JP2018090233A - 車両の変速装置 - Google Patents

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【課題】シフトシャフトのしなりやねじれを防止してシフトフィーリングを向上すること。【解決手段】本発明は、シフトペダル(30)の操作に応じて回動するシフトシャフト(36)を備える自動二輪車(1)の変速装置に関するものである。変速装置は、シフトシャフトの少なくとも一端を支持する右端側支持部(20d)を有するクランクケース(20)と、クランクケースの側方を覆うマグネトカバー(28)と、を備える。マグネトカバーは、シフトシャフトの他端を支持する左端側支持部(28c)を有する。【選択図】図4

Description

本発明は、車両の変速装置に関する。
自動二輪車は、クラッチ機構を介してクランクシャフトの駆動力を後輪側へと伝達する変速装置を備えている。自動二輪車に搭載される変速装置は、カウンタシャフトとドライブシャフトにそれぞれ複数の変速ギヤを設け、噛み合う変速ギヤの組み合わせを変えることで変速を行っている。
変速装置には、噛み合う変速ギヤの組み合わせを変える機構として、ギヤシフト機構が設けられる(例えば、特許文献1参照)。具体的に特許文献1では、乗員の足で操作するシフトチェンジペダルがリンクを介してシフトシャフトの一端に連結されている。シフトシャフトの他端にはシフトアームが設けられており、シフトアームはシフトカムに接続されている。シフトカムには複数のシフトフォークが係合しており、シフトカムの回動に応じてシフトフォークが軸方向にスライド可能に構成される。
乗員によってシフトチェンジペダルが回動操作されると、リンクを介してシフトシャフトが回動し、シフトシャフトの回動に伴ってシフトアーム及びシフトカムも回動する。これにより、シフトフォークがスライドされ、シフトフォークに係合する各種変速ギヤも軸方向にスライドされる。この結果、変速ギヤの組み合わせが変更される。
特開2014−88942号公報
ところで、特許文献1に記載のギヤシフト機構では、シフトシャフトが片持ち支持されており、シフトシャフトの先端(一端)がクランクケースの車幅方向外側に突出している。このため、シフトチェンジペダルの操作力によってはシフトシャフトがしなったりねじれたりして、シフトフィーリングに影響を与えるおそれがあった。
本発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、シフトシャフトのしなりやねじれを防止してシフトフィーリングを向上することができる車両の変速装置を提供することを目的の1つとする。
本発明の一態様の車両の変速装置は、シフトペダルの操作に応じて回動するシフトシャフトを備える車両の変速装置であって、前記シフトシャフトの少なくとも一端を支持する第1の支持部を有するエンジンケースと、前記エンジンケースの側方を覆うエンジンカバーと、を備え、前記エンジンカバーは、前記シフトシャフトの他端を支持する第2の支持部を有することを特徴とする。
本発明によれば、シフトシャフトのしなりやねじれを防止してシフトフィーリングを向上することができる。
本実施の形態に係る変速装置が適用される自動二輪車の概略構成を示す左側面図である。 本実施の形態に係るエンジンの斜視図である。 図2に示すエンジンの左側面図である。 図3のA−A線に沿って切断した断面図である。
以下、本発明の実施の形態について添付図面を参照して詳細に説明する。なお、以下においては、本発明に係る変速装置をスポーツタイプの自動二輪車に適用した例について説明するが、適用対象はこれに限定されることなく変更可能である。例えば、本発明に係る変速装置を、他のタイプの自動二輪車や、バギータイプの自動三輪車、自動四輪車等に適用してもよい。また、方向について、車両前方を矢印FR、車両後方を矢印RE、車両左方を矢印L、車両右方を矢印Rでそれぞれ示す。また、以下の各図では、説明の便宜上、一部の構成を省略している。
図1を参照して、本実施の形態に係る自動二輪車の概略構成について説明する。図1は、本実施の形態に係る変速装置が適用される自動二輪車の概略構成を示す左側面図である。
図1に示すように、自動二輪車1は、パワーユニット、電装系等の各部を搭載する車体フレーム10にエンジン2を懸架して構成される。エンジン2は、例えば、並列2気筒の水冷式エンジンで構成される。エンジン2は、クランクシャフト(不図示)等が収容されるクランクケース20の上部に、シリンダブロック21、シリンダヘッド22及びシリンダヘッドカバー23(詳細は図2及び図3を参照)を取り付けて構成される。クランクケース20の下部には、オイルパン24(図2及び図3参照)が設けられる。なお、本実施の形態では、クランクケース20とシリンダブロック21とを合わせてエンジンケースと呼ぶことにする。また、エンジン周辺の詳細構成については後述する。
