JP2018094826A - 画像形成装置、同装置による出力物の受け渡し方法及び受け渡しプログラム - Google Patents

画像形成装置、同装置による出力物の受け渡し方法及び受け渡しプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】印刷ジョブを画像形成装置に送信した要求元ユーザーが移動先へ移動する途中で、画像形成装置と合流して印刷物を入手できる自走式の画像形成装置等を提供する。【解決手段】画像形成装置2は、要求元ユーザーの位置情報を取得し、要求元ユーザーAの識別情報に基づいて要求元ユーザーの移動予定の場所と時間に関する予定情報を取得し、取得された位置情報と予定情報とから、要求元ユーザーが移動予定の場所に移動するまでの移動経路を算出する。一方、移動手段29により自装置がユーザーの移動予定の場所へ移動するまでの移動経路を算出する。そして、算出された要求元ユーザーの移動経路と自装置の移動経路から、要求元ユーザーと自装置との最適な合流地点P1を算出し、算出された合流地点に移動するように移動手段を制御する。【選択図】図4

Description

この発明は、多機能デジタル画像形成装置であるMFP(Multi Function Peripherala)等の画像形成装置、特に移動手段を備えた自走式の画像形成装置、同装置の出力物の受け渡し方法及び受け渡しプログラムに関する。
自走式の画像形成装置により印刷ジョブを実行するとともに、画像形成装置が移動して印刷ジョブの要求元ユーザーに出力物である印刷物を受け渡す技術が提案されている。
例えば、特許文献1には、印刷の要求元が移動した場合に印刷の要求元の移動先を検知して印刷物を提供する画像形成システムとして、印刷の要求元であるカードを所持するユーザーの席まで移動して印刷処理を実行する移動式画像形成装置と、移動式画像形成装置に対する印刷の要求を受け付けるとともに、カードの位置情報を定期的に算出し、算出した位置情報の時間変化に基づいて利用者が移動していないと判定された場合に移動式画像形成装置に、利用者の席まで移動して印刷を実行するよう印刷指示を送信する情報処理サーバとを有するシステムが開示されている。
ところで、印刷ジョブの要求元ユーザーが印刷ジョブを画像形成装置に送信した後、印刷物を受け取って例えば会議室等へ移動し、会議室で印刷物を配布したい場合がある。このような場合、要求元ユーザーが会議室などへ移動途中に、印刷を行った自走式の画像形成装置と合流し、印刷物を入手できれば、ユーザーは印刷物を早期に入手できて便利である。
特開2016−12878号公報
しかしながら、特許文献1に記載の技術は、要求元ユーザーが移動している場合、その移動先を検出し画像形成装置が移動先に移動して印刷を行うものであり、ユーザーが移動した場合、移動先で一定時間制止していることを判断した後、移動先を特定するようになっている。このため、ユーザーが移動途中で画像形成装置と合流し、印刷物を入手することはできない。
この発明はこのような背景に鑑みてなされたものであって、印刷ジョブを画像形成装置に送信した要求元ユーザーが移動先へ移動する途中で、画像形成装置と合流して印刷物を入手することができる自走式の画像形成装置、同装置による出力物の受け渡し方法及び受け渡しプログラムの提供を課題とする。
上記課題は、以下の手段によって解決される。
(1)印刷ジョブの要求元端末から送信された印刷ジョブと要求元ユーザーの識別情報を受信する受信手段と、受信した印刷ジョブを出力する出力手段と、前記要求元ユーザーの位置情報を取得する位置情報取得手段と、前記識別情報に基づいて要求元ユーザーの移動予定の場所と時間に関する予定情報を取得する予定情報取得手段と、前記位置情報取得手段により取得された要求元ユーザーの位置情報と、前記予定情報取得手段により取得された予定情報とから、要求元ユーザーが移動予定の場所に移動するまでの移動経路を算出する第1の算出手段と、移動手段と、前記移動手段により自装置が前記移動予定の場所へ移動するまでの移動経路を算出する第2の算出手段と、前記第1の算出手段により算出された要求元ユーザーの移動経路と、前記第2の算出手段により算出された自装置の移動経路から、要求元ユーザーと自装置との最適な合流地点を算出する第3の算出手段と、前記第3の算出手段により算出された合流地点に移動するように、前記移動手段を制御する移動制御手段と、を備えたことを特徴とする画像形成装置。
