JP2018095057A - 車両用雨よけ装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】雨天時に傘を車内に持ち込まないようにして車内の濡れや汚れを防止し、かつ乗降時に乗降者が濡れるのを抑制する。【解決手段】一実施形態に係る車両用雨よけ装置は、車体の屋根に取り付けられる車両用雨よけ装置であって、平面視で前記屋根の上面内に収納される収納位置と、前記車体の側面から外側へ張り出す張出し位置とに平行移動可能に設けられた雨よけ板と、前記雨よけ板の下面に設けられ、前記下面に傘を固定する固定具と、を備える。【選択図】図1
Description
本開示は、車両に設けられる雨よけ装置に関する。
雨天時に自動車を利用するとき、運転者や乗客が濡れた傘を車内に持ち込むため、車内が濡れたり汚れたりする問題が生じる。そこで、車内に専用の傘入れを設け、濡れた傘をそこに収納する対策が講じられているが、一旦は濡れた傘を車内に持ち込むため、車内が濡れてしまうことは避けられない。
また、雨天時に自動車に乗り降りするとき、傘を閉じてから乗車するまでの間、あるいは降車してから傘を開くまでの間に乗降者が濡れてしまうという問題がある。
また、雨天時に自動車に乗り降りするとき、傘を閉じてから乗車するまでの間、あるいは降車してから傘を開くまでの間に乗降者が濡れてしまうという問題がある。
特許文献1には、降雨時にドアの上方に庇を張り出すようにした雨よけ装置が開示されている。特許文献2には、車体の屋根に筒状の収納ケースを取り付け、雨天時に傘をその収納ケースに収納させることが開示されている。また、特許文献2には、雨天時に車体の屋根から雨よけ板を外側へ張り出し、乗降者が濡れないようにすることが開示されている。
特許文献1に開示された雨よけ装置では、傘を車内に持ち込む必要があり、車内が濡れてしまうことは避けられない。
特許文献2に開示された手段では、傘収納ケースが車体の外側に露出しているため、収納ケースが車両が走行中の風圧を受けて車体から脱落したり、傘が収納ケースから脱落するおそれがある。
特許文献2に開示された手段では、傘収納ケースが車体の外側に露出しているため、収納ケースが車両が走行中の風圧を受けて車体から脱落したり、傘が収納ケースから脱落するおそれがある。
少なくとも一実施形態は、雨天時に傘を車内に持ち込まないようにして車内の濡れや汚れを防止し、かつ乗降時に乗降者が濡れるのを抑制することを目的とする。
(1)少なくとも一実施形態に係る車両用雨よけ装置は、車体の屋根に取り付けられる車両用雨よけ装置であって、平面視で前記屋根の上面内に収納される収納位置と、前記車体の側面から外側へ張り出す張出し位置とに平行移動可能に設けられた雨よけ板と、前記雨よけ板の下面に設けられ、前記下面に傘を固定する固定具と、を備える。
本明細書で、「平行移動」とは、雨よけ板の上下面を張出し位置と収納位置とで逆転させずに移動することを意味する。
本明細書で、「平行移動」とは、雨よけ板の上下面を張出し位置と収納位置とで逆転させずに移動することを意味する。
運転者や乗客の乗降時に上記雨よけ板を車体の側面から外側へ張り出し、乗降者は雨よけ板の下で傘を閉じ、閉じた傘を車体の側面から外側へ張り出した雨よけ板の下面に固定すればよい。これによって、乗降者が乗降時に雨に濡れるのを抑制でき、かつ傘を車内に持ち込まずに済むので、車内が濡れたり汚れたりするのを防止できる。
また、雨よけ板が収納位置にあるとき、雨よけ板の下面に固定された傘は屋根と雨よけ板との間に収納されるので、車両の走行中に傘が脱落するおそれはない。また、雨よけ板が収納位置にあるとき、屋根の外観は雨よけ装置がないときとほぼ同じ外観を保つことができる。
また、雨よけ板が収納位置にあるとき、雨よけ板の下面に固定された傘は屋根と雨よけ板との間に収納されるので、車両の走行中に傘が脱落するおそれはない。また、雨よけ板が収納位置にあるとき、屋根の外観は雨よけ装置がないときとほぼ同じ外観を保つことができる。
(2)一実施形態では、前記(1)の構成において、前記雨よけ板を前記収納位置と前記張出し位置とに平行移動を可能にするリンク部を備える。
上記(2)の構成によれば、上記リンク部を備えることで、雨よけ板を収納位置と張出し位置とに円滑に平行移動させることができる。
