JP2018095428A - 画像形成装置およびその制御方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】複数のモータの駆動態様を精度よく同期させる画像形成装置を提供する。【解決手段】画像形成装置は、用紙を搬送するレジストローラ(レジストモータ120)の駆動制御を行う主デバイス101と、用紙をレジストローラに向けて搬送する給紙ローラ(給紙モータ140)の駆動制御を行う副デバイス102と、給紙ローラからレジストローラへ搬送される用紙を検知するレジストセンサ123とを備える。主デバイス101は、レジストセンサ123による用紙の検知をトリガとしてレジストローラの駆動態様を変更するときに、給紙ローラの駆動態様の変更タイミングの指示及びトリガの発生時刻を含むパケットを副デバイス102へ送信する。副デバイス101は、受信したパケットの変更タイミングをトリガの発生時刻及び当該パケットを受信した時刻に応じて補正したタイミングで、給紙ローラの駆動態様を変更する。【選択図】図2
Description
本発明は、それぞれ独立して駆動可能な複数のアクチュエータを有する画像形成装置およびその制御方法に関する。
画像形成装置では、給紙部、レジ部、排紙部、ドラム部などの各所に配置されたステッピングモータ等のアクチュエータを迅速に制御するため、制御信号を出力する半導体デバイスを当該アクチュエータ付近に分散配置することが行われている。特に、高い画像位置精度が求められる画像形成装置では、応答性を高めるため、半導体デバイスに、アクチュエータ制御や通信に用いる回路を複合実装したSoC(System-on-a-Chip)を用いる場合もある。
複数の半導体デバイスを分散配置する場合、各所のアクチュエータを駆動させるための全体の制御タイミングの指示を出す主デバイス(SoC等)と、指示を受ける他の副デバイス(SoC等)との接続は、より少ない信号線で伝達することが望ましい。この点に対応する従来技術として、特許文献1に開示されたモータ制御装置では、2線式や3線式のシリアル通信方式を用いることで、信号線の増加を防いでいる。
ところで、特許文献1に開示されたようなシリアル通信を行う場合において、半導体デバイス間で最大の応答性を求めるのであれば、できるだけ速いシリアル通信速度とするのが望ましい。しかし、高い周波数の信号を半導体デバイス間で送受信すると、信号線からの放射ノイズが周囲の電子部品に影響を与える。また、コストの高いコネクタや信号線材を必要とする。他方、通信時の周波数が低いと、その分だけ応答性が低下する。この点を改善する従来技術として、特許文献2に開示された無線通信システムでは、デバイス間の通信にパケット通信を用い、緊急通信用のパケットの長さを通常通信の場合よりも短くする。これにより、コスト増を招くことなく、デバイス間のタイミング応答性を臨機応変に変えている。
シリアル通信方式で接続された主デバイスと副デバイスとの間で通信を行う場合、1つのアクチュエータの制御信号のみならず、種々の信号の通信が行われることがある。例えば、画像形成装置は、異なる場所に配置された主デバイスと副デバイスとをシリアル通信方式で接続し、主デバイスからの指示により副デバイスがアクチュエータの制御を行う構成を備える。このような構成では、主デバイスは、センサによるシート等の検知をトリガとして副デバイスに制御信号を送信することで、アクチュエータの動作を制御することがある。主デバイスは、他の信号の通信中にトリガが発生すると、制御信号の送信タイミングを遅延させることになる。制御信号の送信タイミングの遅延は、以下のような問題の原因となることがある。
例えばシートを搬送する搬送ローラを駆動するための異なる複数のモータを主デバイスおよび副デバイスでそれぞれ駆動制御する場合、各モータの速度を同じにし、変速する場合には精度よく同期させて変速する必要がある。主デバイスは、他の信号の通信中にトリガが発生すると、副デバイスへの制御信号の送信が直ちに行えない。主デバイスは、トリガに応じて所定のタイミングでモータの変速を行うが、副デバイスは、制御信号の受信が遅延するために主デバイスと同じタイミングでモータの変速を行うことができなくなる。そのため、主デバイスで駆動制御するモータと副デバイスで駆動制御するモータが、いずれも画像形成装置内を搬送する記録用紙を把持している場合、用紙が撓んだり、破れたりする問題がある。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、通信速度を変更することなく、複数のアクチュエータの駆動態様を精度よく同期させることできる画像形成装置を提供することを目的とする。
本発明の画像形成装置は、所定のシートへの画像形成を行う画像形成手段と、前記シートを前記画像形成手段に向けて搬送する第1ローラの駆動制御を行う第1デバイスと、前記シートを前記第1ローラに向けて搬送する第2ローラの駆動制御を行う第2デバイスと、前記第2ローラから前記第1ローラへ搬送される前記シートを検知する検知手段とを備え、前記第1デバイスと前記第2デバイスとがパケット通信を行う画像形成装置であって、前記第1デバイスは、前記検知手段による前記シートの検知をトリガとして前記第1ローラの駆動態様を変更するときに、前記第2ローラの駆動態様の変更タイミングの指示を含むパケットを発行するとともに、当該パケットに前記トリガの発生時刻を付加して前記第2デバイスへ送信するように構成されており、前記第2デバイスは、受信した前記パケットを解釈することにより、前記変更タイミングを前記発生時刻および当該パケットを受信した時刻に応じて補正した補正タイミングで、前記第2ローラの駆動態様を変更するように構成されていることを特徴とする。
