JP2018091452A - 逆入力遮断クラッチ - Google Patents

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【課題】逆入力トルクに対して出力側部材の回転を阻止する状態と出力側部材の回転を許す状態を容易に切り替えられる逆入力遮断クラッチを提供する。【解決手段】出力軸(出力側部材)4の径方向外側に配された外輪5が回転不能に拘束された状態では、入力軸(入力側部材)3の回転を出力軸4に伝達し、出力軸4に加えられる逆入力トルクに対しては出力軸4を外輪5とロックさせて出力軸4の回転を阻止する逆入力遮断機構1と、非操作時は逆入力遮断機構1の外輪5を回転不能に拘束し、手動操作によりその外輪5を回転自在に解放する動作制御機構2とを組み合わせた構成とすることにより、動作制御機構2を操作しなければ、逆入力トルクに対して出力軸4の回転を阻止する状態とすることができ、動作制御機構2を手動操作するだけで、逆入力トルクに対して出力軸4の回転を許す状態に容易に切り替えられるようにした。【選択図】図1

Description

本発明は、入力トルクが加えられたときは入力側部材の回転を出力側部材に伝達し、逆入力トルクに対しては入力側部材が回転しないようにする逆入力遮断クラッチに関する。
逆入力遮断クラッチは、入力側部材に入力トルクが加えられたときは、その回転を出力側部材に伝達し、出力側部材に逆入力トルクが加えられたときは、入力側部材が回転しないようにするものである。この逆入力遮断クラッチには、逆入力トルクに対して出力側部材をロックさせる方式(以下、この方式を「ロック式」と称する。)のものがある。
上記のようなロック式の逆入力遮断クラッチには、同一軸心のまわりに回転する入力側部材と出力側部材との間に、入力側部材の回転を出力側部材に伝達するトルク伝達手段を設け、出力側部材の径方向外側に固定の外輪を配し、出力側部材の外周面に複数のカム面を設けて、外輪の内周円筒面と出力側部材の各カム面との間に周方向で次第に狭小となる楔形空間を形成し、これらの各楔形空間に一対のころとその一対のころを楔形空間の狭小部へ押し込むばねを組み込むとともに、各楔形空間の周方向両側(ころを挟んでばねに周方向で対向する位置)に、入力側部材と一体回転するロック解除片の柱部を挿入した構成のものが多い(例えば、特許文献1参照。)。
この構成によれば、入力側部材および出力側部材が停止した状態で出力側部材に逆入力トルクが加えられても、回転方向後側のころが外輪および出力側部材に係合することにより出力側部材が外輪にロックされるので、入力側部材および出力側部材の回転方向位置を保持することができる。
一方、入力側部材に入力トルクが加えられたときは、入力側部材と一体回転するロック解除片の柱部が回転方向後側のころをばねの弾力に抗して楔形空間の広大部へ押し出すことにより、そのころと外輪および出力側部材との係合が解除されて、出力側部材がロック状態から解放された後、トルク伝達手段によって入力側部材から出力側部材に回転が伝達される(このとき、回転方向前側のころは楔形空間の広大部に相対移動するので、外輪および出力側部材と係合することはない)。
特開2010−281375号公報
ところが、上記のような構成の逆入力遮断クラッチを組み込んだ装置では、モータ等の駆動源に連結される入力側部材を停止させた状態でメンテナンス等を行う際に、作業者が出力側から逆入力遮断クラッチの出力側部材に連結された被駆動部材を動かすことができず、作業性が低くなるという難点がある。
そこで、本発明は、逆入力トルクに対して出力側部材の回転を阻止する状態と出力側部材の回転を許す状態を容易に切り替えられる逆入力遮断クラッチを提供することを課題とする。
