JP2009071811A - キャリアオフセットの検出回路および検出方法 - Google Patents

キャリアオフセットの検出回路および検出方法 Download PDF

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Abstract

【課題】短時間でキャリアオフセットを検出する。
【解決手段】FSK(Frequency Shift Keying)変調された受信信号を復調する復調回路に設けられ、受信側と送信側の搬送波周波数のオフセットを検出するキャリアオフセット検出回路が提供される。ゼロクロス検出部は、受信側における搬送波周波数を基準として、受信信号の周波数偏移のレベルを表すデジタルのベースバンド信号を受け、プリアンブルの期間に発生する、当該ベースバンド信号と1シンボル分遅延したベースバンド信号とのゼロクロス点を検出する。キャリアオフセット検出回路は、検出したゼロクロスのタイミングにおけるベースバンド信号の値を、搬送波周波数のオフセット値とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、FSK(Frequency Shift Keying)変調された受信信号を復調する復調技術に関し、特に受信側と送信側の搬送波周波数のオフセットを検出するキャリアオフセット検出技術に関する。
近年、複数の電子機器間でデータの送受信を行うために、さまざまな規格、方式の無線通信システムが提案されている。たとえばBluetooth通信システムでは、1または0の2値をとるデジタルの変調データを利用して搬送波をFSK変調する。こうした無線通信システムにおいて、送信機側と受信機側において搬送波周波数のずれ(キャリアオフセット)が発生すると、正確な復調が困難となる。そこで受信機側において、キャリアオフセットを検出するための回路が設けられる。
特開平10−98500号公報
本発明は係る状況においてなされたものであり、その目的は、短時間で正確なキャリアオフセットを検出可能な技術の提供にある。
本発明のある態様は、FSK(Frequency Shift Keying)変調された受信信号を復調する復調回路に設けられ、受信側と送信側の搬送波周波数のオフセットを検出するキャリアオフセット検出回路に関する。このキャリアオフセット検出回路は、ゼロクロス検出部と、オフセット検出部を備える。ゼロクロス検出部は、受信側における搬送波周波数を基準として、受信信号の周波数偏移のレベルを表すデジタルのベースバンド信号を受け、プリアンブルの期間に発生する、当該ベースバンド信号と1シンボル分遅延したベースバンド信号とのゼロクロス点を検出する。オフセット検出部は、検出したゼロクロスのタイミングにおける、ベースバンド信号の値を、搬送波周波数のオフセット値に設定する。
1と0が交互に含まれるプリアンブルを有する無線通信システムにおいては、上記ゼロクロスは、1と0との遷移の中間のタイミング、すなわち周波数偏移が0となるタイミングで発生することになる。したがって上記態様によれば、周波数偏移が0となるゼロクロスのタイミングで、ベースバンド信号の値を取得することにより、キャリアオフセットをプリアンブルの短い期間で検出できる。
本発明の別の態様も、FSK(Frequency Shift Keying)変調された受信信号を復調する復調回路に設けられ、受信側と送信側の搬送波周波数のオフセットを検出するキャリアオフセット検出回路に関する。このキャリアオフセット検出回路は、プリアンブル検出部と、オフセット検出部と、を備える。プリアンブル検出部は、受信側における前記搬送波周波数を基準として、受信信号の周波数偏移のレベルを表すデジタルのベースバンド信号を受け、当該ベースバンド信号からプリアンブルを検出する。オフセット検出部は、ベースバンド信号をスムージングし、プリアンブルの期間中におけるスムージングされたベースバンド信号の値を、オフセット値に設定する。
1と0が交互に含まれるプリアンブルを有する無線通信システムにおいては、キャリアオフセットが存在しない状態において、プリアンブル期間中の周波数偏移の平均は0となるはずである。逆にいえば、プリアンブル期間中の周波数偏移の平均が存在する場合、その値はキャリアオフセットとなる。したがって上記態様によれば、キャリアオフセットをプリアンブルの短い期間で検出できる。
なお、以上の構成要素の任意の組合せや本発明の構成要素や表現を、方法、装置、システムなどの間で相互に置換したものもまた、本発明の態様として有効である。
本発明に係るキャリアオフセットの検出回路によれば、短時間でキャリアオフセットを検出できる。
以下、本発明を好適な実施の形態をもとに図面を参照しながら説明する。各図面に示される同一または同等の構成要素、部材、処理には、同一の符号を付するものとし、適宜重複した説明は省略する。また、実施の形態は、発明を限定するものではなく例示であって、実施の形態に記述されるすべての特徴やその組み合わせは、必ずしも発明の本質的なものであるとは限らない。
