JP2847140B2 - ワーク送りアタッチメント及び研削盤 - Google Patents
ワーク送りアタッチメント及び研削盤Info
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- JP2847140B2 JP2847140B2 JP63332676A JP33267688A JP2847140B2 JP 2847140 B2 JP2847140 B2 JP 2847140B2 JP 63332676 A JP63332676 A JP 63332676A JP 33267688 A JP33267688 A JP 33267688A JP 2847140 B2 JP2847140 B2 JP 2847140B2
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- connecting rod
- moving
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Description
【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明はワーク送りアタッチメント及び研削盤、詳し
くは研削盤等の加工機に取り付けられ、同加工機の砥石
等の加工手段に対してワークを往復動させて加工するワ
ーク送りアタッチメントと、砥石を往復動させてワーク
を研削する研削盤に関するものである。
くは研削盤等の加工機に取り付けられ、同加工機の砥石
等の加工手段に対してワークを往復動させて加工するワ
ーク送りアタッチメントと、砥石を往復動させてワーク
を研削する研削盤に関するものである。
[従来の技術] この種のアタッチメントとしては、本出願人が先に出
願した特願昭63−264995号に記載のものがある。第9,10
図に示すように、同装置はモータ41にて回転駆動される
クランク軸42のクランクピン42aに連接棒43の一端を軸
着し、この連接棒43の他端をテーブル44に軸着して、ク
ランク軸42の回転に伴ってテーブル44が往復動するよう
にし、このテーブル44の動きを、一対の回転可能なプー
リ45にて張架された連動ベルト46を介してカウンタウエ
イト47に伝達し、同ウエイト47をテーブル44の往復動に
同期して逆方向に往復動させるようになっている。
願した特願昭63−264995号に記載のものがある。第9,10
図に示すように、同装置はモータ41にて回転駆動される
クランク軸42のクランクピン42aに連接棒43の一端を軸
着し、この連接棒43の他端をテーブル44に軸着して、ク
ランク軸42の回転に伴ってテーブル44が往復動するよう
にし、このテーブル44の動きを、一対の回転可能なプー
リ45にて張架された連動ベルト46を介してカウンタウエ
イト47に伝達し、同ウエイト47をテーブル44の往復動に
同期して逆方向に往復動させるようになっている。
上記アタッチメントにおいてはワークWを載せたテー
ブル44の往復動に伴う慣性力を、テーブル44と反対方向
に移動するカウンタウエイト47によって均衡させ、テー
ブル44の往復動による振動を防止している。
ブル44の往復動に伴う慣性力を、テーブル44と反対方向
に移動するカウンタウエイト47によって均衡させ、テー
ブル44の往復動による振動を防止している。
また、本出願人は上記出願において、砥石を往復動さ
せてワークを研削する研削盤に前記カウンタウエイトを
付加したものも記載した。この研削盤においてもクラン
ク機構にて往復動する砥石の慣性力を、砥石と反対方向
に移動するカウンタウエイトによって均衡させるように
なっている。
せてワークを研削する研削盤に前記カウンタウエイトを
付加したものも記載した。この研削盤においてもクラン
ク機構にて往復動する砥石の慣性力を、砥石と反対方向
に移動するカウンタウエイトによって均衡させるように
なっている。
[発明が解決しようとする課題] ところが、上記アタッチメントはテーブル44の往復動
による振動は防止するようになっているが、このテーブ
ル44を往復動させるクランク機構の運動によって発生す
る振動の対策はとられていない。
による振動は防止するようになっているが、このテーブ
ル44を往復動させるクランク機構の運動によって発生す
る振動の対策はとられていない。
詳述すれば、クランク軸42が回転すると連接棒43のテ
ーブル44側はほぼテーブル44とともにほぼ直線状に往復
動するため、連接棒43のこの箇所の慣性力は前記カウン
タウエイト47によって均衡させることができる。しかし
連接棒43のクランク軸42に軸着された箇所はクランク軸
42の回転に伴ってほぼ円状の軌跡を描くため、直線状に
移動するカウンタウエイト47では慣性力を均衡させるこ
とができない。従って、上記アタッチメントにおいては
完全に振動を防止することができず、特にテーブル44を
高速で往復動させた場合には無視できない程の振動が発
生し加工精度を低下させてしまうという問題がある。
ーブル44側はほぼテーブル44とともにほぼ直線状に往復
動するため、連接棒43のこの箇所の慣性力は前記カウン
タウエイト47によって均衡させることができる。しかし
連接棒43のクランク軸42に軸着された箇所はクランク軸
42の回転に伴ってほぼ円状の軌跡を描くため、直線状に
移動するカウンタウエイト47では慣性力を均衡させるこ
とができない。従って、上記アタッチメントにおいては
完全に振動を防止することができず、特にテーブル44を
高速で往復動させた場合には無視できない程の振動が発
生し加工精度を低下させてしまうという問題がある。
一方、上記アタッチメントはテーブル44の往復動スト
ロークを変更することができないため、ごく小さなワー
クWを加工する場合でも大きなストロークでワークWを
往復動させざるを得ず作業効率の点で問題がある。
ロークを変更することができないため、ごく小さなワー
クWを加工する場合でも大きなストロークでワークWを
往復動させざるを得ず作業効率の点で問題がある。
また、この点を別の観点から見れば、クランク機構に
て往復動するワークWの移動速度はサインカーブに従っ
て変位するため、前記テーブル44の往復動ストロークと
ほぼ同じ大きさのワークWを研削するときは、ワークW
が砥石に接触及び離間する瞬間には両者の相対速度が極
めて遅く、接触時の衝撃による砥石の破損、離間時にワ
ークWに形成されるバリ等を防止することができる。と
ころが上記したようにワークWが小さい場合には、ワー
クWが砥石に接触する瞬間にすでにワークWがある程度
の速度に達しており、一方、離間する瞬間にはまだある
程度の速度で移動しており、上記したような効果を得る
ことができないという問題もある。
て往復動するワークWの移動速度はサインカーブに従っ
て変位するため、前記テーブル44の往復動ストロークと
ほぼ同じ大きさのワークWを研削するときは、ワークW
が砥石に接触及び離間する瞬間には両者の相対速度が極
めて遅く、接触時の衝撃による砥石の破損、離間時にワ
ークWに形成されるバリ等を防止することができる。と
ころが上記したようにワークWが小さい場合には、ワー
クWが砥石に接触する瞬間にすでにワークWがある程度
の速度に達しており、一方、離間する瞬間にはまだある
程度の速度で移動しており、上記したような効果を得る
ことができないという問題もある。
以上の全ての問題は、砥石を往復動させてワークを研
削する研削盤にカウンタウエイトを付加した場合もあて
はまり、カウンタウエイトを駆動するクランク機構によ
って振動が生じるばかりでなく、砥石の往復動ストロー
クを変更することができない。
削する研削盤にカウンタウエイトを付加した場合もあて
