JP2018098662A - レート判定装置、レート判定方法及び受信装置 - Google Patents

レート判定装置、レート判定方法及び受信装置 Download PDF

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Abstract

【課題】データ通信中にビットレートを判定することができる。
【解決手段】レート判定装置1は、FSK変調方式で変調された伝送フレームを受信する受信部2と、受信した伝送フレームにおけるプリアンブル部の周期に基づいて、シンボルレートを検出するシンボルレート検出部3と、受信した伝送フレームの周波数偏移に基づいて、多値変調された多値シンボルを検出する多値シンボル検出部4と、検出したシンボルレート及び前記検出した多値シンボルに基づいて、ビットレートを判定するビットレート判定部5と、を備える、
【選択図】図2

Description

本発明は、レート判定装置、レート判定方法及び受信装置に関し、例えば、FSK変調方式で変調された伝送フレームのレートを判定するレート判定装置、レート判定方法及び受信装置に関する。
近年、IoT(Internet of Things)が大きく注目されており、様々な物がインターネット等のネットワークと通信を行うシステムが普及し始めている。一例として、スマートメータでは、各家庭の電力情報等をネットワークで自動的に収集することが可能である。
このようなシステムを実現するための無線通信技術の研究が進められている。例えば、標準化された無線通信規格である非特許文献1のIEEE Std 802.15.4g(以下、802.15.4gと言う)は、スマートメータ等の利用を目的として、FSK(Frequency Shift Keying:周波数偏移)変調方式を採用することにより低消費電力で長距離通信を可能とする規格である。その他、関連する技術として、特許文献1が知られている。
特許第4977822号公報
IEEE Std 802.15.4g−2012
非特許文献1や特許文献1では、FSK変調方式においてマルチビットレート通信を行うことができる。しかしながら、ビットレートを切り替える場合、非特許文献1ではデータ通信中にビットレートを判定することは困難である。このような問題を解決すべく、特許文献1よりデータ通信中にビットレートを判定する技術が提案されているが、シンボルレートが同じで、ビットレートが異なる多値の構成のマルチビットレートを判定することは困難であることを、本発明者らは見出した。
その他の課題と新規な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかになるであろう。
一実施の形態によれば、レート判定装置は、受信部、シンボルレート検出部、多値シンボル検出部、ビットレート判定部を備えている。受信部は、FSK変調方式で変調された伝送フレームを受信する。シンボルレート検出部は、受信した伝送フレームにおけるプリアンブル部の周期に基づいて、シンボルレートを検出し、多値シンボル検出部は、受信した伝送フレームの周波数偏移に基づいて、多値変調された多値シンボルを検出する。ビットレート判定部は、検出したシンボルレート及び検出した多値シンボルに基づいて、ビットレートを判定する。
前記一実施の形態によれば、データ通信中に多値のビットレートを判定することができる。
IEEE802.15.4gのパケットの流れを説明するための説明図である。 実施の形態に係るレート判定装置の概要構成を示す構成図である。 実施の形態1に係るスマートメータシステムの構成例を示す構成図である。 実施の形態1に係るスマートメータシステムの他の構成例を示す構成図である。 実施の形態1に係るスマートメータの構成例を示す構成図である。 実施の形態1に係るゲートウェイの構成例を示す構成図である。 実施の形態1に係る受信器の構成例を示す構成図である。 IEEE802.15.4gのフレームの構成を示す構成図である。 IEEE802.15.4gのPreamble部の信号波形例を示す波形図である。 IEEE802.15.4gの変調方式とアイダイアグラムの関係を説明するための説明図である。 IEEE802.15.4gの各国の周波数バンドとデータレートの関係を示す表である。 IEEE802.15.4gのPHR部の信号波形例を示す波形図である。 実施の形態1に係るレート検出器の構成例を示す構成図である。 実施の形態1に係るレート検出器の動作例を示すフローチャートである。 実施の形態1に係るレート検出器の動作例を示すフローチャートである。 実施の形態1に係る硬判定によるビットレート判定動作を説明するための説明図である。 実施の形態1に係る差分平均によるビットレート判定動作を説明するための説明図である。 実施の形態1に係る差分平均によるビットレート判定動作を説明するための説明図である。 実施の形態1に係る差分平均によるビットレート判定動作を説明するための説明図である。 実施の形態1に係る差分平均計算方法の一例を示すフローチャートである。 実施の形態1に係る差分平均計算方法の他の例を示すフローチャートである。 実施の形態1の効果を説明するためのパケットの流れを示す図である。 実施の形態1の効果を説明するためのパケットの流れを示す図である。 実施の形態2に係るレート検出器の構成例を示す構成図である。 実施の形態3に係るレート検出器の構成例を示す構成図である。 実施の形態3に係るレート検出器の動作例を示すフローチャートである。 実施の形態3に係るレート検出器の動作例を示すフローチャートである。
説明の明確化のため、以下の記載及び図面は、適宜、省略、及び簡略化がなされている。また、様々な処理を行う機能ブロックとして図面に記載される各要素は、ハードウェア的には、CPU、メモリ、その他の回路で構成することができ、ソフトウェア的には、メモリにロードされたプログラムなどによって実現される。したがって、これらの機能ブロックがハードウェアのみ、ソフトウェアのみ、またはそれらの組合せによっていろいろな形で実現できることは当業者には理解されるところであり、いずれかに限定されるものではない。なお、各図面において、同一の要素には同一の符号が付されており、必要に応じて重複説明は省略されている。
(実施の形態に至る検討)
実施の形態の説明の前に、実施の形態の前提となる非特許文献1及び特許文献1について検討する。
図1は、非特許文献1の802.15.4gのFSK規格で採用されている仕様であり、モード切り替え時(レート切り替え時)のパケットの流れを示している。802.15.4gでは、伝送フレーム(データパケット)にビットレート情報をのせないマルチビットレート通信方式を採用しているため、送信装置と受信装置において、あらかじめ、使用するビットレートの取り決めを行ったうえで、通信する必要がある。
この例では、データ通信途中に、50kspsから200kspsにビットレートを変更するため、送信側よりMode Switch(MS)パケットP(3)を受信側に送信する。Mode SwitchパケットP(3)は、次のパケットのデータレート情報をのせて所定のレート(50ksps)で送信され、受信側はそのデータを解読して次のパケット受信のために必要な最適な設定を行う。
本処理は、パケット単位で切り替えを行うため、ビットレートが変更されたパケットP(4)の伝送のための一連の処理が終了すると、切り替え前のビットレート(50ksps)に戻る。もし、引き続きビットレート変更を行うときは、同様に、Mode SwitchパケットP(5)により、ビットレート変更を伝えた後、パケットP(6)のデータ通信を行う必要がある。
この方法では、一旦データ通信を止めて、送受信間でMode Switchパケットのやり取り(制御通信)を行う必要がある。このため、通信効率が低下するという問題がある。さらに、ビットレート変更のための送受信装置の動作により、消費電力(送受信電力)が増加する。
このような問題を解決すべく、以下の実施の形態では、ビットレート変更のための制御通信を行うことなく、データ通信中に受信側でビットレートを判定する方式を提案する。
なお、特許文献1のアルゴリズムにおいては、例えば、1200kbps、2400kbps、4800kbps(以下同様に続く)のように、相互に倍数(2倍)となるビットレートを有する信号を区別することができる。しかし、特許文献1では2値のFSKを対象にしているため、上記のビットレートはシンボルレートと同じ意味を持っており、例えば、シンボルレートが同じで、ビットレートが異なる2値のFSKと4値のFSKの場合、この方法ではビットレートを検出できない。そのため、多値のFSKが使われるマルチビットレート伝送システムにはこの方式は利用できない。
以下の実施の形態では、シンボルレートが同じでビットレートが異なる(2値より大きい)多値のFSKにおいても、ビットレートが検出可能な新たな方式を提案し、マルチビットレート伝送システムにおいても適応可能にする。また、2値のFSKのビットレートも効率よく検出する方式を提案する。
(実施の形態の概要)