上記(2)の構成によれば、上記リンク部を備えることで、雨よけ板を収納位置と張出し位置とに円滑に平行移動させることができる。
(3)一実施形態では、前記(1)の構成において、前記雨よけ板を前記収納位置と前記張出し位置とに平行移動させる駆動部を備える。
上記(3)の構成によれば、上記駆動部を備えることで、人力によらず雨よけ板を出し入れできる。
上記(3)の構成によれば、上記駆動部を備えることで、人力によらず雨よけ板を出し入れできる。
(4)一実施形態では、前記(3)の構成において、前記駆動部は、前記雨よけ板を前記張出し位置と前記収納位置とに平行移動を可能にするリンク部と、前記リンク部を駆動する動力部と、を含む。
上記(4)の構成によれば、上記動力部の駆動力で上記リンク部を作動させることで、人力に頼らず雨よけ板を収納位置と張出し位置とに円滑かつ確実に移動させることができる。
上記(4)の構成によれば、上記動力部の駆動力で上記リンク部を作動させることで、人力に頼らず雨よけ板を収納位置と張出し位置とに円滑かつ確実に移動させることができる。
(5)一実施形態では、前記(2)又は(4)の構成において、前記リンク部は、一端が前記屋根の上面に回動可能に取り付けられ、他端が前記雨よけ板の前記下面に回動可能に取り付けられ、互いに並列に配置された2本のリンクバーを含む。
上記(5)の構成によれば、上記2本のリンクバーと雨よけ板と屋根とで平行四辺形のリンク機構を構成するので、雨よけ板を低コストで収納位置と張出し位置とに平行移動できる。また、雨よけ板を張出し位置から収納位置に移動させる際に、雨よけ板と屋根の上面とは常にリンクバーの長さ分の距離を保つので、雨よけ板の下面に固定された傘を車体の屋根に引っ掛けることなく屋根の上面に収納できる。
上記(5)の構成によれば、上記2本のリンクバーと雨よけ板と屋根とで平行四辺形のリンク機構を構成するので、雨よけ板を低コストで収納位置と張出し位置とに平行移動できる。また、雨よけ板を張出し位置から収納位置に移動させる際に、雨よけ板と屋根の上面とは常にリンクバーの長さ分の距離を保つので、雨よけ板の下面に固定された傘を車体の屋根に引っ掛けることなく屋根の上面に収納できる。
(6)一実施形態では、前記(1)〜(5)の何れかの構成において、一対の前記雨よけ板が前記屋根の上面に車幅方向に並列に配置される。
上記(6)の構成によれば、屋根の上面に車幅方向に並列に一対の雨よけ板を設けることで、車体の左右側面からの乗降に対応可能である。
上記(6)の構成によれば、屋根の上面に車幅方向に並列に一対の雨よけ板を設けることで、車体の左右側面からの乗降に対応可能である。
(7)一実施形態では、前記(6)の構成において、前記一対の雨よけ板が前記収納位置にあるとき、前記一対の雨よけ板の互いに対向する端部の少なくともどちらか一方に前記一対の雨よけ板間の隙間を塞ぐシール部材を備える。
上記(7)の構成によれば、上記シール部材を備えることで、一対の雨よけ板間の隙間から雨水が侵入するのを抑制できる。これによって、雨よけ板の下面に固定された傘及び雨よけ板と屋根との間に設けられた部材が雨水に浸かるのを抑制でき、傘を乾燥できると共に、上記部材の腐食や故障等を抑制できる。
上記(7)の構成によれば、上記シール部材を備えることで、一対の雨よけ板間の隙間から雨水が侵入するのを抑制できる。これによって、雨よけ板の下面に固定された傘及び雨よけ板と屋根との間に設けられた部材が雨水に浸かるのを抑制でき、傘を乾燥できると共に、上記部材の腐食や故障等を抑制できる。
(8)一実施形態では、前記(1)〜(7)の何れかの構成において、前記固定具は、前記雨よけ板の下面に固定され前記傘を両側から挟持する一対の固定片と、前記一対の固定片の少なくとも一方を支持する弾性部材と、を含み、前記傘は前記弾性部材の弾性力によって前記一対の固定片から押圧力を付与される。
上記(8)の構成によれば、固定具に固定される傘は上記弾性部材によって固定片を介して押圧力を付与されるので、固定具からの傘の脱落を抑制できる。また、傘を容易に一対の固定具の間に固定できる。
上記(8)の構成によれば、固定具に固定される傘は上記弾性部材によって固定片を介して押圧力を付与されるので、固定具からの傘の脱落を抑制できる。また、傘を容易に一対の固定具の間に固定できる。