本発明によれば、第2デバイスがトリガの発生時刻およびパケットの受信時刻に応じて補正した変更タイミングで駆動態様を変更することで、通信速度を変更することなく、複数のアクチュエータの駆動態様を精度よく同期させることできる。
以下、実施の形態を図面を参照しつつ詳細に説明する。
図1は、本実施形態における画像形成装置の構成図である。画像形成装置201は、シートの一例となる所定の記録用紙(以下、「用紙」という。)203に画像形成を行う。用紙203は給紙ローラ204によって用紙カセット202から引き出される。給紙ローラ204は、アクチュエータの一例となる給紙モータ140で駆動される。引き出された用紙203は、縦パスローラ205に達した後、搬送ローラ206を介してレジストローラ207まで搬送される。レジストローラ207は、アクチュエータの一例となるレジストモータ120によって駆動される。レジストローラ207まで搬送された用紙203は、画像形成部209の画像形成タイミングと同期して二次転写ローラ208まで搬送される。画像形成部209は、電子写真式のイエロー(Y)、マゼンダ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の4色からなる可視トナー像を感光ドラムに形成する。この可視トナー像は中間転写ベルトに転写され、二次転写ローラ208へと伝達され、用紙203に二次転写される。二次転写ローラ208を通過した用紙203は、熱定着ローラ210によって可視トナー像を固着され、排紙トレイ211に排出される。
搬送中の用紙203の先端がレジストローラ207に達するタイミングは、レジストローラ207の手前に配置されるレジストセンサ123で検知される。用紙203は、給紙ローラ204とレジストローラ207の間にあるときは、できるだけ早く搬送することが望ましい。しかし、画像形成部209および二次転写ローラ208は、安定したトナー像を形成するために敢えて遅い速度で回転させることがある。この場合、用紙203の搬送速度は、その先端が二次転写ローラ208に達する前に、二次転写ローラ208と同じ速度に変速する必要がある。また、用紙203の先端がレジストローラ207に達し後端がまだ用紙カセット202にある場合、二次転写ローラ208へと用紙203を搬送するにあたって、レジストモータ120と給紙モータ140とを同時期に変速する必要がある。
そのため、本実施形態では、レジストモータ120を駆動するモータドライバと給紙モータ140を駆動するモータドライバを、それぞれ半導体デバイスの一例となるSoCで構成する。また、パケット通信を用いて一方のモータを他方のモータに同期できるようにした。レジストモータ120を駆動するモータドライバは、結局のところレジストローラ207(第1ローラ)の駆動制御を行うデバイスとなる。以後の説明では、このデバイスを主デバイス(第1デバイス)と称する。また、給紙モータ140を駆動するモータドライバは、給紙ローラ204(第2ローラ)の駆動制御を行うデバイスとなる。以後の説明では、このデバイスを副デバイス(第2デバイス)と称する。
画像形成装置201の各デバイスの構成および接続関係を図2に示す。主デバイス101は、レジストローラ207(レジストモータ120)の駆動制御のほか、画像形成装置201の各部の制御基板に指示を出し、全体の制御タイミングを統括的に制御する。本実施形態では、レジストローラ207の駆動態様を変更するときに給紙ローラ204の駆動態様の変更タイミングの指示を含むパケットを発行する。その際、主デバイス101は、当該パケットに、給紙ローラ204(給紙モータ140)をレジストローラ207(レジストモータ120)に同期して駆動態様を変更させるための情報を付加する。一方、副デバイス102は、受信したパケットを解釈することにより、上記変更タイミングをパケットに付加された情報で補正した補正タイミングで給紙ローラ204(給紙モータ140)の駆動態様を変更する。駆動態様は、本実施形態では各ローラ(モータ)の回転速度の変更(変速)の例を挙げるが、この限りではない。なお、主デバイス101は、副デバイス102以外のデバイスに向けた一つ以上のパケットを発行可能であり、各パケットは、送信前に後述するFIFO(First In First Out)バッファ121に逐次蓄積される。
レジストモータ120と給紙モータ140は、同規格のステッピングモータであり、正常稼働中は同一速度で回転するものとする。また、レジストローラ207と給紙ローラ204とが、同一速度で回転し、あるいは同時期に回転を停止するものとする。
主デバイス101と副デバイス102は、シリアル通信送信信号線103およびシリアル通信受信信号線104を通じてパケット通信する。送信とは、主デバイス101から副デバイス102にパケットを送信することをいい、受信とは副デバイス102が主デバイス101からパケットを受信することをいう。主デバイス101は、クロック回路(OSC)306が出力する24MHzのクロック信号を基準に駆動される。副デバイス102は、クロック回路(OSC)336が出力する20MHzのクロック信号を基準に駆動される。また、主デバイス101は、リセット回路305から出力されるリセット信号RESETが解除されたタイミングで動作を開始する。
<主デバイスの制御系の構成>
