JP2018096619A - 換気装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】熱交換器を挿抜するときの作業負担を抑制する換気装置を提供することを目的としている。【解決手段】第1の風路及び第2の風路を含む筐体と、筐体内の予め定められた据付位置に設けられ、第1の風路を流れる空気と第2の風路を流れる空気とを熱交換させる熱交換器と、筐体に設けられ、熱交換器を支持する支持部材と、筐体内を移動自在に設けられた第1の接触部を含み、第1の接触部を熱交換器に接触させて熱交換器を持ち上げる第1の機構と、を備え、第1の機構の第1の接触部は、熱交換器が据付位置から持ち上がるように熱交換器に接触している第1の位置と、熱交換器が据付位置に位置するように熱交換器から離れている第2の位置とに移動自在である。【選択図】図1

Description

本発明は、熱交換器を備えている換気装置に関する。
換気装置には、空気同士を熱交換させる熱交換器を備えたものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。換気装置は、例えば管理会社等によって、熱交換器の定期的なメンテナンス作業が行われる。
実開昭61−128587号公報
メンテナンス作業では、作業者が、換気装置の筐体内に設けられた熱交換器を挿抜する場合がある。この挿抜作業では、熱交換器を支持する支持部材の上を、熱交換器が摺動する。熱交換器が支持部材上を摺動することは、作業者が熱交換器を挿抜するときにおける作業負担を増大させることの一因となっている。
本発明は、上述のような課題を背景としてなされたものであり、熱交換器を挿抜するときの作業負担を抑制する換気装置を提供することを目的としている。
本発明に係る換気装置は、第1の風路及び第2の風路を含む筐体と、筐体内の予め定められた据付位置に設けられ、第1の風路を流れる空気と第2の風路を流れる空気とを熱交換させる熱交換器と、筐体に設けられ、熱交換器を支持する支持部材と、筐体内を移動自在に設けられた第1の接触部を含み、第1の接触部を熱交換器に接触させて熱交換器を持ち上げる第1の機構と、を備え、第1の機構の第1の接触部は、熱交換器が据付位置から持ち上がるように熱交換器に接触している第1の位置と、熱交換器が据付位置に位置するように熱交換器から離れている第2の位置とに移動自在である。
本発明によれば、上記構成を備えているので、熱交換器を挿抜するときの作業負担を抑制することができる。
実施の形態1に係る換気装置の概要構成例を示す分解図である。 実施の形態1に係る換気装置の熱交換器等のX−Z断面を模式的に示す図であり、接触部が第2の位置に位置している状態を示している。 実施の形態1に係る換気装置の熱交換器等のX−Z断面を模式的に示す図であり、接触部が第1の位置に位置している状態を示している。 実施の形態1に係る換気装置の移動機構等のY−Z断面を模式的に示す図であり、接触部が第2の位置に位置している状態を示している。 実施の形態1に係る換気装置の移動機構等のY−Z断面を模式的に示す図であり、接触部が第1の位置に位置している状態を示している。 図2Aに示す熱交換器の下側の角部及びその周辺の拡大図である。 図2Aに示す熱交換器の上部の角部及びその周辺の拡大図である。 図2Aに示す熱交換器の左側の角部及びその周辺の拡大図である。 図2Aに示す熱交換器の右側の角部及びその周辺の拡大図である。 実施の形態2に係る換気装置の熱交換器等のX−Z断面を模式的に示す図であり、第2の機構の第2の接触部が第3の位置に位置している状態を示している。 実施の形態2に係る換気装置の熱交換器等のX−Z断面を模式的に示す図であり、第2の機構の第2の接触部が第4の位置に位置している状態を示している。 実施の形態2に係る換気装置の第2の機構等のY−Z断面を模式的に示す図であり、第2の接触部が第3の位置に位置している状態を示している。 実施の形態2に係る換気装置の第2の機構等のY−Z断面を模式的に示す図であり、第2の接触部が第4の位置に位置している状態を示している。 図4Aに示す熱交換器の上部の角部及びその周辺の拡大図である。
以下、本発明の換気装置の好適な実施の形態について図面を用いて説明する。なお、以下に説明する実施の形態によって本発明が限定されるものではない。また、図面における各構成部材の大きさ、形状は、説明のためにわかりやすく表しており、実際の大きさ、形状と異なる場合がある。
実施の形態1.