(2)前記位置情報取得手段は、センサによって得られた要求元ユーザーの位置情報に基づいて、または要求元端末で測定された要求元端末の位置情報に基づいて、要求元ユーザーの位置情報を取得する前項1に記載の画像形成装置。
(3)前記予定情報取得手段は、要求元ユーザーの識別情報と要求元ユーザーの予定情報を紐付けて管理している管理サーバーから前記予定情報を取得する前項1または2に記載の画像形成装置。
(4)前記第2の算出手段は、要求元ユーザーの予定情報に含まれている移動予定の場所と、自装置の位置情報と、自装置の移動速度とから、自装置の移動経路を算出する前項1〜3のいずれかに記載の画像形成装置。
(5)前記出力手段は、前記合流地点へ移動しながら印刷ジョブの出力を行う前項1〜4のいずれかに記載の画像形成装置。
(6)前記第3の算出手段は、自装置の移動距離が最短になる合流地点を算出する前項1〜5のいずれかに記載の画像形成装置。
(7)前記第3の算出手段は、要求元ユーザーの移動距離が最短になる合流地点を算出する前項1〜5のいずれかに記載の画像形成装置。
(8)印刷ジョブの要求元端末から送信された印刷ジョブと要求元ユーザーの識別情報を受信する受信ステップと、受信した印刷ジョブを出力する出力ステップと、前記要求元ユーザーの位置情報を取得する位置情報取得ステップと、前記識別情報に基づいて要求元ユーザーの移動予定の場所と時間に関する予定情報を取得する予定情報取得ステップと、前記位置情報取得ステップにより取得された要求元ユーザーの位置情報と、前記予定情報取得ステップにより取得された予定情報とから、要求元ユーザーが移動予定の場所に移動するまでの移動経路を算出する第1の算出ステップと、移動手段により自装置が移動予定の場所へ移動するまでの移動経路を算出する第2の算出ステップと、前記第1の算出ステップにより算出された要求元ユーザーの移動経路と、前記第2の算出ステップにより算出された自装置の移動経路から、要求元ユーザーと自装置との最適な合流地点を算出する第3の算出ステップと、前記第3の算出ステップにより算出された合流地点に移動するように、前記移動手段を制御する移動制御ステップと、を画像形成装置が実行することを特徴とする画像形成装置による出力物の受け渡し方法。
(9)印刷ジョブの要求元端末から送信された印刷ジョブと要求元ユーザーの識別情報を受信する受信ステップと、受信した印刷ジョブを出力する出力ステップと、前記要求元ユーザーの位置情報を取得する位置情報取得ステップと、前記識別情報に基づいて要求元ユーザーの移動予定の場所と時間に関する予定情報を取得する予定情報取得ステップと、前記位置情報取得ステップにより取得された要求元ユーザーの位置情報と、前記予定情報取得ステップにより取得された予定情報とから、要求元ユーザーが移動予定の場所に移動するまでの移動経路を算出する第1の算出ステップと、移動手段により自装置が移動予定の場所へ移動するまでの移動経路を算出する第2の算出ステップと、前記第1の算出ステップにより算出された要求元ユーザーの移動経路と、前記第2の算出ステップにより算出された自装置の移動経路から、要求元ユーザーと自装置との最適な合流地点を算出する第3の算出ステップと、前記第3の算出ステップにより算出された合流地点に移動するように、前記移動手段を制御する移動制御ステップと、を画像形成装置のコンピュータに実行させるための出力物の受け渡しプログラム。
前項(1)に記載の発明によれば、画像形成装置は、要求元ユーザーの位置情報を取得し、要求元ユーザーの識別情報に基づいて要求元ユーザーの移動予定の場所と時間に関する予定情報を取得し、取得された位置情報と予定情報とから、要求元ユーザーが移動予定の場所に移動するまでの移動経路を算出する。一方、移動手段により自装置がユーザーの移動予定の場所へ移動するまでの移動経路を算出する。そして、算出された要求元ユーザーの移動経路と自装置の移動経路から、要求元ユーザーと自装置との最適な合流地点を算出し、算出された合流地点に移動するように移動手段を制御する。
