JP2018093832A - コンバイン - Google Patents

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西崎  宏
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Toshiro Nagai
敏郎 長井
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Mikiya Shirakata
幹也 白方
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Yuya Taguchi
裕也 田口
寛之 森本
Hiroyuki Morimoto
寛之 森本
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Yukinobu Kunimatsu
幸信 國松
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啓一郎 近藤
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Abstract

【課題】ファンによって吸引された外気によってラジエータを効率良く冷却できるコンバインを提供する。【解決手段】エンジン(E)の外側にラジエータ(20)を設け、エンジン(E)とラジエータ(20)の間に、正回転状態で外気をエンジンルーム(6)内に吸引し、逆回転状態ではエンジンルーム(6)の内気を外部に排出するファン(10)を設け、ラジエータ(20)の外側上部に、作動オイルを冷却するオイルクーラ(21)を設け、オイルクーラ(21)の外側下部には、エンジン(E)に供給される燃焼空気を冷却するインタークーラ(22)を設け、オイルクーラ(21)の外側におけるインタークーラ(22)の前側の部位に、エンジン(E)に供給される燃料を冷却する燃料クーラ(23)を設け、インタークーラ(22)の後端部をオイルクーラ(21)の後端部よりも前側に配置し、燃料クーラ(23)の前端部をオイルクーラ(21)の前端部よりも後側に配置した。【選択図】図3

Description

本発明は、エンジンルームを備えたコンバインに関するものである。
従来のコンバインでは、エンジンルームのラジエータの右側上部に、作動オイルを冷却するオイルクーラを設け、オイルクーラの右側下部の前側に燃焼空気を冷却するインタークーラを設け、オイルクーラの右側下部の後側に燃料を冷却する燃料クーラを設ける技術が知られている。(特許文献1)
特開2010―285902号公報
しかし、特許文献1の技術のように、オイルクーラの前側にインタークーラの前部を延在させ、オイルクーラの後側にオイルクーラの後部を延在させた場合、インタークーラの前部とオイルクーラの後部によってファンによって吸引された外気の送風が妨害されて、外気が直接的に当たるラジエータの面積が減少してラジエータの冷却効果が低下する問題がある。
そこで、本発明の主たる課題は、ファンによって吸引された外気によってラジエータを効率良く冷却できるコンバインを提供することにある。
上記課題を解決した本発明は次のとおりである。
すなわち、請求項1記載の発明は、操縦部(5)の下部にエンジン(E)を内装するエンジンルーム(6)を備えたコンバインであって、
前記エンジン(E)の外側にラジエータ(20)を設け、前記エンジン(E)とラジエータ(20)の間に、正回転状態で外気を前記エンジンルーム(6)内に吸引し、逆回転状態では前記エンジンルーム(6)の内気を外部に排出するファン(10)を設け、前記ラジエータ(20)の外側上部に、作動オイルを冷却するオイルクーラ(21)を設け、前記オイルクーラ(21)の外側下部には、前記エンジン(E)に供給される燃焼空気を冷却するインタークーラ(22)を設け、前記オイルクーラ(21)の外側における前記インタークーラ(22)の前側の部位に、前記エンジン(E)に供給される燃料を冷却する燃料クーラ(23)を設け、前記インタークーラ(22)の後端部をオイルクーラ(21)の後端部よりも前側に配置し、前記燃料クーラ(23)の前端部をオイルクーラ(21)の前端部よりも後側に配置したことを特徴とするコンバインである。
請求項2記載の発明は、前記オイルクーラ(21)の後端部をラジエータ(20)の後端部よりも前側に配置し、前記オイルクーラ(21)の前端部をラジエータ(20)の前端部よりも後側に配置した請求項1記載のコンバインである。
