JP2018092940A - 導電性複合材料を形成する方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】ポリマ材料の所望の特性を損なうことなく電気的導電性を有する導電性複合材料を提供する。【解決手段】導電性複合材料は、高粘弾性である誘電材料12と、誘電材料12内に分散される極性材料と、誘電材料12の第1面から第2面に至る電気泳動によって形成される複数の導電性チャネル22a,22b,22cを形成するように整列する導電性粒子と、誘電材料12の第1面の上の導電材料の不連続層であって、複数の相互非結合部位を含み、相互非結合部位が、誘電材料12の第1面の一部を被覆することで、誘電材料12の第1面から第2面に至る電気泳動によって形成される複数の導電チャネル22a,22b,22cの相互電子結合が促進され、誘電材料12の露出部位が接着用の使用に適する、導電材料の不連続層と、を含む。【選択図】図7

Description

本発明は、概して、幅広い用途に用いられる導電性ポリマ材料及び導電性エラストマ材料に関し、この幅広い用途は、限定するものではないが、導電接着剤、導電ガスケット、及び導電フィルムを含む。
関連出願の相互参照
本願は、2014年3月13日に出願された米国ユーティリティ出願第14/209,213号の優先権を主張するものであり、前記出願は、2013年3月15日に出願された米国特許出願第13/834,948号の一部継続出願である。これらの出願は、その開示内容全体を本願明細書の一部として援用する。
例えば、導電性感圧接着剤(Pressure Sensitive Adhesive,PSA)の設計には、長い間の課題があり、この課題は、導電性を高めると概して接着力と柔軟性が低下するという理由に少なくとも依拠する。優れた導電性を提供するために一般に使用(添加)される材料は、通常、可撓性が低いことに加え、接着を阻害するものである。導電性被膜を作製する一般的な方法は、ポリマ材料に導電性粒子、例えば、グラファイト、銀、銅等を充填し、その後、ポリマ結合剤を塗布して、乾燥させ、更に硬化させる方法である。この場合、導電性粒子は、その各粒子が少なくとも一つの他の隣接する粒子と物理的に接触する場合に形成される導電網構造が存在するような濃度で存在する。これにより、複合材料内に導電路が提供される。
ただし、感圧接着剤において、粒子の濃度が、粒子と粒子の接触を維持した網構造を形成する程度に十分に高い濃度である場合、PSA成分のポリマ(例えば、エラストマ)系が十分に高い濃度で存在して、基板と電極の間で面と面とを密着させるように流出する、すなわち、接着剤として機能する可能性が低くなる。逆に述べると、PSA成分が、基板との十分な面接触を行える十分な濃度である場合は、PSAが、粒子と粒子の接触を破壊するような度合いで、隣接する導電性粒子間に割り込まなければならない。
別のタイプの導電性PSAは、PSAの厚さ以上の直径を有する導電性球体粒子を含む。この場合、信号又は電流を粒子の表面に沿って搬送できるため、接着剤のz寸法に、非等方性の電流の流れを提供する。ただし、接着剤の連続性は損なわれる可能性がある。
ナトリウム又は塩化カリウム等の塩は、水性媒体内において容易に溶解し、そのイオンが解離(正イオンと負イオンに分離)する。そして、解離したイオンは、電流又は信号を搬送し得る。このため、長い間、ポリマ材料及びエラストマ材料に添加し得る水に塩を追加して、良好な導電性を提供していた。例えば、特許文献1には、生体用電極に用いられる感圧接着性ヒドロゲルが開示されている。ゲル材料は、少なくとも水、塩化カリウム、及びポリエチレングリコールを含むこと、及び導電性であることが開示されている。特許文献2にも、水、塩、開始剤又は触媒、及び架橋剤を含む導電接着性ヒドロゲルが開示されている。ただし、このようなヒドロゲルを利用すると、一般に、ヒドロゲルの片側(患者から離れた側)に、イオン電導性電荷を受け取れる、比較的高価な銀/塩化銀等の導電性表面を用いることも必要になる。
これらのヒドロゲル/接着剤は、良好な導電特性を持ち得るが、まずまずの程度の接着特性しか持たないことが多い。他の欠点として、導電性が、蒸発による変化等、含水量の変化に伴って変動するため、蒸発のみの理由によって、使用するまでヒドロゲルを密閉環境内に維持し、限定的な長さの期間で使用することが求められる。
特許文献3には、水不感性の交流電流応答複合材料が開示されており、この複合材料は、ポリマ材料と、そのポリマ材料内にほぼ分散されている極性材料(有機塩等)とを含む。このポリマ材料及び極性材料は、実質的に同一の大きさの相互誘引力をそれぞれが呈するように選択される。このため、極性材料は、ポリマ材料の表面に対する凝集塊もブルームも生じることなく、ポリマ材料内に懸濁したまま残る。これは、塩が表面に対してブルームする(例えば、静電放電のために、表面に沿って導電層を提供する)ことが意図される、他の用途における塩の用法とは対照的である。
特許文献4には、カーボン粒子を含む導電性感圧接着剤が開示されており、この導電性接着剤は、電気的導電性は付与するが、接着剤の物理特性(粘着性等)には悪影響を与えない十分に低い濃度で黒色充填剤(カーボン)を感圧接着剤に組み込むことによって作製されることが開示されている。特に、この特許には、高いせん断力が存在しない中程度の攪拌又は混合により、有機溶剤内にカーボンブラックのスラリが形成されて、カーボン構造が形成されることが述べられている。この混合物は、後に接着剤に導入することができる。ただし、このような複合材料は、ある種の用途における十分な接着性や導電性を提供しない可能性がある。
また、前述したような複合体は、カーボンブラック構造体の濃度が比較的高すぎる又は低すぎる領域を含む可能性がある。したがって、ポリマ材料又はエラストマ材料内に凝集した導電性粒子を含む一部の導電性ポリマ材料及び導電性エラストマ材料の電気的特性は、材料の表面全体に亘って不均一になり得る。
米国特許第6,121,508号明細書 米国特許第5,800,685号明細書 米国特許第7,651,638号明細書 米国特許第5,082,595号明細書 米国特許出願公開第2013/0092881号公報
したがって、ポリマ材料の所望の特性を損なうことなく電気的導電性を提供する導電性ポリマ材料として用いられる複合材料に対する要望が依然として存在すると共に、均一な電気特性を提供する導電性ポリマ材料を求める要望も存在する。