図2は、以下の実施の形態に係るレート判定装置の概要構成を示している。図2に示すように、実施の形態に係るレート判定装置1は、受信部2、シンボルレート検出部3、多値シンボル検出部4、ビットレート判定部5を備えている。
受信部2は、FSK変調方式で変調された伝送フレームを受信する。シンボルレート検出部3は、受信した伝送フレームにおけるプリアンブル部の周期に基づいて、シンボルレートを検出する。多値シンボル検出部4は、受信した伝送フレームの周波数偏移に基づいて、(2値より大きい)多値変調された多値シンボルを検出する。ビットレート判定部5は、検出したシンボルレート及び検出した多値シンボルに基づいて、ビットレートを判定する。
このように、受信した伝送フレームからシンボルレート及び多値シンボルを検出し、検出したシンボルレート及び多値シンボルを利用することで、受信した伝送フレームのビットレートを検出することができ、データ通信中に確実にビットレートを検出することができる。
(実施の形態1)
以下、図面を参照して実施の形態1について説明する。
<システムの構成>
実施の形態1に係るシステムとして、ここではスマートメータシステムについて説明する。なお、スマートメータシステムは、802.15.4gのFSK規格で通信を行うシステムの一例であり、その他の無線通信システムでもよい。
例えば、802.15.4gのFSK規格を、その他の多値FSKに拡張したシステムでも使用可能である。また、独自のFSKシステムにも使用可能であるため、多くの分野で利用することができる。特に、スマートメータ、HEMS(Home Energy Management System)、産業分野などは今後データ伝送量が増え、伝送方法も多様化されると予想されるため、通信効率の良い本実施の形態を有効に利用することができる。
図3は、本実施の形態に係るスマートメータシステムの一例を示している。図3の例では、本実施の形態に係るスマートメータシステム40は、複数のスマートメータ10、ゲートウェイ20、サーバ30を備えている。
スマートメータ10は、例えば各家庭に設置された電力メータであり、ゲートウェイ20や中継する他のスマートメータ10との間で無線通信を行う無線通信装置である。スマートメータ10は、無線ネットワーク41を介して、ゲートウェイ20へ電力データ等を送信する。
ゲートウェイ(ゲートウェイ装置)20は、スマートメータ10とサーバ30との間の通信を中継する中継装置である。ゲートウェイ20は、サーバ30からの指示等をスマートメータ10へ転送し、また、スマートメータ10からのデータ等をサーバ30へ転送する。サーバ30は、ゲートウェイ20と有線ネットワーク等で接続されており、ゲートウェイ20を介して、複数のスマートメータ10から電力データ等を収集し、管理を行う管理装置である。
スマートメータ10及びゲートウェイ20は、802.15.4gのFSK規格にしたがって無線通信を行う。複数のスマートメータ10及びゲートウェイ20は、無線ネットワーク41を構成し、例えば、無線ツリーネットワーク(スター型ネットワーク)を構成する。なおメッシュネットワーク等の他のネットワークトポロジを構成してもよい。
この例では、無線ネットワーク41の全ての領域42に本実施の形態を適用する。すなわち、無線ネットワーク41を構成する全てのスマートメータ10及びゲートウェイ20が、後述する本実施の形態に係るレート検出器を含む受信器を実装する。全てのスマートメータ10及びゲートウェイ20に、本実施の形態に係るレート検出器を適用することで、ビットレート変更に必要なやり取りが省略でき、状況に応じて伝送レートを変えられることで、通信効率を向上することができる。また、全ての装置の消費電力を低減することができる。
図4は、本実施の形態に係るスマートメータシステムの他の例を示している。図4に示すように、無線ネットワークの一部の装置に本実施の形態を適用してもよい。図4のスマートメータシステム40では、ゲートウェイ20a、複数のスマートメータ10、複数のスマートメータ10aが無線ネットワーク41を構成する。
この例では、無線ネットワーク41の一部の領域43(一部のネットワーク)におけるスマートメータ10に、本実施の形態に係るレート検出器を適用する。他の領域(他のネットワーク)のスマートメータ10a及びゲートウェイ20aについては、本実施の形態を適用しない。ゲートウェイ20aとスマートメータ10は、802.15.4g規格による通信は可能である。
本実施の形態を適用しない領域の装置間、例えば、ゲートウェイ20aとスマートメータ10aとの間では、802.15.4g規格にしたがって、Mode Switchパケットを使ってレート切り替えを行う。すなわち、ゲートウェイ20a及びスマートメータ10aでは、既存の802.15.4g規格の通信が可能である。また、領域43におけるスマートメータ10の間では、本実施の形態を適用することで、ビットレート変更に必要なやり取りが省略でき、状況に応じて伝送レートを変えられるため、通信効率が向上できる。また、領域43内の装置の消費電力を低減することができる。
<スマートメータ及びゲートウェイの構成>
図5は、図3及び図4に示した、本実施の形態に係るスマートメータ10の構成例を示している。図5に示すように、本実施の形態に係るスマートメータ10は、無線通信インタフェース11、計測部12、制御部13、メモリ14、表示部15を備えている。
無線通信インタフェース11は、ゲートウェイ20や中継する他のスマートメータ10との間で無線通信を行うためのインタフェースである。無線通信インタフェース11は、802.15.4g規格に準拠した通信が可能であり、さらに本実施の形態に係るレート検出器を含む受信器100を備えている。
計測部12は、例えば電力量を計測する電力メータである。なお、計測部12は、電力量以外のデータを取得するセンサ等でもよい。メモリ14は、スマートメータ10の動作に必要な制御プログラムやデータ等を記憶する。
制御部13は、メモリ14に記憶された制御プログラムを実行することで、計測部12や無線通信インタフェース11の動作を制御し、メモリ14にデータの記憶等を行う。例えば、制御部13は、無線通信インタフェース11が受信したメッセージ(パケット)にしたがって、計測部12から電力量を取得し、取得した電力量のデータを無線通信インタフェース11から送信する。表示部15は、ユーザインタフェースの一例であり、計測部12が計測した電力量等をユーザに表示する。
図6は、図3に示した、本実施の形態に係るゲートウェイ20の構成例を示している。図6に示すように、本実施の形態に係るゲートウェイ20は、無線通信インタフェース21、有線通信インタフェース22、制御部23、メモリ24を備えている。
無線通信インタフェース21は、スマートメータ10との間で無線通信を行うためのインタフェースである。スマートメータ10の無線通信インタフェース11と同様に、無線通信インタフェース21は、802.15.4g規格に準拠した通信が可能であり、さらに本実施の形態に係るレート検出器を含む受信器100を備えている。
有線通信インタフェース22は、サーバ30との間で有線通信を行うためのインタフェースである。なお、有線通信に限らず、サーバ30との間で無線通信を行ってもよい。メモリ24は、ゲートウェイ20の動作に必要な制御プログラムやデータ等を記憶する。
制御部23は、メモリ24に記憶された制御プログラムを実行することで、無線通信インタフェース21や有線通信インタフェース22の動作を制御し、メモリ24にデータの記憶等を行う。例えば、制御部23は、無線通信インタフェース21の通信と有線通信インタフェース22の通信との間を中継するために必要な中継(転送)処理を行う。
<受信器の構成>
図7は、本実施の形態に係る受信器100の構成例を示している。受信器100は、図5及び図6に示したように、スマートメータ10やゲートウェイに実装される。
図7に示すように、本実施の形態に係る受信器100は、アンテナ201、RF−AFE(Analog Front End)部210、RF−Rx BASEBAND部(RF受信ベースバンド部)220、MAC処理部230を備えている。RF−AFE部210、RF受信ベースバンド部220、MAC処理部230は、それぞれ別々の半導体装置(半導体チップ)であってもよいし、1つの半導体装置であってもよい。
RF−AFE部(受信部、RF信号処理部)210は、アンテナ201を介して受信したアナログの受信信号(RF信号)を処理し、RF受信ベースバンド部220で処理可能な信号(ベースバンド信号)を生成する。例えば、RF−AFE部210は、低雑音増幅器による増幅やミキサによるダウンコンバート等の信号処理を行う。
RF受信ベースバンド部(ベースバンド信号処理部)220は、RF−AFE部210が処理した受信信号をビット列(パケット)に復号し、復号したビット列をMAC処理部230に出力する。MAC処理部230は、RF受信ベースバンド部220が復号した受信信号(パケット)に対しMAC処理を行う。MAC処理部230は、受信信号に含まれるパケットを解析し、MACプロトコルにしたがってパケットに応じた処理を実行する。
