JP2018098648A - Ip電話サーバ装置 - Google Patents
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Abstract
Description
具体的には、危険エリアなどで作業する作業者が所持する携帯端末に発信した際の応答状況に応じて、作業者の安否を確認している。そして従来は、発信、応答状況の確認、安否の判定及び当該判定結果の記録を、管理者が手作業で行っている。
なお、複数の端末への発信を一斉で行う技術は、例えば特許文献1などにより知られている。しかしながら、この技術を用いたとしても、応答状況の確認、安否の判定及び当該判定結果の記録は管理者が行わなければならず、管理者の手間が多大となることに変わりはない。
(構成)
図1は、この実施形態に係るIP電話サーバ装置を備えた構内電話システムTSの全体構成を示す図である。
この構内電話システムTSは、複数の基地局BS1,BS2,…、制御装置CS、構内交換機(PBX)EX及びIP電話サーバ装置SVを備えている。基地局BS1,BS2,…は、無線エリアE1,E2,…を形成する。制御装置CSは、基地局BS1,BS2,…を収容する。構内交換機EXは、制御装置CSに接続される。IP電話サーバ装置SVは、制御装置CSに対し構内ネットワークNWを介して接続される。構内ネットワークNWは、LAN(local area network)により構成される。
IP電話サーバ装置SVは、IPテレフォニサーバとも称され、次のように構成される。
なお、以下の説明において、基地局BS1,BS2,…、無線エリアE1,E2,…、あるいは無線端末MT11,MT12,MT13,…,MT21,MT22,MT23,…の個々を区別する必要がない場合は、基地局BS、無線エリアE、あるいは無線端末MTと記すこととする。
IP電話サーバ装置SVは、制御ユニット1、記憶ユニット2、通信インタフェースユニット3、入出力インタフェースユニット4、入力部5、表示部6、鳴動部7及び外部ポート8を備えている。
入出力インタフェースユニット4には、入力部5、表示部6、鳴動部7及び外部ポート8が接続される。入出力インタフェースユニット4は、これら接続された各部と制御ユニット1との間でのデータ授受のための入出力処理を行う。
表示部6は、制御ユニット1の制御の下に各種の画面を表示する。表示部6としては、例えば液晶表示器などの周知の表示デバイスを利用できる。
なお、入力部5及び表示部6として、タッチパネルを用いることもできる。
外部ポート8には、必要に応じて外部の情報機器が接続される。外部ポート8は、外部機器と入出力インタフェースユニット4とを電気的に接続する。外部ポート8としては、例えば周知のUSB(universal serial bus)ポートを利用できる。
交換制御部11は、端末間にSIP(session initiation protocol)によるセッションを確立するための処理を行う。また交換制御部11は、DECT(digital enhanced telecommunications)方式に準拠する。この交換制御部11による処理は、例えば既存の別のIP電話サーバ装置により行われているものと同様な処理であってよい。
安否確認部12は、後述する安否確認処理及び安否出力処理を行う。
端末管理情報記憶部21は、無線端末MT11,MT12,MT13,…,MT21,MT22,MT23,…のうちで安否確認に用いられるものに割り振られた電話番号をそれぞれ記憶する。また端末管理情報記憶部21は、上記の電話番号に関連付けて、その電話番号が割り振られた無線端末MTを所持する作業者の名称と、当該作業者が属するグループの名称とが記憶される。
設定テーブル22は、確認間隔、待ち時間及び実行期間の各項目についての設定値を記憶する。確認間隔は、安否判定を1度終えてから次の安否判定のための一斉通報を行うまでの間隔である。待ち時間は、安否確認のための応答を待つ時間である。実行期間は、安否確認のための処理を実行する期間である。図4の例では、9:00〜17:00までの実行期間において、前回の安否判定が終了してから30分後に新たな安否判定のための一斉通報を行い、その一斉通報から60分が経過するまでの間は未応答の無線端末からの応答を待つ、という設定となっている。なお、実行期間は、曜日又は年月日などを含んで定められてもよい。すなわち、実行期間は例えば、「月曜日から金曜日の9:00〜17:00」のように定められてもよい。実行期間はあるいは、何らかの開始タイミングからの終了タイミングまでの時間として定められてもよい。すなわち、実行期間は例えば、「8時間」のように定められて、操作者による開始指示がなされてから8時間が経過するまでの間を実行期間としてもよい。