主デバイス101は、主基板上に実装される。主デバイス101は、メインCPU(Central Processing Unit)111、ROM(Read Only Memory)114およびRAM(Random Access Memory)115で構成される制御コンピュータである。この制御コンピュータは、レジストローラ207(レジストモータ120)のドライバとして機能する。制御コンピュータには、バスを介して、UARTインターフェイス117、FIFOバッファ121、タイマ118、PWM回路119、I/Oポート122が接続されている。メインCPU111は、ROM114に格納された制御プログラムを読み込んで動作する。RAM115はメインCPU111が演算を行う際の作業データを保存している。タイマ118は、入力されたクロック数をカウントした計数値をメインCPU111から参照することができるレジスタを備えている。タイマ118は主デバイス内の時計測を行う部品であり、メインCPU111がタイマカウンタをONしてからのクロック数をカウントアップして、カウント値を計測する。
主デバイス101は、主基板上に実装される。主デバイス101は、メインCPU(Central Processing Unit)111、ROM(Read Only Memory)114およびRAM(Random Access Memory)115で構成される制御コンピュータである。この制御コンピュータは、レジストローラ207(レジストモータ120)のドライバとして機能する。制御コンピュータには、バスを介して、UARTインターフェイス117、FIFOバッファ121、タイマ118、PWM回路119、I/Oポート122が接続されている。メインCPU111は、ROM114に格納された制御プログラムを読み込んで動作する。RAM115はメインCPU111が演算を行う際の作業データを保存している。タイマ118は、入力されたクロック数をカウントした計数値をメインCPU111から参照することができるレジスタを備えている。タイマ118は主デバイス内の時計測を行う部品であり、メインCPU111がタイマカウンタをONしてからのクロック数をカウントアップして、カウント値を計測する。
UARTインターフェイス117は、調歩同期式の2線シリアルインターフェイスであり、シリアル通信送信信号線103およびシリアル通信受信信号線104によって副デバイス102と双方向のパケット通信を行う。UARTインターフェイス117は、メインCPU111がFIFOバッファ121に保存した送信情報を192kbpsの速度でシリアル信号として送信する。また、接続先から送信されたシリアル信号を受信したバイト列をメインCPU111に渡す。これらを繰り返すことで、バイト列で構成されるパケットの送受信が可能となる。I/Oポート122は、二値信号の入出力ポートである。本実施形態では、I/Oポート122は、前述のレジストセンサ123等のセンサの検知結果が入力される入力ポートと、副デバイス102へリセット信号307を出力する出力ポートと、を備える。入力ポートは、各センサのON/OFF状態を0/1の二値信号として取得する。出力ポートは、High(3.3V)/Low(0V)の論理の信号を出力する。主デバイス101起動時には、出力ポートから出力されるリセット信号307の初期論理がLowである。
PWM回路119は、周期およびデューティ(duty)比が可変のパルス幅変調信号すなわちPWM信号を出力する。本実施形態では、PWM回路119は、レジストモータ120を駆動するための所定のモータクロックパルス信号を、所望の周波数とONからOFFタイミングでパルス幅変調し、これにより得られたPWM信号により、レジストモータ120の回転を制御する。
<副デバイスの制御系の構成>
副デバイス102は、副基板上に、サブCPU131、ROM134およびRAM135で構成される制御コンピュータを実装している。この制御コンピュータは、給紙ローラ204(給紙モータ140)のドライバとして機能する。制御コンピュータには、バスを介して、UARTインターフェイス137、タイマ138、PWM回路139が接続されている。副デバイス102は、主デバイス101とシリアル通信送信信号線103およびシリアル通信受信信号線104を用いて双方向のパケット通信を行う。副デバイス102は、主デバイス101のI/Oポート122から出力されるリセット信号307がHighレベル(3.3V)になるとリセット解除されて動作を開始する。
副デバイス102は、副基板上に、サブCPU131、ROM134およびRAM135で構成される制御コンピュータを実装している。この制御コンピュータは、給紙ローラ204(給紙モータ140)のドライバとして機能する。制御コンピュータには、バスを介して、UARTインターフェイス137、タイマ138、PWM回路139が接続されている。副デバイス102は、主デバイス101とシリアル通信送信信号線103およびシリアル通信受信信号線104を用いて双方向のパケット通信を行う。副デバイス102は、主デバイス101のI/Oポート122から出力されるリセット信号307がHighレベル(3.3V)になるとリセット解除されて動作を開始する。
サブCPU131は、副基板に実装された回路の動作を制御するCPUであり、ROM134に格納されたプログラムを読み込んで動作する。RAM135はサブCPU131が演算を行う際の作業データを保存している。UARTインターフェイス137は、調歩同期式の2線シリアルインターフェイスである。UARTインターフェイス137は、UARTインターフェイス117と同様であるため、説明を省略する。タイマ138は、タイマ118と同様に、入力されたクロック数に従ったカウント値を、メインCPU111から参照することができるレジスタを設けている。タイマ138は副デバイス102内の時計測を行う部品であり、サブCPU131がタイマカウンタをONしてからのクロック数を取得し、計測する。
