JP2010000981A - 自動二輪車のクラッチ駆動装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】クラッチケーブルと動力伝達ユニットとの干渉を回避し、クラッチケーブルの屈曲度合いを小さくし、クラッチケーブルの良好な配設を実現する。
【解決手段】クラッチの断接を制御するクラッチ駆動部材32は、クランク軸14およびカウンタ軸15のそれぞれの軸線を含む仮想平面Pを挟んでドライブ軸16と反対側に配置されている。エンジン9の後ろ側下部に位置するレリーズアーム44の先端部に一端が接続されたクラッチケーブル33は、自動二輪車1の側面視で、エンジン9の後ろ側下部から、エンジンケース11の下部側方を通ってエンジンケース11の前上方へ延びた後、クラッチレバー5に接続されている。
【選択図】図2

Description

本発明は自動二輪車のクラッチ駆動装置に関し、より詳しくは、カウンタ軸の一側に設けられたクラッチの断接を、カウンタ軸の他側に設けられたクラッチ駆動部材で、カウンタ軸内に設けられたプッシュロッドを軸方向に移動させることにより制御するクラッチ駆動装置に関する。
特許2938112号公報には、自動二輪車のクラッチ駆動装置が記載されている。すなわち、エンジンのカウンタ軸(メイン軸)の右側端部にはクラッチが装着されている。カウンタ軸は中空であり、カウンタ軸の内部には、カウンタ軸の軸方向に延びるプッシュロッドが軸方向に移動可能に設けられている。カウンタ軸の左側端部には、プッシュロッドを軸方向に移動させることにより、クラッチの断接を制御するクラッチ駆動部材が設けられている。クラッチ駆動部材は、クラッチケーブルを介して、ハンドルバーに装着されたクラッチレバーに接続されている。運転者がクラッチレバーを操作すると、クラッチケーブルが引かれ、これに連動してクラッチ駆動部材がプッシュロッドを軸方向に移動させ、クラッチの接続を断つ。
特許2938112号公報
ところで、特許2938112号公報に記載されたような自動二輪車のエンジンにおいては、カウンタ軸と平行に延びるドライブ軸がカウンタ軸の近傍に配置されており、このドライブ軸の左側端部側方に、エンジンの駆動を後輪に伝達するための動力伝達ユニットが設けられている。この動力伝達ユニットは、シャフトドライブ式の場合にはベベルギアユニットであり、チェーンドライブ式の場合にはドライブチェーンユニットである。
ドライブ軸の左側端部側方に配置された動力伝達ユニットと、カウンタ軸の左側端部に設けられたクラッチ駆動部材とは互いに接近している。このため、クラッチ駆動部材に接続されたクラッチケーブルと動力伝達ユニットとが干渉するのを避けるように、クラッチケーブルの配設経路を設定する必要がある。
この点、特許2938112号公報に記載されたクラッチ駆動装置では、プッシュロッドを作動させるためのプッシュレバーが、ドライブチェーンユニットの駆動スプロケットの背面側に配置され、車両後方に向けて延設されている。このため、プッシュレバーの後端部に駆動アームを介して接続されたクラッチケーブルの配設経路は、駆動アームから、クランクケースの後ろ側を通って車両右側に延び、エンジンの上部右側方を経由し、車体フレームの前方に設けられたヘッドパイプの近傍で左側に曲がり、ハンドルの左側に設けられたクラッチレバーに到達する。
しかしながら、このような配設経路では、クラッチケーブルが車体中心線を跨いで左、右、左と取り回されるため、クラッチケーブルの屈曲度合いが大きくなるおそれがある。クラッチケーブルの屈曲度合いが大きくなると、クラッチケーブルの摺動抵抗が大きくなり、クラッチの操作感が鈍重となる。
特に、シャフトドライブ式の自動二輪車の場合には、動力伝達ユニットとして、チェーンドライブユニットに代えてベベルギアユニットがドライブ軸の左側端部側方に設けられる。この場合、ベベルギアユニットがプッシュレバーの上方に配置されるため、特許2938112号公報のように、クラッチケーブルをエンジンの上部に向けて配設しようとすると、クラッチケーブルを、プッシュレバーの後端部に設けられた駆動アームから、ベベルギアユニットを迂回するように左側に延出させ、その後、エンジンの右側に引き戻す必要がある。この結果、クラッチケーブルの屈曲度合いが一層大きくなり、クラッチケーブルの摺動抵抗が一層大きくなり、クラッチの操作感の鈍重さが増す。
