JP2018098718A - 画像読取装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】原稿を読み取って生成された原稿データから原稿の端部を精度よく判定することが可能な画像読取装置を提供する。
【解決手段】画像読取装置は、原稿を読み取って複数の画素の輝度値を含んだ画像データを生成する読取センサ114、生成された画像データから原稿内の領域と原稿外の領域の境界であるエッジ位置を推定する画像読取処理部304、原稿の端部を判定して原稿サイズを検出するCPU302を有する。CPU302は、推定されたエッジ位置の近傍領域で前記推定されたエッジ位置の一方と他方側にある複数の画素について、それぞれ輝度値の分布を表す第1分布および第2分布を生成すし、両者の比較結果から原稿の端部を判定する。
【選択図】図3
Description
本発明は、原稿の画像(以下、原稿画像という)を読み取るスキャナ等の画像読取装置に関し、特に、原稿を読み取って得られた画像データに基づいて原稿サイズを検知する画像処理装置に関する。
従来、原稿画像を画像読取センサで読み取って取得した画像データから、原稿の端部に発生するエッジを検出する画像読取装置が知られている。例えば、ユーザーが原稿台ガラスに原稿を載置してコピーボタンを押した後に、載置された原稿のサイズを画像読取センサで読み取って自動で判定する画像読取装置が知られている。
このような原稿サイズ検出では、原稿に印刷された罫線や文字等を原稿の端部と誤検知して正しい原稿サイズを検出できない場合がある。特に、新聞紙のように、原稿が原稿台ガラスの読取可能領域よりも大きく、原稿の端部が読取可能領域に収まらない場合にこのような誤検出が問題となる。これは、原稿の端部を読み取ることはできないにもかかわらず、原稿に印字された罫線などの印字情報を原稿の端部として誤検出してしまうことに起因する。
本来、原稿が原稿台ガラスの読取可能領域からはみ出している場合、原稿のサイズが確定できないので、ユーザーにサイズ指定を促すことが好ましい。あるいは、できるかぎり原稿の情報を失わないように、原稿サイズを読取可能な最大サイズに設定してもよい。
しかし、罫線によって原稿サイズを誤検知してしまった場合、原稿において、原稿台ガラスの読取可能な範囲にある部分が読み取られないおそれがあり、また、読み取られたとしても変倍率が適切に設定されないおそれもある。このように、ユーザーにとって好ましくない結果となってしまう。
特許文献1は、原稿を読み取って得られた画像データに対して周知の微分フィルタを適用してエッジ検出を行い、その結果について、抽出されたエッジ点群に対して直線近似を行う技術を開示する。直線近似の結果から、抽出されたエッジ点群が原稿の端部であるか否かが判定され、その判定結果から、原稿端部の確度の高低が評価される。確度が低いと判定された場合、抽出されたエッジ点群は原稿端部ではないと判定する。これにより、直線近似を用いて原稿の端部の誤検知を防いでいる。
しかし、特許文献1では、原稿の先端から後端まで一様に線が引かれている原稿を直線近似した結果として、罫線を原稿の端部である確度が高いと判定するおそれがある。この場合には誤判定を回避することが困難である。
例えば建築図面や、縁取りされた罫線が記載された原稿の場合、原稿の先端から後端までほぼ全域に罫線が引かれていることは珍しくない。従って、このような原稿の先端から後端まで一様に線が引かれた原稿に対して、罫線が原稿の端部であると誤判定する可能性はかなり高い。
本発明は、上記の問題を解決するために、原稿データから原稿の端部を精度よく判定することが可能な画像読取装置を提供することを主たる課題とする。
本発明にかかる画像読取装置は、原稿を読み取って複数の画素の輝度値を含んだ画像データを生成する画像読取手段と、生成された画像データから前記原稿内の領域と原稿外の領域の境界であるエッジ位置を推定するエッジ位置推定手段と、前記原稿の端部を判定する端部判定手段と、を備えた画像読取装置であって、 前記端部判定手段は、前記推定されたエッジ位置の近傍領域で前記推定されたエッジ位置の一方側にある複数の画素についての輝度値の分布を表す第1分布を生成し、かつ、前記推定されたエッジ位置の近傍領域で前記推定されたエッジ位置を介して前記一方側と対向する他方側にある複数の画素の輝度値の分布を表す第2分布を生成し、前記第1分布と前記第2分布との比較結果から、前記推定されたエッジ位置が前記原稿の端部を表すか否かを判定することを特徴とする。
本発明によれば、原稿画像のエッジ部分を精度よく認識可能な画像読取装置を提供することを主たる課題とする。
以下、図面を参照しつつ、本実施形態にかかる画像読取装置を詳細に説明する。なお、本実施形態に記載する装置の構成や読取位置の決定手順は一例に過ぎず、本発明は実施形態に記載された内容に限定されるものではない。また、画像読取装置は、たとえば複写機に搭載されて、複写機の画像読取部として用いることもできる。
