JP4368741B2 - 受信機 - Google Patents

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本発明は、無線通信で用いられる受信機に関するものであり、特に、ディジタル周波数変調が行われた信号を周波数検波により復調する受信機に関するものである。
以下、周波数検波を行う従来の受信機(下記非特許文献1参照)について説明する。周波数検波を行う従来の受信機は、たとえば、局部発振器と、受信信号を局部発振器から出力される信号を用いてIF(Intermediate Frequency)信号にダウンコンバートするミキサと、IF信号の雑音除去と波形整形を行うバンドパスフィルタ機能を有するBPF部と、BPF部の出力から周波数成分を検出する周波数検出部と、周波数検出部の出力を2ビット周期にわたって積分放電する2ビット積分部と、2ビット積分部の出力から送信データ系列を判定する4レベル判定部と、を備えている。上記のように構成される従来の受信機は、周波数検出信号を2ビット周期にわたり積分放電し、マルチレベル判定を行う。
ここで、従来の受信機の動作原理について簡単に説明する。なお、説明を簡単にするため、受信信号はGMSK(Gaussian filtered Minimum Shift Keying)変調方式により変調されているものとする。
まず、ミキサが、アンテナを介して受け取った受信信号を、局部発振器の出力信号を用いてIF信号にダウンコンバートする。つぎに、IF信号に含まれる帯域外雑音の除去,信号の波形整形、を行うため、BPF部が、IF信号に対してバンドパスフィルタによるフィルタリング処理を行う。
つぎに、周波数検出部が、フィルタリング後の信号の周波数成分を検出する。周波数検出部から出力された周波数成分は、2ビット積分部にて2ビット周期にわたり積分放電される。図18−1,図18−2,図18−3,図18−4は、上記積分放電の過程を示す図である。横軸が時間を表し、始点は、放電後の0の状態である。そこから積分を開始し、終点は、2ビット周期にわたって積分された後の値となる。積分による軌跡は、全16本となる。復調の対象となるビットの前2ビットの値により、4通りの軌跡に分けることができ、それが、“11”の場合は図18−1,“01”の場合は図18−2,“10”の場合は図18−3,“00”の場合は図18−4のように描かれ、上記各4通りの軌跡は、それぞれ、太線で示されている。
太線で示された各4本の軌跡は、復調対象のビットが0であるか、1であるかによって、中心を境に2本ずつに分けられる。したがって、その中心にしきい値(LEVEL−1,2,3,4)を設けて、そのしきい値よりも2ビット積分後の値が大きければ1と判定し、逆に小さければ0と判定することにより、送信系列を判定する。
そして、4レベル判定部では、前2ビットの判定値に基づいて4通りのしきい値を選択することにより、正しい判定を行うことが可能となる。
このように、従来の受信機においては、2ビット積分を行うことにより複数ビットにわたる符号間干渉の影響を軽減できるため、通常の周波数検波に比べて特性が優れている。
Multilevel Decision Method for Band-Limited Digital FM with Limiter-Discriminator Detection , in IEEE Journal on Selected Areas in Communications, vol. SAC-2, No. 4, pp.498-506, July 1984
しかしながら、上記文献に記載された従来の受信機においては、判定の際に使用するしきい値が、予め設定された固定値であるため、移動環境におけるフェージングの影響や、送受信機間で発生する周波数誤差の影響により、特性が劣化する、という問題があった。すなわち、従来の受信機では、あらゆる環境において、優れた特性を実現することが困難である、という問題があった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、移動環境におけるフェージングの影響や送受信機間で発生する周波数誤差の影響を受けた場合であっても、優れた特性を実現可能な受信機を得ることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明にかかる受信機は、周波数変調が行われている受信信号を周波数検波により復調する受信機であって、受信信号の周波数を変換する周波数変換手段と、周波数変換後の受信信号に対して帯域外雑音除去や波形整形を行うフィルタ手段と、前記フィルタ手段の出力信号の周波数成分を検出する周波数検出手段と、前記周波数検出手段が出力する周波数検出信号を特定の周期にわたって積分する積分手段と、前記周波数検出信号の平均化結果を用いて送受信機間の周波数誤差を検出し、さらに前記平均化結果に基づいて送信系列を判定するためのしきい値を設定する周波数誤差検出手段と、前記しきい値を用いて前記積分後の信号から送信系列を判定する判定手段と、を備えること特徴とする。
この発明によれば、周波数誤差検出手段が、周波数変換後の受信信号の平均化結果に基づいて周波数誤差を検出し、さらにその平均化結果に基づいて送信系列を判定するためのしきい値を設定することとした。
この発明によれば、周波数誤差検出手段が周波数変換後の受信信号の平均化結果に基づいて送信系列を判定するためのしきい値を設定することとしたので、たとえば、送受信機間の周波数誤差が大きい場合であっても、適切な判定を行うことができ、優れた特性を実現することができる、という効果を奏する。
以下に、本発明にかかる受信機の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
実施の形態1.