本発明は例えば上述した問題に鑑みなされたものであり、本発明の第1の課題は、クラッチケーブルの良好な配設を実現することができる自動二輪車のクラッチ駆動装置を提供することにある。
本発明の第2の課題は、クラッチケーブルと動力伝達ユニットとの干渉を回避することができ、かつクラッチケーブルの屈曲度合いを小さくすることができる自動二輪車のクラッチ駆動装置を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明は、自動二輪車の幅方向に延びるクランク軸と、前記クランク軸と平行に配置され、前記クランク軸により駆動されるカウンタ軸と、前記カウンタ軸と平行に配置され、前記カウンタ軸により駆動されるドライブ軸と、前記自動二輪車の幅方向一側に位置し、前記カウンタ軸の端部に装着されたクラッチと、前記自動二輪車の幅方向他側に位置し、前記ドライブ軸の端部側方に配置され、前記ドライブ軸の端部に設けられた動力伝達部材に連結され、前記ドライブ軸から出力される動力を後輪に伝達する動力伝達ユニットとを備えたエンジンを有する自動二輪車のクラッチ駆動装置であって、前記カウンタ軸の内部に軸方向に移動可能に設けられたプッシュロッドと、前記自動二輪車の幅方向他側に位置し、前記カウンタ軸の端部に設けられ、前記プッシュロッドを軸方向に移動させることにより前記クラッチの断接を制御するクラッチ駆動部材と、ハンドルバーに装着されたクラッチレバーと前記クラッチ駆動部材との間に接続され、前記クラッチ駆動部材による前記クラッチの断接制御を、運転者による前記クラッチレバーの操作に連動させるクラッチケーブルとを備え、前記クラッチ駆動部材は、前記クランク軸および前記カウンタ軸のそれぞれの軸線を含む仮想平面を挟んで前記ドライブ軸と反対側に配置されている。
上述した本発明のクラッチ駆動装置において、前記クラッチ駆動部材は、筒状のハウジングと、前記ハウジングの内部に回転可能に支持されたレリーズ軸と、前記レリーズ軸の一端に設けられ、前記レリーズ軸と共に回動することにより前記プッシュロッドを軸方向に移動させるレリーズカムと、前記レリーズ軸の他端に設けられ、前記レリーズ軸と共に回動するレリーズアームとを備え、前記クラッチケーブルは、その一端が前記レリーズアームに接続され、当該クラッチケーブルの他端が車両側面視でエンジンケースの下部側方を通って前記エンジンケースの前上方へ延びた後、前記クラッチレバーに接続され、運転者による前記クラッチレバーの操作に応じて前記レリーズアームを回動させることが望ましい。
上述した本発明のクラッチ駆動装置において、前記クラッチ駆動部材は、車両前後方向に延びる車体中心線に対して前記クラッチレバーと同じ側に配置することが望ましい。
上述した本発明のクラッチ駆動装置において、前記クラッチ駆動部材の少なくとも一部は、前記自動二輪車の幅方向他側において、前記カウンタ軸の端部と前記動力伝達ユニットとの間に配置することが望ましい。
上述した本発明によれば、クラッチケーブルと動力伝達ユニットとの干渉を回避することができ、クラッチケーブルの屈曲度合いを小さくすることができ、クラッチケーブルの良好な配設を実現することができる。
本発明の実施形態について、図面を参照しながら説明する。図1は、本発明の実施形態であるクラッチ駆動装置が搭載された自動二輪車を示す。図1に示すように、自動二輪車1は、例えば、いわゆるクルーザ型またはアメリカン型の自動二輪車である。自動二輪車1において、自動二輪車1の骨組みをなす車体フレームの前側に配設されたヘッドパイプには、左右2本のフロントフォーク2(左側のみ図示)が支持されている。フロントフォーク2の上端にはハンドルバー3が固定されており、ハンドルバー3の左右両端には、ハンドルグリップ4(左側のみ図示)が設けられている。また、ハンドルバー3において、左側のハンドルグリップ4近傍には、運転者がクラッチ19(図3参照)の断接を操作するためのクラッチレバー5が装着されている。一方、フロントフォーク2の下部には前輪6が回転可能に支持されている。また、車体フレーム後ろ側にはスイングアーム7を介して後輪8が回転可能に支持されている。
また、車体フレームには、V型のエンジン9がエンジンブラケットなどを介して固定されている。本実施形態において、自動二輪車1は、エンジン9の動力を後輪8に伝達するための動力伝達方式としてシャフトドライブ式を採用している。エンジン9と後輪8との間には、動力伝達ユニットとしてのベベルギアユニット23、出力軸25などを備えたシャフトドライブ機構22(図3参照)が設けられている。