本明細書において、「部材Aが部材Bと接続された」状態とは、部材Aと部材Bが物理的に直接的に接続される場合や、部材Aと部材Bが、電気的な接続状態に影響を及ぼさない他の部材を介して間接的に接続される場合も含む。同様に、「部材Cが部材Aと部材Bの間に設けられた状態」とは、部材Aと部材C、あるいは部材Bと部材Cが直接的に接続される場合のほか、電気的な接続状態に影響を及ぼさない他の部材を介して間接的に接続される場合も含む。
図1は、実施の形態に係る無線通信システムの受信機1000の構成を示すブロック図である。無線通信システムの送信機(不図示)と受信機1000は、FSK(Frequency Shift Keying)変調された搬送波を送受信する。以下、無線通信システムは、Bluetooth規格に準拠した通信を行うものとするが、本発明はこれに限定されることなく、その他の規格にも適用可能である。受信機1000は、携帯電話端末、パーソナルコンピュータ、デジタルカメラ、家電製品をはじめとする各種情報通信機器に搭載される。
送信機は、搬送波を1/0のデジタル信号を変調信号としてFSK変調した高周波信号(RF信号)Srfを送信する。受信機1000は、送信機から送信されるRF信号Srfを受信し、RF信号からデジタル信号を復調する。受信機1000は、アンテナ2、周波数変換回路4、FM検波回路6、キャリアオフセット検出回路(以下、オフセット検出回路という)8を備える。
アンテナ2は、FSK変調された搬送波周波数2.4GHzの受信RF信号(被変調波)を受信する。実際には搬送波周波数は周波数ホッピングによって時々刻々と変化する。周波数変換回路4、FM検波回路6、オフセット検出回路8は、復調回路を構成し、RF信号Srfの復調を行う。RF信号Srfは周波数変換回路4に入力される。周波数変換回路4は、2.4GHzのRF信号を、周波数変換(ダウンコンバージョン)して、同相生分BB_Iと直交成分BB_Qに分解する。FM検波回路6は、同相成分BB_Iと直交成分BB_Qにもとづき、RF信号Srfの周波数偏移のレベルを表すデジタルベースバンド信号iq_avrgを生成する。Bluetoothのシンボルレートは1MHzであり、FM検波回路6により生成されるベースバンド信号iq_avrgは8MHzでサンプリングされている。また、本実施の形態ではベースバンド信号iq_avrgのビット数は9ビットとする。また、ベースバンド信号iq_avrgが示す周波数偏移のレベルは、1.95kHzを単位として、量子化されている。
無線通信システムにおいて、送信機側の搬送波周波数と、受信機1000が復調を行う際に使用する搬送波周波数は完全には一致しない。そこで、オフセット検出回路8は受信側と送信側の搬送波周波数のオフセット(キャリアオフセット)を検出し、キャリアオフセット量を示すオフセット信号OFS_Oを出力する。受信機1000はオフセット検出回路8により検出したオフセット量を、復調処理に反映させる。
オフセット検出回路8は、ディレイバッファ100、プリアンブル検出部200、オフセット検出部300を備える。オフセット検出回路8には、ベースバンド信号iq_avrgと、アクセスコード検出信号ACCDETが入力されている。アクセスコード検出信号ACCDETは、パケットの先頭から72ビットに含まれるアクセスコードを示す信号であり、図示しない回路によって生成され、ベースバンド信号iq_avrgとともに入力される。アクセスコード検出信号ACCDETは、ベースバンド信号iq_avrgの先頭72ビットの期間、ローレベルとなり、その後ハイレベルとなる。
上述のように、ベースバンド信号iq_avrgは、シンボルレート1MHzの8倍の8MHzでサンプリングされた信号である。ディレイバッファ100は、ベースバンド信号iq_avrgを4サンプリング時間、すなわち1/2シンボル分、遅延させた遅延信号delay4と、8サンプリング時間、すなわち1シンボル分、遅延させた遅延信号delay8と、12サンプリング時間、すなわち3/2シンボル分、遅延させた遅延信号delay12と、を生成する。ディレイバッファ100はカスケード接続された複数のラッチ回路(遅延回路)を含むシフトレジスタで構成することができる。あるいはその他の構成も可能である。
デジタル無線通信においては、パケットデータの先頭数ビットには所定のビットパターンを含むプリアンブルが配置される。Bluetoothシステムにおいて、パケットの先頭4ビットはプリアンブルであり、1010または0101のパターンデータを含む。プリアンブル検出部200はプリアンブルを検出する回路である。
