JP2018088847A - 薬剤拡散器用ホルダ、及び、ホルダ付き薬剤拡散器 - Google Patents

薬剤拡散器用ホルダ、及び、ホルダ付き薬剤拡散器 Download PDF

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Abstract

【課題】薬剤拡散器の強固な保持と、薬剤拡散器に対する容易な着脱と、を両立可能な薬剤拡散器用ホルダを提供すること。【解決手段】薬剤拡散器用ホルダ10は、薬剤拡散器30に対して着脱可能である。ホルダ10は、弾性材料から構成され且つ薬剤拡散器30を収容可能な収容空間Sを画成する本体11と、本体11に設けられた着脱用の開口19と、を備える。開口19は、開口形状が初期形状であるときに薬剤拡散器30が開口19を通過不能であり、本体11の弾性変形に伴って開口形状が初期形状から変形したときに薬剤拡散器30が開口19を通過可能となる、開口形状を有する。本体11は、開口19の周縁箇所において、本体11の厚さが周縁箇所とは異なる箇所における本体11の厚さよりも大きい肉厚部24を有する。【選択図】図1

Description

本発明は、薬剤拡散器に対して着脱可能な薬剤拡散器用ホルダ、及び、薬剤拡散器とそのホルダとを備えたホルダ付き薬剤拡散器、に関する。
従来から、害虫駆除、芳香、消臭および除菌等を目的とした揮発性薬剤を拡散(揮散)させることが可能な薬剤拡散器が知られている。
例えば、従来の薬剤拡散器の一つ(以下「従来拡散器」という。)は、揮発性薬剤を保持した薬剤保持体と、薬剤保持体の周囲の空気を撹拌するファンと、薬剤保持体およびファンを保持する拡散器本体と、拡散器本体を装着者の腰ベルト及び胸ポケット等に吊り下げるためのフックと、を備えている。この従来拡散器は、装着者の動き等に伴ってファンを回転させて薬剤保持体の周辺の空気を撹拌することにより、薬剤の拡散を補助するようになっている(例えば、特許文献1を参照。)。
特開2009−39045号公報
上述した従来拡散器は、軽量化・構造の単純化の観点から、ファンを能動的に回転させるための動力源(例えば、モータ等)を備えていない。そのため、必然的に、そのような動力源を備えた薬剤拡散器に比べ、薬剤を広範囲に拡散させることが難しい。仮に、薬剤の拡散性を高めるべく、従来拡散器に動力源(モータ等)を内蔵させようとしても、拡散器本体の重量の増大を避け難い。そのため、従来拡散器に動力源(モータ等)を内蔵させると、軽量な拡散器本体を前提として設計されたフックでは、拡散器本体を十分に保持できず、拡散器本体が使用中に意図せず落下する等の不都合が懸念される。
一方、そのような落下等の不都合を避けるべく、拡散器本体の固定構造を強化すると(例えば、上述したフックに加え、拡散器本体を取り囲んで収容するような固定具を追加すると)、薬剤保持体を交換する際などに拡散器本体をその固定構造から取り外す工程が煩雑となる。そのため、従来拡散器の本体の固定構造を強化すると、薬剤保持体を交換する作業を容易には行えない等の不都合が懸念される。
このように、従来拡散器は、薬剤の拡散性能を向上させようとしても、拡散器本体の落下および薬剤保持体を交換する作業の困難さ等の不都合を避けることが困難であると考えられる。
また、薬剤拡散器を装着者等の身に付けて使用する場合、使用環境によっては(例えば、活発に活動する子供が装着する場合)薬剤拡散器が激しく振り回されることも十分に想定される。一方、拡散器本体を使い捨てとせず薬剤保持体を交換可能とする場合、装着者によらず(例えば、高齢者向けの商品の場合)出来る限り交換作業を容易にすることが望ましい。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、薬剤拡散器を強固に保持できることと、薬剤拡散器に対して容易に着脱できることと、を両立可能な薬剤拡散器用ホルダ、及び、そのような薬剤拡散器用ホルダを備えたホルダ付き薬剤拡散器、を提供することにある。