図1は、本実施例による画像読取装置100を正面から見た部分断面図を示す。画像読取装置100は、筐体101、原稿おさえ板102、原稿104の裏写りを抑制するためにその表面が白色に塗られた白圧板103を有する。画像読取装置100は、更に、原稿104を設置するための原稿台ガラス105、読取センサ114の読取ばらつきを補正するために濃度が一様に管理された白基準板106を有する。
原稿104を読み取るための読取ユニット107は、駆動モーター116により駆動レール117に沿って図1の左側から右側へ移動される。読取ユニット107は、その間に原稿104の表面の画像を画像データとして取得する。
読取ユニット107は、光源108、109、ミラー110、111、112、結像レンズ113、読取センサ114、画像処理基板115を有する。原稿104の画像読取時には、光源108、109が点灯されて原稿104が照射され、その反射光は、ミラー110、111、112でこの順に反射される。反射光は、結像レンズ113に入射して集光され、読取センサ114に到達する。画像処理基板115に実装された読取センサ114は、受光した光線をその光量に応じて電気信号に変換し、原稿104の画像データを生成する。
読取ユニット107は、光源108、109、ミラー110、111、112、結像レンズ113、読取センサ114、画像処理基板115を有する。原稿104の画像読取時には、光源108、109が点灯されて原稿104が照射され、その反射光は、ミラー110、111、112でこの順に反射される。反射光は、結像レンズ113に入射して集光され、読取センサ114に到達する。画像処理基板115に実装された読取センサ114は、受光した光線をその光量に応じて電気信号に変換し、原稿104の画像データを生成する。
また、画像読取装置100の底面にはフォトインタラプタ118が設置されている。フォトインタラプタ118は、後述するように、フォトインタラプタ118が設置された位置の上に原稿104が置かれているかどうかを判定する。画像読取装置100は、読取センサ114で取得した画像データと、フォトインタラプタ118での判定結果に基づき、原稿104のサイズを自動検出する。
画像読取装置100には、更に、画像読取開始を指示するための入力部およびディスプレイを備えた操作パネル120が設けられている。また、図1には示されていないが、画像読取装置100は、後述する図3に示されるCPU302、ADコンバータ303、読取画像処理部304を有する。更に、図3に示されるように、CPU302が処理するデータや設定情報等を記憶するための記憶部121が設けられている。ユーザーは、原稿104を原稿台ガラス105上に置き、操作パネル120の入力部を通じて画像読取開始を指示する。
次に、主走査サイズの検知方法について、図2(a)、(b)を用いて説明する。図2(a)は、画像読取装置100の原稿おさえ板102を開けた状態での原稿台ガラス105の平面図である。原稿台ガラス105に設置された原稿104の図2(a)における左右方向のサイズ(これを副走査サイズと呼ぶ)は、フォトインタラプタ118での上記判定結果により識別される。また、図2の上下方向のサイズ(これを主走査サイズと呼ぶ)は、読取センサ114で取得された画像データに基づき判定される。
フォトインタラプタ118は、図示しない赤外光の発光部と受光部を有する。以下、原稿おさえ板102を開けた状態でのフォトインタラプタ118における判定の詳細を記載する。
フォトインタラプタ118の発光部が赤外光を発光したときに、原稿104がフォトインタラプタ118の上部に存在していると、発光部から照射された赤外光は原稿104により反射されて受光部に入射する。
フォトインタラプタ118の発光部が赤外光を発光したときに、原稿104がフォトインタラプタ118の上部に存在していると、発光部から照射された赤外光は原稿104により反射されて受光部に入射する。
一方、フォトインタラプタ118の上部に原稿104が存在しない場合は、発光部から発光された赤外光は原稿104で反射されることはなく、画像読取装置100の外部で散乱される。従って、受光部には赤外光は入射しない。
以上のことから、受光部に赤外光が入射された場合、フォトインタラプタ118が配置された位置の上部に原稿104が存在していると判定される。
一方、受光部に赤外光が入射されない場合は、フォトインタラプタ118が配置された位置の上部には原稿104は存在しないと判定される。これによって、原稿の副走査サイズがフォトインタラプタ118の取り付けられた位置よりも短いか否かが判定される。
図2(a)において、サイズ指標板201および202は、原稿台ガラス105に配置された原稿104が当接される当接部であり、原稿の位置合わせに用いられる。ユーザーは、画像読取時に原稿104の左端をサイズ指標板201に当接させ、かつ、その上端をサイズ指標板201に接触させて原稿104を原稿台ガラス105に配置する。
図2(b)は原稿読取センサと各画素の関係の説明図である。図示されるように、読取ユニット107には、読取センサ114が図2(b)の上下方向に1画素ずつ配列されている。読取センサ114での読取結果から、原稿内の領域と原稿外の領域の境界であるエッジ位置を推定し、副走査サイズを決定する。その詳細は後述する。