一実施形態によれば、本発明の導電性複合材料は、(a)第1面及び第2面を有し、高粘弾性である誘電接着材料と、(b)前記誘電接着材料内に分散される極性材料であって、前記極性材料によって時変信号を前記誘電接着材料内で電送できる極性材料と、(c)前記誘電接着材料内の導電性粒子であって、前記誘電接着材料の前記第1面から前記第2面に至る電気泳動によって形成される複数の導電路を形成するように整列する導電性粒子の第1セットを含み、電気泳動によって形成される各前記導電路が少なくとも複数の導電性粒子で構成される、導電性粒子と、(d)前記誘電接着材料の前記第1面の上の導電材料の不連続層であって、複数の相互非結合部位を含み、前記相互非結合部位が、前記誘電接着材料の前記第1面の全てではなく一部を被覆することで、下部に位置する前記誘電接着材料の前記第1面の露出部位が前記不連続層から露出した状態に残り、前記不連続層により、前記誘電接着材料の前記第1面から前記第2面に至る電気泳動によって形成される複数の前記導電路の相互電子結合が促進され、前記誘電接着材料の前記露出部位は、電気泳動によって形成される複数の前記導電路が形成された後の接着用の使用に適する、導電材料の不連続層と、を含むことを特徴とする。
他の実施形態によれば、本発明の導電性複合材料は、(a)第1面及び第2面を有する誘電接着材料と、(b)前記誘電接着材料内の導電性粒子であって、前記誘電接着材料の前記第1面から前記第2面に至る電気泳動によって形成される複数の導電路を形成するように整列する導電性粒子の第1セットを含み、電気泳動によって形成される各前記導電路が少なくとも複数の導電性粒子で構成される、導電性粒子と、(c)前記誘電接着材料の前記第1面の上の導電材料のパターン化層であって、複数の相互結合部位を含み、前記相互結合部位が、前記誘電接着材料の前記第1面の全てではなくその一部を被覆することで、下部に位置する前記誘電接着材料の前記第1面の露出部位が、前記パターン化層の複数の部位から露出した状態に残り、前記パターン化層により、前記誘電接着材料の前記第1面から前記第2面に至る複数の前記導電路の相互電子的結合が促進され、電気泳動によって形成される各前記導電路が前記誘電接着材料の硬化を必要とせずに形成されたままとなり、前記導電材料の前記パターン化層は薄膜転写によって前記誘電接着材料の上に形成される脆い層である、パターン化層と、を含むことを特徴とする。
更に、他の実施形態によれば、本発明の導電性複合材料は、(a)第1面及び第2面を有する誘電接着材料と、(b)前記誘電接着材料内に分散される極性材料であって、前記極性材料によって時変信号を前記誘電接着材料内で電送できる極性材料と、(c)前記誘電接着材料内の導電性粒子であって、前記誘電接着材料の前記第1面から前記第2面に至る電気泳動によって形成される複数の導電路を形成するように整列する導電性粒子の第1セットを含み、電気泳動によって形成される各前記導電路が少なくとも複数の導電性粒子で構成され、前記導電性粒子は電気泳動を必要とせず自然に発生する導電路を形成する導電性粒子の第2セットを含む、導電性粒子と、(d)前記誘電接着材料の前記第1面の上の導電材料の脆い層であって、前記導電材料の層は、約10ミルに満たない厚さを有し、開口部位を含み、前記開口部位により、下部に位置する前記誘電接着材料の前記第1面の露出部位が、前記導電材料の層の前記開口部位から露出した状態に残り、前記導電材料の層により、前記誘電接着材料の前記第1面から前記第2面に至る電気泳動によって形成される複数の前記導電路の相互電子結合が促進され、電気泳動によって形成される各前記導電路は所定の場所に留まり、前記誘電接着材料は接着剤として使用可能なままとなる、導電材料の脆い層と、を含むことを特徴とする。
また、更に他の実施形態によれば、本発明の導電性複合材料は、(a)第1面及び第2面を有する誘電接着材料と、(b)前記誘電接着材料内の導電性粒子であって、前記誘電接着材料の前記第1面から前記第2面に至る電気泳動によって形成される複数の導電路を形成するように整列する導電性粒子の第1セットを含み、電気泳動によって形成される各前記導電路が少なくとも複数の導電性粒子で構成される、導電性粒子と、(c)前記誘電接着材料の第1面の上の導電材料の不連続層であって、複数の相互非結合部位を含み、前記相互非結合部位が、前記誘電接着材料の前記第1面の全てではなく一部を被覆することで、下部に位置する前記誘電接着材料の前記第1面の露出部位が前記不連続層から露出した状態に残り、前記不連続層により、前記誘電接着材料の前記第1面から前記第2面に至る電気泳動によって形成される複数の前記導電路の相互電子結合が促進され、前記誘電接着材料の前記露出部位は、電気泳動によって形成される複数の前記導電路が形成された後の接着用の使用に適し、前記導電路は前記誘電接着材料を硬化させないままとする、導電材料の不連続層と、を含むことを特徴とする。
下記の説明は、次に示す付属の図面を参照することで更に理解されるであろう。
本発明の実施形態に従って用いられる、電気泳動前の複合材料を例示する模式図である。 電気泳動中の図1の複合材料を示す例示的模式図である。 電気泳動中の図1の複合材料を示す例示的模式図である。 電気泳動後の図1の複合材料を示す例示的模式図である。 特定の電気的特性の分析中の、図4の複合材料を示す例示的模式図である。 面と面を合わせて図4の複合材料を2つ連結した状態を、インピーダンス監視装置に連結される電極と共に示す例示的模式図である。 本発明の一実施形態に係る複合材料の一部を例示する模式図である。 導電材料の不連続層を含む、本発明の一実施形態に係る複合材料の一部を例示する模式的平面図である。 導電材料の連続パターン化層を含む、本発明の一実施形態に係る複合材料の一部を例示する模式的平面図である。 縞パターンで導電材料の不連続層を含む、本発明の一実施形態に係る複合材料の一部を例示する模式的平面図である。 螺旋パターンで導電材料の連続層を含む、本発明の一実施形態に係る複合材料の一部を例示する模式的平面図である。 ランダムなパターンで導電材料の連続層を含む、本発明の一実施形態に係る複合材料の一部を例示する模式的平面図である。 ロゴパターンで導電材料の層を含む、本発明の一実施形態に係る複合材料の一部を例示する模式的平面図である。 担体から複合材料に転写される薄膜導電層を示した、本発明の一実施形態に係る複合材料を例示する模式的平面図である。 担体から複合材料に転写される薄膜導電層を示した、本発明の一実施形態に係る複合材料を例示する模式的平面図である。 被検体接触面に付着した剥離層と共に、本発明の一実施形態に係る複合材料を例示する模式図である。 本発明の他の実施形態に従って用いられる、電気泳動前の複合材料を例示する模式図である。 電気泳動後の、図16の複合材料を示す例示的模式図である。 少なくとも一つの導電材料層が誘電層の表面全体を被覆する、本発明の一実施形態に係る信号受信複合材料を例示する模式的平面図である。 図18の信号受信複合材料を例示する模式的側面図である。
