JP2018089715A - 打込機 - Google Patents

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Abstract

【課題】ドライバブレードの動きを規制する機構を備えた打込機を実現する。【解決手段】打込機は、シリンダと、シリンダ内に往復動可能に収容され、圧縮空気の圧力により第1方向に移動され、駆動機構により第1方向とは逆の第2方向に移動されるピストンと、ピストンと共に第1方向及び第2方向に移動し、第1方向に移動する際に、射出通路で待機している止具を打撃するドライバブレード14と、射出通路を形成するノーズ部30及びガイドプレート40と、ドライバブレード14に当接する規制位置と、ドライバブレード14に当接しない非規制位置と、に移動可能な規制部44と、を有する。ガイドプレート40はノーズ部30に対して相対移動可能であり、規制部44は、ノーズ部30に対するガイドプレート40の移動に連動して規制位置と非規制位置とに移動する。【選択図】図5

Description

本発明は、釘やピン等の止具を木材や石膏ボード等の被打込材に打ち込む打込機に関する。
釘やピン等の止具を木材や石膏ボード等の被打込材に打ち込む打込機は、弾性体(金属バネや空気バネ)や圧縮空気、高速回転体等のエネルギーを用いて止具を被打込材に打込む工具である。例えば、圧縮流体が充填されている蓄圧室及びシリンダと、シリンダ内に往復動可能に収容されたピストンと、ピストンと一体のドライバブレードと、を有する空気バネ式の打込機が知られている。この種の打込機が備えるピストンは、シリンダ内において上死点と下死点との間を往復動し、ドライバブレードはピストンの往復動に伴って往復動する。また、この種の打込機は、ドライバブレードの移動経路上(射出通路内)に止具を供給する供給機構をさらに有している。
ピストンが下死点から上死点へ向かって移動(上昇)すると、蓄圧室及びシリンダに充填されている圧縮流体がさらに圧縮され、圧力が増大する。供給機構は、ピストンの上昇に伴ってドライバブレードが所定位置まで上昇すると、射出通路内に止具を供給する。その後、増大した圧縮流体の圧力によってピストンが上死点から下死点へ向かって移動(降下)すると、これに伴ってドライバブレードも降下する。すると、射出通路内で待機している止具が降下するドライバブレードによって打撃され、射出通路の出口である射出口から打ち出される。
特開2007−313576号公報
打込機では、止具が所望の深さまで打ち込まれなかったり、射出通路の内壁に引っ掛かったりすることにより、ドライバブレードが途中で停止してしまうことがある。このような状態や状況は、一般的に“釘詰まり”と呼ばれる。釘詰まりが発生した際、途中で停止しているドライバブレードをその位置で固定することができれば、引っ掛かった止具を除去する作業が容易になる。また、止具の除去に限らずとも、射出通路内の任意の位置にドライバブレードを固定することは、射出経路部、特にドライバブレードの定期的なメンテナンス(注油、点検等)においても有益である。一方で、複雑な機構を追加することは、本体の軽量化やメンテナンス性の面でデメリットが多く、簡易な方法が求められる。
本発明の目的は、大幅に部品点数を増加させることなく、ドライバブレードの動きを規制する機構を備えた打込機を提供することである。
本発明の打込機は、圧縮された流体が充填される蓄圧室及びシリンダと、前記シリンダ内に往復動可能に収容され、前記蓄圧室及びシリンダに充填されている流体の圧力により第1方向に移動され、駆動機構により前記第1方向とは逆の第2方向に移動されるピストンと、前記ピストンと共に前記第1方向及び第2方向に移動し、前記第1方向に移動する際に、射出通路で待機している止具を打撃するドライバブレードと、前記射出通路を形成するノーズ部及びガイドプレートと、前記ドライバブレードに当接する規制位置と、前記ドライバブレードに当接しない非規制位置と、に移動可能な規制部と、を有する。前記ガイドプレートは、前記ノーズ部に対して相対移動可能であり、前記規制部は、前記ノーズ部に対する前記ガイドプレートの移動に連動して前記規制位置と前記非規制位置とに移動する。