プリアンブルはパケットデータの先頭に配置されるため、キャリアオフセットの補正がされていない状態で復調されることになる。したがって、復調されたデータからプリアンブルを検出するのは困難である。そこで、本実施の形態に係るプリアンブル検出部200は、基準となるベースバンド信号iq_avrgと、それに対して相対的に1シンボル分時間シフトした信号、すなわち遅延信号delay8を比較し、2つの信号の交点(ゼロクロス点)を検出する。1010または0101のパターンが存在する場合、ゼロクロス点は所定の規則に従って検出される。プリアンブル検出部200は、ゼロクロスのタイミングで所定レベル(ハイレベル)となるゼロクロス信号zc_enを出力する。プリアンブル検出部200の詳細は後述する。
オフセット検出部300は、ゼロクロス信号zc_enのタイミングで、ベースバンド信号iq_avrgをラッチする。送信側と受信側のキャリアオフセットが0となる理想状態において、パターンデータ1010に対応する周波数遷移は、データが1と0との間を遷移する中間のタイミング、すなわちゼロクロス点において0となるはずである。言い換えれば、キャリアオフセットが存在する状態においては、データが1と0との間で遷移するゼロクロス点のタイミングにおける周波数偏移の値、すなわちベースバンド信号iq_avrgの値は、キャリアオフセット量を示すことになる。そこで、オフセット検出部300は、ゼロクロスのタイミングでラッチしたベースバンド信号iq_avrgの値を、搬送波周波数のオフセット値OFS_Oとして出力する。
また、別の観点からオフセット検出部300は以下の処理を行う。キャリアオフセットが存在しない理想状態において、1010または0101を繰り返すプリアンブルの期間の周波数偏移(ベースバンド信号iq_avrg)の時間平均値は0となるはずである。言い換えれば、キャリアオフセットが存在する状態においては、周波数偏移の平均値が、キャリアオフセット量を示すことになる。そこでオフセット検出部300は、ベースバンド信号iq_avrgをスムージングし、スムージングした値を、キャリアオフセットの値OFS_Oとして出力する。
以上が受信機1000の全体の構成である。以下、プリアンブル検出部200およびオフセット検出部300の構成の詳細について、順に説明する。
図2および図3は、プリアンブル検出部200の構成を示すブロック図である。プリアンブル検出部200は、初期ゼロクロス検出部210、リンギング除去部220、パターン検出部240、オフセット差分リミッタ部250を含む。図2には、初期ゼロクロス検出部210、リンギング除去部220の構成が詳細に示されており、図3には、パターン検出部240、オフセット差分リミッタ部250の構成が詳細に示される。図5(a)、(b)および図6(a)、(b)は、プリアンブル検出部200の動作波形図である。
初期ゼロクロス検出部210は、ベースバンド信号iq_avrgと、遅延信号delay8の差分が0となるタイミングをゼロクロスとして検出する。初期ゼロクロス検出部210は、ゼロクロスのタイミングでハイレベルとなるゼロクロス信号zc_org3を生成する。図5(a)は、初期ゼロクロス検出部210の動作波形図である。
図2の初期ゼロクロス検出部210は加算器212、ラッチ回路214、XORゲート216を含む。加算器212はベースバンド信号iq_avrgから遅延信号delay8を減算する。ラッチ回路214は、イネーブル信号EN8Mを利用して、加算器212から出力される10ビットの差分信号S1[9:0]の符号ビット(最上位ビット)S1[9]をラッチする。イネーブル信号EN8Mは、ベースバンド信号iq_avrgのサンプリング周波数と一致する8MHzのクロックである。また、クロックCLK24Mは、24MHzのクロックである。XORゲート216は、加算器212からの差分信号S1と、ラッチ回路214によりラッチされた差分信号S1の符号ビットS1[9]の排他的論理和(XOR)を生成する。XORゲート216の出力が、ゼロクロス信号zc_org3となる。
初期ゼロクロス検出部210により検出されるゼロクロス信号zc_org3は1010(または0101)のプリアンブルとは無関係に発生する不要なゼロクロスが含まれている。リンギング除去部220は不要なゼロクロスのうち、波形のリンギングに起因する疑似ゼロクロスを除去する。図5(b)は、リンギング除去部220の動作波形図である。
プリアンブル期間のゼロクロスは、1010(または0101)の振幅変化の最中に発生する。したがって、ゼロクロス付近のあるタイミングにおけるベースバンド信号iq_avrgの値と、その少し前(もしくは少し後ろ)のタイミングにおけるベースバンド信号iq_avrgの値との差分は、ある程度大きいはずである。逆に、波形のリンギングにより誤検出される疑似ゼロクロスでは、ゼロクロス付近のあるタイミングと、その前のタイミングとで、ベースバンド信号iq_avrgの値の差は小さくなる傾向がある。そこで、リンギング除去部220は、あるゼロクロス点付近におけるベースバンド信号iq_avrgの値と、それより所定時間前のタイミングにおけるベースバンド信号iq_avrgの値との差分が、所定のしきい値より小さいとき、そのゼロクロス点を除去する。この処理により擬似的なゼロクロス点が除去できる。擬似的なゼロクロス点が除去された信号を、ゼロクロス信号zc_org2という。
