JP2018091517A - 給湯装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】COPを向上しつつ、湯切れを防止できる給湯装置を提供すること。【解決手段】給湯装置は、ヒートポンプユニット(50)と貯湯タンク(10)と沸き上げポンプ(P1)と沸き上げ回路(BC)と出湯温度センサ(T22)と目標出湯温度決定部(100a)とポンプ起動制御部(100d)とを含む。上記ポンプ起動制御部(100d)は、目標出湯温度が予め定められた閾値以下のときに、上記ヒートポンプユニット(50)からの出湯温度を、予め定められた時間、上記目標出湯温度よりも低い第1段温度に制御した後、上記目標出湯温度に制御する二段起動を行う一方、上記目標出湯温度が予め定められた閾値を超えたときに、上記ヒートポンプユニット(50)からの出湯温度を、最初から上記目標出湯温度に制御する一段起動を行う。【選択図】図1

Description

この発明は、給湯装置に関する。
従来、給湯装置としては、特許文献1(WO2015/198424A1)に記載のものがある。この従来の給湯装置は、ヒートポンプユニットの圧縮機の温度が低いコールドスタート時には、ヒートポンプユニットからの温水の温度を最初は目標温度よりも低い第1段温度になるように制御し、その後、目標温度になるように沸き上げポンプを制御する二段起動を行って、COP(成績係数)の向上を図っている。そして、圧縮機の温度が高いホットスタート時には、最初からヒートポンプユニットからの温水の温度が目標温度になるように一段起動を行って湯量を確保するようにしている。
国際公開番号 WO2015/198424A1
しかしながら、上記従来の給湯装置では、ヒートポンプユニットの圧縮機の温度が低いコールドスタート時には、必要湯量に関係なく、二段起動を行っているため、湯切れ(溜められた湯量(つまり蓄熱量)が足りなくなること)がおきる場合がある。
そこで、この発明の課題は、COPを向上しつつ、湯切れを防止できる給湯装置を提供することにある。
上記課題を解決するため、この発明の給湯装置は、
圧縮機と水熱交換器と膨脹機構と空気熱交換器とを含むヒートポンプユニットと、
貯湯タンクと、
沸き上げポンプと、
上記貯湯タンクと沸き上げポンプと水熱交換器の二次側通路とを環状に接続してなる沸き上げ回路と、
上記ヒートポンプユニットからの出湯温度を検出する出湯温度センサと、
上記ヒートポンプユニットからの出湯温度の目標出湯温度を、過去の湯の使用量に基づいて、その湯の使用量が多い程高くなるように定める目標出湯温度決定部と、
上記目標出湯温度が予め定められた閾値以下のとき、あるいは、過去の湯の使用量が予め定められた閾値以下のときに、上記ヒートポンプユニットからの出湯温度を、予め定められた一定時間、上記目標出湯温度よりも低い第1段温度に制御した後、上記目標出湯温度に制御する二段起動を行う一方、上記目標出湯温度が予め定められた閾値を超えたとき、あるいは、過去の湯の使用量が予め定められた閾値を超えたときに、上記ヒートポンプユニットからの出湯温度を、最初から上記目標出湯温度に制御する一段起動を行うポンプ起動制御部と
を備えることを特徴としている。
上記構成の給湯装置によれば、上記ポンプ起動制御部によって、上記目標出湯温度が予め定められた閾値以下のとき、あるいは、過去の湯の使用量が予め定められた閾値以下のときに、上記ヒートポンプからの出湯温度を、予め定められた一定時間、上記目標出湯温度よりも低い第1段温度に制御した後、上記目標出湯温度に制御する二段起動を行うので、COPが向上する。この場合、上記目標出湯温度が予め定められた閾値以下、あるいは、過去の湯の使用量が予め定められた閾値以下であるということは、過去の湯の使用量が比較的多くないことを意味するから、その過去の湯の使用量が比較的多くないことを学習して、二段起動を行っても、貯湯量つまり蓄熱量が不足する可能性が少ない。なお、ここで、上記予め定められた一定時間とは、例えば、システムが安定すると想定される時間であって、シミュレーションまたは何回かの実際の試行によって決定されるのが好ましい。
