JP2018089771A - 研削盤 - Google Patents

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Abstract

【課題】カウンタウエイト部材のワークテーブル装置の小型化を図ること。【解決手段】ワークテーブル20とは逆方向に往復移動するカウンタウエイト部材24が、往復移動方向から見てワークテーブル20の左右に配置された一対のサイドウエイト26、28を有するものとする。【選択図】図1

Description

本発明は、ワークテーブル装置に関し、更に詳細には、主に工作機械に用いられ、往復移動するワークテーブルを備えたワークテーブル装置に関する。
基台上をワークテーブルが往復移動するワークテーブル装置は、ストロークエンドにおけるワークテーブルの移動方向の反転時のイナーシャによって振動が生じる。この振動を低減するために、基台上をワークテーブルとは逆方向に往復移動するカウンタウエイト部材を設け、ワークテーブルのイナーシャをカウンタウエイト部材のイナーシャによって相殺することが提案されている(例えば、特許文献1、2)。
特開2002−120146号公報 特開2003−53663号公報
従来のワークテーブル装置におけるカウンタウエイト部材は、ワークテーブルとの干渉を避けるためにワークテーブルより離れた位置に配置され、ワークテーブルの往復移動範囲とは重複しない往復移動範囲を設定されている。
このため、従来のワークテーブル装置は、基台が大型化すると共に、ワークテーブルとカウンタウエイト部材とを往復移動させる駆動装置も大型化し、小型化が難しい。
本発明が解決しようとする課題は、カウンタウエイト部材のワークテーブル装置の小型化を図ることである。
本発明によるワークテーブル装置は、所定の軸線方向に対して平行に延在する第1のリニアガイド(14)及び第2のリニアガイド(16)を具備した基台(12)と、前記第1のリニアガイド(14)に案内されて移動可能なワークテーブル(20)と、前記第2のリニアガイド(16)に案内されて移動可能なカウンタウエイト部材(24)と、前記ワークテーブル(20)及び前記カウンタウエイト部材(24)を互いに逆方向に往復移動させる駆動装置(50、90)とを有し、前記カウンタウエイト部材(24)は、前記軸線方向から見て前記ワークテーブル(20)の左右に配置された一対のサイドウエイト(26、28)を有する。
この構成によれば、サイドウエイト(26、28)の往復移動範囲(区間)がワークテーブル(20)の往復移動範囲(区間)と重複する。これにより、基台(12)を小型化することができる。
本発明によるワークテーブル装置は、好ましくは、更に、前記カウンタウエイト部材(24)は、前記軸線方向から見て前記ワークテーブル(20)の前後に配置され、前記両サイドウエイト(26、28)を互いに連結する一対のエンドウエイト(30、32)を有する。
この構成によれば、エンドウエイト(30、32)がカウンタウエイト部材(24)の重量の一部を担うことになり、サイドウエイト(26、28)を小型化できる。
本発明によるワークテーブル装置は、好ましくは、前記カウンタウエイト部材(24)は、前記一対のサイドウエイト(26、28)と前記一対のエンドウエイト(30、32)とによって中央部に開口(34)を有する枠状をなし、前記開口(34)に前記ワークテーブル(20)が往復移動可能に配置されている。
この構成によれば、ワークテーブル(20)の周りにカウンタウエイト部材(24)がバランスよく配置されることになり、ワークテーブル装置を小型化することでできる。
本発明によるワークテーブル装置は、好ましくは、前記ワークテーブル(20)の上面(20A)が前記カウンタウエイト部材(24)の上面(24A)よりも上側に位置する。
この構成によれば、ワークテーブル(20)上で行われる機械加工の工具がカウンタウエイト部材(24)と干渉することがない。
本発明によるワークテーブル装置は、好ましくは、前記第1のリニアガイド(14)と前記第2のリニアガイド(16)とが実質的に同一面上に位置する。
この構成によれば、第1のリニアガイド(14)と第2のリニアガイド(16)とが高さ違いに設けられる場合に比して、基台(20)の高さ寸法を小さくすることができる。
本発明によるワークテーブル装置の前記駆動装置は、好ましくは、互いに180度の回転位相差を有する第1のクランクピン(54)と第2のクランクピン(58)とを有するクランク軸(50)と、前記第1のクランクピン(54)と前記ワークテーブル(20)とを連結する第1のコネクティングロッド(70)と、前記第2のクランクピン(58)と前記カウンタウエイト部材(24)とを連結する第2のコネクティングロッド(78)と、前記クランク軸(50)を回転駆動するアクチュエータ(90)とを有する。