リンギング除去部220は、ゼロクロスより1/2シンボル(4サンプリング時間)前のベースバンド信号iq_avrg(遅延信号delay4)の値と、ゼロクロスより3/2シンボル(12サンプリング時間)前のベースバンド信号iq_avrg(遅延信号delay12)の値との差分が、しきい値sub_thdより小さいとき、そのゼロクロス点を除去する。
図2のリンギング除去部220は、加算器222、絶対値回路224、比較器226、ANDゲート228、3ビットカウンタ230、比較器232、ANDゲート234を含む。加算器222は、遅延信号delay12から遅延信号delay4を減算する。絶対値回路224は、減算結果の絶対値S3を生成する。比較器226は絶対値S3をしきい値sub_thdと比較する。比較器226の出力S4は、マスク信号となる。
ANDゲート228は、初期ゼロクロス検出信号zc_org3とマスク信号S4の論理積をとり、初期ゼロクロス検出信号zc_org3を、マスク信号S4を用いてマスクする。ANDゲート228の出力zc_org2は、波形のリンギングに起因したゼロクロスが除去されている。マスク信号S4によって除去できない残留不要ゼロクロスを除去するために、リンギング除去部220はさらに以下の処理を行う。
プリアンブル期間のゼロクロスは、シンボルレート、すなわち1MHzの周期で発生する。したがって、ANDゲート228は、隣接するゼロクロスの時間間隔が、所定のしきい値以下のとき、後ろ側のゼロクロスを除去する。図2の回路では、ゼロクロスの時間間隔が0.5μs(1/2シンボル=4サンプリング時間)以下のとき、ゼロクロスを除去する。
3ビットカウンタ230は、ゼロクロス信号zc_org2がハイレベルとなるごとに、つまり、ゼロクロスのタイミングごとに、イネーブル信号EN8Mにもとづいたカウントを開始する。比較器232は、3ビットカウンタ230によるカウント値zc_org2_cntを所定のしきい値と比較する。図2ではしきい値は3(3b011)である。ANDゲート234は、比較器232の出力S5をマスク信号として、ゼロクロス信号zc_org2から疑似ゼロクロスを除去する。ANDゲート234の出力は、ゼロクロス信号zc_orgとして後段のパターン検出部240へと出力する。
図3に移る。0101/1010パターン検出部(以下、パターン検出部という)240は、ゼロクロス信号zc_orgを参照して、プリアンブルのパターン0101(または1010)を検出する。ゼロクロスは、プリアンブル以外のデータ中において01または10のデータ遷移が発生したときに発生する。そこでパターン検出部240は、プリアンブル中の1010(または0101)を抽出するために設けられる。
0101(または1010)のパターンに着目すると、ゼロクロスは1シンボルごとに発生する。言い換えれば、毎シンボルごとに連続して発生しないゼロクロスは、プリアンブル中ではなく、その他のデータ期間に発生したゼロクロスと判定できる。
図3のパターン検出部240は、ゼロクロス信号zc_orgの各パルスについて、それよりも略1シンボル前に、ゼロクロスのパルスがないものをマスクして除去する。図3のパターン検出部240は、あるパルスに着目したとき、それよりも1シンボル前(8サンプル前)を中心として、前後に±2サンプルの範囲(つまり10サンプル前から6サンプル前の範囲)にパルスが無い場合、そのパルスを除去する。
パターン検出部240は、遅延回路として動作する10個の複数のラッチ回路242と、ORゲート244、ANDゲート246を備える。ラッチ回路242はそれぞれ、前段から入力されるデータを、1サンプルだけ遅延させる。6段目〜10段目のラッチ回路242の出力はそれぞれ、ゼロクロス信号zc_orgを6サンプル〜10サンプル遅延させた信号となる。
ORゲート244は、6段目〜10段目のラッチ回路242の出力の論理和を生成する。ANDゲート246には、遅延されないゼロクロス信号zc_orgと、ORゲート244の出力zc_org_dly_enとが入力される。ORゲート244の出力zc_org_dly_enは、同時にANDゲート246に入力されるゼロクロス信号zc_orgよりも6〜10サンプルの範囲にハイレベルが含まれるとき、ハイレベルとなる。したがって、ANDゲート246は、入力されるゼロクロス信号zc_orgよりも6サンプル前〜10サンプル前にハイレベルが現れないとき、ゼロクロス信号zc_orgをマスクする。図6(a)は、パターン検出部240の動作波形図である。
オフセット差分リミッタ部250は、ゼロクロス信号zc_en_orgからさらに、誤検出によるパルスをマスクする。具体的には、図1のオフセット検出部300により生成されるオフセット信号ofs_orgを、ゼロクロス信号zc_en_orgのパルスごとに(つまり、ゼロクロス点ごとに)サンプリングし、隣接する先行のゼロクロス点においてサンプリングされた値との差分が、所定のしきい値より大きいとき、ゼロクロス信号zc_en_orgのそのパルスをマスクする。オフセット信号ofs_orgは、ベースバンド信号iq_avrgをスムージングした信号である。