出願人は、電気泳動によって形成される導電路を含む材料等、特定の導電性材料が、不均一な電気的特性を示し得ることを発見した。例えば、導電材料は、導電性粒子(当初は連続した媒体内にランダムに分散している導電性粒子)を電界の存在下で整列させることで導電路を形成する電気泳動プロセスによって形成される導電路を含むことができる。この連続した媒体は、特許文献3に記載されるような極性材料を含んでも、又は含まなくてもよい。この米国特許は、その開示内容全体を本願明細書の一部として援用する。
この導電性複合材料が、その材料の特定の領域において特定の電気的特性を必要とする用途に用いられた場合、その電気的特性は不均一になり得る。このため、形成された構造のチャンネル密度が、必要とされる場所で不足し、必要とされない場所で過剰に高くなり得、ポリマ接着剤密度が、必要とされる場所で足りなくなり、必要とされない場所で高くなってしまう可能性がある。
図1に示すように、電気泳動前の本発明の複合材料は、誘電材料12(例えば、感圧接着剤、熱活性化接着剤、又は放射線硬化性接着剤)内に導電材料10(例えば、0.1〜5重量%のカーボン粒子、好ましくは、1〜5重量%のカーボン粒子)を含む。図2及び図3に示すように、導電板14,16が複合材料の両側の面15,17にそれぞれ配置されて、電界(V−V)が適用されると、導電材料10は、最初の導電性粒子が複合材料の第1の内側表面18に誘引される領域を自然に見つけ出す。この状態が生じるとすぐに、最初に誘引された導電材料と反対側の第2の内側表面20との間の距離が、内側表面18と内側表面20との全距離よりも短くなる。その結果、このように形成されたチャンネルの端部に、更に多くの導電性粒子が誘引され、極めて短時間のうちに、図4に示すような複合材料を貫通する導電性チャンネル22a,22b,22cが形成される。交番電界が付与された場合、粒子は、交互に反対の内側表面から堆積する(これは、誘電泳動とも呼ばれる)。
板導体(例えば、14,16)を用いると、チャンネルの位置は、主に、最初の粒子が第1の表面に誘引されることを促す、導体14,16における僅かな変動に応じて変化すると考えられる。この状態が生じると、チャンネル位置が定まる。また、一つ以上の点導体の使用は、チャンネルの位置に確実性をもたらす。板導体(または導電材料の複数の層)は、導電性カーボン及び金属箔を含む、各種幅広い範囲の導電材料で形成することができる。
したがって、連続したポリマ層内に分散されて、電界による影響を受ける導電性粒子は、特定の条件下で凝集して、「Z」方向の導電性チャンネルを形成し、ポリマ複合材料内に電気泳動式に形成された導電経路を提供する。形成された後、導電性チャンネルは、かなりの耐久性を有し、生体用電極(EKG電極等)が、そのような電極に関する特定の基準を満たすことを実現できる。これについては下記で詳述する。導電性粒子は、各種のカーボン又は金属(銀及び銀ナノ粒子等)を含むことができる。また、十分に高いか又は十分に長い時間持続する電磁場に曝される場合は、感圧接着剤の代わりに多量の熱可塑性ポリマを利用できると考えられている。したがって、特定の用途では、熱活性化接着剤や、更には熱又は放射線による熱硬化接着剤も利用することができる。本明細書において、「活性化」の用語は、電気泳動(DC電圧の適用時)及び誘電泳動(AC電圧適用時)の両方を表す。
ランダムに位置するチャンネルを含む複合材料の電気特性試験を行うと、この特性(例えば、インピーダンス)は、複合材料上の各種の位置に応じて変化し得る。例えば、図5に、感圧接着剤12及び導電性チャンネル22a,22b,22cを含む複合材料を示す。図において、複合材料の外面24,26に配置されたインピーダンス試験プローブ28及び30(偶然的にチャンネル22aと整列)には、インピーダンス試験プローブ32,34(導電性チャンネル22a,22b,22cのいずれとも整列していない)よりもかなり低いインピーダンスが測定される。このようなインピーダンス試験の結果は、プローブが、たまたま導電性チャンネルと整列して配置されたかどうかによって大幅に変化する。
ある種の試験は、第1の導電性複合材料を他の導電性複合材料の上部に重ね、連結した両方の複合材料全体の電気特性を測定することを伴うものであり得る。図6に示すように、感圧接着剤12及び導電性チャンネル22a,22b,22cを含む第1の導電性複合材料が、感圧接着剤12’及び導電性チャンネル22a’及び22b’を含む第2の導電性複合材料の上に配置された場合に、チャンネル22a’及び22b’が、チャンネル22a、22b、または22cのいずれとも整列しない可能性がある。この場合、いずれの導電路も、インピーダンス検査源40,42に連結された検査板36と38との間に提供されないことになる。各複合材料が導電性チャンネルを含むとしても、それらのチャンネルが整列してないことから、試験では高いインピーダンスが検出されてしまう。
このような複合材料を2つ組み合わせる試験(図6を参照して前述した試験)は、一般に、生体電極のインピーダンス試験に用いられる。この試験の結果が、3,000オームを超える単一のインピーダンス値である場合、その装置は、AAMI(米国医療機器振興協会)EC12−2000−4.2.2.1に準拠した試験に不合格である。したがって、この試験の結果は、導電性チャンネルが試験板36と38の間で偶発的に整列したかどうかによって大きく(試験の合否が)左右される。
特に、このような生体用電極の例は、EKG(心電図用)電極であり、この場合、AAMI−EC−12−2000−4.2.2.1プロトコルが課される2つの試験電極において事前形成されている導電性構造は、一方の試験電極に、第2の試験電極上の導電性構造と接触する導電性構造が存在しない可能性がある。したがって、各電極は、EKG信号の検出において個別に十分に機能できるものであっても、利用可能なEKG電極の品質を決定する主要な試験であるAAMI−EC−12−2000−4.2.2.1に合格しない可能性がある。
例えば、複数のEKG電極が個別に(すなわち、活性化プロセス中に第2の電極と接触せずに)活性化された後、AAMI−EC−12−2000−4.2.2.1(インピーダンス試験)を実行するために向かい合って配置されると、各電極に形成された「Z」方向の導電性構造(導電性チャンネル)は、2つの電極間に跨って結合された通路を形成するように整列しない可能性がある。一方の電極の「Z」方向の導電性チャンネルから第2の電極の「Z」方向の導電性チャンネルに至る、導電性チャンネル間の接触が存在しないと、この品質認定試験に不合格となる。