(9)一実施形態では、前記(1)〜(8)の何れかの構成において、前記屋根の前記上面に入口開口を有し、、前記屋根と車体下部ボディとに連設されると共に、ピラーの内部に導設され、前記ピラーの下方で前記車体下部ボディの外面に出口開口を有する排水路を備える。
上記(9)の構成によれば、屋根の上面に溜まった雨水を上記排水路を通して車外へ排出できるので、傘が雨水によって濡れた状態になるのを抑制でき、かつ収納位置で濡れた傘を乾燥させることができる。また、雨よけ板と屋根上面との間に設けられる部材が雨水に浸かり、腐食したり故障するのを防止できる。
上記(9)の構成によれば、屋根の上面に溜まった雨水を上記排水路を通して車外へ排出できるので、傘が雨水によって濡れた状態になるのを抑制でき、かつ収納位置で濡れた傘を乾燥させることができる。また、雨よけ板と屋根上面との間に設けられる部材が雨水に浸かり、腐食したり故障するのを防止できる。
幾つかの実施形態によれば、雨天時に傘を車内に持ち込む必要がないので、車内の濡れ及び汚れを防止でき、かつ乗降時に乗降者が濡れるのを抑制できる。また、車両の走行中に傘が車体から脱落するのを防止できる。
以下、添付図面を参照して、本発明の幾つかの実施形態について説明する。ただし、これらの実施形態に記載されている又は図面に示されている構成部品の寸法、材質、形状及びその相対的配置等は、本発明の範囲をこれに限定する趣旨ではなく、単なる説明例にすぎない。
例えば、「ある方向に」、「ある方向に沿って」、「平行」、「直交」、「中心」、「同心」或いは「同軸」等の相対的或いは絶対的な配置を表す表現は、厳密にそのような配置を表すのみならず、公差、若しくは、同じ機能が得られる程度の角度や距離をもって相対的に変位している状態も表すものとする。
例えば、「同一」、「等しい」及び「均質」等の物事が等しい状態であることを表す表現は、厳密に等しい状態を表すのみならず、公差、若しくは、同じ機能が得られる程度の差が存在している状態も表すものとする。
例えば、四角形状や円筒形状等の形状を表す表現は、幾何学的に厳密な意味での四角形状や円筒形状等の形状を表すのみならず、同じ効果が得られる範囲で、凹凸部や面取り部等を含む形状も表すものとする。
一方、一つの構成要素を「備える」、「具える」、「具備する」、「含む」、又は「有する」という表現は、他の構成要素の存在を除外する排他的な表現ではない。
例えば、「ある方向に」、「ある方向に沿って」、「平行」、「直交」、「中心」、「同心」或いは「同軸」等の相対的或いは絶対的な配置を表す表現は、厳密にそのような配置を表すのみならず、公差、若しくは、同じ機能が得られる程度の角度や距離をもって相対的に変位している状態も表すものとする。
例えば、「同一」、「等しい」及び「均質」等の物事が等しい状態であることを表す表現は、厳密に等しい状態を表すのみならず、公差、若しくは、同じ機能が得られる程度の差が存在している状態も表すものとする。
例えば、四角形状や円筒形状等の形状を表す表現は、幾何学的に厳密な意味での四角形状や円筒形状等の形状を表すのみならず、同じ効果が得られる範囲で、凹凸部や面取り部等を含む形状も表すものとする。
一方、一つの構成要素を「備える」、「具える」、「具備する」、「含む」、又は「有する」という表現は、他の構成要素の存在を除外する排他的な表現ではない。
少なくとも一実施形態に係る車両用雨よけ装置10は、図1に示すように、雨よけ板12(12a、12b)が車体50の屋根52に取り付けられ、平面視で屋根52の上面内に収納される収納位置と、車体の側面から外側へ張り出す張出し位置とに平行移動可能に設けられる。固定具14が雨よけ板12の下面に設けられ、固定具14に傘16が固定される。図1において、雨よけ板12(12a)は張出し位置にあり、雨よけ板12(12b)は収納位置にある。
降雨rがある雨天時に、運転者や乗客が乗降する際、乗降者又は車両内にいる者が雨よけ板12を車体の側面から外側へ張り出し、乗降者は雨よけ板12の下で傘16を閉じ、閉じた傘16を雨よけ板12の下面に設けられた固定具14に固定すればよい。
降雨rがある雨天時に、運転者や乗客が乗降する際、乗降者又は車両内にいる者が雨よけ板12を車体の側面から外側へ張り出し、乗降者は雨よけ板12の下で傘16を閉じ、閉じた傘16を雨よけ板12の下面に設けられた固定具14に固定すればよい。