PWM回路139は、周期が可変のパルス幅変調信号すなわちPWM信号を出力する。本実施形態では、PWM回路139は、給紙モータ140を駆動するための所定のモータクロックパルス信号を、所望の周波数とONからOFFタイミングでパルス幅変調し、これにより得られたPWM信号により、給紙モータ140の回転を制御する。
<FIFOバッファの構造>
図3は、主デバイス101が有するFIFOバッファ121の構造例示図である。FIFOバッファ121は、先入れ先出し構造のバッファメモリである。主デバイス101は、副デバイス102を含む他のデバイスに向けた一つ以上のパケットを発行可能である。しかし、主デバイス101がシリアル通信によって副デバイス102やその他のデバイスの制御を行う場合、パケットを送信するまでの間待ち状態となるのは、応答性の観点で好ましくない。この点を解消するのがFIFOバッファ121である。FIFOバッファ121は、図3に例示されるように、要求1〜要求6を送信前に蓄積する。そして、各要求を入力順に出力する。FIFOバッファ121を設けることにより、メインCPU111が要求をFIFOバッファ121に蓄積した後は、シリアル通信を行う通信ロジックがこれを先入れ先出しの順で出力する。そのため、メインCPU111が送信完了まで待たなくて良くなる。
図3は、主デバイス101が有するFIFOバッファ121の構造例示図である。FIFOバッファ121は、先入れ先出し構造のバッファメモリである。主デバイス101は、副デバイス102を含む他のデバイスに向けた一つ以上のパケットを発行可能である。しかし、主デバイス101がシリアル通信によって副デバイス102やその他のデバイスの制御を行う場合、パケットを送信するまでの間待ち状態となるのは、応答性の観点で好ましくない。この点を解消するのがFIFOバッファ121である。FIFOバッファ121は、図3に例示されるように、要求1〜要求6を送信前に蓄積する。そして、各要求を入力順に出力する。FIFOバッファ121を設けることにより、メインCPU111が要求をFIFOバッファ121に蓄積した後は、シリアル通信を行う通信ロジックがこれを先入れ先出しの順で出力する。そのため、メインCPU111が送信完了まで待たなくて良くなる。
<パケットの構造>
次に、主デバイス101から副デバイス102へ送信されるパケットの構造例を説明する。本実施形態では、レジストローラ207(レジストモータ120)の変速に伴い、給紙ローラ204(給紙モータ140)の変速命令を指示する。そのため、主デバイス101から送信するパケットは、モータ変速指示パケット403およびタイマ補正通知パケット405となる。各パケットの構造例を図4に示す。
次に、主デバイス101から副デバイス102へ送信されるパケットの構造例を説明する。本実施形態では、レジストローラ207(レジストモータ120)の変速に伴い、給紙ローラ204(給紙モータ140)の変速命令を指示する。そのため、主デバイス101から送信するパケットは、モータ変速指示パケット403およびタイマ補正通知パケット405となる。各パケットの構造例を図4に示す。
モータ変速指示パケット403は、先頭の1ワード目にパケット長431、2ワード目に変速命令432、3ワード目に対象モータID433すなわち給紙モータ140の識別情報、4ワード目に変速するモータ速度434を格納する。また、5ワード目にモータを変速するまでのパルス数を表す変速指定パルス数435、6ワード目に本パケットの送信の契機となったトリガが発生した時刻を表すトリガ発生時刻436の情報を格納する。
タイマ補正通知パケット405は、先頭1ワード目にパケット長451、2ワード目にタイマ補正値の通知命令452、3ワード目に主デバイス101と副デバイス102とのタイマ補正時刻453の情報を格納する。
<制御方法>
図5〜図8により主デバイス101から副デバイス102へ通信パケットを送信する際の各デバイスの処理を説明する。
<起動処理>
<起動処理>
図5は、主デバイス101がリセット回路305からのリセット信号RESETによりリセット解除されて、起動するときの処理を表すフローチャートである。
メインCPU111は、リセット解除されると、まず、タイマ118を起動する(S501)。タイマ118は、起動することで、入力クロックに同期してカウントを開始する。タイマ118を起動したメインCPU111は、RAM115の初期化等の各部を起動動作を行う(S502)。RAM115の初期化は、メモリ領域の0クリアや、ROM114から読み出された変数の初期値を展開することで行われる。各部の初期化には数ミリ秒の処理時間を必要とする。
メインCPU111は、リセット解除されると、まず、タイマ118を起動する(S501)。タイマ118は、起動することで、入力クロックに同期してカウントを開始する。タイマ118を起動したメインCPU111は、RAM115の初期化等の各部を起動動作を行う(S502)。RAM115の初期化は、メモリ領域の0クリアや、ROM114から読み出された変数の初期値を展開することで行われる。各部の初期化には数ミリ秒の処理時間を必要とする。
初期化完了後にメインCPU111は、I/Oポート122の出力ポートから出力されるリセット信号307をHighレベルにして、副デバイス102のリセットを解除する(S503)。メインCPU111は、副デバイス102のリセットを解除した時点のタイマ118のカウント値をRAM115に保存する(S504)。