本発明によれば、ドライバブレードの動きを規制する機構を備えた打込機が実現される。
第1の実施形態に係る打込機の側面図である。 シリンダ及びその周辺を示す部分断面図である。 射出通路及びその周辺を示す部分断面図である。 ドライバブレードの正面図である。 射出通路及びその周辺を示す部分断面図であって、(a)はガイドプレートが閉状態のときの部分断面図、(b)はガイドプレートが開状態のときの部分断面図である。 規制部及びその周辺を示す部分断面図であって、(a)は規制部が非規制位置にあるときの部分断面図、(b)は規制部が規制位置にあるときの部分断面図である。 (a)は第2の実施形態に係る打込機が備えるドライバブレードの正面図、(b)は部分拡大断面図である。 第2の実施形態に係る打込機が備えるドライバブレードの変形例を示す部分断面図である。 第3の実施形態に係る打込機が備える保持機構を示す部分図である。 第3の実施形態に係る打込機が備える保持機構の変形例を示す部分図である。 (a),(b)は、第4の実施形態に係る打込機に設けられる規制部及び凸部を示す部分図である。
(第1の実施形態)
以下、本発明の打込機の実施形態の一例について図面を参照しながら詳細に説明する。本実施形態に係る打込機は、圧縮された流体の圧力を利用して止具を被打込材に打ち込むガススプリング式の打込機である。また、本実施形態に係る打込機では、上記流体として空気が用いられている。もっとも、利用する流体は空気に限られず、他の圧縮性流体、例えば、窒素ガスや炭酸ガス等の不活性ガスを利用することもできる。
図1に示されるように、打込機1はハウジング2を有する。ハウジング2は、シリンダケース3,モータケース4およびハンドル5を備えており、シリンダケース3にはシリンダ10(図2)が収容され、モータケース4には不図示の電動モータが収容されている。モータケース4およびハンドル5は、シリンダケース3から互いに略平行に延びており、モータケース4の端部とハンドル5の端部とは、連結部6によって互いに連結されている。ハウジング2は、ナイロンやポリカーボネート等の合成樹脂によって成形された2つのハウジング半体を有し、これら2つのハウジング部品を組み合せることによってハウジング2が組み立てられている。
図2に示されるように、シリンダ10の上方には該シリンダ10と連通する蓄圧室11が設けられており、シリンダ10内にはピストン12が往復動可能に収容されている。ピストン12は、シリンダ10の内部において、シリンダ10の軸方向に沿って上死点と下死点との間を往復動する。シリンダ10内には、シリンダ10の内周面とピストン12の上面とによって、ピストン12の往復動に伴って容積が増減するピストン室13が区画されている。図示されているピストン12は上死点に位置しており、ピストン室13の容積は最少になっている。換言すれば、ピストン室13の容積が最少になる位置がピストン12の上死点であり、ピストン室13の容積が最大になる位置がピストン12の下死点である。本明細書では、上死点から下死点に向かう方向を“第1方向”、下死点から上死点に向かう方向を“第2方向”と定義する。図1,図2においては、紙面上から紙面下に向かう方向が第1方向、紙面下から紙面上に向かう方向が第2方向である。また、第2方向は、第1方向とは逆の方向である。
図2に示されるように、ピストン12の下面にはドライバブレード14が連結されている。ドライバブレード14はピストン12と一体であり、ピストン12と共に第1方向及び第2方向に移動する。つまり、ドライバブレード14はピストン12と共に往復動する。
図3に示されるように、シリンダケース3の先にはノーズ部30及びガイドプレート40が設けられており、これらノーズ部30及びガイドプレート40によって射出通路50が形成されている。換言すれば、対向するノーズ部30とガイドプレート40との間の空間が射出通路50である。ドライバブレード14は、シリンダ10内におけるピストン12の往復動に伴って、射出通路50内において往復動する。
ハウジング2(図1)には、多数の止具を収容するマガジン7が取り付けられている。マガジン7に収容されている止具は、マガジン7が備える供給機構によって、1本ずつ射出通路50に供給される。ドライバブレード14は、射出通路50に供給され、該射出通路50で待機している止具の頭部を打撃する。頭部が打撃された止具は、射出通路50を通過し、射出通路50の出口である射出口51から打ち出され、木材や石膏ボード等の被打込材に打ち込まれる。