この問題に対する解決策は、事前形成又は事前配置された、接着剤を含む導電性構造の表面の一部に導電材料を適用することを含む。この表面の導電材料は、事前形成された導電性構造と接触して、より広い表面接触領域を形成するため、2つの電極の導電性構造は互いにより整列することができ、ひいては、AAMI−EC−12−2000−4.2.2.1に合格し易くなる。
図7に示すように、本発明の実施形態によれば、導電層50を複合材料の露出表面24の全てではなく、その一部に付着させる。図8に更に示すように、多数の導電部位が、それぞれ複数の導電性チャンネルを被覆して、外面に配置されたプローブが、導電層50の一部と接触するのであれば、導電層50は非連続であってよい。
図9に示すように、導電層は、多数の導電性チャンネルが接続される格子52を構成する連続したパターンとして設けられてもよい。図10に示すように、導電層は、縞54等の複数の不連続パターン形状として形成されてもよい。図11に示すように、導電層は、連続した螺旋パターン56として形成することもできる。図12に示すように、導電層は、連続したランダムな線状パターン58として形成することもできる。図13に示すように、導電層は、連続した又は不連続のロゴパターン60として形成することもできる。
導電層50,52,54,56,58,60は、各種の方式で形成することができ、その方式としては、限定するものではないが、例えば、導電性インクを印刷すること、又は、下記において図14A及び図14Bを参照しながら詳述するように転写によって脆い薄膜を付着させることが挙げられる。
したがって、予め活性化されたECG電極がAAMIインピーダンス試験に合格することを保証するために、導電層は、少なくとも一つ以上の「Z」方向の導電性チャンネルと接触し、更には表面の導電層の少なくとも2つが互いに接触する確率が高くなるサイズになるように、導電性チャンネルの上に配置される。
この導電層材料の組成及び付着処理は、マサチューセッツ州スペンサー(Spencer)所在のFLEXcon社(FLEXcon Company,Inc.)が販売するFLEXconのEXV−216カーボンディスパージョン等、カーボンディスパージョンをベースとする被覆可能又は印刷可能な材料を、約1ミル〜約10ミルの間、好ましくは、約2ミル〜約5ミルの間の厚さで付着させることを含んでよい。この材料は、スクリーン印刷、グラビア印刷、又はフレキソ印刷等によって直接、連続ポリマ層の真上に被覆されても、又は、このような被膜又はインクに対して限定的な接着力しか持たない担体上の連続した要素又は離散した要素からなる特定の構成に印刷されてもよい。この事前印刷されたパターンは、後に、活性化された電極に転写機構を用いて貼り付けられてよい。
例えば、図14A及び14Bに示すように、このような導電層62は、担体基板64に塗布又は印刷することができる。導電層62は、印刷若しくは他の蒸着技法によって、又は薄膜転写によって形成される脆い層であってよく、例えば、導電性インク又は金属箔を含むことができる。担体基板をポリマ12に接触させる(図14A)と、導電層62は、ポリマ12に対する大きい接着力を有するため、ポリマ12に転写される。次に、基板64をポリマ12から分離する(図14B)と、導電層62のポリマに対する大きい接着力により、導電層62はポリマ12と共に残る。他の実施形態において、剥離可能な基板に、導電性インクを単一の連続した層として塗布し、その後、パターン型を用いて、所望の幾何形状を電極に転写してもよい。
導電層を形成する代替の導電材料は、利用可能な多数の金属箔又は金属導電性粒子インクから得ることができ、シリコンで被覆した2ミル(50μ)のPETフィルムに真空蒸着されたアルミニウムの約2500Aの蒸着によって行われる金属転写も、導電性ブリッジ材料として実現可能であることも判明している。
図15に示すように、導電材料の局部層70(例えば、導電層50,52,54,56,58,60)を含む本発明の複合材料は、前述したように導電性チャンネル22a,22b,22cが形成されている誘電材料12に付着させることができ、その後、局部層70を含む誘電材料12の露出表面に剥離ライナ72を付着させることができる。使用中に、剥離層72は除去されてよく、複合材料は、被検体に(例えば、患者に貼り付けた生体電極として)貼り付けることができる。
図16に示すように、本発明の更に他の実施形態に係る、電気泳動前の複合材料は、誘電材料82(例えば、感圧接着剤、熱活性化接着剤、又は放射線硬化接着剤)内に導電材料80(例えば、5〜25重量%のカーボン粒子)を含む。複合材料の両側85,87にそれぞれ導電板84,86を載置して、電界(V−V)を与えると、導電材料80は、前述したように電気泳動又は誘電泳動によって最初の導電性粒子が内側表面88,90に誘引される領域を自然に見つけ出す。これにより、上記で説明し、図17に示すように、複合材料の両端を繋ぐ導電性チャンネル92a,92b,92cが形成される。図16に示す元の複合材料は、電気泳動又は誘電泳動より以前に自然に形成されていた少なくとも一つの導電路81を含むことに留意されたい。電気泳動又は誘電泳動の後、導電性粒子は、導電路81上に更に凝集して導電路92cを形成する。
図18及び図19に、本発明の更に他の実施形態を示す。本実施形態において、信号受信複合材料100は、極性材料を含む誘電材料106の両側に、上部導電層102及び下部導電層104を含む。したがって、導電層は、各種の実施形態において、導電材料の片側又は両側を全て被覆してよい。特定の実施形態において、電気泳動又は誘電泳動を導電層102,104に直接適用することができ、これにより、生体用電極の板導体に導電層が形成される。
[実施例1]
2ミル(50μ)のポリエチレンテレフタレート(PET)フィルムに、〜80Ω/sq.の表面抵抗で、FLEXconのEXV−216カーボンディスパージョンである導電性カーボンディスパージョンを被覆した。この上に、10%の導電性カーボン(全固形分に対する重量%)を含むFLEXconのV−12HWである2.5ミル(63μ)のディスパージョンを被覆した。前述したAAMIインピーダンス試験プロトコルを用いて、「Z」方向のインピーダンスを測定し、1300kΩの平均値を得た。2つの各電極のV−12HV/カーボン混合体の上部に、FLEXconのEXV−216で作製された外径0.69”(17.5mm)、内径0.25”(6.36mm)のリングを配置し、リングが互いに接触するように2つの電極を向かい合わせに配置したところ、V−12HW接着剤は、結果的に得られたZ方向のインピーダンスの平均が775Ωとなった。
