JP2018096933A - 湿度測定装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】故障の検出のための制御モード、専用回路などを必要とせず、湿度センサー素子の故障を検知できる湿度測定装置及び画像形成装置を提供する。
【解決手段】画像形成装置10は、湿度センサー素子及び分圧抵抗器を有する湿度検出部7と、取得処理部171と、湿度測定処理部172と、異常判定処理部174とを備える。取得処理部171は、湿度センサー素子に供給される第1クロック信号又は分圧抵抗器に供給される第1クロック信号とは逆位相の第2クロック信号の立ち上がり時点から立ち下り時点までの期間において、第1タイミング及び第2タイミングで湿度検出部7からの湿度検出信号SGN1,SGN2を取得する。湿度測定処理部172は第2タイミングの湿度検出信号SGN2に基づいて湿度を測定する。異常判定処理部174は第1タイミング及び第2タイミングの湿度検出信号SGN1,SGN2に基づいて湿度センサー素子の異常を判定する。
【選択図】図2

Description

本発明は、湿度測定装置及び画像形成装置に関する。
電子写真方式の画像形成装置として、湿度センサー素子を用いて感光体ドラムの周辺湿度を検出し、周辺湿度の変化に応じて感光ドラムの帯電量を調整するものがある。この種の画像形成装置では、例えば前記湿度センサー素子に分圧抵抗器が直列接続され、前記湿度センサー素子及び前記分圧抵抗器にクロック信号を入力したときの抵抗分圧に基づいて湿度が検出される。
ところで、湿度センサー素子は、断線、短絡などの故障の発生により出力に異常が生じることがある。そのため、前記画像形成装置として、湿度センサー素子の故障を検出するものが提案されている。例えば湿度センサー素子の故障の検出時に前記分圧抵抗器にクロック信号を入力することに代えて、前記分圧抵抗器をアースしたときの抵抗分圧に基づいて、湿度センサー素子の故障を検出するものが知られている(例えば特許文献1参照)。
特開2007−232428号公報
しかしながら、故障の検出時に前記分圧抵抗器にクロック信号を入力することに代えて前記分圧抵抗器をアースする方法では、故障の検出のための制御モード、専用回路などが必要になる。
本発明は、故障の検出のための制御モード、専用回路などを必要とせず、湿度センサー素子の故障を検知できる湿度測定装置及び画像形成装置を提供することを目的とする。
本発明の一の局面に係る画像形成装置は、湿度検出部、第1クロック信号供給部、第2クロック信号供給部、取得処理部、湿度測定処理部及び異常判定処理部を備える。前記湿度検出部は、湿度変化に応じて電気抵抗値が変化する湿度センサー素子、及び前記湿度センサー素子に直列接続された分圧抵抗器を有し、湿度に応じた検出信号を出力する。前記第1クロック信号供給部は前記湿度センサー素子に第1クロック信号を供給する。前記第2クロック信号供給部は前記分圧抵抗器に前記第1クロック信号とは逆位相の第2クロック信号を供給する。前記取得処理部は、前記第1クロック信号の立ち上がり時点から立ち下り時点までの第1期間、及び前記第2クロック信号の立ち上がり時点から立ち下り時点までの第2期間のうちの少なくとも一方の期間において、複数のタイミングで前記湿度検出部からの湿度検出信号を取得する。前記湿度測定処理部は前記複数のタイミングのうちの1以上のタイミングで前記取得処理部によって取得される前記湿度検出信号に基づいて湿度を測定する。前記異常判定処理部は前記複数のタイミングのうちの2以上のタイミングで前記取得処理部によって取得される前記湿度検出信号に基づいて前記湿度センサー素子に異常があるか否かを判定する。
本発明によれば、故障の検出のための制御モード、専用回路などを必要とせず、湿度センサー素子の故障を検知できる湿度測定装置及び画像形成装置を提供できる。
