JP2018090339A - 移載装置、ベルト式搬送手段、ベルト懸架構造及びベルト係合部材 - Google Patents
移載装置、ベルト式搬送手段、ベルト懸架構造及びベルト係合部材 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2018090339A JP2018090339A JP2016232587A JP2016232587A JP2018090339A JP 2018090339 A JP2018090339 A JP 2018090339A JP 2016232587 A JP2016232587 A JP 2016232587A JP 2016232587 A JP2016232587 A JP 2016232587A JP 2018090339 A JP2018090339 A JP 2018090339A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- belt
- members
- pair
- rotating
- rotating member
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Relays Between Conveyors (AREA)
- Structure Of Belt Conveyors (AREA)
- Rollers For Roller Conveyors For Transfer (AREA)
Abstract
Description
特許文献1に開示の移載装置では、主搬送部として複数の長尺ローラが平行に配されたローラ式搬送手段が採用されている。また副搬送部としてプーリに懸架された搬送用無端ベルトが並列に複数列並べて配されたベルト式搬送手段が採用されている。
特許文献1に開示されたベルト式搬送手段は、複数の単体ベルトユニットが並列に並べられたものである。単体ベルトユニットは、駆動ローラ(駆動プーリ)、従動プーリ、荷重支持プーリ、テンションプーリ、方向転換プーリ等の複数のプーリを有し、これらのプーリに幅の狭い搬送用無端ベルトが懸架されたものである。
ベルト式搬送手段は、幅の狭い搬送用無端ベルトを使用するものであり、ローラ式搬送手段のローラ間に搬送用無端ベルトが配置されている。
その反面、搬送物から受ける外力や、搬送部を昇降させる際の引っ掛かり等を契機として、搬送用無端ベルトが蛇行し、搬送用無端ベルト外れたり、捲れてしまうことがあるという欠点がある。
本発明で採用する回転部材対は、回転中心軸が2軸あり、且つ回転中心軸が交差方向に配置された一対の回転部材が組み合わされた回転部材対である。本発明によると、搬送用無端ベルトが蛇行しても、自動的にもとの走行状態に復帰し、脱落したり乗り上げることは少ない。
また本発明のベルト式搬送手段は、搬送用無端ベルトが外れたり捲れることが少ないという効果がある。
本発明の実施形態の移載装置1は、物品が搬送されるコンベアラインの一部を構成し、物品の搬送方向を搬入方向と異なる方向に送り出すものである。
移載装置1は、図6の様にコンベアラインの主搬送ライン100を搬送される物品の搬入方向を維持して下流に送り出す主搬送部2と、物品の搬入方向を異なる方向に転換して下流に送り出す副搬送部3を有し、主搬送部2と副搬送部3の一方がベルト式搬送手段10であり、他方がローラ式搬送手段11である。本実施形態では、主搬送部2にローラ式搬送手段11が採用され、副搬送部3にベルト式搬送手段10が採用されている。
以下、ベルト式搬送手段10の概要を説明する。
ベルト式搬送手段10は、後記する様に、二つの単体ベルトユニット61が接合されたものである。各単体ベルトユニット61は、搬送用無端ベルト12と複数の係合部材20乃至31によって構成され、ベルト式搬送手段10は、二つの単体ベルトユニット61が接合されて搬送用無端ベルト12が平行に2列配された構造となっている。
係合部材20乃至31を力の伝達関係で分けると、駆動用係合部材と従動用係合部材に分類される。駆動用係合部材は自己が回転して搬送用無端ベルト12に力を付与する係合部材である。従動用係合部材は、逆に搬送用無端ベルト12側から力を受けて回転する係合部材である。
係合部材20乃至31の内、係合部材20が駆動用係合部材であり、他の係合部材21乃至31はいずれも従動用係合部材である。
係合部材20乃至31の内、上段に配置される係合部材22,23,25,26,27,29,30が支持用係合部材である。
係合部材20乃至31の内、直線状の経路から外れた位置にある係合部材24,28がテンション付加用係合部材として機能する。
係合部材21,22,23,25,27,29,30,31が経路変更用係合部材である。
回転部材対40は、図2乃至5の様に、2個の回転部材36a,bを有している。回転部材36a,bは、本体38を有し、その片側だけにフランジ41が設けられている。本体38の形状は、ストレートの円筒形である。