図1は、本発明にかかる受信機の実施の形態1の構成を示す図であり、局部発振器1と、受信信号を局部発振器1から出力される信号によりベースバンド信号にダウンコンバートするミキサ2と、ベースバンド信号に含まれる帯域外雑音の除去や波形整形を行うフィルタ機能を有するLPF部3と、LPF部3出力の周波数成分を検出する周波数検出部4と、周波数検出部4出力を2ビット周期にわたって積分放電する2ビット積分部5と、周波数検出部4出力に基づいて周波数誤差検出信号と送信系列の判定で用いるしきい値を出力する周波数誤差検出/しきい値設定部8と、2ビット積分部5出力を周波数誤差検出/しきい値設定部8の処理時間分だけ遅延させる遅延部6と、上記しきい値に基づいて遅延部6出力を判定する4レベル判定部7と、を備えている。
ここで、上記のように構成された受信機の動作について説明する。なお、ここでは、説明を簡単にするため、変調方式として、たとえば、GMSKと想定する。
まず、ミキサ2では、無線伝送路を介して受け取った受信信号を、局部発振器1から出力される信号により複素ベースバンド信号にダウンコンバートする。この複素ベースバンド信号は、ビット周期に対して特定の整数倍だけオーバーサンプリングされていることとする(サンプリングはAD変換器などで実現する)。つぎに、LPF部3では、複素ベースバンド信号に含まれる帯域外雑音の除去や信号の波形整形を行うため、フィルタリング処理を行う。フィルタリング処理としては、たとえば、ディジタル信号処理により実現する場合は、FIR(Finite Impulse Response)フィルタを用いればよく、GMSK信号の場合は、ガウスフィルタなどを用いればよい。
つぎに、周波数検出部4では、LPF部3による出力信号の周波数成分を検出する。図2は、周波数検出部4の内部構成例を示す図であり、遅延検波部11と、位相検出部12と、を備えている。遅延検波部11では、フィルタリング後の複素ベースバンド信号を、下記(1)式のように複素領域で遅延検波する。
d(n)=r(n)・r(n−1)* …(1)
ただし、r(n)は時刻nにおけるLPF部3出力である複素ベースバンド信号であり、r(n−1)は1サンプル分遅延後の複素ベースバンド信号であり、r(n−1)*はr(n−1)の複素共役信号であり、d(n)は複素遅延検波後の信号である。
位相検出部12では、この複素遅延検波後の信号d(n)に対して、下記(2)式のように位相検出を行う。
p(n)=arctan(d(n)) …(2)
ただし、arctan(x)は複素信号xの逆正接演算を表し、p(n)はd(n)の位相成分を表す。
p(n)は、オーバーサンプル間隔での複素遅延検波後の信号d(n)の位相成分であるため、受信信号r(n)の周波数成分となり、下記(3)式で表すことができる。
p(n)=2πf(n)・T …(3)
ただし、f(n)は、周波数変調された信号の時刻nにおける周波数成分を表し、Tはオーバーサンプル周期を表す。また、ここでは雑音成分は除いている。
また、図3は、上記図2とは異なる、周波数検出部4の内部構成例を示す図であり、クオドラチャ検波部13と、振幅正規化部14と、電力計算部15と、を備えている。クオドラチャ検波部13では、フィルタリング後の複素ベースバンド信号から、下記(4)により周波数を検出する。
q(n)=Im{r(n)}・Re{r(n−1)}
−Re{r(n)}・Im{r(n−1)} …(4)
ただし、Re{x}は複素信号xの実部を表し、Im{x}は複素信号xの虚部を表す。
また、q(n)は、下記(5)式で表すことができる。
q(n)=A2・sin{2πf(n)・T} …(5)
ただし、Aは複素ベースバンド信号の振幅成分を表す。また、雑音成分は除いている。
また、オーバーサンプル周期Tを小さく設定し、2πf(n)・Tを小さな値と仮定すると、上記(5)式は下記(6)式で近似できる。
q(n)=A2・{2πf(n)・T} …(6)
電力計算部15では、複素ベースバンド信号の電力成分を下記(7)式により検出する。
a(n)=|r(n)|2 …(7)
これを平均化することで、平均電力e(n)を計算する。雑音成分がない場合は、A2が正しく計算される。
振幅正規化部14では、クオドラチャ検波部13出力q(n)を、電力計算部15出力e(n)で正規化する。雑音成分を除いて考えると、振幅正規化部14出力p´(n)は下記(8)式で表すことができる。
p´(n)=2πf(n)・T …(8)