図1は、本発明の一実施形態に係る画像形成装置を示す模式図である。 図2は、図1に示される画像形成装置の概略構成を示すブロック図である。 図3は、図1に示される画像形成装置の湿度検出部を示す回路図である。 図4は、図3に示される湿度検出部の分圧回路に入力されるクロック信号、及び分圧回路から出力される抵抗分圧値の経時変化を示す波形図である。 図5は、図3に示される湿度検出部の分圧回路から出力される抵抗分圧値と相対湿度との関係を示すグラフである。 図6は、図4に示される分圧回路からの抵抗分圧値の出力波形の一部を拡大して示す波形図である。 図7は、図2に示される制御部によって実行される湿度測定処理の手順を示すフローチャートである。
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。なお、以下に説明される実施形態は本発明を具体化した一例にすぎず、本発明の要旨を変更しない範囲で、本発明の実施形態は適宜変更できる。
まず、図1から図3を参照して本発明の一実施形態に係る画像形成装置の構成を説明する。
図1に示される画像形成装置10は、トナーを含む現像剤を用いて、電子写真方式によりシートにカラー画像を形成可能なプリンターである。なお、本発明は、カラープリンター以外に、例えばモノクロプリンター、複写機、ファクシミリ、複合機などにも適用できる。
画像形成装置10は、画像形成部11、操作表示部12、給紙トレイ13及び排紙トレイ14を備える。
画像形成部11は、シートに画像を形成する。画像形成部11は、複数の画像形成ユニット2、中間転写ベルト3、露光装置4、二次転写ローラー5及び定着装置6を備える。
画像形成ユニット2各々は、トナー像を担持する感光体ドラム21、感光体ドラム21の表面を均一に帯電させる帯電装置22、感光体ドラム21にトナー像を形成する現像装置23及び感光体ドラム21表面上に担持されたトナー像を中間転写ベルト3に転写する一次転写装置24を備える。
中間転写ベルト3は、複数色のトナー像(本実施形態では4色)からなるトナー像を担持する。中間転写ベルト3は、駆動ローラー31及び従動ローラー32によって回転駆動可能に支持されている。中間転写ベルト3の表面は、各感光体ドラム21の表面に接しながら移動可能である。
二次転写ローラー5は、中間転写ベルト3に転写されたトナー像を給紙トレイ13から搬送されてきたシートに転写する。トナー像が転写されたシートは、図示しない搬送部によって定着装置6に搬送される。定着装置6は、加熱ローラー61及び加圧ローラー62を有する。定着装置6はトナー像が転写されたシートに対して熱と圧力を加えながら搬送する。これにより、トナー像が溶融してシートに定着される。トナー像が定着されたシートはさらに下流側へ搬送され、中間転写ベルト3の上方に配置された排紙トレイ14に排出される。
操作表示部12は、操作部121及び表示部122を備える。操作部121は、画像形成装置10に情報を入力するときにユーザーに操作される部分であり、ハードキーなどである。表示部122は、後述の湿度センサー素子73に異常があることを示すエラー表示を行う。この表示部122は、例えば液晶表示装置などである。表示部122は、タッチパネルを備えたものであってもよい。また、タッチパネルは操作部121を構成可能であり、タッチパネルを操作部121として機能させる場合にはハードキーなどを省略してもよい。
図2に示されるように、画像形成装置10は、湿度検出部7、第1クロック信号供給部15、第2クロック信号供給部16及び制御部17をさらに備える。
湿度検出部7は、画像形成装置10の筐体内の相対湿度を検出するものであり、湿度に応じた湿度検出信号を出力する。図3に示すように、湿度検出部7は、分圧回路71及びバイパス回路72を備える。湿度検出部7は、本発明の湿度測定装置を構成要素の一例である。
分圧回路71は、湿度センサー素子73及び分圧抵抗器74を有する。
湿度センサー素子73は、湿度変化に応じて電気抵抗値が変化する。湿度センサー素子73は、一端731が第1クロック信号供給部15に接続されている。湿度センサー素子73の他端732は、分圧抵抗器74に接続されていると共に、バイパス回路72を介して後述の制御部17の取得処理部171に接続されている。また、湿度センサー素子73は、例えば絶縁基板、一対の電極及び感湿膜(いずれも不図示)を備える。前記絶縁基板は、アルミナなどの絶縁材料により形成されている。前記一対の電極は、前記絶縁基板上に形成され、互いに対向している。前記感湿膜は、高分子ポリマーなどの感湿材料により形成され、前記一対の電極に接触して前記絶縁基板上に設けられている。