回転部材36a,bの本体38には図5の様に中心孔42が開口しており、当該中心孔42にベアリング47が装着されている。
本実施形態では、軸芯45の貫通孔56に支持軸57が挿通されている。支持軸57の全長は軸芯45よりも長く、支持軸57の両端は軸芯45の貫通孔56から突出する。
軸芯45を支持軸57を含めて観察すると、軸芯45の両端に支持軸57の両端によって構成される突起67があり、突起67の中心軸は直線上に並ぶこととなる。
2個の回転部材36a,bの回転中心軸50a,bのなす角Aは、135度から175度程度である。
そのため回転部材対40を構成する回転部材36a,bは、平行状態ではなく、傾斜した姿勢で対向している。即ち回転部材対40を図3の様に側面側から観察すると、本体38同士の一部(図3においては上部)が近接し、対向する部分(図3においては下部)が離れた状態となっている。
本体38同士が近接している部位の本体38の表面同士の稜線は、図3、図4の様にV型の谷状を構成している。
共通の駆動用係合部材20は、図8,9の様にローラ状であり、回転中心軸は直線である。
前記した様に駆動用係合部材20を除く係合部材21乃至31には回転部材対40が採用されており、回転中心軸50は2本であり、非直線状であって傾斜している。
本実施形態では、回転部材対40は、本体38同士が近接して二つの本体38の表面が成す輪郭が谷成りとなる側に、搬送用無端ベルト12を係合させている。
本実施形態の移載装置1は、図6,7,8に示すように、主搬送ライン100の一部を構成する主搬送部2と、副搬送ライン101,102の一部を構成する副搬送部3と、主搬送部2及び副搬送部3の昇降動作を行う昇降部5と、移載装置1の土台を形成するベース部6とで構成されている。
各ローラ51には図示しない溝が設けられている。
副搬送部3のローラ63は、モータ内蔵ローラであり、駆動用係合部材20として機能する。駆動用係合部材20は、回転中心軸が直線である。
係合部材21乃至31は、軸芯45に挿通された支持軸57を介して、板状部材46に固定されている。ここで支持軸57は直線状であるから、板状部材46に対して支持軸57を垂直に取り付けることにより、係合部材21乃至31を正規の姿勢で板状部材46に取り付けられる。
そしてこのように固定された係合部材21乃至31に搬送用無端ベルト12が懸架されている。
なお少なくとも搬送物の荷重を支持する支持用係合部材(係合部材22,23,25,26,27,29,30)は、図3,4の様に搬送用無端ベルト12の外周面が回転部材36a,bのフランジ41の高さ以上となる様に設定されている。そのため搬送物は、少なくとも搬送用無端ベルト12の外周面と接し、搬送用無端ベルト12によって搬送される。
駆動用のローラ63は、ローラ固定部材65を介して、板状部材46に固定されている。
本実施形態では、昇降ローラ70,71のうちの一方(昇降ローラ70)に、モータ内蔵ローラが採用されている。
本実施形態の移載装置1は、図8に示すように、最下部に土台たるベース部6が配され、その上部に昇降部5、副搬送部3、主搬送部2が配置されている。具体的には、昇降部5は、ベース部6に固定されており、昇降部5よりも上部に主搬送部2及び副搬送部3が配されている。
物品を搬送する搬送面を形成する部分に注目すると、図7の様に主搬送部2のローラ51と、副搬送部3の単体ベルトユニット61は、互いに平行に配置にされている。即ち主搬送部2のローラ51同士の間に単体ベルトユニット61の搬送用無端ベルト12が配置されている。また、単体ベルトユニット61は、基本的に主搬送部2のローラ用フレーム52,52の内側に位置している。したがって、主搬送部2と副搬送部3は、いずれか一方の動作に影響を受けることなく、独立的に動作し得る配置である。
主搬送部2及び副搬送部3は、昇降部5の板カム8,9と当接している。
本実施形態の移載装置1は、上記したように、主搬送ライン100と副搬送ライン101,102が交差した位置に設けられており、主搬送ライン100の一部及び副搬送ライン101,102の一部を形成するものである。即ち、移載装置1は、搬入された物品を、その物品の搬送情報等に応じて、主搬送ライン100方向に送り出したり、副搬送ライン101,102方向に搬送方向を転換して送り出したりすることが可能である。
また本実施形態の移載装置1においても、主搬送部2及び副搬送部3を昇降させる際、副搬送部3を構成するベルト式搬送手段10の搬送用無端ベルト12が、何かに引っ掛かることがある。
そのため本実施形態の移載装置1においても、搬送用無端ベルト12が横方向に力を受け、走行路が乱れる場合がある。
そのため搬送用無端ベルト12が走行方向に対して横方向の力に受けたり、引っ掛かりが生じても、搬送用無端ベルト12の蛇行は早期に収斂し、搬送用無端ベルト12が外れるといった致命的な事態には至らない。
しかしながら本発明は、この構成に限定されるものではなく、図11に示す様に、折れ線状の本体部分の端面から直接突起67が突出した形状の軸芯72を使用してもよい。