従って、印刷ジョブの要求元ユーザーは、移動予定の場所へと移動している途中で画像形成装置と合流し出力物である印刷物を入手することができるから、ユーザーは早期に印刷物を入手することができ、便利である。また、画像形成装置は移動予定の場所まで移動する必要はなくなるから、エネルギー消費量も少なくて済む。
前項(2)に記載の発明によれば、センサによって得られた要求元ユーザーの位置情報に基づいて、または要求元端末で測定された要求元端末の位置情報に基づいて、要求元ユーザーの位置情報を取得することができる。
前項(3)に記載の発明によれば、要求元ユーザーの識別情報と予定情報を紐付けて管理している管理サーバーから、要求元ユーザーの予定情報を取得することができる。
前項(4)に記載の発明によれば、画像形成装置は、要求元ユーザーの予定情報に含まれている移動予定の場所と、自装置の位置情報と、自装置の移動速度とから、自装置の移動経路を算出する。
前項(5)に記載の発明によれば、合流地点へ移動しながら印刷ジョブの出力を行うことができる。
前項(6)に記載の発明によれば、自装置の移動距離が最短になる合流地点で、ユーザーと合流することができる。
前項(7)に記載の発明によれば、要求元ユーザーの移動距離が最短になる合流地点で、ユーザーと合流することができる。
前項(8)に記載の発明によれば、印刷ジョブの要求元ユーザーは、移動予定の場所へと移動している途中で画像形成装置と合流し出力物である印刷物を入手することができるから、ユーザーは早期に印刷物を入手することができ、便利である。また、画像形成装置は移動予定の場所まで移動する必要はなくなるから、エネルギー消費量も少なくて済む。
前項(9)に記載の発明によれば、印刷ジョブの要求元ユーザーが、移動予定の場所へと移動している途中で画像形成装置と合流し出力物である印刷物を入手することができる処理を、画像形成装置のコンピュータに実行させることができる。
この発明の一実施形態に係る画像形成装置が配置されたオフィス室内の平面図である。 画像形成装置の電気的な構成を示すブロック図である。 ユーザーが所有する端末装置の電気的構成を示すブロック図である。 移動先へ移動予定の要求元ユーザーが画像形成装置に印刷ジョブを投入したときのユーザーの動きと画像形成装置の動作を説明するためのフローチャートである。 この発明の他の実施形態を説明するための、図1と同様のオフィス室内の平面図である。
以下、この発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は、この発明の一実施形態に係る画像形成装置が配置されたオフィス室内1の平面図である。
室内1には、ユーザーが業務を行うための机101や端末装置3が設置された執務室111や、複数の会議室112、113などが配置されており、また1台の自走式の画像形成装置2や情報管理サーバー4、さらには複数のカメラ5が配置されている。
図2は、画像形成装置2の電気的な構成を示すブロック図である。この実施形態では、画像形成装置2は、コピー機能、プリンタ機能、スキャン機能、ファクシミリ機能等の複数の機能を有する多機能デジタル複合機であるMFPが用いられている。なお、以下の説明では画像形成装置をMFPともいう。
MFP2は、CPU21と、ROM22と、RAM23と、スキャナ部24と、記憶部25と、プリンタ部26と、操作パネル27と、ネットワークコントローラ(N1C)28と、移動装置29を備えている。
CPU21は、画像処理装置1の全体を統括制御し、コピー機能、プリンタ機能、スキャン機能、ファクシミリ機能等の基本機能を使用可能に制御する。また、GPS機能等により自装置の位置情報を取得すると共に、移動予定場所へ移動する予定のあるユーザーから端末装置3等を介して印刷ジョブが投入されたときは、ユーザーの移動予定場所への移動経路や時間を算出し、さらに自装置の移動経路をも算出し、ユーザーとの合流地点を算出し、合流地点へと移動する等の制御を実行するが、詳細な説明は後述する。
ROM22は、CPU21の動作プログラム等を格納するメモリであり、RAM23は、CPU21が動作プログラムに基づいて動作する際の作業領域を提供するメモリである。