はまり、カウンタウエイトを駆動するクランク機構によ
って振動が生じるばかりでなく、砥石の往復動ストロー
クを変更することができない。
第一の目的は、ワークを高速で往復動させた場合でも
連接棒の軸着箇所に発生する振動を防止することができ
るとともに、ワークの大きさに応じテーブル又は砥石の
往復動ストロークを変更することができるワーク送りア
タッチメント又は研削盤を提供することにある。
連接棒の軸着箇所に発生する振動を防止することができ
るとともに、ワークの大きさに応じテーブル又は砥石の
往復動ストロークを変更することができるワーク送りア
タッチメント又は研削盤を提供することにある。
又、第二の目的は、変更したテーブル又は砥石の往復
動ストロークを確実に保持することができるワーク送り
アタッチメント又は研削盤を提供することにある。
動ストロークを確実に保持することができるワーク送り
アタッチメント又は研削盤を提供することにある。
[課題を解決するための手段] 第一の発明は、砥石等の加工手段を備えた加工機に取
り付け可能となっており、ワークを固定するテーブル
と、駆動手段にて回転駆動されるクランク軸と、前記ク
ランク軸にその回転軸心とほぼ直交するように回転可能
に支持され、互いに逆方向の一対の雄ねじが形成された
調整シャフトと、前記調整シャフトの両雄ねじにそれぞ
れ螺合し、調整シャフトの回転に伴って互いに接近離間
する一対の移動片と、一方の移動片のクランクピンに一
端が回転可能に軸着され、前記テーブルを往復動させる
連接棒と、前記クランク軸の回転に伴って円状の軌跡を
描く連接棒の軸着箇所の慣性力を均衡させるべく、他方
の移動片に取着されたバランスピースとを備え、前記ク
ランク軸には、前記調整シャフトの軸線方向の両側に、
該調整シャフトに螺合した前記一対の移動片を保持する
一対の保持部材を設け、その両保持部材の前記移動片に
対する圧接により該移動片の移動を阻止し、圧接を解除
することにより移動片を移動可能に保持するようにした
ワーク送りアタッチメントをその要旨とするものであ
る。
り付け可能となっており、ワークを固定するテーブル
と、駆動手段にて回転駆動されるクランク軸と、前記ク
ランク軸にその回転軸心とほぼ直交するように回転可能
に支持され、互いに逆方向の一対の雄ねじが形成された
調整シャフトと、前記調整シャフトの両雄ねじにそれぞ
れ螺合し、調整シャフトの回転に伴って互いに接近離間
する一対の移動片と、一方の移動片のクランクピンに一
端が回転可能に軸着され、前記テーブルを往復動させる
連接棒と、前記クランク軸の回転に伴って円状の軌跡を
描く連接棒の軸着箇所の慣性力を均衡させるべく、他方
の移動片に取着されたバランスピースとを備え、前記ク
ランク軸には、前記調整シャフトの軸線方向の両側に、
該調整シャフトに螺合した前記一対の移動片を保持する
一対の保持部材を設け、その両保持部材の前記移動片に
対する圧接により該移動片の移動を阻止し、圧接を解除
することにより移動片を移動可能に保持するようにした
ワーク送りアタッチメントをその要旨とするものであ
る。
第二の発明は、砥石等の加工手段を備えた加工機に取
り付け可能となっており、ワークを固定するテーブル
と、駆動手段にて回転駆動されるクランク軸と、前記ク
ランク軸にその回転軸心とほぼ直交し且つ両端がクラン
ク軸の外周面から突出しないようにして回転可能に支持
され、互いに逆方向の一対の雌ねじと両端部で外部に露
出する調整孔とが形成された調整シャフトと、前記調整
シャフトの両雄ねじにそれぞれ螺合し、調整シャフトの
回転に伴って互いに接近離間する一対の移動片と、一方
の移動片のクランクピンに一端が回転可能に軸着され、
前記テーブルを往復動させる連接棒と、前記クランク軸
の回転に伴って円状の軌跡を描く連接棒の軸着箇所の慣
性力を均衡させるべく、他方の移動片に取着されたバラ
ンスピースとを備えたワーク送りアタッチメントをその
要旨とする。
り付け可能となっており、ワークを固定するテーブル
と、駆動手段にて回転駆動されるクランク軸と、前記ク
ランク軸にその回転軸心とほぼ直交し且つ両端がクラン
ク軸の外周面から突出しないようにして回転可能に支持
され、互いに逆方向の一対の雌ねじと両端部で外部に露
出する調整孔とが形成された調整シャフトと、前記調整
シャフトの両雄ねじにそれぞれ螺合し、調整シャフトの
回転に伴って互いに接近離間する一対の移動片と、一方
の移動片のクランクピンに一端が回転可能に軸着され、
前記テーブルを往復動させる連接棒と、前記クランク軸
の回転に伴って円状の軌跡を描く連接棒の軸着箇所の慣
性力を均衡させるべく、他方の移動片に取着されたバラ
ンスピースとを備えたワーク送りアタッチメントをその
要旨とする。
第三の発明は、砥石を往復動させつつワークを研削す
る研削盤において、駆動手段にて回転駆動されるクラン
ク軸と、前記クランク軸にその回転軸心とほぼ直交する
ように回転可能に支持され、互いに逆方向の一対の雄ね
じが形成された調整シャフトと、前記調整シャフトの両
雄ねじにそれぞれ螺合し、調整シャフトの回転に伴って
互いに接近離間する一対の移動片と、一方の移動片のク
ランクピンに一端が回転可能に軸着され、前記砥石を支
持する主軸ヘッドを往復動させる連接棒と、前記クラン
ク軸の回転に伴って円状の軌跡を描く連接棒の軸着箇所
の慣性力を均衡させるべく、他方の移動片に取着された
バランスピースとを備え、前記クランク軸には、前記調
整シャフトの軸線方向の両側に、該調整シャフトに螺合
した前記一対の移動片を保持する一対の保持部材を設
け、その両保持部材の前記移動片に対する圧接により該
移動片の移動を阻止し、圧接を解除することにより移動
片を移動可能に保持するようにした研削盤をその要旨と
するものである。
る研削盤において、駆動手段にて回転駆動されるクラン
ク軸と、前記クランク軸にその回転軸心とほぼ直交する
ように回転可能に支持され、互いに逆方向の一対の雄ね
じが形成された調整シャフトと、前記調整シャフトの両
雄ねじにそれぞれ螺合し、調整シャフトの回転に伴って
互いに接近離間する一対の移動片と、一方の移動片のク
ランクピンに一端が回転可能に軸着され、前記砥石を支
持する主軸ヘッドを往復動させる連接棒と、前記クラン
ク軸の回転に伴って円状の軌跡を描く連接棒の軸着箇所
の慣性力を均衡させるべく、他方の移動片に取着された
バランスピースとを備え、前記クランク軸には、前記調
整シャフトの軸線方向の両側に、該調整シャフトに螺合
した前記一対の移動片を保持する一対の保持部材を設
け、その両保持部材の前記移動片に対する圧接により該
移動片の移動を阻止し、圧接を解除することにより移動
片を移動可能に保持するようにした研削盤をその要旨と
するものである。
[作用] 第一の発明においては、駆動手段にてクランク軸が回
転駆動されると、連接棒がテーブルを往復動させる。ク
ランク軸の回転に伴って連接帽の軸着箇所は円状の軌跡
を描くが、その慣性力はバランスピースにて均衡され
る。又、一対の移動片に対する保持部材の圧接を解除す
ることにより移動片が移動可能に保持された状態で、調
整シャフトを回転するとクランク軸の回転軸心に対する
連接棒の軸着箇所の位置が変更されるため、テーブルの
往復動ストロークを変更することができる。この場合、
連接棒の軸着箇所の回転半径が変わるためその慣性力も
変化するが、これに応じてバランスピースが位置変更す
るため、テーブルの往復動ストロークをどのように変更
した場合でも連接棒の軸着箇所の慣性力はバランスピー
スにて均衡される。そして、一対の移動片に対して保持
部材を圧接することによりその両移動片の移動が阻止さ
れる。このため、連接棒の軸着箇所及びバランスピース
の位置は外力によって変更することがなく調整シャフト
によって変更された位置で確実に保持される。従って、