この構成によれば、駆動装置を小型化することができる。
本発明によるワークテーブル装置の前記駆動装置は、好ましくは、前記ワークテーブル(20)を往復移動させるクランク機構(122)と、複数のプーリ(133、134)間に掛け渡され、前記プーリ(133、134)間において前記ワークテーブル(20)の移動方向と同方向に延在して互いに平行な二つのベルト延在部(136A、136B)を形成する無端ベルト(136)を含み、前記二つのベルト延在部の一方(136A)に前記ワークテーブル(20)が連結され且つ他方(136B)に前記カウンタウエイト部材(24)が連結された伝動ベルト機構(137)と、前記クランク機構(122)を駆動するアクチュエータ(124)とを有する。
この構成によれば、アクチュエータ(124)によってクランク機構(122)が駆動されてワークテーブル(20)が往復移動し、ワークテーブル(20)によって伝動ベルト機構(137)が駆動されてカウンタウエイト部材(24)が往復移動し、ワークテーブル(20)の往復移動とカウンタウエイト部材(24)の往復移動とが常に正しく同期する。
本発明によるワークテーブル装置の前記クランク機構(122)は、好ましくは、前記アクチュエータ(90)によって回転駆動される回転部材(102)と、前記回転部材(102)の半径方向に変位可能に設けられた可変クランクピン(116)と、前記可変クランクピン(116)と前記ワークテーブル(20)とを連結するコネクティングロッド(118)とを有する。
この構成によれば、ワークテーブル(20)の往復移動ストロークを可変設定することができる。
本発明によるワークテーブル装置によれば、サイドウエイトの往復移動範囲の少なくとも一部がワークテーブルの往復移動範囲と重複するので、基台を小型化することができる。
本発明によるワークテーブル装置の実施形態1を示す斜視図 実施形態1によるワークテーブル装置の平面図 実施形態1によるワークテーブル装置の縦断面図 本発明によるワークテーブル装置の実施形態2を右側から見た斜視図 実施形態2によるワークテーブル装置を左側から見た斜視図 実施形態2によるワークテーブル装置を下側から見た斜視図
以下に、本発明によるワークテーブル装置の実施形態1を、図1〜図3を参照して説明する。なお、以下の説明におけるX軸、Y軸、Z軸は、工作機械の標準座標軸に従ったものである。
ワークテーブル装置10は、研削盤等に用いられるもので箱形の基台(ベッド)12を有する。基台12の上部には、一つの軸線方向(Z軸方向)に対して平行に直線状に延在する内側ガイドレール(第1のリニアガイド)14と、外側ガイドレール(第2のリニアガイド)16とが取り付けられている。内側ガイドレール14はZ軸方向から見て外側ガイドレール16より左右方向の内側にある。内側ガイドレール14と外側ガイドレール16とは、各々X軸方向に隔置されて一対ずつ同一面上に形成されており、各々の延在区間が全域に亘って重複している。
一対の内側ガイドレール14には不図示のリテーナによって保持されたボールを有する転がりガイド18によって長方体形状のワークテーブル20がZ軸方向に移動可能に係合している。
一対の外側ガイドレール16には不図示のリテーナによって保持されたボールを有する転がりガイド22によってカウンタウエイト部材24がZ軸方向に移動可能に係合している。
カウンタウエイト部材24は、Z軸方向から見てワークテーブル20の左右に配置されてZ軸方向に長い一対のサイドウエイト26及び28と、Z軸方向から見てワークテーブル20の前後に配置されてサイドウエイト26と28とを互いに連結する一対のエンドウエイト30及び32とを有し、一枚の板体により構成されている。カウンタウエイト部材24の重量は、ワークテーブル20上に設けられるチャック装置を含むワークテーブル20の重量に等しいことが好ましく、被加工物の重量を考慮してワークテーブル20の重量より大きくてもよい。
カウンタウエイト部材24は、サイドウエイト26及び28とエンドウエイト30及び32とによって中央部に矩形の開口34を有する矩形の枠状をなしている。開口34にはワークテーブル20が配置される。開口34のX軸方向の内寸はワークテーブル20のX軸方向の外寸より少し大きく、且つ開口34のZ軸方向の内寸はワークテーブル20のX軸方向の往復移動の最大ストローク(設定ストローク)より少し大きい。これにより、ワークテーブル20は、開口34に配置されてもカウンタウエイト部材24に衝突(干渉)することなくX軸方向に往復移動可能である。