前述した目的を達成するために、本発明に係る「薬剤拡散器用ホルダ」は、下記(1)〜(5)を特徴としている。
(1)
薬剤拡散器に対して着脱可能な薬剤拡散器用ホルダであって、
弾性材料から構成され、前記薬剤拡散器を収容可能な収容空間を画成する本体と、
前記本体に設けられた着脱用の開口と、を備え、
前記開口は、
開口形状が初期形状であるときに前記薬剤拡散器が該開口を通過不能であり、前記本体の弾性変形に伴って開口形状が前記初期形状から変形したときに前記薬剤拡散器が該開口を通過可能となる、開口形状を有し、
前記本体は、
前記開口の周縁箇所において、該本体の厚さが前記周縁箇所とは異なる箇所における該本体の厚さよりも大きい肉厚部を有する、
薬剤拡散器用ホルダであること。
(2)
上記(1)に記載のホルダにおいて、
前記開口の開口面積が、
前記初期形状において、前記開口の開口面に沿った断面における前記収容空間の最大断面積の50%〜90%である、
薬剤拡散器用ホルダであること。
(3)
上記(1)又は上記(2)に記載のホルダにおいて、
前記本体が、
着脱用の前記開口とは別に、前記薬剤拡散器に空気を供給するための吸気口、及び、前記薬剤拡散器を経た空気を放出するための放出口、を更に有する、
薬剤拡散器用ホルダであること。
(4)
上記(1)〜上記(3)の何れか1つに記載のホルダにおいて、
前記本体が、
前記肉厚部として、該本体の内壁面が前記収容空間に向けて突出するように湾曲した部分を有する、
薬剤拡散器用ホルダであること。
(5)
上記(1)〜上記(4)の何れか1つに記載のホルダにおいて、
前記本体が、
該本体を所定の対象に取り付けるための取付部を更に有する、
薬剤拡散器用ホルダであること。
上記(1)の構成の薬剤拡散器用ホルダによれば、本体が画成する収容空間に、本体に設けられた着脱用の開口(着脱口)を通じて薬剤拡散器を収容できる。ここで、薬剤拡散器が本体に収容されたときに着脱口の開口形状が初期形状(薬剤拡散器が通過不能な形状)となるように本体(収容空間)の形状を設計すれば、本体に収容された薬剤拡散器は着脱口を通過できず、本体に確実に保持されることになる。更に、着脱口の周縁箇所に肉厚部が設けられているため、着脱口が意図せず変形して薬剤拡散器が落下すること等を、肉厚部が無い場合に比べ、より確実に防止できる。
一方、薬剤拡散器に対する着脱に関し、薬剤拡散器用ホルダの本体は、弾性材料によって弾性変形可能に構成されており、且つ、着脱口の周縁箇所の肉厚部に比べて他の部分が薄い(換言すると、肉厚部に比べて変形させ易い)。そのため、本体の変形に伴って着脱口の開口形状を容易に変化させて(例えば、着脱口を広げながら)、薬剤拡散器を容易に収容空間に収容できる。よって、本体が硬質な材料によって構成されている場合に比べ、薬剤拡散器に対して薬剤拡散器用ホルダを容易に着脱できる。
したがって、本構成の薬剤拡散器用ホルダは、薬剤拡散器を強固に保持できることと、薬剤拡散器に対して容易に着脱できることと、を両立可能である。
ところで、薬剤拡散器用ホルダの「本体」は、着脱口の周縁箇所の肉厚部よりも他の部分が薄いとの構造を有する点から、板状またはシート状の弾性材料によって構成された箱形状を有する部材、とも表現し得る。更に、着脱口の「初期形状」は、収容空間に薬剤拡散器が収容されているときの開口形状、とも表現し得る。