請求項3記載の発明は、前記エンジン(E)の出力軸とファン(10)の回転軸の間の伝動経路に、前記エンジン(E)の出力回転方向を逆方向に変換してファン(10)の回転軸に伝達するギヤボックス(13)を設け、前記ファン(10)の回転軸の軸心方向視においてファン(10)の回転軌跡の前側下部に、前記ギヤボックス(13)を配置した請求項1又は2記載のコンバインである。
請求項1記載の発明によれば、エンジン(E)の外側にラジエータ(20)を設け、エンジン(E)とラジエータ(20)の間に、正回転状態で外気をエンジンルーム(6)内に吸引し、逆回転状態ではエンジンルーム(6)の内気を外部に排出するファン(10)を設け、ラジエータ(20)の外側上部に、作動オイルを冷却するオイルクーラ(21)を設け、オイルクーラ(21)の外側下部には、エンジン(E)に供給される燃焼空気を冷却するインタークーラ(22)を設け、オイルクーラ(21)の外側におけるインタークーラ(22)の前側の部位に、エンジン(E)に供給される燃料を冷却する燃料クーラ(23)を設け、インタークーラ(22)の後端部をオイルクーラ(21)の後端部よりも前側に配置し、燃料クーラ(23)の前端部をオイルクーラ(21)の前端部よりも後側に配置したので、ファン(10)の正回転によって吸引された外気が、インタークーラ(22)の後部と燃料クーラ(23)の前部に衝突せず、ラジエータ(20)の前部に向かって送風されてラジエータ(20)を効率良く冷却することができる。
請求項2記載の発明によれば、請求項1記載の発明による効果に加えて、オイルクーラ(21)の後端部をラジエータ(20)の後端部よりも前側に配置し、オイルクーラ(21)の前端部をラジエータ(20)の前端部よりも後側に配置したので、ファン(10)によって吸引された外気が、ラジエータ(20)の後部に向かって送風されてラジエータ(20)をより効率良く冷却することができる。
請求項3記載の発明によれば、請求項1又は2記載の発明による効果に加えて、エンジン(E)の出力軸とファン(10)の回転軸の間の伝動経路に、エンジン(E)の出力回転方向を逆方向に変換してファン(10)の回転軸に伝達するギヤボックス(13)を設け、ファン(10)の回転軸の軸心方向視においてファン(10)の回転軌跡の前側下部に、ギヤボックス(13)を配置したので、ファン(10)によって吸引された外気が、ギヤボックス(13)に衝突せず、エンジン(E)に向かって送風されてエンジン(E)を効率良く冷却することができる。
コンバインの左側面図である。 コンバインの平面図である。 エンジンルームに設けられたオイルクーラと、インタークーラと、燃料クーラを示した(a)は右側面図、(b)は正面図である。 エンジンに装着されたEGRクーラとジェネレータを示した(a)は右側面図、(b)は正面図である。 ギヤケースを示した(a)は右側面図、(b)は正面図である。 ファン回転を切換えるモータを示した(a)は右側面図、(b)は正面図である。 エンジンルームに設けられたエアクリーナ用のホースとインタークーラ用のホースを示した(a)は背面図、(b)は右側面図である。 エンジンルームに設けられたエアクリーナ用のホースとインタークーラ用のホースを示した平面図である。 エンジンの伝動図である。 走行装置の(a)は水平姿勢、(b)は後下がり姿勢の左側面図である。 ロワーアームとピッチングフレーの平面図である。 他のロワーアームを有する走行装置の左側面図である クローラガイドの(a)は成型後の状態、(b)はA―A断面、(c)は成型前の状態の左側面図である。
本発明について図面を参照しつつ説明する。なお、操縦者から見て、前方を前側、後方を後側、右手側を右側、左手側を左側として便宜的に方向を示して説明する。
図1,2に示すように、コンバインは、機体フレーム1の下側に土壌面を走行する左右一対のクローラからなる走行装置2が設けられ、機体フレーム1の前側に圃場の穀稈を刈取る刈取装置3が設けられ、刈取装置3の後方左側部に刈取られた穀稈を脱穀・選別処理する脱穀装置4が設けられ、刈取装置3の後方右側部に操縦者が搭乗する操縦部5が設けられている。
操縦部5の下側にはエンジンEを搭載するエンジンルーム6が設けられ、操縦部5の後側には脱穀・選別処理された穀粒を貯留するグレンタンク7が設けられ、グレンタンク7の後側に穀粒を外部に排出する上下方向に延在する縦排出オーガと前後方向に延在する横排出オーガからなる排出オーガ8が設けられている。
図7に示すように、エンジンルーム6の内側にはエンジンEが設けられ、エンジンEの外側(外気が吸入される上流側)には、所定の間隔を隔ててラジエータ20が設けられ、エンジンEとラジエータ20の間には正回転・逆回転駆動するファン10が設けられている。