ワークテーブル20は、図3に示されているように、カウンタウエイト部材24よりY軸方向の寸法(高さ寸法)が大きいことにより、内側ガイドレール14と外側ガイドレール16とが同一面上に形成されていても、ワークテーブル20の上面20Aはカウンタウエイト部材24の上面24Aよりも上側に位置する(図3参照)。これにより、ワークテーブル20上で行われる研削加工の砥石車等の加工工具(不図示)がカウンタウエイト部材24と干渉することもない。この場合、内側ガイドレール14と外側ガイドレール16とが同一面上に形成されているので、内側ガイドレール14と外側ガイドレール16とが高さ違いに設けられる場合に比して基台12のY軸方向の寸法を小さくできる。
図3に示されているように、基台12の一方(左側)の壁部12Aは、当該壁部12Aに形成されたX軸方向に延在する軸受孔36に挿入された中心軸38を複列のボール軸受40によってX軸周りに回転可能に支持している。壁部12Aに向かい合う基台12のもう一方の壁部12Bは、当該壁部12Bに形成されたX軸方向に延在する軸受孔42に挿入された中心軸44を複列のボール軸受46によってX軸周りに回転可能に支持している。中心軸38と44とはX軸上において同心である。
基台12の壁部12Aと12Bとの間の内部空間には、クランク軸50が配置されている。クランク軸50は、X軸方向に延在していて、左側から右側へ順に、クランクアーム52と第1のクランクピン54とクランクアーム56と第2のクランクピン58とクランクアーム60とを有する一体構造をなしている。左側のクランクアーム52は中心軸38に固定され、右側のクランクアーム60は中心軸44に固定されている。これにより、クランク軸50は、両端を基台12に支持されて中心軸44及び44の軸心を回転中心とするX軸方向の軸線周りに回転することができる。
第1のクランクピン54は左側のクランクアーム52と中間のクランクアーム56との間にあり、第2のクランクピン58は中間のクランクアーム56と右側のクランクアーム60との間にある。第1のクランクピン54と第2のクランクピン58とはクランク軸50の回転中心周りに180度の回転位相差を有し、双方の偏心量(クランクアーム長)は互いに同一である。
第1のクランクピン54には第1のコネクティングロッド70の一方の端部がボール軸受72を介して相対的に回転可能に連結されている。第1のコネクティングロッド70のもう一方の端部はワークテーブル20の底部に設けられた突出片74に連結ピン76によって相対的に回動可能に連結されている(図1参照)。第2のクランクピン58には第2のコネクティングロッド78の一方の端部がボール軸受80を介して相対的に回転可能に連結されている。第2のコネクティングロッド78のもう一方の端部はカウンタウエイト部材24の底部に設けられた突出片82に連結ピン84(図1参照)によって相対的に回動可能に連結されている。第1のコネクティングロッド70及び第2のコネクティングロッド78のロッド長は互いに同一である。
中心軸38の外端は基台12より外方に突出している。この突出部分には従動プーリ86が固定されている。基台12には取付板88によって電動機90が取り付けられている。電動機90の出力軸92には駆動プーリ94が固定されている。駆動プーリ94と従動プーリ86とには無端伝動ベルト96が掛け渡されている。これにより、クランク軸50は電動機90によってX軸方向の軸線周りに回転駆動される。
クランク軸50が回転駆動されることにより、ワークテーブル20とカウンタウエイト部材24が互いに同期して基台12をZ方向に往復移動する。この往復移動は、第1のクランクピン54と第2のクランクピン58とがクランク軸50の回転中心周りに180度の回転位相差を有していることにより、互いに逆方向に行われ、しかも第1のクランクピン54及び第2のクランクピン58の偏心量が互い同一であることにより、同一ストロークをもって行われる。これにより、ストロークエンド時のワークテーブル20のイナーシャとカウンタウエイト部材24のイナーシャとが互いに同期したタイミングで相殺され、イナーシャに起因する基台12の振動が低減する。
サイドウエイト26及び28は、Z軸方向から見てワークテーブル20の左右両側に配置されているから、サイドウエイト26及び28の往復移動範囲がワークテーブル20の往復移動範囲に重複する。換言すると、ワークテーブル20の往復移動範囲とサイドウエイト26及び28の往復移動範囲とがZ軸方向にオーバラップするから、オーバラップしないものに比して基台12のZ軸方向の寸法を小さくすることができる。