RF受信ベースバンド部220は、ベースバンド処理の前処理を行うRx FrontEnd部(受信フロントエンド部)221、ベースバンド処理の後処理を行うRx BackEnd部(受信バックエンド部)222を備えている。
受信フロントエンド部221は、信号検出&AGC(Automatic Gain Control)部120、AFC(Automatic Frequency Control)部102、レート検出器101を備えている。信号検出&AGC部120は、受信信号を検出し、受信信号が一定レベルの信号となるように自動利得制御を行う。AFC部102は、受信信号の周波数を安定化するために自動周波数制御を行う。
レート検出器101は、本実施の形態の主要な特徴を備えており、後述するように、FSK変調された受信信号からシンボルレート及びビットレートを検出する。レート検出器101は、検出されたビットレート(及びシンボルレート)の情報をデコーダ103に出力する。
受信バックエンド部222は、トラッキング部104、デコーダ103を備えている。トラッキング部104は、FSK復調を行うために受信信号の周波数をトラッキングし、その周波数をデコーダ103へ出力する。デコーダ103は、受信信号の周波数とビットレート(及びシンボルレート)に基づいて、受信信号をビット列(パケット)にデコード(復号)する。デコーダ103は、デコードしたビット列をMAC処理部230へ出力する。
<フレームの構成>
本実施の形態では、一例として802.15.4g規格のFSK変調方式を採用する。図8は、802.15.4g規格のFSKフレーム(伝送フレーム)50の構成を示している。図8の例は、データを送信するパケット(データパケット)の例であり、FSKフレーム50は、SHR(Synchronization header)部51、PHR(PHY header)部52、PHY payload部53を備えている。
SHR部51は、同期ヘッダであり、Preamble部、同期検出のためのSFD部を含んでいる。Preamble部には、2FSKの場合、0101_0101(8bit sequence)が設定され、4FSKの場合、0111_0111_0111_0111(16bit sequence)が設定される。Preamble部及びSFD部を含むSHR部51は、FSKのシンボル数によらず、最小周波数偏移(−fdev)と最大周波数偏移(+fdev)の2値の周波数(2FSKと同様)で変調することが規定されている。すなわち、Preamble部を含むSHR部51は、2値でFSK変調され、その他の部分、PHR部52及びPHY payload部53(多値変調部)は、2値以上で多値変調されている。
PHR部52は、パケットの処理情報をのせる物理ヘッダであり、MS(Mode Switch制御)部、Reserved(予約)部、FCS(CRCタイプ)設定部、DW(Data Whitening)制御部、Frame Length(データ長)設定部を含んでいる。
MS部は、データパケットを送信する場合、0が設定される。FCS設定部は、FCSフィールドの長さが設定される。DW設定部は、データにホワイトニング(スクランブル化)を使用する場合、1が設定され、ホワイトニングを使用しない場合、0が設定される。Frame Length設定部は、PSDUの長さが設定される。PHY payload部53は、データ情報をのせるPSDU部を含んでいる。
このように、データを送信するFSKフレーム(伝送フレーム)50は、送信データレート(ビットレート)設定部を備えていない。そのため、802.15.4g規格では、送受信間で通信するビットレートを予め設定する必要がある。これに対し、本実施の形態では、以下の特徴を利用することで、データ通信中にビットレートの切り替えを可能とする。
図9は、例えば3つのシンボルレート(RA:50ksps、RB:100ksps、RC:200ksps)に対するPreamble部の周波数特性である。図9に示すように、シンボルレート毎にその周期が異なっているため、受信パケット(フレーム)先頭付近でその周期が検出できれば少なくともシンボルレートを検出することができる。
一方、多値FSKでは、1シンボルで複数ビットを伝搬するため、シンボルレートを検出できたとしても、確実にビットレートを検出することはできない。上記のように、Preamble部は、最小周波数偏移(−fdev)と最大周波数偏移(+fdev)の2値の周波数と規定されている。例えば、図10のように、2値(2level:2FSK)と4値(4level:4FSK)では、いずれも同じ周波数(−fdev、+fdev)を含んでいる。このため、Preamble部の周波数の検出のみでは、シンボルが2値(2FSK)であるか、あるいは4値(4FSK)であるか区別することはできない。
図11は、802.15.4gの各国の周波数バンドとデータレートの関係を示している。例えば、日本では、200kspsの場合、2FSKと4FSKを使用できる。200kspsで2FSKのときは200kbpsとなり、200kspsで4FSKのときは400kbpsとなる。つまり、シンボル間隔(シンボルレート)が同じであるため、200kspsのシンボルレートを検出できた場合でも、2FSKか4FSKか判別できなければ、ビットレートが200kbpsであるか、あるいは400kbpsであるかを検出することはできない。
同様に、欧州では、100kspsの場合、2FSKと4FSKを使用できる。100kspsで2FSKのときは100kbpsとなり、100kspsで4FSKのときは200kbpsとなる。つまり、シンボル間隔が同じであるため、100kspsのシンボルレートを検出できた場合でも、2FSKか4FSKか判別できなければ、ビットレートが100kbpsであるか、あるいは200kbpsであるかを検出することはできない。
図12は、FSKフレームにおけるPreamble部、SFD部、PHR部の信号波形の例を示している。Preamble部及びSFD部では、上記のようにビットレートを正確に判定することができない。本実施の形態では、同じシンボルレートをもつ2値のFSKと4値のFSKについて、確かな4値のFSKシンボルが存在する位置(PHR部)で、4値のFSKのビットレートかどうかの判定を行う。これにより、確実に多値FSK(多値シンボル)を検出し、ビットレートを判定することができる。PHR部には、上記のように、MS部、Reserved部、FCS設定部、DW制御部、Frame Length設定部が含まれる。
<レート検出器の構成>
図13は、本実施の形態に係るレート検出器の構成例を示している。このレート検出器101は、上記のFSK変調方式の特徴を利用することで、ビットレートの判定を実現する。
図7で示したRF受信ベースバンド部220の受信フロントエンド部221に、信号検出&AGC部120、レート検出器101を備えており、さらに受信信号をAD変換するADC(I信号のAD変換器)110及びADC(Q信号のAD変換器)111を備えている。ADC110及び111は、RF受信ベースバンド部220の内部に備えてもよいし、外部に備えてもよい。信号検出&AGC部120は、AD変換されたI信号及びQ信号の信号検出及び利得制御を行い、また、受信信号の受信信号強度(RSSI)を検出する。
図13に示すように、本実施の形態に係るレート検出器101は、周波数偏移生成器(帯域固定)130、シンボルレート検出器140、Sync検出器150、多値FSK検出器160、ビットレート判定器170を備えている。
周波数偏移生成器130は、受信信号から所定の周波数偏移(周波数偏移値)を生成する生成器であり、例えば受信信号の周波数偏移を予め設定された周波数の範囲とするフィルタ等である。本実施の形態では、周波数偏移生成器130は、固定の帯域(カットオフ周波数)が設定されている。最大のシンボルレートよりも大きい周波数をカットオフ周波数とすることで、1つのフィルタで本実施の形態を実現できる。
シンボルレート検出器140は、受信信号のPreamble部に基づいて、受信信号のシンボルレートを検出する。シンボルレート検出器140は、周波数偏移値の符号の変化点(ゼロクロス点)の時間間隔よりシンボル周期を検出するゼロクロス点検出、又は所定パターン(周期パターン)との相互相関検出を行うことで、シンボルレートを検出する。ゼロクロス点に基づいてシンボルレートを検出することで、簡易にシンボルレートを検出できる。相互相関検出に基づいてシンボルレートを検出することで、精度よくシンボルレートを検出できる。いずれかの方法でシンボルレートを検出することで、適切な方法を選択してシンボルレートを検出できる。また、RSSIに応じていずれかの方法を選択することで、受信状況に合わせた方法でシンボルレートを検出できる。RSSIの大小の判定は、ノイズの影響で受信性能が劣化し始める受信感度付近を基準にして、RSSIが小さい場合、ノイズの環境で精度よくシンボルレートを検出できる相互相関検出を行い、RSSIが大きい場合、簡易にシンボルレートを検出できるゼロクロス点検出を行うことで、最も適切な方法でシンボルレートを検出できる。