履歴情報記憶部23は、一度の安否判定での判定結果を1つのデータレコード(以下、管理レコードと称する)として記憶している。1つの管理レコードは、それを識別するための番号に関連付けて、開始日時、終了日時及び複数の応答フラグを含んでいる。開始日時は、安否判定を開始した日時を表す。終了日時は、安否判定を終了した日時を表す。複数の応答フラグは、安否確認の対象となる無線端末MTのそれぞれに対応付けられる。図5の例では、電話番号が「10000」「10001」「10002」「10003」「10004」「10005」である6つの無線端末MTのそれぞれに対応する6つの応答フラグを含む。応答フラグは、1ビットのデータであり、その値が「1」である状態をセット状態とし、応答済みであることを表すこととする。
次に、以上のように構成されたIP電話サーバ装置SVの動作を説明する。なお、端末間の通話を可能とするためのIP電話サーバ装置SVの動作は、既存の別のIP電話サーバ装置と同様であってよい。このため、その説明については省略する。そして以下においては、安否確認のための動作について説明する。
安否確認に関する設定の変更が入力部5での操作によって操作者により要求されると、安否確認部12は設定変更処理を開始する。
ステップSa1において安否確認部12は、表示部6に設定画面を表示させる。
図7は設定画面の一例を示す図である。
図7に示す設定画面は、設定テーブル22の内容が図4に示す状態である場合の例である。当該設定画面は、入力欄101,102,103及び終了ボタン104を含む。入力欄101,102,103は、確認間隔、待ち時間及び実行期間のそれぞれの設定値を入力するための領域である。安否確認部12は、ステップSa1において表示する設定画面には、図7に示すように設定テーブル22に記憶された設定値をそれぞれ表す。
かくして、操作者は、設定画面から確認間隔、待ち時間及び実行期間の現状の設定値を確認できる。そして操作者は、入力部5を操作して、変更したい設定値が表されている入力欄を選択する。
ステップSa3において安否確認部12は、入力項目に関する新たな設定値の入力がなされたか否かを確認する。そして安否確認部12は、そのような入力がなされなければNoと判定し、ステップSa4へと進む。
ステップSa4において安否確認部12は、終了ボタン104が操作されたか否かを確認する。そして安否確認部12は、終了ボタン104が操作されていないならばNoと判定し、ステップSa2へと戻る。
かくして安否確認部12は、ステップSa2〜ステップSa4においては、入力欄の選択、設定値の入力及び終了ボタン104の操作のいずれかがなされるのを待ち受ける。そして安否確認部12は、この待ち受け状態にあるときに、前述したように入力欄101,102,103の1つが選択されたならば、ステップSa2にてYesと判定し、ステップSa5へと進む。
ステップSa6において安否確認部12は、入力項目に関して設定テーブル22に記憶された設定値を、上記の入力された設定値に更新する。
ステップSa7において安否確認部12は、更新後の設定テーブル22の内容を表すように設定画面を更新する。そして安否確認部12はこののち、ステップSa2−ステップSa4の待ち受け状態に戻る。かくして安否確認部12は、実行期間及び実行間隔の少なくとも一方を操作者による操作に応じて設定する設定手段として機能する。
ステップSb1において安否確認部12は、安否確認の実行期間中であるか否かを確認する。つまり安否確認部12は、現時点が、設定テーブル22における実行期間の設定値が表す期間内であるか否かを確認する。そして安否確認部12は、実行期間中ではないならばNoと判定し、ステップSb2へと進む。
ステップSb2において安否確認部12は、操作者による後述する開始指示がなされたか否かを確認する。そして安否確認部12は、開始指示がなされていないならばNoと判定し、ステップSb1へと戻る。