主走査サイズは、読取センサ114の画像データから判定される。説明のため、原稿104が原稿台ガラス105に貼り付けられたサイズ指標板201および202に当接され、読取センサ114が停止した状態で原稿104の一部が読取可能な位置にある状態を図2に示す。
読取ユニット107の光源108、109が光線を原稿104に照射し、その反射光を読取センサ114が受光することで、読取センサ114上にある位置での原稿104の画像データが得られる。なお、画像読取装置100における読取ユニット107、光源108、109、読取センサ114、フォトインタラプタ118等の制御は、後述する図3に示すCPU302が実行する。
フォトインタラプタ118は、ユーザーには視認できない赤外光を発光するので、原稿おさえ板102を開けた状態で照射しても、ユーザーが眩しいと感じることはない。
しかし、読取ユニット107の光源108、109は、原稿読取に用いるための光源であり、可視光線を照射する。従って、原稿おさえ板102を開けた状態で光源108、109が可視光線を照射すると、ユーザーが眩しいと感じることがある。したがって、この実施形態では、読取センサ114を使って主走査方向の原稿サイズを検出する際は、原稿おさえ板102は閉じた状態で検出を行うものとする。
図3に、本実施形態による画像読取装置の機能ブロック図を示す。図示されるように、画像読取装置のCPU302には、操作パネル120、駆動モーター116、フォトインタラプタ118、読取センサ114、ADコンバータ303、読取画像処理部304が接続されている。読取センサ114は、原稿画像を読み取って得られたRGBアナログ出力をADコンバータ303に送る。ADコンバータ303は、読取センサ114からのアナログ出力をデジタル信号に変換して読取画像処理部304に送る。なお、特に記載のない限り、駆動モーター116、フォトインタラプタ118、読取センサ114、ADコンバータ303、読取画像処理部304等は、いずれもCPU302より制御される。
ユーザーが原稿104を原稿台ガラス105に置いてから操作パネル120の入力部を通じて画像読取を開始すると、CPU302は、原稿サイズ検知を開始する。詳細には、CPU302は、駆動モーター116を制御して、読取ユニット107を図2に示されるように原稿の端部が読取可能な位置に移動させる。
読取ユニット107が上記位置に移動した後、CPU302は、光源108、109を制御して可視光を原稿に対して照射し、読取センサ114によって、反射光量に応じたアナログ信号を得る。読取センサ114の出力はADコンバータ303によってデジタルデータに変換され、読取画像処理部304に送信される。 読取画像処理部304の詳細なブロック図を図4に示す。図示されるように、読取画像処理部304は、原稿エッジ検出部401、分散検知部402および原稿サイズ検出部403を有する。
読取画像処理部304に入力された画像データは、原稿エッジ検出部401および分散検知部402に入力される。原稿エッジ検出部401からの出力は、分散検知部402に入力される。分散検知部402は、入力された画像データと原稿エッジ検出部の入力とを用いて、エッジ位置の周辺領域における各画素の輝度のヒストグラムを検出する。この実施形態では、画素の輝度として読取センサ114の出力値を用いた。従って、別途記載がない限り、以下の説明における「分散値」は、読取センサ114の出力値についての分散値を指す。
以下、原稿エッジ検出部401について説明する。図2の状態から、原稿おさえ板102を閉じた状態で原稿104が原稿台ガラス105に置かれたときに読取センサ114によって画像データを取得した。図5は、取得された画像データにおける画像読取センサの主走査位置ごとの輝度値を示したグラフを示す。図5において、縦軸は画像センサの出力値、横軸は原稿領域における主走査位置(mm)であり、サイズ指標板202の位置をゼロとして図2の下方向を正の方向としている。
この実施形態では、読取センサ114で取得した画像データを8bitのデジタルデータとし、光が検出されていない状態での出力値を0、読取センサ114の最大感度での出力値を255とした。これにより、読取センサ114に入射した光量(カンデラ:cd)が大きいほど、その出力値は大きくなる。
白圧板103は、原稿104の裏写りを防止する目的で白色度が高く管理されている。一方、原稿104の紙が白色であった場合、白圧板と比較すると、白色度が低くなるため、輝度値がやや低くなる傾向にある(図5の例では、出力値220に相当する)。
原稿104の主走査方向の端部では、原稿台ガラス105と原稿を抑える白圧板103との間に、原稿104の厚みだけ隙間が発生する。従って、原稿104の端部には影が発生し、この端部での主走査位置では輝度値が低くなる。この実施形態では、図5において原稿端部の輝度値が40となっているので、輝度値40をしきい値とした。CPU302は、輝度値が40以下である画素をエッジの部分にある画素としてエッジ位置推定を行い、原稿端部のエッジがどこにあるかを判定する。
図2(b)に示されるように、読取ユニット107には、読取センサ113が図2の上下方向に1画素ずつ配列されており、読取解像度600dpiで読み取った場合、1画素のピッチは0.0423(mm)となる。