以上が本実施形態に係る打込機1の基本構造及び基本動作である。以下、打込機1の構造及び動作の詳細について説明する。
図2に示されるように、ドライバブレード14の近傍にはホイール21が設けられている。ホイール21は、シリンダ10およびドライバブレード14の中心軸と直交する方向に延びる駆動軸21aと一体に形成されている。もっとも、別体であるホイールと駆動軸とが互いに固定される実施形態もある。ホイール21には複数のピンがその周方向に沿って間隔を隔てて取り付けられている。一方、図4に示されるように、ドライバブレード14には、その軸方向に沿って複数のラック14aが設けられている。尚、図4では、ラック14aを示すべく、実際の装着状態とは異なる向きでドライバブレード14を図示してある。実際のドライバブレード14(図2に示されているドライバブレード14)は、図4に示される中心線C−Cを回転軸として、左回りに90度回転させた状態で装着される。
図2に示されるように、モータケース4(図1)に収容されている電動モータの出力軸は、減速機構22を介してホイール21の駆動軸21aに接続されている。本実施形態における減速機構22は、遊星歯車減速機構である。電動モータは、図1に示される連結部6に装着されるバッテリから供給される電力によって作動する。また、連結部6の内部には制御部としてのコントローラが収容されている。コントローラは、CPU,ROM,RAM等によって構成されるマイクロコンピュータであって、電動モータを制御する。電動モータはブラシレスモータであり、コントローラは、駆動回路のスイッチング素子をON/OFFさせて電動モータに供給されるモータ電流を制御する。
図2に示されるピストン12が図示されている位置(上死点)よりも低い位置にある場合、これを上死点側に移動させるときには、コントローラの制御に基づいて電動モータが作動する。つまり、ピストン12を第2方向に移動させるときには、コントローラの制御に基づいて電動モータが作動する。電動モータが作動すると、電動モータから出力される回転駆動力が減速機構(遊星歯車減速機構)22を介してホイール21に伝達され、ホイール21が所定方向に回転する。ホイール21が回転すると、ホイール21に設けられている複数のピンとドライバブレード14に設けられている複数のラック14a(図4)とが順次係合し、ドライバブレード14が次第に押し上げられ、ピストン12が下死点側から上死点側に向かって移動する。つまり、ドライバブレード14およびピストン12が上昇する。ホイール21の回転方向において最も下流側にあるピンとドライバブレード14の移動方向において最も下側にあるラック14aとが係合するまでホイール21が回転すると、ピストン12が上死点に到達する。このように、電動モータ,減速機構(遊星歯車減速機構)22及びホイール21等は、ピストン12を第2方向に移動させる駆動機構を構成している。
ピストン12が上記のように移動(上昇)する過程で、シリンダ10及び蓄圧室11に充填されている空気が圧縮される。より厳密には、シリンダ10内のピストン室13及びこれに連通している蓄圧室11に充填されている空気が圧縮される。ピンとラック14aとの係合が解除されると、ピストン室13及び蓄圧室11内の圧縮空気の圧力(空気圧)によってピストン12が上死点から下死点に移動し、ドライバブレード14が降下する。尚、図2に示されるように、蓄圧室11にはガス充填バルブ11aが設けられている。このガス充填バルブ11aを介して蓄圧室11に圧縮空気を充填し、また、蓄圧室11から圧縮空気を抜くことができる。
ここで、図1に示されるように、ノーズ部30にはプッシュレバー31が設けられている。プッシュレバー31は、上下方向に移動可能に保持されている一方、コイルばねによって常に下方に向けて付勢されている。また、ハンドル5にはトリガ5aが設けられている。プッシュレバー31が被打込材に押し付けられ、コイルばねの付勢に抗して上方に移動し、かつ、トリガ5aが操作されると、電動モータが作動する。尚、打込機1は、打込みモードとして、プッシュレバー31の押し付け動作の後にトリガ5aが操作された場合のみに打込み動作を行う“単発モード”と、トリガ5aが操作されている状態でプッシュレバー31の押し付け動作が行われると、その度に打込み動作を行う“連発モード”と、を少なくとも具備している。