メインCPU111は、UARTインターフェイス117によりタイマ補正通知パケット405を副デバイス102へ送信する(S505)。メインCPU111は、タイマ補正通知パケット405のタイマ補正時刻453として、S504の処理でRAM115に保存したリセット解除時点のカウント値をマイクロ秒単位に換算した値を格納する。
以上の処理により、主デバイス101の起動時処理が終了する。また、副デバイス102に、副デバイスのリセット解除時刻が通知される。
以上の処理により、主デバイス101の起動時処理が終了する。また、副デバイス102に、副デバイスのリセット解除時刻が通知される。
図6は、副デバイス102が主デバイス101からのリセット信号307によりリセット解除されて、起動するときの処理を表すフローチャートである。副デバイス102は、図5のS503の処理によりリセット解除される。
サブCPU131は、リセット解除されると、まず、タイマ138を起動する(S601)。タイマ138は、起動することで、入力クロックに同期してカウントを開始する。タイマ138を起動したサブCPU131は、UARTインターフェイス137が通信パケットを受信するまで待機する(S602)。通信パケットの受信割込が発生した場合(S602:Y)、サブCPU131は、当該通信パケットを受信する(S603)。
サブCPU131は、受信した通信パケットがタイマ補正通知パケット405であるか否かを判断する(S604)。サブCPU131は、受信した通信パケットの2ワード目にタイマ補正値の通知命令452が格納されているかを確認することで、この判断を行う。受信した通信パケットがタイマ補正通知パケット405である場合(S405:Y)、サブCPU131は、該タイマ補正通知パケット405のタイマ補正時刻453の値をRAM135に保存する(S605)。受信した通信パケットがタイマ補正通知パケットではない場合(S405:N)、サブCPU131は、該通信パケットの命令に対応する処理を実行する(S621)。
以上の処理により、副デバイス102の起動時処理が終了する。
以上の処理により、副デバイス102の起動時処理が終了する。
<パケット送受信処理>
図7は、主デバイス101による通信パケット送信処理を表すフローチャートである。この処理は、レジストセンサ123が搬送中の用紙先端を検知したことをトリガとして、主デバイス101が副デバイス102に対してモータ変速指示パケット403を送信する際に実行される。
図7は、主デバイス101による通信パケット送信処理を表すフローチャートである。この処理は、レジストセンサ123が搬送中の用紙先端を検知したことをトリガとして、主デバイス101が副デバイス102に対してモータ変速指示パケット403を送信する際に実行される。
メインCPU111は、モータ変速指示パケット403を送信するためのトリガとなる事象が発生した時点のタイマ118のカウント値を取得し、マイクロ秒単位に換算した時刻情報を生成する。メインCPU111は、生成した時刻情報をRAM115に保存する(S701)。具体的には、メインCPU111は、レジストセンサ123による搬送中の用紙先端の検知をトリガとして、この時点のタイマ118によるタイマ計測値であるカウント値に応じたトリガ発生時刻を表す時刻情報をRAM115に保存する。
メインCPU111は、現時点で別のパケットを副デバイス102以外のデバイスへ送信中であるか否かを判断する(S702)。別のパケットを送信中である場合(S702:Y)、メインCPU111は、通信要求の内容及びS701の処理でRAM115に保存した時刻情報をFIFOバッファ121に保存する(S703)。FIFOバッファ121への保存後にメインCPU111は、送信中の別のパケットの送信が完了するまで待機する(S704)。
別のパケットの送信が完了すると(S704:Y)、メインCPU111は、FIFOバッファ121に保存した通信要求の内容及び時刻情報の中で、最も先に保存された情報を読み出す(S705)。メインCPU111は、読み出した情報に基づいてモータ変速指示パケット403を生成する(S706)。この際、メインCPU111は、モータ変速指示パケット403のトリガ発生時刻436として、FIFOバッファ121から読み出した時刻情報を格納する。メインCPU111は、生成したモータ変速指示パケット403をUARTインターフェイス117により副デバイス102へ送信する(S707)。
以上の処理により、主デバイス101は、レジストセンサ123による用紙検知をトリガとして、モータの変速の指示を副デバイス102に対して行う。なお、メインCPU111は、トリガとなるレジストセンサ123が搬送中の用紙先端の検知時点から、変速指定パルス数435で指定するパルス数に相当する時間が経過すると、レジストモータ120の変速を開始する。
図8は、副デバイス102による通信パケット受信処理を表すフローチャートである。この処理は、主デバイス101からモータ変速指示パケット403を受信した副デバイス102が行う処理である。
サブCPU131は、UARTインターフェイス137が通信パケットを受信するまで待機する(S801)。通信パケットの受信割込が発生した場合(S801:Y)、サブCPU131は、当該通信パケットを受信する(S802)。サブCPU131は、受信した通信パケットがモータ変速指示パケット403であるか否かを判断する(S803)。サブCPU131は、受信した通信パケットの2ワード目に変速命令432が格納されているかを確認することで、この判断を行う。