したがって、読取センサ114においてエッジ位置にあると推定される画素の位置を求めることで、原稿端部がどの位置にあるかを算出することが可能である。図5の例では、サイズ指標板202から画像読取センサが7021画素分(つまり7021×0.0423≒297(mm))離れた位置において画像読取センサの出力値が10となっている。出力値がしきい値40以下であることから、この位置が原稿のエッジであると推定できる。従って、原稿104の主走査端部のエッジは、サイズ指標板202から297(mm)離れた位置に存在すると推定される。
なお、原稿104に文字や線などが印刷されていた場合、原稿の端部以外の領域にも輝度値が低くなる主走査位置が存在し、これらもエッジとして推定される場合もある。
その一方で、原稿が存在しない領域においては、光源108、109からの可視光線が原稿台ガラス105を介して原稿を抑える白圧板103で反射される。白圧板103は全面一様に白色であることから、その読取センサ114の出力値は255となる。前述のように原稿104の印字がなされていない部分におけるセンサ出力値は220であることからも、サイズ指標板202から297(mm)を超える領域には原稿が存在しないと判定される。
以上のことから、エッジが複数検出された場合、サイズ指標板202から最も離れた主走査位置であってかつ読取センサ114の出力値が上記しきい値以下である位置を原稿104のエッジであると判定できる。本実施形態においては、この判定は、CPU302により行われる。
なお、フォトインタラプタ118は、サイズ指標板201から277mmの位置に配置されている。この位置では、A3R、A4R、B4R、B5Rの原稿が配置された場合にはフォトインタラプタの上部に原稿が存在せず、かつ、A4およびB5原稿が配置された場合にはフォトインタラプタの上部に原稿が存在する。従って、A3R、A4R、B4R、B5Rの原稿が配置された場合にはフォトインタラプタの出力はONとなり、A4およびB5原稿が配置された場合にはOFFとなる。
また、原稿サイズのJIS規格から、A3原稿の短辺およびA4原稿の長辺はともに297(mm)、B4原稿の短辺およびB5原稿の長辺は257(mm)である。さらに、A4原稿の短辺およびA5原稿の長辺は210(mm)、B5原稿の短辺およびB6原稿の長辺は182(mm)であると判定される。
一般に、画像読取装置、あるいは画像読取装置を備えた複写機で使用される原稿サイズはA3、A4、A5、B4、B5である。従って、判定されたエッジの主走査サイズとフォトインタラプタのON、OFF出力から、画像読取装置に置かれた原稿サイズを以下のように判定することができる。
この表は、CPU302により参照可能となるように画像読取装置100の記憶部121に記憶される。なお、判定された原稿の主走査サイズが182mm未満である場合、および297mmよりも大きい場合には、原稿サイズを確定することができない。
この場合、判定された原稿の主走査サイズが最小の主走査サイズである182mm未満であれば、CPU302は、原稿サイズは画像読取装置が出力可能な最小の原稿サイズであるB5Rであると判定する。
一方、判定された原稿の主走査サイズが最大の主走査サイズである297mmを超える場合には、原稿は、出力可能な最大領域となる原稿サイズであるA3Rであると判定する。
このようにして、主走査方向においてエッジ位置を推定した後に、フォトインタラプタ118の出力を参照して、副走査方向のフォトインタラプタ118が設けられた位置に原稿があるか否かを判定する。
以下、フォトインタラプタ118の出力がOFF、すなわちフォトインタラプタ118の上部に原稿104が存在しない場合について説明する。この場合において、操作パネル120がユーザーにより押されると、CPU302は、画像読取装置100を動作させ、読取センサ114から画像データを取得する。CPU302は、サイズ指標板202から297mmの位置に原稿104のエッジが存在すると判定した場合、表1を参照して、原稿104の原稿サイズはA4であると判定する。
例えばA3RとA4、B4RとB5の組み合わせのように、読取センサ114で取得された画像データから判定されるエッジの位置のみでは原稿サイズを決定できないことがある。しかし、CPU302は、表1を参照することで、フォトインタラプタ118のON/OFFの状態から、原稿サイズを一意に決定することができる。
図6に、原稿台ガラスに大きい原稿を置いた状態の説明図を示す。図示されるように、原稿104が原稿台ガラス105からはみ出して置いてあり、かつ、原稿104のサイズ指標板201、202から297mm離れた位置に罫線601が描かれている場合を説明する。なお、図6におけるサイズ指標板201、202等は図2で説明したものと同一である。この場合、原稿104は、原稿台ガラス105から飛び出して置かれているため、原稿104の端部は読取センサ114の検出可能領域外にある。したがって、上記の例のように、原稿104のサイズ指標板201、202から最も離れた主走査位置に存在するエッジ検出位置が原稿104のエッジであると判定することは適切ではない。この場合には、原稿104の罫線601が原稿のエッジであると誤判定されてしまうからである。