このインピーダンスの差異は、ポリマ成分、本例ではPSA内に分散された導電性粒子が存在することによって自然に形成されたZ方向の導電性チャンネルのいくつかを導電性リングがランダム且つ偶発的に接続した結果であると考えられる。導電性リング(ブリッジ)が、これらのランダムな導電性チャンネルのいくつかと接触し、導電路の連続性にX−Y方向の要素を提供することで、正味インピーダンスが低下する。前述したようなV−12HW/カーボン混合体に電気泳動凝集が生じて、より多数の導電性チャンネルが形成された場合、インピーダンスは、少なくとも2Xだけ低くなるか、又は約300Ω以下になることに留意されたい。
また、重要な点として、10%の導電性カーボンの添加量における活性化前のインピーダンス(775)は分散が大きく、本例において30個の読み取り値を用いた標準偏差は、平均の65%である。活性化後の標準偏差は、平均の58%であることを注記しておく。
同じ導電リングをブリッジとして使用し、20%のカーボン添加量を用いる他の例において、事前のインピーダンス平均は、650Ω、標準偏差は、その平均の63%であった。活性化後、この場合も平均値が300Ωとなり、標準偏差は平均の20%であった。
これらのすべての例において、インピーダンス試験は、AAMI EC12 2000−4.2.2.1に従って行った。
表面の導電性ブリッジなしでランダムな導電性チャンネルが存在すると想定されたが、2つの電極が接着剤同士を合わせて配置されると、導電性チャンネルは整列しない。
表面導電層を導電性ブリッジとして用いる際の他の考慮事項は、この導電性ブリッジは、活性化プロセスが行われる接点として機能し得ることである。このシナリオにおいて、導電層が、分散された導電性粒子ポリマ混合体の表面に配置され、その後導電性ブリッジへの電気接点が形成されると、ブリッジ層と第2の電気接点との間に「導電性チャンネル」が形成される。
もちろん、ブリッジ層又は第2の電気接点の一方が複数の要素で構成されている場合は、選択的なパターンで導電性粒子ポリマ混合物を活性化することが可能になる。これにより、電気的「親指指紋」の土台となる所望にパターンに固有のものとして、一意の電気路を形成することができる。
ブリッジ材料の面積と連続ポリマ層の全面積の比率には制限があり、少なくとも100%未満でなければならない。このことは、連続ポリマ層が接着剤として機能する場合には特に明らかである。この重要な制限の例は、EKG電極の場合に認識できる。この場合、PSAの十分な接触領域により、患者の皮膚への十分な接着が維持される。明らかに、PSAの粘着性が高いほど、接着力を維持するために必要とされる面積は小さくなるが、より固く、快適でない装置では、前述の状態を確立して維持するためにより大きい表面積が必要になる。また、他の環境条件、すなわち接着を維持しなければならない状況における乾燥度や温度等に加え、例えば、ワイヤを取り付ける構造的強度も考慮して、最少の接着領域又は好適な接着領域のパーセントを決定する必要があり、この割合によって表面導電層の最大表面積が決まる。したがって、接着層の表面における導電性ブリッジ材料の程度に関する、一般的に適用できる確固たる規則は存在せず、機械的要件、環境要件等の要件全体で、特定の用途における制限が決定される。また、カーボンは唯一の導電性粒子ではなく、一例として、銀も電気泳動により導電構造を形成できることが判明している。
[実施例2]
マサッチューセッツ州キャントン、ネポンセット通り480番(MA 02021,Canton,Neponset St.480)に所在のチャスムテクノロジー社(Chasm Technology Inc.)から取得される、120727−01という名称の銀ナノ粒子ディスパージョンを、接着剤ポリマドライに対して銀〜0.75重量%で、FLEXconのV−95に混合した。既に説明したカーボン粒子系と同様にサンプルを調製し、1.3ミル(32.5μ)の乾式沈積で、EXV−216導電性カーボン被膜に適用した結果、2ミルの白色PETフィルムに表面抵抗〜80Ω/sq.が得られた。次に、銀ナノ粒子とV−95の混合物を塗布して、2ミルの乾燥厚さを形成した。この後、接着剤(V−95)ナノ粒子の乾燥混合物をステンレス鋼板に貼り付けた。このステンレス鋼板は、活性化ステージでの接地部として機能する。活性化のために、10μFキャパシタを直流200Vに充電し、V−95/銀ナノ粒子混合物から20KΩ抵抗を介して接地部に放電した。
10Hz,20mVで測定した5200KΩの平均開始インピーダンスを有するサンプルの平均は、活性化後、1.4KΩとなった。カーボン粒子と同様、厚さ全体に延びるアナログ構造が観測された。
[実施例3]
第2のカーボンディスパージョンは、FLEXconのV−95 PSAに、マサチューセッツ州ボストン所在のキャボットコーポレーション(Cabot Corporation)製の「BLACKPEARL」カーボンブラック〜5%と、ここではむしろ分散助剤として用いられるアーカード(Arquad)HTL8−MS〜7%(固体分)とを混合して作製した。基板に2ミル(50μm)のドライコーティングを施して、2ミル(50μm)の白色PETにFLEXconのEXV−216を被覆し、80Ω/sq.インチの面抵抗とした。活性化前のインピーダンスの平均は2.5メガΩ、活性化後のインピーダンスの平均は2.7KΩであった。活性化条件は、前回用いたカーボンディスパージョン(AAMI EC12−2000−4.2.2.4除細動過負荷回復試験に用いた試験装置のもの)と同一であった。
本発明の実施形態によれば、連続誘電層は、その誘電層の表面の100%に亘って導電性ブリッジ層で被覆されてよい。この状態において、連続誘電層のいかなる接着特性も無効化される。
この構成の適用箇所は、例えば、生体用電極が何らかの機械装置、ホールタ衣服、又は伸縮性衣服等によって所定の場所に保持されるため、接着特性を必要としない場所である。このような状況において、導電性ブリッジ材料が誘電表面全体を被覆する。
連続導電層は、生体の時変信号を収集して監視装置に電送することができ、この電送は、信号受信材料(SRM)の誘電層部分が、その内部に均一に分散された極性材料を含むが、導電性粒子は含まない場合には容量結合によって行われ、SRMが、均一に分散された極性材料を内部に備える誘電材料で構成され、且つ、導電性粒子を有し、その導電性粒子の一部が、SRMが設けられた導電層を、SRMの反対側に設けられた連続導電層に接続する「Z」寸法の導電性チャンネルを形成する場合には、容量結合と直接的電気接触の組み合わせによって行われる。