調整シャフトを回転することにより変更したテーブルの
往復動ストロークが確実に保持される。
転駆動されると、連接棒がテーブルを往復動させる。ク
ランク軸の回転に伴って連接帽の軸着箇所は円状の軌跡
を描くが、その慣性力はバランスピースにて均衡され
る。又、一対の移動片に対する保持部材の圧接を解除す
ることにより移動片が移動可能に保持された状態で、調
整シャフトを回転するとクランク軸の回転軸心に対する
連接棒の軸着箇所の位置が変更されるため、テーブルの
往復動ストロークを変更することができる。この場合、
連接棒の軸着箇所の回転半径が変わるためその慣性力も
変化するが、これに応じてバランスピースが位置変更す
るため、テーブルの往復動ストロークをどのように変更
した場合でも連接棒の軸着箇所の慣性力はバランスピー
スにて均衡される。そして、一対の移動片に対して保持
部材を圧接することによりその両移動片の移動が阻止さ
れる。このため、連接棒の軸着箇所及びバランスピース
の位置は外力によって変更することがなく調整シャフト
によって変更された位置で確実に保持される。従って、
調整シャフトを回転することにより変更したテーブルの
往復動ストロークが確実に保持される。
第二の発明においては、駆動手段にてクランク軸が回
転駆動されると、連接棒がテーブルを往復動させる。ク
ランク軸の回転に伴って連接棒の軸着箇所は円状の軌跡
を描くが、その慣性力はバランスピースにて均衡され
る。そして、外部に露出している調整孔により調整シャ
フトを回転するとクランク軸の回転軸心に対する連接棒
の軸着箇所の位置が変更されるため、テーブルの往復動
ストロークを変更することができる。この場合、連接棒
の軸着箇所の回転半径が変わるためその慣性力も変化す
るが、これに応じてバランスピースが位置変更するた
め、テーブルの往復動ストロークをどのように変更した
場合でも連接棒の軸着箇所の慣性力はバランスピースに
て均衡される。
転駆動されると、連接棒がテーブルを往復動させる。ク
ランク軸の回転に伴って連接棒の軸着箇所は円状の軌跡
を描くが、その慣性力はバランスピースにて均衡され
る。そして、外部に露出している調整孔により調整シャ
フトを回転するとクランク軸の回転軸心に対する連接棒
の軸着箇所の位置が変更されるため、テーブルの往復動
ストロークを変更することができる。この場合、連接棒
の軸着箇所の回転半径が変わるためその慣性力も変化す
るが、これに応じてバランスピースが位置変更するた
め、テーブルの往復動ストロークをどのように変更した
場合でも連接棒の軸着箇所の慣性力はバランスピースに
て均衡される。
又、調整シャフトは両端がクランク軸の外周面から突
出しないようにして支持されていることから、クランク
軸の回転時に外部からの衝撃等による調整シャフトの回
転が防止される。このため、連接棒の軸着箇所及びバラ
ンスピースの位置は外力によって変更することがなく、
調整シャフトによって変更された位置で確実に保持され
る。従って、調整シャフトを回転することにより変更し
たテーブルの往復動ストロークが確実に保持される。
出しないようにして支持されていることから、クランク
軸の回転時に外部からの衝撃等による調整シャフトの回
転が防止される。このため、連接棒の軸着箇所及びバラ
ンスピースの位置は外力によって変更することがなく、
調整シャフトによって変更された位置で確実に保持され
る。従って、調整シャフトを回転することにより変更し
たテーブルの往復動ストロークが確実に保持される。
第三の発明においては、駆動手段にてクランク軸が回
転駆動されると、連接棒が砥石を往復動させる。クラン
ク軸の回転に伴って連接棒の軸着箇所は円状の軌跡を描
くが、その慣性力はバランスピースにて均衡される。
又、一対の移動片に対する保持部材の圧接を解除するこ
とにより移動片が移動可能に保持された状態で、調整シ
ャフトを回転するとクランク軸の回転軸心に対する連接
棒の軸着箇所の位置が変更されるため、砥石の往復動ス
トロークを変更することができる。この場合、連接棒の
軸着箇所の回転半径が変わるためその慣性力も変化する
が、これに応じてバランスピースが位置変更するため、
砥石の往復動ストロークをどのように変更した場合でも
連接棒の軸着箇所の慣性力はバランスピースにて均衡さ
れる。そして、一対の移動片に対して保持部材を圧接す
ることによりその両移動片の移動が阻止される。このた
め、連接棒の軸着箇所及びバランスピースの位置は外力
によって変更することがなく、調整シャフトによって変
更された位置で確実に保持される。従って、調整シャフ
トを回転することにより変更した砥石の往復動ストロー
クが確実に保持される。
転駆動されると、連接棒が砥石を往復動させる。クラン
ク軸の回転に伴って連接棒の軸着箇所は円状の軌跡を描
くが、その慣性力はバランスピースにて均衡される。
又、一対の移動片に対する保持部材の圧接を解除するこ
とにより移動片が移動可能に保持された状態で、調整シ
ャフトを回転するとクランク軸の回転軸心に対する連接
棒の軸着箇所の位置が変更されるため、砥石の往復動ス
トロークを変更することができる。この場合、連接棒の
軸着箇所の回転半径が変わるためその慣性力も変化する
が、これに応じてバランスピースが位置変更するため、
砥石の往復動ストロークをどのように変更した場合でも
連接棒の軸着箇所の慣性力はバランスピースにて均衡さ
れる。そして、一対の移動片に対して保持部材を圧接す
ることによりその両移動片の移動が阻止される。このた
め、連接棒の軸着箇所及びバランスピースの位置は外力
によって変更することがなく、調整シャフトによって変
更された位置で確実に保持される。従って、調整シャフ
トを回転することにより変更した砥石の往復動ストロー
クが確実に保持される。
[実施例] 以下、この発明をアタッチメントに具体化した第一実
施例を第1〜6図に従って説明する。
施例を第1〜6図に従って説明する。
第1,2,4図に示すように、アタッチメント本体1内の
上壁には軸受けピン2が下方へ向けて突設され、同軸受
けピン2にはベアリングを介してクランク軸としての回
転盤3が水平方向に回転し得るように軸着されている。
回転盤3にはプーリ溝3aが成形され、回転盤3はこのプ
ーリ溝3aの箇所を、アタッチメント本体1の一側に設置
された駆動手段としてのモータ4の出力軸4aとベルト5
で連結され、モータ4が作動すると回転盤3が回転駆動
されるようになっている。
上壁には軸受けピン2が下方へ向けて突設され、同軸受
けピン2にはベアリングを介してクランク軸としての回
転盤3が水平方向に回転し得るように軸着されている。
回転盤3にはプーリ溝3aが成形され、回転盤3はこのプ
ーリ溝3aの箇所を、アタッチメント本体1の一側に設置
された駆動手段としてのモータ4の出力軸4aとベルト5
で連結され、モータ4が作動すると回転盤3が回転駆動
されるようになっている。
第1,4,5図に示すように、前記回転盤3の下面には円
形状の凹部3bが形成され、同凹部3b内には一つの半月状
の保持片6が互いの間に保持溝7を形成するように取付
ボルトにて固定されている。前記保持溝7内には回転盤
8の回転中心と直交するように調整シャフト8が配設さ
れ、同シャフト8は回転盤3に回転可能に支持されてい
る。前記調整シャフト8には互いに逆方向、かつ等ピッ
チの一対の雄ねじが形成され、両雄ねじの箇所には一対
の移動片9がそれぞれ螺合している。両保持片6の間の
保持溝7はテーパ状に下方ほど狭くなっており、一方の
保持片6の端部は取付ボルト10の締付けによって両移動
片9の側面に圧接され、これにより両移動片9が保持溝
7内で移動するのを阻止している。
形状の凹部3bが形成され、同凹部3b内には一つの半月状
の保持片6が互いの間に保持溝7を形成するように取付