一方、上記ポンプ起動制御部は、上記目標出湯温度が予め定められた閾値を超えたとき、あるいは、過去の湯の使用量が予め定められた閾値を超えたときに、上記ヒートポンプユニットからの出湯温度を、最初から上記目標出湯温度に制御する一段起動を行うので、湯切れが防止される。この場合、上記目標出湯温度が予め定められた閾値を超えたとき、あるいは、過去の湯の使用量が予め定められた閾値を超えたということは、過去の湯の使用量が比較的多いことを意味するから、その過去の湯の使用量が比較的多いことを学習して、起動の最初から一段起動を行っているから、貯湯量つまり蓄熱量が二段起動をする場合よりも多くなって、湯切れ(貯湯量つまり蓄熱量の不足)が生じることがない。
このように、上記ポンプ起動制御部は、上記目標出湯温度が予め定められた閾値以下のとき、あるいは、過去の湯の使用量が予め定められた閾値以下のときに、上記ヒートポンプユニットからの出湯温度の二段起動を行う一方、上記目標出湯温度が予め定められた閾値を超えたときに、あるいは、過去の湯の使用量が予め定められた閾値を超えたときに、上記ヒートポンプからの出湯温度を、最初から上記目標出湯温度に制御する一段起動を行なって、過去の湯の使用量を学習して、過去の湯の使用量に関連して、二段起動と一段起動とを使い分けているので、COPを高くしつつ、湯切れを防止できる。
1実施形態では、
電力契約体系における夜間においては、上記ポンプ起動制御部は二段起動を行わないで一段起動を行う。
上記実施形態によれば、電力契約体系における夜間においては、上記ポンプ起動制御部は二段起動を行わないで一段起動を行うので、電気料金が安い夜間において貯湯タンクに溜める湯(熱量)を多くできて、経済的で、かつ、昼間の湯切れを防止できる。
なお、電力契約体系における夜間とは、電力会社が定めているもので、例えば、23時から7時迄の間である。電力契約体系における昼間とは、例えば、7時から23時前までの間である。
1実施形態では、
電力契約体系における昼間においては、上記ポンプ起動制御部は二段起動を行わないで一段起動を行う。
上記実施形態によれば、電力契約体系における昼間においては、上記ポンプ起動制御部は二段起動を行わないで一段起動を行う。給湯装置において、電気料金の高い昼間に湯を沸かすのは緊急にお湯を必要とする場合であるから、一段起動をすると、緊急時に、比較的多くのお湯(熱量)を溜めることができて、昼間における湯切れの発生を防止できる。
この発明によれば、過去の湯の使用量に関連して、二段起動と一段起動とを使い分けているので、COPを向上しつつ、湯切れを防止できる。
この発明の1実施形態の給湯装置の回路図である。 上記給湯装置の沸き上げ回路を説明する図である。 上記給湯装置の二段起動と一段起動を説明するグラフである。
以下、この発明を図示の実施形態により詳細に説明する。
まず、この発明の実施形態の給湯装置のうちで、この発明に強く関係する箇所について図面を参照しながら詳細に説明し、その後、この実施形態の給湯装置のこの発明の要旨との関係が少ない箇所について簡単に説明する。
図1に示すように、この実施形態の給湯装置は、貯湯タンク10および制御装置100を有する貯湯ユニット1と、上記貯湯ユニット1の貯湯タンク10内の水を沸き上げるためのヒートポンプユニット50とを備えている。
上記ヒートポンプユニット50は、圧縮機51と水熱交換器52の一次側通路52aと膨脹機構53と空気熱交換器54とを環状に接続している。上記水熱交換器52は一次側通路52aを流れる冷媒と、二次側通路52bを流れる水または温水との間で熱交換を行う。
上記ヒートポンプユニット50は、外気温度を検出する外気温度センサT23を有し、上記空気熱交換器54には着霜を検出するための温度センサT55を設けている。
また、このヒートポンプユニット50は、冷媒として炭酸ガス(CO)を用いており、出湯温度を例えば65℃〜90℃の範囲で制御することが可能である。
一方、上記貯湯タンク10には、下側から上側に向かって略等間隔に6つの温度センサT1〜T6を設けている。上記貯湯タンク10の下部には、配管L1の一端を接続し、配管L1の他端をポンプ入水弁V1の一方の入力側に接続している。また、ポンプ入水弁V1の出力側に配管L2の一端を接続し、配管L2の他端をバイパス弁V2の入力側に接続している。この配管L2に沸き上げポンプP1を配設している。また、バイパス弁V2の一方の出力側に配管L3を介してヒートポンプユニット50の水熱交換器52の二次側通路52bの一端に接続している。