サイドウエイト26及び28はワークテーブル20の外側にあるから、サイドウエイト26及び28がワークテーブル20の寸法設定に影響を与えることがない。これにより、ワークテーブル20の寸法を必要最小限度の大きさに設定したうえで、必要最小限度の大きさのワークテーブル20の重量に応じてサイドウエイト26及び28の重量を設定することができる。
ワークテーブル20の往復移動範囲(往復移動ストローク)の1/2点とカウンタウエイト部材24の往復移動範囲の(往復移動ストローク)1/2点とがZ軸方向の同一位置になるので、ワークテーブル20とカウンタウエイト部材24とを一つのクランク軸50によるクランク機構によって同期駆動することができる。これにより、クランク機構を含むワークテーブル20及びカウンタウエイト部材24の駆動装置の小型化が図られる。
エンドウエイト30及び32は、基台12のZ軸方向の寸法低減に相反するから、可及的にZ軸方向の寸法が小さいことが好ましい。しかし、エンドウエイト30及び32はカウンタウエイト部材24の全体重量を増加させるから、エンドウエイト30及び32はサイドウエイト26及び28のX軸方向の寸法低減に寄与することなる。これにより、基台12のZ軸方向とX軸方向との寸法の設計の自由度が増大し、基台12のZ軸方向の寸法を小さくする場合にはエンドウエイト30及び32のZ軸方向の寸法を可及的に小さくしてサイドウエイト26及び28によってカウンタウエイト部材24の必要重量を補えばよく、基台12のX軸方向の寸法を小さくする場合には、サイドウエイト26及び28のX軸方向の寸法可及的に小さくしてエンドウエイト30及び32によってカウンタウエイト部材24の必要重量を補えばよい。
サイドウエイト26及び28はZ軸方向から見てワークテーブル20の左右両側に対称にあり、エンドウエイト30及び32はZ軸方向から見てワークテーブル20の前後両側に対称にあるから、カウンタウエイト部材24によって基台12に偏荷重が作用することが抑制され、基台12の変形による機械精度の低下を回避することができる。
次に、本発明によるワークテーブル装置の実施形態2を、図4〜図6を参照して説明する。なお、図4〜図6において、図1〜図3に対応する部分は、図1〜図3に付した符号と同一の符号を付けて、その説明を省略する。
カウンタウエイト部材24は、実施形態1と同様に、サイドウエイト26及び28とエンドウエイト30及び32とによって中央部に矩形の開口34を有する矩形の枠状をなしている。開口34にはワークテーブル20が配置されている。
基台12にY軸方向に延在する中心軸100によって円盤状の回転部材102が回転可能に取り付けられている。回転部材102にはスライダ104が回転部材102の半径方向に移動可能に取り付けられている。スライダ104には送りナット106が固定されている。回転部材102には送りナット106に螺合した送りねじ棒108が回転可能に取り付けられている。送りねじ棒108の回転によってスライダ104が回転部材102の半径方向に移動し、スライダ104の位置が決まる。送りねじ棒108にはホイール歯車110が固定されており、回転部材102にはホイール歯車110に噛合したウォーム歯車112が回転可能に取り付けられている。ウォーム歯車112の端部には六角孔114が形成されており、六角孔114に係合する六角レンチ(不図示)の操作によってウォーム歯車112が回転する。
スライダ104には可変クランクピン116が固定されている。可変クランクピン116は、Y軸方向に延在し、スライダ104によって回転部材102の半径方向に変位、つまり配置位置を変化する。可変クランクピン116にはコネクティングロッド118の一端が回転可能に連結されている。コネクティングロッド118の他端はワークテーブル20の下底部に固定されたピン120に回転可能に連結されている。
このようにしてワークテーブル20を往復移動させるクランク機構122が構成されている。クランク機構122は、可変クランクピン116の変位によりクランクアーム長が変化する。クランク機構122のクランクアーム長の変化により、ワークテーブル20の往復移動ストロークが変化する。つまり、クランク機構122は、ワークテーブル20の往復移動ストロークを定量的に可変設定することができる。このストローク調節は、六角レンチ(不図示)によるウォーム歯車112の回転操作によって行われる。
基台12には電動機123が取り付けられている。電動機123の出力軸124には駆動プーリ125が固定されている。中心軸100には従動プーリ130が固定されている。駆動プーリ125と従動プーリ130とには無端伝動ベルト132が掛け渡されている。これにより、回転部材102は電動機123によって中心軸線周りに回転駆動される。