ボルトにて固定されている。前記保持溝7内には回転盤
8の回転中心と直交するように調整シャフト8が配設さ
れ、同シャフト8は回転盤3に回転可能に支持されてい
る。前記調整シャフト8には互いに逆方向、かつ等ピッ
チの一対の雄ねじが形成され、両雄ねじの箇所には一対
の移動片9がそれぞれ螺合している。両保持片6の間の
保持溝7はテーパ状に下方ほど狭くなっており、一方の
保持片6の端部は取付ボルト10の締付けによって両移動
片9の側面に圧接され、これにより両移動片9が保持溝
7内で移動するのを阻止している。
そして、前記取付ボルト10を緩めて調整シャフト8の
回転させると、雄ねじの螺合によって両移動片9が互い
に近接又は離間する。なお、両移動片9は回転盤3の回
転軸心から常に等距離に位置するようになっている。
回転させると、雄ねじの螺合によって両移動片9が互い
に近接又は離間する。なお、両移動片9は回転盤3の回
転軸心から常に等距離に位置するようになっている。
前記調整シャフト8の両端部にはそれぞれ六角孔11が
形成され、アタッチメント本体1にはこの六角孔11を外
方へ露出させるための透孔1aが形成されている。一方、
前記モータ4の出力軸4aはアタッチメント本体1を突き
抜けて下方へ突出している。
形成され、アタッチメント本体1にはこの六角孔11を外
方へ露出させるための透孔1aが形成されている。一方、
前記モータ4の出力軸4aはアタッチメント本体1を突き
抜けて下方へ突出している。
そして、前記両移動片9を移動させるには、突出して
いるモータ4の出力軸4aを把持してベルト5を介して回
転盤3を回転させ、調整シャフト8の一方の六角孔11を
本体1の透孔1aに合致させた上で、同透孔1aを介して六
角レンチにて調整シャフト8を回転させることとなる。
いるモータ4の出力軸4aを把持してベルト5を介して回
転盤3を回転させ、調整シャフト8の一方の六角孔11を
本体1の透孔1aに合致させた上で、同透孔1aを介して六
角レンチにて調整シャフト8を回転させることとなる。
第1,5図に示すように、前記一方の移動片9にはバラ
ンスピース12が下方から固定され、他方の移動片9には
クランクピン9aが突設されるとともに、同ピン9aには連
接棒13の一端がベアリングを介して回転可能に軸着され
ている。
ンスピース12が下方から固定され、他方の移動片9には
クランクピン9aが突設されるとともに、同ピン9aには連
接棒13の一端がベアリングを介して回転可能に軸着され
ている。
第2〜5図に示すように、前記連接棒13の他端は、ア
タッチメント本体1のガイドレール14上を直線状に案内
されるテーブル15と回転可能に軸着され、回転盤3の回
転に伴い連接棒13を介してテーブル15が往復動するよう
になっている。また、テーブル15の往復動ストロークは
連接棒13を軸着している移動片9の位置によって決定さ
れ、この移動片9が回転盤3の回転軸心から離間するほ
どストロークが大きくなる。そして、アタッチメントの
使用時においては、加工するワークWの大きさに合わせ
て前記調整シャフト8にて移動片9を移動させ、テーブ
ル15の往復動ストロークを変更することとなる。
タッチメント本体1のガイドレール14上を直線状に案内
されるテーブル15と回転可能に軸着され、回転盤3の回
転に伴い連接棒13を介してテーブル15が往復動するよう
になっている。また、テーブル15の往復動ストロークは
連接棒13を軸着している移動片9の位置によって決定さ
れ、この移動片9が回転盤3の回転軸心から離間するほ
どストロークが大きくなる。そして、アタッチメントの
使用時においては、加工するワークWの大きさに合わせ
て前記調整シャフト8にて移動片9を移動させ、テーブ
ル15の往復動ストロークを変更することとなる。
なお、前記回転盤が1回転するごとにバランスピース
12の下側を連接棒13が通過することとなるため、回転盤
3の下面にそれほど大きなバランスピース12を取り付け
ることはできない。そこで本実施例のアタッチメントに
おいては、バランスピース12を通常の鉄より比重の大き
い鉛で製作しコンパクト化している。また、このバラン
スピース12の重量は、回転盤3の回転に伴って円状の軌
跡を描く連接棒13の軸着箇所の重量と同一に設定されて
いる。一方、第5図に示すように、バランスピース12の
形状は両移動片9が最も接近した状態で連接棒13の軸着
箇所と干渉するのを避けるためにU字形状をなしてい
る。
12の下側を連接棒13が通過することとなるため、回転盤
3の下面にそれほど大きなバランスピース12を取り付け
ることはできない。そこで本実施例のアタッチメントに
おいては、バランスピース12を通常の鉄より比重の大き
い鉛で製作しコンパクト化している。また、このバラン
スピース12の重量は、回転盤3の回転に伴って円状の軌
跡を描く連接棒13の軸着箇所の重量と同一に設定されて
いる。一方、第5図に示すように、バランスピース12の
形状は両移動片9が最も接近した状態で連接棒13の軸着
箇所と干渉するのを避けるためにU字形状をなしてい
る。
第2,3,6図に示すように、前記ガイドレール14の両側
には一対の回転可能なプーリ16に張架された連動ベルト
17がそれぞれ配設され、両連動ベルト17の上側張架部17
aには前記テーブル15の両側に設けられた締結部材15aが
それぞれ固定されている。
には一対の回転可能なプーリ16に張架された連動ベルト
17がそれぞれ配設され、両連動ベルト17の上側張架部17
aには前記テーブル15の両側に設けられた締結部材15aが
それぞれ固定されている。
一方、前記ガイドレール14上におけるテーブル15の横
にはウエイト保持部材18が直線状に案内されるように設
けられ、同保持部材18の両側に設けられた締結部材18a
はそれぞれ前記両連動ベルト17の下側張架部17bに固定
されている。また、ウエイト保持部材18にはカウンタウ
エイト19が着脱可能に取着されている。
にはウエイト保持部材18が直線状に案内されるように設
けられ、同保持部材18の両側に設けられた締結部材18a
はそれぞれ前記両連動ベルト17の下側張架部17bに固定
されている。また、ウエイト保持部材18にはカウンタウ
エイト19が着脱可能に取着されている。
連記連動ベルト17の上側張架部17aと下側張架部17bは
プーリ16の回転に伴って互いに逆方向に同量だけ移動す
る、このためテーブル15が往復動するとウエイト保持部
材18が同期して逆方向に同一ストロークで往復動するこ
ととなる。
プーリ16の回転に伴って互いに逆方向に同量だけ移動す
る、このためテーブル15が往復動するとウエイト保持部
材18が同期して逆方向に同一ストロークで往復動するこ
ととなる。
なお、前記カウンタウエイト19は加工するワークWの
重量に応じて取り替え、常にワークW及びテーブル15、
加えてテーブル15とともにほぼ直線状に往復動する連接
棒13のテーブル15との軸着箇所を合わせた重量と、ウエ
イト保持部材18及びカウンタウエイト19を合わせた重量
とが等しくなるようにしている。
重量に応じて取り替え、常にワークW及びテーブル15、
加えてテーブル15とともにほぼ直線状に往復動する連接
棒13のテーブル15との軸着箇所を合わせた重量と、ウエ
イト保持部材18及びカウンタウエイト19を合わせた重量
とが等しくなるようにしている。
次に、上記のように構成したアタッチメントの作用を
説明する。
説明する。
本実施例のアタッチメントを研削盤のテーブル上に固
定し、同アタッチメントのテーブル15上にワークWを固
定する。そして、このテーブル15とともに往復動するワ
ークWが往復動両端位置において研削盤の砥石から僅か
に離間するように、前記調整シャフト8にてテーブル15