上記の課題を解決するために、本発明の逆入力遮断クラッチは、入力側部材、出力側部材および出力側部材の径方向外側に配された外輪を含み、前記外輪が回転不能に拘束された状態では、前記入力側部材の回転を出力側部材に伝達し、前記出力側部材に加えられる逆入力トルクに対しては出力側部材を外輪とロックさせて出力側部材の回転を阻止する逆入力遮断機構と、非操作時は前記外輪を回転不能に拘束し、手動操作により前記外輪を回転自在に解放する動作制御機構とを備え、前記外輪が回転自在に解放された状態で出力側部材に逆入力トルクが加えられたときには、前記出力側部材が外輪とロックした状態で回転する構成を採用した。
すなわち、動作制御機構の非操作時は、外輪を回転不能に拘束することにより、入力側部材の回転を出力側部材に伝達し、逆入力トルクに対しては出力側部材の回転を阻止する状態となり、動作制御機構を手動操作して外輪を回転自在に解放するだけで、逆入力トルクに対して出力側部材の回転を許す状態に切り替えられるようにしたのである。
前記逆入力遮断機構としては、前記入力側部材と出力側部材とが同一軸線のまわりに回転する状態で配されており、前記入力側部材と出力側部材との間に、入力側部材の回転を出力側部材に伝達するトルク伝達手段が設けられており、前記出力側部材の外周面に複数のカム面が設けられて、前記外輪の内周円筒面と出力側部材の各カム面との間に周方向両側で次第に狭小となる楔形空間が形成されており、これらの各楔形空間に一対のころとその一対のころに挟まれて各ころを楔形空間の狭小部へ押し込む弾性部材が組み込まれており、前記各楔形空間の周方向両側に挿入される柱部を有するロック解除片が、前記入力側部材に相対回転不能に連結されているものを採用することができる。
また、前記動作制御機構としては、前記外輪の外周側に相対回転不能に連結され、前記外輪の径方向外側に張り出すブレーキ板と、前記ブレーキ板の一側面と対向し、軸方向移動可能かつ回転不能に保持された制動板と、前記制動板をブレーキ板に押し付けるブレーキばねと、手動操作により前記制動板をブレーキばねの弾力に抗してブレーキ板から離反させるブレーキ解除部材とを備えたものを採用することができる。
本発明の逆入力遮断クラッチは、上述したように、逆入力遮断機構とその動作を制御する動作制御機構とを組み合わせたものであり、動作制御機構を操作しなければ、入力トルクによる入力側部材の回転を出力側部材に伝達し、逆入力トルクに対しては出力側部材の回転を阻止する状態とすることができ、動作制御機構を手動操作するだけで、逆入力トルクに対して出力側部材の回転を許す状態に容易に切り替えることができる。
したがって、この逆入力遮断クラッチを組み込んだ装置では、通常は動作制御機構が非操作状態となるので、従来の逆入力遮断クラッチを組み込んだ場合と同様に使用することができ、メンテナンス等を行うときは、動作制御機構を手動操作することにより、作業者が出力側部材に連結された被駆動部材を出力側から動かせる状態として、効率よく作業することができる。
実施形態の逆入力遮断クラッチの縦断正面図 図1の動作制御機構の組込状態の正面図 図1のIII−III線に沿った断面図 aは図1のIV−IV線に沿った断面図、bはaの要部拡大断面図 a、bは、それぞれ図4(b)に対応して入力トルクに対する動作を説明する断面図 図2に対応して動作制御機構の手動操作時の状態を示す正面図 図4(b)に対応して動作制御機構を手動操作したときの逆入力トルクに対する動作を説明する断面図
以下、図面に基づき、本発明の実施形態を説明する。この逆入力遮断クラッチは、図1および図2に示すように、逆入力遮断機構1とその動作を制御する動作制御機構2とで構成されており、逆入力遮断機構1の入力側部材にモータ(図示省略)が、出力側部材にそのモータの駆動によって作動する被駆動部材(図示省略)がそれぞれ連結されるようになっている。