Sync検出器150は、シンボルレート検出後、受信信号の同期ヘッダに基づいて同期を確立する。
多値FSK検出器(多値シンボル検出部)160は、同期確立後、受信信号の周波数偏移に基づいて、多値シンボル(多値FSK)を検出する。本実施の形態では、多値FSK検出器160は、硬判定計算、または、差分平均計算を行うことにより、多値シンボルを検出する。
多値FSK検出器160は、硬判定計算器161、差分平均計算器162、選択部163を備えている。硬判定計算器161は、受信信号の周波数偏移を硬判定する。硬判定結果に基づいて多値シンボルを検出することで、簡易に多値シンボルを検出することができる。また、受信信号の周波数偏移の絶対値を硬判定することで、さらに単純に多値シンボルを検出できる。
差分平均計算器162は、受信信号の周波数偏移と特定パターン(多値シンボルに対応した周波数偏移パターン)との差分平均を計算する。差分平均計算器162は、少なくとも受信信号と特定パターンとの差分を求め、さらにシンボル間の差分の平均を求める。差分もしくは差分平均に基づいて多値シンボルを検出することで、確実に多値シンボルを検出することができる。また、後述のように、特定パターンに含まれる複数の経路(周波数偏移経路)のうち、差分平均が最も小さい経路に基づいて、多値シンボルを検出することで、経路数が多い場合でも最適な経路に基づいて多値シンボルを検出できる。複数の経路の周波数偏移の絶対値を特定パターンとし、また、シンボルの前後で折り返したパターン(第1及び第2のシンボル間の経路と第2及び第3のシンボル間の経路を、第2のシンボルを基準に折り返したパターン)を特定パターンとすることで、予め用意(記憶)する特定パターンの情報量を効果的に削減できる。
選択部163は、硬判定計算または差分平均計算のいずれかを選択する。いずれかの方法で多値シンボルを検出することで、適切な方法を選択して多値シンボルを検出できる。また、RSSIに応じていずれかの方法を選択することで、受信状況に合わせた方法で多値シンボルを検出できる。特に、RSSIが小さい場合、差分平均計算を行い、RSSIが大きい場合、硬判定計算を行うことで、最も適切な方法で多値シンボルを検出できる。
ビットレート判定器170は、シンボルレート検出結果及び多値シンボル検出結果に基づいて、受信信号のビットレートを判定(検出)する。
<レート検出器の動作>
図14A及び図14Bのフローチャートは、図13に示した本実施の形態に係る構成の動作を示している。図14A及び図14Bに示すように、まず、信号検出&AGC部120は、ADC110の出力信号(信号I)とADC111の出力信号(信号Q)に対し、信号検出及び利得制御を行う(S100)。
続いて、ADC110の出力信号(信号I)とADC111の出力信号(信号Q)を帯域固定の周波数偏移生成器130によりフィルタ処理を行って、サンプル毎に周波数偏移値を生成することで、シンボル周期があらわれる(S101)。例えば、図9で取り上げたデータレートが受信可能である場合、受信フィルタ(周波数偏移生成器130)は最大のシンボルレート(RC:200ksps)がカバーできるカットオフ周波数を設定する。
続いて、信号検出&AGC部120が求める受信信号強度(RSSI)を利用して、ノイズの影響で受信性能が劣化し始める受信感度付近を基準(Vth1)にして、シンボルレートの検出方法を選択する(S102)。シンボルレート検出器140は、RSSIがある閾値(Vth1)未満(受信感度悪い条件)の場合、相互相関検出(S104)を行うことで判定精度を上げ、また、RSSIがある閾値(Vth1)以上(受信感度良い条件)の場合、ゼロクロス点検出(S103)を行うことで演算処理を減らしながら、シンボルレートの判定を行う(S105)。なお、ゼロクロス点検出と相関検出の中で、どちらかの選択、又は組み合わせでシンボルレートを判定してもよい。
シンボルレート検出器140は、サンプル毎に周波数偏移値を入力して、既知のパターンを持つPreamble部における周期間の周波数偏移のゼロクロス点を検出し(S103)、検出されたゼロクロス点の間隔から、シンボル周期及びシンボルレートを判定する。また、シンボルレート検出器140は、Preamble部における相互相関検出を行い(S104)、期待するシンボルレート(シンボルレートRA、RB、RC)との相関値を求めて周期の間隔を検出し、検出されたシンボル周期からシンボルレートを判定する。
続いて、シンボルレート検出器140は、判定されたシンボルレートから4FSKの可能性があるかどうか判断する(S106)。S105で判定されたシンボルレートが4値のFSKと関係ない50ksps、100ksps場合、2値のFSKのビットレート(4FSKの可能性はない)であると判断して、ビットレート判定器170は2値のビットレートを判定する(S107)。
一方、S105でシンボルレート検出器140により判定されたシンボルレートが4値のFSKである可能性がある200kspsの場合、Sync検出器150による同期検出後(S200)、多値FSK検出器160により確かな4値のFSKシンボルが存在する位置で判定を行う。
選択部163は、いずれかの検出方法を予め固定で設定してもよいし、または任意の検出方法を組み合わせてもよいが、この例ではRSSIを利用して多値FSKシンボルの検出方法を切り替える(S201)。選択部163は、RSSIがある閾値(Vth2)未満(受信感度悪い条件)の場合、差分平均判定方式(S203)を選択することで判定精度を上げ、また、RSSIがある閾値(Vth2)以上(受信感度良い条件)の場合、硬判定方式(S202)を選択することで演算処理を減らしながら、レート判定を行う。
多値のFSK検出器160による一つの判定方法では、硬判定計算器161が硬判定計算を行い(S202)、各シンボルの周波数偏移値より、確かな4値のFSKと推定されるシンボル数(検出回数)が閾値ThA個以上あるかどうか判定する(S204)。検出回数が閾値ThA個以上である場合、ビットレート判定器170は4値のFSKのビットレートを判定する(S206)。検出回数が閾値ThA未満の場合、指定検索期間を越えると(S207)、ビットレート判定器170は2値のFSKのビットレートを判定する(S208)。
他の判定方法では、差分平均計算器162が、シンボル間の周波数偏移の経路と予め用意した特定パターンとの差分を取って、差分の平均値を計算し(S203)、その差分平均値が閾値ThB未満かどうか判定する(S205)。差分平均値が閾値ThB未満である場合、ビットレート判定器170は4値のFSKのビットレートを判定する(S206)。差分平均値が閾値ThB以上の場合、指定検索期間を越えると(S207)、ビットレート判定器170は2値のFSKのビットレートを判定する(S208)。
S107、S206、S208でビットレートを判定した後、ビットレート判定器170は、デコーダ103にレート情報(ビットレート情報)を通知し(S300)、処理を終了する。
<多値FSK判定原理>
本実施の形態に係る硬判定計算器161と差分平均計算器162を用いた多値FSK(多値シンボル)判定原理について説明する。
図15は、硬判定計算器161による4値のFSKの判定原理を示している。硬判定の計算では、シンボルの周波数偏移(fdev)を閾値に基づいて硬判定する。例えば、硬判定計算器161は、判定H1または判定H2の方法により硬判定を行う。
硬判定計算器161は、各シンボルの真ん中(シンボルの周波数偏移(fdev)を規定するポイント)から前後の数サンプル(サンプル数N)の周波数偏移値を平均化し、判定H1のように、平均値を閾値Fth11及びFth12と比較することで、確かな4値のFSK(4値のシンボル)を判定する。
または、硬判定計算器161は、各シンボルの真ん中(シンボルの周波数偏移(fdev)を規定するポイント)から前後の数サンプル(サンプル数N)の周波数偏移値を平均化し、この平均値の絶対値をとって、判定H2のように、平均値の絶対値を閾値Fth11のみで簡単に比較してもよい。判定H2では、平均値が閾値Fth11未満の場合、確かに4値のFSKと推定されるシンボルと判断して、その数を積算しておく。
さらに、硬判定計算器161は、ある一定区間(802.15.4gの場合はPHR区間)で、4値のFSKと判断された数(検出回数)が、閾値ThA個以上ある場合、4値のFSKのビットレートと判定する。本方式はシンボルの周波数偏移値が上下対称である4値以降の多値にも応用可能である。
次に、差分平均計算器162による多値FSK(多値シンボル)の判定原理について説明する。差分平均の計算では、シンボル間の周波数偏移(fdev)の経路と特定パターンの経路との差分平均を計算する。特定パターンとは、基準となる多値FSKのシンボル間の周波数偏移の経路を示すパターンであり、この特定パターンのデータが記憶されている。例えば、差分平均計算器162もしくはFSK検出器160は、特定パターンのデータを記憶する記憶部(レジスタ等)を備えており、差分平均計算器162は、記憶されたデータの特定パターンと、受信信号のシンボル間の経路との差分平均を計算する。