のストロークを設定する。前述したように両移動片9は
調整シャフト8の雄ねじによって同期して移動するた
め、両移動片9は回転盤3の回転軸心から等距離に位置
する。
定し、同アタッチメントのテーブル15上にワークWを固
定する。そして、このテーブル15とともに往復動するワ
ークWが往復動両端位置において研削盤の砥石から僅か
に離間するように、前記調整シャフト8にてテーブル15
のストロークを設定する。前述したように両移動片9は
調整シャフト8の雄ねじによって同期して移動するた
め、両移動片9は回転盤3の回転軸心から等距離に位置
する。
一方、前述したようにワークWの重量に合わせてカウ
ンタウエイト19を取り替え、このカウンタウエイト19及
びウエイト保持部材18の総重量を、ワークW、テーブル
15、及びテーブル15とともに往復動する連接棒13の軸着
箇所の総重量に等しくする。
ンタウエイト19を取り替え、このカウンタウエイト19及
びウエイト保持部材18の総重量を、ワークW、テーブル
15、及びテーブル15とともに往復動する連接棒13の軸着
箇所の総重量に等しくする。
以上のように設定した後に、アタッチメントを作動さ
せてテーブル15を往復動させ、同テーブル15とともに往
復動するワークWを研削盤の砥石にて加工する。このと
き、ワークW、同ワークWを載せているテーブル15、さ
らにテーブル15とともにほぼ直線状に移動する連接棒13
の軸着箇所の往復動に伴う慣性力は、これらと同重量に
設定されたカウンタウエイト19及びウエイト保持部材18
が同期して逆方向に往復動することによって均衡され
る。このため、ワークWの往復動に伴って発生する振動
は防止される。
せてテーブル15を往復動させ、同テーブル15とともに往
復動するワークWを研削盤の砥石にて加工する。このと
き、ワークW、同ワークWを載せているテーブル15、さ
らにテーブル15とともにほぼ直線状に移動する連接棒13
の軸着箇所の往復動に伴う慣性力は、これらと同重量に
設定されたカウンタウエイト19及びウエイト保持部材18
が同期して逆方向に往復動することによって均衡され
る。このため、ワークWの往復動に伴って発生する振動
は防止される。
一方、前記連接棒13の移動片9への軸着箇所は回転盤
3の回転に伴って円状の軌跡を描く。換言すれば回転盤
3の偏心位置にあたかも重量物が固着され、回転盤の回
転に伴い振り回されることとなり振動源となる。しか
し、連接棒13の軸着箇所と同一重量のバランスピースが
回転盤3の回転軸心を挟んで対向する位置に固定されて
いるため、連接棒13の軸着箇所の慣性力はバランスピー
ス12によって均衡される。従って、連接棒13の軸着箇所
が円状に移動することによって振動が発生することがな
い。
3の回転に伴って円状の軌跡を描く。換言すれば回転盤
3の偏心位置にあたかも重量物が固着され、回転盤の回
転に伴い振り回されることとなり振動源となる。しか
し、連接棒13の軸着箇所と同一重量のバランスピースが
回転盤3の回転軸心を挟んで対向する位置に固定されて
いるため、連接棒13の軸着箇所の慣性力はバランスピー
ス12によって均衡される。従って、連接棒13の軸着箇所
が円状に移動することによって振動が発生することがな
い。
さらに、テーブル15の往復動ストロークを変更する
と、連接棒13の軸着箇所の回転半径も変わり慣性力も減
少或いは増加するが、これに応じてバランスピース12が
位置変更するため、テーブル15の往復動ストロークをど
のように変更した場合でも上述した振動防止の効果を得
ることができる。
と、連接棒13の軸着箇所の回転半径も変わり慣性力も減
少或いは増加するが、これに応じてバランスピース12が
位置変更するため、テーブル15の往復動ストロークをど
のように変更した場合でも上述した振動防止の効果を得
ることができる。
以上のように、本実施例のアタッチメントにおいては
ワークWの往復動による振動が発生しないばかりでな
く、円状の軌跡を描く連接棒13の軸着箇所による振動も
発生しない。従って、加工能率を向上させるために前記
モータ4の回転数を高めてワークWの送り速度を高速化
した場合でも、振動が発生して研削精度が低下すること
がない。
ワークWの往復動による振動が発生しないばかりでな
く、円状の軌跡を描く連接棒13の軸着箇所による振動も
発生しない。従って、加工能率を向上させるために前記
モータ4の回転数を高めてワークWの送り速度を高速化
した場合でも、振動が発生して研削精度が低下すること
がない。
一方、前述したように本実施例のアタッチメントは、
ワークWの往復動ストロークを任意に設定することがで
きるため、ワークWが砥石に加工されずに移動する空走
区間をほとんどなくすことができる。従って、加工時間
中、砥石が常にワークWを加工しており作業効率が良
い。
ワークWの往復動ストロークを任意に設定することがで
きるため、ワークWが砥石に加工されずに移動する空走
区間をほとんどなくすことができる。従って、加工時間
中、砥石が常にワークWを加工しており作業効率が良
い。
また、前記テーブル15はクランク機構にて往復動する
ため、ワークWの移動速度はサインカーブに従って変位
する。加えて、上述したようにワークWの空走区間をほ
とんどなくすことができるため、ワークWの砥石に接触
及び離間する瞬間には両者の相対速度が極めて遅い。従
って、接触時の衝撃によって砥石が破損したり、離間時
に砥石がワークWにバリを形成したりすることを防止す
ることができる。
ため、ワークWの移動速度はサインカーブに従って変位
する。加えて、上述したようにワークWの空走区間をほ
とんどなくすことができるため、ワークWの砥石に接触
及び離間する瞬間には両者の相対速度が極めて遅い。従
って、接触時の衝撃によって砥石が破損したり、離間時
に砥石がワークWにバリを形成したりすることを防止す
ることができる。
次に、この発明を研削盤に具体化した第二実施例を第
7,8図に従って説明する。
7,8図に従って説明する。
研削盤のフレーム21の前面には上下方向に位置調整可
能なサドル22が設けられ、同サドル22上には左右及び前
後方向に位置調整可能なテーブル23が設けられている。
フレーム21にはテーブル23の後方にあたる箇所に同フレ
ーム21の前後を連通する挿通孔24が形成され、同挿通孔
24の上側には砥石25を駆動するための駆動機構が内装さ
れている。そこで、この駆動機構を説明するが前記第一
実施例と同じ構成の箇所については部材番号を同一にす
るとともに説明を簡略化する。
能なサドル22が設けられ、同サドル22上には左右及び前
後方向に位置調整可能なテーブル23が設けられている。
フレーム21にはテーブル23の後方にあたる箇所に同フレ
ーム21の前後を連通する挿通孔24が形成され、同挿通孔
24の上側には砥石25を駆動するための駆動機構が内装さ
れている。そこで、この駆動機構を説明するが前記第一
実施例と同じ構成の箇所については部材番号を同一にす
るとともに説明を簡略化する。
前記フレーム21の上面一側には駆動手段としてのモー
タ4が設置され、フレーム21内には前記第一実施例と同
じくベルト5を介してクランク軸としての回転盤3が回
転駆動されるようになっている。回転盤3にはその回転
軸心と直交するように調整シャフト8が支持され、同シ
ャフト8の両雄ねじにそれぞれ螺合した一対の移動片9
の一方にはバランスピース12が取着されるとともに、他
方の移動片9のクランクピン9aには連接棒13の一端が回
転可能に軸着されている。
タ4が設置され、フレーム21内には前記第一実施例と同
じくベルト5を介してクランク軸としての回転盤3が回
転駆動されるようになっている。回転盤3にはその回転
軸心と直交するように調整シャフト8が支持され、同シ