本体の肉厚部以外の箇所は、肉厚部よりも薄ければよく、均一な厚さを有していてもよく、場所によって異なる厚さを有してもよい。なお、本体が、着脱口とは異なる他の開口(例えば、通気用の開口)を有する場合、上記説明から理解されるように、そのような他の開口(通気用の開口)の周縁箇所には肉厚部を設ける必要はない。即ち、そのような他の開口(通気用の開口)の周縁箇所は、着脱口の周縁箇所(肉厚部)の厚さよりも小さい厚さを有すればよい。但し、着脱口がそのような他の開口(通気用の開口)としての機能を兼ねる場合、その周縁箇所に肉厚部を設けることになる。
上記(2)の構成の薬剤拡散器用ホルダによれば、本体による薬剤拡散器の保持力を、薬剤拡散器に対する容易な着脱が可能な範囲内にて、最適化できる。具体的には、発明者らの検討によると、初期形状での着脱口の開口面積が、着脱口の開口面に沿った断面における収容空間の最大断面積(換言すると、収容空間に収容される薬剤拡散器の最大断面積)の50%〜90%であれば、本体によって薬剤拡散器を十分に保持しながら、薬剤拡散器に対する本体の着脱を出来る限り容易にできる。
ところで、「着脱口の開口面に沿った断面」は、着脱口の開口面が平面であれば、着脱口の開口面に平行な断面、と表現し得る。一方、着脱口の開口面が湾曲していれば、湾曲した開口面を平面に近似した場合の開口面に平行な断面、と表現し得る。
上記(3)の構成の薬剤拡散器用ホルダによれば、本体が着脱口とは別の開口(吸気口および放出口)を有する。このような複数の開口を本体に設けると、本体の剛性が低下することに起因し、本体による薬剤拡散器の保持力が小さくなる(薬剤拡散器が意図せず離脱し易くなる)ことが懸念される。しかし、本構成の薬剤拡散器用ホルダは上述した肉厚部を有するため、複数の開口に起因して剛性が低下しても、薬剤拡散器の意図しない離脱を防止できる。
上記(4)の構成の薬剤拡散器用ホルダによれば、着脱口の周縁箇所において本体の内壁面が収容空間に向けて突出する(本体の内側に向けて突出する)ように湾曲した部分により、肉厚部が構成されている。そのため、本体の外壁面が突出する(本体の外側に向けて突出する)場合に比べ、本体のデザイン性に優れることになる。
上記(5)の構成の薬剤拡散器用ホルダによれば、取付部(例えば、紐およびベルト等)を用い、薬剤拡散器用ホルダを使用者等に装着できる。本構成の薬剤拡散器用ホルダは、このように使用者等に装着されて使用時に激しく振り回されても、薬剤拡散器が意図せず本体から離脱することを防止できる。
更に、前述した目的を達成するために、本発明に係る「ホルダ付き薬剤拡散器」は、下記(6)を特徴としている。
(6)
薬剤拡散器と、上記(1)〜上記(5)の何れか1つに記載の薬剤拡散器用ホルダと、を備えたホルダ付き薬剤拡散器であること。
上記(6)の構成のホルダ付き薬剤拡散器によれば、薬剤拡散器用ホルダ(本体)が画成する収容空間に、着脱用の開口(着脱口)を通じて薬剤拡散器を収容できる。ここで、薬剤拡散器の収容時に着脱口の開口形状が初期形状(薬剤拡散器が通過不能な形状)となるように薬剤拡散器用ホルダ(本体の収容空間)の形状を設計すれば、薬剤拡散器は着脱口を通過できず、薬剤拡散器用ホルダに確実に保持されることになる。更に、着脱口の周縁箇所に肉厚部が設けられているため、着脱口が意図せず変形して薬剤拡散器が落下すること等を、肉厚部が無い場合に比べ、より確実に防止できる。