分圧抵抗器74は、湿度検出部7に第1クロック信号CLK1及び第2クロック信号CLK2が供給されたときに、湿度センサー素子73との分圧によって筐体内の相対湿度を示す抵抗分圧値Vmを生成する。分圧抵抗器74は、固定抵抗器であり、湿度センサー素子73に直列接続されている。分圧抵抗器74の一端741は、第2クロック信号供給部16に接続されている。分圧抵抗器74の他端742は、湿度センサー素子73の他端732に接続され、バイパス回路72を介して後述の制御部17の取得処理部171に接続されている。
バイパス回路72は、抵抗分圧値Vmに時間微分処理を施し、湿度検出信号SGNを出力する。バイパス回路72は、第1抵抗器721、第2抵抗器722及びコンデンサー723を有する。
第1抵抗器721は、一端が湿度センサー素子73の他端732及び分圧抵抗器74の他端742に接続され、他端が後述の制御部17の取得処理部171に接続されている。また、第1抵抗器721は、一端が第2抵抗器722の一端に接続され、他端がコンデンサー723の一端に接続されている。第2抵抗器722及びコンデンサー723の他端は、グランドに接続されている。
第1クロック信号供給部15は、湿度センサー素子73に第1クロック信号CLK1を供給する。第2クロック信号供給部16は、分圧抵抗器74に第2クロック信号CLK2を供給する。第1クロック信号供給部15及び第2クロック信号供給部16は、例えば公知のクロック生成回路を含むものとして構成される。また、第2クロック信号供給部16は、第1クロック信号供給部15によって生成された第1クロック信号CLK1を逆位相化して第2クロック信号CLK2に変換するクロック変換回路であってもよい。
ここで、図4は、湿度検出部7の分圧回路71に入力されるにクロック信号CLK1,CLK2、及び分圧回路71から出力される抵抗分圧値Vmの経時変化を示す波形図である。
図4に示されるように、第1クロック信号CLK1及び第2クロック信号CLK2は、一定幅の矩形パルスによってハイレベル状態Hとローレベル状態Lとを繰り返すデジタル信号である。また、第2クロック信号CLK2は、第1クロック信号CLK1とは逆位相である。第1クロック信号CLK1及び第2クロック信号CLK2は、例えば周波数が1kHz(周期が1msec)、振幅が3.3V、デューティ比が50%である。
そして、湿度センサー素子73に第1クロック信号CLK1を、分圧抵抗器74に第2クロック信号CLK2をそれぞれ供給した場合、湿度センサー素子73が正常であるときには、分圧回路71から出力される抵抗分圧値Vmは、図4に示すようになる。
具体的には、第1クロック信号CLK1がハイレベル状態Hで第2クロック信号CLK2がローレベル状態Lである期間Aでは、抵抗分圧値Vmが第1クロック信号CLK1のパルスの立ち上がり時点Tsでオーバーシュートした後に筐体内の湿度に応じた一定値に漸近する。即ち、期間Aの抵抗分圧値Vmは、第1クロック信号CLK1のパルスの立ち上がり時点Tsの直後での変動が大きく、第1クロック信号CLK1のパルスの立ち下がり時点Teに近づくに従って変動が小さくなる。
なお、第1クロック信号CLK1の立ち上がり時点Tsと第2クロック信号CLK2の立ち下がり時点Tsとは同一時点であり、第1クロック信号CLK1の立ち下がり時点Teと第2クロック信号CLK2の立ち上がり時点Teとは同一時点である。また、期間Aは、第1クロック信号CLK1の立ち上がり時点Tsから立ち下がり時点Teまでの期間、及び第2クロック信号CLK2の立ち下がり時点Tsから立ち上がり時点Teまでの期間と同義である。