ャフト8の両雄ねじにそれぞれ螺合した一対の移動片9
の一方にはバランスピース12が取着されるとともに、他
方の移動片9のクランクピン9aには連接棒13の一端が回
転可能に軸着されている。
前記連接棒13の他端はガイドレール14に左右方向へ直
線状に案内される砥石保持部材26と回転可能に軸着さ
れ、砥石保持部材26の横には同じくこのガイドレール14
に案内されるウエイト保持部材18がカウンタウエイト19
を取着した状態で設けられている。そして、砥石保持部
材26とウエイト保持部材18とはプーリ16にて張架された
一対の連動ベルト17と連結され、両者は同期して互いに
逆方向に同一ストロークで往復動するようになってい
る。
線状に案内される砥石保持部材26と回転可能に軸着さ
れ、砥石保持部材26の横には同じくこのガイドレール14
に案内されるウエイト保持部材18がカウンタウエイト19
を取着した状態で設けられている。そして、砥石保持部
材26とウエイト保持部材18とはプーリ16にて張架された
一対の連動ベルト17と連結され、両者は同期して互いに
逆方向に同一ストロークで往復動するようになってい
る。
前記砥石保持部材26には主軸ヘッド27がフレーム21外
に位置するように吊下され、同主軸ヘッド27内に支持さ
れた主軸27aの前端には前記テーブル23と対応するよう
に砥石25が装着され、同主軸27aの後端には被動プーリ2
8が固着されている。
に位置するように吊下され、同主軸ヘッド27内に支持さ
れた主軸27aの前端には前記テーブル23と対応するよう
に砥石25が装着され、同主軸27aの後端には被動プーリ2
8が固着されている。
一方、フレーム21上面には砥石25駆動用のモータ29が
設置され、同モータ29にはその出力軸を中心として回動
可能な第一連動アーム30が軸着されている。第一連動ア
ーム30の一端にはバランスウエイト31が固着されるとと
もに、他端には第二連動アーム32の一端が回転可能に軸
着され、この第二連動アーム32の他端は前記被動プーリ
28を中心として回動可能に主軸ヘッド27に軸着されてい
る。前記モータ29の出力軸には駆動プーリ33が固着さ
れ、両アーム30,32の軸着箇所には中間プーリ34が回転
可能に軸着されている。前記モータ29の駆動プーリ33と
中間プーリ34とは第一ベルト35によって連結され、中間
プーリ34と被動プーリ28とは第二ベルト36によって連結
されている。
設置され、同モータ29にはその出力軸を中心として回動
可能な第一連動アーム30が軸着されている。第一連動ア
ーム30の一端にはバランスウエイト31が固着されるとと
もに、他端には第二連動アーム32の一端が回転可能に軸
着され、この第二連動アーム32の他端は前記被動プーリ
28を中心として回動可能に主軸ヘッド27に軸着されてい
る。前記モータ29の出力軸には駆動プーリ33が固着さ
れ、両アーム30,32の軸着箇所には中間プーリ34が回転
可能に軸着されている。前記モータ29の駆動プーリ33と
中間プーリ34とは第一ベルト35によって連結され、中間
プーリ34と被動プーリ28とは第二ベルト36によって連結
されている。
そして、前記砥石駆動用のモータ29を回転させると第
一及び第二ベルト35,36を介して主軸27aが回転し、テー
ブル23上で砥石25が回転することとなる。さらに、この
状態で前記モータ4によって回転盤3を回転させると、
前記砥石保持部材26とともに主軸ヘッド27が左右に往復
動し、砥石25は回転しつつテーブル23上を直線状に往復
動する。
一及び第二ベルト35,36を介して主軸27aが回転し、テー
ブル23上で砥石25が回転することとなる。さらに、この
状態で前記モータ4によって回転盤3を回転させると、
前記砥石保持部材26とともに主軸ヘッド27が左右に往復
動し、砥石25は回転しつつテーブル23上を直線状に往復
動する。
このときには主軸ヘッド27の直線状の往復動を許容す
るために、第7図に矢印で示すように、前記第一連動ア
ーム30が駆動プーリ33を中心として上下方向へ僅かに揺
動するとともに、第二連動アーム32が中間プーリ34を中
心として左右方向へ揺動する。各プーリ28,33,34の軸間
距離は両連動アーム30,32によって常に一定に保たれて
いるため、両連動アーム30,32が揺動してもベルト35,36
が緩んだりすることはない。
るために、第7図に矢印で示すように、前記第一連動ア
ーム30が駆動プーリ33を中心として上下方向へ僅かに揺
動するとともに、第二連動アーム32が中間プーリ34を中
心として左右方向へ揺動する。各プーリ28,33,34の軸間
距離は両連動アーム30,32によって常に一定に保たれて
いるため、両連動アーム30,32が揺動してもベルト35,36
が緩んだりすることはない。
なお、前記第一連動アーム30のバランスウエイト32の
重量は、両連動アーム30,32、中間及び被動プーリ34,2
8、両ベルト35,36と均衡するように設定され、これらの
部材が砥石25の往復動に伴って上下に移動すると、これ
と逆方向にバランスウエイト31が移動して振動を防止す
るようになっている。
重量は、両連動アーム30,32、中間及び被動プーリ34,2
8、両ベルト35,36と均衡するように設定され、これらの
部材が砥石25の往復動に伴って上下に移動すると、これ
と逆方向にバランスウエイト31が移動して振動を防止す
るようになっている。
また、前記第一実施例と同様に、回転盤3の回転に伴
って円状に移動する連接棒13の軸着箇所の運動重量は、
前記バランスピース12にて均衡されるようになってい
る。さらに、前記砥石保持部材26、主軸ヘッド27、砥石
25等の往復動に伴う慣性力は、カウンタウエイト19及び
ウエイト保持部材18の往復動によって均衡するようにな
っている。
って円状に移動する連接棒13の軸着箇所の運動重量は、
前記バランスピース12にて均衡されるようになってい
る。さらに、前記砥石保持部材26、主軸ヘッド27、砥石
25等の往復動に伴う慣性力は、カウンタウエイト19及び
ウエイト保持部材18の往復動によって均衡するようにな
っている。
以上のように、本実施例の研削盤においては前記第一
実施例のアタッチメントと同様に、バランスピース12と
カウンタウエイト19による振動防止効果を得ることがで
き、砥石の移動速度を高速化した場合でも、振動が発生
して研削精度が低下することがない。
実施例のアタッチメントと同様に、バランスピース12と
カウンタウエイト19による振動防止効果を得ることがで
き、砥石の移動速度を高速化した場合でも、振動が発生
して研削精度が低下することがない。
加えて、本実施例の研削盤においては、砥石25駆動用
のモータ29がフレーム21上に設置され移動しないため、
同モータ29を主軸ヘッド27に設置した場合に比較して砥
石25とともに往復動する部材の総重量が軽減され、これ
によって生じる慣性力を均衡させるために必要なカウン
タウエイト19の重量を軽くすることができる。また、こ
のために付加された連動アーム30,32等の部材は砥石25
の往復動に伴って上下方向に移動することとなるが、こ
の移動はバランスウエイト31によって均衡されるため、
振動が発生することがない。
のモータ29がフレーム21上に設置され移動しないため、
同モータ29を主軸ヘッド27に設置した場合に比較して砥
石25とともに往復動する部材の総重量が軽減され、これ
によって生じる慣性力を均衡させるために必要なカウン
タウエイト19の重量を軽くすることができる。また、こ
のために付加された連動アーム30,32等の部材は砥石25
の往復動に伴って上下方向に移動することとなるが、こ
の移動はバランスウエイト31によって均衡されるため、
振動が発生することがない。