しかし、このような場合、CPU302が表1を参照して判定すると、主走査サイズは297mm、フォトインタラプタはOFFとなり、原稿サイズはA4であると判定されてしまう。原稿104がA4サイズであると判定すると、画像読取装置100は、原稿104のA4サイズより外側の領域については画像読取を行わず、これは、ユーザーにとって望ましくない。
この原稿はA4サイズよりも大きくサイズが確定できないので、ユーザーに対してサイズ指定を促すか、または画像読取装置が読取可能な最大サイズ(表1のケースの場合A3R)としてサイズを強制的に決めてしまうことが望ましい。
本実施形態では、推定されたエッジ位置の近傍領域で、推定されたエッジ位置を境界としてその一方側と、対向する他方側とで後述する分散値を取得する。これにより、推定されたエッジ位置が原稿104の端部であるのか、あるいは原稿の罫線601等であるのかの端部判定を行う。この処理は、CPU302の制御の下で、図4の分散検知部402によって実行される。
表2に、図2の領域203、204の輝度値を上述の読取センサ114の出力値として取得した際の輝度ヒストグラムを示す。なお、領域203、204のいずれにおいてもサンプル数は2500個としている。図2の領域203は、原稿104内の領域であり、原稿104を位置合わせするためのサイズ指標板202に近い側(以下、「奧側」と記載する)にある。その一方で、図2の領域204は、原稿104外で白圧板103により覆われた領域内にあり、サイズ指標板202側から遠い側(以下、「手前側」と記載する)にある。
表2においては、エッジの原稿104側の領域203と白圧板103側の領域204のそれぞれについて、画素の輝度値を表す読取センサ114の出力値をヒストグラムとして比較している。なお、出力値3〜176および222〜253の範囲は、ヒストグラムの度数が0であったため、記載を省略している。
また、これは一例であり、使用する原稿や白圧板の素材、状態によって結果は異なる。
図7に、白色原稿と白圧板との輝度ヒストグラムを示す。図2の領域203の範囲、すなわちエッジの原稿104側の近傍領域、における輝度値をヒストグラムにしたグラフを図7においてS701として示す。同様に、図2の領域204の範囲、すなわちエッジの白圧板103側の近傍領域、における輝度値をヒストグラムにしたグラフを図7においてS702として示す。
表2のデータについて、サンプルした輝度値の平均値をAverage、取得した輝度値について、1個目のデータをI[1]、2個目のデータをI[2]、…2500個目のデータをI[2500]、と表記する。サンプル数が2500個であったとすると、分散σは、以下の式1で計算される。
σ1={Σ(I[N]−Average)2}/N …式1
ただし、ΣはN=1〜2500迄の総和を示す。
σ1={Σ(I[N]−Average)2}/N …式1
ただし、ΣはN=1〜2500迄の総和を示す。
表2の結果について、それぞれ式1に基づき分散値を計算すると、表3のようになる。
一般的に、原稿として用いられる紙は、パルプなどの木材の繊維を粉砕し、糊で固めたあと、漂白を行うことで白い紙を生成する。このとき、パルプの繊維はある程度粒子が粗い状態であるため、紙の表面性が粗くなってしまう。表面性の粗さは紙の種類によって異なるが、特に再生紙の場合、表面性が粗くなる。
このような紙について、読取センサ114を使って画像データを取得すると、図7のS701に示されるように、ヒストグラムのピークの周囲にもある程度の度数が分散しており、ヒストグラムにばらつきが生じる。したがって、分散値も表3に示されるように大きな値となる。
一方、白圧板103は、プラスチック製の材料で生成される。プラスチックで生成された部材は、紙に比べると表面性が滑らかであり、読取センサ114を使って画像データを取得すると、図7のS702に示されるように、ヒストグラムのピークの周囲で度数分散は小さい。従って、表3に示されるように、原稿領域と比較して分散が小さいという結果が得られる。
また、通常、原稿104の材質は、白圧板103のような原稿を押えるための部材の材質とは異なるので、一般に、原稿を読み取った画像における分散値と、原稿を押えるための部材を読み取った画像における分散値とは互いに異なる。
このことから、原稿エッジを検出した位置から主走査方向について、推定されたエッジ位置の手前側の領域203と奥側の領域204における分散値を比較する。両者が異なる場合、例えば両者の差が所定のしきい値を超えた場合には、推定されたエッジ位置は原稿104の端部である蓋然性が高いと判定することができる。特に、手前側の領域203の分散値が小さいことは、白圧板103の画像の分散値である蓋然性が高く、奥側の分散値が大きいことは原稿104の画像の分散値である蓋然性が高い。これは、実際の白圧板103および原稿104の配置と一致するので、推定されたエッジ位置が実際に原稿104の端部である蓋然性は非常に高いと判定できる。