図1は、実施の形態1に係る換気装置100の概要構成例を示す分解図である。図1を参照して換気装置100の構成を説明する。なお、図1を含め、以下の図面において、X方向とY方向とZ方向とは直交する。Y方向は熱交換器4の挿抜方向である。Z方向は上下方向である。
[換気装置100の概要構成]
換気装置100は、箱形の部材である筐体1を備えている。筐体1は、第1の吸込口IN1と、第2の吸込口IN2と、第1の吹出口Ou1と、第2の吹出口Ou2とを備えている。第1の吸込口IN1は、外気を筐体1内に取り込む給気用の開口部である。第2の吸込口IN2は、室内の空気を筐体1内に取り込む排気用の開口部である。第1の吹出口Ou1は、筐体1内の空気を室内へ吹き出す給気用の開口部である。第2の吹出口Ou2は、筐体1内の空気を室外へ吹き出す排気用の開口部である。
換気装置100は、第1の風路F1と、第2の風路F2とを備えている。筐体1は、第1の風路F1及び第2の風路を含んでいる。第1の風路F1は、室内に供給する空気(給気)が流れる給気風路である。第1の風路F1は上流側が第2の吸込口IN2に接続され、下流側が第2の吹出口Ou2に接続されている。第2の風路F2は、室外に排出する空気(排気)が流れる排気風路である。第2の風路F2は上流側が第1の吸込口IN1に接続され、下流側が第1の吹出口Ou1に接続されている。
換気装置100は、第1の送風機51と、第2の送風機52とを備えている。筐体1には、第1の送風機51及び第2の送風機52が搭載されている。第1の送風機51は、給気用の送風機である。第1の送風機51は、室外の空気を筐体1内に取り込み、室内に供給する。第2の送風機52は、排気用の送風機である。第2の送風機52は、室内の空気を筐体1内に取り込み、室外に排出する。
換気装置100は、回路ボックス53と、制御装置53Aとを備えている。回路ボックス53は、筐体1に取り付けられている。回路ボックス53内には、各種の制御を統括する制御装置53Aが格納されている。
換気装置100は、熱交換器4を備えている。筐体1には熱交換器4が搭載されている。熱交換器4は、筐体1内の予め定められた据付位置に設けられている。熱交換器4は、第1の風路F1を流れる空気と、第2の風路F2を流れる空気とを熱交換させる。熱交換器4は、例えば全熱交換器で構成することができる。全熱交換器は、複数のシート状の紙製の仕切り部材と、複数の山谷に折られて波形の形状を有する紙製の間隔保持部材とを含む熱交換部材を備えたもの、を採用することができる。熱交換器4が全熱交換器である場合には、第1の風路F1を流れてきた空気と第2の風路F2を流れてきた空気とで顕熱の交換をし、また、第1の風路F1を流れてきた空気と第2の風路F2を流れてきた空気とで潜熱の交換を行うことができる。
熱交換器4の寸法は例えば次の通りである。熱交換器4のY方向の幅は500(mm)である。熱交換器4のX方向の幅は300(mm)である。熱交換器4のZ方向の幅は300(mm)である。
換気装置100は、カバー54を備えている。筐体1には、熱交換器4を着脱するときに用いる開口部(図示省略)が形成されている。作業者は、例えば熱交換器4を筐体1に取り付けるときには、この開口部から筐体1内に熱交換器4を挿入する。カバー54は、筐体1に着脱自在に設けられている。カバー54は、例えば矩形状部材で構成することができる。
[換気装置100の動作説明]
換気装置100の各構成部材の動き及び空気の流れについて説明する。制御装置53Aが第1の送風機51を駆動させることにより、室外の空気が第1の吸込口IN1を介して筐体1内に取り込まれる。筐体1内に取り込まれた室外の空気は、熱交換器4、第1の送風機51及び第1の吹出口Ou1を介して室内に供給される。
制御装置53Aが第2の送風機52を駆動させることにより、室内の空気が第2の吸込口IN2を介して筐体1内に取り込まれる。筐体1内に取り込まれた室内の空気は、熱交換器4、第2の送風機52及び第2の吹出口Ou2を介して室外に排出される。
[筐体1及び第1の機構3の詳細説明]
図2Aは、実施の形態1に係る換気装置100の熱交換器4等のX−Z断面を模式的に示す図であり、第1の接触部3Aが第2の位置に位置している状態を示している。
図2Bは、実施の形態1に係る換気装置100の熱交換器4等のX−Z断面を模式的に示す図であり、第1の接触部3Aが第1の位置に位置している状態を示している。
図2Cは、実施の形態1に係る換気装置100の移動機構等のY−Z断面を模式的に示す図であり、第1の接触部3Aが第2の位置に位置している状態を示している。
図2Dは、実施の形態1に係る換気装置100の移動機構等のY−Z断面を模式的に示す図であり、第1の接触部3Aが第1の位置に位置している状態を示している。
図2A〜図2Dを参照して、筐体1及び第1の機構3の構成について説明する。なお、図2Aの破線矢印は給気の流れを示し、図2Aの実線矢印は排気の流れを示している。
(筐体1)
筐体1は、支持部材1Aと、支持部材1Bと、支持部材1Cと、支持部材1Dと、壁部1Eとを備えている。
支持部材1Aは、第1の隔壁1A1と第2の隔壁1A2とを含む。支持部材1Aは、筐体1に設けられ、熱交換器4を支持する機能を有する。図2Aに示すように、第1の隔壁1A1は、熱交換器4を支持する第1の支持面1A3が形成され、第2の隔壁1A2は、熱交換器4を支持する第2の支持面1A4が形成されている。第1の支持面1A3及び第2の支持面1A4は、例えばX−Y面に平行に形成されている。支持部材1Aは、第1の風路F1と第2の風路F2とを区画する隔壁としての機能も有している。図2A及び図2Bに示すように、第1の隔壁1A1は、第1の風路F1の少なくとも一部を構成し、第2の隔壁1A2は、第2の風路F2の少なくとも一部を構成している。第1の隔壁1A1は、図2A及び図2Bに示すように、X−Z断面形状が、例えばクランク状に形成される。第2の隔壁1A2も、図2A及び図2Bに示すように、X−Z断面形状が、例えばクランク状に形成される。第1の機構3は、第1の隔壁1A1と第2の隔壁1A2との間に介在するように設けられている。つまり、第1の隔壁1A1と第2の隔壁1A2との間には空間Sp1が形成されており、第1の機構3は空間Sp1に設けられている。