前記逆入力遮断機構1は、図1および図3に示すように、入力軸(入力側部材)3と、出力軸(出力側部材)4と、出力軸4の径方向外側に配される二段円筒状の外輪5と、出力軸4の入力側端部と外輪5大径部の径方向隙間に挿入される複数の柱部6aを有するロック解除片6と、出力軸4の入力側端部と外輪5大径部の径方向隙間に組み込まれるころ7およびコイルばね(弾性部材)8とで構成されている。なお、コイルばねは、板ばね等の他の弾性部材に代えることもできる。
前記入力軸3は、外周に二面幅が形成された係合部3aが出力軸4の入力側端面に設けられた係合穴4aに挿入されるとともに、係合部3aの端面から突出する小径円筒部が出力軸4の係合穴4aの底に設けられた円形穴に摺動自在に嵌め込まれて、出力軸4と同一軸線のまわりに回転するようになっている。
ここで、図4(a)、(b)に示すように、出力軸4の係合穴4aは入力軸3を挿入したときに僅かな回転方向の隙間が生じるように形成され、これにより入力軸3の回転を僅かな角度遅れをもって出力軸4に伝達するトルク伝達手段が構成されている。その出力軸4の入力側端部の外周にはカム面4bが周方向に複数設けられ、外輪5大径部の内周円筒面と出力軸4の各カム面4bとの間に周方向両側で次第に狭小となる楔形空間9が形成されている。これらの各楔形空間9には前記ころ7が一対ずつ組み込まれ、前記コイルばね8がその一対のころ7に挟まれるように組み込まれて各ころ7を楔形空間9の狭小部へ押し込んでいる。
そして、図3および図4に示すように、前記各楔形空間9の周方向両側(ころ7を挟んでコイルばね8と周方向で対向する位置)に、前記ロック解除片6の柱部6aが挿入されており、そのロック解除片6は、入力軸3の係合部3aの外周に隙間なく嵌め込まれて、入力軸3と一体回転するようになっている。
前記外輪5は、大径部の外周面に軸方向に延びる複数の突条が設けられており、これらの各突条で後述するように動作制御機構2に連結されている。また、外輪5大径部とロック解除片6との間および外輪5小径部と出力軸4中央部との間に、それぞれ焼結含油軸受10a、10bが組み込まれている。
この逆入力遮断機構1は、各ころ7がコイルばね8の弾力で楔形空間9の狭小部に押し込まれているので、後述するように外輪5が拘束された状態では、出力軸4に逆入力トルクが加えられても、回転方向後側のころ7が外輪5および出力軸4に係合することにより出力軸4が外輪5にロックされて回転しない。
また、外輪5が拘束された状態で入力軸3に入力トルクが加えられたときは、まず、図5(a)に示すように、入力軸3の回転に伴って、入力軸3と一体のロック解除片6の柱部6aが回転方向後側のころ7をコイルばね8の弾力に抗して楔形空間9の広大部へ押し出すことにより、そのころ7と外輪5および出力軸4との係合が解除されて、出力軸4がロック状態から解放される。そして、図5(b)に示すように、入力軸3がさらに回転して、入力軸3の係合部3aが出力軸4の係合穴4aと係合すると、入力軸3の回転が出力軸4に伝達されるようになる(このとき、回転方向前側のころ7は楔形空間9の広大部に相対移動するので、外輪5および出力軸4と係合することはない)。
一方、前記動作制御機構2は、図1および図2に示すように、逆入力遮断機構1の外輪5の外周側に連結されるブレーキ筒11と、ブレーキ筒11の外周側に連結され、外輪5の径方向外側に張り出すブレーキ板12と、ブレーキ板12の一側面(出力側の面)と対向する制動板13と、ブレーキ板12の他側面(入力側の面)と対向する状態で外部部材Aに固定される固定板14と、制動板13をブレーキ板12に押し付ける複数のブレーキばね15と、各ブレーキばね15を挟んで制動板13の一側面と対向するばね受け板16と、後述する手動操作により制動板13をブレーキばね15の弾力に抗してブレーキ板12から離反させるブレーキ解除部材17とを備えている。なお、ブレーキばね15はコイルばねが用いられているが、他の弾性部材を採用することもできる。
