサーボ制御することができない。そこで、従来の測定では、ロボットアーム102をクレーン200で吊り下げることにより、測定対象となる重力軸の落下を防ぐようにしていた。しかし、測定装置201において軸設定を誤った場合、他の軸を自重落下させてしまう可能性があった。
これに対し、本実施形態によれば、モータMをサーボ制御しつつブレーキの吸引電圧を測定するので、ロボットアーム102の自重落下を防ぎつつブレーキの異常(摩擦板の摩耗状態等)を診断することができる(図1参照)。
(その他の実施の形態)
尚、本実施形態のブレーキ診断システム100は、安全ユニット3を備えていたが、バイパスユニット1と測定ユニット2で構成されてもよい。
尚、本実施形態のブレーキ診断システム100は、安全ユニット3を備えていたが、バイパスユニット1と測定ユニット2で構成されてもよい。
また、本実施形態では、ブレーキ診断システム100は、ブレーキBの吸引電圧を測定したが、ブレーキBが、制動状態において、所定の保持回転トルクでも制動状態を維持できるかの測定を行ってもよい。
また、ブレーキ回路電源22からの供給電圧が高い状態から徐々に下降する場合には、解除状態から制動状態に移行することになる。この解除状態から制動状態に移行する際の電圧を釈放電圧という。ブレーキ診断システム100が、この釈放電圧と上記吸引電圧との両方の測定を行ってもよい。
また、ブレーキ診断システム100は、ブレーキ回路電源22からの電圧を徐々にではなく、瞬時に上昇させた際に、制動状態から解除状態に移行する際にかかる時間(吸引時間)を測定してもよい。
また、ブレーキ診断システム100は、ブレーキ回路電源22の電圧を徐々にではなく、瞬時に下降させた際に、解除状態から制動状態に移行する際にかかる時間(釈放時間)を測定してもよい。
上記説明から、当業者にとっては、本発明の多くの改良や他の実施形態が明らかである。従って、上記説明は、例示としてのみ解釈されるべきであり、本発明を実行する最良の態様を当業者に教示する目的で提供されたものである。本発明の精神を逸脱することなく、その構造および/または機能の詳細を実質的に変更できる。
本発明は、ブレーキ付きモータを備えるロボットのブレーキ診断に有用である。
1 バイパスユニット
2 測定ユニット
3 安全ユニット
10 ロボット
100 ブレーキ診断システム
101 ベース
102 ロボットアーム
103 制御装置(ロボットコントローラ)
L1〜L4 ケーブル
SM ブレーキ付きモータ,M モータ,B ブレーキ,E 位置検出器
2 測定ユニット
3 安全ユニット
10 ロボット
100 ブレーキ診断システム
101 ベース
102 ロボットアーム
103 制御装置(ロボットコントローラ)
L1〜L4 ケーブル
SM ブレーキ付きモータ,M モータ,B ブレーキ,E 位置検出器
Claims (8)
- ブレーキ付きモータによって駆動されるロボットアームと、ケーブルを介して前記ロボットアームを制御する制御装置とを備えるロボットにおいて前記ブレーキの異常を診断するシステムであって、
前記制御装置と前記ケーブルとの間に配置され、前記ケーブルの前記モータのブレーキラインに電圧を供給するための端子と、前記制御装置によって生成される前記モータ用の電力を前記ケーブルの前記モータ動力線に供給するラインと、を有するバイパスユニットと、
前記端子に接続され、前記ブレーキにブレーキ電圧を供給するとともに、前記ブレーキが解除されたときの電圧を測定するように構成された測定ユニットと、
を備える、ブレーキ診断システム。 - 前記ブレーキは、非励磁作動型の電磁ブレーキであって、
前記バイパスユニットは、前記制御装置によって生成され、前記モータのサーボ制御の状態を示すサーボ制御監視信号を出力し、
前記サーボ制御監視信号を受信し、前記モータがサーボ制御されていることを検出した場合は前記測定ユニットへ電源電圧を供給し、前記モータがサーボ制御されていないことを検出した場合は、前記測定ユニットへの電源電圧の供給を停止するように構成された安全ユニットを更に備える、請求項1に記載のブレーキ診断システム。 - 前記測定ユニットは、前記ブレーキが解除されたときの測定電圧が所定の電圧値を超えているか否かを判定することによって、前記ブレーキの異常を診断する、請求項1又は2に記載のブレーキ診断システム。
- 前記ロボットアームは、垂直多関節型のロボットアームである、請求項1乃至3のいずれか一項に記載のブレーキ診断システム。
- ブレーキ付きモータによって駆動されるロボットアームと、ケーブルを介して前記ロボットアームを制御する制御装置とを備えるロボットにおいて前記ブレーキの異常を診断する方法であって、
前記制御装置と前記ケーブルとの間にバイパスユニットを配置し、前記バイパスユニットにより、前記制御装置によって生成される前記モータ用の電力を前記ケーブルの前記モータ動力線に供給するステップと、
前記ケーブルの前記モータのブレーキラインに電圧を供給するための端子に接続された測定ユニットにより、前記ブレーキにブレーキ電圧を供給するとともに、前記ブレーキが解除されたときの電圧を測定するステップと、
を含む、ブレーキ診断方法。 - 前記ブレーキは、非励磁作動型の電磁ブレーキであって、
前記バイパスユニットにより、前記制御装置によって生成され、前記モータのサーボ制御の状態を示すサーボ制御監視信号を出力するステップを更に含み、
安全ユニットにより、前記サーボ制御監視信号を受信し、前記モータがサーボ制御されていることを検出した場合は、前記測定ユニットへ電源電圧を供給し、前記モータがサーボ制御されていないことを検出した場合は、前記測定ユニットへの電源電圧の供給を停止するステップを更に含む、請求項5に記載のブレーキ診断方法。 - 前記測定ユニットにより、
前記ブレーキが解除されたときの測定電圧が所定の電圧値を超えているか否かを判定することによって、前記ブレーキの異常を診断するステップを更に含む、請求項5又は6に記載のブレーキ診断方法。 - 前記多関節アームは、垂直多関節アームである、請求項5乃至7のいずれか一項に記載のブレーキ診断方法。
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