一方、第1クロック信号CLK1がローレベル状態Lで第2クロック信号CLK2がハイレベル状態Hである期間Bでは、抵抗分圧値Vmが第1クロック信号CLK1のパルスの立ち下がり時点Teでオーバーシュートした後に筐体内の湿度に応じた一定値に漸近する。即ち、期間Bの抵抗分圧値Vmは、第1クロック信号CLK1のパルスの立ち下がり時点Teの直後での変動が大きく、第1クロック信号CLK1のパルスの立ち上がり時点Tsに近づくに従って変動が小さくなる。
なお、期間Bは、第1クロック信号CLK1の立ち下がり時点Teから立ち上がり時点Tsまでの期間、及び第2クロック信号CLK2の立ち上がり時点Teから立ち下がり時点Tsまでの期間と同義である。
ところで、湿度センサー素子73が湿度変化に応じて電気抵抗値が変化するものであるため、期間A及び期間Bにおいて抵抗分圧値Vmが漸近する一定値は湿度変化に応じて変化する。そのため、画像形成装置10では、湿度検出部7の分圧回路71から出力される抵抗分圧値Vmに基づいて、筐体内の湿度を測定することができる。特に、相対湿度を測定するための抵抗分圧値Vmとして、期間Aにおける第1クロック信号CLK1のパルスの立ち下がり時点Te、又は期間Bにおける第2クロック信号CLK2のパルスの立ち下がり時点Tsに近い時点での抵抗分圧値Vmを採用することで、正確な湿度測定が可能になる。
ここで、図5は、分圧回路71から出力される抵抗分圧値Vmと相対湿度との関係を示すグラフである。なお、図5は、第1クロック信号CLK1及び第2クロック信号CLK2の周波数、周期、振幅及びデューティ比が、それぞれ1kHz、1msec、3.3V及び50%である場合のグラフである。また、図5の実線は、期間Aにおける第1クロック信号CLK1のパルスの立ち下がり時点Teの直前の抵抗分圧値Vmと相対湿度との関係を示している。立ち下がり時点Teの直前とは、例えば立ち下がり時点Teよりも100μsec前の時点である。また、図5の鎖線は、期間Bにおける第2クロック信号CLK2のパルスの立ち下がり時点Tsの直前の抵抗分圧値Vmと相対湿度との関係を示している。立ち下がり時点Tsの直前とは、例えば立ち下がり時点Tsよりも100μsec前の時点である。
図5に実線で示されるように、第1クロック信号CLK1のパルスの立ち下がり時点Teの直前の抵抗分圧値Vmは、相対湿度が大きくなるに従い単調増加する。また、図5に鎖線で示されるように、第2クロック信号CLK2のパルスの立ち下がり時点Tsの直前の抵抗分圧値Vmは、相対湿度が大きくなるに従い単調減少する。そのため、期間A又は期間Bの抵抗分圧値Vmに基づいて、筐体内の湿度を算出することができる。なお、本実施形態では、バイパス回路72によって抵抗分圧値Vmに時間微分処理を施した湿度検出信号SGNと相対湿度との関係に基づいて相対湿度が算出される。
また、図6に示されるように、湿度センサー素子73に異常がある場合には、分圧回路71からの出力される抵抗分圧値Vmは、湿度センサー素子73が正常である場合とは異なったものになる。例えば、湿度センサー素子73が短絡している場合、湿度センサー素子73の抵抗値が0Ωであるときと等価であるため、分圧回路71から出力される抵抗分圧値Vmは第1クロック信号CLK1と同様なパルス波形になる。また、湿度センサー素子73が断線している場合、分圧回路71に第1クロック信号CLK1が供給されないため、分圧回路71から出力される抵抗分圧値Vmは第2クロック信号CLK2と同様なパルス波形になる。換言すれば、湿度センサー素子73が短絡又は断線がある場合、抵抗分圧値Vmは期間Aにおいては一定値又は略一定値になると共に、期間Bにおいても期間Aとは異なる一定値又は略一定値になる。
一方、湿度センサー素子73が正常である場合、抵抗分圧値Vmは、上述のように第1クロック信号CLK1のパルスの立ち上がり時点Tsの直後での変動が大きく、第1クロック信号CLK1のパルスの立ち下がり時点Teに近づくに従って変動が小さくなる。換言すれば、湿度センサー素子73が正常である場合、第1クロック信号CLK1のパルスの立ち上がり時点Te及びその直後の第1抵抗分圧値Vm1は、第1クロック信号CLK1のパルスの立ち下がり時点Te及びその直前の第2抵抗分圧値Vm2よりも大きくなる。