つぎに、2ビット積分部5では、上記周波数検出部4出力を2ビット周期にわたり積分放電する。図4は、2ビット積分部5の内部構成例を示す図であり、加算部21と、遅延部22と、タイミング検出部23と、を備えている。加算部21では、入力された周波数検出部4出力と遅延部22出力とを加算する。この動作を2ビット周期にわたって行うことにより、2ビット周期にわたる積分を行う。なお、遅延部22には、初期値として0を設定しておく(放電しておく)必要がある。また、タイミング検出部23では、ビットタイミングを検出し、図5に示す積分区間の2ビット周期を積分できるように、初期値0を設定する。図5は、周波数検出部4出力のアイパターンの観測結果を示す図である。
つぎに、周波数誤差検出/しきい値設定部8の動作について説明する。図6は、周波数誤差検出/しきい値設定部8の内部構成例を示す図であり、平均化部31と、係数調整部32と、しきい値演算部33と、を備えている。平均化部31では、周波数検出部4出力を平均化する。なお、平均化は、たとえば、移動平均フィルタを用いればよく、その平均化周期の設定には自由度を持たせる。この平均化結果は、送受信機間の周波数誤差がなければ0となるが、周波数誤差Δfが存在する場合には、その周波数誤差による成分2πΔfTが検出される。
係数調整部32では、平均化部31出力を2πTで除算することによりΔfを検出し、その結果を周波数誤差検出信号として出力する。
しきい値演算部33では、内部で保持している4通りの固定しきい値(L1,L2,L3,L4)のそれぞれに、平均化部31出力を2・TS/T倍した値である2πΔf(2TS)を加算し、4レベル判定部7にて判定に用いる4通りのしきい値(TH1,TH2,TH3,TH4)を設定する。ただし、固定しきい値(L1,L2,L3,L4)は、予め計算により算出しておく。また、TS はビット周期を表す。
このように、本実施の形態では、上記しきい値(TH1,TH2,TH3,TH4)を、検出した周波数誤差成分に基づいて設定することにより、後段の4レベル判定部7における判定を正しく行う。
つぎに、4レベル判定部7では、遅延部6出力と上記で設定したしきい値に基づいて、送信系列の判定処理を行う。図7は、4レベル判定部7の内部構成例を示す図であり、比較部41と、遅延部42,43と、しきい値選択部44と、を備えている。遅延部42と遅延部43は、それぞれ1ビット分だけ入力を遅延させる機能を有する。しきい値選択部44では、遅延部42出力と遅延部43出力に基づいて、上記4通りのしきい値(TH1,TH2,TH3,TH4)のうち1つを選択し、比較部41に対して出力する。すなわち、しきい値選択部44では、過去2ビット分の判定値に基づいて、現在の判定を行うためのしきい値を選択する。比較部41では、遅延部6出力が、与えられたしきい値よりも大きければ1と判定し、一方、小さければ0と判定し、その判定値を出力する。
なお、実施の形態1の受信機では、GMSK変調方式を想定して説明したが、必ずしもGMSK変調方式でなくてもよく、たとえば、一般的なディジタル周波数(FSK:Frequency Shift Keying)変調方式であっても適用可能である。また、2ビット積分部5においては、積分区間の設定を変えることも可能であり、必ずしも2ビット周期でなくてもよい。これと関連して、4レベル判定部におけるしきい値設定も変更可能であり、必ずしも4通りのしきい値でなくてもよい。また、遅延部における遅延設定は任意でよく、たとえば、遅延がなくても構わない。この場合、周波数誤差検出の反映が遅れるが、周波数誤差は、一般的に高速に時間変動しないため、特性の劣化は小さい。
また、実施の形態の受信機では、複素ベースバンド信号から周波数検出を行う構成としたが、たとえば、IF信号から周波数検出を行う構成としてもよい。図8は、IF信号から周波数検出を行う場合の構成を示す図であり、局部発振器51と、ミキサ2によりダウンコンバートされたIF信号の雑音除去と波形整形を行うバンドパスフィルタ機能を有するBPF部52と、BPF部52出力から周波数成分を検出する周波数検出部53と、を備えている。周波数検出部53では、たとえば、リミッタアンプによりIF信号を矩形信号にした後、パルスカウントにより位相検出し、その位相信号を微分することにより周波数検出を行う。
以上のように、本実施の形態においては、周波数誤差検出/しきい値設定部が、ベースバンド信号の平均化結果に基づいて周波数誤差を検出し、さらにその平均化結果に基づいて送信系列を判定するためのしきい値を設定することとした。これにより、送受信機間の周波数誤差が大きい場合であっても、適切な判定を行うことができ、優れた特性を実現することができる。
また、本実施の形態においては、周波数検出部において振幅成分を適切に除去することによって、正しく周波数成分を検出することとした。これにより、フェージングなどにより時間の経過によって振幅が変動した場合であっても、適切な判定を行うことができ、優れた特性を実現することができる。
実施の形態2.