オフセット差分リミッタ部250は、ANDゲート252、ラッチ回路254、加算器256、絶対値回路258、比較器260、ANDゲート262を含む。
ANDゲート252はイネーブル信号EN8Mとゼロクロス信号zc_en_orgの論理積を出力する。ラッチ回路254は、ANDゲート252の出力を利用して、オフセット信号ofs_orgをサンプリングする。ラッチ回路254は、オフセット信号ofs_orgを、ゼロクロス信号zc_en_orgのパルス間隔分だけ遅延させる。
加算器256は、オフセット信号ofs_orgから遅延された信号seri_thd_ofsを減算し、差分seri_thd_diff_orgを生成する。絶対値回路258は、差分seri_thd_diff_orgの絶対値seri_thd_diffを生成する。比較器260は、差分絶対値seri_thd_diffを、所定のしきい値S7と比較する。たとえばしきい値は24(46.8kHz相当)に設定される。比較器260の出力S8は、差分絶対値seri_thd_diffがしきい値S7より小さいときハイレベルとなる。ANDゲート262は、比較器260の出力S8を利用して、ゼロクロス信号zc_en_orgをマスクする。
オフセット差分リミッタ部250によって、キャリアオフセットの急激な変動に起因したゼロクロスを除去できる。オフセット差分リミッタ部250の出力zc_enは、後段のオフセット検出部300へと出力される。図6(b)は、オフセット差分リミッタ部250の動作波形図である。
図4は、オフセット検出部300の構成を示すブロック図である。オフセット検出部300は、ゼロクロス信号zc_enを利用して、ベースバンド信号iq_avrgに応じたデータをサンプリングし、キャリアオフセットを検出する。これによって、プリアンブル期間中のキャリアオフセットを好適に検出することができる。
オフセット検出部300は、オフセット検出ブロック310、オフセット調整部340を含む。
オフセット検出ブロック310は、平滑化回路311と、ラッチ回路320、セレクタ322、セレクタ324、ラッチ回路326、加算器328を備える。平滑化回路311は、ベースバンド信号iq_avrgをスムージングする。平滑化回路311は、加算器312、加算器316、除算器318を備える。
加算器312は、ベースバンド信号iq_avrgと遅延信号delay8の和(後段の除算器318を考慮すると実質的には平均)を生成する。3つのラッチ回路314は、それぞれの入力を1シンボルずつ遅延させる。加算器316は、加算器312および3つのラッチ回路314の出力の和を生成する。除算器318は、加算器316の和を、8で除算する。平滑化回路311によって、ベースバンド信号iq_avrgのシンボル時間を単位とした移動平均S9が算出され、ベースバンド信号iq_avrgがスムージングされる。
3つのラッチ回路320は、除算器318の出力を3シンボル分遅延させる。遅延された移動平均S9は、オフセット信号ofs_orgとして、前述したプリアンブル検出部200のオフセット差分リミッタ部250へと出力される。
セレクタ322は、入力1にオフセット信号ofs_orgが入力され、入力0にリミッタ330の出力信号が入力される。セレクタ322は、プリアンブル検出部200により生成されたゼロクロス信号zc_enがハイレベルとなるタイミングで、オフセット信号ofs_orgを選択する。
セレクタ324は、入力1にセレクタ322の出力信号が入力され、入力0にリミッタ330の出力信号が入力される。インバータ325はアクセスコード検出信号ACCDETを反転する。セレクタ324は、反転されたアクセスコード検出信号ACCDETがハイレベルとなるタイミングで、セレクタ322の出力を選択する。
上述したように、アクセスコード検出信号ACCDETは、パケットの先頭72ビットのアクセスコードの期間中にローレベルとなり、その後ハイレベルとなる。したがって、セレクタ322、324は、ゼロクロス検出信号zc_enがハイレベルであり、かつアクセスコード検出信号ACCDETがローレベルの期間中に、オフセット信号ofs_orgを選択する。それ以外の場合、セレクタ324の出力はリミッタ330の出力S10となる。セレクタ324を設けることにより、アクセスコード以外で誤検出されたゼロクロスによって、キャリアオフセットを検出するのを防止できる。
ラッチ回路326は、セレクタ324の出力をラッチし、タイミングの同期をとる。ラッチ回路326の出力は、キャリアオフセットの量を示すオフセット信号OFS_Oとして出力される。