車体フレーム10は、例えば金属パイプを溶接して形成されるダイヤモンドフレームであり、上記のようにエンジン2を懸架することで、車体全体として剛性が得られるように構成される。車体フレーム10は、ヘッドパイプ10aから後下方に向かって延在している。車体フレーム10の前半部分には、エンジン2の前側(シリンダヘッド22)を支持するブラケット部10bが形成されている。車体フレーム10の後部には、スイングアーム18の揺動軸となるピボット部10cが形成されている。
車体フレーム10の前後方向の略中央部分には、後方に向かって延びるシートレール10dが設けられている。また、ピボット部10cの上方の車体フレーム10には、後上方に向かって延びるバックステー10eが設けられている。車体フレーム10の上方には、燃料タンク11が設けられ、燃料タンク11の後方には、シートレール10dに沿ってライダーシート12及びピリオンシート13が設けられる。ヘッドパイプ10aの周辺はフロントカウル14によって覆われ、エンジン2の前下方はアンダーカウル15によって覆われる。
ヘッドパイプ10aには、ステアリングシャフト(不図示)を介して左右一対のフロントフォーク16が操舵可能に支持される。フロントフォーク16の下部には前輪17が回転可能に支持されており、前輪17の上方はフロントフェンダ17aによって覆われる。
スイングアーム18は、ピボット部10cに揺動可能に支持され、後方に向かって延びている。スイングアーム18の後端には後輪19が回転可能に支持されている。
次に、図2及び図3を参照して、本実施の形態に係るエンジンについて説明する。図2は、本実施の形態に係るエンジンの斜視図である。図3は、図2に示すエンジンの左側面図である。
図2及び図3に示すように、エンジンケースの一部を構成するクランクケース20は、上下に分割可能に構成され、上側の上ケース20aと下側の下ケース20bとを有している。上ケース20aと下ケース20bとを合わせることにより、クランクケース20内に各種軸を収容する空間が形成される。上ケース20aの前側上部は開口されており、この開口を塞ぐように上ケース20aにはシリンダブロック21が取り付けられる。下ケース20bは下方に開口されており、この開口を塞ぐように下ケース20bにはオイルパン24が取り付けられる。特にエンジン2は、シリンダブロック21の軸線が鉛直方向に対して前側に傾くように配置されている。
また、下ケース20bの前部には、エンジン2内のオイルを冷却するオイルクーラ(不図示)と、汚れたオイルをろ過するオイルフィルタ26が取り付けられている。オイルクーラ及びオイルフィルタ26は左右に並んで配置され、オイルクーラに対してオイルフィルタ26が左側に設けられている。
クランクケース20の左右両側には、それぞれ開口が形成されている。左側の開口には、エンジンカバーとして、マグネト(不図示)を覆うマグネトカバー28が取り付けられる。一方、右側の開口には、エンジンカバーとして、クラッチ(不図示)を覆うクラッチカバー29が取り付けられる。また、マグネトカバー28下方のクランクケース20(下ケース20b)側面には、オイル点検窓20cが形成されている。
また、クランクケース20内の後方空間には、変速機(不図示)が収容されている。変速機は、カウンタシャフト(不図示)及びドライブシャフト25のそれぞれに設けられる複数の変速ギヤが常に噛み合った、いわゆる常時噛み合い式の変速機で構成される。本実施の形態に係る変速装置は、後述するシフト機構3によって各変速ギヤの組み合わせ(噛み合い)を切り替えることで変速を実施する。すなわち、本発明における変速装置は、変速機とシフト機構3とを含む概念である。
ドライブシャフト25の左端は、クランクケース20から突出しており、突出した部分にスプロケット(不図示)が設けられる。スプロケットにはチェーン(不図示)が巻き掛けられ、当該チェーンを介してドライブシャフトの回転が後輪19(図1参照)に伝達可能となっている。また、ドライブシャフト25の左端側、すなわち、マグネトカバー28後方のクランクケース20左側面には、スプロケットを覆うスプロケットカバー27が設けられている。