したがって、この場合、推定されたエッジ位置は原稿104の端部であると判定される。表3の例では、原稿領域の分散が25.38181、白圧板103の分散が4.087465との算出結果が得られた。従って、これらの分散値の平均値である14.73464を、原稿104または白圧板103を判定するためのしきい値として設定することができる。この値よりも分散が大きい場合、その領域の画像データは原稿104に対応し、分散値が小さい場合、その領域の画像データは白圧板103に対応すると判定できる。
この例では、一例として、原稿104の画像データの分散値と白圧板103の画像データの分散値の平均値を閾値として選定した。しかし、原稿104の表面粗さは、紙の種類等により変動し、かつ、白圧板103のような原稿を押えるための部材の表面粗さも必ずしも一定ではない。
従って、上述のしきい値は一律に設定する必要はない。例えば、あらかじめ製品を出荷する前に白圧板103の分散を面内で複数カ所取得し、その平均値に対してあらかじめ決められた任意の値をオフセットさせることでしきい値を製品毎に決定してもよい。
エッジの手前側と奥側の画像データにおける分散値を比較し、手前側の分散値が大きく、奥側の分散値も同様に大きいと判定された場合には、両者ともに原稿104の画像データであると判定できる。したがって、検出されたエッジは、原稿104の端部ではなく、原稿の罫線601であると判定される。
このような手法を用いることで、推定されたエッジ位置がエッジ原稿104の端部であるか、それ以外(例えば原稿の罫線601等)であるかを判定することができる。原稿に印字された罫線に限らず、文字などの印字情報についても同様にエッジであると推定される場合もある。その場合においても、推定されたエッジ位置主走査方向について、上述のように手前側と奥側の画像データにおける分散を比較することで、原稿104の端部か文字などの印字情報であるかを判定することができる。
上記の結果から、CPU302は、サイズ指標板202、203から最も離れた位置で検出されたエッジが原稿104の端部であると判定した場合には、その位置を原稿104の端部がある位置として判定し、前述の表1に基づき、原稿サイズ検知を行う。一方、上記の結果から、サイズ指標板202、203から最も離れた位置で検出されたエッジが原稿104の端部ではなく、原稿の罫線601や印字情報である、と判定された場合もある。この場合、CPU302は、原稿サイズ検知判定を行わず、図示しない表示手段を通じてユーザーに原稿サイズを指定するよう促すか、あるいは、原稿サイズを読取可能な最大サイズ(表1の場合、A3サイズ)であると判定するなどの処理を行う。
図8に、画像読取装置100においてCPU302が実行する、原稿のエッジ検出処理を表すフローチャートを示す。ユーザーは、原稿104を原稿台ガラス105に原稿を置いてから操作パネル120の入力部を通じて画像読取開始を指示する。これに応答して、CPU302は、原稿104の読取が可能な位置へと読取ユニット107を移動させる(S101)。
その後、CPU302は、原稿104の主走査方向のエッジを検知するために原稿104側を読み取って画像データを生成する(S102)。その後、CPU302は、取得された画像データから、上記しきい値よりも輝度が低く、かつ、サイズ指標板202から主走査方向において最も離れた位置にあるエッジ位置を推定する(S103)。
次に、S103で推定されたエッジ位置の近傍領域で、主走査方向の奥側と手前側で分散値を算出する。この例では、エッジ検出位置が、サイズ指標板202を基準として主走査方向に7500画素離れた位置でエッジが検出された場合について、以下のように分散値を算出する。
原稿領域と原稿領域外との分散値を算出するためにエッジが検出された位置の近傍の範囲にある画素について、画素データから輝度値(この例では読取センサ114の出力値)の分布を表す第1分布を求める。これにより、画像の輝度値の分布を表すよう数値化を行った。この実施形態では、輝度値の分布を表す第1分布として輝度値の分散を求めて両者を比較し、その比較結果から、推定されたエッジ位置が原稿の端部であるかを判定した。なお、分散値の算出にあたっては、推定されたエッジ位置が検出された位置から、エッジ方向に対して垂直な方向である主走査方向について所定の画素数内にある画素を除外した。そして、推定されたエッジ位置から主走査方向100画素分の画像データを用いた。
その理由は、原稿エッジ検出位置の近傍は、原稿のエッジ自体を構成するデータが画像データとして含まれてしまうからである。このようにエッジ自体を構成するデータを除外して分散値を算出することで、原稿領域と原稿領域外との分散値をよりよく識別できる算出結果が得られる。
原稿エッジを構成する領域の主走査方向の幅あるいは太さは、原稿104の紙の厚みによって異なる。この例では、推定されたエッジ位置である、サイズ指標板202から7530画素目のラインを中心として、上述のように、主走査方向の奥側と手前側それぞれ30画素をエッジ構成画素として分散値の計算から除外した。また、分散値を計算するには、式1で示したように、所定数以上のデータ数が必要である。この例では、例として主走査方向の100画素分の画像データを用いて分散値を計算した。
エッジ検出位置が主走査位置7500画素目であることから、エッジ検出位置から手前側に30画素離れた位置から主走査方向に100画素分の画像データを用いると、式2に示される、分散値の第1の値が得られる。