かくして安否確認部12は、ステップSb1及びステップSb2においては、実行期間内となるか、あるいは開始指示がなされるのを待ち受ける。そして安否確認部12は、現時点が、設定テーブル22における実行期間の設定値が表す期間内となったならば、ステップSb1にてYesと判定し、ステップSb3へと進む。また安否確認部12は、開始指示がなされたならばステップSb2にてYesと判定し、ステップSb3へと進む。
ステップSb4において安否確認部12は、今回の安否判定の結果を管理するための管理レコードを履歴情報記憶部23に追加する。
図9は、履歴情報記憶部23の記憶内容が図5に示す状態であったときに安否判定を開始した場合に上記のように管理レコードが追加された後の一例を示している。
図9の最下段に示される管理レコードが新たに追加された管理レコードである。安否確認部12は、図9に示すように、直前に一斉通報を行った日時を開始日時として含み、かつ全ての応答フラグをリセット状態とした管理レコードを追加する。なお、安否確認部12は、当該追加する管理レコードの終了日時は、予め定められたNull値としておく。
ステップSb6において安否確認部12は、応答を待機する期間が終了したか否かを確認する。そして安否確認部12は、後述するように応答を待機する期間が終了したと判定することができない場合にはNoと判定し、ステップSb5へと戻る。
かくして安否確認部12はステップSb5及びステップSb6においては、応答がなされるか、あるいは待機期間が終了するのを待ち受ける。
図10は履歴情報記憶部23の記憶内容の一例を模式的に示す図である。
図10は、履歴情報記憶部23の記憶内容が図10に示す状態であったときに、電話番号が「10003」である無線端末MTから応答がなされたことに応じて、安否確認部12がステップSb7を実行したのちの一例を示している。このため、図10中の最下段に示される管理レコードにおいて電話番号「10003」に対応付けられた応答フラグが「1」にセットされている。かくして安否確認部12は、一斉通報に応答した端末を判定する判定手段として機能する。
ステップSb9において安否確認部12は、ステップSb4で追加した管理レコードに、現在の日時を終了日時として書き込む。このように安否確認部12は、確認対象の全ての無線端末MTから応答がなされたならば、安否判定を終了する。
ステップSb10において安否確認部12は、ステップSb4で追加した管理レコードに、現在の日時を終了日時として書き込む。このように安否確認部12は、確認対象の全ての無線端末MTからの応答がなされるのよりも前に待機期間が終了したならば、安否判定を終了する。
ステップSb13において安否確認部12は、警報動作を停止する条件が成立するのを待ち受ける。安否確認部12は、警報動作を開始してからの経過時間が予め定められた時間を越えるか、操作者が警報の停止を指示する操作を入力部5で行うと、Yesと判定してステップSb14へと進む。
ステップSb14において安否確認部12は、警報動作を停止する。具体的には安否確認部12は、鳴動部7に鳴動停止を指示する。この指示を受けて鳴動部7は、警報音の鳴動を停止する。
ステップSb15において安否確認部12は、前回の安否判定を終えてから、設定テーブル22に実行間隔として記憶された時間が経過したか否かを確認する。そして安否確認部12は、当該時間が経過していないならばNoと判定し、ステップSb16へと進む。
ステップSb16において安否確認部12は、操作者による後述する開始指示がなされたか否かを確認する。そして安否確認部12は、開始指示がなされていないならばNoと判定し、ステップSb15へと戻る。
かくして安否確認部12は、ステップSb15及びステップSb16においては、安否判定の実行間隔として定められた時間が前回の安否判定を終えてから経過するか、あるいは開始指示がなされるのを待ち受ける。そして安否確認部12は、現時点が、履歴情報記憶部23に記憶された最新の管理レコードに終了日時として示された日時に実行間隔として記憶された時間を加えた日時以降となったならば、ステップSb15にてYesと判定し、ステップSb3へと戻る。また安否確認部12は、開始指示がなされたならばステップSb16にてYesと判定し、ステップSb3へと戻る。そして安否確認部12は、ステップSb3以降の処理を前述と同様に繰り返す。つまり安否確認部12は、新たな安否判定を行う。つまり安否確認部12は、前回の安否判定を終えてから実行間隔として定められた時間が経過する毎に、あるいは操作者により開始が指示される毎に、安否判定を繰り返し実行する。
