JP2018091201A - スロットルグリップ装置 - Google Patents

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【課題】スロットルグリップの正回転時の操作性を維持しつつ逆回転時における操作完了の判別を容易に行わせることができるスロットルグリップ装置を提供するスロットルグリップ装置を提供する。【解決手段】スロットルグリップGと連動し得る連動部材2を具備し、スロットルグリップGの正回転時の回転角度に応じて車両のエンジンを制御可能とされるとともに、スロットルグリップGが逆回転したとき車両の所定の機能を作動又は非作動とし得るスロットルグリップ装置であって、スロットルグリップGが逆回転したとき、スロットルグリップGに対して節度を付与するとともに、当該スロットルグリップGが正回転したとき、当該スロットルグリップGに対して節度を付与しない節度付与手段5を具備したものである。【選択図】図11

Description

本発明は、スロットルグリップの回転操作に基づいて車両のエンジンが制御されるスロットルグリップ装置に関するものである。
近時の二輪車においては、スロットルグリップの回転角度をポテンショメータ等のスロットル開度センサにて検出し、その検出値を電気信号として当該二輪車が搭載する電子制御装置等に送るよう構成されたものが普及されるに至っている。そして、かかる検出信号に基づき電子制御装置が所定の演算を行い、その演算結果に基づいてエンジンの点火時期、吸気バルブ若しくはスロットルバルブの開閉が制御されるようになっている。
例えば、特許文献1には、走行速度を一定に保持する定車速保持装置(オートクルーズ装置)を具備するとともに、スロットルグリップを所定方向に正回転させたとき、その回転角度に応じて車両のエンジンを制御するとともに、スロットルグリップを所定方向とは反対の方向に回転させたとき、定車速保持装置の車速保持制御を停止(キャンセル)させるスロットルグリップ装置が開示されている。
かかる従来のスロットルグリップ装置は、スロットルグリップを所定方向に正回転させたとき連動して回転する連動部材と、スロットルグリップを所定方向とは反対の方向に回転させたとき連動して摺動する摺動部材と、連動部材を初期位置に向かって付勢する第1付勢手段と、摺動部材を初期位置に向かって付勢する第2付勢手段とを具備するとともに、連動部材内に摺動部材及び第2付勢手段が配設されていた。
特開2015−81564号公報
しかしながら、上記従来のスロットルグリップ装置においては、スロットルグリップを逆方向に回転させる場合、定車速保持装置の車速保持制御を停止(キャンセル)させるスイッチとして作用するため、その回転角度は比較的小さく設定されている。したがって、スロットルグリップを逆方向に回転した際、操作が完了したか否かを判別するのが困難であるという問題があった。一方、スロットルグリップを正方向に回転させることによって、車両のエンジンを制御するため、回転操作を円滑に行わせる必要がある。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、スロットルグリップの正回転時の操作性を維持しつつ逆回転時における操作完了の判別を容易に行わせることができるスロットルグリップ装置を提供することにある。
請求項1記載の発明は、運転者による回転操作が可能とされ、初期位置から所定方向に正回転及び当該所定方向とは逆方向の逆回転が可能とされたスロットルグリップと、前記スロットルグリップに形成された係合部と係合し得る被係合部を有するとともに、当該スロットルグリップの正回転及び逆回転に連動して回転し得る連動部材と、前記連動部材を回転自在に保持するケースと、前記連動部材の回転角度を検出することにより前記スロットルグリップの回転角度を検出し得る回転角度検出手段とを具備し、前記回転角度検出手段で検出された前記スロットルグリップの正回転時の回転角度に応じて車両のエンジンを制御可能とされるとともに、前記スロットルグリップが逆回転したとき車両の所定の機能を作動又は非作動とし得るスロットルグリップ装置であって、前記スロットルグリップが逆回転したとき、前記スロットルグリップに対して節度を付与するとともに、当該スロットルグリップが正回転したとき、当該スロットルグリップに対して節度を付与しない節度付与手段を具備したことを特徴とする。