図3に示されるように、射出通路50を形成するガイドプレート40の一端(上端)は連結ピン41によってノーズ部30の一端(上端)に回転可能に連結されている。よって、図5(a),(b)に示されるように、ガイドプレート40は、ノーズ部30に対して相対移動可能(回動可能)である。ガイドプレート40は、ノーズ部30に対して閉じた状態(図5(a))とノーズ部30に対して開いた状態(図5(b))とに回転操作によって移行可能である。以下の説明では、ガイドプレート40がノーズ部30に対して閉じた状態(図5(a)に示される状態)を“閉状態”と呼び、ガイドプレート40がノーズ部30に対して開いた状態(図5(b)に示される状態)を“開状態”と呼ぶ場合がある。
閉状態のガイドプレート40を図5(a)中の矢印X方向(第1回転方向)に回転させると、ガイドプレート40は開状態に移行する。一方、開状態のガイドプレートを図5(b)中の矢印Y方向(第2回転方向)に回転させると、ガイドプレート40は閉状態に移行する。そして、ガイドプレート40が閉状態になると、ガイドプレート40とノーズ部30とが対向し、これらの間に射出通路50が形成される。
図5(a),(b)に示されるように、ガイドプレート40には、一端に操作部42が連結されたフック43が設けられている。一方、ノーズ部30には、フック43が係止される係止プレート32が設けられている。ガイドプレート40を閉状態にした上でフック43を係止プレート32に引っ掛け、その後に操作部42を上方に向けて回動させると、フック43が引き上げられて係止プレート32に圧接する。すると、ガイドプレート40がノーズ部30に対して固定される。つまり、ガイドプレート40が閉状態で固定される。一方、ガイドプレート40が閉状態にあるときに操作部42を下方に向けて回動させると、フック43が押し下げられてフック43と係止プレート32との係合が解除される。これにより、ノーズ部30に対するガイドプレート40の固定が解除され、ガイドプレート40をノーズ部30に対して回動させることが可能となる。つまり、ガイドプレート40を閉状態から開状態に移行させることが可能となる。
図6(a)に示されるように、ガイドプレート40の上端には、ノーズ部30に対するガイドプレート40の移動(回動)に連動して射出通路50に対する突出量が変化する規制部44が形成されている。具体的には、ガイドプレート40がノーズ部30に対して閉じられているとき(図6(a))、規制部44は、射出通路50に対する突出量が最も少ない非規制位置にある。一方、ガイドプレート40がノーズ部30に対して開かれているとき(図6(b))、規制部44は、射出通路50に対する突出量が最も多い規制位置にある。つまり、規制部44は、ガイドプレート40が閉状態から開状態に移行されると、図6(a)に示される非規制位置から同図(b)に示される規制位置に移動する一方、ガイドプレート40が開状態から閉状態に移行されると、図6(b)に示される規制位置から同図(a)に示される非規制位置に移動する。
換言すれば、図5(a)に示されるガイドプレート40を第1回転方向(矢印X方向)に回転させると、規制部44が非規制位置から規制位置に移動する。一方、図5(b)に示されるガイドプレート40を第2回転方向(矢印Y方向)に回転させると、規制部44が規制位置から非規制位置に移動する。
図6(b)に示されるように、規制位置に移動した規制部44は、ドライバブレード14に当接する。換言すれば、規制部44がドライバブレード14に当接する位置が規制位置である。図4に示されるように、ドライバブレード14には、ドライバブレード14の往復動を案内するガイド溝15が設けられている。図6(b)に示されるように、規制位置に移動した規制部44は、ガイド溝15の内側に進入し、ガイド溝15の底面に当接する。規制部44がドライバブレード14に当接すると、接触抵抗によってドライバブレード14の第1方向への移動が規制される。つまり、ドライバブレード14の降下が規制される。