図11、図12及び図13は安否確認部12による安否出力処理のフローチャートである。
図14は応答状況画面の一例を示す図である。
図14に示す応答状況画面は、履歴情報記憶部23の記憶内容が図5に示す状態である場合の例である。なお、図5に示される最新の管理レコードの終了日時がNull値ではないので、安否確認部12は安否確認処理においてはステップSb15及びステップSb16の待ち受け状態にあり、安否判定は行われていない。つまり図14に示す応答状況画面は、安否判定が行われていない状態において表示されるものの例である。
当該応答状況画面は、応答状況一覧201、グループ名表示欄202、位置確認ボタン203、ファイルボタン204、開始ボタン205、終了ボタン206及び警報設定スイッチ207を含む。
かくして、応答状況画面は、応答したと判定されたか否かを判別可能とする情報の一例であり、安否確認部12は表示部6との協働により、そのような情報を出力する出力手段としての機能を実現している。
また図14において警報設定スイッチ207は、警報を許可している状態を示している。
開始ボタン205と終了ボタン206との間に表示される「停止中」なる文字列は、安否判定が行われていないことを表している。安否確認部12は、図5に示されるように最新の管理レコードの終了日時がNull値ではない場合には、このような表示とする。
ステップSc3において安否確認部12は、安否確認処理によって履歴情報記憶部23に記憶された管理レコードが更新されたか否かを確認する。そして安否確認部12は、管理レコードが更新されなければNoと判定し、ステップSc4へと進む。
ステップSc4において安否確認部12は、開始ボタン205が操作されたか否かを確認する。そして安否確認部12は、開始ボタン205が操作されなければNoと判定し、ステップSc5へと進む。
ステップSc5において安否確認部12は、終了ボタン206が操作されたか否かを確認する。そして安否確認部12は、終了ボタン206が操作されなければNoと判定し、ステップSc6へと進む。
ステップSc6において安否確認部12は、グループ名表示欄202を選択する操作がなされたか否かを確認する。そして当該操作がなされなければNoと判定し、ステップSc7へと進む。
ステップSc7において安否確認部12は、警報設定を変更するための操作がなされたか否かを確認する。そして当該操作がなされなければNoと判定し、ステップSc8へと進む。
ステップSc8において安否確認部12は、位置確認ボタン203が操作されたか否かを確認する。そして位置確認ボタン203が操作されなければNoと判定し、ステップSc9へと進む。
ステップSc9において安否確認部12は、ファイルボタン204が操作されたか否かを確認する。そしてファイルボタン204が操作されなければNoと判定し、ステップSc2へと戻る。
かくして安否確認部12は、ステップSc2−ステップSc9においては、安否判定の実行状況が変化するか、履歴情報記憶部23の記憶情報が更新されるか、あるいは応答状況画面における何らかの操作が行われるのを待ち受ける。そして安否確認部12は、安否確認処理において、図8中のステップSb3により安否判定が開始されるか、あるいは図8中のステップSb9又はステップSb10により安否判定が終了されると、図11中のステップSc2にてYesと判定し、ステップSc10へと進む。
ステップSc11において安否確認部12は、更新後の管理レコードの内容を反映するように表示中の応答状況画面における応答状況一覧を更新する。そして安否確認部12は、当該更新を終えたならば、ステップSc2−ステップSc9の待ち受け状態に戻る。
図15に示す応答状況画面は、履歴情報記憶部23の記憶内容が図10に示す状態である場合の例である。