これによって、乗降者が雨に濡れるのを抑制でき、かつ傘16を車内に持ち込まずに済むので、車内が濡れたり汚れたりするのを防止できる。また、雨よけ板12が収納位置にあるとき、雨よけ板12の下面に固定された傘16は屋根52と雨よけ板12との間に収納されるので、車両の走行中に傘16が脱落するのを防止できる。また、雨よけ板12が収納位置にあるとき、屋根52の外観は雨よけ装置10がないときとほぼ同じ外観を保つことができる。
一実施形態では、収納位置にある雨よけ板12と屋根52との間に傘16を収納可能な収納空間Sが形成される。収納空間Sに傘16や固定具14等の部材を収納できる。
一実施形態では、図4に示すように、張出し位置の雨よけ板12の車幅方向の範囲Aは、車体50の側面に設けられたドア54を開けた時の車幅方向の範囲Bを超えない範囲内とする。これによって、雨よけ板12が張出し位置にあるときでも、他の車両のじゃまにならない。
一実施形態では、図4に示すように、張出し位置の雨よけ板12の車幅方向の範囲Aは、車体50の側面に設けられたドア54を開けた時の車幅方向の範囲Bを超えない範囲内とする。これによって、雨よけ板12が張出し位置にあるときでも、他の車両のじゃまにならない。
一実施形態では、図2及び図3に示すように、雨よけ板12を収納位置と張出し位置とに平行移動を可能にするリンク部18を備える。
リンク部18を備えることで、雨よけ板12を収納位置と張出し位置とに円滑に平行移動させることができる。
リンク部18を備えることで、雨よけ板12を収納位置と張出し位置とに円滑に平行移動させることができる。
一実施形態では、図2に示すように、リンク部18と、リンク部18を駆動する動力部20とを備える。
動力部20の駆動力でリンク部18を作動させることで、人力によらず雨よけ板12を収納位置と張出し位置とに円滑かつ確実に移動させることができる。
動力部20の駆動力でリンク部18を作動させることで、人力によらず雨よけ板12を収納位置と張出し位置とに円滑かつ確実に移動させることができる。
一実施形態では、図2及び図3に示すように、リンク部18は2本のリンクバー22、22を備える。2本のリンクバー22、22は互いに並列に配置され、一端が屋根52の上面に回動可能に取り付けられ、他端が雨よけ板12の下面に回動可能に取り付けられる。
リンクバー22、22は、雨よけ板12の下面と屋根52の上面とで平行四辺形のリンク機構を構成する。
リンクバー22、22は、雨よけ板12の下面と屋根52の上面とで平行四辺形のリンク機構を構成する。
上記構成によれば、低コストな構成で雨よけ板12の姿勢を変更することなく収納位置と張出し位置とに平行移動させることができる。
また、雨よけ板12と屋根52との間は常にリンクバー22の長さ分だけの距離が保持されるので、雨よけ板12を張出し位置から収納位置に移動させる際に、雨よけ板12の下面に固定された傘16を車体の屋根に引っ掛けることなく屋根52の上面に収納できる。
また、雨よけ板12と屋根52との間は常にリンクバー22の長さ分だけの距離が保持されるので、雨よけ板12を張出し位置から収納位置に移動させる際に、雨よけ板12の下面に固定された傘16を車体の屋根に引っ掛けることなく屋根52の上面に収納できる。
一実施形態では、図2及び図3に示すように、屋根52の上面に車幅方向に沿って板23が上下方向に立設される。リンクバー22、22の一端は板23に軸22a、22aを介して回動可能に接続され、リンクバー22、22の他端は雨よけ板12の下面に設けられたブラケット24に軸22b、22bを介して回動可能に接続される。
上記構成により簡易かつ低コストに平行四辺形のリンク機構を構成できる。
上記構成により簡易かつ低コストに平行四辺形のリンク機構を構成できる。
一実施形態では、図2に示すように、動力部20は電動モータ又は油圧モータである。これらモータの出力がリンク部18に伝達され、リンク部18を作動させる。
一実施形態では、図2に示すように、上記モータによって回転する円形の回転板25と、一端が回転板25の外周縁に回動可能に結合され、他端が2本のリンクバー22、22の一方に回動可能に結合された動力伝達バー26とを備える。