上記ヒートポンプユニット50の水熱交換器52の二次側通路52bの他端を配管L4の一端に接続し、配管L4の他端を沸き上げ三方弁V3の入力側に接続している。また、バイパス弁V2の他方の出力側に配管L6の一端を接続し、配管L6の他端を配管L4の沸き上げ三方弁V3側に接続している。
また、上記沸き上げ三方弁V3の一方の出力側に配管L5の一端を接続し、配管L5の他端を貯湯タンク10の上部に接続している。一方、上記沸き上げ三方弁V3の他方の出力側に配管L7の一端を接続し、配管L7の他端を貯湯タンク10の下部に接続している。
上記配管L1〜L5,L7とポンプ入水弁V1とバイパス弁V2と沸き上げ三方弁V3で、貯湯タンク10と沸き上げポンプP1とヒートポンプユニット50の水熱交換器52とを接続して、沸き上げ回路BCを構成している。
また、上記ヒートポンプユニット50の水熱交換器52の二次側通路52bへの往き水の入水温度を検出する温度センサT21を配管L3に設けている。さらに、上記ヒートポンプユニット50の水熱交換器52の二次側通路52bからの戻り湯の出湯温度を検出する出湯温度センサT22を配管L4に設けている。
なお、図1では、ポンプ入水弁V1は、配管L2と配管L1が連通した状態を示し、バイパス弁V2は、配管L2と配管L3が連通した状態を示し、沸き上げ三方弁V3は、配管L4と配管L7が連通した状態を示している。
この配管L1のポンプ入水弁V1よりも貯湯タンク10側に排水用二方弁27を配設している。通常、排水用二方弁27は閉じており、メンテナンスなどにより貯湯タンク10内の水を排水するとき、排水用二方弁27を開いて、貯湯タンク10の下部と排水口とを連通させる。
上記沸き上げポンプP1により、貯湯タンク10内の湯水を、配管L1,ポンプ入水弁V1,バイパス弁V2,ヒートポンプユニット50の水熱交換器52の二次側通路52b,配管L4,沸き上げ三方弁V3および配管L5(またはL7)を介して循環させる。
なお、この実施形態では、貯湯タンク10,ポンプ入水弁V1,バイパス弁V2,ヒートポンプユニット50の水熱交換器52の二次側通路52b,沸き上げ三方弁V3を環状に接続して、沸き上げ回路BCを構成しているが、沸き上げ回路は、図示しないが、少なくとも貯湯タンクと沸き上げポンプと水熱交換器の二次側通路とを環状に接続して構成してもよい。
一方、上記制御装置100は、マイクロコンピュータと入出力回路などからなり、リモートコントローラ200との間で送受信を行う。
上記制御装置100は、目標出湯温度決定部100aとタイマー制御部100bとフィードバックポンプ制御部100cとポンプ起動制御部100dとを備え、これらはソフトウェアにより構成されている。
上記目標出湯温度決定部100aは、周知のものであるので、以下に簡単に説明する。上記目標出湯温度決定部100aは、例えば、過去の同じ一日、同じ時間帯、1週間、季節など毎の貯湯タンク10から浴槽3,蛇口26などへの出湯量が多いほど現在の目標出湯温度が高くなるように、過去の同じ一日、同じ時間帯などの出湯量に関連付けて現在の目標出湯温度を予め定められた算式やテーブルなどによって決定する。例えば、過去の出湯量が多い場合、現在の目標出湯温度は例えば85℃と高くなり、過去の出湯量が少ない場合、現在の目標出湯温度は例えば70℃と低くなる。上記出湯量は、後記する水量センサ6,25の積算流量と、湯張り混合弁V4の開度および給湯混合弁V5の開度に基づいて求めている。
また、上記フィードバックポンプ制御部100cは、沸き上げ回路BCに設けられた出湯温度センサT22の出力に基づいて、貯湯タンク10への出湯温度が上記目標出湯温度になるように沸き上げポンプP1の回転速度をフィードバック制御する。
また、上記ポンプ起動制御部100dは、上記目標出湯温度が予め定められた閾値以下のときに、上記ヒートポンプユニット50から貯湯タンク10への出湯温度を、図3で太い実線で示すように、予め定められた一定時間、目標出湯温度よりも低い第1段温度になるように沸き上げポンプP1の回転速度を制御した後、上記目標出湯温度になるように沸き上げポンプP1の回転速度を制御する二段起動を行う。また、上記ポンプ起動制御部100dは、目標出湯温度が予め定められた閾値を超えたときに、貯湯タンク10への出湯温度を、図3で太い破線で示すように、上記ヒートポンプユニット50から貯湯タンク10への出湯温度を、最初から上記目標出湯温度になるように沸き上げポンプP1の回転速度を制御する一段起動を行う。上記予め定められた一定時間とは、例えば、システムが安定すると想定される時間であって、例えば、シミュレーションまたは何回かの実際の試行によって決定されるのが好ましい。