支持部材1B及び支持部材1Dは、筐体1に設けられ、熱交換器4を支持する機能を有する。支持部材1B及び支持部材1Dは、支持部材1Aよりも上側に配置されている。支持部材1B及び支持部材1Dの高さ位置は同じである。支持部材1B及び支持部材1Dは、例えばX−Y面に平行に形成されている。支持部材1B及び支持部材1Dは、第1の風路F1と第2の風路F2とを区画する隔壁としての機能を有している。
支持部材1Cは、第3の隔壁1C1と第4の隔壁1C2とを含む。支持部材1Cは、筐体1に設けられ、熱交換器4を支持する機能を有する。第3の隔壁1C1は、熱交換器4を支持する第3の支持面1C11(図3B参照)が形成され、第4の隔壁1C2は、熱交換器4を支持する第4の支持面1C21(図3B参照)が形成されている。第3の支持面1C11及び第4の支持面1C21は、例えばX−Y面に平行に形成されている。支持部材1Cは、第1の風路F1と第2の風路F2とを区画する隔壁としての機能も有している。図2A及び図2Bに示すように、第3の隔壁1C1は、第2の風路F2の少なくとも一部を構成し、第4の隔壁1C2は、第2の風路F2の少なくとも一部を構成している。第3の隔壁1C1は、図2A及び図2Bに示すように、X−Z断面形状が、例えばクランク状に形成される。第4の隔壁1C2も、図2A及び図2Bに示すように、X−Z断面形状が、例えばクランク状に形成される。熱交換器4の後述するフレーム4B3の上部fr2は、第3の隔壁1C1と第4の隔壁1C2との間に介在するように設けられている。つまり、第3の隔壁1C1と第4の隔壁1C2との間には空間Sp2が形成されており、上部fr2は空間Sp2に設けられている。
(第1の機構3)
第1の機構3は、筐体1内を移動自在に設けられた第1の接触部3Aを含み、第1の接触部3Aを熱交換器4に接触させて熱交換器4を持ち上げる機能を有している。第1の機構3の第1の接触部3Aは、熱交換器4が据付位置から持ち上がるように熱交換器4に接触している第1の位置と、熱交換器4が据付位置に位置するように熱交換器4から離れている第2の位置とに移動自在である。
第1の機構3は、第1の接触部3Aと、第1の部材3Bと、第2の部材3Cと、第1の軸3Dと、第2の軸3Eと、起立ピン3Fと、弾性部材3Gとを備えている。
第1の接触部3Aは、第1の部材3Bに回転自在に設けられている。第1の接触部3Aは、円環状部材である。第1の接触部3Aは、図示省略の軸を介して第1の部材3Bの一方に取り付けられている。第1の接触部3Aは、第1の位置に位置するとき熱交換器4に接触し、第2の位置に位置するとき熱交換器4から離れている。第1の接触部3Aが第1の位置に位置しているときに、作業者が熱交換器4を挿抜すると、第1の接触部3Aが回転する。このため、第1の機構3は、作業者が熱交換器4を挿抜するときの作業負担を抑制できる。第1の接触部3Aの最上部は、第1の位置のときには支持部材1Aの最上部よりも上側に位置する。また、第1の接触部3Aの最上部は、第2の位置のときには支持部材1Aの最上部よりも下側に位置する。
第1の部材3Bは、一方の端部に第1の接触部3Aが設けられている。第1の部材3Bは、長尺状部材である。第1の部材3Bは、他方の端部に第2の軸3Eが設けられている。第1の部材3Bは、一方の端部と他方の端部との間の位置に第1の軸3Dが設けられている。第1の部材3Bは第1の軸3Dに回転自在に支持されており、第1の部材3Bが第1の軸3Dまわりに回転することで、第1の接触部3Aは、Z方向の位置が変化し、第1の位置から第2の位置へ、又は、第1の位置から第2の位置へ移動する。また、第1の部材3Bは第2の軸3Eを介して第2の部材3Cが取り付けられており、第1の部材3Bは第2の部材3CがY方向(熱交換器4の挿抜方向)に動くことで回転する。つまり、第1の接触部3Aは、第2の部材3Cが熱交換器4の挿抜方向に移動して第1の部材3Bが第1の軸3Dまわりに回転することで、第1の位置から第2の位置へ、又は、第2の位置から第1の位置へ移動する。
第2の部材3Cには、第1の部材3Bの他方の端部が設けられている。つまり、第2の部材3Cには、第1の部材3Bの他方の端部が第2の軸3Eを介して取り付けられている。第2の部材3Cは、熱交換器4の挿抜方向であるY方向に移動自在に設けられている。
第1の軸3Dは、X方向に平行な軸である。第1の軸3Dは、第1の部材3Bのうち第1の接触部3Aが設けられた一方と第2の部材3Cが設けられている他方との間の位置に配置されている。第1の軸3Dは、支持部材1Aに接続されている。より詳細には、第1の軸3Dの一端が支持部材1Aの第1の隔壁1A1に接続され、第1の軸3Dの他端が支持部材1Aの第2の隔壁1A2に接続されている。第1の部材3Bは、第1の軸3Dの一端と他端との間の部分に配置されている。第1の軸3Dは、第1の部材3Bを回転自在に支持している。
第2の軸3Eは、第1の部材3Bの他方に設けられ、第1の部材3Bと第2の部材3Cとを回転自在に連結する軸である。第2の軸3Eは、筐体1に固定はされていないため、第2の部材3Cの移動に伴って移動する。第2の軸3Eは、第1の軸3Dよりも下側に位置している。第2の軸3Eは、第1の接触部3Aが第1の位置に位置しているときには第1の軸3Dの直下に位置している。第2の軸3Eは、第1の接触部3Aが第2の位置に位置しているときには第1の軸3Dよりも手前側に位置している。この手前側とは、第2の部材3Cを筐体1内から引き出す側である。