請求項2記載の発明は、請求項1記載のスロットルグリップ装置において、前記節度付与手段は、前記スロットルグリップが逆回転したときに限り移動する移動部材と、該移動部材に配設された節度部材と、前記ケースに形成され、前記節度部材を保持し得る凹形状と、前記節度部材を前記凹形状に保持させる方向に付勢する保持用付勢手段とを具備し、前記移動部材が移動して前記節度部材が前記凹形状から脱する際に生じる負荷を節度として付与することを特徴とする。
請求項3記載の発明は、請求項2記載のスロットルグリップ装置において、前記節度付与手段は、前記スロットルグリップが逆回転したとき、前記移動部材を初期位置に付勢する戻し用付勢手段を具備したことを特徴とする。
請求項4記載の発明は、請求項2又は請求項3記載のスロットルグリップ装置において、前記連動部材は、前記スロットルグリップが逆回転したときに限り前記移動部材と当接して移動させる当接部が形成されたことを特徴とする。
請求項1の発明によれば、スロットルグリップが逆回転したとき、スロットルグリップに対して節度を付与するとともに、当該スロットルグリップが正回転したとき、当該スロットルグリップに対して節度を付与しない節度付与手段を具備したので、スロットルグリップの正回転時の操作性を維持しつつ逆回転時における操作完了の判別を容易に行わせることができる。
請求項2の発明によれば、節度付与手段は、スロットルグリップが逆回転したときに限り移動する移動部材と、該移動部材に配設された節度部材と、ケースに形成され、節度部材を保持し得る凹形状と、節度部材を凹形状に保持させる方向に付勢する保持用付勢手段とを具備し、移動部材が移動して節度部材が凹形状から脱する際に生じる負荷を節度として付与するので、簡易な構成にてスロットルグリップの逆回転時に節度を付与することができる。
請求項3の発明によれば、節度付与手段は、スロットルグリップが逆回転したとき、移動部材を初期位置に付勢する戻し用付勢手段を具備したので、スロットルグリップが初期位置に戻る際、戻し用付勢手段の付勢力によって移動部材を確実に初期位置まで移動させることができる。
請求項4の発明によれば、連動部材は、スロットルグリップが逆回転したときに限り移動部材と当接して移動させる当接部が形成されたので、連動部材の回転によって節度を確実に付与することができる。
本発明の実施形態に係るスロットルグリップ装置が適用される車両のスロットルグリップ及びスイッチケースを示す側面図及び正面図 同スロットルグリップ装置におけるスロットルグリップを示す斜視図 同スロットルグリップ装置を示す3面図 図3におけるIV−IV線断面図 図3におけるV−V線断面図 図3におけるVI−VI線断面図 図3におけるVII−VII線断面図 図3におけるVIII−VIII線断面図 図3におけるIX−IX線断面図 同スロットルグリップ装置における節度付与手段の移動部材を示す6面図 同スロットルグリップ装置におけるスロットルグリップ及び節度付与手段の移動部材が初期位置にある状態を示す透視図 スロットルグリップを正回転させた状態を示す透視図 スロットルグリップを逆回転させた状態を示す透視図
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら具体的に説明する。
本実施形態に係るスロットルグリップ装置は、図1に示すように、二輪車のハンドルバーHに取り付けられたスロットルグリップGの回転角度を検出し、その検出信号を二輪車が搭載するECU等電子制御装置に送るためのもので、図2〜9に示すように、スロットルグリップGと、ケース1と、連動部材2と、付勢手段4と、節度付与手段5と、回転部材6と、磁気センサ7(回転角度検出手段)とを有して構成されている。
ケース1は、二輪車(車両)のハンドルバーHの先端側(スロットルグリップGの基端側)に取り付けられたスイッチケースS内(図1参照)に配設されたもので、本スロットルグリップ装置を構成する各種部品を収容するとともに、連動部材2及び回転部材6等を回転自在に保持するものである。なお、スイッチケースSにスイッチノブを形成し、所望のスイッチノブを操作することにより、二輪車に搭載された所望電装品を作動させ得るよう構成してもよい。また、符号9は、ケース1の開口側を塞ぐための蓋部材を示している。
スロットルグリップGは、スイッチケースSから延設されるとともに、運転者が把持しつつ回転操作が可能とされたもので、図1、2に示すように、初期位置から軸回りに所定方向の正回転a及び当該所定方向とは逆方向の逆回転bが可能とされている。かかるスロットルグリップGの基端側には、一対の突出部から成る係合部Ga(図2、図3参照)が形成されており、これら係合部Gaが連動部材2の被係合部2a(図3等参照)に係合することにより、スロットルグリップGと連動部材2とが連結されるようになっている。