また、本実施例の研削盤においては調整シャフト8に
て砥石25の往復動ストロークをワークWの大きさに合わ
せて任意に変更することができるため、前記第一実施例
のアタッチメントと同様に、作業効率が良く、砥石の破
損やワークWに生じるバリを防止することができる。
て砥石25の往復動ストロークをワークWの大きさに合わ
せて任意に変更することができるため、前記第一実施例
のアタッチメントと同様に、作業効率が良く、砥石の破
損やワークWに生じるバリを防止することができる。
さらに、本実施例の研削盤においては、フレーム21に
おけるテーブル23の後方にあたる箇所に前後に貫通する
挿通孔24が形成されているため、長いワークWの加工も
容易に行なうことができる。例えば、第8図に仮想線で
示すように、細長いワークWの長手方向と直交する方向
に砥石25を往復動させて研削する場合には、ワークWを
挿通孔24に挿入してその一端をテーブル23上に固定し、
研削の進行とともにワークWを順次ずらすようにすれ
ば、ワークW全体を容易に研削することができる。
おけるテーブル23の後方にあたる箇所に前後に貫通する
挿通孔24が形成されているため、長いワークWの加工も
容易に行なうことができる。例えば、第8図に仮想線で
示すように、細長いワークWの長手方向と直交する方向
に砥石25を往復動させて研削する場合には、ワークWを
挿通孔24に挿入してその一端をテーブル23上に固定し、
研削の進行とともにワークWを順次ずらすようにすれ
ば、ワークW全体を容易に研削することができる。
なお、前記第一実施例のアタッチメント及び第二実施
例の研削盤は、クランク機構にてテーブル15或いは砥石
保持部材26を往復動させ、これらの往復動を連動ベルト
17でウエイト保持部材18に伝達して同部材18を往復動さ
せたが、逆に、クランク機構にてウエイト保持部材18を
往復動させ、同保持部材18の往復動を連動ベルト17でテ
ーブル15或いは砥石保持部材26に伝達してこれらを往復
動させてもよいし、互いに同期して作動する全く別個の
クランク機構により、テーブル15とウエイト保持部材1
8、或いは砥石保持部材26とウエイト保持部材18をそれ
ぞれ独立して駆動してもよい。
例の研削盤は、クランク機構にてテーブル15或いは砥石
保持部材26を往復動させ、これらの往復動を連動ベルト
17でウエイト保持部材18に伝達して同部材18を往復動さ
せたが、逆に、クランク機構にてウエイト保持部材18を
往復動させ、同保持部材18の往復動を連動ベルト17でテ
ーブル15或いは砥石保持部材26に伝達してこれらを往復
動させてもよいし、互いに同期して作動する全く別個の
クランク機構により、テーブル15とウエイト保持部材1
8、或いは砥石保持部材26とウエイト保持部材18をそれ
ぞれ独立して駆動してもよい。
また、前記第一実施例のアタッチメント及び第二実施
例の研削盤は、テーブル15とウエイト保持部材18、或い
は砥石保持部材26とウエイト保持部材18を同じガイドレ
ール14で案内したが、別個のガイドレール14でそれぞれ
案内してもよい。
例の研削盤は、テーブル15とウエイト保持部材18、或い
は砥石保持部材26とウエイト保持部材18を同じガイドレ
ール14で案内したが、別個のガイドレール14でそれぞれ
案内してもよい。
さらに、前記第一実施例のアタッチメント及び第二実
施例の研削盤は、テーブル15とウエイト保持部材18、或
いは砥石保持部材26とウエイト保持部材18の往復動スト
ロークを同一に設定したが、このストロークは必ずしも
同一にする必要はなく、例えば、第一実施例のアタッチ
メントにおいてウエイト保持部材18のストロークをテー
ブル15の半分に設定して、それに応じてウエイト保持部
材18側の重量を重くしてもよいし、第二実施例の研削盤
においてウエイト保持部材18のストロークを砥石保持部
材25の倍に設定して、それに応じてウエイト保持部材18
側の重量を軽くしてもよい。このように構成した場合で
も振動を防止することができる。
施例の研削盤は、テーブル15とウエイト保持部材18、或
いは砥石保持部材26とウエイト保持部材18の往復動スト
ロークを同一に設定したが、このストロークは必ずしも
同一にする必要はなく、例えば、第一実施例のアタッチ
メントにおいてウエイト保持部材18のストロークをテー
ブル15の半分に設定して、それに応じてウエイト保持部
材18側の重量を重くしてもよいし、第二実施例の研削盤
においてウエイト保持部材18のストロークを砥石保持部
材25の倍に設定して、それに応じてウエイト保持部材18
側の重量を軽くしてもよい。このように構成した場合で
も振動を防止することができる。
[発明の効果] 以上詳述したように、第一の発明及び第二の発明のワ
ーク送りアタッチメントによれば、ワークを高速で往復
動させた場合でも振動を全く発生せず、高い精度で加工
を行なうことができるとともに、ワークの大きさに応じ
テーブルの往復動ストロークを変更して高い作業効率を
実現することができ、かつ研削盤に使用した場合には、
砥石の破損やワークに生じるバリを防止することができ
る。又、連接棒の軸着箇所及びバランスピースの位置を
調整シャフトにより変更した位置で確実に保持すること
ができるため、テーブルの往復動ストロークを確実に保
持することができる。
ーク送りアタッチメントによれば、ワークを高速で往復
動させた場合でも振動を全く発生せず、高い精度で加工
を行なうことができるとともに、ワークの大きさに応じ
テーブルの往復動ストロークを変更して高い作業効率を
実現することができ、かつ研削盤に使用した場合には、
砥石の破損やワークに生じるバリを防止することができ
る。又、連接棒の軸着箇所及びバランスピースの位置を
調整シャフトにより変更した位置で確実に保持すること
ができるため、テーブルの往復動ストロークを確実に保
持することができる。
第三の発明の研削盤によれば、砥石を高速で往復動さ
せた場合でも振動を全く発生せず、高い精度で加工を行
うことができるとともに、ワークの大きさに応じ砥石の
往復動ストロークを変更して高い作業効率を実現するこ
とができ、かつ砥石の破損やワークに生じるバリを防止
することができる。又、連接棒の軸着箇所及びバランス
ピースの位置を調整シャフトにより変更した位置で確実
に保持することができるため、砥石の往復動ストローク
を確実に保持することができる。
せた場合でも振動を全く発生せず、高い精度で加工を行
うことができるとともに、ワークの大きさに応じ砥石の
往復動ストロークを変更して高い作業効率を実現するこ
とができ、かつ砥石の破損やワークに生じるバリを防止
することができる。又、連接棒の軸着箇所及びバランス
ピースの位置を調整シャフトにより変更した位置で確実
に保持することができるため、砥石の往復動ストローク
を確実に保持することができる。
第1図から第6図は第一実施例のアタッチメントを示
し、第1図はアタッチメントのクランク機構を示す部分
断面図、第2図はアタッチメント全体を示す断面図、第
3図は同じく一部切欠平面図、第4図はクランク機構を
示す側断面図、第5図はテーブルを示す部分側断面図、
第6図は連接棒とバランスピースとの関係を示す回転盤
の底面図、第7図と第8図は第二実施例の研削盤を示
し、第7図は研削盤の一部切欠断面図、第8図は同じく
一部切欠側断面図、第9図は従来のアタッチメントの断
面図、第10図は同じく一部切欠平面図である。 3はクランク軸としての回転盤、4は駆動手段としての
モータ、6は保持部材としての保持片、8は調整シャフ
ト、9は移動片、9aはクランクピン、11は調整孔として
の六角孔、12はバランスピース、13は連接棒、15はテー
ブル、19はカウンタウエイト、25は砥石、27は主軸ヘッ
ド、Wはワークである。