ここで、図2に示されるシリンダ10及び蓄圧室11には圧縮空気が充填されている。よって、ピストン12及びドライバブレード14には、これらを第1方向に付勢する力が常に作用している。つまり、ピストン12及びドライバブレード14には、これらを降下させようとする力が常に作用している。このことは、規制部44がドライバブレード14に当接し、ドライバブレード14の降下が規制されている状態(図6(b))においても同様である。よって、図6(b)に示されるように規制部44がドライバブレード14に当接すると、ドライバブレード14を第1方向に付勢する力が第1回転方向(矢印X方向)の回転力としてガイドプレート40に作用する。この結果、ガイドプレート40は開状態に維持され、規制部44は規制位置に維持される。そして、ドライバブレード14を第1方向に付勢する力が大きければ大きいほど、ガイドプレート40を開状態に維持し、規制部44を規制位置に維持する力も大きくなる。
尚、図6(a)に示されるように、ガイドプレート40を閉状態に移行させると、規制部44はドライバブレード14から離反して非規制位置に移動する。よって、規制部44によるドライバブレード14の移動規制は解除され、ドライバブレード14が降下可能となる。
以上のように、本実施形態に係る打込機1では、ノーズ部30と協働して射出通路50を形成するガイドプレート40を閉状態から開状態に移行させると、規制部44が非規制位置から規制位置に移動してドライバブレード14の移動(降下)を規制する。よって、射出通路50に詰まった止具を除去するために射出通路50を開放すると、ドライバブレード14の移動(降下)が規制される。そして、ドライバブレード14の移動規制は、ガイドプレート40を閉状態に戻すまで維持される。よって、釘詰まり解消の作業性がより向上する。また、ドライバブレード14の移動を規制する規制部44は、射出通路50を形成するガイドプレート40に一体成形されているので、ドライバブレード14の移動を規制するために新たな部材を追加する必要がなく、部品点数を増加させることなく作業性を向上させることができる。
以下、本発明の打込機の他の実施形態について説明する。もっとも、以下の各実施形態に係る打込機と第1の実施形態に係る打込機1の基本構成は同一である。そこで、以下の各実施形態では、第1の実施形態に係る打込機1との相違点についてのみ説明し、共通する構成についての説明は適宜省略する。
(第2の実施形態)
本実施形態に係る打込機が備えるドライバブレードには、規制位置に移動した規制部と係合する係合部が設けられている。
図7(a)は、本実施形態に係る打込機が備えるドライバブレード14の正面図である。また、図7(b)は、本実施形態に係る打込機が備えるドライバブレード14の部分拡大断面図である。尚、図7(a)に示されているドライバブレード14は、図4に示されているドライバブレード14と同様に、中心線C−Cを回転軸として、左回りに90度回転させた状態で装着される。
図7(a)に示されるように、ドライバブレード14のガイド溝15の底面には、係合部としての凹部16が複数設けられている。これら凹部16は、ドライバブレード14の中心線C−Cに沿って一列に並んでいる。図7(b)に示されるように、ガイドプレート40を閉状態から開状態に移行させると、規制部44が非規制位置から規制位置に移動する。さらに、規制位置に移動した規制部44は係合部としての凹部16に嵌合する。
第1の実施形態では、規制位置に移動した規制部44は、ドライバブレード14の平坦な表面に当接する。一方、本実施形態では、規制位置に移動した規制部44は、ドライバブレード14の表面に設けられている凹部16に嵌合する。よって、規制部44(ガイドプレート40)によるドライバブレード14の移動規制がより確実なものとなる。また、ドライバブレード14を第1方向(紙面下方向)に付勢する力が、より効果的に第1回転方向(矢印X方向)の回転力としてガイドプレート40に作用する。
図8に示されるように、係合部は貫通孔17であってもよく、この場合も上記と同様の作用効果が得られる。
(第3の実施形態)
本実施形態に係る打込機には、規制部が規制位置に移動した状態でガイドプレートを保持する保持機構が設けられている。