起立ピン3Fは、第1の接触部3Aが第1の位置に位置しているときに、第2の部材3Cの動きを規制する機能を有する。起立ピン3Fは、第2の部材3Cの例えば一端部に固定されている。起立ピン3Fは、第1の接触部3Aが第1の位置に位置しているときに、支持部材1Aに固定することができるように構成されている。起立ピン3Fが支持部材1Aに固定されることで、第2の部材3Cの動きが規制され、その結果、熱交換器4が支持部材1Aから持ち上げた状態が維持される。起立ピン3Fを支持部材1Aに固定する手段は特に限定されない。
弾性部材3Gは、第2の部材3Cの他端部に設けられている。弾性部材3Gは、第2の部材3Cが筐体1から外れないように、第2の部材3Cと筐体1とを接続する機能を有する。弾性部材3Gは一方が例えば筐体1の壁部1E(図1参照)に固定され、他方が第2の部材3Cに固定されている。弾性部材3Gは、例えばコイルバネで構成することができる。また、弾性部材3Gは、例えば伸縮性に富む樹脂部材で構成することができる。弾性部材3Gは、第1の接触部3Aが第1の位置のときにおいて、筐体1から熱交換器4を取り出す方向に第2の部材3Cを付勢している。このため、起立ピン3Fを支持部材1Aから外すと、弾性部材3Gによって第2の部材3Cが押されて第2の部材3CがY方向に移動し、図2Dに示す状態から図2Cに示す状態へ第1の部材3Bが回転する。これによって、第1の接触部3Aの位置が第1の位置から第2の位置へ移動する。
[熱交換器4及びシール部材2A〜2Fの詳細説明]
図3Aは、図2Aに示す熱交換器4の下側の角部4A1及びその周辺の拡大図である。
図3Bは、図2Aに示す熱交換器4の上部の角部4A3及びその周辺の拡大図である。
図3Cは、図2Aに示す熱交換器4の左側の角部4A2及びその周辺の拡大図である。
図3Dは、図2Aに示す熱交換器4の右側の角部4A4及びその周辺の拡大図である。
なお、図3AのA−A断面が図2Dに示す断面に対応している。図3A〜図3Dを参照して、熱交換器4及びシール部材2A〜2Fについて説明する。
(熱交換器4)
熱交換器4は、第1の風路F1及び第2の風路F2に連通する熱交換部材4Aと、フレーム4B1〜4B4とを備えている。熱交換部材4Aは、4つの角部を含む。熱交換部材4Aは、4つの角部の中で一番下側に位置する角部4A1と、4つの角部の中で一番上側に位置する角部4A3とを含む。図2A及び図2Bに示すように、角部4A1と角部4A3とは熱交換部材4Aの対角線上に位置している。また、熱交換部材4Aは、角部4A1よりも上側であって角部4A3よりも下側に位置する角部4A2と、角部4A1よりも上側であって角部4A3よりも下側に位置する角部4A4とを含む。図2A及び図2Bに示すように、角部4A2と角部4A4とは熱交換部材4Aの対角線上に位置している。角部4A2と角部4A4の高さ位置は同じである。
フレーム4B1〜4B4は、例えば樹脂部材で構成してもよいし、例えば金属部材で構成することもできる。フレーム4B1は、角部4A1に取り付けられている。
図3Aに示すように、フレーム4B1は、固定部Fr1と、対向部Fr2と、下部Fr3とを含む。固定部Fr1は、角部4A1に固定されている部分である。固定部Fr1には対向部Fr2が接続されている。対向部Fr2は第1の機構3に対向して設けられている。対向部Fr2は第1の機構3の上側に配置されている。対向部Fr2は、第1の接触部3Aが第1の位置に位置するときに第1の接触部3Aと接触する。対向部Fr2は、第1の接触部3Aが第2の位置に位置するときに第1の接触部3Aから離れている。対向部Fr2には、一対の下部Fr3が接続されている。一対の下部Fr3はZ方向に平行に設けられている。一方の下部Fr3の下端部にはシール部材2Aが設けられている。他方の下部Fr3の下端部にはシール部材2Bが設けられている。支持部材1Aは、第1の接触部3Aが第2の位置に位置しており熱交換器4が予め定められた据付位置に位置しているときには、シール部材2A及びシール部材2Bから荷重を受ける。また、支持部材1Aは、第1の接触部3Aが第1の位置に位置しており熱交換器4が予め定められた据付位置から持ち上げられているときには、シール部材2A及びシール部材2Bから離れている。
図3Bに示すように、フレーム4B3は、固定部fr1と、上部fr2とを含む。固定部fr1は、角部4A3に固定されている部分である。上部fr2は、支持部材1Cの第3の隔壁1C1と第4の隔壁1C2との間に配置されている。上部fr2にはシール部材2D及びシール部材2Eが設けられている。熱交換器4が予め定められた据付位置に位置しているときには、支持部材1Cはシール部材2D及びシール部材2Eと接触している。
図3Cに示すように、フレーム4B2は、固定部4B21と、板状部4B22とを含む。固定部4B21は、角部4A2に固定されている部分である。板状部4B22は、例えばX−Y平面に平行である。固定部4B21には板状部4B22が接続されている。また、図3Dに示すように、フレーム4B4は、固定部4B41と、板状部4B42とを含む。固定部4B41は、角部4A4に固定されている部分である。板状部4B42は、例えばX−Y平面に平行である。フレーム4B2にはシール部材2Cが設けられ、フレーム4B4にはシール部材2Fが設けられている。熱交換器4が予め定められた据付位置に位置しているときには、支持部材1Bはシール部材2Cと接触し、支持部材1Dはシール部材2Fと接触している。
(シール部材2A〜2F)
シール部材2Aは、フレーム4B1の一方の下部Fr3に固定されている。シール部材2Bは、フレーム4B1の他方の下部Fr3に固定されている。シール部材2Cはフレーム4B2の板状部4B22に固定されている。シール部材2D及びシール部材2Eはフレーム4B3の上部fr2に固定されている。シール部材2Fはフレーム4B4の板状部4B42に固定されている。このように、シール部材2A〜2Fは熱交換器4に固定されているので、シール部材2A〜2Fの経年劣化を抑制することができる。