上記構成において、動力部20によって回転板25が回転し、回転板25が回転することで、2本のリンクバー22、22は軸22a、22aを中心に一定角度搖動し、雨よけ板12を収納位置と張出し位置とに平行移動させる。
一実施形態では、図2に示すように、上記モータによって回転する円形の回転板25と、一端が回転板25の外周縁に回動可能に結合され、他端が2本のリンクバー22、22の一方に回動可能に結合された動力伝達バー26とを備える。
上記構成において、動力部20によって回転板25が回転し、回転板25が回転することで、2本のリンクバー22、22は軸22a、22aを中心に一定角度搖動し、雨よけ板12を収納位置と張出し位置とに平行移動させる。
上記構成によれば、低コストな構成で雨よけ板12を収納位置と張出し位置とに平行移動させることができる。
一実施形態では、上記リンク部18及び動力部20とは別な駆動部を設け、この駆動部によって雨よけ板12を収納位置と張出し位置とに平行移動させてもよい。
一実施形態では、動力部20を設けない。この実施形態では、人力で雨よけ板12を収納位置と張出し位置とに平行移動させる。例えば、雨よけ板12の上面に取っ手(不図示)を取り付け、乗降者が該取っ手を持って雨よけ板12を張出し位置と収納位置とに平行移動させる。
一実施形態では、図1に示すように、一対の雨よけ板12(12a、12b)が屋根52の上面に車幅方向に並列に配置される。
上記構成によれば、車体50の左右側面からの乗降時に雨よけが可能になる。
一実施形態では、傘16が車体前後方向に沿って固定されるように固定具14を取り付ける。これによって、傘16の収納スペースを確保できる。図1では、雨よけ板12(12a、12b)の各々に1個ずつ固定具14を取り付けているが、各雨よけ板12に複数の傘16が固定されるように複数の固定具14を取り付けてもよい。
上記構成によれば、車体50の左右側面からの乗降時に雨よけが可能になる。
一実施形態では、傘16が車体前後方向に沿って固定されるように固定具14を取り付ける。これによって、傘16の収納スペースを確保できる。図1では、雨よけ板12(12a、12b)の各々に1個ずつ固定具14を取り付けているが、各雨よけ板12に複数の傘16が固定されるように複数の固定具14を取り付けてもよい。
一実施形態では、図2及び図3に示すように、一対の雨よけ板12(12a、12b)が収納位置にあるとき、該一対の雨よけ板の互いに対向する端部の少なくともどちらか一方に該一対の雨よけ板間の隙間を塞ぐシール部材28を備える。
シール部材28を備えることで、雨よけ板12と屋根52の上面との間に雨水wが侵入するのを抑制できる。これによって、雨よけ板12の下面に固定された傘16及び雨よけ板12と屋根52との間に設けられた部材が雨水に浸かるのを抑制でき、傘16を乾燥できると共に、上記部材の腐食や故障等を抑制できる。
シール部材28を備えることで、雨よけ板12と屋根52の上面との間に雨水wが侵入するのを抑制できる。これによって、雨よけ板12の下面に固定された傘16及び雨よけ板12と屋根52との間に設けられた部材が雨水に浸かるのを抑制でき、傘16を乾燥できると共に、上記部材の腐食や故障等を抑制できる。
図示した実施形態では、雨よけ板12(12a)の端部に横断面がほぼ円形のシール部材28が取り付けられている。一実施形態では、シール部材28は例えばゴムなどの弾性部材で構成されるとよい。これによって、シール性を向上できる。
一実施形態では、図2及び図3に示すように、固定具14は、雨よけ板12の下面に固定された傘16を両側から挟持する一対の固定片30a及び30bと、一対の固定片30a及び30bの少なくとも一方を支持する弾性部材32と、を有する。傘16は弾性部材32の弾性力によって該一対の固定片から押圧力を付与されて固定される。
上記構成によれば、固定具14に固定される傘16は弾性部材32によって固定片30a及び30bから押圧力を付与されるので、固定具14からの傘16の脱落を抑制できる。また、傘16を容易に固定片30a及び30bの間に挿入できる。
上記構成によれば、固定具14に固定される傘16は弾性部材32によって固定片30a及び30bから押圧力を付与されるので、固定具14からの傘16の脱落を抑制できる。また、傘16を容易に固定片30a及び30bの間に挿入できる。