オフセット検出部300は、アクセスコードの期間が終了すると、その後のベースバンド信号iq_avrgの値にもとづいて、キャリアオフセットの値を微調節する。オフセット調整部340は、微調節するための補正値adj_dataを生成する。オフセット検出ブロック310の加算器328は、オフセット信号OFS_Oに補正値adj_dataを加算する。リミッタ330は、加算器328の出力の範囲を制限する。具体的には、リミッタ330の出力は、−256〜+256の範囲(−500kHz〜+500kHz)に制限される。Bluetoothシステムにおいて、1チャンネルのバンド幅は1MHzであるから、リミッタ330を設けることにより、バンド幅を超えてキャリアオフセットが調節されるのを防止できる。
オフセット調整部340は、スライス・エッジ検出部350、カウンタ360、調整データ生成部370を含む。図7は、オフセット調整部340の動作波形図である。
スライス・エッジ検出部350は、オフセット信号OFS_Oを用いて、ベースバンド信号iq_avrgをスライスし、2つの信号が交差するごとにハイレベルとなるカウントクリア信号cnt8_clrを生成する。スライス・エッジ検出部350は、カウントクリア信号cnt8_clrの周期時間(パルス間隔)を測定し、周期時間に応じてキャリアオフセットの補正値adj_dataを生成する。
スライス・エッジ検出部350は、比較器352、ラッチ回路354、XORゲート356を含む。比較器352は、ベースバンド信号iq_avrgがオフセット信号OFS_Oより大きいときハイレベルとなる信号iq_highを生成する。ラッチ回路354は信号iq_highを1サンプル分、遅延させる。XORゲート356は、信号iq_highとiq_high_dlyの排他的論理和を出力する。XORゲート356の出力(カウントクリア信号)cnt8_clrは、信号iq_highのレベル遷移ごとに、ハイレベルとなる。
カウンタ360は、8進カウンタであって、カウントクリア信号cnt8_clrがハイレベルとなるごとにリセットされ、イネーブル信号EN8Mにもとづいてカウントアップ動作を行う。カウンタ360のカウント値cnt_8は、セレクタ372へと入力される。
イネーブル信号EN8Mは、シンボルレート1MHzの8倍のサンプリング周波数であるから、カウント値cnt_8が7付近であれば、キャリアオフセットの補正は必要ない。調整データ生成部370は、カウント値cnt_8に応じて補正値adj_dataを生成する。
調整データ生成部370は、セレクタ372、符号反転器374、セレクタ376、セレクタ378を含む。
セレクタ372は、8つの入力を備え、カウント値cnt_8の値に応じていずれかの入力を選択する。セレクタ372の入力数は、カウンタ360の進数に応じて設定すればよい。一例として、カウント値cnt_8が、0、3、6、7のとき、補正量は0であり、カウント値cnt_8が1、2のとき、補正量は−1(−1.95kHz)であり、カウント値cnt_8が4、5のとき、補正量は1(+1.95kHz)に設定される。なお、補正量の設定は一例であって、任意に調整してもよい。
符号反転器374およびセレクタ372は、信号iq_high_dlyの値に応じて、補正値S12の値を反転させる。具体的には、符号反転器374は、セレクタ372の出力の符号を反転させる。セレクタ376の入力1には、セレクタ372の出力S12が、入力0には符号反転器374の出力S13が入力される。セレクタ376は信号iq_high_dlyがハイレベルのとき、信号S12を選択し、それ以外のとき符号反転された信号S13を選択する。
セレクタ378の入力1には信号S14が、入力0には値0が入力されている。セレクタ378は、オフセット信号OFS_Oとベースバンド信号iq_avrgが交差するごとに、すなわちカウントクリア信号cnt8_clrがハイレベルとなるごとに、補正値adj_dataとして信号S14を出力する。それ以外のタイミングでは補正値adj_dataは0に設定される。オフセット調整部340を設けることにより、キャリアオフセットが、パケットの途中で変化する場合にも、好適に追従することができる。
本実施の形態に係る受信機1000によれば、プリアンブルの短時間の間に、キャリアオフセットOFS_Oを検出し、復調処理に反映させることができる。
実施の形態において、ハイレベル、ローレベルの論理値の設定は一例であって、インバータなどによって適宜反転させることにより自由に変更することが可能である。
実施の形態にもとづき、本発明を説明したが、実施の形態は、本発明の原理、応用を示しているにすぎず、実施の形態には、請求の範囲に規定された本発明の思想を離脱しない範囲において、多くの変形例や配置の変更が可能である。
実施の形態に係る無線通信システムの受信機の構成を示すブロック図である。 図1のプリアンブル検出部の構成を示すブロック図である。 図1のプリアンブル検出部の構成を示すブロック図である。 図1のオフセット検出部の構成を示すブロック図である。 図5(a)、(b)は、図1のプリアンブル検出部の動作波形図である。 図6(a)、(b)は、図1のプリアンブル検出部の動作波形図である。 図4のオフセット調整部の動作波形図である。