図9に示されるように、ノーズ部30の上端から延びるブラケット33とガイドプレート40との間に、保持機構を構成するコイルばね60が設けられている。コイルばね60の一端はブラケット33の先端に係止され、コイルばね60の他端はガイドプレート40の前面に係止されている。
コイルばね60とガイドプレート40との接点は、ガイドプレート40の上端を回転可能に支持している連結ピン41よりもガイドプレート40の下端寄りに位置している。よって、ガイドプレート40は、第1回転方向(矢印X方向)の回転力を常に受けている。従って、閉状態から開状態に移行したガイドプレート40は、コイルばね60の弾性復元力によって開状態に保持される。ここで、ガイドプレート40を閉状態から開状態に移行させると、規制部44が非規制位置から規制位置に移動することは既述のとおりである。つまり、コイルばね60は、規制部44が規制位置に移動した状態でガイドプレート40を保持する。この結果、作業者がガイドプレート40を開状態に維持しておくことがより容易となる。
図10に保持機構の他の一例を示す。ノーズ部30の上端には第2係止プレート34が設けられている。ガイドプレート40を開状態とした上で、ガイドプレート40に設けられているフック43を第2係止プレート34に引っ掛けると、ガイドプレート40が開状態に保持される。
尚、ガイドプレート40を閉状態とした上でフック43を係止プレート32に引っ掛け、その後に操作部42を上方に回動させると、ガイドプレート40がノーズ部30に対して固定される点は第1の実施形態と同様である。つまり、フック43は、規制部44が規制位置に移動した状態でガイドプレート40を保持する保持機構として機能する共に、ガイドプレート40をノーズ部30に対して固定する固定機構としても機能する。
(第4の実施形態)
本実施形態に係る打込機では、規制部がノーズ部に設けられている。図11(a)に示されるように、ノーズ部30にドライバブレード14の往復動方向(紙面上下方向)と直交する方向に延びるピン形状の規制部44が設けられている。
規制部44は、ノーズ部30に設けられている格納穴に収容されており、その長手方向(紙面左右方向)に移動可能である。規制部44が紙面左側に移動すると、格納穴に対する規制部44の突出長が増大する一方、規制部44が紙面右側に移動すると、格納穴に対する規制部44の突出長が減少する。
図11(b)に示されるように、規制部44の突出長が所定長を上回ると、規制部44はドライバブレード14と交差し、ドライバブレード14のラック14aと係合して、ドライバブレード14の移動を規制する。一方、規制部44の突出長が所定長を下回ると、規制部44はドライバブレード14よりもノーズ部30側に後退し、規制部44とラック14aとの係合が解除される。規制部44とラック14aとの係合が解除されると、ドライバブレード14に対する移動規制も解除される。つまり、規制部44は、少なくともラック14aと係合可能な程度にノーズ部30から突出した規制位置と、少なくともラック14aと係合しない程度にノーズ部30内に引っ込んだ非規制位置と、に移動可能である。ここで、格納穴の底面と規制部44の底面との間にはばねが配置されており、規制部44は規制位置に向けて常に付勢されている。
図11(a)に示されるように、ガイドプレート40の背面(ノーズ部30と対向する面)には凸部45が設けられている。凸部45は、ガイドプレート40が開状態から閉状態に移行する過程で規制位置にある規制部44に接触し、規制部44をばねの付勢に抗して非規制位置に移動させる。換言すれば、凸部45は、ばねの付勢に抗して規制部44を格納穴に次第に押し込み、最終的に規制部44を非規制位置に移動させる。
一方、規制部44は規制位置に向けて常に付勢されているので、ガイドプレート40が閉状態から開状態に移行するのに伴って非規制位置から規制位置に移動する。
尚、凸部45は、ガイドプレート40が閉状態となったときに、ラック14aを含むドライバブレード14と干渉することなく、規制部44を非規制位置に保持可能な形状を有する。もっとも、規制部44の形状を工夫して、規制部44とドライバブレード14との干渉を回避することもできる。