本実施の形態では、この予め記憶する特定パターンのデータ量を小さくするため経路の最適化を行う。図16は、経路の最適化による特定パターンの生成方式を示している。例えば4値のFSKの場合、確かな4値のFSKの周波数偏移値(fdev/3、−fdev/3)の前後シンボルの経路を利用する。
図16のパターンP101のように、前後シンボル間(S1−S2−S3)の全ての経路は、シンボルS2のfdev/3前後で8個、シンボルS2の−fdev/3前後で8個、合計16個の経路となる。パターンP101からfdevの絶対値を取ると、パターンP102のように半分(8個)の経路となる。
さらにパターンP102から、前のシンボル(S2−>S1)の経路を後ろ(S2−>S3)へ折り返すことで、さらに半分(4個)の経路r1〜r4のみとなる。(P103)この4個の経路を、差分平均で用いる特定パターンとすることで、経路を単純化することができ、記憶するデータ量を抑えることができる。本方式はシンボルの周波数偏移値が上下対称である4値以降の多値にも応用可能である。
式(1)は、図17で示す経路r2の特定パターンの生成式を示す。式(1)のように、シンボル間の時間幅を示す横軸をX、周波数偏移値を示す縦軸をYとして、一次近似直線式を利用してパターンを生成する。X1とX2の距離は、−fdev/3の前後のシンボル間距離であり、Y1とY2の周波数偏移は、−fdev/3とfdevである。このX及びYと式(1)を利用して、各サンプルに対する周波数偏移値Y(t)を求めて、さらに絶対値を取って特定パターンPtを生成する。
Figure 2018098662
その他の経路に対しても同様な方法でパターンを生成することができる。表1は図15の各経路r1〜r4に対するX,Yと特定パターンPtの関係を示す。
Figure 2018098662
特定パターンの経路数は多値数によって異なる。以下に経路数の計算式を示す。式(2)は全経路数の算出式である。式(2)のように、多値数(M)、確かな多値を表すシンボル数(M−2)と基準シンボルの前後を示す(2)から、全経路数を算出できる。式(3)は、図16で説明した本実施の形態の最小限の経路数の算出式である。式(3)のように、絶対値を取るため確かな多値のFSKのシンボル数が半分減り、基準シンボルの前後を無くして算出できる。
Figure 2018098662
Figure 2018098662
表2は、式(2)及び式(3)による経路数の算出結果を示す。8値の場合、4値に比べて合計経路数がかなり大きくなるが、最小限経路にすることで経路が大幅に減ることがわかる。
Figure 2018098662
次に、差分平均計算器162が行う差分平均計算の具体例について説明する。上記のように最適化された経路(時間軸上で半分に折り返した経路)を特定パターンとして使用するため、受信信号のシンボル間のデータ(周波数偏移値)を特定パターンに対応させて差分平均を求める必要がある。この例では、図18のように、シンボルS1−S2−S3のデータをレジスタR1及びR2に格納することで、特定パターンとの差分平均を求める。
図19及び式(4.1)〜式(4.4)は、4値のFSKの場合の差分平均計算方法及び計算式を示している。
まず、処理S10において、差分平均計算器162は、特定パターンPtを利用して差分を取るため、図18のようにシンボルS1からシンボルS2までのサンプルを配列(レジスタ)R1に格納する。格納が終わったら、シンボルS2を基点にしてシンボルS1までのサンプルを折り返す必要があるため、配列R1の順番を反転して(S2〜S1の順に)配列(レジスタ)R2に格納する。また、同時に、シンボルS2からシンボルS3までのサンプルを配列R1に格納する(格納したR1のデータは次のシンボルの計算で使用する)。
続いて、処理S11において、差分平均計算器162は、配列R2のデータとシンボルS2からシンボルS3までのデータについて、式(4.1)より予め用意している特定パターンPtと差分を取って全経路(4経路)の平均値d1、d2を求める。式(4.1)において、Tはシンボル間の時間、R2(t)は配列R2(S2〜S1)のデータ、R1(t)はシンボルS2〜S3のデータ、d1(i)はシンボルS1〜S2の経路iの差分平均、d2(i)はシンボルS2〜S3の経路iの差分平均である。
続いて、処理S12において、差分平均計算器162は、式(4.2)より、S11で求めた全経路の差分平均値d1、d2より最も値が小さい最小経路(最小差分平均値)d1min、d2minを求める。続いて、処理S13において、差分平均計算器162は、式(4.3)より、S12で求めたシンボルS1〜S2とシンボルS2〜S3の最小経路の差分値d1min,d2minを平均して、シンボルS1からシンボルS3までの差分平均値dminを求める。
続いて、処理S14において、差分平均計算器162は、式(4.4)より、差分平均値dminと閾値THvalを比較する。差分平均値dminが閾値THvalより小さい場合は、flag=1として(S15)、4値のFSKのビットレートを判定する(S16)。差分平均値dminが閾値THval以上の場合、flag=0として(S17)、次のシンボルに進んで、処理S11から繰り返して処理を行う。一定区間の間flag=0である場合(S18)、2値のFSKのビットレートを判定する(S19)。
Figure 2018098662
差分平均計算器162の計算は、シンボルの周波数偏移値が上下対称である4値以降の多値にも応用可能である。図20及び式(5.1)〜式(5.5)は、多値のFSKの場合の差分平均計算方法及びその計算の一般式を示している。基本的な演算方法は図19及び式(4.1)〜式(4.4)と同様であるが、例えば8値のFSKなら4値と8値に対する特定パターンを求めてそれぞれ差分平均値を求める必要がある。
まず、図19と同様に処理S10を行った後、処理S21において、差分平均計算器162は、配列R2のデータとシンボルS2からシンボルS3までのデータについて、式(5.1)より予め用意している各値の特定パターンPt(j)と差分を取って各値の経路の平均値d1(j)、d2(j)を求める。(j)は、FSKのM値(例えば、4値、8値)に対応したインデックス(idx)である。同時に、シンボルS2からシンボルS3までのサンプルを配列R1に格納する。
続いて、処理S22において、差分平均計算器162は、式(5.2)より、S21で求めた各値の全経路の差分平均値d1(j)、d2(j)より各値の最小経路d1(j)min、d2(j)minを求める。続いて、処理S23において、差分平均計算器162は、式(5.3)より、S22で求めた各値の最小経路の差分値d1min,d2minを平均して、シンボルS1からシンボルS3までの各値の差分平均値d(j)aveを求める。続いて、処理S24において、差分平均計算器162は、式(5.4)より、S23で求めた各値の差分平均値d(j)aveのうち、最小の差分平均値dminと各値を示すidxを求める。
続いて、処理S25において、差分平均計算器162は、式(5.5)より、差分平均値dminと閾値THvalを比較する。差分平均値dminが閾値THvalより小さい場合は、flag=idxとして(S26)、idxに基づいてビットレートを判定する(S27)。idx=1の場合、4値のFSKのレートと判断し、idx=2の場合は、8値のFSKのレートと判断する。
差分平均値dminが閾値THval以上の場合、flag=0として(S28)、次のシンボルに進んで、処理S21から繰り返して処理を行う。一定区間の間flag=0である場合(S29)、2値のFSKのレートを判定する(S30)。
Figure 2018098662
<実施の形態1の効果>
以上のように、本実施の形態では、伝送フレームにビットレート情報をのせないFSK変調方式を使う通信システムにおいて、既知パターンを使うPreamble部のシンボル周期に基づいてビットレート(シンボルレート)判定を行う。Preamble部のシンボル周期の検出方法として、周期間のゼロクロス点を検出する方法、又は、相互相関値を求めて周期の間隔を検出する方法を採用し、検出されたシンボル周期からビットレートを判定する。これにより、Preamble部のみで、ビットレート(シンボルレート)を検出することができる。
また、本実施の形態では、シンボル周期の検出において、受信信号強度(RSSI)を利用し、ゼロクロス点検出と相互相関検出を使い分ける。RSSIがある閾値未満(受信感度悪い条件)の場合、相互相関検出を行うことで判定精度を上げ、RSSIある閾値以上(受信感度良い条件)の場合、ゼロクロス点検出を行うことで演算処理を減らしながら、レート判定を行う。これにより、最適な方法でビットレート(シンボルレート)を検出することができる。