図示された実施形態では、固定片30bが弾性部材であるコイルバネで支持され、該コイルバネの弾性力が固定片30bを介して傘16に付与され、傘16の保持力を高めている。また、該固定片は、固定片30bと雨よけ板12の下面に固定された支持ブラケット34との間に介装されている。
一実施形態では、図2に示すように、屋根52の上面には、傘16、リンク部18及び動力部20等の収納空間Sを確保するため、凹部が形成される。該凹部が形成される屋根52の両側縁に車体前後方向に沿って車体側面の上端を形成するサイドボディパネル56が設けられる。
一実施形態では、該凹部に溜まる雨水を排出するため、排水路36が設けられる。排水路36は、屋根52の上面に入口開口36aを有し、屋根52と車体下部ボディとに連設され、前側ピラー58の内部に導設される。前側ピラー58の下方で車体50の下部ボディ外面に排水路36の出口開口36bが開口する。
一実施形態では、該凹部に溜まる雨水を排出するため、排水路36が設けられる。排水路36は、屋根52の上面に入口開口36aを有し、屋根52と車体下部ボディとに連設され、前側ピラー58の内部に導設される。前側ピラー58の下方で車体50の下部ボディ外面に排水路36の出口開口36bが開口する。
上記構成によれば、該凹部に溜まった雨水wを排水路36を通して車外へ排出できるので、傘16が雨水wによって濡れた状態になるのを抑制でき、かつ収納位置で濡れた傘16を乾燥させることができる。また、雨よけ板12と屋根上面との間に設けられる部材が雨水に浸かり、腐食したり故障するのを防止できる。
一実施形態では、図2及び図3に示すように、サイドボディパネル56は中空に形成され、屋根52の上面に溜まった雨水wは入口開口36aから一旦サイドボディパネル56の内部中空部に貯留された後、排水路36を通って出口開口36bから車体の外部に排出される。
このように、中空に形成されたサイドボディパネル56及び前側ピラー58の内部に簡易かつ低コストな手段で排水路36を形成できる。
このように、中空に形成されたサイドボディパネル56及び前側ピラー58の内部に簡易かつ低コストな手段で排水路36を形成できる。
一実施形態では、動力部20又は他の構成の駆動部をリモコンスイッチで操作する。あるいは車体の側面に設けられたドア54の内側に動力部20又は他の構成の駆動部を作動させるドアスイッチを設け、このドアスイッチを操作することで雨よけ装置10を作動させるようにしてもよい。
例えば、ドアスイッチを操作して、ドア54の開閉と雨よけ装置10とが決められた順序で順番に動作させるようにしてもよい。
また、一実施形態として、車内に降雨rを検出可能なレインスイッチを設け、このレインスイッチと上記ドアスイッチとの組合せで、自動的に雨よけ装置10を作動させるようにしてもよい。
例えば、ドアスイッチを操作して、ドア54の開閉と雨よけ装置10とが決められた順序で順番に動作させるようにしてもよい。
また、一実施形態として、車内に降雨rを検出可能なレインスイッチを設け、このレインスイッチと上記ドアスイッチとの組合せで、自動的に雨よけ装置10を作動させるようにしてもよい。
幾つかの実施形態によれば、雨天時に傘を車内に持ち込む必要がないので、車内の濡れ及び汚れを防止でき、かつ乗降時に乗降者が濡れるのを抑制できる。また、車両の走行中に傘が車体から脱落するのを防止できる。
10 車両用雨よけ装置
12(12a、12b) 雨よけ板
14 固定具
16 傘
18 リンク部
20 動力部
22 リンクバー
22a、22b 軸
23 板
24 ブラケット
25 回転板
26 動力伝達バー
28 シール部材
30a、30b 固定片
32 弾性部材
34 支持ブラケット
36 排水路
36a 入口開口
36b 出口開口
50 車体
52 屋根
54 ドア
56 サイドボディパネル
58 前側ピラー
S 収納空間
W 雨水
r 雨
12(12a、12b) 雨よけ板
14 固定具
16 傘
18 リンク部
20 動力部
22 リンクバー
22a、22b 軸
23 板
24 ブラケット
25 回転板
26 動力伝達バー
28 シール部材
30a、30b 固定片
32 弾性部材
34 支持ブラケット
36 排水路
36a 入口開口