受信した通信パケットがモータ変速指示パケット403である場合(S803:Y)、サブCPU131は、PWM回路139から現在のPWM周波数を取得する(S804)。これによりサブCPU131は、現在の給紙モータ140の回転速度を確認する。続いてサブCPU131は、タイマ138から現在のカウント値(タイマ計測値)を取得してマイクロ秒単位に換算する(S805)。これによりサブCPU131は、現在時刻を取得する。サブCPU131は、給紙モータ140の変速を開始するまでのパルス数(時間)を導出する(S806)。そのためにサブCPU131は、モータ変速指示パケット403の変速指定パルス数435、トリガ発生時刻436、現在時刻、S605の処理でRAM135に保存したタイマ補正時刻453、及び現在のPWM周波数を用いて演算を行う。
サブCPU131は、具体的には、以下の演算式により給紙モータ140の変速を開始するまでの変速残パルス数(時間)を算出する。なお、変速指定パルス数435は「P」、トリガ発生時刻436は「T」、現在時刻は「Tn」、タイマ補正時刻453は「Tc」、現在のPWM周波数は「F」、算出する変速残パルス数は「N」で表される。
N=P−{T−(Tn+Tc)}/F
N=P−{T−(Tn+Tc)}/F
サブCPU131は、算出した変速残パルス数Nに相当する時間が経過するまで待機する(S807)。つまりサブCPU131は、PWM回路139が変速残パルス数Nのパルスを出力するまで待機する。PWM回路139が変速残パルス数Nのパルスを出力すると(S807:Y)、サブCPU131は、給紙モータ140の変速を開始する(S808)。サブCPU131は、PWM回路139の周波数を徐々に切り替えることで給紙モータ140の変速を開始する。
サブCPU131は、PWM回路139が所望の周波数に切り替わるまで待機する(S809)。ここでは、サブCPU131は、PWM回路139をモータ変速指示パケット403に格納されるモータ速度434に相当する周波数に切り替える。PWM回路139が所望の周波数に到達して変速が完了すると(S809:Y)、サブCPU131は、モータ変速指示パケット403を受信したときの処理を終了する。なお、S802の処理で受信した通信パケットがモータ変速指示パケット403ではない場合(S803:N)、サブCPU131は、該通信パケットの命令に対応する処理を実行して処理を終了する(S821)。
<変速タイミング調整>
図9は、本実施形態による、主デバイス101及び副デバイス102により変速される各モータの変速タイミングについての説明図である。図7、図8のフローチャートを参照して、図9について説明する。
図9は、本実施形態による、主デバイス101及び副デバイス102により変速される各モータの変速タイミングについての説明図である。図7、図8のフローチャートを参照して、図9について説明する。
メインCPU111は、用紙203がレジストセンサ123の検知範囲に到達したトリガ発生時刻t11から変速指定パルス数435に相当する時間経過後の時刻t15に、PWM回路119(レジストモータ120)の変速を開始する。メインCPU111は、変速指定パルス数の出力時間内に副デバイス102に対してモータ変速指示パケット403を送信する。しかしながら、メインCPU111は、トリガ発生時刻t11の時点で他の設定パケット902を送信中である(S702:Y)。そのためにメインCPU111は、他の設定パケット902の送信が完了する時刻t12まで待機する(S704)。
時刻t12で送信完了すると(S704:Y)、メインCPU111は、S705〜S708の処理を行い、モータ変速指示パケット403を副デバイス102へ送信する。この際、モータ変速指示パケット403のトリガ発生時刻436には、トリガ発生時刻t11時のタイマ118の時刻情報が格納される。変速指定パルス数435は、副デバイス102が主デバイス101から指示される変更タイミングとなる。
サブCPU131は、主デバイス101から送信されたモータ変速指示パケット403を時刻t13で受信完了する(S802)。サブCPU131は、S803〜S806の処理を行い、給紙モータ140を変速するまでの変速残パルス数分の時間が経過した時刻t14で、給紙モータ140の変速を開始する(S808)。
本実施形態においては、トリガ発生時刻t11から、副デバイス102がモータ変速指示パケット403を受信するまでの時間(t13−t11)を、変速指定パルス数に相当する時間から減算する。 副デバイス102は、モータ変速指示パケット403を取得してからこの減算した時間が経過すると、給紙モータ140の変速を開始するために、従来よりも給紙モータ140の変速タイミングが早くなる。そのために、レジストモータ120と給紙モータ140との変速タイミングの誤差(t14−t15)が解消される。
比較対象として、図10に主デバイス101及び副デバイス102により変速される各モータの従来の変速タイミングを説明する。図10は、レジストモータ120と給紙モータ140の変速タイミングと速度の差についての説明図である。従来は、副デバイス102においてもモータ変速指示パケット403を受信してから変速指定パルス数に相当する時間経過した後に給紙モータ140の変速を開始している。
メインCPU111は、用紙203がレジストセンサ123の検知範囲に到達したトリガ発生時刻t21から変速指定パルス数に相当する時間経過後の時刻t25に、PWM回路119(レジストモータ120)の変速を開始する。メインCPU111は、変速指定パルス数の出力時間内に副デバイス102に対してモータ変速指示パケット403を送信する。しかしながら、メインCPU111は、トリガ発生時刻t21の時点で他の設定パケット182を送信中である。そのためにメインCPU111は、他の設定パケット182の送信が完了する時刻t22まで待機する。時刻t22で送信完了すると、メインCPU111は、モータ変速指示パケットを副デバイス102へ送信する。