スプロケットカバー27下方のクランクケース20(下ケース20b)の左側面には、シフト機構3の一部を構成するシフトペダル30が設けられている。シフトペダル30は、回転軸となる軸部31から後方に延びるレバー部32と、レバー部32の後端から左方に突出するペダル部33とによって構成される。軸部31は、下ケース20bの側面から左方に突出するように形成されており、左右方向が軸方向となっている。シフトペダル30は、軸部31を中心に上下に揺動可能となるように下ケース20bに取り付けられる。
シフトペダル30には、シフトペダル30の動作をシフトシャフト36に伝達するリンク機構の一部として、シフトロッド34が取り付けられる。シフトロッド34は、略鉛直方向に延びており、下端がシフトペダル30に連結されている。具体的にシフトロッド34の下端は、シフトペダル30の基端側であって、軸部31より後方(ペダル部33側)のレバー部32の側面に揺動可能に支持される。
シフトロッド34は、上ケース20aの上端近傍まで延びており、シフトロッド34に先端には、シフトリンク35の一端が揺動可能に連結されている。本実施の形態では、シフトロッド34とシフトリンク35とを合わせてリンク機構と呼ぶことにする。シフトリンク35の他端は、シフトシャフト36に固定される。これにより、シフトリンク35及びシフトシャフト36が一体回転可能に構成される。
シフトシャフト36は、車幅方向(左右方向)に延びており、一端側(右側)が上ケース20a内に貫通して支持される一方、他端側(左側)がマグネトカバー28の一部(後述する左端側支持部28c)に支持される。上ケース20a内に貫通するシフトシャフト36には、上記した所定の変速ギヤを軸方向(左右方向)にスライドさせるための機構(例えばシフトドラムやシフトフォーク)が設けられている。
このように構成される変速装置では、乗員によりシフトペダル30が操作されると、リンク機構(シフトロッド34及びシフトリンク35)を介してシフトシャフト36が回動される。シフトシャフト36の回動動作は、クランクケース20内の機構に伝達され、一部の変速ギヤが軸方向にスライドされる。この結果、変速ギヤの組み合わせが、所定の変速比となるように切替えられる。
ところで、自動二輪車の変速装置、特にシフト機構では、シフトペダルの動作を伝達するシフトシャフトがエンジンケースに片持ち支持され、エンジンケースの側面から突出するものが存在する。この場合、シフトシャフトは、シフトペダル操作時の軸力等を受けることでしなりやねじりが生じる。従来のシフト機構では、このようなシフトシャフトのしなりやねじりが考慮されていなかった。
特に、多気筒エンジンのように、エンジンの幅寸法が大きくなる場合、その分シフトシャフトを長くする必要があるため、上記のような、しなりやねじりの影響は更に大きくなる可能性がある。この結果、シフトフィーリングが悪化することが想定される。
例えば、シフトシャフトの一端を支持するエンジンケース側の支持部を軸方向に延長することで、シフトシャフトの長さを可能な限り短縮することが考えられる。しかしながら、エンジンケースの鋳型が複雑化する結果、エンジンケースの重力増加だけでなく、エンジンケースの鋳造性にも影響を与えるおそれがある。
そこで、本件発明者は、シフトペダルの操作に応じて回動するシフトシャフトの他端側の周辺構成に着目して、シフトシャフトを両持ちで支持することに想到した。具体的に本実施の形態では、車幅方向に延びるシフトシャフト36の少なくとも一端(右端)をエンジンケース(クランクケース20)で支持し、シフトシャフト36の他端(左端)をエンジンカバー(マグネトカバー28)で支持する構成とした。
この構成によれば、シフトシャフト36のクランクケース20側の端部からマグネトカバー28側の端部まで、シフトシャフト36を両持ちで支持することができる。これにより、シフトシャフト36を片持ち支持する場合に比べて安定的に支持することができ、シフトペダル操作時に発生するシフトシャフト36のしなりやねじりを抑制することができる。この結果、シフトペダルの操作力をシフトシャフト36からクランクケース20内の機構にダイレクトに伝えることができ、シフトフィーリングを向上させることが可能となる。
特に、本願の並列2気筒エンジンのように、エンジン2の左右幅が大きくなってシフトシャフト36が長くなったとしても、シフトシャフト36を両持ち支持したことで、上記の効果を得ることが可能である。
また、クランクケース20の形状を大きく変更することなく、簡易な形状変更でシフトシャフト36の両持ち支持構造を実現することができるため、鋳造性やエンジン全体の重量に大きな影響を与えることが無い。よって、エンジン軽量化とシフトシャフト剛性のバランスをとることが可能である。