さらに、本実施の形態では、シンボルレートが同じである多値のFSK(M値のFSK、M>=4)を使うマルチビットレート通信システムの場合、Preamble部ではビットレートの判定ができないため、確かなM値のシンボルが存在する位置で判定を行う。これにより、多値のFSKのビットレートを判定することができる。
また、本実施の形態では、ビットレートの判定方法として、シンボルの周波数偏移値より、確かなM値のFSKと判断されるシンボル数が閾値ThA個以上ある場合、M値のFSKのビットレートと判定する硬判定方式と、シンボル間の周波数偏移の経路と予め用意した特定パターンとの差分を取ってその差分の平均値が閾値ThB未満の場合、M値のFSKのビットレートと判定する差分平均判定方式を採用する。これにより、確実に多値のFSKのビットレートを判定することができる。
さらに、本実施の形態では、ビットレートの判定において、RSSIを利用して、硬判定方式と差分平均判定方式を使い分ける。RSSIがある閾値未満(受信感度悪い条件)の場合、差分平均判定方式を使用することで判定精度を上げ、ある閾値以上(受信感度良い条件)の場合、硬判定方式を使用することで演算処理を減らしながら、レート判定を行う。これにより、最適な方法で多値のFSKのビットレートを判定することができる。
特に、上記の構成では、図13のシンボルレート検出器140による2値のFSKのビットレート判定と、そして多値のFSK検出器160による4値以上のFSKのビットレート判定より、データ通信中にレート判定を実現できる。これにより、データレート切り替え制御が省略されるため通信効率を向上することができる。また、RSSIを使って最適な機能選択が可能であるため、効果的にビットレートを判定することができる。さらに、4値以降の多値のビットレートにも簡単に応用できるためシステム拡張が容易である。
このように、本実施の形態では、受信フレームを利用して、ビットレートを判定することで、ビットレート変更に必要なやり取りが省略でき、その分通信効率を上げることができる。さらに、ビットレート変更のためのやり取りで使われる電力消費量が削減できる効果がある。バッテリ駆動による長期間運用が必要なスマートメータシステムでは、よりその効果があらわれる。
図21(a)のように、802.15.4gのFSK規格の場合、データ通信途中に、ビットレート変更のため、送信側よりMode Switch(MS)パケットP(3)に、次のパケットのビットレート情報をのせて送信し、受信側はそのデータを解読して、次のパケット受信のために必要な最適な設定を行う。これはパケット単位で行われるため、ビットレートが変更されたパケットP(4)の伝送の一連の処理が終了すると、切り替え前のビットレートに戻る。引き続きデータレート変更の際は、同様にパケットP(5)により、ビットレート変更を伝え、パケットP(6)のデータ通信を行う必要がある。
これに対して、本実施の形態では、図21(b)のように、Mode SwitchパケットP(3)、P(5)が省略され、パケットP(2)後にP(4)、パケットP(6)の通信が行われるので通信効率が上がる。また、Mode SwitchパケットP(3)、パケットP(5)の送受信処理がなくなる分、動作電力が削減できる。もし、パケットP(3)、パケットP(5)のPreamble長が長いと、電力削減効果はさらに上がる。さらに、ビットレート切り替え制御がなくなるので、制御に掛るオーバーヘッドがなくなる。
また、伝搬状況が変わる可能性がある環境において、伝搬状況が悪くなると送信側より段階的にビットレートを下げていくことができる。これは、WiFi通信において、一般的に用いられている手法である。ここで、前記手法を802.15.4gのFSKに適用する場合を考える。図22(a)のように、基本レートに最大のビットレート(400kbps)を使用したネットワークを想定すると、伝搬状況が悪い環境においては、最大ビットレートでのMode Switch(MS)パケット伝送を行えず、ビットレートを下げることを通信相手に伝えることができない。そのため、前記環境下では、通信を行うことができず、ネットワークの再構築が必要となる。これに対して、本実施の形態では、図22(b)のように、リトライ時にビットレート切り替えができ、環境にあった最適なビットレートで通信できる。
(実施の形態2)
以下、図面を参照して実施の形態2について説明する。
図23は、本実施の形態に係るレート検出器の構成例を示している。図23の構成は、実施の形態1の図13を改良した構成である。
図23に示すように、本実施の形態に係るレート検出器は、実施の形態1の図13の構成と比べて、周波数偏移生成器131及びシンボルレート検出器141のみが異なっている。その他の構成は実施の形態1と同様である。周波数偏移生成器(複数の帯域固定)131は、実施の形態1では1つの帯域に固定で設定されていたが、本実施の形態では、複数の帯域に固定で設定されている。例えば、複数のフィルタにより構成されている。
周波数偏移生成器131は、低速のシンボルレートを受信時、帯域外のノイズの影響を低減させるため、対応するキャリア周波数で受信可能なシンボルレート毎に、最適なフィルタを設ける。例えば、図9で取り上げたデータレートが受信可能である場合、それぞれのシンボルレートの周波数に最適なフィルタを設けて(シンボルレートRA用、RB用、RC用)、フィルタ処理を行い、サンプル毎に周波数偏移値を生成することで、シンボル周期があらわれる。
また、シンボルレート検出器141は、周波数偏移生成器131の複数の帯域(フィルタ)に対応して、シンボルレートを検出する。例えば、複数の検出器により構成されている。(複数の)シンボルレート検出器141は、各フィルタの出力に対し、実施の形態1と同様に、Preamble部におけるゼロクロス点検出又は相互相関検出によりシンボル周期を検出し、検出されたシンボル周期からシンボルレートを判定する。
実施の形態1の図13の帯域固定の周波数偏移生成器130は、複数のシンボルレートを検出できるように受信フィルタは最大のシンボルレートがカバーできるカットオフ周波数を設定していた。このため、もし最小のシンボルレートが受信された場合、カットオフ周波数が広い分、帯域外のノイズの影響を受けることになり、受信感度付近で判定精度劣化が発生する。これに対し、本実施の形態では、図23の帯域固定の周波数偏移生成器131のように、対応するキャリア周波数で受信可能なシンボルレート毎に最適なフィルタを設けるため、データレート判定精度をより向上することができる。
(実施の形態3)
以下、図面を参照して実施の形態3について説明する。図24は、本実施の形態に係るレート検出器の構成例を示している。
図24の構成は、実施の形態1の図13を改良した構成である。本実施の形態では、RF−AFE部210のフィルタの帯域を可変(アナログ可変フィルタ)とし、また、レート検出器の周波数偏移生成器の帯域も可変(デジタル可変フィルタ)とする。
図24に示すように、RF−AFE部(アナログ部)210は、LNA(低雑音増幅器)181、ミキサ182、可変フィルタ183、アンプ184及び185を備えている。
LNA181は、受信信号(RF信号)を低雑音で増幅し、ミキサ182は、増幅された信号をダウンコンバートする。可変フィルタ183は、ダウンコンバートされた信号に対し設定された帯域でフィルタ処理を行い、アンプ184及び185は、フィルタ処理後のI信号及びQ信号用を増幅する。
例えば、図9で取り上げたデータレートが受信可能である場合、アナログ部の可変フィルタ183と、帯域可変の周波数偏移生成器132の可変フィルタは、最大のシンボルレートがカバーできるようには200kspsのカットオフ周波数で初期設定しておいて、サンプル毎に周波数偏移値を生成する。
シンボルレート検出器142は、サンプル毎に周波数偏移値を入力して、実施の形態1と同様に、Preamble部におけるゼロクロス点検出又は相互相関検出により200kspsのシンボルレートに合わせて相関値を求めてシンボルレートを検出する。シンボルレート検出器142は、もし、200kspsが検出できない場合、制御信号fset1により周波数偏移生成器132の可変フィルタを100kspsのカットオフ周波数に切り替えるように通知する。
周波数偏移生成器(帯域可変)132は、シンボルレート検出器142から切り替え通知を受けると、100kspsにフィルタの帯域を切り替える。その後、シンボルレート検出器142は、ゼロクロス点検出又は相関検出により100kspsのシンボル周期を検出する。期待するシンボルレートが検出できるまでか、あるいは切り替え可能な最小のシンボルレート(50ksps)まで繰り返す。
もし、期待するシンボルが50kspsで、そのシンボルレートが検出できた場合、シンボルレート検出器142は、制御信号fset2により可変フィルタ183に50kspsのカットオフ周波数に切り替えるように通知する。可変フィルタ183は、この切り替え通知を受けると、50kspsにフィルタの帯域を切り替える。シンボルレート検出のための受信フィルタのカットオフ周波数の変更はPreamble部内で行われる。