36b 出口開口
50 車体
52 屋根
54 ドア
56 サイドボディパネル
58 前側ピラー
S 収納空間
W 雨水
r 雨
Claims (9)
- 車体の屋根に取り付けられる車両用雨よけ装置であって、
平面視で前記屋根の上面内に収納される収納位置と、前記車体の側面から外側へ張り出す張出し位置とに平行移動可能に設けられた雨よけ板と、
前記雨よけ板の下面に設けられ、前記下面に傘を固定する固定具と、
を備えることを特徴とする車両用雨よけ装置。 - 前記雨よけ板を前記収納位置と前記張出し位置とに平行移動を可能にするリンク部を備えることを特徴とする請求項1に記載の車両用雨よけ装置。
- 前記雨よけ板を前記収納位置と前記張出し位置とに平行移動させる駆動部を備えることを特徴とする請求項1に記載の車両用雨よけ装置。
- 前記駆動部は、
前記雨よけ板を前記張出し位置と前記収納位置とに平行移動を可能にするリンク部と、
前記リンク部を駆動する動力部と、
を含むことを特徴とする請求項3に記載の車両用雨よけ装置。 - 前記リンク部は、
一端が前記屋根の上面に回動可能に取り付けられ、他端が前記雨よけ板の前記下面に回動可能に取り付けられ、互いに並列に配置された2本のリンクバーを含むことを特徴とする請求項2又は4に記載の車両用雨よけ装置。 - 一対の前記雨よけ板が前記屋根の上面に車幅方向に並列に配置されることを特徴とする請求項1乃至5の何れか一項に記載の車両用雨よけ装置。
- 前記一対の雨よけ板が前記収納位置にあるとき、前記一対の雨よけ板の互いに対向する端部の少なくともどちらか一方に前記一対の雨よけ板間の隙間を塞ぐシール部材を備えることを特徴とする請求項6に記載の車両用雨よけ装置。
- 前記固定具は、
前記雨よけ板の下面に固定され前記傘を両側から挟持する一対の固定片と、
前記一対の固定片の少なくとも一方を支持する弾性部材と、
を含み、
前記傘は前記弾性部材の弾性力によって前記一対の固定片から押圧力を付与されることを特徴とする請求項1乃至7の何れか一項に記載の車両用雨よけ装置。 - 前記屋根の前記上面に入口開口を有し、前記屋根と車体下部ボディとに連設されると共に、ピラーの内部に導設され、前記ピラーの下方で前記車体下部ボディの外面に出口開口を有する排水路を備えることを特徴とする請求項1乃至8の何れか一項に記載の車両用雨よけ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016240840A JP2018095057A (ja) | 2016-12-13 | 2016-12-13 | 車両用雨よけ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2016240840A JP2018095057A (ja) | 2016-12-13 | 2016-12-13 | 車両用雨よけ装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2018095057A true JP2018095057A (ja) | 2018-06-21 |
Family
ID=62632020
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2016240840A Pending JP2018095057A (ja) | 2016-12-13 | 2016-12-13 | 車両用雨よけ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2018095057A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN110978973A (zh) * | 2019-12-30 | 2020-04-10 | 李成铭 | 一种汽车遮雨装置 |
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-
2016
- 2016-12-13 JP JP2016240840A patent/JP2018095057A/ja active Pending
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