連動部材2は、スロットルグリップGに形成された係合部Gaと係合し得る被係合部2aを有するとともに、当該スロットルグリップGの正回転a及び逆回転bに連動して回転し得るものである。具体的には、本実施形態に係る連動部材2は、図3〜9に示すように、その表面に一対の被係合部2aが形成されている。これら被係合部2aは、スロットルグリップGの係合部Gaと対応した位置にそれぞれ形成された凹形状から成り、当該被係合部2aに係合部Gaが嵌入して係合した状態で連動部材2にスロットルグリップGの基端側が接続されている。これにより、スロットルグリップGの回転に伴って連動部材2も回転し得るようになっている。
連動部材2の外周部には、所定範囲に亘ってギアが形成されている。このギアは、回転部材6の外周に形成されたギアと噛み合うことが可能とされており、連動部材2の回転に伴って回転部材6が回転するようになっている。回転部材6は、連動部材2と連動して回転し得るもので、軸L(図4、5参照)を中心として回転自在とされている。しかして、連動部材2が回転すると、その回転角度に応じた回転角度にて回転部材6が回転するようになっている。かかる回転部材6には、磁石mが取り付けられており、当該回転部材6の回転に伴って磁石mから生じる磁力が変化するよう構成されている。
磁気センサ7(回転角度検出手段)は、図4、5に示すように、回転部材6の軸Lの延長線上の位置に配設されたセンサから成り、回転部材6に取り付けられた磁石mから生じる磁気の変化を検出することにより、スロットルグリップGの回転角度を検出可能とされている。具体的には、磁気センサ7は、磁石mの磁場変化(磁束密度の変化)に応じた出力電圧を得ることができるもので、例えばホール効果を利用した磁気センサであるホール素子(具体的には、磁石mの磁場(磁束密度)に比例した出力電圧を得ることができるリニアホールIC)等により構成されている。なお、本実施形態に係る磁気センサ7は、所定の電気回路が印刷されたプリント基板8に形成されている。
しかして、スロットルグリップGが正回転aするのに伴って連動部材2が同方向に回転すると、回転部材6も連動して回転し、当該回転部材6に取り付けられた磁石mも同方向に同一角度だけ回転する。これにより、その回転角度によって磁場が変化するので、当該回転角度に応じた出力電圧を得ることができ、当該出力電圧に基づき連動部材2の回転角度(即ち、スロットルグリップGの回転角度)を検出することが可能とされている。このように検出されたスロットルグリップGの回転角度は、二輪車に搭載されたECU(エンジン・コントロール・ユニット)に対して電気信号として送信され、送信されたスロットルグリップGの回転角度に応じて車両のエンジンが制御され得るようになっている。
一方、スロットルグリップGが逆回転bするのに伴って連動部材2が同方向に回転すると、回転部材6も連動して回転し、当該回転部材6に取り付けられた磁石mも同方向に同一角度だけ回転する。これにより、その回転角度によって磁場が変化するので、当該回転角度に応じた出力電圧を得ることができ、スロットルグリップGの逆回転bを検出することができる。
このように、スロットルグリップGの逆回転bが検出されると、二輪車が具備する所定の機能を作動又は非作動とすることができるようになっている。本実施形態においては、走行速度を一定に保持する定車速保持装置(オートクルーズ装置)を備えた二輪車に適用されており、スロットルグリップGを逆回転b(初期位置からスロットルを全開させる正回転aの方向とは逆方向の回転操作)させると、当該定車速の保持制御を停止(キャンセル)させ得るよう構成されている。
付勢手段4は、一端がケース1及び他端が連動部材2に接続された捩りコイルバネから成り、スロットルグリップGが正回転a又は逆回転bしたとき、連動部材2を初期位置に向かって付勢するためのものである。すなわち、スロットルグリップGを正回転a又は逆回転bさせると、付勢手段4の付勢力に抗して連動部材2が回転するので、その付勢力がスロットルグリップGに伝わり、スロットルグリップGを初期位置に戻す力が作用するのである。
ここで、本実施形態に係るスロットルグリップ装置においては、節度付与手段5が配設されている。かかる節度付与手段5は、スロットルグリップGが逆回転bしたとき(図13参照)、スロットルグリップGに対して節度を付与するとともに、当該スロットルグリップGが正回転aしたとき(図12参照)、当該スロットルグリップGに対して節度を付与しないものである。