し、第1図はアタッチメントのクランク機構を示す部分
断面図、第2図はアタッチメント全体を示す断面図、第
3図は同じく一部切欠平面図、第4図はクランク機構を
示す側断面図、第5図はテーブルを示す部分側断面図、
第6図は連接棒とバランスピースとの関係を示す回転盤
の底面図、第7図と第8図は第二実施例の研削盤を示
し、第7図は研削盤の一部切欠断面図、第8図は同じく
一部切欠側断面図、第9図は従来のアタッチメントの断
面図、第10図は同じく一部切欠平面図である。 3はクランク軸としての回転盤、4は駆動手段としての
モータ、6は保持部材としての保持片、8は調整シャフ
ト、9は移動片、9aはクランクピン、11は調整孔として
の六角孔、12はバランスピース、13は連接棒、15はテー
ブル、19はカウンタウエイト、25は砥石、27は主軸ヘッ
ド、Wはワークである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭63−17757(JP,U) 実開 昭63−164651(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B23Q 5/027 B24B 47/04 F16H 21/20
Claims (3)
- 【請求項1】砥石等の加工手段を備えた加工機に取り付
け可能となっており、 ワーク(W)を固定するテーブル(15)と、 駆動手段(4)にて回転駆動されるクランク軸(3)
と、 前記クランク軸(3)にその回転軸心とほぼ直交するよ
うに回転可能に支持され、互いに逆方向の一対の雄ねじ
が形成された調整シャフト(8)と、 前記調整シャフト(8)の両雄ねじにそれぞれ螺合し、
調整シャフト(8)の回転に伴って互いに接近離間する
一対の移動片(9)と、 一方の移動片(9)のクランクピン(9a)に一端が回転
可能に軸着され、前記テーブル(15)を往復動させる連
接棒(13)と、 前記クランク軸(3)の回転に伴って円状の軌跡を描く
連接棒(13)の軸着箇所の慣性力を均衡させるべく、他
方の移動片(9)に取着されたバランスピース(12)と
を備え、 前記クランク軸(3)には、前記調整シャフト(8)の
軸線方向の両側に、該調整シャフト(8)に螺合した前
記一対の移動片(9)を保持する一対の保持部材(6)
を設け、その両保持部材(6)の前記移動片(9)に対
する圧接により該移動片(9)の移動を阻止し、圧接を
解除することにより移動片(9)を移動可能に保持する
ようにしたことを特徴とするワーク送りアタッチメン
ト。 - 【請求項2】砥石等の加工手段を備えた加工機に取り付
け可能となっており、 ワーク(W)を固定するテーブル(15)と、 駆動手段(4)にて回転駆動されるクランク軸(3)
と、 前記クランク軸(3)にその回転軸心とほぼ直交し且つ
両端がクランク軸(3)の外周面から突出しないように
して回転可能に支持され、互いに逆方向の一対の雄ねじ
と両端部で外部に露出する調整孔(11)とが形成された
調整シャフト(8)と、 前記調整シャフト(8)の両雄ねじにそれぞれ螺合し、
調整シャフト(8)の回転に伴って互いに接近離間する
一対の移動片(9)と、 一方の移動片(9)のクランクピン(9a)に一端が回転
可能に軸着され、前記テーブル(15)を往復動させる連
接棒(13)と、 前記クランク軸(3)の回転に伴って円状の軌跡を描く
連接棒(13)の軸着箇所の慣性力を均衡させるべく、他
方の移動片(9)に取着されたバランスピース(12)と
を備えたことを特徴とするワーク送りアタッチメント。 - 【請求項3】砥石(25)を往復動させつつワーク(W)
を研削する研削盤において、 駆動手段(4)にて回転駆動されるクランク軸(3)
と、 前記クランク軸(3)にその回転軸心とほぼ直交するよ
うに回転可能に支持され、互いに逆方向の一対の雄ねじ
が形成された調整シャフト(8)と、 前記調整シャフト(8)の両雄ねじにそれぞれ螺合し、
調整シャフト(8)の回転に伴って互いに接近離間する
一対の移動片(9)と、 一方の移動片(9)のクランクピン(9a)に一端が回転
可能に軸着され、前記砥石(25)を支持する主軸ヘッド
(27)を往復動させる連接棒(13)と、 前記クランク軸(3)の回転に伴って円状の軌跡を描く
連接棒(13)の軸着箇所の慣性力を均衡させるべく、他
方の移動片(9)に取着されたバランスピース(12)と
を備え、 前記クランク軸(3)には、前記調整シャフト(8)の
軸線方向の両側に、該調整シャフト(8)に螺合した前
記一対の移動片(9)を保持する一対の保持部材(6)
を設け、その両保持部材(6)の前記移動片(9)に対
する圧接により該移動片(9)の移動を阻止し、圧接を
解除することにより移動片(9)を移動可能に保持する
ようにしたことを特徴とする研削盤。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63332676A JP2847140B2 (ja) | 1988-12-28 | 1988-12-28 | ワーク送りアタッチメント及び研削盤 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63332676A JP2847140B2 (ja) | 1988-12-28 | 1988-12-28 | ワーク送りアタッチメント及び研削盤 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02180537A JPH02180537A (ja) | 1990-07-13 |
JP2847140B2 true JP2847140B2 (ja) | 1999-01-13 |
Family
ID=18257636
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63332676A Expired - Fee Related JP2847140B2 (ja) | 1988-12-28 | 1988-12-28 | ワーク送りアタッチメント及び研削盤 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2847140B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5064889B2 (ja) * | 2007-05-24 | 2012-10-31 | 株式会社ナガセインテグレックス | レシプロ研削盤 |
CN105537973B (zh) * | 2014-10-28 | 2019-03-12 | 黑田精工株式会社 | 工作台装置 |
JP6308985B2 (ja) * | 2014-10-28 | 2018-04-11 | 黒田精工株式会社 | ワークテーブル装置 |
CN111745402A (zh) * | 2020-07-16 | 2020-10-09 | 徐绍波 | 数控单臂工作台移动式复合立车 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0513482Y2 (ja) * | 1986-07-16 | 1993-04-09 | ||
JPS63164651U (ja) * | 1987-02-04 | 1988-10-26 |
-
1988
- 1988-12-28 JP JP63332676A patent/JP2847140B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH02180537A (ja) | 1990-07-13 |
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