符号の説明
1000…受信機、2…アンテナ、4…周波数変換回路、6…FM検波回路、8…オフセット検出回路、100…ディレイバッファ、200…プリアンブル検出部、210…初期ゼロクロス検出部、212…加算器、214…ラッチ回路、216…XORゲート、220…リンギング除去部、222…加算器、224…絶対値回路、226…比較器、228…ANDゲート、230…3ビットカウンタ、232…比較器、234…ANDゲート、240…パターン検出部、242…ラッチ回路、244…ORゲート、246…ANDゲート、250…オフセット差分リミッタ部、252…ANDゲート、254…ラッチ回路、256…加算器、258…絶対値回路、260…比較器、262…ANDゲート、300…オフセット検出部、310…オフセット検出ブロック、311…平滑化回路、312…加算器、314…ラッチ回路、316…加算器、318…除算器、320…ラッチ回路、322…セレクタ、324…セレクタ、326…ラッチ回路、328…加算器、330…リミッタ、340…オフセット調整部、350…スライス・エッジ検出部、352…比較器、354…ラッチ回路、356…XORゲート、360…カウンタ、370…調整データ生成部、372…セレクタ、374…符号反転器、376…セレクタ、378…セレクタ。

Claims (23)

  1. FSK(Frequency Shift Keying)変調された受信信号を復調する復調回路に設けられ、受信側と送信側の搬送波周波数のオフセットを検出するキャリアオフセット検出回路であって、
    受信側における前記搬送波周波数を基準として、前記受信信号の周波数偏移のレベルを表すデジタルのベースバンド信号を受け、プリアンブルの期間に発生する、当該ベースバンド信号と1シンボル分遅延したベースバンド信号とのゼロクロス点を検出するゼロクロス検出部と、
    検出したゼロクロスのタイミングにおける、前記ベースバンド信号の値を、前記搬送波周波数のオフセット値に設定するオフセット検出部と、
    を備えることを特徴とするキャリアオフセット検出回路。
  2. 前記オフセット検出部は、前記ベースバンド信号をスムージングし、検出したゼロクロスのタイミングにおけるスムージングされた前記ベースバンド信号の値を、前記搬送波周波数のオフセット値に設定することを特徴とする請求項1に記載のキャリアオフセット検出回路。
  3. 前記スムージングは、シンボル時間を単位とした移動平均処理であることを特徴とする請求項2に記載のキャリアオフセット検出回路。
  4. 前記オフセット検出部は、前記ベースバンド信号と、当該ベースバンド信号を1シンボル遅延させた信号を加算し、加算した信号をスムージングすることを特徴とする請求項2に記載のキャリアオフセット検出回路。
  5. 前記ゼロクロス検出部は、検出したゼロクロス点における前記ベースバンド信号の値と、当該ゼロクロス点より所定時間前における前記ベースバンド信号の値との差分が、所定のしきい値より小さいとき、当該ゼロクロス点をマスクするリンギング除去部を含むことを特徴とする請求項1に記載のキャリアオフセット検出回路。
  6. 前記ゼロクロス検出部は、検出したゼロクロス点と、先行するゼロクロス点との時間間隔が所定のしきい値以下のとき、当該検出したゼロクロス点をマスクするリンギング除去部を含むことを特徴とする請求項1に記載のキャリアオフセット検出回路。
  7. 前記ゼロクロス検出部は、検出したゼロクロス点よりも略1シンボル時間前のタイミングにゼロクロス点が存在しないとき、前記検出したゼロクロス点をマスクするパターン検出部を含むことを特徴とする請求項1に記載のキャリアオフセット検出回路。
  8. 前記ゼロクロス検出部は、検出したゼロクロス点のタイミングごとに前記ベースバンド信号をスムージングした信号をサンプリングし、先行するゼロクロス点においてサンプリングされた値との差分が所定のしきい値以下のとき、前記検出したゼロクロス点をマスクするオフセット差分リミッタ回路を含むことを特徴とする請求項1に記載のキャリアオフセット検出回路。
  9. 前記オフセット検出部は、入力されるベースバンド信号がアクセスコードであることを示す検出信号を受け、アクセスコードであるときに、検出したゼロクロスのタイミングにおける、前記ベースバンド信号の値を、前記搬送波周波数のオフセット値に設定することを特徴とする請求項1に記載のキャリアオフセット検出回路。
  10. 前記オフセット検出部は、前記ベースバンド信号を現在の搬送周波数のオフセット値と比較し、大小関係が変化する周期を検出し、当該周期にもとづいて、現在の搬送周波数のオフセット値を補正することを特徴とする請求項1に記載のキャリアオフセット検出回路。
  11. FSK(Frequency Shift Keying)変調された受信信号を復調する復調回路に設けられ、受信側と送信側の搬送波周波数のオフセットを検出するキャリアオフセット検出回路であって、