もし、期待するシンボルが200kspsで、そのシンボルレートが検出できた場合、2値のビットレート(200kbps)か、4値のビットレート(400kbps)の判断を行うため、Sync検出器150の同期の後、確かな4値のFSKが存在する位置で多値FSK検出器160より検出を行う。多値FSK検出器160の検出方法は、実施の形態1と同じである。
ビットレート判定器171は、ビットレートを判定した後、制御信号fset3により周波数偏移生成器132の可変フィルタを確定したビットレートに合わせた最適なフィルタに切り替えることも可能にする。
図25A及び図25Bのフローチャートは、図24の本実施の形態に係る構成の動作を示している。
まず、受信フィルタ(ステップS110のアナログ部の可変フィルタ183とステップS111のデジタル部の周波数偏移生成器132の可変フィルタ)は最大のシンボルレート(200ksps)がカバーできるようにカットオフ周波数を初期設定しておく。
アナログ部の可変フィルタ183のフィルタ処理(S110)後、受信信号はデジタル部に入力され、信号検出&AGC120は、信号検出及びAGC処理を行って受信信号の振幅の最適化とともにRSSI値を求める(S100)。AGC処理後、周波数偏移生成器132は、デジタル受信信号をフィルタ処理して(S111)、サンプル毎に周波数偏移値を生成する(S101)。
次に、シンボルレート検出器142は、RSSI値を使ってシンボルレート検出方法を選択する(S102)。シンボルレート検出器142は、RSSI値が閾値(Vth1)以上の場合、ゼロクロス点の周期を検出し(S103)、RSSI値が閾値(Vth1)未満の場合、相関検出より相関ピーク値の周期を検出し(S104)、シンボルレートの判定を行う(S105)。
次に、シンボルレート検出器142は、判定されたシンボルレートが期待レート(初期設定レート:200ksps)かどうかを判断し(S112)、シンボルレートが期待レートではない場合、次の切り替え対象レート(一段低いシンボルレート:100ksps)があるかどうか確認する(S113)。次の切り替え対象レートがある場合、シンボルレート検出器142は、デジタル可変フィルタ(周波数偏移生成器132)を100ksps用に切り替えて(S111)、ステップS101からステップS112まで繰り返し処理を行う。
ステップS112の期待レート(100ksps)の判定で、シンボルレートが期待レートではない場合、シンボルレート検出器142は、次に切り替え対象レート(一段低いシンボルレート:50ksps)を確認して(S113)、次の切り替え対象レートがある場合、デジタル可変フィルタ(周波数偏移生成器132)を50ksps用に切り替えて(S111)、ステップS101からステップS112まで繰り返し処理を行う。もし、ステップS109で次に切り替え可能なレートがないと判断される場合は、レート判定処理を終了する。
例えば、受信シンボルレートが50kspsの場合、ステップS112において50kspsを検出すると、シンボルレート検出器142は、4値のFSKの可能性がないと判断して(S106)、2値のビットレートを判定した後(S107)、アナログ可変フィルタ183を50kspsに切り替える(S114)。さらに、ビットレート判定器170は、デコーダ103にレート情報(ビットレート)を通知し(S300)、処理を終了する。
アナログ可変フィルタの初期設定は、最大シンボルレートに合わせられているため、それより小さいシンボルレートと判定された場合に、切り替えを行う。
例えば、受信シンボルレートが200kspsの場合、ステップS112において200kspsを検出すると、シンボルレート検出器142は、4FSKの可能性があると判断して(S106)、Sync検出器150がSync検出した後(S200)、4値のビットレート判定処理に進む。
Sync検出した後、多値FSK検出器160は、RSSI値を使って、レート判定方法を選択する(S201)。多値FSK検出器160は、RSSI値が閾値(Vth2)以上の場合、硬判定計算方法で確かな4値のFSKシンボルを検出して(S202)、その検出回数と閾値Aと比較して(S204)、検出回数が閾値A以上ある場合、4値のFSKのビットレート(400kbps)と判定して(S206)、デジタル可変フィルタを確定データレート(400kbps)に合わせて最適なフィルタに切り替える(S210)。
もし、RSSI値が閾値(Vth2)未満の場合、多値FSK検出器160は、差分平均計算方法よりシンボル間の周波数偏移の経路と予め用意した特定パターンとの差分を求めてその平均値を出力して(S203)、平均値と閾値Bを比較して、(S205)、平均値が閾値B未満の場合、4値のFSKのビットレート(400kbps)と判定して(S206)、デジタル可変フィルタを確定データレート(400kbps)に合わせて最適なフィルタに切り替える(S210)。
もし、ステップS204、又はステップS205でNOと判定される場合、4値のFSKのシンボル検出のための指定検出区間を超えたかどうかを判定して(S207)、YESの場合は、2値のFSKのレート(200kbps)と判定する(S208)。その後、デジタル可変フィルタを確定データレート(200kbps)に合わせて最適なフィルタに切り替える(S210)。さらに、ビットレート判定器170は、デコーダ103にレート情報(ビットレート)を通知し(S300)、処理を終了する。
以上のように、本実施の形態では、帯域可変の周波数偏移生成器132の可変フィルタのカットオフ周波数を受信可能な最大のシンボルレート用に設定から徐々に低いレートに切り替えることで、シンボルレートの検出時間が短縮できるメリットがある。また、1つの可変フィルタを複数の帯域に合わせて切り替えることができるため、回路規模を増やせずに最適な受信フィルタが実現できて、帯域外のノイズの影響を抑えることができる。したがって、受信感度付近で判定精度改善がより期待できる。
なお、上述したプログラムは、様々なタイプの非一時的なコンピュータ可読媒体(non−transitory computer readable medium)を用いて格納され、コンピュータに供給することができる。非一時的なコンピュータ可読媒体は、様々なタイプの実体のある記録媒体(tangible storage medium)を含む。非一時的なコンピュータ可読媒体の例は、磁気記録媒体(例えばフレキシブルディスク、磁気テープ、ハードディスクドライブ)、光磁気記録媒体(例えば光磁気ディスク)、CD−ROM(Read Only Memory)CD−R、CD−R/W、半導体メモリ(例えば、マスクROM、PROM(Programmable ROM)、EPROM(Erasable PROM)、フラッシュROM、RAM(Random Access Memory))を含む。また、プログラムは、様々なタイプの一時的なコンピュータ可読媒体(transitory computer readable medium)によってコンピュータに供給されてもよい。一時的なコンピュータ可読媒体の例は、電気信号、光信号、及び電磁波を含む。一時的なコンピュータ可読媒体は、電線及び光ファイバ等の有線通信路、又は無線通信路を介して、プログラムをコンピュータに供給できる。
以上、本発明者によってなされた発明を実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は既に述べた実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の変更が可能であることはいうまでもない。
上記の実施形態の一部又は全部は、以下の付記のようにも記載されうるが、以下には限られない。
(付記1)
FSK変調方式で変調されたRF信号を受信し、前記受信したRF信号を処理するRF信号処理部と、
前記処理後の受信信号をパケットに復号するベースバンド信号処理部と、
前記パケットに応じた処理を実行するMAC処理部と、
を備え、
前記ベースバンド信号処理部は、
前記受信信号の周波数偏移を生成する周波数偏移生成部と、
前記受信信号に含まれる伝送フレームにおけるプリアンブル部の周期に基づいて、シンボルレートを検出するシンボルレート検出部と、
前記伝送フレームの周波数偏移に基づいて、多値変調された多値シンボルを検出する多値シンボル検出部と、
前記検出したシンボルレート及び前記検出した多値シンボルに基づいて、ビットレートを判定するビットレート判定部と、
前記判定されたビットレートにしたがって前記伝送フレームを復号するデコード部と、
を備える、受信装置。
(付記2)
前記周波数偏移生成部は、固定された帯域でフィルタ処理を行うフィルタを含み、
前記フィルタのカットオフ周波数は、前記受信信号の最大のシンボルレートよりも大きい周波数である、
付記1に記載の受信装置。
(付記3)
前記周波数偏移生成部は、複数の固定された帯域でそれぞれフィルタ処理を行う複数のフィルタを含み、
前記複数のフィルタのカットオフ周波数は、それぞれ前記受信信号の複数のシンボルレートに対応した周波数である、
付記1に記載の受信装置。