スキャナ部24は、原稿台(図示せず)に置かれた原稿の画像を光学的手法により読み取ることにより当該紙情報をデジタル化し、デジタル化された情報に対して画像フォーマット変換を施すことにより、JPEG(Joint Photographic Experts Group)、TIFF(tag image file format)、PDF(Portable Document Format)等の所定の形式による画像データを生成する読み取り手段である。
記憶部25は、例えばハードディスクドライブ(HDD)などの不揮発性の記憶デバイスにより構成されており、スキャナ部24において生成された画像データや外部から受信したデータ等の各種のデータを保存しておく機能である。
プリンタ部26は、前記スキャナ部24で生成された画像データやユーザーの端末装置3からのプリントデータ等を、指示されたモードに従って印刷するものである。
操作パネル27は、各種入力操作等のために使用されるものであり、メッセージや操作画面等を表示するタッチパネル式液晶等からなる表示部271と、テンキー、スタートキー、ストップキー等を備えたキー入力部272を備えている。
ネットワークコントローラ28は、ネットワーク上の他の画像形成装置や、ユーザーの端末装置3、情報管理サーバー4等との間での通信を制御することにより、データの送受信を行うものである。
移動装置29は、モーターや車輪等の移動機構を備え、MFP2を所定の位置へと移動させるものである。
図3は、ユーザーが所有する端末装置3の電気的構成を示すブロック図である。
端末装置3はパーソナルコンピュータからなり、ネットワークを介してMFP2と通信が可能となっている。端末装置3は図3に示すように、CPU31、ROM32、RAM33、記憶部34、表示装置35、入力装置36、ネットワークインターフェース部(ネットワークI/F部)37等を備え、システムバス38を介して互いに接続されている。
CPU31は、ROM32や記憶部34等に保存されているプログラムを実行することにより、端末装置3の全体を統括的に制御し、ユーザー操作に基づいて印刷ジョブを生成してMFP2に送信したり、GPS機能により自身の位置情報を取得してMFP2に送信する等の制御を実行するが、詳細な説明は後述する。
ROM32は、CPU31が実行するためのプログラムやその他のデータを保存する記憶媒体である。
RAM33は、CPU31が動作用プログラムに従って動作する際の作業領域を提供する記憶媒体である。
記憶部34は、ハードディスク等の記憶媒体からなり、CPU31が動作を実行するためのアプリケーションプログラム等の他に、印刷装置2を管理するための管理データが登録されている。
表示装置35は、CRTや液晶表示装置等からなり、各種のメッセージ及びユーザーに対する入力受付画面、選択画面等を表示する。
入力装置36は、ユーザによる入力操作に用いられるもので、キーボードやマウス等からなる。
ネットワークインターフェース部37は、MFP2との間で、ネットワークを介してデータの送受信を行う通信手段として機能する。
情報管理サーバー4もパーソナルコンピュータからなり、端末装置3と同じ構成を有している。情報管理サーバーには、その記憶部に、各ユーザーの識別情報(ユーザーID)と各ユーザーの予定情報とが紐付けられて保存管理されている。ユーザーの予定情報には、ユーザーの移動予定場所や移動時刻等に関する情報が含まれる。
カメラ5は、画面に撮影されたユーザーの位置を撮影画像から解析し、得られた位置情報をネットワークを介してMFP2に送信する。各カメラ5は室内1を部分的に撮影するが、全てのカメラ5を合わせて室内の全体を撮影できるように、室内1の適当な箇所に分散して配置されている。
次に、移動先へ移動予定の要求元ユーザーがMFP1に印刷ジョブを投入したときのユーザーの動きとMFP2の動作を、図4のフローチャートを参照して説明する。なお、図4のフローチャートにおいて、MFP2の動作はMFP2のCPU21がROM22等に格納された動作プログラムに従って動作することにより実行される。
図1の室内配置図に示すように、室内1の角部に席のあるユーザーAが端末装置(ユーザー端末)3に印刷を指示する(ステップS11)。この実施形態では、ユーザーAは印刷ジョブの投入後に会議室102へ移動する予定があるものとし、移動場所とその時間(移動時刻)に関する予定情報が予め情報管理サーバー4に保存されている。