同様に、極性材料を含まない誘電材料上に設けた連続導電層には、導電性粒子が存在し、そのうちの一部の導電性粒子は、SRMが設けられた導電層を、SRMの反対側に設けられた連続導電層に接続する「Z」寸法の導電性チャンネルを形成した。
誘電材料は、モニタへの電気接点と、生体信号の発生源と接触する連続導電層との間に直接的な電気接続が存在する場合であっても、「Z」寸法の導電性チャンネルによって重要な機械的機能を有する。可撓性及び粘弾性を備えるように誘電材料を選択すると、その材料が、信号発生源と接触する導電層と、モニタに繋がる導電層との間の応力を均衡させ得る可動材料として機能することによって、生体信号発生源との均一な接触を維持することが容易になる。
[実施例4]
FLEXconのV−95接着剤を用いてSRM材料を用意し、そこに、混合物全体の乾燥重量に対して25%の乾燥重量のアーカードHTL8−MS−CLR(イリノイ州シカゴ、ウエストヴァンビューレン525(IL60607 Chicago、West Van Buren 525)所在のアクゾノーベル(Akzo Nobel)社製)と、15%の乾燥重量の導電性カーボンAquablak5909(ケンタッキー州シンシアナ(KY41031 Cynthiana)所在のソリューションディスパージョン(Solution Dispersions)社製)を添加した。この湿潤混合物を、剥離剤塗布ポリエステルフィルムに貼り付けて、オーブン乾燥し、溶剤を除去した。
次に、乾燥したSRMを、FLEXconのEXV468BKが存在する第1面に被覆し、乾燥厚さ2.5ミルの導電性被膜とした。その後、SRMから剥離剤塗布ポリエステルフィルムを除去し、2インチ掛ける2インチの開口部を有する絶縁ポリエステルマスク層をSRMに積層した。接着剤の2インチ掛ける2インチの開口部の上方に、EXV468BKの第2の層を含む連続導電性材料を〜2.5ミルの厚さで付着させた。
この複合材料を銅ケーブルでECGモニタ(GEメディカルシステム(GE Medical Systems)製のMAC1200)、EXV−468BKの第2導電層に取り付けた。EXV468BKの第1導電層は、被験者の皮膚に圧着した。試験後、ECGトレースは、特許文献5に記載された電極によって得られたトレースと一致した。
同じ方式で、特許文献3に記載されたように、EXV−468BKの追加導電層を用いて、接着領域が全て被覆されるように電極を作製した。この例において、SRMは、誘電材料内に均一に分散された極性材料を含むが、追加の導電性粒子は添加されていない。その結果、ECGプロットと、特許文献3に記載されたSRMにより取得したものとに違いは見られなかった。
他の例は、特許文献5に記載された第2複合材料を用いて試験した。本例では、前述した方法で、導電性粒子のみを含み極性材料を含まないSRMを作製した。この結果も同じであった。すなわち、ECGプロットは、同一のSRM(極性材料を含まないもの)によって得られたものと同一であった。SRMを被覆することで、電極の信号応答性を阻害しない導電材料層が提供されるという結論である。
当業者には明らかであるように、前述した実施形態に、本発明の精神及び範囲から逸脱することなく多数の変更及び変形を行うことができる。
なお、本発明は、以下のような実施形態を含むものとしてもよい。
[1]
第1面及び第2面を有する誘電材料と、
誘電材料内の導電性粒子であって、前記誘電材料の第1面から第2面に至る複数の導電路を形成するように整列し、各導電路が少なくとも複数の導電性粒子で構成される、導電性粒子と、
前記誘電材料の第1面上の導電材料の不連続層であって、複数の相互非結合部位を含み、前記相互非結合部位が、前記誘電材料の前記第1面の全てではなく一部を被覆することで、下部に位置する前記誘電材料の第1面の露出部位が前記不連続層から露出した状態に残り、前記不連続層により、前記誘電材料の第1面から第2面に至る複数の前記導電路の相互電子結合が促進される、導電材料の不連続層と、
を含む導電性複合材料。
[2]
前記導電性粒子はカーボンを含む、[1]に記載の導電性複合材料。
[3]
前記導電性粒子は金属を含む、[1]に記載の導電性複合材料。
[4]
前記導電性粒子は銀である、[3]に記載の導電性複合材料。
[5]
前記導電性粒子は銀ナノ粒子である、[4]に記載の導電性複合材料。
[6]
前記導電路は自然に発生する、[1]に記載の導電性複合材料。
[7]
前記導電路は、電気泳動又は誘電泳動によって形成される、[1]に記載の導電性複合材料。
[8]
前記導電材料は導電性カーボンである、[1]に記載の導電性複合材料。
[9]
前記導電材料は金属箔を含む、[1]に記載の導電性複合材料。
[10]
前記誘電材料は接着剤である、[1]に記載の導電性複合材料。
[11]
前記誘電材料は感圧接着剤である、[10]に記載の導電性複合材料。
[12]
前記誘電材料は熱活性化接着剤である、[10]に記載の導電性複合材料。
[13]
前記誘電材料は放射線硬化接着剤である、[10]に記載の導電性複合材料。
[14]
第1面及び第2面を有する誘電材料と、
前記誘電材料内の導電性粒子であって、前記誘電材料の第1面から第2面に至る複数の導電路を形成するように整列し、各導電路が少なくとも複数の導電性粒子で構成される、導電性粒子と、
前記誘電材料の第1面上の導電材料のパターン化層であって、複数の相互結合部位を含み、前記相互結合部位が、前記誘電材料の第1面の全てではなくその一部を被覆することで、下部に位置する前記誘電材料の第1面の露出部位が、前記パターン化層の複数の部位から露出した状態に残り、前記パターン化層により、前記誘電材料の第1面から第2面に至る複数の前記導電路の相互電子的結合が促進される、パターン化層と、
を含む導電性複合材料。
[15]
前記導電性粒子はカーボンを含む、[14]に記載の導電性複合材料。
[16]
前記導電性粒子は金属を含む、[14]に記載の導電性複合材料。
[17]
前記導電路は自然に発生する、[14]に記載の導電性複合材料。
[18]
前記導電路は、電気泳動又は誘電泳動によって形成される、[14]に記載の導電性複合材料。
[19]
前記導電材料は導電性カーボンを含む、[14]に記載の導電性複合材料。
[20]
前記導電材料は金属箔を含む、[14]に記載の導電性複合材料。
[21]
前記誘電材料は感圧接着剤である、[14]に記載の導電性複合材料。