(付記4)
前記RF信号処理部は、帯域が可変のアナログ可変フィルタを含み、
前記周波数偏移生成部は、帯域が可変のデジタル可変フィルタを含み、
前記アナログ可変フィルタ及び前記デジタル可変フィルタの帯域は、前記受信信号の最大のシンボルレートよりも大きい周波数に初期設定され、前記シンボルレートまたは前記ビットレートの検出結果に応じて低い周波数に切り替えられる、
付記1に記載の受信装置。
(付記5)
前記アナログ可変フィルタの帯域は、前記検出されたシンボルレートに合わせて切り替えられる、
付記4に記載の受信装置。
(付記6)
前記デジタル可変フィルタの帯域は、前記検出されたビットレートに合わせて切り替えられる、
付記4に記載の受信装置。
(付記7)
ネットワークを構成する複数の無線通信装置を備え、
前記複数の無線通信装置は、付記1に記載の受信装置を備える、
無線通信システム。
(付記8)
複数のネットワークを構成する複数の無線通信装置を備え、
前記複数のネットワークのうちの一つのネットワークを構成する複数の無線通信装置は、付記1に記載の受信装置を備える、
無線通信システム。
(付記9)
前記複数の無線通信装置は、送信するパケットごとにビットレートを指定し、指定したビットレートに対応したFSK変調方式で、前記伝送フレームを変調する、
付記7または8に記載の無線通信システム。
(付記10)
前記複数の無線通信装置は、IEEE 802.15.4gのFSK変調方式に準拠している、
付記7または8に記載の無線通信システム。
(付記11)
前記複数の無線通信装置は、スマートメータである、
付記7または8に記載の無線通信システム。
1 レート判定装置
2 受信部
3 シンボルレート検出部
4 多値シンボル検出部
5 ビットレート判定部
10、10a スマートメータ
11 無線通信インタフェース
12 計測部
13 制御部
14 メモリ
15 表示部
20、20a ゲートウェイ
21 無線通信インタフェース
22 有線通信インタフェース
23 制御部
24 メモリ
30 サーバ
40 スマートメータシステム
41 無線ネットワーク
42、43 領域
50 FSKフレーム
51 SHR部
52 PHR部
53 PHY payload部
100 受信器
101 レート検出器
102 AFC部
103 デコーダ
104 トラッキング部
120 信号検出&AGC部
130、131、132 周波数偏移生成器
140、141、142 シンボルレート検出器
150 Sync検出器
160 多値FSK検出器
161 硬判定計算器
162 差分平均計算器
163 選択部
170、171 ビットレート判定器
181 LNA
182 ミキサ
183 可変フィルタ
184、185 アンプ
201 アンテナ
210 RF−AFE部
220 受信ベースバンド部
221 受信フロントエンド部
222 受信バックエンド部
230 MAC処理部

Claims (20)

  1. FSK変調方式で変調された伝送フレームを受信する受信部と、
    前記受信した伝送フレームにおけるプリアンブル部の周期に基づいて、シンボルレートを検出するシンボルレート検出部と、
    前記受信した伝送フレームの周波数偏移に基づいて、多値変調された多値シンボルを検出する多値シンボル検出部と、
    前記検出したシンボルレート及び前記検出した多値シンボルに基づいて、ビットレートを判定するビットレート判定部と、
    を備える、レート判定装置。
  2. 前記多値シンボル検出部は、前記検出する多値シンボルに対応した特定周波数偏移パターンと前記伝送フレームにおける受信周波数偏移との差分に基づいて、前記多値シンボルを検出する、
    請求項1に記載のレート判定装置。
  3. 前記多値シンボル検出部は、シンボル間における、前記特定周波数偏移パターンと前記受信周波数偏移との差分の平均に基づいて、前記多値シンボルを検出する、
    請求項2に記載のレート判定装置。
  4. 前記特定周波数偏移パターンは、シンボル間の周波数の組み合わせに対応した複数の周波数偏移経路を含み、
    前記多値シンボル検出部は、前記複数の周波数偏移経路のうち、前記受信周波数偏移との差分の平均が最も小さい周波数偏移経路に基づいて、前記多値シンボルを検出する、
    請求項3に記載のレート判定装置。
  5. 前記特定周波数偏移パターンに含まれる複数の周波数偏移経路は、複数の周波数偏移の絶対値の経路である、
    請求項4に記載のレート判定装置。
  6. 前記特定周波数偏移パターンに含まれる複数の周波数偏移経路は、第1のシンボルと第2のシンボルとの間の複数の周波数偏移経路と、前記第2のシンボルと第3のシンボルとの間の複数の周波数偏移経路とを、前記第2のシンボルを基準に折り返した経路である、
    請求項4に記載のレート判定装置。
  7. 前記多値シンボル検出部は、前記伝送フレームの周波数偏移の硬判定結果に基づいて、前記多値シンボルを検出する、
    請求項1に記載のレート判定装置。
  8. 前記多値シンボル検出部は、前記伝送フレームの周波数偏移の絶対値の硬判定結果に基づいて、前記多値シンボルを検出する、
    請求項7に記載のレート判定装置。
  9. 前記多値シンボル検出部は、前記検出する多値シンボルに対応した特定周波数偏移パターンと前記伝送フレームにおける受信周波数偏移との差分、または、前記伝送フレームの周波数偏移の硬判定結果のいずれかに基づいて、前記多値シンボルを検出する、
    請求項1に記載のレート判定装置。
  10. 前記多値シンボル検出部は、前記伝送フレームの受信信号強度に応じて、前記差分または前記硬判定結果のいずれかに基づいて、前記多値シンボルを検出する、
    請求項9に記載のレート判定装置。
  11. 前記多値シンボル検出部は、前記受信信号強度が閾値よりも小さい場合、前記差分に基づいて前記多値シンボルを検出し、前記受信信号強度が前記閾値よりも大きい場合、前記硬判定結果に基づいて前記多値シンボルを検出する、
    請求項10に記載のレート判定装置。
  12. 前記伝送フレームは、2値で変調されたプリアンブル部と、2値以上で変調された多値変調部を含み、
    前記多値シンボル検出部は、前記多値変調部の周波数偏移に基づいて、前記多値シンボルを検出する、
    請求項1に記載のレート判定装置。
  13. 前記多値変調部は、物理ヘッダ部と物理ペイロード部を含み、
    前記多値シンボル検出部は、前記物理ヘッダ部の周波数偏移に基づいて、前記多値シンボルを検出する、
    請求項12記載のレート判定装置。
  14. 前記シンボルレート検出部は、前記プリアンブル部における周波数偏移のゼロクロス点に基づいて、前記シンボルレートを検出する、
    請求項1に記載のレート判定装置。
  15. 前記シンボルレート検出部は、前記プリアンブル部における所定の周期パターンとの相互相関値に基づいて、前記シンボルレートを検出する、
    請求項1に記載のレート判定装置。
  16. 前記シンボルレート検出部は、前記プリアンブル部における周波数偏移のゼロクロス点、または、前記プリアンブル部における所定の周期パターンとの相互相関値のいずれかに基づいて、前記シンボルレートを検出する、
    請求項1に記載のレート判定装置。
  17. 前記シンボルレート検出部は、前記伝送フレームの受信信号強度に応じて、前記ゼロクロス点または前記相互相関値のいずれかに基づいて、前記シンボルレートを検出する、
    請求項16に記載のレート判定装置。
  18. 前記シンボルレート検出部は、前記受信信号強度が閾値よりも小さい場合、前記相互相関値に基づいて前記シンボルレートを検出し、前記受信信号強度が前記閾値よりも大きい場合、前記ゼロクロス点に基づいて前記シンボルレートを検出する、
    請求項17に記載のレート判定装置。
  19. FSK変調方式で変調された伝送フレームを受信し、
    前記受信した伝送フレームにおけるプリアンブル部の周期に基づいて、シンボルレートを検出し、
    前記受信した伝送フレームの周波数偏移に基づいて、多値変調された多値シンボルを検出し、
    前記検出したシンボルレート及び前記検出した多値シンボルに基づいて、ビットレートを判定する、
    レート判定方法。
  20. FSK変調方式で変調された伝送フレームを受信する受信部と、
    前記受信した伝送フレームにおけるプリアンブル部の周期に基づいて、シンボルレートを検出するシンボルレート検出部と、
    前記受信した伝送フレームの周波数偏移に基づいて、多値変調された多値シンボルを検出する多値シンボル検出部と、
    前記検出したシンボルレート及び前記検出した多値シンボルに基づいて、ビットレートを判定するビットレート判定部と、
    前記判定されたビットレートにしたがって前記伝送フレームを復号するデコード部と、
    を備える、受信装置。
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