基台12にはZ軸方向に離れた2箇所に、各々Y軸方向に延在する軸127および128が固定されている。軸127および128には同一外径のプーリ133および134が回転可能に取り付けられている。プーリ133および134間には無端ベルト136が掛け渡されており、プーリ133および134と無端ベルト136とによって伝動ベルト機構137が構成される。
無端ベルト136は、プーリ133および134間においてワークテーブル20の移動方向と同方向、つまりZ軸方向に延在して互いに平行な二つのベルト延在部136Aおよび136Bを有する。ベルト延在部136Aおよび136Bは直線状に延在するプーリ間パスであり、これらベルト延在部136A、136BのY軸方向長さは、カウンタウエイト部材24の往復移動の最大ストローク以上である。
一方のベルト延在部136Aは連結片138によってワークテーブル20の下底部に連結されている。他方のベルト延在部136Bは連結片140によってカウンタウエイト部材24の一方のサイドウエイト26に連結されている。連結片138によるベルト延在部136Aとワークテーブル20との連結は、ワークテーブル20が自身の往復移動ストロークの1/2点に位置している状態のときに、ベルト延在部136AのZ軸方向の1/2の部位がワークテーブル20に連結される態様で行われている。連結片140によるベルト延在部136Bとカウンタウエイト部材24との連結は、カウンタウエイト部材24が自身の往復移動ストロークの1/2点に位置している状態のときに、ベルト延在部136AのZ軸方向の1/2の部位がワークテーブル20に連結される態様で行われている。
ベルト延在部136Bには連結片140にZ軸方向に隣接位置に固定片142が固定されている。固定片142には連結片140に向けて延在して連結片140とX軸方向に重なる部分を含むテンション調節片144が固定されている。
連結片140にはブロック146によって頭部付きの調節ねじ148が回転可能に取り付けられている。調節ねじ148は、テンション調節片144に形成されたねじ孔(不図示)にねじ係合し、回転によって送りねじ式にテンション調節片144をZ軸方向に移動させる。テンション調節片144のZ軸方向の移動によって無端ベルト136のテンションが調節される。このテンション調節は、必要とされるベルト延在部136Bの直進性を阻害することなく行われる。
テンション調節片144にはZ軸方向に長い複数個の長孔150がX軸方向に貫通形成されている。各長孔150にはボルト152が配置されており、各ボルト152が連結片140のねじ孔(不図示)にねじ係合することにより、テンション調節済みのテンション調節片144が長孔150に固定される。
電動機123によって回転部材102が回転駆動されると、クランク機構122によってワークテーブル20が基台12上をZ方向に往復移動する。ワークテーブル20の往復移動によって無端ベルト136が駆動され、ベルト延在部136Aと136BとがZ軸方向に互いに反対の方向に往復移動する。無端ベルト136はワークテーブル20の往復移動に従動するから、ベルト延在部136A、136Bの往復移動ストロークはワークテーブル20の往復移動ストロークと同一である。
これにより、カウンタウエイト部材24は、ワークテーブル20の往復移動に同期してワークテーブル20の往復移動ストロークと同一の往復移動ストロークをもって、ワークテーブル20の移動方向とは逆方向にZ軸方向に移動する。この動作により、実施形態1と同様に、ストロークエンド時のワークテーブル20のイナーシャとカウンタウエイト部材24のイナーシャとが互いに同期したタイミングで相殺され、イナーシャに起因する基台12の振動が低減する。
実施形態2では、カウンタウエイト部材24はワークテーブル20の往復移動に従動するから、ワークテーブル20の往復移動とカウンタウエイト部材24の往復移動とが常に正しく同期する。
実施形態2でも、サイドウエイト26及び28は、Z軸方向から見てワークテーブル20の左右両側に配置されているから、ワークテーブル20の往復移動範囲とサイドウエイト26及び28の往復移動範囲とがZ軸方向にオーバラップし、オーバラップしないものに比して基台12のZ軸方向の寸法を小さくすることができる。
以上、本発明を、その好適な実施形態について説明したが、当業者であれば容易に理解できるように、本発明はこのような実施形態により限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