特に、複雑な形状を有するクランクケース20に対して比較的単純な形状を有するマグネトカバー28で、シフトシャフト36の他端を支持する構成としたことにより、マグネトカバー28の設計変更に伴う負荷を削減することができる。
次に、図2から図4を参照して、本実施の形態に係るシフトシャフトの軸受構造について詳細に説明する。図4は、図3のA−A線に沿って切断した断面図である。
上記したように、本実施の形態では、マグネトカバー28でシフトシャフト36の左端を支持するように構成されている。具体的にマグネトカバー28は、図2及び図3に示すように、主に円形のマグネトを覆う第1カバー部28aと、スタータアイドルギヤ(不図示)を覆う第2カバー部28bと、シフトシャフト36の左端を支持する左端側支持部28c(第2の支持部)とによって構成される。
第1カバー部28aは、側面視略円形状に形成され、左側面上端近傍にオイル供給口28dが設けられている。第2カバー部28bは、第1カバー部28aの後上方の外周部(円弧部)から後上方に向かって突出するように形成されており、側面視略三角形状を有している。左端側支持部28cは、第2カバー部28bの後端部近傍から後方に向かって突出するように形成されており、先細りの側面視略三角形状を有している。
図4に示すように、上ケース20aには、シフトシャフト36の右端を支持する右端側支持部20d(第1の支持部)と、シフトシャフト36の軸方向略中央部分に設けられるシール部20eと、が形成されている。右端側支持部20dは、上ケース20aの内部において、右側の上端近傍に形成されている。シール部20eは、左端側支持部28cと右端側支持部20dとの間に設けられており、上ケース20aの左右方向略中央において、右端側支持部20dと同一高さに形成されている。
右端側支持部20dには、右方からベアリング40が圧入されており、当該ベアリング40には、シフトシャフト36の右端が挿通される。すなわち、シフトシャフト36の右端は、ベアリング40を介して右端側支持部20dに支持される。また、ベアリング40の右側面には、ベアリング40より大径のワッシャ41及びサークリップ42が取り付けられる。サークリップ42は、シフトシャフト36の外周面に形成される環状溝に係合している。これにより、ベアリング40の軸方向の移動が規制されている。
シール部20eには、左方からオイルシール43が圧入されており、当該オイルシール43には、シフトシャフト36が挿通される。また、オイルシール43の左側面には、オイルシール43より大径のワッシャ44及びサークリップ45が取り付けられる。サークリップ45は、上記と同様に、シフトシャフト36の外周面に形成される環状溝に係合している。これにより、オイルシール43の軸方向の移動が規制されている。
左端側支持部28cには、右方からベアリング46が圧入されており、当該ベアリング46には、シフトシャフト36の左端が圧入される。すなわち、シフトシャフト36の左端は、ベアリング46を介して左端側支持部28cに支持される。また、図示はしていないが、ベアリング46の右側面には、他の支持部と同様にワッシャ及びサークリップが取り付けられており、ベアリング46の軸方向の移動が規制されている。
このように、シフトシャフト36の両端の2箇所でシフトシャフト36を支持したことにより、シフトペダル30の操作力を2つの支持部で分散して受け持つことができ、シフトシャフト36のしなりやねじりを抑制することが可能である。また、シフトシャフト36の支持箇所が従来に比べて増えたにもかかわらず、ベアリング40、46、及びオイルシール43の総数は従来と変わることなくシフトシャフト剛性を高めることが可能である。
また、シフトリンク35が、シフトシャフト36の左端側(左端側支持部28cと同じ側の端部)であって、左端側支持部28cよりもエンジン2の内側(右側)に設けられている。これにより、シフトリンク35を左端側支持部28cに近接させることができる。シフトペダル30の操作に伴って生じる軸力は、シフトリンク35を介してシフトシャフト36に伝わるため、シフトリンク35の近傍のシフトシャフト36が左端側支持部28cで支持されることで、シフトリンクの近傍のシフトシャフト36のしなりをより効果的に抑制することが可能である。この場合、シフトシャフト36のねじり剛性を主に考慮すればよくなるため、シフトシャフト36の軽量化(例えば、中空構造や小径化)を図ることが可能である。
また、ベアリング46の左側面は、左端側支持部28cによって覆われる一方、ベアリング46の右側面は、シフトリンク35が近接配置されることでシフトリンク35によって覆われる。これにより、防塵のための別部材を追加することなく、既存の構成でベアリング46を保護することが可能である。