これに対して、湿度センサー素子73が短絡又は断線している場合、抵抗分圧値Vmは期間A及び期間B各々において一定値又は略一定値になるため、第1抵抗分圧値Vm1と第2抵抗分圧値Vm2との差分ΔVmは0V又は略0Vになる。従って、湿度センサー素子73が正常であるか否かは、第1抵抗分圧値Vm1と第2抵抗分圧値Vm2との差分ΔVmに基づいて判定することができる。
そして、第1抵抗分圧値Vm1と第2抵抗分圧値Vm2との差分ΔVmは、湿度センサー素子73が正常である場合、例えば期間Aでは、第1抵抗分圧値Vm1が第1クロック信号CLK1のパルスの立ち上がり時点Tsにより近い時点のものであり、第2抵抗分圧値Vm2が第1クロック信号CLK1のパルスの立ち下がり時点Teにより近い時点のものであるほど大きくなる。そのため、期間Aにおいて湿度センサー素子73に異常があるか否かを判定する場合、第1クロック信号CLK1のパルスの立ち上がり時点Tsにより近い時点St1での第1抵抗分圧値Vm1を採用し、第1クロック信号CLK1のパルスの立ち下がり時点Teにより近い時点St2での第2抵抗分圧値Vm2を採用することで、湿度センサー素子73が正常であるか否かがより正確に判定される。
なお、湿度センサー素子73が正常である場合、期間Bの抵抗分圧値Vmは、前述のように第2クロック信号CLK2のパルスの立ち上がり時点Teの直後での変動が大きく、第2クロック信号CLK2のパルスの立ち下がり時点Tsに近づくに従って変動が小さくなる。そのため、前述の期間Aにおける抵抗分圧値Vmに基づいて湿度センサー素子73に異常があることを検知する場合と同様に、期間Bの抵抗分圧値Vmに基づいて、湿度センサー素子73に異常があることを検知することも可能である。また、期間A及び期間Bの両方の抵抗分圧値Vmに基づいて、湿度センサー素子73に異常があることを検知することも他の実施形態として考えられる。
図2に示される制御部17は、CPU、ROM、RAMなどにより構成されている。この制御部17は、ROMに記憶された各種演算制御プログラムに基づいて各種の演算処理を行うと共に画像形成装置10の全体動作を制御する。また、制御部17は、湿度検出部7から出力される湿度検出信号SGNに基づいて、筐体内の湿度の測定、及び湿度センサー素子73の異常の判定を行う。制御部17は、取得処理部171、湿度測定処理部172、設定処理部173、異常判定処理部174及び表示制御部175を備える。なお、取得処理部171、湿度測定処理部172及び異常判定処理部174は、本発明の湿度測定装置を構成要素の一例である。
取得処理部171は、期間A及び期間Bのうちの少なくとも一方の期間A,Bにおいて、複数のタイミングで湿度検出部7から出力される湿度検出信号SGNを取得する。期間Aは、第1クロック信号CLK1の立ち上がり時点Tsから立ち下り時点Teまでの期間である。期間Bは、第2クロック信号CLK2の立ち上がり時点Teから立ち下り時点Tsまでの期間である。本実施形態では、取得処理部171は、期間Aにおける第1タイミングSt1及び第2タイミングSt2(図6参照)での第1湿度検出信号SGN1及び第2湿度検出信号SGN2を取得する。第1湿度検出信号SGN1及び第2湿度検出信号SGN2は、それぞれ第1タイミングSt1及び第2タイミングSt2において分圧回路71から出力される第1抵抗分圧値Vm1及び第2抵抗分圧値Vm2をバイパス回路72によって時間微分したものである。この場合、期間Aは本発明の第1期間に相当し、期間Bは本発明の第2期間に相当する。
取得処理部171は、第1タイミングSt1によって取得した第1湿度検出信号SGN1を異常判定処理部174に出力する。即ち、第1湿度検出信号SGN1は、湿度センサー素子73が正常であるか否かの判定に利用される。ここで、図6に示されるように、第1タイミングSt1は、例えば期間Aの開始時点Tsから期間Aの中間時点Tc1までの前半期間A1に設定される。第1タイミングSt1は、期間Aの開始時点Tsから第1クロック信号CLK1の1パルス分の時間幅の1/4に相当する時間が経過する時点までの間に設定されるのが好ましく、期間Aの開始時点Tsから前記1パルス分の時間幅の1/8に相当する時間が経過する時点までの間に設定されるのがより好ましい。なお、期間Aの開始時点Tsは、第1クロック信号CLK1の立ち上がり時点Ts及び第2クロック信号CLK2の立ち下がり時点Tsと同義である。