前記ブレーキ筒11は、内周面および外周面にそれぞれ複数の軸方向溝が形成されており、その内周の各軸方向溝に外輪5外周の突条が嵌まり込み、外周の各軸方向溝にブレーキ板12内周の突部が嵌まり込むことにより、外輪5およびブレーキ板12と相対回転不能に連結されている(図3および図4参照)。すなわち、ブレーキ筒11を介して、ブレーキ板12が外輪5の外周側に相対回転不能に連結されている。
前記制動板13は、ブレーキ筒11の出力側部分の外周に摺動自在に嵌め込まれるとともに、固定板14の一側面にねじ込まれる複数のボルト18を通されることにより、軸方向移動可能かつ回転不能に保持されている。そして、そのボルト18が各ブレーキばね15とばね受け板16にも通され、各ブレーキばね15が一端をばね受け板16に支持されて、他端で制動板13を押圧している。
前記固定板14は、外周が略小判形に形成され、ブレーキ筒11の入力側部分の径方向外側に配される本体部と、本体部の入力側に連続する大径円板部とからなり、その大径円板部の外周から径方向外側に張り出す複数の取付片14aで外部部材Aにボルト止め固定されている。また、その本体部の外周の一対の直線部分には、それぞれ径方向と平行な方向に突出して、後述するようにブレーキ解除部材17を支持する支軸14bが設けられている(図3参照)。
前記ブレーキ解除部材17は、図2、図3および図4(a)に示すように、略逆Y字状の部材で、制動板13と固定板14の本体部の間から径方向外側へ延びるレバー部17aと、レバー部17aの下端から二股に分かれ、ブレーキ板12の径方向外側に配される一対の脚部17bとからなる。そして、各脚部17bの下端に設けられた取付部17cが、それぞれ固定板14の支軸14bに回動可能に取り付けられている。
また、ブレーキ解除部材17の各脚部17bの取付部17cの近傍には、制動板13の他側面と対向する突起17dが設けられている。その2つの突起17dは入力軸3の軸心を挟んで対向する位置に配され、ブレーキ解除部材17を出力側へ回動させたときに、バランスよく制動板13を押圧できるようになっている。なお、各脚部17bおよび両脚部17bの境界部分の内周には、固定板14にねじ込まれるボルト18との干渉を避けるための切欠き17eが設けられている。
したがって、通常使用時は、ブレーキ解除部材17が操作されないので、ブレーキばね15が制動板13をブレーキ板12に押し付け、ブレーキ板12が固定板14に押し付けられている。そして、ブレーキ解除部材17のレバー部17aに対して手動操作することにより、図6に示すように、ブレーキ解除部材17全体を固定板14の支軸14bのまわりに出力側へ回動させると、ブレーキ解除部材17の一側面の2つの突起17dが制動板13を押してブレーキばね15の弾力に抗して軸方向移動させ、制動板13がブレーキ板12から離反する。すなわち、通常使用時はブレーキ板12とこれに連結された逆入力遮断機構1の外輪5を回転不能に拘束し、ブレーキ解除部材17に対する手動操作によりブレーキ板12、ブレーキ筒11および外輪5を回転自在に解放するようになっている。
この逆入力遮断クラッチは、上記の構成であり、外輪5が回転不能に拘束された状態では、入力トルクによる入力軸3の回転を出力軸4に伝達し、出力軸4に加えられる逆入力トルクに対して出力軸4を外輪5とロックさせて出力軸4の回転を阻止する逆入力遮断機構1と、非操作時は逆入力遮断機構1の外輪5を回転不能に拘束し、手動操作によりその外輪5を回転自在に解放する動作制御機構2とを組み合わせたものとなっている。