なお、上記実施の形態では、並列2気筒のエンジン2を例にして説明したが、この構成に限定されない。例えば、エンジン2は、単気筒や3気筒以上のエンジンで構成されてもよく、各気筒の配置も並列に限らず適宜変更が可能である。
また、上記実施の形態では、車体フレーム10をダイヤモンドフレームで構成したが、この構成に限定されない。車体フレーム10は、例えばツインスパータイプのフレームであってもよい。
また、上記実施の形態では、シフトペダル30やシフトロッド34、シフトリンク35をクランクケース20の左側を配置する構成としたが、この構成に限定されない。シフトペダル30やシフトロッド34、シフトリンク35は、クランクケース20の右側に配置されてもよい。
また、上記実施の形態では、シフトシャフト36がクランクケース20から左方向に突出する構成としたが、この構成に限定されない。シフトシャフト36は、クランクケース20から右方向に突出してもよい。
また、上記実施の形態では、エンジンカバーとして、マグネトカバー28を例にして説明したが、この構成に限定されない。エンジンカバーとして、クラッチカバー29やスプロケットカバー27を用いてもよい。
また、上記実施の形態では、シフトシャフト36を2箇所で支持する構成としたが、この構成に限定されない。シフトシャフト36は、3箇所以上で支持されてもよい。
また、上記実施の形態では、シフトリンク35が左端側支持部28cの近傍に配置される構成としたが、この構成に限定されない。シフトリンク35は、シフトシャフト36の軸方向において、どの位置に配置されてもよい。
また、本実施の形態及び変形例を説明したが、本発明の他の実施の形態として、上記実施の形態及び変形例を全体的又は部分的に組み合わせたものでもよい。
また、本発明の実施の形態は上記の実施の形態に限定されるものではなく、本発明の技術的思想の趣旨を逸脱しない範囲において様々に変更、置換、変形されてもよい。さらには、技術の進歩又は派生する別技術によって、本発明の技術的思想を別の仕方で実現することができれば、その方法を用いて実施されてもよい。したがって、特許請求の範囲は、本発明の技術的思想の範囲内に含まれ得る全ての実施形態をカバーしている。
以上説明したように、本発明は、シフトシャフトのしなりやねじれを防止してシフトフィーリングを向上することができるという効果を有し、特に、自動二輪車に適用可能な変速装置に有用である。
1 自動二輪車
2 エンジン
20 クランクケース(エンジンケース)
20a 上ケース(エンジンケース)
20b 下ケース(エンジンケース)
20d 右端側支持部(第1の支持部)
28 マグネトカバー(エンジンカバー)
28c 左端側支持部(第2の支持部)
30 シフトペダル
35 シフトリンク
36 シフトシャフト
40、46 ベアリング
43 オイルシール

Claims (6)

  1. シフトペダルの操作に応じて回動するシフトシャフトを備える車両の変速装置であって、
    前記シフトシャフトの少なくとも一端を支持する第1の支持部を有するエンジンケースと、
    前記エンジンケースの側方を覆うエンジンカバーと、を備え、
    前記エンジンカバーは、前記シフトシャフトの他端を支持する第2の支持部を有することを特徴とする車両の変速装置。
  2. 前記シフトペダルの動作を前記シフトシャフトに伝達するシフトリンクを更に備え、
    前記シフトリンクは、前記第2の支持部と同じ側の前記シフトシャフトの端部に設けられることを特徴とする請求項1に記載の車両の変速装置。
  3. 前記シフトリンクは、前記第2の支持部よりもエンジンの内側に配置されることを特徴とする請求項2に記載の車両の変速装置。
  4. 前記第1の支持部及び前記第2の支持部は、それぞれベアリングを介して前記シフトシャフトを支持し、
    前記エンジンケースには、前記第1の支持部と前記第2の支持部との間にオイルシールが設けられることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載の車両の変速装置。
  5. 前記第2の支持部に設けられる前記ベアリングは、前記エンジンカバーによって覆われることを特徴とする請求項4に記載の車両の変速装置。
  6. 前記エンジンカバーは、前記エンジンケース内に設けられるマグネトを覆うマグネトカバーで構成されることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれかに記載の車両の変速装置。
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