サブCPU131は、主デバイス101から送信されたモータ変速指示パケットを時刻t23で受信完了する。サブCPU131は、給紙モータ140を、モータ変速指示パケットの受信完了時点(時刻t23)から変速指定パルス数435分だけ紙送りを進めた後、時刻t24でレジストモータ120と同じ速度に変速する。そのために、変速のトリガとなるトリガ発生時刻t21から副デバイス102がモータ変速指示パケット403を受信完了する時刻t23までの時間が、レジストモータ120と給紙モータ140の変速タイミングの誤差(t24−t25)となる。
本実施形態では、図9に示すように、サブCPU131は、給紙モータ140を変速するまでの変速残パルス数分の時間が経過した時刻t14で、給紙モータ140の変速を開始する。そのためにレジストモータ120と給紙モータ140の変速タイミングの誤差が抑制される。
図11は、本実施形態のモータ変速のタイミングチャートである。レジストモータ120の回転数の遷移は波形951で表され、給紙モータ140の回転数の遷移は波形961で表される。
用紙203がレジストセンサ123に達するトリガ発生時刻t11の時点では、レジストモータ120と給紙モータ140が、いずれも450pps(Pulses Per Second)となる駆動クロックで回転する。メインCPU111は、変速指定パルス数出力後の時刻t15に、レジストモータ120の回転数を二次転写ローラ208の駆動モータと同じ150ppsに変更開始する。メインCPU111は、時刻t12で他のパケットの送信を終了して、モータ変速指示パケット403の送信を開始する。
サブCPU131は、時刻t13でモータ変速指示パケット403を受信する。サブCPU131は、タイマ補正時刻453、時刻t13、変速指定パルス数435、及びトリガ発生時刻436(時刻t11)から時刻t14を導出する。サブCPU131は、時刻t14になると給紙モータ140の駆動クロックを450ppsから二次転写ローラ208の駆動モータと同じ150ppsへと変速開始する。このようにして、主デバイス101によって制御されるレジストモータ120の変速タイミングと、副デバイス102によって制御される給紙モータ140の変速タイミングとの誤差は、解消される。
図12は、比較対象となる従来のモータ変速のタイミングチャートである。レジストモータ120の回転数の遷移は波形191で表され、給紙モータ140の回転数の遷移は波形192で表される。
用紙203がレジストセンサ123に達するトリガ発生時刻t21の時点では、レジストモータ120と給紙モータ140が、いずれも450ppsとなる駆動クロックで回転する。メインCPU111は、指定パルス数出力後の時刻t25に、レジストモータ120の回転数を二次転写ローラ208の駆動モータと同じ150ppsに変速開始する。メインCPU111は、時刻t22で他のパケットの送信を終了して、モータ変速指示パケットの送信を開始する。
サブCPU131は、時刻t23でモータ変速指示パケットを受信する。サブCPU131は、時刻t23から、変速指定パルス数送出したタイミングである時刻t24に、給紙モータ140を二次転写ローラ208の駆動モータと同じ150ppsに変速開始する。
サブCPU131は、時刻t23でモータ変速指示パケットを受信する。サブCPU131は、時刻t23から、変速指定パルス数送出したタイミングである時刻t24に、給紙モータ140を二次転写ローラ208の駆動モータと同じ150ppsに変速開始する。
時刻t25から時刻t24の間は、レジストモータ120と給紙モータ140に速度差が生じる。このため、用紙203に引っ張りが発生し、痛みが生じることや、二次転写ローラ208での画像との位置合わせ精度に悪影響が発生する。本実施形態では、図11に示すように、時刻t14と時刻t15との誤差を抑制している。そのために、従来のような速度差がレジストモータ120と給紙モータ140に生じることが無く、用紙203の痛みや、画像の位置合わせ精度への悪影響を抑制することができる。
以上説明したように、画像形成装置201は、用紙搬送に用いる複数のモータ(給紙モータ140、レジストモータ120)を複数のデバイス(主デバイス101、副デバイス102)により駆動制御する。複数のデバイス(主デバイス101、副デバイス102)は、シリアル通信信号線(シリアル通信送信信号線103、シリアル通信受信信号線104)で接続されて、パケット通信を行う。主デバイス101は、モータ変速指示パケット403を送信する際に他のパケットを送信中であれば、当該他のパケットの送信後に、変速すべき要因(トリガ)が発生した時刻情報をモータ変速指示パケット403に付加して送信する。副デバイス102は、モータ変速指示パケット403を受信して、トリガが発生した時刻と該パケットの受信時刻との差に基づいてモータの駆動態様の変更タイミング(変速指定パルス数)を補正することで補正タイミングを決定する。副デバイス102が補正タイミングでモータの駆動態様を変更することにより、複数のモータの駆動態様の変更タイミングの同期精度を向上させることが可能となる。
Claims (11)
- 所定のシートへの画像形成を行う画像形成手段と、前記シートを前記画像形成手段に向けて搬送する第1ローラの駆動制御を行う第1デバイスと、前記シートを前記第1ローラに向けて搬送する第2ローラの駆動制御を行う第2デバイスと、前記第2ローラから前記第1ローラへ搬送される前記シートを検知する検知手段とを備え、前記第1デバイスと前記第2デバイスとがパケット通信を行う画像形成装置であって、