本発明は前記の実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能である。例えば、ガイドプレート及びノーズ部の双方に規制部が設けられる実施形態も本発明に含まれる。一例としては、第4の実施形態におけるガイドプレートの上端に、第1〜第3の実施形態におけるガイドプレートに設けられている規制部を追加することもできる。
ピストンを第2方向に移動させるための駆動機構に巻上げ式の駆動機構を採用することもできる。巻上げ式の駆動機構では、電動モータによって回転駆動されるドラムとピストンとがワイヤによって連結される。ドラムが回転するとワイヤがドラムに巻き取られ、ピストンが下死点側から上死点側へ向かって引き上げられる。また、上述した実施形態においては、止具にエネルギーを与える構成として、圧縮された空気を弾性体として用いる構成を例示したが、この構成に限定されるものではなく、金属等からなるバネ(つるまきばね,コイルスプリング)等を用いて止具にエネルギーを与える構成としてもよい。また、本発明は、高速で回転する回転体と止具を接触させることで射出を行うフライホイール式の打込機に適用することもできる。
1 打込機
2 ハウジング
3 シリンダケース
4 モータケース
5 ハンドル
5a トリガ
6 連結部
7 マガジン
10 シリンダ
11 蓄圧室
12 ピストン
13 ピストン室
14 ドライバブレード
14a ラック
15 ガイド溝
16 凹部
17 貫通孔
21 ホイール
21a 駆動軸
22 減速機構
30 ノーズ部
31 プッシュレバー
32 係止プレート
33 ブラケット
34 第2係止プレート
40 ガイドプレート
41 連結ピン
42 操作部
43 フック
40 ガイドプレート
44 規制部
45 凸部
50 射出通路
51 射出口
60 コイルばね

Claims (8)

  1. 圧縮された流体が充填される蓄圧室及びシリンダと、
    前記シリンダ内に往復動可能に収容され、前記蓄圧室及びシリンダに充填されている流体の圧力により第1方向に移動され、駆動機構により前記第1方向とは逆の第2方向に移動されるピストンと、
    前記ピストンと共に前記第1方向及び第2方向に移動し、前記第1方向に移動する際に、射出通路で待機している止具を打撃するドライバブレードと、
    前記射出通路を形成するノーズ部及びガイドプレートと、
    前記ドライバブレードに当接する規制位置と、前記ドライバブレードに当接しない非規制位置と、に移動可能な規制部と、を有し、
    前記ガイドプレートは、前記ノーズ部に対して相対移動可能であり、
    前記規制部は、前記ノーズ部に対する前記ガイドプレートの移動に連動して前記規制位置と前記非規制位置とに移動する、打込機。
  2. 前記規制部が前記ガイドプレートに設けられている、請求項1に記載の打込機。
  3. 前記ガイドプレートは、前記ノーズ部に対して回転可能であり、
    前記ノーズ部に対して前記ガイドプレートを第1回転方向に回転させると、前記規制部が前記非規制位置から前記規制位置へ移動し、
    前記ノーズ部に対して前記ガイドプレートを、前記第1回転方向と逆の第2回転方向に回転させると、前記規制部が前記規制位置から前記非規制位置へ移動する、請求項2に記載の打込機。
  4. 前記規制部が前記ドライバブレードに当接すると、前記ドライバブレードを前記第1方向に付勢する力が前記第1回転方向の回転力として前記ガイドプレートに作用する、請求項3に記載の打込機。
  5. 前記規制部が前記ノーズ部に設けられている、請求項1に記載の打込機。
  6. 前記ドライバブレードに、前記規制位置に移動した前記規制部と係合する係合部が設けられている、請求項1〜5のいずれか一項に記載の打込機。
  7. 前記係合部は、前記駆動機構が前記ドライバブレードを移動させる際に嵌合される嵌合部である、請求項6に記載の打込機。
  8. 前記規制部が前記規制位置に移動した状態で前記ガイドプレートを保持する保持機構を有する、請求項1〜7のいずれか一項に記載の打込機。
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