σ2={Σ(I[N]−Average)2}/100 …式2
ただし、ΣはN=7371〜7470迄の総和を示す。
σ2={Σ(I[N]−Average)2}/100 …式2
ただし、ΣはN=7371〜7470迄の総和を示す。
同様にして、エッジ検出位置が主走査位置7500画素目であることから、エッジ検出位置から奥側に30画素離れた位置から、主走査方向100画素分の画像データを用いると、式3に示される、分散値の第2の値が得られる。
σ3={Σ(I[N]−Average)2}/100 式3
ただし、ΣはN=7531〜7630迄の総和を示す。
σ3={Σ(I[N]−Average)2}/100 式3
ただし、ΣはN=7531〜7630迄の総和を示す。
続いて、このエッジが原稿104の端部に起因するのか、あるいは原稿104に印字された罫線601などの画像などの印字情報に起因するのかを判定するために、第1の値および第2の値を比較する。そのために、CPU302は、エッジの主走査方向について、画素の奥側と手前側の分散値を測定して上記第1の値および第2の値を算出し、これらの値とあらかじめ決められたしきい値とを比較する(S105)。表3に示した結果から、この実施形態でのしきい値は14.73464となる。
エッジの奥側の分散値がしきい値よりも小さく、エッジの手前側の分散値がしきい値よりも大きいと判定された場合を説明する。この場合、検出されたエッジの奥側は白圧板103、手前側は原稿104であると判定される。従って、CPU302は、推定されたエッジ位置は原稿104の端部であると判定する。
この場合、推定されたエッジ検出位置が主走査位置7500画素目にあることから、CPU302は、サイズ指標板202から7500×0.0423≒317mm離れた位置が原稿の端部であると判定する。
この場合、推定されたエッジ検出位置が主走査位置7500画素目にあることから、CPU302は、サイズ指標板202から7500×0.0423≒317mm離れた位置が原稿の端部であると判定する。
CPU302は、上記判定結果から原稿サイズを確定したあと、原稿の読取を実施する(S106)。
この例では、原稿の端部は約317mmであってB5R〜A3Rのいずれの原稿サイズにも適合せず、かつ、最大の主走査サイズである297mmよりも長い。従って、CPU302は、原稿のサイズは出力可能な最大の原稿サイズであるA3Rであると判定する。
この例では、原稿の端部は約317mmであってB5R〜A3Rのいずれの原稿サイズにも適合せず、かつ、最大の主走査サイズである297mmよりも長い。従って、CPU302は、原稿のサイズは出力可能な最大の原稿サイズであるA3Rであると判定する。
続いて、原稿領域の画像データを転送する。この実施形態においては、確定した原稿サイズ領域の画像データのみを転送する。例えば、ユーザーが設置した原稿104がA4サイズであると判定された場合、原稿の主走査領域としては、表1に基づくと主走査サイズは297mmとなる。したがって、サイズ指標板201を基準とし、主走査方向に7021画素分離れた領域の画像データのみを転送する。また、副走査方向はA4原稿の場合、210mmとなる。したがって、原稿の副走査サイズはサイズ指標板201を基準として、4964画素分離れた領域の画像データのみを転送する。(S107)
なお、S103では、サイズ指標板202から最も離れた主走査位置から順にエッジの探索を行うが、すべての主走査位置まで検索してもエッジが検出されない場合もある。この場合には、CPU302は、原稿が設置されていない、あるいは原稿が正しく設置されていないなど、なんらかの理由で原稿端部のエッジが検出できなかったと判定する(S107)。CPU302は、原稿サイズが確定できないことから、ユーザーに対して原稿サイズが検出できなかったこと操作パネル120のディスプレイに示し、ユーザーに対してサイズ指定を促す。(S108)
また、S104で、検出されたエッジの奥側と手前側の分散値が両方とも所定値より大きい場合は、検出されたエッジは原稿104の端部ではなく、原稿の罫線601などの印字情報が印字された部分だと考えられる。従って、CPU302は、この場合には原稿端部は見つからなかったと判定される。CPU302は、原稿サイズが確定できないことから、ユーザーに対して原稿サイズが検出できなかったことを示し、サイズ指定をするよう促す(S108)。
以上のように、原稿104が原稿台ガラス105からはみ出して設置されていて原稿端部の検出が原理的にできない場合には、原稿の罫線601などのような原稿の印字部分を誤って原稿端部と判定して原稿サイズを誤検知するおそれがある。本実施形態によれば、そのような誤検出を抑制することができる。
なお、本実施形態における各種制御はCPU302が実行するものとして説明したが、このような制御は、例えばMPU(Micro-Processing Unit)や ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、SoC(System-on-a-Chip)等により実現され得る。
Claims (10)