なお、シール部材2Aは第1の支持面1A3に固定されていてもよい。また、シール部材2Bは第2の支持面1A4に固定されていてもよい。また、シール部材2Cは支持部材1Bに固定されていてもよい。また、シール部材2Fは支持部材1Dに固定されていてもよい。また、シール部材2Dは第3の支持面1C11に固定されていてもよい。また、シール部材2Eは第4の支持面1C21に固定されていてもよい。このように、シール部材2A〜2Fが筐体1に固定されている場合には、換気装置100の製造コストを抑制することができる。
[熱交換器4の取り替え作業の説明]
上述した図2A〜図2Dを参照して熱交換器4の取り替え作業の説明をする。作業者は、図1に示すカバー54を筐体1から取り外す。作業者は、図2Cに示す第2の部材3CをY方向に平行な方向であって筐体1の奥側へ向かう方向に押し込む。そうすると、第1の部材3Bが第1の軸3Dまわりに回転し、第1の接触部3Aが第1の位置から移動する。第1の接触部3Aと熱交換器4とが接触した状態から、作業者が、更に第2の部材3Cを押し込むと、第1の接触部3Aが支持部材1Aの最上部よりも上側に突出する。これにより、熱交換器4が予め定められた据付位置から持ち上がる。なお、第1の機構3はてこの原理を利用して熱交換器4を持ち上げる構成であり、作業者の作業負担が抑制されている。作業者は、第2の部材3Cを予め定められた位置まで押し込み、起立ピン3Fを支持部材1Aに固定する。これにより、熱交換器4が予め定められた据付位置から持ち上がった状態が維持される。作業者は、熱交換器4をY方向に平行な方向であって手前側に引き出す。このとき、シール部材2A〜2Fと、支持部材1A〜1Dとが離れているので、熱交換器4を手前側に引き出すときの作業者の作業負担が抑制される。また、第1の接触部3Aが回転するため、熱交換器4を手前側に引き出すときの作業者の作業負担が抑制される。
熱交換器4を筐体1に取り付けるときには、作業者は、熱交換器4のフレーム4B3を空間Sp2に挿入するとともに、熱交換器4のフレーム4B1を第1の接触部3A上に載置する。作業者は、熱交換器4をY方向に平行な方向であって筐体1の奥側へ向かう方向に押し込む。作業者は、起立ピン3Fを支持部材1Aから外す。そして、作業者は、第2の部材3CをY方向に平行な方向であって作業者の手前側へ向かう方向に引く。これにより、第1の接触部3Aは、第2の位置から第1の位置へ移動して熱交換器4から離れ、熱交換器4は、持ち上がった位置から予め定められた据付位置に移動する。なお、第1の接触部3Aが第2の位置から第1の位置へ移動するときにおいて、第1の接触部3Aは筐体1の奥側へ向かう方向に移動しながら下側へ移動する。熱交換器4は、第1の接触部3Aと接触しているが、筐体1の奥まで押し込まれており、これ以上、奥には移動しない。したがって、第1の接触部3Aは、熱交換器4と接触しているときには、回転しながら第1の位置へ移動する。作業者は、カバー54を筐体1に取り付ける。
[第1の風路F1の気密性及び第2の風路F2の気密性の確保]
熱交換器4が予め定められた据付位置に位置するときには、シール部材2A及びシール部材2Bと支持部材1Aとが密着する。これにより、第1の風路F1のうち熱交換器4よりも上流側と、第2の風路F2のうち熱交換器4よりも上流側とが連通しないようにし、第1の風路F1の気密性及び第2の風路F2の気密性を確保する。
熱交換器4が予め定められた据付位置に位置するときには、シール部材2Cと支持部材1Bとが密着する。これにより、第1の風路F1のうち熱交換器4よりも上流側と、第2の風路F2のうち熱交換器4よりも下流側とが連通しないようにし、第1の風路F1の気密性及び第2の風路F2の気密性を確保する。
熱交換器4が予め定められた据付位置に位置するときには、シール部材2D及びシール部材2Eと支持部材1Cとが密着する。これにより、第1の風路F1のうち熱交換器4よりも下流側と、第2の風路F2のうち熱交換器4よりも下流側とが連通しないようにし、第1の風路F1の気密性及び第2の風路F2の気密性を確保する。
熱交換器4が予め定められた据付位置に位置するときには、シール部材2Fと支持部材1Dとが密着する。これにより、第1の風路F1のうち熱交換器4よりも下流側と、第2の風路F2のうち熱交換器4よりも上流側とが連通しないようにし、第1の風路F1の気密性及び第2の風路F2の気密性を確保する。
[実施の形態1の効果]
第1の機構3の第1の接触部3Aは、熱交換器4が据付位置から持ち上がるように熱交換器4に接触している第1の位置と、熱交換器4が据付位置に位置するように熱交換器4から離れている第2の位置とに移動自在である。作業者は、第1の接触部3Aの位置を第1の位置とすることで、シール部材2A〜2Fと、支持部材1A〜1Dとを離すことができる。このため、作業者が熱交換器4を挿抜するときにシール部材2A〜2Fと支持部材1A〜1Dとが擦れてしまうことを回避し、熱交換器4を作業者が挿抜するときの作業負担を抑制することができる。
なお、実施の形態1では、第1の接触部3Aが回転自在に設けられているものとして説明するが、それに限定されない。第1の接触部3Aは回転自在でなくてもよい。第1の接触部3Aが回転しなくても、熱交換器4を作業者が挿抜するときの作業負担を抑制する効果は得られる。なお、第1の接触部3Aが回転自在であれば、熱交換器4を作業者が挿抜するときの作業負担を抑制する効果が増大する。第1の接触部3Aが回転自在でない場合には、第1の接触部3Aは、熱交換器4のフレーム4B1の対向部Fr2と擦れるときの摩擦抵抗が小さい部材で構成するとよい。例えば、第1の接触部3Aの表面又は対向部Fr2の下面に凹凸を形成するとよい。
実施の形態2.