すなわち、通常使用時(動作制御機構2の非操作時)は、逆入力遮断機構1の外輪5が拘束されるので、従来の逆入力遮断クラッチと同様の機能が得られる状態となり、動作制御機構2のブレーキ解除部材17を手動操作して外輪5を回転自在に解放すると、出力軸4に逆入力トルクが加えられたときに、図7に示すように出力軸4が外輪5とロックした状態でブレーキ筒11やブレーキ板12と一体に回転することになる(逆入力トルクに対して出力軸4の回転を許す状態となる)。
したがって、この逆入力遮断クラッチを組み込んだ装置では、通常は動作制御機構2が非操作状態となるので、従来の逆入力遮断クラッチを組み込んだ場合と同様に、入力軸3に連結されたモータの駆動によって出力軸4に連結された被駆動部材を作動させ、モータ停止時に被駆動部材の回転方向位置を保持することができ、メンテナンス等を行うときは、動作制御機構2を手動操作することにより、作業者が被駆動部材を出力側から動かせる状態として、効率よく作業することができる。
なお、上述した実施形態では、逆入力遮断機構1の外輪5と動作制御機構2のブレーキ筒11およびその動作制御機構2のブレーキ筒11とブレーキ板12をそれぞれ相対回転不能に連結したが、外輪5とブレーキ筒11とを一体形成してもよいし、ブレーキ筒11とブレーキ板12とを一体形成してもよい。
1 逆入力遮断機構
2 動作制御機構
3 入力軸(入力側部材)
4 出力軸(出力側部材)
4b カム面
5 外輪
6 ロック解除片
6a 柱部
7 ころ
8 コイルばね(弾性部材)
9 楔形空間
11 ブレーキ筒
12 ブレーキ板
13 制動板
14 固定板
15 ブレーキばね
16 ばね受け板
17 ブレーキ解除部材

Claims (3)

  1. 入力側部材、出力側部材および出力側部材の径方向外側に配された外輪を含み、前記外輪が回転不能に拘束された状態では、前記入力側部材の回転を出力側部材に伝達し、前記出力側部材に加えられる逆入力トルクに対しては出力側部材を外輪とロックさせて出力側部材の回転を阻止する逆入力遮断機構と、
    非操作時は前記外輪を回転不能に拘束し、手動操作により前記外輪を回転自在に解放する動作制御機構とを備え、
    前記外輪が回転自在に解放された状態で出力側部材に逆入力トルクが加えられたときには、前記出力側部材が外輪とロックした状態で回転する逆入力遮断クラッチ。
  2. 前記逆入力遮断機構は、前記入力側部材と出力側部材とが同一軸線のまわりに回転する状態で配されており、前記入力側部材と出力側部材との間に、入力側部材の回転を出力側部材に伝達するトルク伝達手段が設けられており、前記出力側部材の外周面に複数のカム面が設けられて、前記外輪の内周円筒面と出力側部材の各カム面との間に周方向両側で次第に狭小となる楔形空間が形成されており、これらの各楔形空間に一対のころとその一対のころに挟まれて各ころを楔形空間の狭小部へ押し込む弾性部材が組み込まれており、前記各楔形空間の周方向両側に挿入される柱部を有するロック解除片が、前記入力側部材に相対回転不能に連結されているものであることを特徴とする請求項1に記載の逆入力遮断クラッチ。
  3. 前記動作制御機構は、前記外輪の外周側に相対回転不能に連結され、前記外輪の径方向外側に張り出すブレーキ板と、前記ブレーキ板の一側面と対向し、軸方向移動可能かつ回転不能に保持された制動板と、前記制動板をブレーキ板に押し付けるブレーキばねと、手動操作により前記制動板をブレーキばねの弾力に抗してブレーキ板から離反させるブレーキ解除部材とを備えたものであることを特徴とする請求項1または2に記載の逆入力遮断クラッチ。
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