ユーザーによる印刷の指示に基づいて、端末装置3はユーザーの識別情報(端にユーザー情報ともいう)と、端末装置3の位置情報つまりユーザーAの位置情報と、ジョブデータを含む印刷ジョブをMFP2に送信する(ステップS21)。MFP2が複数存在する場合は、ユーザーAが利用したいMFP2を端末装置3を介して指定すれば良い。
MFP2のCPU21は、印刷ジョブを受信したのち、印刷ジョブに含まれるユーザー情報を情報管理サーバー4に送信し(ステップS31)、ユーザー情報と紐付けて情報管理サーバー4で管理されている対応ユーザーの直近の予定情報を、情報管理サーバー4から取得する(ステップS32)。
なお、ユーザーAの位置情報は、端末装置3から取得した位置情報ではなく、カメラ5によって検出されたユーザーAの位置情報によって取得されても良い。あるいはユーザー所有するカード等をセンサで検出して位置情報を取得してもよく、ユーザーAの位置情報の取得方法は限定されない。
MFP2は、取得した予定情報と、印刷ジョブに含まれていたユーザーの位置情報と、自身の位置情報とから、ユーザーとの合流地点を算出する(ステップS33)。合流地点の算出は具体的には次のようにして行われる。
即ち、MFP2は、ユーザーAの位置情報とユーザーAの移動予定の場所(会議室102)とから、ユーザーAが会議室102に移動するまでの移動経路を算出する。MFP2は室内の通路や会議室102等の配置に関する情報を保持しており、ユーザーAが会議室102に移動するまでの移動経路を容易に算出できる。図1に示すように、ユーザーAの位置から会議室102まで、矢印D1及びD3で示すような移動経路を算出し、さらにユーザーA位置から室内1のコーナー部P1までに矢印D2で示すような別の移動経路を算出したものとする。
一方、MFP2は自身の現在の位置情報と、ユーザーAの予定情報に含まれる移動予定の場所である会議室102の情報から会議室102まで自身が移動する移動経路を算出する。この例では、矢印D4及びD3で示すような移動経路が算出される。この際、自身の移動速度を考慮し、ユーザーAが会議室Aへ移動する時刻において、ユーザーAと合流できる見込みのない移動経路は除外する。
そして、算出したユーザーAの移動経路とMFP2自身の移動経路とから、合流地点を算出する。この例では、室内1のコーナー部P1が合流地点として算出される。なお、出力完了以降のタイミングで、ユーザ−Aと合流できるように合流地点を算出するのが望ましい。
次いでMFP2は、算出した合流地点P1で印刷物を受け取るか、MFP1の現在の位置まで取りに来るか、移動先の会議室102で受け取るか、を端末装置3に提示する(ステップS34)。端末装置3は提示された内容を表示装置35に表示し、ユーザーに選択させる。
ユーザーが例えば合流地点P1で印刷物を受け取ることを選択すると(ステップS12)、その旨がMFP2に送信される(ステップS22)。
MFP2は、合流地点P1までに要する自身の移動時間と、ユーザーの予定情報に含まれるユーザーの移動時刻の情報とに基づいて、ユーザーAが合流地点P1に到来するのに間に合うように、自身の移動開始の予定時刻を算出し、予定時刻が到来したかどうかを判断する(ステップS35)。到来していなければ(ステップS35でNO)、到来するまで待つ。到来すると(ステップS35でYES)、移動装置29を介して合流地点へと移動を開始する(ステップS36)。そして、移動しながら印刷を開始する(ステップS37)。なお、印刷完了以降のタイミングでユーザーAと合流するように、出力を調整しながら移動する。印刷を完了したのち(ステップS38)、合流地点P1へ到着する。ユーザーは合流地点P1においてMFP2で印刷された印刷物(出力物)を受け取る。
なお、ステップS12で、ユーザーAがMFP1の現在の位置まで取りに来ることを選択した場合は、MFP2は移動することなく静止したままである。ユーザーAが移動先の会議室102で受け取ることを選択した場合は、MFP1はユーザーAが会議室102に到着するのに間に合うように移動開始時間を調整し、印刷を実行しながら会議室102まで移動する。
このように、印刷ジョブの要求元ユーザーAは、移動予定場所である会議室102へと移動している途中でMFP2と合流し出力物である印刷物を入手することができるから、ユーザーは早期に印刷物を入手することができ、便利である。また、MFP2は移動予定の会議室102まで移動する必要はなくなるから、エネルギー消費量も少なくて済む。