前記第1デバイスは、前記検知手段による前記シートの検知をトリガとして前記第1ローラの駆動態様を変更するときに、前記第2ローラの駆動態様の変更タイミングの指示を含むパケットを発行するとともに、当該パケットに前記トリガの発生時刻を付加して前記第2デバイスへ送信するように構成されており、
前記第2デバイスは、受信した前記パケットを解釈することにより、前記変更タイミングを前記発生時刻および当該パケットを受信した時刻に応じて補正した補正タイミングで、前記第2ローラの駆動態様を変更するように構成されていることを特徴とする、
画像形成装置。 - 前記第1デバイスは、前記トリガの発生から前記変更タイミングが経過すると前記第1ローラの駆動態様を変更し、
変更される前記第1ローラおよび前記第2ローラの駆動態様が、当該ローラの回転速度であることを特徴とする、
請求項1に記載の画像形成装置。 - 前記第2デバイスは、前記変更タイミングを前記発生時刻と前記パケットを受信した前記時刻との差により補正することで前記補正タイミングを決定することを特徴とする、
請求項1または2記載の画像形成装置。 - 前記第1ローラおよび前記第2ローラは、同規格のステッピングモータで駆動される部品であり、
前記第1デバイスおよび前記第2デバイスは、それぞれ前記ステッピングモータのドライバとして機能する制御コンピュータと当該デバイス内の時計測を行うタイマとを備えた半導体デバイスであり、
前記第1デバイスは、前記検知手段が前記シートを検知したときの前記タイマによるタイマ計測値を前記トリガの前記発生時刻として前記パケットに付加し、
前記パケットを受信した前記第2デバイスは、当該パケットを受信したときの前記タイマによるタイマ計測値を前記パケットを受信した時刻として、当該パケットに含まれる前記発生時刻に応じて前記補正タイミングを決定することを特徴とする、
請求項1〜3のいずれか1項記載の画像形成装置。 - 前記半導体デバイスには、所定のクロック信号をパルス幅変調するPWM回路が設けられており、このPWM回路から出力された変調信号により前記ステッピングモータの回転を駆動することを特徴とする、
請求項4に記載の画像形成装置。 - 前記パケットには、変更タイミングとして変速指定パルス数が含まれており、
前記第2デバイスの制御コンピュータは、前記PWM回路から前記パケットを受信した時点のPWM周波数を取得するとともに、前記補正タイミングと前記PWM周波数とに基づいてパルス数を換算し、換算したパルス数を前記変速指定パルス数から減算したパルス数に基づいて前記第2ローラを駆動するステッピングモータの変速タイミングを決定することを特徴とする、
請求項5に記載の画像形成装置。 - 前記第2デバイスの制御コンピュータは、前記変速タイミングに基づいて前記第2デバイスのPWM回路のPWM周波数を徐々に切り替えることを特徴とする、
請求項6に記載の画像形成装置。 - 前記第2デバイスが前記パケットを受信した後、前記第1ローラと前記第2ローラとが同一速度で回転しあるいは同時期に回転を停止することを特徴とする、
請求項1〜7のいずれか1項に記載の画像形成装置。 - 前記第1デバイスは、前記第2デバイス以外のデバイスに向けた一つ以上のパケットを発行可能であり、各パケットは、送信前に所定のメモリに逐次蓄積されることを特徴とする、
請求項1〜8のいずれか1項に記載の画像形成装置。 - 前記メモリは先入れ先出しの構造を有するバッファメモリであることを特徴とする、
請求項9記載の画像形成装置。 - 所定のシートへの画像形成を行う画像形成装置が備える複数のアクチュエータの駆動態様を同時期に変更させる方法であって、
各アクチュエータに、それぞれの間でパケット通信が可能で、前記アクチュエータのドライバとして機能する制御コンピュータと当該デバイス内の時計測を行うタイマとを備えた半導体デバイスと、第1アクチュエータから第2アクチュエータへ搬送される前記シートを検知する検知手段とを実装し、
いずれかの半導体デバイスは、他の半導体デバイスに、前記検知手段による前記シートの検知をトリガとして各アクチュエータの駆動態様の変更タイミングの指示を含むパケットを発行するとともに、当該パケットに前記トリガの発生時刻を付加して当該アクチュエータを駆動制御する半導体デバイスへ送信し、
前記パケットを受信した半導体デバイスは、当該パケットを解釈することにより、前記変更タイミングを前記発生時刻および当該パケットを受信した時刻に応じて補正した補正タイミングで当該アクチュエータの駆動態様を変更することを特徴とする、
画像形成装置の制御方法。
Priority Applications (1)
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JP2016242429A JP2018095428A (ja) | 2016-12-14 | 2016-12-14 | 画像形成装置およびその制御方法 |
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JP2021030517A (ja) * | 2019-08-21 | 2021-03-01 | コニカミノルタ株式会社 | 画像形成装置 |
-
2016
- 2016-12-14 JP JP2016242429A patent/JP2018095428A/ja active Pending
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