- 原稿を読み取って複数の画素の輝度値を含んだ画像データを生成する画像読取手段と、生成された画像データから前記原稿内の領域と原稿外の領域の境界であるエッジ位置を推定するエッジ位置推定手段と、前記原稿の端部を判定する端部判定手段と、を備えた画像読取装置であって、
前記端部判定手段は、前記推定されたエッジ位置の近傍領域で前記推定されたエッジ位置の一方側にある複数の画素についての輝度値の分布を表す第1分布を生成し、かつ、前記推定されたエッジ位置の近傍領域で前記推定されたエッジ位置を介して前記一方側と対向する他方側にある複数の画素の輝度値の分布を表す第2分布を生成し、前記第1分布と前記第2分布との比較結果から、前記推定されたエッジ位置が前記原稿の端部を表すか否かを判定することを特徴とする、
画像読取装置。 - 前記端部判定手段は、前記第1分布を構成する複数の画素の輝度値の分布を表すように数値化した第1の値と、前記第2分布を構成する複数の画素の輝度値の分布を表すように数値化した第2の値とを比較して、その比較結果から、前記推定されたエッジ位置が前記原稿の端部を表すか否かを判定することを特徴とする、
請求項1に記載の画像読取装置。 - 前記端部判定手段は、前記第1分布を構成する複数の画素の輝度値の分散を表す第1分散値と、前記第2分布を構成する複数の画素の輝度値の分散を表す第2分散値とを比較し、その差が所定のしきい値を超えた場合に、前記推定されたエッジ位置が前記原稿の端部を表すと判定することを特徴とする、
請求項1または2に記載の画像読取装置。 - 前記端部判定手段は、前記複数の画素として、前記推定されたエッジ位置に垂直な方向にある画素を用いることを特徴とする、
請求項1〜3のいずれかに記載の画像読取装置。 - 前記端部判定手段は、前記推定されたエッジ位置から所定の画素数内にある画素を除外して前記第1分布および前記第2分布を生成することを特徴とする、
請求項1〜4のいずれかに記載の画像読取装置。 - 前記端部判定手段は、前記第1分散値または前記第2分散値に対して、その分散値が所定の第1しきい値よりも大きいときには、画像データが読み取られた領域は原稿を読み取ることで生成された領域であると判定することを特徴とする、
請求項3〜5のいずれかに記載の画像読取装置。 - 前記端部判定手段は、前記第1分散値または前記第2分散値に対して、その分散値が所定の第2しきい値よりも小さいときには、画像データが読み取られた領域は、原稿を読み取ることで生成された領域ではないと判定することを特徴とする、
請求項6に記載の画像読取装置。 - 前記画像読取装置は、画像読取時に前記原稿が当接される当接部を有し、前記一方側は、前記推定されたエッジ位置に関して前記当接部に近い側であり、前記他方側は、前記推定されたエッジ位置から前記当接部に遠い側であり、
前記端部判定手段は、前記第1分散値が前記第1しきい値よりも大きく、かつ、前記第2分散値が前記第2しきい値よりも小さいときには、前記推定されたエッジ位置が前記原稿の端部を表すと判定することを特徴とする、
請求項7に記載の画像読取装置。 - 前記端部判定手段は、前記当接部から最も離れた位置にある推定されたエッジ位置に対して、前記原稿の端部を表すか否かを判定することを特徴とする、
請求項8に記載の画像読取装置。 - 前記端部判定手段によって前記原稿の端部を表すと判定された推定されたエッジ位置が存在しない場合には、読取可能な最大領域で画像読取を行うことを特徴とする、
請求項1〜9のいずれかに記載の画像読取装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016244047A JP2018098718A (ja) | 2016-12-16 | 2016-12-16 | 画像読取装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2016244047A JP2018098718A (ja) | 2016-12-16 | 2016-12-16 | 画像読取装置 |
Publications (1)
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Family Applications (1)
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JP2016244047A Pending JP2018098718A (ja) | 2016-12-16 | 2016-12-16 | 画像読取装置 |
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Country | Link |
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JP (1) | JP2018098718A (ja) |
-
2016
- 2016-12-16 JP JP2016244047A patent/JP2018098718A/ja active Pending
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