    受信側における前記搬送波周波数を基準として、前記受信信号の周波数偏移のレベルを表すデジタルのベースバンド信号を受け、当該ベースバンド信号からプリアンブルを検出するプリアンブル検出部と、
    前記ベースバンド信号をスムージングし、前記プリアンブルの期間中におけるスムージングされた前記ベースバンド信号の値を、前記搬送波周波数のオフセット値に設定するオフセット検出部と、
    を備えることを特徴とするキャリアオフセット検出回路。
  12. 前記ベースバンド信号と、1シンボル分遅延したベースバンド信号のプリアンブルの期間に発生するゼロクロス点を検出するゼロクロス検出部をさらに備え、
    前記オフセット検出部は、ゼロクロス点におけるスムージングされた前記ベースバンド信号を、前記搬送波周波数のオフセット値に設定することを特徴とする請求項11に記載のキャリアオフセット検出回路。
  13. 前記スムージングは、シンボル時間を単位とした移動平均処理であることを特徴とする請求項11に記載のキャリアオフセット検出回路。
  14. 前記オフセット検出部は、前記ベースバンド信号と、当該ベースバンド信号を1シンボル遅延させた信号を加算し、加算した信号をスムージングすることを特徴とする請求項11に記載のキャリアオフセット検出回路。
  15. 前記ゼロクロス検出部は、検出したゼロクロス点における前記ベースバンド信号の値と、当該ゼロクロス点より所定時間前における前記ベースバンド信号の値との差分が、所定のしきい値より小さいとき、当該ゼロクロス点をマスクするリンギング除去部を含むことを特徴とする請求項12に記載のキャリアオフセット検出回路。
  16. 前記ゼロクロス検出部は、検出したゼロクロス点と、先行するゼロクロス点との時間間隔が所定のしきい値以下のとき、当該検出したゼロクロス点をマスクするリンギング除去部を含むことを特徴とする請求項12に記載のキャリアオフセット検出回路。
  17. 前記ゼロクロス検出部は、検出したゼロクロス点よりも略1シンボル時間前のタイミングにゼロクロス点が存在しないとき、前記検出したゼロクロス点をマスクするパターン検出部を含むことを特徴とする請求項12に記載のキャリアオフセット検出回路。
  18. 前記ゼロクロス検出部は、検出したゼロクロス点のタイミングごとに前記ベースバンド信号をスムージングした信号をサンプリングし、先行するゼロクロス点においてサンプリングされた値との差分が所定のしきい値以下のとき、前記検出したゼロクロス点をマスクするオフセット差分リミッタ回路を含むことを特徴とする請求項12に記載のキャリアオフセット検出回路。
  19. 前記オフセット検出部は、入力されるベースバンド信号がアクセスコードであることを示す検出信号を受け、アクセスコードであるときに、検出したゼロクロスのタイミングにおける、前記ベースバンド信号の値を、前記搬送波周波数のオフセット値に設定することを特徴とする請求項12に記載のキャリアオフセット検出回路。
  20. 前記オフセット検出部は、前記ベースバンド信号を現在の搬送周波数のオフセット値と比較し、大小関係が変化する周期を検出し、当該周期にもとづいて、現在の搬送周波数のオフセット値を補正することを特徴とする請求項12に記載のキャリアオフセット検出回路。
  21. 請求項1から20のいずれかに記載のキャリアオフセット検出回路を備えることを特徴とする情報通信機器。
  22. FSK(Frequency Shift Keying)変調された受信信号を復調する際に、受信側と送信側の搬送波周波数のオフセットを検出する方法であって、
    受信側における前記搬送波周波数を基準として、前記受信信号の周波数偏移のレベルを表すデジタルのベースバンド信号を受け、当該ベースバンド信号と、1シンボル分遅延したベースバンド信号のプリアンブルの期間に発生するゼロクロス点を検出するステップと、
    検出したゼロクロスのタイミングにおける、前記ベースバンド信号の値を、前記搬送波周波数のオフセット値に設定するステップと、
    を備えることを特徴とするキャリアオフセット検出方法。
  23. FSK(Frequency Shift Keying)変調された受信信号を復調する際に、受信側と送信側の搬送波周波数のオフセットを検出する方法であって、
    受信側における前記搬送波周波数を基準として、前記受信信号の周波数偏移のレベルを表すデジタルのベースバンド信号を受け、当該ベースバンド信号からプリアンブルを検出するステップと、
    前記ベースバンド信号をスムージングし、前記プリアンブルの期間中におけるスムージングされた前記ベースバンド信号の値を、前記搬送波周波数のオフセット値に設定するステップと、
    を備えることを特徴とするキャリアオフセット検出方法。
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