一方、薬剤拡散器に対する着脱に関し、薬剤拡散器用ホルダ(本体)は、弾性材料によって弾性変形可能に構成されており、且つ、着脱口の周縁箇所の肉厚部に比べて他の部分が薄い(換言すると、肉厚部に比べて変形させ易い)。そのため、薬剤拡散器用ホルダ(本体)の変形に伴って着脱口の開口形状を容易に変化させて(例えば、着脱口を広げながら)、薬剤拡散器を容易に薬剤拡散器用ホルダ(収容空間)に収容できる。よって、薬剤拡散器用ホルダが硬質な材料によって構成されている場合に比べ、薬剤拡散器に対して薬剤拡散器用ホルダを容易に着脱できる。
したがって、本構成のホルダ付き薬剤拡散器は、薬剤拡散器を強固に保持できることと、薬剤拡散器に対して容易に着脱できることと、を両立可能である。
本発明によれば、薬剤拡散器を強固に保持できることと、薬剤拡散器に対して容易に着脱できることと、を両立可能な薬剤拡散器用ホルダ、及び、そのような薬剤拡散器用ホルダを備えたホルダ付き薬剤拡散器、を提供できる。
以上、本発明について簡潔に説明した。更に、以下に説明される発明を実施するための形態(以下「実施形態」という。)を添付の図面を参照して通読することにより、本発明の詳細は更に明確化されるであろう。
図1は、本発明の実施形態に係る薬剤拡散器用ホルダを示す斜視図である。 図2(a)は、薬剤拡散器用ホルダの背面図であり、図2(b)は、図2(a)のA−A断面図であり、図2(c)は、図2(b)に示す肉厚部の拡大図である。 図3(a)は、薬剤拡散器用ホルダの側面図であり、図3(b)は、図3(a)のB−B断面図である。 図4(a)は、薬剤拡散器用ホルダに収容される薬剤拡散器を示す斜視図であり、図4(b)は、薬剤拡散器に装着される薬剤保持体の正面図である。 図5は、薬剤拡散器用ホルダに薬剤拡散器を収容した本発明の実施形態に係るホルダ付き薬剤拡散器を示す正面図である。
<実施形態>
以下、図面を参照しながら、本発明の実施形態に係る薬剤拡散器用ホルダ、及び、ホルダ付き薬剤拡散器について説明する。
図1に示す本発明の実施形態に係る薬剤拡散器用ホルダ10(以下、単に「ホルダ10」という。)は、図4(a)に示す薬剤拡散器30を収納するための収容空間Sを内部に画成する箱形状を有する。薬剤拡散器30をホルダ10に収容すると、図5に示すように、本発明の実施形態に係るホルダ付き薬剤拡散器100が得られる。
ここで、説明の便宜上、ホルダ10の構造について述べる前に、薬剤拡散器30の構造について述べる。図4(a)に示すように、薬剤拡散器30の拡散器本体31の前面には吸気口32が設けられ、拡散器本体31の上面には吹出口33が設けられている。拡散器本体31の前面近傍の内部(吸気口32に対応する内部位置)には、図4(b)に示す揮発性薬剤35を保持した平板状の薬剤保持体34が、拡散器本体31の前面に沿って着脱可能に収容されている。拡散器本体31の内部には、ファン(図示省略)と、ファンを回転させるための動力源(例えば、モータ等。図示省略)と、が内蔵されている。この動力源によってファンを回転させると、吸気口32から空気が吸入され、その空気が薬剤保持体34を通過した後、吹出口33から吹き出される。これにより、薬剤保持体34に保持されていた揮発性薬剤35が、吹き出される空気と共に外部に向けて拡散(揮散)される。
次いで、ホルダ10の構造について述べる。ホルダ10は、弾性変形可能な弾性材料(例えば、適度に安定した弾性を有し且つ安価なシリコーンゴム等)から構成される。ホルダ10の収容空間Sは、薬剤拡散器30の外形状に対応した形状を有する。その結果、ホルダ10の外形状も、薬剤拡散器30の外形状に対応した外形状を有している。
図1〜図3に示すように、ホルダ10の本体11は、互いに平行に対向する平板状の前壁12及び後壁13と、互いに平行に対向する一対の平面状の側壁14と、底部を塞ぐ平板状の底壁15と、上部を塞ぐ円筒側壁状に上方に向けて膨らんだ上壁16と、を有する、弾性材料から構成された箱状体である。本体11(各々の壁)の厚さは、後述する肉厚部24を除き、ほぼ一定(例えば、1.0mm程度の厚さ)である。但し、肉厚部24を除いた本体11(各壁)の厚さは、必ずしも一定でなくてもよい。