図9は、本発明にかかる受信機の実施の形態2の構成を示す図であり、2ビット積分部5の出力信号を入力として動作する周波数誤差検出/しきい値設定部61を備えている。なお、前述の実施の形態1と同様の構成については、同一の符号を付してその説明を省略する。ここでは、実施の形態1と異なる処理についてのみ説明する。
図10は、周波数誤差検出/閾値設定部61の内部構成例を示す図であり、平均化部62と、係数調整部63と、しきい値演算部64と、を備えている。平均化部62では、2ビット積分部5出力を平均化する。この平均化は、たとえば、移動平均フィルタを用いればよく、その平均化周期の設定には自由度を持たせる。平均化結果は、送受信機間の周波数誤差がなければ0となるが、周波数誤差Δfが存在する場合には、その周波数誤差による成分2πΔf(2TS)が検出される。
係数調整部63では、平均化部62出力を2π(2TS)で除算することにより、Δfを検出し、その結果として周波数誤差検出信号を出力する。
しきい値演算部64では、内部で保持している4通りの固定しきい値(L1,L2、L3,L4)のそれぞれに平均化部62出力を加算し、4レベル判定部7にて判定に用いる4通りのしきい値(TH1,TH2,TH3,TH4)を設定する。なお、固定しきい値(L1,L2、L3,L4)は、予め算出しておく。
このように、本実施の形態では、上記4通りのしきい値を、検出した周波数誤差成分に基づいて設定することにより、後段の4レベル判定部7での判定を正しく行う。
以上のように、本実施の形態においては、周波数誤差検出/しきい値設定部が、2ビット積分結果を平均化して周波数誤差を検出し、さらに、その平均化結果に基づいて送信系列を判定するためのしきい値を設定することとした。このとき、ビット積分結果の平均化は、ビット単位の平均化となる。これにより、前述の実施の形態1と同様の効果が得られるとともに、さらに、実施の形態1よりも計算量を削減することができる。
実施の形態3.
図11は、本発明にかかる受信機の実施の形態3の構成を示す図であり、2ビット積分部5出力を保持するメモリ部71と、2ビット積分部5出力と後述する判定値に基づいて周波数誤差検出信号と送信系列の判定で用いるしきい値とを出力する周波数誤差検出/しきい値設定部72と、2ビット積分部5出力またはメモリ部71出力、および上記しきい値に基づいて、判定値を出力する4レベル判定部73と、を備えている。なお、前述の実施の形態1または2と同様の構成については、同一の符号を付してその説明を省略する。ここでは、実施の形態1または2と異なる処理についてのみ説明する。
上記のように構成される実施の形態3の受信機は、4レベル判定部73が出力する判定値を帰還し、その判定値に基づいて周波数誤差の検出や判定のためのしきい値の再設定を行うものであり、たとえば、パターンジッタを抑えながら、かつ少ない平均化段数で、上記周波数誤差の検出やしきい値の再設定を行う。これにより、実施の形態1や2と比較して回路規模を削減することができる。また、周波数誤差が時間変動するようなシステムであっても、高速に追随可能となる。
ここで、本実施の形態の周波数誤差検出/しきい値設定部72の動作について説明する。図12は、周波数誤差検出/しきい値設定部72の内部構成例を示す図であり、平均化部81と、遅延部82,83と、周波数誤差演算部84と、を備えている。
まず、遅延部82では、4レベル判定部73出力である判定値を1ビット分だけ遅延させる。また、遅延部83では、遅延部82出力をさらに1ビット分だけ遅延させる。
平均化部81では、2ビット積分部5出力を、遅延部82出力と遅延部83出力の値に基づいて4通りに分けて平均化し、4通りの平均値を出力する。すなわち、過去2ビット分の判定値が(1,1)の場合の平均値TH1と、(0,1)の場合の平均値TH2と、(1,0)の場合の平均値TH3と、(0,0)の場合の平均値TH4、の4通りの平均値を算出する。この平均化は、たとえば、移動平均フィルタを用いればよく、その平均化周期の設定には自由度を設ける。平均化結果は、4レベル判定部73にて判定に用いる4通りのしきい値(TH1,TH2、TH3,TH4)として出力する。