また、図2に示されるように、取得処理部171は、第2タイミングSt2によって取得した第2湿度検出信号SGN2を湿度測定処理部172及び異常判定処理部174に出力する。即ち、第2タイミングSt2によって取得される第2湿度検出信号SGN2は、筐体内の湿度の測定、及び湿度センサー素子73が正常であるか否かの判定に利用される。ここで、図6に示されるように、第2タイミングSt2は、例えば中間時点Tc1から期間Aの終了時点Teまでの後半期間A2に設定される。第2タイミングSt2は、期間Aにおける前記1パルス分の時間幅の3/4に相当する時間が経過する時点から期間Aの終了時点Teまでの間に設定されるのが好ましく、期間Aにおける前記1パルス分の時間幅の7/8に相当する時間が経過する時点から期間Aの終了時点Teまでの間に設定されるのがより好ましい。なお、期間Aの終了時点Teは、第1クロック信号CLK1の立ち下がり時点Te及び第2クロック信号CLK2の立ち上がり時点Teと同義である。
また、第1湿度検出信号SGN1及び第2湿度検出信号SGN2を取得する第1タイミング及び第2タイミングは、期間Bに設定してもよい。期間Bでの第1タイミングは、例えば期間Bの開始時点Teから期間Bの中間時点Tc2までの前半期間B1に設定される。この第1タイミングは、期間Bの開始時点Teから第2クロック信号CLK2の1パルス分の時間幅の1/4に相当する時間が経過する時点までの間に設定されるのが好ましく、期間Bの開始時点Teから前記1パルス分の時間幅の1/8に相当する時間が経過する時点までの間に設定されるのがより好ましい。
一方、期間Bでの第2タイミングは、例えば中間時点Tc2から期間Bの終了時点Tsまでの後半期間B2に設定される。この第2タイミングSt2は、期間Bにおける前記1パルス分の時間幅の3/4に相当する時間が経過する時点から期間Bの終了時点Tsまでの間に設定されるのが好ましく、期間Bにおける前記1パルス分の時間幅の7/8に相当する時間が経過する時点から期間Bの終了時点Tsまでの間に設定されるのがより好ましい。
なお、期間Bに第1タイミング及び第2タイミングを設定する場合、期間Bは本発明の第1期間に相当し、期間Aは本発明の第2期間に相当する。
図2に示されるように、湿度測定処理部172は、第2タイミングSt2に取得処理部171によって取得される第2湿度検出信号SGN2に基づいて筐体内の相対湿度を測定する。具体的には、湿度測定処理部172は、例えば予め定められた第2湿度検出信号SGN2の出力値と相対湿度との関係を参照し、取得処理部171から出力された第2湿度検出信号SGN2の出力値に基づいて筐体内の相対湿度を算出する。また、湿度測定処理部172は、算出した相対湿度に対応する湿度信号SGN3を設定処理部173に出力する。
設定処理部173は、湿度測定処理部172によって測定される相対湿度に基づいて、画像形成部11の動作させる条件を設定する。例えば、設定処理部173は、湿度信号SGN3に基づいて筐体内の湿度に応じ、帯電装置22によって感光体ドラム21の表面に印加する電圧を決定する。これにより、感光体ドラム21には、筐体内の湿度に応じた帯電量に調整され、シートに形成される画像の品質が一定に保たれる。
異常判定処理部174は、取得処理部171によって複数のタイミングで取得される湿度検出信号SGN(SGN1,SGN2)に基づいて、湿度センサー素子73に異常があるか否かを判定する。本実施形態では、異常判定処理部174は、期間Aの第1タイミングSt1及び第2タイミングSt2に取得される第1湿度検出信号SGN1及び第2湿度検出信号SGN2に基づいて湿度センサー素子73に異常があるか否かを判定する。具体的には、異常判定処理部174は、第1タイミングSt1において取得処理部171によって取得される第1湿度検出信号SGN1の出力値と、第2タイミングSt2において取得処理部171によって取得される第2湿度検出信号SGN2の出力値との差分ΔVmに基づいて、湿度センサー素子73に異常があるか否かを判定する。また、異常判定処理部174は、湿度センサー素子73に異常があると判定した場合、湿度センサー素子73に異常があることを示す異常信号SGN4を表示制御部175に出力する。