例えば、ワークテーブル20及びカウンタウエイト部材24を往復移動させる駆動装置は、クランク機構にものに限られることなく、伝動ベルト等によるものであってもよい。ワークテーブル20の往復移動とカウンタウエイト部材24の往復移動とは互いに同期して逆方向であることが必須であるが、ワークテーブル20の往復移動とカウンタウエイト部材24の往復移動とが個別の駆動装置によって行われてもよい。なお、ワークテーブル20とカウンタウエイト部材24とのストロークは必ずしも同一でなくてもよい
エンドウエイト30及び32が省略されてサイドウエイト26と28とは互いに連結されていないものでもよい。この場合は、サイドウエイト26と28とを互いに同期して駆動する駆動装置が用いられる。
また、上記実施形態に示した構成要素は必ずしも全てが必須なものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない限りにおいて適宜取捨選択することが可能である。
10 ワークテーブル装置
12 基台
14 内側ガイドレール
16 外側ガイドレール
18 転がりガイド
20 ワークテーブル
22 転がりガイド
24 カウンタウエイト部材
26 サイドウエイト
28 サイドウエイト
30 エンドウエイト
32 エンドウエイト
34 開口
50 クランク軸
54 第1のクランクピン
58 第2のクランクピン
70 第1のコネクティングロッド
78 第2のコネクティングロッド
90 電動機(アクチュエータ)
100 中心軸
102 回転部材
104 スライダ
106 ナット
108 ねじ棒
110 ホイール歯車
112 ウォーム歯車
116 可変クランクピン
118 コネクティングロッド
120 ピン
122 クランク機構
123 電動機(アクチュエータ)
133 プーリ
134 プーリ
136 無端ベルト
136A ベルト延在部
136B ベルト延在部
137 伝動ベルト機構
144 テンション調節片
148 調節ねじ
本発明は、研削盤に関し、更に詳細には往復移動するワークテーブルを備えた研削盤に関する。

Claims (4)

  1. 所定の軸線方向に対して平行に延在する第1のリニアガイド及び第2のリニアガイドを具備した基台と、
    前記第1のリニアガイドに案内されて移動可能なワークテーブルと、
    前記第2のリニアガイドに案内されて移動可能なカウンタウエイト部材と、
    前記ワークテーブル及び前記カウンタウエイト部材を互いに逆方向に往復移動させる駆動装置とを有し、
    前記カウンタウエイト部材は、前記軸線方向から見て前記ワークテーブルの左右に配置された一対のサイドウエイト及び前記軸線方向から見て、前記ワークテーブルの前後に配置され、前記両サイドウエイトを互いに連結する一対のエンドウエイトによって中央部に開口を有する枠状をなし、前記開口に前記ワークテーブルが往復移動可能に配置され、
    前記駆動装置は、前記ワークテーブル及び前記カウンタウエイト部材の下側に配置され、上下方向に延在する軸線周りに回転可能な複数のプーリを有するとともに、前記プーリ間に掛け渡され、前記プーリ間において前記ワークテーブルの移動方向と同方向に延在して互いに平行な二つのベルト延在部を形成する無端ベルトを1つのみ有し、
    前記二つのベルト延在部のうちの一方のベルト延在部は前記ワークテーブルの下方にあって当該ワークテーブルが連結され、
    前記二つのベルト延在部のうちの他方のベルト延在部は前記一対のサイドウエイトのうちの一方のサイドウエイトの下方にあって当該サイドウエイトが連結されているワークテーブル装置。
  2. 前記ワークテーブル装置は、研削盤のワークテーブル装置であり、前記第1のリニアガイド及び前記第2のリニアガイドは水平方向に延在しており、
    前記ワークテーブルの上面が前記カウンタウエイト部材の上面よりも上側に位置している請求項1に記載のワークテーブル装置。
  3. 前記第1のリニアガイドと前記第2のリニアガイドとが同一面上に位置する請求項1又は2に記載のワークテーブル装置。
  4. 前記駆動装置は、前記ワークテーブルを往復移動させるクランク機構と、前記クランク機構を駆動するアクチュエータとを含み、
    前記クランク機構は、前記アクチュエータによって回転駆動される回転部材と、前記回転部材の半径方向に変位可能に設けられた可変クランクピンと、前記可変クランクピンと前記ワークテーブルとを連結するコネクティングロッドとを有する請求項1から3の何れか一項に記載のワークテーブル装置。
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