図2は、図1中のエンジン9を自動二輪車1から取り出して拡大して示している。図3は、図2中の矢示III−III方向から見たエンジン9の断面を示している。図4は、図2中の矢示IV−IV方向から見たエンジン9の断面を示している。図5は、図2中の矢示V−V方向から見たレリーズアームとクラッチケーブルとの接続部分を拡大して示している。図6は図1中の自動二輪車1を模式的に示す平面図である。
図2中のエンジン9において、エンジンケース11上には前側シリンダ12および後ろ側シリンダ13が設けられている。エンジンケース11内には、自動二輪車1の幅方向に延びるクランク軸14が設けられている。各シリンダ12、13の燃焼室内に設けられたピストンは、コンロッドを介してクランク軸14に接続されている。また、エンジン9には、カウンタ軸15がクランク軸14と平行に自動二輪車1の幅方向に延設されている。さらに、エンジン9には、ドライブ軸16がカウンタ軸15と平行に自動二輪車1の幅方向に延設されている。
図3に示すように、カウンタ軸15は、クランク軸14とドライブギア17、18を介して連結されており、クランク軸14により回転駆動される。カウンタ軸15の右側端部にはクラッチ19が装着されている。
ドライブ軸16は、カウンタ軸15とトランスミッションギアユニット20を介して接続されており、カウンタ軸15により回転駆動される。ドライブ軸16の左側端部には、動力伝達部材としてベベルギア21が設けられており、ベベルギア21は、ドライブ軸16の左側端部側方に設けられた、シャフトドライブ機構22の一部を構成するベベルギアユニット23のベベルギア24と連結されている。これにより、ドライブ軸16の回転動力は、シャフトドライブ機構22の出力軸25などを介して後輪8に伝達される。
また、エンジンケース11内において、クランク軸14の左方には、発電機26が設けられている。
また、図4に示すように、エンジン9は、運転者によるクラッチレバー5の操作に応じてクラッチ19の断接を制御するクラッチ駆動装置30を備えている。クラッチ駆動装置30は、プッシュロッド31、クラッチ駆動部材32および図2に示すクラッチケーブル33を備えている。
カウンタ軸15は中空の筒状に形成されており、プッシュロッド31は、カウンタ軸15の内部に軸方向(自動二輪車1の幅方向)に移動可能に支持されている。
クラッチ駆動部材32は、カウンタ軸15の左側端部に設けられ、プッシュロッド31を軸方向に移動させることにより、クラッチ19の断接を制御する。クラッチ駆動部材32は、円筒状のハウジング41と、ハウジング41の内部に回転可能に支持されたレリーズ軸42と、レリーズ軸42の一端に設けられ、レリーズ軸42と共に回動することによりプッシュロッド31を軸方向に移動させるレリーズカム43と、レリーズ軸42の他端に設けられ、レリーズ軸42と共に回動するレリーズアーム44とを備えている。
クラッチケーブル33は、ハンドルバー3に装着されたクラッチレバー5とクラッチ駆動部材32との間に接続され、クラッチ駆動部材32によるクラッチ19の断接制御を、運転者によるクラッチレバー5の操作に連動させる。クラッチケーブル33の一端は、図5に示すようにレリーズアーム44の先端部に接続され、クラッチケーブル33の他端はクラッチレバー5に接続されている。運転者がクラッチレバー5を操作すると、これに応じて、クラッチケーブル33が引かれ、レリーズアーム44、レリーズ軸42およびレリーズカム43が一体的に回動する。レリーズカム43の回動により、プッシュロッド31が軸方向に移動し、これによりクラッチ19における接続が断たれる。
図2に示すように、クラッチ駆動部材32は、クランク軸14およびカウンタ軸15のそれぞれの軸線を含む仮想平面Pを挟んでドライブ軸16と反対側に配置されている。また、図6に示すように、クラッチ駆動部材32は、自動二輪車1の前後方向に延びる車体中心線Lに対してクラッチレバー5と同じ側に配置されている。
具体的には、図2に示すように、円筒状のハウジング41の一端は、自動二輪車1の側面視で、カウンタ軸15の左側端部と重なり合う位置に配置され、ハウジング41の他端は、自動二輪車1の側面視で、カウンタ軸15の左側端部からエンジン9の後ろ側下部に達している。ハウジング41内に支持されたレリーズ軸42も、ハウジング41とほぼ同じ位置に配置されている。そして、レリーズ軸42の他端に設けられたレリーズアーム44は、エンジン9の後ろ側下部に配置されている。