図1、図2(a)及び図2(b)に示すように、前壁12における薬剤拡散器30の吸気口32に対応する位置には、薬剤拡散器30に空気を供給するための吸気口17が形成されている。本例では、吸気口17は、吸気口32の形状と略同一の形状(本例では、円形)を有する。更に、図1及び図3(a)に示すように、上壁16における薬剤拡散器30の吹出口33に対応する位置には、揮発性薬剤35を放出するための放出口18が形成されている。放出口18は、吹出口33の形状と略同一の形状(本例では、長方形)を有する。
図1、図2及び図3(b)に示すように、後壁13には、薬剤拡散器30の着脱用の開口である着脱口19が形成されている。着脱口19は、開口形状が初期形状であるときに薬剤拡散器30が着脱口19を通過不能であり、本体11の弾性変形に伴って開口形状が初期形状(本体11が弾性変形していない状態における形状)から変形したときに薬剤拡散器30が着脱口19を通過可能となる、開口形状を有する。着脱口19の初期形状は、収容空間Sに薬剤拡散器30が収容されているときの開口形状に相当する。
薬剤拡散器30をホルダ10の収容空間Sに収容する際は、本体11を変形させて着脱口19の開口形状を変化させることにより(例えば、着脱口19を広げながら)、薬剤拡散器30を収容空間Sに収容することができる。そして、薬剤拡散器30が収容空間Sに収容されると、本体11が弾性変形していない状態に戻り、着脱口19の開口形状も初期形状に戻る。その結果、本体11に収容された薬剤拡散器30は、着脱口19を通過できず、本体11に確実に保持される。
図2(b)及び図2(c)に示すように、本体11における着脱口19の周縁部には、全周に亘り、本体11の他の部分より厚さが大きい肉厚部24(例えば、3.0mm程度の厚さ)が形成されている。肉厚部24は、本体11の内壁面が収容空間Sに向けて突出するように湾曲することにより、本体11の他の部分より厚さが大きくなっている部分である。このように、着脱口19の周縁部に肉厚部24を設けることにより、着脱口19が意図せず変形して薬剤拡散器30が落下すること等を、肉厚部24が無い場合に比べてより確実に防止できる。
図1、図2(a)及び図3(a)に示すように、本体11の一方の側壁14には、紐状の取付部21(ストラップ)の一端が固定されている。本体11の他方の側壁14には係止部22が設けられ、係止部22には係止孔23(貫通孔)が形成されている。図5に示すように、紐状の取付部21の他端は、係止部22の係止孔23に挿通・固定される。これにより、紐状の取付部21の両端が本体11に固定され、取付部21を用いてホルダ10を使用者等に装着することができる。
<評価>
ここで、初期状態における着脱口19の開口面積をS1とし、着脱口19の開口面に平行な断面(例えば、図3(a)のB−B断面図。図3(b)を参照)における収容空間Sの最大断面積(換言すると、収容空間Sに収容される薬剤拡散器30の最大断面積)をS2とする。具体的には、図3(b)の図中において、着脱口19に対応する部分の面積がS1に相当し、側壁14,15,16に囲まれる部分(収容空間)の面積がS2に相当する。
発明者は、この面積S1,S2について、以下の試験を行った。具体的には、まず、上述した面積S1の面積S2に対する割合(以下「面積割合」という。)に関し、本体11及び肉厚部24の厚さが異なる複数のサンプルについて、薬剤拡散器30に対するホルダ10の装着の容易さ、及び、使用時におけるホルダ10による薬剤拡散器30の保持力の大きさ、を評価した。