図10に示される最新の管理レコードは、終了日時がNull値であるので、実行状況の表示は「実行中」に変えられている。また、図5に示す状態に対して新たな管理レコードが追加されていることにより、図14における応答状況一覧201は、応答状況一覧211に差し替えられている。応答状況一覧211では、当該新たな管理レコードにおける応答フラグの状態を「現在」として示し、さらに応答状況一覧201において「前回」及び「現在」として示されていた状態を「前々回」及び「前回」として示す。
ステップSc12において安否確認部12は、開始指示がなされたことを安否確認処理に通知する。この通知により、安否確認部12は図8のステップSb2又はステップSb16にてYesと判定することになり、安否判定が開始される。そして安否確認部12は、上記の通知を終えたならば、ステップSc2−ステップSc9の待ち受け状態に戻る。
ステップSc13において安否確認部12は、終了指示がなされたことを安否確認処理に通知する。この通知により、安否確認部12は図8のステップSb6にてYesと判定することになり、安否判定が終了される。そして安否確認部12は、上記の通知を終えたならば、ステップSc2−ステップSc9の待ち受け状態に戻る。
ステップSc14において安否確認部12は、グループの指定を受け付ける。例えば安否確認部12は、安否確認画面に重ねてグループのリストを表示し、このリストからのグループの指定を受け付ける。
ステップSc15において安否確認部12は、上記の指定されたグループに属する作業者が所持する無線端末MTに関する応答状況を表すように表示中の応答状況画面における応答状況一覧を更新する。そして安否確認部12は、当該更新を終えたならば、ステップSc2−ステップSc9の待ち受け状態に戻る。
ステップSc16において安否確認部12は、警報フラグを反転する。
ステップSc17において安否確認部12は、警報設定スイッチ207の表示状態を変更する。図15において警報設定スイッチ207は、警報を許可しない状態を示している。つまり安否確認部12は、図14に示す状態と図15に示す状態とを、ステップSc16で反転したのちの警報フラグの状態に応じて変更する。そして安否確認部12は、当該更新を終えたならば、ステップSc2−ステップSc9の待ち受け状態に戻る。
ステップSc21において安否確認部12は、未応答である無線端末MTが有るか否かを確認する。安否確認部12は具体的には、最新の管理レコードに含まれた応答フラグの中にリセット状態のものがあるか否かを確認する。そして安否確認部12は、未応答である無線端末MTが有るならばYesと判定し、ステップSc22へと進む。
ステップSc23において安否確認部12は、位置表示画面を表示部6に表示させる。具体的には安否確認部12は、位置表示画面を表す画像データを生成し、当該画像データに基づく画面表示を表示部6に指示する。この指示に応じて表示部6は、位置表示画面を表示する。
図16に示す位置表示画面は、未応答である無線端末MTの位置を表した位置一覧301及び戻るボタン302を含む。つまり、位置表示画面は無線端末MTについて判断された位置を表す情報の一例であり、安否確認部12は、表示部6との協働によりそのような情報を出力する出力手段としての機能を実現している。
ステップSc24において安否確認部12は、戻るボタン302が操作されるのを待ち受ける。
ステップSc25において安否確認部12は、対象無し画面を表示部6に表示させる。具体的には安否確認部12は、対象無し画面を表す画像データを生成し、当該画像データに基づく画面表示を表示部6に指示する。この指示に応じて表示部6は、対象無し画面を表示する。対象無し画面は、未応答である無線端末MTが無いことを、例えば文字メッセージなどにより操作者に通知するための画面である。対象無し画面も、戻るボタンを含む。
ステップSc26において安否確認部12は、戻るボタン302が操作されるのを待ち受ける。
ステップSc31において安否確認部12は、ファイル選択画面を表示部6に表示させる。具体的には安否確認部12は、ファイル選択画面を表す画像データを生成し、当該画像データに基づく画面表示を表示部6に指示する。この指示に応じて表示部6は、ファイル選択画面を表示する。
図17に示すファイル選択画面は、管理レコードのリスト401、複数の出力ボタン402及び戻るボタン403を含む。
リスト401は、履歴情報記憶部23に記憶されている管理レコードに含まれる開始日時と終了日時との組み合わせを表す。複数の出力ボタン402は、リスト401に示される開始日時と終了日時との組み合わせにそれぞれ対応付けられる。