実施の形態2は、実施の形態1で説明した第1の機構3に対応する構成を、筐体201の上部にも設けた態様である。実施の形態2では、実施の形態1と共通する構成については同じ符号を付して説明を省略し、相違する部分を中心に説明する。
図4Aは、実施の形態2に係る換気装置200の熱交換器204等のX−Z断面を模式的に示す図であり、第2の機構5の第2の接触部5Aが第3の位置に位置している状態を示している。
図4Bは、実施の形態2に係る換気装置200の熱交換器204等のX−Z断面を模式的に示す図であり、第2の機構5の第2の接触部5Aが第4の位置に位置している状態を示している。
図4Cは、実施の形態2に係る換気装置200の第2の機構5等のY−Z断面を模式的に示す図であり、第2の接触部5Aが第3の位置に位置している状態を示している。
図4Dは、実施の形態2に係る換気装置200の第2の機構5等のY−Z断面を模式的に示す図であり、第2の接触部5Aが第4の位置に位置している状態を示している。
図5は、図4Aに示す熱交換器204の上部の角部4A3及びその周辺の拡大図である。
なお、図4Aの破線矢印は給気の流れを示し、図4Aの実線矢印は排気の流れを示している。また、図5のB−B断面が図4Dに示す断面に対応している。
(筐体201)
筐体201は、実施の形態1で説明した支持部材1Cに代えて、支持部材21Cを備えている。支持部材21Cは、第3の隔壁21C1と第4の隔壁21C2とを含む。第3の隔壁1C1は、熱交換器204を支持する第3の支持面21C11(図5参照)が形成され、第4の隔壁21C2は、熱交換器204を支持する第4の支持面21C21が形成されている。第3の支持面21C11及び第4の支持面21C21は、例えばX−Y面に平行に形成されている。
支持部材21Cは、第2の機構5を支持する機能を有している。具体的には、支持部材21Cは、軸支持部21C12と軸支持部21C22とを含む。軸支持部21C12には第2の機構5の第3の軸5Dの一端が接続されている。軸支持部21C22には第2の機構5の第3の軸5Dの他端が接続されている。軸支持部21C12及び軸支持部21C22は、第3の隔壁21C1及び第4の隔壁21C2によって形成される空間Sp2に配置されている。軸支持部21C12は、例えば第3の隔壁21C1に固定されている。軸支持部21C22は、例えば第4の隔壁21C2に固定されている。
(第2の機構5)
第2の機構5は、筐体201内を移動自在に設けられた第2の接触部5Aを含み、第2の接触部5Aを熱交換器204に接触させて熱交換器204を下側に移動させる機能を有している。第2の機構5の第2の接触部5Aは、熱交換器204が据付位置に位置するように熱交換器204に接触している第3の位置と、熱交換器204から離れている第4の位置とに移動自在である。
第2の機構5の構成は、第1の機構3の構成と概ね同様である。なお、第1の機構3の第1の接触部3Aが熱交換器204と接触させているときには、第2の機構5の第2の接触部5Aは熱交換器204から離す。また、第1の機構3の第1の接触部3Aが熱交換器204から離れているときには、第2の機構5の第2の接触部5Aは熱交換器204に接触させる。つまり、熱交換器204が据付位置に位置しているときには、第1の接触部3Aが熱交換器204から離れており、第2の接触部5Aが熱交換器204に接触している。一方、熱交換器204が第1の機構3によって据付位置から持ち上げられているときには、第1の接触部3Aが熱交換器204に接触しており、第2の接触部5Aが熱交換器204から離れている。
第2の機構5は、第2の接触部5Aと、第3の部材5Bと、第4の部材5Cと、第3の軸5Dと、第4の軸5Eと、起立ピン5Fと、弾性部材5Gとを備えている。なお、第2の接触部5Aは第1の接触部3Aと同様の構成とし、第3の部材5Bは第1の部材3Bと同様の構成とし、第4の部材5Cは第2の部材3Cと同様の構成としてよい。また、第3の軸5Dは第1の軸3Dと同様の構成とし、第4の軸5Eは第2の軸3Eと同様の構成とし、起立ピン5Fは起立ピン3Fと同様の構成とし、弾性部材5Gは弾性部材3Gと同様の構成としてよい。これによって、第1の機構3の部材を流用して第2の機構5を構成することができ、換気装置200の製造コストを低減できる。
第2の接触部5Aは、第3の部材5Bに設けられている。第2の接触部5Aは、図示省略の軸を介して第3の部材5Bの一方に取り付けられている。第2の接触部5Aは、第3の位置に位置するとき熱交換器204に接触し、第4の位置に位置するとき熱交換器204から離れている。第2の接触部5Aの最下部は、第3の位置のときには支持部材1Cの最下部よりも下側に位置する。また、第2の接触部5Aの最下部は、第4の位置のときには支持部材1Cの最下部よりも上側に位置する。第2の機構5は、熱交換器204を挿抜するときに用いるものではないことから、第1の接触部3Aのように回転自在である必要はない。しかし、第2の接触部5Aと第1の接触部3Aとを同様の構成とすることで、第1の機構3の部材を流用して第2の機構5を構成することができ、換気装置200の製造コストを低減できる。