具体的には、節度付与手段5は、図4、図5、図8、図9、図11〜図13等に示すように、ケース1の上部に形成された移動空間3内に配設されるとともに、移動部材11と、移動部材11に配設された節度部材12と、ケース1に形成された凹形状13と、コイルスプリングから成る保持用付勢手段14と、コイルスプリングから成る戻し用付勢手段15とを有して構成されている。
移動部材11は、スロットルグリップGが逆回転bしたときに限り、移動空間3内で移動(摺動)し得るもので、連動部材2の所定位置に形成された当接部10と当接し得る被当接部11aと、保持用付勢手段14の一端を受けて取付可能な第1バネ受け部11bと、戻し用付勢手段15の一端を受けて取付可能な第2バネ受け部11cとが形成されたものである。
そして、スロットルグリップGの正回転aに伴って連動部材2が回転すると、当該連動部材2の所定位置に突出形成された当接部10が移動部材11の被当接部11aと当接して同方向に押圧し、移動空間3内で摺動させるとともに、スロットルグリップGの逆回転bに伴って連動部材2が回転すると、当接部10が被当接部11aから離間する方向に移動し、移動部材11が移動しないようになっている。
保持用付勢手段14は、図8に示すように、一端が第1バネ受け部11bにて受けられて支持されるとともに、他端に節度部材12が取り付けられ、その付勢力にて節度部材12を凹形状13に押圧し得るようになっている。節度部材12は、ボール状の部材から成り、移動部材11が初期位置にあるとき(図11参照)、保持用付勢手段14の付勢力にて凹形状13に保持されるよう構成されている。なお、節度部材12は、ボール状の部材に限らず、例えば凹形状13に保持され得るピン状のものとしてもよい。
凹形状13は、ケース1における移動空間3の所定位置に形成された窪みから成り、節度部材12と略同一形状の窪み形状とされている。しかして、スロットルグリップGの逆回転bに伴って連動部材2が同方向に回転すると、図13に示すように、移動部材11が当接部10にて押圧されて移動し、節度部材12が凹形状13から脱する際に生じる負荷(節度部材12が凹形状13を乗り越える際に生じる負荷)を節度(クリック感)として付与するようになっている。なお、スロットルグリップGの正回転aに伴って連動部材2が同方向に回転しても、図12に示すように、移動部材11は当接部10にて押圧されない(当接部10が被当接部11aから離間する方向に移動する)ので、移動空間3内で移動せず、節度は付与されない。
戻し用付勢手段15は、図9に示すように、一端が移動部材11に形成された第2バネ受け部11cにて受けられて支持されるとともに、他端がケース1に形成された第3バネ受け部16にて受けられて支持されており、その付勢力にて移動部材11を移動空間3内の初期位置に押圧し得るようになっている。しかして、スロットルグリップGの逆回転bに伴って連動部材2が同方向に回転し、節度部材12にて節度が付与された後、スロットルグリップGが初期位置に戻ると、戻し用付勢手段15の付勢力によって移動部材11が初期位置に戻り、節度部材12が再び凹形状13内に保持されることとなる。
上記実施形態によれば、スロットルグリップGが逆回転bしたとき、スロットルグリップGに対して節度を付与するとともに、当該スロットルグリップGが正回転aしたとき、当該スロットルグリップGに対して節度を付与しない節度付与手段5を具備したので、スロットルグリップGの正回転時の操作性を維持しつつ逆回転時における操作完了の判別を容易に行わせることができる。
また、本実施形態に係る節度付与手段5は、スロットルグリップGが逆回転bしたときに限り移動する移動部材11と、該移動部材11に配設された節度部材12と、ケース1に形成され、節度部材12を保持し得る凹形状13と、節度部材12を凹形状13に保持させる方向に付勢する保持用付勢手段14とを具備し、移動部材11が移動して節度部材12が凹形状13から脱する際に生じる負荷を節度として付与するので、簡易な構成にてスロットルグリップGの逆回転時に節度を付与することができる。
さらに、本実施形態に係る節度付与手段5は、スロットルグリップGが逆回転bしたとき、移動部材11を初期位置に付勢する戻し用付勢手段15を具備したので、スロットルグリップGが初期位置に戻る際、戻し用付勢手段15の付勢力によって移動部材11を確実に初期位置まで移動させることができる。またさらに、本実施形態に係る連動部材2は、スロットルグリップGが逆回転したときに限り移動部材11と当接して移動させる当接部10が形成されたので、連動部材2の回転によって節度を確実に付与することができる。