ステップSc33において安否確認部12は、戻るボタン403が操作されたか否かを確認する。そして安否確認部12は、戻るボタン403が操作されていないならばNoと判定し、ステップSc32へと戻る。
かくして安否確認部12は、ステップSc32及びステップSc33においては、出力ボタン402のいずれか又は戻るボタン403が操作されるのを待ち受ける。
ステップSc34において安否確認部12は、操作された出力ボタン402が対応付けられている管理レコードを含んだデータファイルを、外部ポート8からそこに接続された図示しない外部機器へと出力する。そして安否確認部12はこののち、ステップSc32及びステップSc33の待ち受け状態に戻る。なお、データファイルに管理レコードをどのような形態で含むかは任意であり、IP電話サーバ装置SVの設計者又は操作者により定められてよい。また、データファイルの出力は、構内ネットワークNWを介しての通信により任意の通信端末に出力するのでもよい。データファイルは、管理レコードを含むことから、応答したと判定されたか否かを判別可能とする情報の一例であり、安否確認部12は入出力インタフェースユニット4との協働により、そのような情報を出力する出力手段としての機能を実現している。
以上述べたようにIP電話サーバ装置SVは、一斉通報に対する応答がなされたか否かを、図14及び図15に示すような応答状況画面を表示するか、あるいはデータファイルとして外部機器に出力する。上述のように、安否確認の対象となる作業者に無線端末MTを所持させるとともに、一斉通報に対して上記応答のための予め定めた操作を行うことを作業者に課しておけば、応答状況画面又はデータファイルは、作業者の安否を表すものとなる。従って管理者は、応答状況画面又はデータファイルを確認するだけで各作業者の安否を確認することができ、従来に比べて安否確認に関する管理者の手間が軽減される。
前記実施形態では交換制御部11と安否確認部12とを1つのIP電話サーバ装置SV内に設けた場合を例にとって説明した。しかしながら、交換制御部11の機能と安否確認部12の機能とを別々のサーバ装置に設け、これらのサーバ装置がネットワークを介して連携して動作してもよい。
Claims (6)
- 音声通信機能を有する複数の端末のうちの2以上の端末を呼制御プロトコルにより接続し、該接続された端末間での音声データの伝送を可能とするIP電話サーバ装置であって、
前記複数の端末のうちの2以上の端末に一斉通報する通報手段と、
前記通報手段による一斉通報に応答した端末を判定する判定手段と、
前記一斉通報の対象である端末のそれぞれについて、応答したと前記判定手段により判定されたか否かを判別可能とする情報を出力する出力手段と、
を具備したIP電話サーバ装置。 - 前記通報手段による一斉通報が行われてから予め定められた待ち時間が経過しても応答したと前記判定手段により判定されていない端末がある場合に、予め定められた警報動作を行う警報手段、
をさらに備える請求項1に記載のIP電話サーバ装置。 - 前記端末の位置を判断する位置判断手段をさらに備え、
前記出力手段は、応答したと前記判定手段により判定されていない端末について前記位置判断手段により判断された位置を表す情報を出力する、
請求項1又は請求項2に記載のIP電話サーバ装置。 - 前記出力手段は、前記一斉通報の対象である端末のそれぞれについて、応答したと前記判定手段により判定されたか否かを判別可能とするデータファイルを出力する、
請求項1−請求項3のいずれか一項に記載のIP電話サーバ装置。 - 前記出力手段は、複数回の一斉通報のそれぞれに関して、各一斉通報の対象である端末のそれぞれについて、応答したと前記判定手段により判定されたか否かを一括で判別可能とする情報を出力する、
請求項1−請求項4のいずれか一項に記載のIP電話サーバ装置。 - 前記通報手段は、所定の実行期間内に所定の実行間隔で繰り返し前記一斉通報を行うこととし、
前記実行期間及び前記実行間隔の少なくとも一方を操作者による操作に応じて設定する設定手段をさらに備える、
請求項1−請求項5のいずれか一項に記載のIP電話サーバ装置。
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