また、図4に示すように、クラッチ駆動部材32において、ハウジング41、レリーズ軸42、レリーズカム43およびレリーズアーム44の基端部は、カウンタ軸15の左側端部とベベルギアユニット23との間に配置されている。そして、レリーズアーム44の先端部が、エンジン9の後ろ側下部において左方向に突出し、ベベルギアユニット23の下方に位置している。
レリーズアーム44の先端部が、エンジン9の後ろ側下部に位置するため、レリーズアーム44の先端部に一端が接続されたクラッチケーブル33は、自動二輪車1の側面視で、エンジン9の後ろ側下部から、エンジンケース11の下部側方(より具体的には発電機26の下方)を通ってエンジンケース11の前上方へ延びた後、ヘッドパイプの近傍を通過してハンドルバー3に沿って左側に延び、クラッチレバー5に接続されている。
以上説明した通り、本発明の実施形態であるクラッチ駆動装置30によれば、クラッチ駆動部材32を、クランク軸14およびカウンタ軸15のそれぞれの軸線を含む仮想平面Pを挟んでドライブ軸16と反対側に配置することにより、クラッチ駆動部材32が、ドライブ軸16の左側端部に設けられたベベルギア21またはシャフトドライブ機構22のベベルギアユニット23と干渉することを防止することができる。
また、クラッチ駆動部材32とクラッチケーブル33との接続点(レリーズアーム44の先端部)を、エンジン9の後ろ側下部に配置し、クラッチケーブル33を、自動二輪車1の側面視で、エンジン9の後ろ側下部から、エンジンケース11の下部側方を通ってエンジンケース11の前上方へ延びるように配置することにより、クラッチケーブル33と、ベベルギアユニット23などのエンジン部品との干渉を回避することができる。
特に、クラッチケーブル33がベベルギアユニット23の下方を通過するので、自動二輪車1の側面視で、カウンタ軸15の左側端部と重なる位置に配置されているベベルギアユニット23を迂回するために、クラッチケーブル33をベベルギアユニット23の左方(車幅方向外側)を通過させる必要がない。これにより、クラッチケーブル33の良好な配設を実現することができ、クラッチケーブル33が車幅方向外側に張り出して、クラッチケーブル33に乗員の脚部が引っかかるなどの不都合を防止することができる。
また、クラッチケーブル33を、エンジン9の後ろ側下部からエンジンケース11の前上方に向けて大きく緩やかな曲線を描くように配設することができるので、クラッチケーブル33の屈曲度合いを小さくすることができ、クラッチケーブル33の摺動抵抗を小さくすることができ、クラッチの操作感を軽快なものにすることができる。
また、クラッチ駆動部材32を、自動二輪車1の前後方向に延びる車体中心線Lに対してクラッチレバー5と同じ側に配置することにより、クラッチケーブル33を自動二輪車1の左側から右側に取り回す必要がない。したがって、クラッチケーブル33が狭小空間内を通過することにより損傷することを防止することができる。
また、クラッチ駆動部材32において、ハウジング41、レリーズ軸42、レリーズカム43およびレリーズアーム44の基端部を、カウンタ軸15の他側端部とベベルギアユニット23との間に配置し、レリーズアーム44の先端部をベベルギアユニット23の下方に配置することにより、クラッチ駆動部材32(レリーズアーム44の先端部も含む)がエンジン9の左方に張り出すことを防止することができる。これにより、クラッチケーブル33に乗員の脚部が引っかかるなどの不都合を防止することができる。
なお、上述した実施形態では、エンジン9の動力を後輪8に伝達するための動力伝達方式としてシャフトドライブ式を採用し、動力伝達ユニットとして、シャフトドライブ機構22を備えた自動二輪車を例にあげたが、本発明はこれに限らない。本発明は、動力伝達方式としてチェーンドライブ式を採用し、動力伝達ユニットとして、チェーンドライブ機構を備えた自動二輪車にも適用することができる。
また、本発明は、V型のエンジンに限らず、他の型式のエンジンにも適用することができる。また、本発明は、クルーザ型またはアメリカン型の自動二輪車に限らず、他の型式の自動二輪車にも適用することができる。