また、周波数誤差演算部84では、平均化部81が出力する4通りの平均値(TH1,TH2、TH3,TH4)を平均化した後、2π(2TS)で除算し、その結果を周波数誤差検出信号として出力する。
このように、本実施の形態では、上記しきい値を、過去2ビット分の判定値のパターン毎に分けて2ビット積分部5出力を平均化して設定することにより、パターンジッタの影響を軽減する。そのため、平均化部81における平均化周期を短くできるため、回路規模を削減できる。また、周波数誤差が時間変動するようなシステムであっても、高速に追随可能であり、そのような環境であっても、優れた特性を実現できる。
また、図13は、4レベル判定部73の内部構成例を示す図であり、比較部85を備えている。なお、前述した図7と同様の構成については、同一の符号を付してその説明を省略する。
まず、遅延部42と遅延部43は、それぞれ1ビット分だけ入力信号を遅延させる機能を有する。しきい値選択部44では、遅延部42出力と遅延部43出力に基づいて、4通りのしきい値(TH1,TH2,TH3,TH4)の中から1つを選択し、それを比較部85に対して出力する。すなわち、しきい値選択部44では、過去2ビット分の判定値に基づいて、現在の判定を行うためのしきい値を選択する。なお、過去2ビット分の判定値が(1,1)の場合はTH1を、(0,1)の場合はTH2を、(1,0)の場合はTH3を、(0,0)の場合はTH4を、それぞれ選択する。
比較部85では、1段階目として、2ビット積分部5出力に基づいて判定処理を行う。すなわち、2ビット積分部5出力が、与えられたしきい値よりも大きければ1と判定し、一方、小さければ0と判定し、その結果を判定値として出力する。この1段階目の処理においては、与えられるしきい値は、処理遅延により、たとえば、現在受信しているフレームの前のフレームまでの受信信号に基づいて計算された値とする。つぎに、2段階目として、メモリ部71出力に基づいて判定処理を行う。すなわち、メモリ部71出力が、与えられたしきい値よりも大きければ1と判定し、一方、小さければ0と判定し、その結果を判定値として出力する。メモリ部71が、1フレーム分の2ビット積分部5出力を保持するようにしておけば、2段階目の判定においては、与えられるしきい値が処理遅延の影響を受けないため、精度のよい判定を行うことができる。
以上のように、本実施の形態においては、周波数誤差検出/しきい値設定部が、2ビット積分部の出力を、過去2ビット分の判定値のパターン毎に分けて平均化し、その結果を4通りのしきい値として設定することとした。これにより、前述した実施の形態と同様の効果が得られるとともに、さらに、パターンジッタの影響を軽減することができ、しきい値計算における平均化周期を短くできるため、回路規模を削減することができる。また、周波数誤差が時間変動するようなシステムであっても、高速に追随可能であり、そのような環境であっても、優れた特性を実現することができる。
実施の形態4.
図14は、本発明にかかる受信機の実施の形態4の構成を示す図である。なお、前述の実施の形態1、2または3と同様の構成については、同一の符号を付してその説明を省略する。ここでは、実施の形態1、2または3と異なる処理についてのみ説明する。
図14が実施の形態3における図11と異なる箇所は、メモリ部71がないことと、4レベル判定部73が実施の形態1や2と同一であること、である。すなわち、実施の形態4では、実施の形態3における2段階の判定処理を回避し、1段階の判定処理のみを行うこととした。これにより、周波数誤差検出/しきい値設定部72において処理遅延分の設定誤差が存在することになるが、処理遅延が小さい場合は特に問題にならず、メモリ部71が不要となるため、回路規模を小さくすることができる。
実施の形態5.