なお、ユーザーAによって印刷完了時刻が指示された場合には、完了時刻にあわせて予定情報を参照して、完了時刻に最適の合流経路と移動開始時間等を算出する。
また、情報管理サーバー4に保存されている予定情報に添付された文書の印刷をユーザーAが指定した場合、MFP2はその予定情報に基づき、合流地点と移動開始時間等を算出すれば良い。また、移動経路が複数算出された場合には、ユーザーAに近い合流地点を算出したり、複数の移動経路を端末装置2に表示してユーザーに選択させても良い。また、ユーザーAによって予め移動経路が指定されている場合はその移動経路を算出された移動経路として使用すれば良い。
なお、合流地点の算出時に、ユーザ−Aと合流できる地点が移動経路上に存在しない場合もあり得る。その場合は、MFP2は移動先である会議室102で合流できるように移動し、合流するまでに印刷を完了する。
また、合流地点においてユーザ−Aと合流するまでに印刷が完了しない場合等には、MFP2の移動速度を調整しても良い。
また、先に印刷ジョブを投入したユーザーとの合流地点へ移動中に、他のユーザーの印刷ジョブを受けたとき、他のユーザーの印刷ジョブを割り込んで処理し他のユーザーとの合流を先に行っても、先のユーザーとの合流、受け渡しに支障がなければ、他のユーザーのジョブを先に印刷して他のユーザーと先に合流しても良い。
また、MFP2が室内1に複数台設置され、これらが1つのグループを形成している場合、ユーザ−Aがそのグループを指定し印刷を要求すると、グループに属する複数のMFP2のうち最短で合流できるMFP2が、印刷を行いながら合流地点に合流する構成としても良い。この場合、最短で合流できるMFP2が他のユーザーの印刷を行っている場合は、次に近くジョブを行っていないMFP2が合流すれば良い。また、大量の印刷ジョブの場合は、複数のMFP2で分割して印刷を行い、それぞれが合流地点を算出し合流地点に移動しても良い。
また、例えば10部印刷し、1部は事前確認場所である別の会議室103でユーザーAが確認するような場合には、会議室103を合流地点として該会議室103で1部のみを渡し、残りは最終移動場所である会議室102へと移動して該会議室102で渡す構成としても良い。
ところで、図5に示すように、MFP1が算出したユーザーAとの合流地点がP1及びP2の2個存在する場合、いずれの合流地点にするかの決定方法として、この実施形態では次のような方法を採用している。
まず第1の方法として、MFP2の移動距離が最小となる合流地点P1を採用する。これによって、MFP2が定位置に不在となる時間を短くできる。また、移動装置がバッテリー駆動式であるMFP2の場合は、移動距離が最小となることでバッテリー消費を少なくできる。
第2の方法として、ユーザーAができるだけ早く印刷物を入手できるように、ユーザーAの移動開始位置に最も近い合流地点P2を採用する。
いずれを採用するかは予め優先度を設定しておき、この優先度に従いMFP2が決定すれば良い。
また、端末装置2に複数の合流地点P1、P2を提示し、ユーザ−Aに選択させることにより決定しても良い。
1 室内
2 画像形成装置
21 CPU
22 ROM
23 RAM
24 スキャナ部
25 記憶部
26 プリンタ部
27 操作パネル
28 ネットワークコントローラ
29 移動装置
3 端末装置
4 情報管理サーバー
5 カメラ
102、103 会議室
P1、P2 合流地点

Claims (9)

  1. 印刷ジョブの要求元端末から送信された印刷ジョブと要求元ユーザーの識別情報を受信する受信手段と、
    受信した印刷ジョブを出力する出力手段と、
    前記要求元ユーザーの位置情報を取得する位置情報取得手段と、
    前記識別情報に基づいて要求元ユーザーの移動予定の場所と時間に関する予定情報を取得する予定情報取得手段と、
    前記位置情報取得手段により取得された要求元ユーザーの位置情報と、前記予定情報取得手段により取得された予定情報とから、要求元ユーザーが移動予定の場所に移動するまでの移動経路を算出する第1の算出手段と、
    移動手段と、
    前記移動手段により自装置が前記移動予定の場所へ移動するまでの移動経路を算出する第2の算出手段と、