第3の部材5Bは、一方の端部に第2の接触部5Aが設けられている。第3の部材5Bは、長尺状部材である。第3の部材5Bは、他方の端部に第4の軸5Eが設けられている。第3の部材5Bは、一方の端部と他方の端部との間の位置に第3の軸5Dが設けられている。第3の部材5Bは第3の軸5Dに回転自在に支持されており、第3の部材5Bが第3の軸5Dまわりに回転することで、第2の接触部5Aは、Z方向の位置が変化し、第3の位置から第4の位置へ、又は、第4の位置から第3の位置へ移動する。また、第3の部材5Bは第4の軸5Eを介して第4の部材5Cが取り付けられており、第3の部材5Bは第4の部材5CがY方向(熱交換器204の挿抜方向)に動くことで回転する。つまり、第2の接触部5Aは、第4の部材5Cが熱交換器204の挿抜方向に移動して第1の部材3Bが第3の軸5Dまわりに回転することで、第3の位置から第4の位置へ、又は、第4の位置から第3の位置へ移動する。
第4の部材5Cには、第3の部材5Bの他方の端部が設けられている。つまり、第4の部材5Cには、第3の部材5Bの他方の端部が第4の軸5Eを介して取り付けられている。第4の部材5Cは、熱交換器204の挿抜方向であるY方向に移動自在に設けられている。
第3の軸5Dは、X方向に平行な軸である。第3の軸5Dは、第3の部材5Bのうち第2の接触部5Aが設けられた一方と第4の部材5Cが設けられている他方との間の位置に配置されている。第3の軸5Dは、支持部材21Cに接続されている。第3の部材5Bは、第3の軸5Dの一端と他端との間の部分に配置されている。第3の軸5Dは、第3の部材5Bを回転自在に支持している。
第4の軸5Eは、第3の部材5Bの他方に設けられ、第3の部材5Bと第4の部材5Cとを回転自在に連結する軸である。第4の軸5Eは、筐体201に固定はされていないため、第4の部材5Cの移動に伴って移動する。第4の軸5Eは、第3の軸5Dよりも上側に位置している。
起立ピン5Fは、第2の接触部5Aが第3の位置に位置しているときに、第4の部材5Cの動きを規制する機能を有する。起立ピン5Fは、第4の部材5Cの例えば一端部に固定されている。起立ピン5Fは、第2の接触部5Aが第3の位置に位置しているときに、支持部材21Cに固定することができるように構成されている。起立ピン5Fが支持部材21Cに固定されることで、第4の部材5Cの動きが規制され、その結果、第2の接触部5Aが熱交換器204を押さえつけた状態が維持される。起立ピン5Fを支持部材21Cに固定する手段は特に限定されない。
弾性部材5Gは、第4の部材5Cの他端部に設けられている。弾性部材5Gは、第4の部材5Cが筐体201から外れないように、第4の部材5Cと筐体201とを接続する機能を有する。弾性部材5Gは一方が例えば筐体201の壁部1E(図1参照)に固定され、他方が第4の部材5Cに固定されている。弾性部材5Gは、例えばコイルバネで構成することができる。また、弾性部材5Gは、例えば伸縮性に富む樹脂部材で構成することができる。弾性部材5Gは、第2の接触部5Aが第3の位置のときにおいて、筐体201から熱交換器204を取り出す方向(Y方向)に第4の部材5Cを付勢している。このため、起立ピン5Fを支持部材21Cから外すと、弾性部材5Gによって第4の部材5Cが押されて第4の部材5CがY方向に移動し、図4Dに示す状態から図4Cに示す状態へ第3の部材5Bが回転する。これによって、第2の接触部5Aの位置が第3の位置から第4の位置へ移動する。
(熱交換器204)
図5に示すように、熱交換器204のフレーム24B3は、固定部fr21と、対向部fr22、上部fr23とを含む。固定部fr21は、角部4A3に固定されている部分である。固定部fr21には対向部fr22が接続されている。対向部fr22は第2の機構5に対向して設けられている。対向部fr22は第2の機構5の下側に配置されている。対向部fr22は、第2の接触部5Aが第3の位置に位置するときに第2の接触部5Aと接触する。対向部fr22は、第2の接触部5Aが第4の位置に位置するときに第2の接触部5Aから離れている。対向部fr22には、一対の上部fr23が接続されている。一対の上部fr23は例えばX−Y平面に平行に設けられている。一方の上部fr23の下面にはシール部材2Dが固定されている。他方の上部fr23の下面にはシール部材2Eが固定されている。上部fr23は、支持部材21Cの第3の隔壁21C1と第4の隔壁21C2との間に配置されている。
[実施の形態2の効果]
実施の形態2に係る換気装置200は実施の形態1に係る換気装置100の有する効果に加えて次の効果を有する。第2の機構5の第2の接触部5Aは、熱交換器204が据付位置に位置するように熱交換器204に接触している第3の位置と、熱交換器204から離れている第4の位置とに移動自在である。作業者は、第2の接触部5Aの位置を第3の位置とすることで、熱交換器204を下側に押しつけることができる。これにより、熱交換器204を筐体201内に取り付けるときに熱交換器204の設置位置が予め定められた据付位置からずれてしまうことを回避することができる。
また、シール部材2A〜2Fには、熱交換器204の自重による荷重だけでなく、第2の機構5によって下側に押しつけられる荷重が加わることになる。したがって、シール部材2A〜2Fと、支持部材1A、支持部材1B、支持部材21C及び支持部材1Dとの密着性を向上させることができる。