以上、本実施形態について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば付勢手段4を捩りコイルバネ以外の付勢手段(スロットルグリップGが正回転又は逆回転したとき、連動部材2を初期位置に向かって付勢する別の付勢手段)としてもよい。また、磁気センサ7に代えてスロットルグリップGの回転角度を検出し得る他のセンサ(磁気を使用しないセンサ等)としてもよい。
さらに、節度付与手段5は、スロットルグリップGが逆回転したとき、スロットルグリップGに対して節度を付与するとともに、当該スロットルグリップGが正回転したとき、当該スロットルグリップGに対して節度を付与しないものであれば、上記実施形態と異なる構成(例えば移動部材11や保持用付勢手段14等を具備しない構成等)としてもよい。
またさらに、本実施形態においては、スロットルグリップGを逆回転させると、定車速保持装置(オートクルーズ装置)の定車速の保持制御を停止(キャンセル)させるよう構成されているが、スロットルグリップGの逆方向の回転を検知すると、車両が具備する所定の機能を作動又は非作動するものであれば足りる。例えば、スロットルグリップGの逆方向の回転により、イモビシステムやスマートエントリシステムにおける認証開始、エンジンを始動させるスタータの作動、ハザード等の緊急時点灯手段の作動等を行わせるものとしてもよい。なお、適用される車両は、本実施形態の如く二輪車に限定されるものではなく、ハンドルバーHを有した他の車両(例えばATVやスノーモービル等)に適用してもよい。
スロットルグリップが逆回転したとき、スロットルグリップに対して節度を付与するとともに、当該スロットルグリップが正回転したとき、当該スロットルグリップに対して節度を付与しない節度付与手段を具備したスロットルグリップ装置であれば、外観形状が異なるもの或いは他の機能が付加されたもの等にも適用することができる。
1 ケース
2 連動部材
2a 被係合部
3 移動空間
4 付勢手段(ねじりコイルバネ)
5 節度付与手段
6 回転部材
7 磁気センサ(回転角度検出手段)
8 プリント基板
9 蓋部材
10 当接部
11 移動部材
11a 被当接部
11b 第1バネ受け部
11c 第2バネ受け部
12 節度部材
13 凹形状
14 保持用付勢手段
15 戻し用付勢手段
16 第3バネ受け部
G スロットルグリップ
Ga 係合部

Claims (4)

  1. 運転者による回転操作が可能とされ、初期位置から所定方向に正回転及び当該所定方向とは逆方向の逆回転が可能とされたスロットルグリップと、
    前記スロットルグリップに形成された係合部と係合し得る被係合部を有するとともに、当該スロットルグリップの正回転及び逆回転に連動して回転し得る連動部材と、
    前記連動部材を回転自在に保持するケースと、
    前記連動部材の回転角度を検出することにより前記スロットルグリップの回転角度を検出し得る回転角度検出手段と、
    を具備し、前記回転角度検出手段で検出された前記スロットルグリップの正回転時の回転角度に応じて車両のエンジンを制御可能とされるとともに、前記スロットルグリップが逆回転したとき車両の所定の機能を作動又は非作動とし得るスロットルグリップ装置であって、
    前記スロットルグリップが逆回転したとき、前記スロットルグリップに対して節度を付与するとともに、当該スロットルグリップが正回転したとき、当該スロットルグリップに対して節度を付与しない節度付与手段を具備したことを特徴とするスロットルグリップ装置。
  2. 前記節度付与手段は、
    前記スロットルグリップが逆回転したときに限り移動する移動部材と、
    該移動部材に配設された節度部材と、
    前記ケースに形成され、前記節度部材を保持し得る凹形状と、
    前記節度部材を前記凹形状に保持させる方向に付勢する保持用付勢手段と、
    を具備し、前記移動部材が移動して前記節度部材が前記凹形状から脱する際に生じる負荷を節度として付与することを特徴とする請求項1記載のスロットルグリップ装置。
  3. 前記節度付与手段は、前記スロットルグリップが逆回転したとき、前記移動部材を初期位置に付勢する戻し用付勢手段を具備したことを特徴とする請求項2記載のスロットルグリップ装置。
  4. 前記連動部材は、前記スロットルグリップが逆回転したときに限り前記移動部材と当接して移動させる当接部が形成されたことを特徴とする請求項2又は請求項3記載のスロットルグリップ装置。
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