ラジエータ20の外側には、オイルクーラ21が設けられている。オイルクーラ21は、走行装置2のトランスミッション等を駆動するオイルを冷却する上側オイルクーラ21Aと、刈取装置3の昇降シリンダ等を駆動するオイルを冷却する下側オイルクーラ21Bからなり、上側オイルクーラ21Aと下側オイルクーラ21Bは別体に形成されている。
オイルクーラ21の外側には、エンジンEに供給される燃焼空気を冷却するインタークーラ22と、燃料クーラ23に供給される軽油を冷却する燃料クーラ23が設けられている。これにより、燃焼空気の膨張率を高め、軽油の燃料密度を下げてエンジンEの出力回転を高めることができる。
図3に示すように、燃料クーラ23は、右側面視において上側オイルクーラ21Aの前端部とインタークーラ22の前端部の間に長手方向の上下方向に沿って設けられ、燃料クーラ23の下部は、上側オイルクーラ21Aの下端部よりも下側に延在して設けられている。これにより、ファン10によってエンジンルーム6の外側カバー6Aに形成された濾過体から吸入された外気が直接的にラジエータ20に向かって送風されてラジエータ20を効率良く冷却することができる。また、ファン10によって吸入された外気が直接的にインタークーラ22に向かって送風されてインタークーラ22を効率良く冷却することができる。
下側オイルクーラ21Bは、右側面視においてインタークーラ22の内側に設けている。また、稼働時にラジエータ20とインタークーラ22は、オイルクーラ21と燃料クーラ23よりも高温になる。
図4に示すように、エンジンEの前部には、インタークーラ22からエンジンEに供給される空気にエンジンEから排出された排気ガスの一部を再循環させる排気ガス再循環装置25が設けられ、排気ガス再循環装置25の右側には、電気を発電するジェネレータ26が設けられている。
排気ガス再循環装置25は、右側面視においてインタークーラ22の前端部よりも前側に設けられ、排気ガス再循環装置25の下部は、右側面視において上側オイルクーラ21Aの下端部よりも下側に延在して設けられている。これにより、稼働時に高温になったインタークーラ22により加熱された空気にさらされるのを防止して排気ガス再循環装置25の性能を維持することができる。また、排気ガス再循環装置25は、右側面視においてラジエータ20の左部とファン10の外周部を覆うシュラウド11に形成された円形状の送風ガイド12の内周部に設けられている。これにより、ファン10によって吸入された外気が直接的に排気ガス再循環装置25に向かって送風されて排気ガス再循環装置25を効率良く冷却することができる。
ジェネレータ26は、右側面視においてインタークーラ22の前端部よりも前側に設けられ、ジェネレータ26の前部は、右側面視において上側オイルクーラ21Aの前端部よりも前側に延在して設けられている。これにより、稼働時に高温になったインタークーラ22により加熱された空気にさらされるのを防止してジェネレータ26の性能を維持することができる。また、ジェネレータ26は、右側面視において送風ガイド12の内周部に設けられている。これにより、ファン10によって吸入された外気が直接的にジェネレータ26に向かって送風されてジェネレータ26を効率良く冷却することができる。
図5に示すように、エンジンEの下部の右側前部には、ファン10の回転方向を切換えるギヤボックス13が設けられている。ギヤボックス13は、右側面視においてインタークーラ22の前端部よりも前側で、ファン10の外周部よりも前側下部に設けられている。これにより、稼働時に高温になったインタークーラ22により加熱された空気にさらされるのを防止し、ギヤボックス13のシール部材の劣化を抑制してオイルの吹出しを防止することができ、また、ファン10によって吸引された外気をエンジンEに向かって効率良く送風することができる。
図6に示すように、シュラウド11の左面から右側に延在して設けられたステー14の下部には、テンションアーム17,18を駆動するモータ15が設けられている。モータ15は、右側面視において上側オイルクーラ21Aの前端部よりも前側に設けられている。これにより、ファン10によって吸入された外気が直接的にモータ15に向かって送風されてモータ15を効率良く冷却することができる。
図7,8に示すように、脱穀装置4の上壁の前側右部には、エンジンEに供給される空気中に浮遊した不純物を除去するエアクリーナ30が設けられている。エアクリーナ30の排気口とエンジンEの上部に設けられたマニホールド32の吸気口は、ホース31で接続されている。エアクリーナ30の排気口に一端が接続されたホース31は、エンジンルーム6の左壁6Bを貫通してエンジンルーム6の上部の電装室6Cに延在した後に、エンジンルーム6の仕切り壁6Dを貫通してエンジンEの上側に延在する。また、その後、ホース31は、仕切り壁6Dの下部に沿って前側に延在して、他端がマニホールド32の吸気口に接続されている。これにより、エンジンEのメンテナンス時に、ホース31のメンテナンスや交換を容易に行うことができる。