表示制御部175は、表示部122の表示内容を制御する。本実施形態では、異常判定処理部174が湿度センサー素子73に異常があると判定した場合、表示制御部175が異常判定処理部174から出力される異常信号SGN4に基づいて湿度センサー素子73に異常があることを示すエラー表示を表示部122に行わせる。
ところで、湿度センサー素子に直列接続される分圧抵抗器にクロック信号を入力することに代えて前記分圧抵抗器をアースする従来の故障の検出方法では、故障の検出のための制御モード、専用回路などが必要になる。これに対して、本実施形態の画像形成装置10では、筐体内の相対湿度を測定するための回路を利用し、故障検出のための制御モード、専用回路などを設けることなく、相対湿度を測定しつつ湿度センサー素子の故障を検出できる。
次に、図7に示されるフローチャートを参照して、制御部17によって実行される湿度測定処理の手順について説明する。フローチャート中のS1、S2、・・・は処理手順(ステップ)の番号を表している。なお、湿度測定処理は、制御部17の取得処理部171、湿度測定処理部172及び異常判定処理部174によって実行される。
<ステップS1>
図7に示されるように、ステップS1において、制御部17は、湿度測定要求があったか否かを判定する。
制御部17は、湿度測定要求があった場合(ステップS1:Yes)、ステップS2に処理を移行させる。一方、制御部17は、湿度測定要求がなかった場合(ステップS1:No)、湿度測定処理を終了させる。
画像形成装置10において、前記湿度測定要求は、例えばユーザーから印刷要求があった場合に制御部17によってなされる。
<ステップS2>
ステップS2において、制御部17は、第1クロック信号供給部15に対して湿度センサー素子73に第1クロック信号CLK1を供給させると共に、第2クロック信号供給部16に対して分圧抵抗器74に第1クロック信号CLK1とは逆位相の第2クロック信号CLK2を供給させる。
<ステップS3及びS4>
ステップS3において、制御部17は、異常判定処理部174によって湿度センサー素子73の異常を判定するために利用される第1湿度検出信号SGN1を取得する第1タイミングSt1であるか否かを判定する。
制御部17は、第1タイミングSt1である場合(ステップS3:Yes)、第1湿度検出信号SGN1を取得し(ステップS4)、ステップS5に処理を移行させる。一方、制御部17は、第1タイミングでない場合(ステップS3:No)、第1タイミングSt1であると判定するまで(ステップS3:Yes)、ステップS3の処理を実行する。
<ステップS5及びS6>
ステップS5において、制御部17は、異常判定処理部174によって湿度センサー素子73の異常を判定するために利用される第2湿度検出信号SGN2を取得する第2タイミングSt2であるか否かを判定する。
制御部17は、第2タイミングSt2である場合(ステップS5:Yes)、第2湿度検出信号SGN2を取得し(ステップS6)、ステップS7に処理を移行させる。一方、制御部17は、第2タイミングSt2でない場合(ステップS5:No)、第2タイミングSt2であると判定するまで(ステップS5:Yes)、ステップS5の処理を実行する。
<ステップS7〜S11>
ステップS7において、制御部17は、第1湿度検出信号SGN1と第2湿度検出信号SGN2との出力値の差分ΔVmを取得し、出力値ΔVmの差分が予め定められた閾値以下であるか否かを判断する(ステップS8)。前記閾値は、例えば第1クロック信号CLK1の出力値の0.05倍〜0.20倍の値に設定される。