また、上記タイマー制御部100bは、上記ポンプ起動制御部100dに第1〜第3モードを択一的に設定して動作させる。上記第1モードでは、電力契約体系における夜間、昼間などに関係無く、上記ポンプ起動制御部100dに二段起動と一段起動を行わせる。上記第2モードでは、電力契約体系における夜間においては、上記ポンプ起動制御部100dに二段起動を行なわせないで、過去の湯の使用量に関係無く一段起動を行わせる。上記第3モードでは、電力契約体系における昼間においては、上記ポンプ起動制御部100dに二段起動を行わせないで、過去の湯の使用量に関係無く一段起動を行わせる。
なお、電力契約体系における夜間とは、電力会社が定めているもので、例えば、23時から7時迄の間である。電力契約体系における昼間とは、例えば、7時から23時前までの間である。
上記構成の給湯装置において、今、図2に示すように、ポンプ入水弁V1が配管L1とL2を接続し、バイパス弁V2が配管L2とL3を接続し、三方弁V3が配管L4とL5を接続するように、ポンプ入水弁V1,バイパス弁V2および三方弁V3を切り換えて、沸き上げ回路BCを形成して、沸き上げ運転の起動を行うとする。そして、上記タイマー制御部100bは、ポンプ起動制御部100dの第1モードを選択していて、電力契約体系における夜間、昼間などに関係無く、ポンプ起動制御部100dに二段起動と一段起動を行わせることが可能な状態にあるとする。
そうすると、上記ポンプ起動制御部100dは、目標出湯温度決定部100aによって、例えば、過去の同じ一日、同じ時間帯などについて過去の出湯量が多いほど現在の目標出湯温度が高くなるように決定された現在の目標出湯温度が予め定められた閾値以下であると判断すると、ヒートポンプユニット50からの出湯温度を、図3において太い実線で示すように、上記目標出湯温度よりも低い第1段温度に一定時間のあいだ制御した後、上記目標出湯温度に制御する二段起動を行う。このように、二段起動を行うので、COPが向上する。
上記出湯温度は、沸き上げ回路BCに設けられた出湯温度センサT22によって検出されて、フィードバックポンプ制御部100cは、出湯温度センサT22の出力に基づいて、貯湯タンク10への出湯温度が上記目標出湯温度になるように沸き上げポンプP1の回転速度をフィードバック制御する。
また、上記二段起動を行うということは、過去の同じ1日、同じ時間帯などの湯の使用量が比較的多くないことを意味するから、その過去の湯の使用量が比較的多くないことを学習して、二段起動を行っても、貯湯量つまり蓄熱量が不足する可能性が少ない。
一方、上記ポンプ起動制御部100dは、目標出湯温度決定部100aによって決定された現在の目標出湯温度が予め定められた閾値を超えていると判断すると、ヒートポンプユニット50からの出湯温度を、図3において太い破線で示すように、最初から目標出湯温度に制御する一段起動を行うので、貯湯量つまり蓄熱量が二段起動をする場合よりも多くなって、湯切れ(貯湯量つまり蓄熱量の不足)が生じることがない。
このように、現在の目標出湯温度が予め定められた閾値を超えたということは、過去の湯の使用量が比較的多いことを意味するから、その過去の湯の使用量が比較的多いことを学習して、貯湯量つまり蓄熱量の多い一段起動を行っているから、湯切れが生じることがない。
このように、上記ポンプ起動制御部100dは、過去の湯の使用量を学習して、過去の湯の使用量に関連して、二段起動と一段起動とを使い分けているので、COPを高くしつつ、湯切れを防止できる。
次に、上記タイマー制御部100bが、ポンプ起動制御部100dの第2モードを選択している状態で、沸き上げ回路BCを使用する沸き上げ運転の起動を行うとする。
この第2モードでは、上記タイマー制御部100bが、電力契約体系における夜間においては、ポンプ起動制御部100dに図3において太い実線で示す二段起動を行わせないで、図3において太い破線で示す一段起動を行わせる。
したがって、この第2モードでは、電気料金が安い夜間において貯湯タンク10に溜める湯(熱量)を多くできて、経済的で、かつ、昼間の湯切れを防止できる。