マニホールド32の排気口とインタークーラ22の吸気口は、ホース34で接続されている。マニホールド32の排気口に一端が接続されたホース34は、仕切り壁6Dの下部に沿って、仕切り壁6Dの下部に近接した状態で左側に延在して、他端がマニホールド32の吸気口に接続されている。また、インタークーラ22の排気口とエンジンEの吸気口は、ホース36で接続されている。インタークーラ22の排気口に一端が接続されたホース36は、仕切り壁6Dの上部に沿って左側に延在した後に、左壁6Bを貫通してエンジンEの上側に延在する。また、その後、ホース36は、下側に向かって延在して、他端がエンジンEの吸気口に接続されている。これにより、インタークーラ22によって冷却された空気がエンジンEによって加熱されるのを防止することができる。
次に、エンジンEの出力回転をファン10に伝動する伝動図について説明する。図9に示すように、エンジンEの出力回転は、エンジンEの出力軸に支持されたプーリ40と、ギヤボックス13の入力軸に支持されたプーリ41と、プーリ40とプーリ41に巻回されたベルト42を介してギヤボックス13の入力軸に伝動される。なお、ベルト42には、ベルト42のテンションを緊張又は弛緩するテンションアーム42Aが設けられている。
ギヤボックス13の入力軸の回転は、ギヤボックス13の入力軸に支持されたプーリ43と、ファン10の回転軸に支持されたプーリ44と、プーリ43とプーリ44に巻回されたベルト45を介してファン10の回転軸に伝動される。これにより、ファン10は、正面からの回転軸視で時計方向に回転して、外気をエンジンルーム6内に吸引することができる。
また、ギヤボックス13の入力軸の回転は、ギヤボックス13の入力軸に支持されたギヤ46と、ギヤボックス13の出力軸に支持されたギヤ47を介してギヤボックス13の出力軸に伝動される。
ギヤボックス13の出力軸の回転は、ギヤボックス13の出力軸に支持されたプーリ48と、ファン10の回転軸に支持されたプーリ49と、プーリ48とプーリ49に巻回されたベルト50を介してファン10の回転軸に伝動される。これにより、ファン10は、正面からの回転軸視で反時計方向に回転して、エンジンルーム10内の加熱された内気をエンジンルーム6の外側に排出することができる。また、この際には、外側カバー6Aの濾過体に付着した藁屑等も除去することができる。
ベルト45には、ベルト45のテンションを緊張又は弛緩するテンションアーム17が設けられ、ベルト50には、ベルト50のテンションを緊張又は弛緩するテンションアーム18が設けられ、テンションアーム17とテンションアーム18は、一つのモータ15によって切換え操作されている。すなわち、モータ15によってテンションアーム17がベルト45のテンションを緊張させる場合は、テンションアーム18がベルト50のテンションを弛緩させて、ファン10の回転軸には、ギヤボックス13の入力軸の回転が伝動されて、ファン10が時計方向に回転する。一方、モータ15によってテンションアーム17がベルト45のテンションを弛緩させる場合には、テンションアーム18がベルト50のテンションを緊張させて、ファン10の回転軸には、ギヤボックス13の出力軸の回転が伝動されて、ファン10が反時計方向に回転する。これにより、一つのファン10で外気の吸引と内気の排出を行い、また、一つのモータ15でテンションアーム17とテンションアーム18を操作するので、エンジンルーム6内に大きなスペースを確保することができる。
エンジンEの出力回転は、エンジンEの出力軸に支持されたプーリ52と、ベルト53等を介してグレンタンク7の下部に設けられた搬送螺旋に伝動される。また、ギヤボックス13の出力軸の回転は、ギヤボックス13の出力軸に支持されたプーリ55と、コンプレッサ58の回転軸に支持されたプーリ56と、プーリ55とプーリ56に巻回されたベルト57を介してコンプレッサ58に伝動される。
次に、ローリングシリンダ60によって駆動されるローリングアーム70と、ピッチングシリンダ61によって駆動されるピッチングフレーム74の連結構造について説明する。 図10に示すように、機体フレーム1には、左右方向に傾斜したコンバインの姿勢を水平姿勢に修正する左右一対のローリングシリンダ60と、前後方向に傾斜したコンバインの姿勢を水平姿勢に修正するピッチングシリンダ61が設けられている。また、走行装置2は、前部上側に設けられた走行ミッション(図示省略)を介してエンジンの出力回転を伝動する駆動輪65と、後部下側に設けられた緊張輪66と、駆動輪65と緊張輪66の間の下側に設けられた走行フレーム67に回転自在に支持された複数の転輪68に無端帯状のクローラ69を巻回して形成されている。