制御部17は、出力値の差分が前記閾値以下である場合(ステップS8:Yes)、湿度センサー素子73が正常であると判断できるため、第2湿度検出信号SGN2に基づいて相対湿度を測定し(ステップS9)、相対湿度の測定値を設定処理部173に出力する(ステップS10)。
一方、制御部17は、出力値の差分が前記閾値以下でない場合(ステップS8:No)、湿度センサー素子73に異常があることを示す信号を表示制御部175に出力する(ステップS11)。
制御部17は、ステップS10又はステップS11の処理が終了した場合、湿度測定処理を終了する。
10 画像形成装置
7 湿度検出部
73 湿度センサー素子
74 分圧抵抗器
17 制御部
171 取得処理部
172 湿度測定処理部
174 異常判定処理部

Claims (6)

  1. 湿度変化に応じて電気抵抗値が変化する湿度センサー素子、及び前記湿度センサー素子に直列接続された分圧抵抗器を有し、湿度に応じた湿度検出信号を出力する湿度検出部と、
    前記湿度センサー素子に第1クロック信号を供給する第1クロック信号供給部と、
    前記分圧抵抗器に前記第1クロック信号とは逆位相の第2クロック信号を供給する第2クロック信号供給部と、
    前記第1クロック信号の立ち上がり時点から立ち下り時点までの第1期間、及び前記第2クロック信号の立ち上がり時点から立ち下り時点までの第2期間のうちの少なくとも一方の期間において、複数のタイミングで前記湿度検出部からの湿度検出信号を取得する取得処理部と、
    前記複数のタイミングのうちの1以上のタイミングで前記取得処理部によって取得される前記湿度検出信号に基づいて湿度を測定する湿度測定処理部と、
    前記複数のタイミングのうちの2以上のタイミングで前記取得処理部によって取得される前記湿度検出信号に基づいて前記湿度センサー素子に異常があるか否かを判定する異常判定処理部と、
    を備える湿度測定装置。
  2. 前記2以上のタイミングは、前記一方の期間の開始時点から前記一方の期間の中間時点までの前半期間に設定される第1タイミングと、前記中間時点から前記一方の期間の終了時点までの後半期間に設定される第2タイミングと、を含み、
    前記異常判定処理部は、前記第1タイミングにおいて前記取得処理部によって取得される第1湿度検出信号の出力値と、前記第2タイミングにおいて前記取得処理部によって取得される第2湿度検出信号の出力値との差分に基づいて、前記湿度センサー素子に異常があるか否かを判定する、
    請求項1に記載の湿度測定装置。
  3. 前記第1タイミングは、前記一方の期間における開始時点から前記第1クロック信号又は前記第2クロック信号の1パルス分の時間幅の1/4に相当する時間が経過する時点までの間に設定され、
    前記第2タイミングは、前記一方の期間における前記1パルス分の時間幅の3/4に相当する時間が経過する時点から前記第1期間の終了時点までの間に設定される、
    請求項2に記載の湿度測定装置。
  4. 前記第1タイミングは、前記一方の期間における開始時点から前記1パルス分の時間幅の1/8に相当する時間が経過する時点までの間に設定され、
    前記第2タイミングは、前記一方の期間における前記1パルス分の時間幅の7/8に相当する時間が経過する時点から前記第1期間の終了時点までの間に設定される、
    請求項3に記載の湿度測定装置。
  5. 前記1以上のタイミングは、前記第2タイミングである、
    請求項2〜請求項4のいずれかに記載の湿度測定装置。
  6. 請求項1〜請求項5のいずれかに記載の湿度測定装置と、
    シートに画像を形成する画像形成部と、
    を備える画像形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021004827A (ja) * 2019-06-27 2021-01-14 株式会社沖データ 湿度検出装置及び画像形成装置

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