図15は、本発明にかかる受信機の実施の形態5の構成を示す図であり、別のアンテナで受け取った受信信号を局部発振器1が出力する信号によりベースバンド信号にダウンコンバートするミキサ91と、このベースバンド信号に含まれる帯域外雑音の除去や波形整形を行うフィルタ機能を有するLPF部92と、LPF部3出力とLPF部92出力とをダイバーシチ合成し、その結果を用いて周波数成分を検出する周波数検出部93と、を備えている。なお、前述の実施の形態1〜4と同様の構成については、同一の符号を付してその説明を省略する。ここでは、実施の形態4と異なる処理についてのみ説明する。
ここで、上記のように構成された受信機の動作について説明する。たとえば、ミキサ91では、ミキサ2と同様の処理で、無線伝送路を介して受け取った受信信号を、局部発振器1から出力される信号により複素ベースバンド信号にダウンコンバートする。つぎに、LPF部92では、LPF部3と同様の処理で、複素ベースバンド信号に含まれる帯域外雑音の除去や信号の波形整形を行うため、フィルタリング処理を行う。
つぎに、周波数検出部93では、LPF部3出力とLPF部92出力とをダイバーシチ合成し、その結果を用いて周波数成分を検出する。図16は、周波数検出部93の内部構成例を示す図であり、遅延検波部101と、加算部102と、を備えている。なお、前述した図2と同様の構成については、同一の符号を付してその説明を省略する。
遅延検波部11では、LPF部3にてフィルタリング後の複素ベースバンド信号を、下記(9)式のように複素領域で遅延検波する。
d1(n)=r1(n)・r1(n−1)* …(9)
ただし、r1(n)は時刻nにおけるLPF部3出力である複素ベースバンド信号であり、r1(n−1)は1サンプル分遅延後の複素ベースバンド信号であり、r1(n−1)*はr1(n−1)の複素共役信号であり、d1(n)は複素遅延検波後の信号である。
一方、遅延検波部101では、LPF部92にてフィルタリング後の複素ベースバンド信号を、下記(10)式のように複素領域で遅延検波する。
d2(n)=r2(n)・r2(n−1)* …(10)
ただし、r2(n)は時刻nにおけるLPF部92出力である複素ベースバンド信号であり、r2(n−1)は1サンプル分遅延後の複素ベースバンド信号であり、r2(n−1)*はr2(n−1)の複素共役信号であり、d2(n)は複素遅延検波後の信号である。
加算部102では、d1(n)とd2(n)とを加算(ダイバーシチ合成)してd(n)を求める。これにより、振幅で重み付けを行った各アンテナの信号を合成できるため、最大比合成ダイバーシチに近い合成が実現できる。
位相検出部12では、このダイバーシチ合成後の信号d(n)に対して、上記(2)式のように位相検出を行う。また、p(n)は、オーバーサンプル間隔での複素遅延検波後の信号d(n)の位相成分であるため、受信信号r(n)の周波数成分となり、上記(3)式で表すことができる。
また、図17は、上記図16とは異なる、周波数検出部93の内部構成例を示す図であり、クオドラチャ検波部103と、電力計算部104と、加算部105,106と、を備えている。なお、前述した図3と同様の構成については、同一の符号を付してその説明を省略する。
クオドラチャ検波部13では、LPF部3にてフィルタリング後の複素ベースバンド信号から、下記(11)により周波数を検出する。
q1(n)=Im{r1(n)}・Re{r1(n−1)}
−Re{r1(n)}・Im{r1(n−1)} …(11)
また、q1(n)は、下記(12)式で表すことができる。
q1(n)=A2・sin{2πf(n)・T} …(12)
また、オーバーサンプル周期Tを小さく設定し、2πf(n)・Tを小さな値と仮定すると、上記(12)式は下記(13)式で近似できる。
q1(n)=A2・{2πf(n)・T} …(13)
一方、クオドラチャ検波部103では、LPF部92にてフィルタリング後の複素ベースバンド信号から、下記(14)により周波数を検出する。
q2(n)=Im{r2(n)}・Re{r2(n−1)}
−Re{r2(n)}・Im{r2(n−1)} …(14)
また、q2(n)は、下記(15)式で表すことができる。
q2(n)=A2・sin{2πf(n)・T} …(15)
また、オーバーサンプル周期Tを小さく設定し、2πf(n)・Tを小さな値と仮定すると、上記(15)式は下記(16)式で近似できる。
q2(n)=A2・{2πf(n)・T} …(16)
加算部105では、上記q1(n)とq2(n)とを加算(ダイバーシチ合成)してq(n)を求める。これにより、振幅で重み付けを行った各アンテナの信号を合成できるため、最大比合成ダイバーシチに近い合成が実現できる。