次に、上記タイマー制御部100bが、ポンプ起動制御部100dの第3モードを選択している状態で、沸き上げ回路BCを使用する沸き上げ運転の起動を行うとする。
この第3モードでは、電力契約体系における昼間においては、ポンプ起動制御部100dに図3において太い実線で示す二段起動を行わせないで、図3において太い破線で示す一段起動を行わせる。
電気料金の高い昼間に湯を沸かすのは緊急にお湯を必要とする場合であるから、この第3モードのように電力契約体系における昼間において、一段起動をするようにすると、緊急時に、比較的多くのお湯(熱量)を溜めることができて、昼間における湯切れの発生を防止できる。
上記実施形態では、目標出湯温度が予め定められた閾値以下であるときに、二段起動を行う一方、目標出湯温度が予め定められた閾値を超えたときに一段起動を行うようにしている。しかし、変形例として、過去の湯の使用量が予め定められた閾値以下のときに、二段起動を行う一方、過去の湯の使用量が予め定められた閾値を超えたときに、一段起動を行うようにしてもよい。目標出湯温度と過去の湯の使用量との間に強い相関関係があるから、この変形例のようにしても、作用、効果は上記実施形態と同様である。
なお、風呂給湯回路、風呂循環回路、風呂追い焚き回路、給湯回路、温度センサ群は、図1に示されているが、この発明の要旨とは、比較的関係が少ないので、以下において簡単に説明する。
<風呂給湯回路>
上記貯湯タンク10の下部に配管L11を介して外部の給水口を接続している。この配管L11に、ストレーナ11と、給水管側から貯湯タンク10側への流れのみを許容する逆止弁12と、減圧弁V10とを上流側から順に配設している。
また、上記貯湯タンク10の上部に配管L21の一端を接続し、配管L21の他端を湯張り混合弁V4の一方の入力側に接続している。上記配管L21の湯張り混合弁V4近傍に、貯湯タンク10側から湯張り混合弁V4側への流れのみを許容する逆止弁21を配設している。
上記湯張り混合弁V4の他方の入力側に、分岐配管L12の一端を接続し、その分岐配管L12の他端を、配管L11の減圧弁V10の上流側に接続している。この分岐配管L12の湯張り混合弁V4近傍に、給水口側から湯張り混合弁V4への流れのみを許容する逆止弁22を配設している。
また、上記湯張り混合弁V4の出力側に配管L22の一端を接続し、配管L22の他端を、浴槽3に設けられた接続アダプタ9の給湯口9aに接続している。この配管L22には、湯張り混合弁V4側から順に、湯張り電磁弁V6と、湯張り混合弁V4側から浴槽3への流れのみを許容する逆止弁5と、水量センサ6と、湯張り混合弁V4側から浴槽3への流れのみを許容する逆止弁7を配設している。
上記配管L22の逆止弁5と水量センサ6との間に、排水弁V7が配設された排水配管L42の一端を接続している。また、配管L21の貯湯タンク10近傍に、逃がし弁28が配設された排水配管41の一端を接続している。
上記湯張り電磁弁V6と逆止弁5と水量センサ6と逆止弁7で複合水弁30を構成している。
上記配管L21,湯張り混合弁V4,配管L22,複合水弁30で、貯湯タンク10と浴槽3との間の風呂給湯回路を構成している。
<風呂循環回路>
上記接続アダプタ9の吸水口9bに配管L24の一端を接続し、配管L24の他端を追い焚き熱交換器20の2次側の入力に接続している。上記配管L24に風呂循環ポンプP2を配設している。また、配管L22の複合水弁30よりも下流側に分岐配管L23の一端を接続し、分岐配管L23の他端を追い焚き熱交換器20の2次側の出力に接続している。
上記風呂循環ポンプP2により、浴槽3内の湯水を、配管L24,追い焚き熱交換器20(2次側),分岐配管L23および配管L22の一部を介して循環させる。
上記配管L24,追い焚き熱交換器20(2次側),分岐配管L23,配管L22および風呂循環ポンプP2で風呂循環回路を構成している。
上記湯張り電磁弁V6は、風呂循環回路を介して貯湯タンク10内の温水を浴槽3内に流す経路を開閉する開閉弁である。
<風呂追い焚き回路>
また、上記配管L22の複合水弁30よりも上流側に分岐配管L25の一端を接続し、分岐配管L25の他端を追い焚き熱交換器20(1次側)の一端に接続している。上記追い焚き熱交換器20(1次側)の他端に配管L26の一端を接続し、配管L26の他端をポンプ入水弁V1の一方の入力側に接続している。