また、本発明は、請求の範囲および明細書全体から読み取るこのできる発明の要旨または思想に反しない範囲で適宜変更可能であり、そのような変更を伴うクラッチ駆動装置もまた本発明の技術思想に含まれる。
本発明の実施形態に係るクラッチ駆動装置が搭載された自動二輪車を示す側面図である。 図1中のエンジンを自動二輪車から取り出して拡大して示す側面図である。 図2中の矢示III−III方向から見たエンジンの断面図である。 図2中の矢示IV−IV方向から見たエンジンの断面図である。 図2中の矢示V−V方向から見たレリーズアームとクラッチケーブルとの接続部分を示す拡大図である。 図1中の自動二輪車を模式的に示す平面図である。
符号の説明
1 自動二輪車
3 ハンドルバー
5 クラッチレバー
9 エンジン
11 エンジンケース
14 クランク軸
15 カウンタ軸
16 ドライブ軸
19 クラッチ
21 ベベルギア(動力伝達部材)
23 ベベルギアユニット(動力伝達ユニット)
30 クラッチ駆動装置
31 プッシュロッド
32 クラッチ駆動部材
33 クラッチケーブル
41 ハウジング
42 レリーズ軸
43 レリーズカム
44 レリーズアーム

Claims (4)

  1. 自動二輪車の幅方向に延びるクランク軸と、
    前記クランク軸と平行に配置され、前記クランク軸により駆動されるカウンタ軸と、
    前記カウンタ軸と平行に配置され、前記カウンタ軸により駆動されるドライブ軸と、
    前記自動二輪車の幅方向一側に位置し、前記カウンタ軸の端部に装着されたクラッチと、
    前記自動二輪車の幅方向他側に位置し、前記ドライブ軸の端部側方に配置され、前記ドライブ軸の端部に設けられた動力伝達部材に連結され、前記ドライブ軸から出力される動力を後輪に伝達する動力伝達ユニットと
    を備えたエンジンを有する自動二輪車のクラッチ駆動装置であって、
    前記カウンタ軸の内部に軸方向に移動可能に設けられたプッシュロッドと、
    前記自動二輪車の幅方向他側に位置し、前記カウンタ軸の端部に設けられ、前記プッシュロッドを軸方向に移動させることにより前記クラッチの断接を制御するクラッチ駆動部材と、
    ハンドルバーに装着されたクラッチレバーと前記クラッチ駆動部材との間に接続され、前記クラッチ駆動部材による前記クラッチの断接制御を、運転者による前記クラッチレバーの操作に連動させるクラッチケーブルと
    を備え、
    前記クラッチ駆動部材は、前記クランク軸および前記カウンタ軸のそれぞれの軸線を含む仮想平面を挟んで前記ドライブ軸と反対側に配置されていることを特徴とする自動二輪車のクラッチ駆動装置。
  2. 前記クラッチ駆動部材は、
    筒状のハウジングと、
    前記ハウジングの内部に回転可能に支持されたレリーズ軸と、
    前記レリーズ軸の一端に設けられ、前記レリーズ軸と共に回動することにより前記プッシュロッドを軸方向に移動させるレリーズカムと、
    前記レリーズ軸の他端に設けられ、前記レリーズ軸と共に回動するレリーズアームと
    を備え、
    前記クラッチケーブルは、その一端が前記レリーズアームに接続され、当該クラッチケーブルの他端が車両側面視でエンジンケースの下部側方を通って前記エンジンケースの前上方へ延びた後、前記クラッチレバーに接続され、運転者による前記クラッチレバーの操作に応じて前記レリーズアームを回動させることを特徴とする請求項1に記載の自動二輪車のクラッチ駆動装置。
  3. 前記クラッチ駆動部材は、車両前後方向に延びる車体中心線に対して前記クラッチレバーと同じ側に配置されていることを特徴とする請求項1または2に記載の自動二輪車のクラッチ駆動装置。
  4. 前記クラッチ駆動部材の少なくとも一部は、前記自動二輪車の幅方向他側において、前記カウンタ軸の端部と前記動力伝達ユニットとの間に配置されていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の自動二輪車のクラッチ駆動装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2012116312A (ja) * 2010-11-30 2012-06-21 Suzuki Motor Corp 自動二輪車のクラッチケーブルの配策構造

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