電力計算部15では、LPF部3出力の複素ベースバンド信号の電力成分を下記(17)式により検出する。
a1(n)=|r1(n)|2 …(17)
これを平均化することで、平均電力e1(n)を計算する。雑音成分がない場合は、A2が正しく計算される。
一方、電力計算部104では、LPF部92出力の複素ベースバンド信号の電力成分を下記(18)式により検出する。
a2(n)=|r2(n)|2 …(18)
これを平均化することで、平均電力e2(n)を計算する。雑音成分がない場合は、A2が正しく計算される。
加算部106では、上記e1(n)とe2(n)とをダイバーシチ合成してe(n)を求める。
振幅正規化部14では、加算部105出力q(n)を、加算部106出力e(n)で正規化する。雑音成分を除いて考えると、振幅正規化部14出力p´(n)は上記(8)式で表すことができる。
以上のように、本実施の形態においては、2つのアンテナで受信した信号を利用して、周波数検出部が、ダイバーシチ合成を行った上で周波数成分を検出することとした。これにより、前述した各実施の形態と同様の効果が得られるとともに、さらに、最大比合成ダイバーシチと同等な優れた特性を実現することができる。
なお、本実施の形態においては、上記で説明した特徴的な処理を実施の形態4の構成に対して適用した場合を一例として説明したが、これに限らず、実施の形態1〜3の構成に対して適用した場合であっても上記と同様の効果を得ることができる。
以上のように、本発明にかかる受信機は、ディジタル周波数変調が行われた信号を送受信する無線通信システムに有用であり、特に、移動環境におけるフェージングの影響や送受信機間で発生する周波数誤差の影響を受ける可能性のある通信システムに適している。
本発明にかかる受信機の実施の形態1の構成を示す図である。 周波数検出部の内部構成例を示す図である。 周波数検出部の内部構成例を示す図である。 2ビット積分部の内部構成例を示す図である。 周波数検出部出力のアイパターンの観測結果を示す図である。 周波数誤差検出/しきい値設定部の内部構成例を示す図である。 4レベル判定部の内部構成例を示す図である。 IF信号から周波数検出を行う場合の構成を示す図である。 本発明にかかる受信機の実施の形態2の構成を示す図である。 周波数誤差検出/閾値設定部の内部構成例を示す図である。 本発明にかかる受信機の実施の形態3の構成を示す図である。 周波数誤差検出/しきい値設定部の内部構成例を示す図である。 4レベル判定部の内部構成例を示す図である。 本発明にかかる受信機の実施の形態4の構成を示す図である。 本発明にかかる受信機の実施の形態5の構成を示す図である。 周波数検出部の内部構成例を示す図である。 周波数検出部の内部構成例を示す図である。 積分放電の過程を示す図である。 積分放電の過程を示す図である。 積分放電の過程を示す図である。 積分放電の過程を示す図である。
符号の説明
1,51 局部発振器
2,91 ミキサ
3,92 LPF部
4,53,93 周波数検出部
5 2ビット積分部
6,22,42,43,82,83 遅延部
7,73 4レベル判定部
8,61,72 周波数誤差検出/しきい値設定部
11,101 遅延検波部
12 位相検出部
13,103 クオドラチャ検波部
14 振幅正規化部
15,104 電力計算部
21,102,105,106 加算部
23 タイミング検出部
31,62,81 平均化部
32,63 係数調整部
33,64 しきい値演算部
41,85 比較部
44 しきい値選択部
52 BPF部
71 メモリ部
84 周波数誤差演算部

Claims (10)

  1. 周波数変調が行われている受信信号を周波数検波により復調する受信機において、
    受信信号の周波数を変換する周波数変換手段と、
    周波数変換後の受信信号に対して帯域外雑音除去や波形整形を行うフィルタ手段と、
    前記フィルタ手段の出力信号の周波数成分を検出する周波数検出手段と、
    前記周波数検出手段が出力する周波数検出信号を特定の周期にわたって積分する積分手段と、
    前記周波数検出信号の平均化結果を用いて送受信機間の周波数誤差を検出し、さらに前記平均化結果に基づいて送信系列を判定するためのしきい値を設定する周波数誤差検出手段と、
    前記しきい値を用いて前記積分後の信号から送信系列を判定する判定手段と、
    を備えること特徴とする受信機。
  2. 前記周波数誤差検出手段は、
    前記周波数検出信号を平均化する平均化手段と、
    前記平均化結果から送受信機間の周波数誤差を抽出する周波数誤差抽出手段と、