上記配管L21,湯張り混合弁V4,配管L22の一部,分岐配管L25,追い焚き熱交換器20(1次側),配管L26,ポンプ入水弁V1,配管L2,バイパス弁V2,配管L6,配管L4の一部,沸き上げ三方弁V3,配管L7および沸き上げポンプP1で風呂追い焚き回路を構成している。
<給湯回路>
また、上記貯湯タンク10の上部に配管L31の一端を接続し、配管L31の他端を給湯混合弁V5の一方の入力側に接続している。上記配管L31に、貯湯タンク10側から給湯混合弁V5への流れのみを許容する逆止弁23を配設している。
また、配管L12の逆止弁22近傍の給水口側に、分岐配管L13の一端を接続し、分岐配管L13の他端を給湯混合弁V5の他方の入力側に接続している。上記分岐配管L13の給湯混合弁V5近傍に、給水口側から給湯混合弁V5への流れのみを許容する逆止弁24を配設している。
上記給湯混合弁V5の出力側に配管L32の一端を接続し、配管L32の他端を給湯部26(この実施形態では蛇口)に接続している。上記配管L32に水量センサ25を設けている。
上記配管L31,給湯混合弁V5,配管L32,配管L11,配管L12の一部,配管L13で給湯回路を構成している。
<温度センサ群>
また、配管L12と配管L13の接続点近傍の上流側に、給水温度を検出する温度センサT11を設けている。また、給湯部26に接続された配管L32には、水量センサ25よりも下流側に給湯温度を検出する温度センサT12を設けている。
また、浴槽3に接続された配管L24には、浴槽3側の接続アダプタ9と風呂循環ポンプP2との間に、水位センサLSと、水流センサの一例としての水流スイッチSWと、温度センサT13を接続アダプタ9側から順に設けている。
さらに、浴槽3に接続された配管L22に分岐配管L23が接続された接続点に、浴槽3に供給される湯温を検出する温度センサT14を設けている。
上記実施形態および変形例で述べた構成要素は、適宜、組み合わせてもよく、また、適宜、選択、置換、あるいは、削除してもよいのは、勿論である。
10 貯湯タンク
50 ヒートポンプユニット
51 圧縮機
52 水熱交換器
52b 二次側通路
53 膨脹機構
54 空気熱交換器
100a 目標出湯温度決定部
100b タイマー制御部
100c フィードバックポンプ制御部
100d ポンプ起動制御部
P1 沸き上げポンプ
BC 沸き上げ回路
T22 出湯温度センサ

Claims (3)

  1. 圧縮機(51)と水熱交換器(52)と膨脹機構(53)と空気熱交換器(54)とを含むヒートポンプユニット(50)と、
    貯湯タンク(10)と、
    沸き上げポンプ(P1)と、
    上記貯湯タンク(10)と沸き上げポンプ(P1)と水熱交換器(52)の二次側通路(52b)とを環状に接続してなる沸き上げ回路(BC)と、
    上記ヒートポンプユニット(50)からの出湯温度を検出する出湯温度センサ(T22)と、
    上記ヒートポンプユニット(50)からの出湯温度の目標出湯温度を、過去の湯の使用量に基づいて、その湯の使用量が多い程高くなるように定める目標出湯温度決定部(100a)と、
    上記目標出湯温度が予め定められた閾値以下のとき、あるいは、過去の湯の使用量が予め定められた閾値以下のときに、上記ヒートポンプユニット(50)からの出湯温度を、予め定められた一定時間、上記目標出湯温度よりも低い第1段温度に制御した後、上記目標出湯温度に制御する二段起動を行う一方、上記目標出湯温度が予め定められた閾値を超えたとき、あるいは、過去の湯の使用量が予め定められた閾値を超えたときに、上記ヒートポンプユニット(50)からの出湯温度を、最初から上記目標出湯温度に制御する一段起動を行うポンプ起動制御部(100d)と
    を備えることを特徴とする給湯装置。
  2. 請求項1に記載の給湯装置において、
    電力契約体系における夜間においては、上記ポンプ起動制御部(100d)は二段起動を行わないで一段起動を行うことを特徴とする給湯装置。
  3. 請求項1に記載の給湯装置において、
    電力契約体系における昼間においては、上記ポンプ起動制御部(100d)は二段起動を行わないで一段起動を行うことを特徴とする給湯装置。
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