[22]
第1面及び第2面を有する誘電材料と、
前記誘電材料内の導電性粒子であって、前記誘電材料の第1面から第2面に至る複数の導電路を形成するように整列し、各導電路が少なくとも複数の導電性粒子で構成される、導電性粒子と、
前記誘電材料の第1面上の導電材料の層であって、前記導電材料の層は、約10ミルに満たない厚さを有し、開口部位を含み、前記開口部位により、下部に位置する前記誘電材料の第1面の露出部位が、前記導電材料の層の前記開口部位から露出した状態に残り、前記導電材料の層により、前記誘電材料の第1面から第2面に至る複数の前記導電路の相互電子結合が促進される、導電材料の層と、
を含む導電性複合材料。
[23]
誘電材料を設けるステップと、
前記誘電材料内に導電性粒子を分散させるステップと、
電気泳動又は誘電泳動を行って、前記導電性粒子が前記誘電材料の第1面から前記誘電材料の第2面に至る複数の導電路を形成するように、前記導電性粒子を整列させ、各導電路が少なくとも複数の導電性粒子で構成される、ステップと、
前記誘電材料の第1面上に導電材料の局部層を積層するステップであって、前記脆い層が、複数の相互導電部位を含み、この相互導電部位が前記誘電材料の全てではなくその一部を被覆することで、下部に位置する前記誘電材料の第1面の露出部位が、前記局部層の複数の部位から露出した状態に残り、前記局部層が、前記誘電材料の第1面から第2面に至る複数の前記導電路の相互電子的結合を促進する、ステップと、
前記誘電材料の第1面と導電材料の前記局部層とに剥離層を付着させるステップであって、前記剥離層は、後に除去することができ、この除去により、前記誘電材料の第1面と前記導電材料の局部層とを共に被験体に貼り付けることが可能になることを前提として、前記剥離層を付着させるステップと、
を含む導電性複合材料を作製する方法。
[24]
前記積層するステップは印刷処理を伴う、[23]に記載の方法。
[25]
前記積層するステップは薄膜転写処理を伴う、[23]に記載の方法。
[26]
第1面及び第2面を有する誘電材料と、
前記誘電材料内の導電性粒子であって、前記誘電材料の第1面から第2面に至る複数の導電路を形成するように整列し、各導電路が少なくとも複数の導電性粒子で構成される、導電性粒子と、
前記誘電材料の層の第1面全体を被覆する導電材料の層であって、前記導電材料の層は、約10ミルに満たない厚さを有し、前記導電材料の層により、前記誘電材料の第1面から第2面に至る複数の導電路の相互電子結合が促進する、誘電材料の層と、
を含む導電性複合材料。
[27]
前記導電性粒子はカーボンを含む、[26]に記載の導電性複合材料。
[28]
前記導電性粒子は金属を含む、[26]に記載の導電性複合材料。
[29]
前記導電路は自然に発生する、[26]に記載の導電性複合材料。
[30]
前記導電路は、電気泳動又は誘電泳動によって形成される、[26]に記載の導電性複合材料。
[31]
前記導電材料は導電性カーボンを含む、[26]に記載の導電性複合材料。
[32]
前記導電材料は金属箔を含む、[26]に記載の導電性複合材料。
[33]
前記導電材料は感圧接着剤である、[26]に記載の導電性複合材料。
[34]
第1面及び第2面を有する誘電材料であって、その誘電材料内に分散された極性材料を含む誘電材料と、
前記誘電材料の層の第1面に付着されてその第1面全体を被覆する導電材料の層であって、約10ミルに満たない厚さを有する、導電材料の層と、
を含む信号受信複合材料。
[35]
前記極性材料は、生体被験体から時変信号が適用されたことに応答して整列するように構成される、[34]に記載の信号受信複合材料。
[36]
前記導電材料は導電性カーボンを含む、[34]に記載の信号受信複合材料。
[37]
前記導電材料は金属箔を含む、[34]に記載の信号受信複合材料。
[38]
前記誘電材料は接着剤である、[34]に記載の信号受信複合材料。
[39]
前記誘電材料は感圧接着剤である、[34]に記載の信号受信複合材料。
[40]
前記極性材料は、第四級アンモニウム塩の化学族から成る、[34]に記載の信号受信複合材料。
10,80 導電材料、12,82,106 誘電材料、14,16,84,86 導電板、15,17 面、18,20,88,89 内側表面、22a,22b,22c,92a,92b,92c 導電性チャンネル、24,26 外面、28,32,34 インピーダンス試験プローブ、36 検査板、40,42 インピーダンス検査源、50,52,54,56,58,60,62 導電層、64 担体基板、70 局部層、72 剥離ライナ、72 剥離層、80 導電材料、81 導電路、100 信号受信複合材料、102 上部導電層、104 下部導電層。
一実施形態によれば、本発明の導電性複合材料を形成する方法は、高粘弾性である誘電材料を設けるステップと、弾性誘電材料内に導電性粒子を分散させるステップと、 記高弾性誘電材料の第1面から前記高弾性誘電材料の第2面に至る複数の導電路を形成す るように、前記高弾性誘電材料内の前記導電性粒子を整列させるステップであって、各前記導電路が、前記高弾性誘電材料を硬化させずに整列したままである少なくとも複数の前記導電性粒子で構成される、ステップと、高弾性誘電材料の前記第1面の上導電材料の層を積層するステップであって、前記導電材料の層により、前記高弾性誘電材料の前記第1面から前記第2面に至る複数の前記導電路の相互電子結合が促進されるステップと、を含むことを特徴とする。

Claims (32)

  1. (a)第1面及び第2面を有し、高粘弾性である誘電接着材料と、
    (b)前記高弾性材料内に分散される極性材料であって、前記極性材料によって時変信号を前記誘電接着材料内で電送できる極性材料と、
    (c)前記誘電接着材料内の導電性粒子であって、前記誘電接着材料の前記第1面から前記第2面に至る電気泳動によって形成される複数の導電路を形成するように整列する導電性粒子の第1セットを含み、電気泳動によって形成される各前記導電路が少なくとも複数の導電性粒子で構成される、導電性粒子と、
    (d)前記誘電接着材料の前記第1面の上の導電材料の不連続層であって、複数の相互非結合部位を含み、前記相互非結合部位が、前記誘電接着材料の前記第1面の全てではなく一部を被覆することで、下部に位置する前記誘電接着材料の前記第1面の露出部位が前記不連続層から露出した状態に残り、前記不連続層により、前記誘電接着材料の前記第1面から前記第2面に至る電気泳動によって形成される複数の前記導電路の相互電子結合が促進され、前記誘電接着材料の前記露出部位は、電気泳動によって形成される複数の前記導電路が形成された後の接着用の使用に適する、導電材料の不連続層と、