1 筐体、1A 支持部材、1A1 第1の隔壁、1A2 第2の隔壁、1A3 第1の支持面、1A4 第2の支持面、1B 支持部材、1C 支持部材、1C1 第3の隔壁、1C11 第3の支持面、1C2 第4の隔壁、1C21 第4の支持面、1D 支持部材、1E 壁部、2A シール部材、2B シール部材、2C シール部材、2D シール部材、2E シール部材、2F シール部材、3 第1の機構、3A 第1の接触部、3B 第1の部材、3C 第2の部材、3D 第1の軸、3E 第2の軸、3F 起立ピン、3G 弾性部材、4 熱交換器、4A 熱交換部材、4A1 角部、4A2 角部、4A3 角部、4A4 角部、4B1 フレーム、4B2 フレーム、4B21 固定部、4B22 板状部、4B3 フレーム、4B4 フレーム、4B41 固定部、4B42 板状部、5 第2の機構、5A 第2の接触部、5B 第3の部材、5C 第4の部材、5D 第3の軸、5E 第4の軸、5F 起立ピン、5G 弾性部材、21C 支持部材、21C1 第3の隔壁、21C11 第3の支持面、21C12 軸支持部、21C2 第4の隔壁、21C21 第4の支持面、21C22 軸支持部、24B3 フレーム、51 第1の送風機、52 第2の送風機、53 回路ボックス、53A 制御装置、54 カバー、100 換気装置、200 換気装置、201 筐体、204 熱交換器、F1 第1の風路、F2 第2の風路、Fr1 固定部、Fr2 対向部、Fr3 下部、IN1 第1の吸込口、IN2 第2の吸込口、Ou1 第1の吹出口、Ou2 第2の吹出口、Sp1 空間、Sp2 空間、fr1 固定部、fr2 上部、fr21 固定部、fr22 対向部、fr23 上部。

Claims (12)

  1. 第1の風路及び第2の風路を含む筐体と、
    前記筐体内の予め定められた据付位置に設けられ、前記第1の風路を流れる空気と前記第2の風路を流れる空気とを熱交換させる熱交換器と、
    前記筐体に設けられ、前記熱交換器を支持する支持部材と、
    前記筐体内を移動自在に設けられた第1の接触部を含み、前記第1の接触部を前記熱交換器に接触させて前記熱交換器を持ち上げる第1の機構と、
    を備え、
    前記第1の機構の前記第1の接触部は、前記熱交換器が前記据付位置から持ち上がるように前記熱交換器に接触している第1の位置と、前記熱交換器が前記据付位置に位置するように前記熱交換器から離れている第2の位置とに移動自在である
    換気装置。
  2. 前記第1の機構は、一端に前記第1の接触部が設けられた第1の部材と、前記第1の部材を回転自在に支持する第1の軸と含み、
    前記第1の接触部は、前記第1の部材が前記第1の軸まわりに回転することで、前記第1の位置から前記第2の位置へ、又は、前記第2の位置から前記第1の位置へ移動する
    請求項1に記載の換気装置。
  3. 前記第1の機構は、一端に前記第1の接触部が設けられた第1の部材と、前記第1の部材の他端が設けられ、前記熱交換器の挿抜方向に移動自在に設けられた第2の部材と、前記第1の部材のうち前記第1の接触部が設けられている前記一端と前記第2の部材が設けられている前記他端との間の位置に配置され、前記第1の部材を回転自在に支持する第1の軸と、前記第1の部材の前記他端に設けられ、前記第1の部材と前記第2の部材とを回転自在に連結する第2の軸とを含み、
    前記第1の接触部は、前記第2の部材が前記熱交換器の挿抜方向に移動して前記第1の部材が前記第1の軸まわりに回転することで、前記第1の位置から前記第2の位置へ、又は、前記第2の位置から前記第1の位置へ移動する
    請求項1に記載の換気装置。
  4. 前記第1の機構は、前記第2の部材に設けられた弾性部材をさらに含み、
    前記弾性部材は、前記第1の接触部が前記第1の位置のときにおいて、前記筐体から前記熱交換器を取り出す方向に前記第2の部材を付勢している
    請求項3に記載の換気装置。
  5. 前記第1の軸は、前記支持部材に固定されている
    請求項2〜4のいずれか一項に記載の換気装置。
  6. 前記第1の機構には、前記第1の接触部が回転自在に設けられている
    請求項1〜5のいずれか一項に記載の換気装置。
  7. 前記第1の接触部は、前記熱交換器の下側に配置されている
    請求項1〜6のいずれか一項に記載の換気装置。
  8. 前記支持部材は、前記熱交換器を支持する第1の支持面が形成され、前記第1の風路の少なくとも一部を構成する第1の隔壁と、前記熱交換器を支持する第2の支持面が形成され、前記第2の風路の少なくとも一部を構成する第2の隔壁とを備えた
    請求項1〜7のいずれか一項に記載の換気装置。
  9. 前記第1の機構は、前記第1の隔壁と前記第2の隔壁との間に介在するように設けられている
    請求項8に記載の換気装置。
  10. 前記熱交換器は、前記第1の接触部が前記第1の位置に位置しているときに前記第1の接触部に接触するフレームと、
    前記フレームと前記支持部材との間に設けられているシール部材とを更に備えた
    請求項1〜9のいずれか一項に記載の換気装置。
  11. 前記支持部材は、前記第1の接触部が前記第2の位置に位置しているときに前記シール部材から荷重を受けている
    請求項10に記載の換気装置。
  12. 前記筐体内を移動自在に設けられた第2の接触部を含み、前記第2の接触部を前記熱交換器に接触させる第2の機構を更に備え、
    前記第2の機構は、前記熱交換器の上側に配置され、
    前記第2の機構の前記第2の接触部は、前記熱交換器が前記据付位置に位置するように前記熱交換器に接触している第3の位置と、前記熱交換器から離れている第4の位置とに移動自在である
    請求項1〜11のいずれか一項に記載の換気装置。
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