走行装置2を機体フレーム1に対して水平姿勢にした場合における機体フレーム1と非接地面側の走行装置2のクローラ69の上下方向の離間距離H1と、走行装置2を機体フレーム1に対して後下がり姿勢にした場合における機体フレーム1と非接地面側の走行装置2のクローラ69の上下方向の離間距離H2が同一距離に設定されている。これにより、ピッチングシリンダ61の伸長時に機体フレーム1と非接地面側の走行装置2のクローラ69の干渉を防止することができる。
図11に示すように、ローリングシリンダ60によって駆動されるローリングアーム70は、上側に位置するアッパーアーム71と、下側に位置するロワーアーム72と、アッパーアーム71の下部に対してロワーアーム72の前部を回転自在に支持する左右方向に延在する支軸73から形成されている。ロワーアーム72は、支軸73に支持される前部から走行フレーム67に支持される後部まで略直線的に形成され、ロワーアーム72の上部における支軸73に支持される前部の近傍の部位にはクローラ69の内周部を当接する転輪76が設けられている。
ロワーアーム72の前部は、ピッチングシリンダ61によって駆動されるピッチングフレーム74の下部にボルト等の連結手段75によって連結されている。連結手段75の左部は、ロワーアーム72の前部の左面から突出することなく、ロワーアーム72の前部に形成された取付孔の内部に入り込んでいる。これにより、ピッチングシリンダ61の伸長時に機体フレーム1とロワーアーム72の干渉を防止することができる。
図12に示すように、アッパーアーム71を上側アーム71Aと下側アーム71Bに分割して形成して、上側アーム71Aと下側アーム71Bによって支軸73を上下方向から挟込む構成とすることもできる。これにより、支軸73の交換作業を簡易に行うことができる。
次に、走行装置2のクローラ69の脱輪を防止するクローラガイド80の製造方法について説明する。図13に示すように、所定の長さに切断された丸棒81の前端部に側面視で略V字形状の前側切欠き部82Aを形成し、同様に、丸棒81の後端部に側面視で略V字形状の後側切欠き部82Bを形成する。なお、この場合、前側切欠き部82Aの下端部と後側切欠き部82Bの下端部を丸棒81の軸心83に一致させるのが好ましい。
次に、丸棒81の前端部を前側切欠き部82Aを塞ぐように上側に曲げ、丸棒81の後端部を後側切欠き部82Bを塞ぐように上側に曲げた後に、塞がれた前側切欠き部82Aと後側切欠き部82Bの周囲を溶接する。
これにより、丸棒81の前端部と後端部を上方に向かってに所定の半径を持って容易に湾曲させることができる。
5 操縦部
6 エンジンルーム
10 ファン
13 ギヤボックス
20 ラジエータ
21 オイルクーラ
22 インタークーラ
23 燃料クーラ
E エンジン

Claims (3)

  1. 操縦部(5)の下部にエンジン(E)を内装するエンジンルーム(6)を備えたコンバインであって、
    前記エンジン(E)の外側にラジエータ(20)を設け、前記エンジン(E)とラジエータ(20)の間に、正回転状態で外気を前記エンジンルーム(6)内に吸引し、逆回転状態では前記エンジンルーム(6)の内気を外部に排出するファン(10)を設け、
    前記ラジエータ(20)の外側上部に、作動オイルを冷却するオイルクーラ(21)を設け、
    前記オイルクーラ(21)の外側下部には、前記エンジン(E)に供給される燃焼空気を冷却するインタークーラ(22)を設け、
    前記オイルクーラ(21)の外側における前記インタークーラ(22)の前側の部位に、前記エンジン(E)に供給される燃料を冷却する燃料クーラ(23)を設け、
    前記インタークーラ(22)の後端部をオイルクーラ(21)の後端部よりも前側に配置し、前記燃料クーラ(23)の前端部をオイルクーラ(21)の前端部よりも後側に配置したことを特徴とするコンバイン。
  2. 前記オイルクーラ(21)の後端部をラジエータ(20)の後端部よりも前側に配置し、前記オイルクーラ(21)の前端部をラジエータ(20)の前端部よりも後側に配置した請求項1記載のコンバイン。
  3. 前記エンジン(E)の出力軸とファン(10)の回転軸の間の伝動経路に、前記エンジン(E)の出力回転方向を逆方向に変換してファン(10)の回転軸に伝達するギヤボックス(13)を設け、前記ファン(10)の回転軸の軸心方向視においてファン(10)の回転軌跡の前側下部に、前記ギヤボックス(13)を配置した請求項1又は2記載のコンバイン。
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