    前記第1の算出手段により算出された要求元ユーザーの移動経路と、前記第2の算出手段により算出された自装置の移動経路から、要求元ユーザーと自装置との最適な合流地点を算出する第3の算出手段と、
    前記第3の算出手段により算出された合流地点に移動するように、前記移動手段を制御する移動制御手段と、
    を備えたことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記位置情報取得手段は、センサによって得られた要求元ユーザーの位置情報に基づいて、または要求元端末で測定された要求元端末の位置情報に基づいて、要求元ユーザーの位置情報を取得する請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記予定情報取得手段は、要求元ユーザーの識別情報と要求元ユーザーの予定情報を紐付けて管理している管理サーバーから前記予定情報を取得する請求項1または2に記載の画像形成装置。
  4. 前記第2の算出手段は、要求元ユーザーの予定情報に含まれている移動予定の場所と、自装置の位置情報と、自装置の移動速度とから、自装置の移動経路を算出する請求項1〜3のいずれかに記載の画像形成装置。
  5. 前記出力手段は、前記合流地点へ移動しながら印刷ジョブの出力を行う請求項1〜4のいずれかに記載の画像形成装置。
  6. 前記第3の算出手段は、自装置の移動距離が最短になる合流地点を算出する請求項1〜5のいずれかに記載の画像形成装置。
  7. 前記第3の算出手段は、要求元ユーザーの移動距離が最短になる合流地点を算出する請求項1〜5のいずれかに記載の画像形成装置。
  8. 印刷ジョブの要求元端末から送信された印刷ジョブと要求元ユーザーの識別情報を受信する受信ステップと、
    受信した印刷ジョブを出力する出力ステップと、
    前記要求元ユーザーの位置情報を取得する位置情報取得ステップと、
    前記識別情報に基づいて要求元ユーザーの移動予定の場所と時間に関する予定情報を取得する予定情報取得ステップと、
    前記位置情報取得ステップにより取得された要求元ユーザーの位置情報と、前記予定情報取得ステップにより取得された予定情報とから、要求元ユーザーが移動予定の場所に移動するまでの移動経路を算出する第1の算出ステップと、
    移動手段により自装置が移動予定の場所へ移動するまでの移動経路を算出する第2の算出ステップと、
    前記第1の算出ステップにより算出された要求元ユーザーの移動経路と、前記第2の算出ステップにより算出された自装置の移動経路から、要求元ユーザーと自装置との最適な合流地点を算出する第3の算出ステップと、
    前記第3の算出ステップにより算出された合流地点に移動するように、前記移動手段を制御する移動制御ステップと、
    を画像形成装置が実行することを特徴とする画像形成装置による出力物の受け渡し方法。
  9. 印刷ジョブの要求元端末から送信された印刷ジョブと要求元ユーザーの識別情報を受信する受信ステップと、
    受信した印刷ジョブを出力する出力ステップと、
    前記要求元ユーザーの位置情報を取得する位置情報取得ステップと、
    前記識別情報に基づいて要求元ユーザーの移動予定の場所と時間に関する予定情報を取得する予定情報取得ステップと、
    前記位置情報取得ステップにより取得された要求元ユーザーの位置情報と、前記予定情報取得ステップにより取得された予定情報とから、要求元ユーザーが移動予定の場所に移動するまでの移動経路を算出する第1の算出ステップと、
    移動手段により自装置が移動予定の場所へ移動するまでの移動経路を算出する第2の算出ステップと、
    前記第1の算出ステップにより算出された要求元ユーザーの移動経路と、前記第2の算出ステップにより算出された自装置の移動経路から、要求元ユーザーと自装置との最適な合流地点を算出する第3の算出ステップと、
    前記第3の算出ステップにより算出された合流地点に移動するように、前記移動手段を制御する移動制御ステップと、
    を画像形成装置のコンピュータに実行させるための出力物の受け渡しプログラム。
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