さらには図12に示す様に、折れ線状の本体部分の端面に開口73を設け、当該開口73にネジを形成し、ボルト75等を使用して回転部材対40を他の部材に固定してもよい。
図12に示す例では、ボルト75によって回転部材対40の両端を支持し、他部材76に回転部材対40を固定した例を示している。
図11,12に示す実施形態では、本体部分の端面から突出する突起67や、ボルト75を挿通する開口73は、その中心軸が直線上に並ぶ。
図13に示す実施形態では、他部材76を傾斜姿勢として回転部材対40を取り付けている。これに代わって、他部材76の取り付け孔68を他部材76の平面に対して傾斜させてもよい。
優先順位をつけるならば、従動用係合部材の中で、上部側に配され、且つ両端に設けられた係合部材22,30を回転部材対40とすることが望ましい。
また従動用係合部材であって、且つ支持用係合部材であり、且つテンション付加用係合部材の両端に位置する係合部材23,25,27,29を回転部材対40とすることが望ましい。
最も推奨されるのは、上部側に配され、且つ両端に設けられた係合部材22,30と、テンション付加用係合部材の両端に位置する係合部材23,25,27,29を回転部材対40とすることである。
駆動用係合部材20を回転部材対40としてもよい。
例えば搬送用無端ベルト12を動力伝導ベルトに置き換えて、動力伝動用のベルト懸架構造とすることも可能である。
また係合部材(ベルト係合部材)20乃至31についても、同様に、他の用途に使用することができる。
2 主搬送部
3 副搬送部
5 昇降部
6 ベース部
10 ベルト式搬送手段
11 ローラ式搬送手段
12 搬送用無端ベルト
20乃至31 係合部材
36a,b 回転部材
38 本体
40 回転部材対
41 フランジ
45,72 軸芯
47 ベアリング
50a,b 回転中心軸
51 ローラ
61 単体ベルトユニット
100 主搬送ライン
101,102 副搬送ライン
Claims (9)
- 物品が搬送されるコンベアラインの一部を構成し、物品の搬送方向を搬入方向と異なる方向に送り出し可能な移載装置であって、
物品の搬入方向を維持して下流に送り出す主搬送部と、物品の搬入方向を異なる方向に転換して下流に送り出す副搬送部を有し、
前記主搬送部と副搬送部の少なくとも一方は、搬送用無端ベルトが並列に複数列並べて配されたベルト式搬送手段であり、各搬送用無端ベルトは、いずれも複数の係合部材と係合するものであり、
前記係合部材の少なくとも一つは、回転中心軸が交差方向に配置された一対の回転部材が組み合わされた回転部材対であることを特徴とする移載装置。 - 回転部材には軸芯が挿通されていて当該軸芯を回転中心軸として回転し、回転部材対の一方の回転部材の軸芯と、他方の回転部材の軸芯は一体化されていることを特徴とする請求項1に記載の移載装置。
- 前記係合部材には、搬送用無端ベルトを駆動する駆動用係合部材と、搬送用無端ベルトの走行方向を変換する少なくとも1個の従動用係合部材があり、
従動用係合部材の少なくとも1個が前記回転部材対であることを特徴とする請求項1又は2に記載の移載装置。 - 前記係合部材には、物品の荷重を支持する支持用係合部材があり、
支持用係合部材の少なくとも一つが前記回転部材対であることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の移載装置。 - 前記主搬送部と副搬送部の一方は、複数の長尺ローラが平行に配されたローラ式搬送手段であることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の移載装置。
- 二本の直線部を備えた折れ線形状の軸芯と、二個の回転部材を有し、一方の回転部材は軸芯の一方の直線部に装着され、他方の回転部材は軸芯の一方の直線部に装着され、前記軸芯の両端には開口又は突起があり、前記両端の開口又は突起の中心軸は直線上に並ぶことを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の移載装置。
- 係合部材と係合する搬送用無端ベルトが並列に複数列並べて配されたベルト式搬送手段であって、
前記係合部材の少なくとも一つは、回転中心軸が交差方向に配置された一対の回転部材が組み合わされた回転部材対であり、一方の回転部材の軸芯と、他方の回転部材の軸芯は一体化されていることを特徴とするベルト式搬送手段。 - 複数の係合部材と、無端ベルトによって構成され、無端ベルトが前記係合部材に懸架されたベルト懸架構造において、