    予め内部で保持している複数の固定しきい値に対して前記周波数誤差に基づいた所定の演算処理を行い、当該演算結果として前記判定手段が判定に用いる複数のしきい値を得るしきい値演算手段と、
    を備えることを特徴とする請求項1に記載の受信機。
  3. 周波数変調が行われている受信信号を周波数検波により復調する受信機において、
    受信信号の周波数を変換する周波数変換手段と、
    周波数変換後の受信信号に対して帯域外雑音除去や波形整形を行うフィルタ手段と、
    前記フィルタ手段の出力信号の周波数成分を検出する周波数検出手段と、
    前記周波数検出手段が出力する周波数検出信号を特定の周期にわたって積分する積分手段と、
    前記積分後の信号の平均化結果を用いて送受信機間の周波数誤差を検出し、さらに前記平均化結果に基づいて送信系列を判定するためのしきい値を設定する周波数誤差検出手段と、
    前記しきい値を用いて前記積分後の信号から送信系列を判定する判定手段と、
    を備えること特徴とする受信機。
  4. 前記周波数誤差検出手段は、
    前記積分後の信号を平均化する平均化手段と、
    前記平均化結果から送受信機間の周波数誤差を抽出する周波数誤差抽出手段と、
    予め内部で保持している複数の固定しきい値に対して前記周波数誤差に基づいた所定の演算処理を行い、当該演算結果として前記判定手段が判定に用いる複数のしきい値を得るしきい値演算手段と、
    を備えることを特徴とする請求項3に記載の受信機。
  5. 前記判定手段は、
    過去の判定値に基づいて、前記複数のしきい値の中から現在の判定を行うためのしきい値を選択するしきい値選択手段と、
    前記選択されたしきい値と前記積分後の信号とを比較し、当該比較結果に応じて送信系列を判定する比較手段と、
    を備えることを特徴とする請求項2または4に記載の受信機。
  6. 周波数変調が行われている受信信号を周波数検波により復調する受信機において、
    受信信号の周波数を変換する周波数変換手段と、
    周波数変換後の受信信号に対して帯域外雑音除去や波形整形を行うフィルタ手段と、
    前記フィルタ手段の出力信号の周波数成分を検出する周波数検出手段と、
    前記周波数検出手段が出力する周波数検出信号を特定の周期にわたって積分する積分手段と、
    前記積分後の信号を過去の判定値を用いて平均化し、当該平均化結果を用いて送受信機間の周波数誤差を検出し、さらに前記平均化結果を、送信系列を判定するためのしきい値として設定する周波数誤差検出手段と、
    前記しきい値を用いて前記積分後の信号から送信系列を判定する判定手段と、
    を備えること特徴とする受信機。
  7. 前記周波数誤差検出手段は、
    前記積分後の信号を過去の判定値のパターン毎に分けて平均化し、パターン毎の平均化結果として、前記判定手段が判定に用いる複数のしきい値を得る平均化手段と、
    前記複数のしきい値を平均化し、当該平均化結果から送受信機間の周波数誤差を抽出する周波数誤差抽出手段と、
    を備えることを特徴とする請求項6に記載の受信機。
  8. 前記判定手段は、
    過去の判定値に基づいて、前記複数のしきい値の中から判定を行うためのしきい値を選択するしきい値選択手段と、
    前記選択されたしきい値と現在の積分後の信号とを比較し、当該比較結果に応じて送信系列を判定し、さらに、前記選択されたしきい値と処理遅延の影響を受けない過去の積分後の信号とを比較し、当該比較結果に応じて送信系列を判定し、当該判定結果を判定値として出力する比較手段と、
    を備えることを特徴とする請求項7に記載の受信機。
  9. 前記判定手段は、
    過去の判定値に基づいて、前記複数のしきい値の中から現在の判定を行うためのしきい値を選択するしきい値選択手段と、
    前記選択されたしきい値と現在の積分後の信号とを比較し、当該比較結果に応じて送信系列を判定し、当該判定結果を判定値として出力する比較手段と、
    を備えることを特徴とする請求項7に記載の受信機。
  10. 前記周波数変換手段が、異なるアンテナで受信した複数の受信信号の周波数を変換し、
    前記フィルタ手段が、周波数変換後の複数の受信信号に対して個別に帯域外雑音除去や波形整形を行い、
    前記周波数検出手段が、前記フィルタ手段が出力する複数の信号をダイバーシチ合成し、その結果に基づいて周波数成分を検出することを特徴とする請求項1〜9のいずれか一つに記載の受信機。
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