    を含む導電性複合材料。
  2. 前記導電性粒子はカーボンを含む、請求項1に記載の導電性複合材料。
  3. 前記導電性粒子は金属を含む、請求項1に記載の導電性複合材料。
  4. 前記導電性粒子は銀である、請求項3に記載の導電性複合材料。
  5. 前記導電性粒子は銀ナノ粒子である、請求項4に記載の導電性複合材料。
  6. 前記導電路は誘電泳動によって形成される、請求項1に記載の導電性複合材料。
  7. 前記導電材料は導電性カーボンを含む、請求項1に記載の導電性複合材料。
  8. 前記導電材料は金属箔を含む、請求項1に記載の導電性複合材料。
  9. 前記誘電接着材料は感圧接着剤である、請求項1に記載の導電性複合材料。
  10. 前記誘電接着材料は熱活性化接着剤である、請求項1に記載の導電性複合材料。
  11. 前記誘電接着材料は放射線硬化接着剤である、請求項1に記載の導電性複合材料。
  12. (a)第1面及び第2面を有する誘電接着材料と、
    (b)前記誘電接着材料内の導電性粒子であって、前記誘電接着材料の前記第1面から前記第2面に至る電気泳動によって形成される複数の導電路を形成するように整列する導電性粒子の第1セットを含み、電気泳動によって形成される各前記導電路が少なくとも複数の導電性粒子で構成される、導電性粒子と、
    (c)前記誘電接着材料の前記第1面の上の導電材料のパターン化層であって、複数の相互結合部位を含み、前記相互結合部位が、前記誘電接着材料の前記第1面の全てではなくその一部を被覆することで、下部に位置する前記誘電接着材料の前記第1面の露出部位が、前記パターン化層の複数の部位から露出した状態に残り、前記パターン化層により、前記誘電接着材料の前記第1面から前記第2面に至る複数の前記導電路の相互電子的結合が促進され、電気泳動によって形成される各前記導電路が前記誘電接着材料の硬化を必要とせずに形成されたままとなり、前記導電材料の前記パターン化層は薄膜転写によって前記誘電接着材料の上に形成される脆い層である、パターン化層と、
    を含む導電性複合材料。
  13. 前記導電性粒子はカーボンを含む、請求項12に記載の導電性複合材料。
  14. 前記導電性粒子は金属を含む、請求項12に記載の導電性複合材料。
  15. 前記導電路は、誘電泳動によって形成される、請求項12に記載の導電性複合材料。
  16. 前記導電材料は導電性カーボンを含む、請求項12に記載の導電性複合材料。
  17. 前記導電材料は金属箔を含む、請求項12に記載の導電性複合材料。
  18. 前記誘電接着材料は感圧接着剤である、請求項12に記載の導電性複合材料。
  19. (a)第1面及び第2面を有する誘電接着材料と、
    (b)前記誘電接着材料内に分散される極性材料であって、前記極性材料によって時変信号を前記誘電接着材料内で電送できる極性材料と、
    (c)前記誘電接着材料内の導電性粒子であって、前記誘電接着材料の前記第1面から前記第2面に至る電気泳動によって形成される複数の導電路を形成するように整列する導電性粒子の第1セットを含み、電気泳動によって形成される各前記導電路が少なくとも複数の導電性粒子で構成され、前記導電性粒子は電気泳動を必要とせず自然に発生する導電路を形成する導電性粒子の第2セットを含む、導電性粒子と、
    (d)前記誘電接着材料の前記第1面の上の導電材料の脆い層であって、前記導電材料の層は、約10ミルに満たない厚さを有し、開口部位を含み、前記開口部位により、下部に位置する前記誘電接着材料の前記第1面の露出部位が、前記導電材料の層の前記開口部位から露出した状態に残り、前記導電材料の層により、前記誘電接着材料の前記第1面から前記第2面に至る電気泳動によって形成される複数の前記導電路の相互電子結合が促進され、電気泳動によって形成される各前記導電路は所定の場所に留まり、前記誘電接着材料は接着剤として使用可能なままとなる、導電材料の脆い層と、
    を含む導電性複合材料。
  20. 前記導電性粒子は、電気泳動を必要とせず自然に発生する導電路を形成する導電性粒子の第2セットを更に含む、請求項1に記載の導電性複合材料。
  21. 前記導電性粒子は、電気泳動を必要とせず自然に発生する導電路を形成する導電性粒子の第2セットを更に含む、請求項12に記載の導電性複合材料。
  22. (a)第1面及び第2面を有する誘電接着材料と、
    (b)前記誘電接着材料内の導電性粒子であって、前記誘電接着材料の前記第1面から前記第2面に至る電気泳動によって形成される複数の導電路を形成するように整列する導電性粒子の第1セットを含み、電気泳動によって形成される各前記導電路が少なくとも複数の導電性粒子で構成される、導電性粒子と、
    (c)前記誘電接着材料の第1面の上の導電材料の不連続層であって、複数の相互非結合部位を含み、前記相互非結合部位が、前記誘電接着材料の前記第1面の全てではなく一部を被覆することで、下部に位置する前記誘電接着材料の前記第1面の露出部位が前記不連続層から露出した状態に残り、前記不連続層により、前記誘電接着材料の前記第1面から前記第2面に至る電気泳動によって形成される複数の前記導電路の相互電子結合が促進され、前記誘電接着材料の前記露出部位は、電気泳動によって形成される複数の前記導電路が形成された後の接着用の使用に適し、前記導電路は前記誘電接着材料を硬化させないままとする、導電材料の不連続層と、
    を含む導電性複合材料。
  23. 前記導電性粒子はカーボンを含む、請求項22に記載の導電性複合材料。
  24. 前記導電性粒子は金属を含む、請求項22に記載の導電性複合材料。
  25. 前記導電性粒子は銀である、請求項22に記載の導電性複合材料。
  26. 前記導電性粒子は銀ナノ粒子である、請求項22に記載の導電性複合材料。
  27. 前記導電路は誘電泳動によって形成される、請求項22に記載の導電性複合材料。
  28. 前記導電材料は導電性カーボンを含む、請求項22に記載の導電性複合材料。
  29. 前記導電材料は金属箔を含む、請求項22に記載の導電性複合材料。
  30. 前記誘電接着材料は感圧接着剤である、請求項22に記載の導電性複合材料。
  31. 前記誘電接着材料は熱活性化接着剤である、請求項22に記載の導電性複合材料。
  32. 前記誘電接着材料は放射線硬化接着剤である、請求項22に記載の導電性複合材料。
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