前記係合部材の少なくとも一つは、回転中心軸が交差方向に配置された一対の回転部材が組み合わされた回転部材対であり、一方の回転部材の軸芯と、他方の回転部材の軸芯は一体化されていることを特徴とするベルト懸架構造。 - 無端ベルトと係合して一連のベルト懸架構造を構成するベルト係合部材であって、回転中心軸が交差方向に配置された一対の回転部材が組み合わされた回転部材対であり、一方の回転部材の軸芯と、他方の回転部材の軸芯は一体化されていることを特徴とするベルト係合部材。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016232587A JP2018090339A (ja) | 2016-11-30 | 2016-11-30 | 移載装置、ベルト式搬送手段、ベルト懸架構造及びベルト係合部材 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016232587A JP2018090339A (ja) | 2016-11-30 | 2016-11-30 | 移載装置、ベルト式搬送手段、ベルト懸架構造及びベルト係合部材 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2018090339A true JP2018090339A (ja) | 2018-06-14 |
Family
ID=62564969
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2016232587A Pending JP2018090339A (ja) | 2016-11-30 | 2016-11-30 | 移載装置、ベルト式搬送手段、ベルト懸架構造及びベルト係合部材 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2018090339A (ja) |
-
2016
- 2016-11-30 JP JP2016232587A patent/JP2018090339A/ja active Pending
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
WO2015129803A1 (ja) | 搬送装置及びコンベア装置 | |
JP6706745B2 (ja) | 移載装置 | |
JP6140468B2 (ja) | 被搬送物の方向転換装置 | |
JP6861432B2 (ja) | 搬送装置及びコンベヤユニット | |
US7357245B2 (en) | Chain-type conveyor having direction-changing roller | |
JP6140467B2 (ja) | 被搬送物の方向転換装置 | |
JP2014152025A (ja) | 被搬送物の方向転換装置 | |
AU2007302032A1 (en) | Conveyor | |
TWI567009B (zh) | Conveyor belt device | |
JP2011042504A (ja) | 支持装置および搬送装置 | |
JP4674344B2 (ja) | 搬送物昇降装置 | |
JP4269838B2 (ja) | 物品の方向変更装置 | |
KR200410926Y1 (ko) | 방향전환용 롤러가 장착된 롤러형 콘베이어 | |
KR20120114113A (ko) | 롤러체인 컨베이어 | |
JP7004286B2 (ja) | 移載装置 | |
JP3828108B2 (ja) | コンベア装置 | |
JP6375347B2 (ja) | 搬送装置 | |
JP2018090339A (ja) | 移載装置、ベルト式搬送手段、ベルト懸架構造及びベルト係合部材 | |
JP4189478B2 (ja) | 搬送装置 | |
TWM623380U (zh) | 物件容器輸送機構 | |
JP2017197306A (ja) | 移載装置、並びに、搬送装置 | |
JP2018520076A (ja) | 自由回転ローラーと格納可能なフライトを有するチェーンコンベヤ | |
KR20160092161A (ko) | 곡선형 경로 변환 컨베이어 | |
EP2090531A1 (en) | Chain-type conveyor having direction-changing roller | |
JPH08277026A (ja) | 物品搬送用チェーン |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20191101 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20200814 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20200827 |
|
A601 | Written request for extension of time |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601 Effective date: 20201020 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20210311 |