具体的には、装着の容易さについて、複数の試験者(モニタ)による官能試験において、装着が容易である場合を評価Aとし、装着が容易ではない場合を評価Bとした。更に、保持力の大きさについて、薬剤拡散器30を収容した状態のホルダ10の取付部21を保持して20秒間にわたって上下左右に振り回した際、薬剤拡散器30が落下しなかった場合を評価Aとし、薬剤拡散器30が落下した場合を評価Bとした。
更に、上記評価にあたり、ホルダ10を構成する材料の硬度についても考慮した。なお、この硬度は、JIS K 6253に準拠した試験(タイプAデュロメータ)によって測定した。
上述した試験の結果を、以下の表1に示す。なお、表1において、面積割合(%)とは、着脱口19が初期形状である場合において、「着脱口19の開口面積(S1)」の「着脱口19の開口面に沿った断面における収容空間Sの最大断面積(S2)」に対する割合(百分率)である。即ち、面積割合は、下式(1)にて定義される値である。
面積割合=(S1/S2)×100[%] …(1)
Figure 2018088847
表1に示すように、発明者らが行った試験の結果、サンプル番号2,3のように肉厚部24の厚さ(2mm)が肉厚部24以外の部分の厚さ(1mm)よりも厚く、面積割合が50%〜90%であれば、硬度の大小にかかわらず、装着の容易さと保持力の大きさとが両立され(双方が評価Aであり)、ホルダ10として好ましいことが明らかになった(総合評価A)。
一方、サンプル番号1のように、肉厚部24の厚さ(2mm)が肉厚部24以外の部分の厚さ(1mm)よりも厚くても、面積割合が50%よりも小さい場合、サンプル番号2,3に比べて装着の容易さの点で劣ること(評価B)が明らかになった。よって、装着の容易さと保持力の大きさとを両立できず(一方が評価Bであり)、ホルダ10としてサンプル番号2,3に劣ることが明らかになった(総合評価B)。
更に、サンプル番号4,5のように、肉厚部24の厚さと肉厚部24以外の部分の厚さとが同じである場合(但し、両者の厚さがサンプル番号6,7に比べて厚い2mmである場合)、硬度の大小にかかわらず、サンプル番号2,3に比べて装着の容易さの点で劣ること(評価B)が明らかになった。但し、面積割合が50%〜90%であれば、硬度の大小にかかわらず、保持力の大きさの点ではサンプル番号2,3に劣らないこと(評価A)が明らかになった。よって、装着の容易さと保持力の大きさとを両立できず(一方が評価Bであり)、ホルダ10としてサンプル番号2,3に劣ることが明らかになった(総合評価B)。
更に、サンプル番号6,7のように、肉厚部24の厚さと肉厚部24以外の部分の厚さとが同じである場合(但し、両者の厚さがサンプル番号4,5に比べて薄い1mmである場合)、硬度の大小にかかわらず、サンプル番号2,3と装着の容易さの点では劣らないこと(評価A)が明らかになった。但し、面積割合が90%よりも大きいことから、保持力の大きさの点ではサンプル番号2,3に劣ること(評価B)が明らかになった。よって、装着の容易さと保持力の大きさとを両立できず(一方が評価Bであり)、ホルダ10としてサンプル番号2,3に劣ることが明らかになった(総合評価B)。
以上の試験結果から、ホルダ10は、肉厚部24の厚さが肉厚部24以外の部分の厚さよりも大きく、且つ、面積割合が50%〜90%の範囲内にあることが好ましいことが明らかとなった。
以上に説明したように、本発明の実施形態に係るホルダ10及びホルダ付き薬剤拡散器100によれば、本体11が画成する収容空間Sに、本体11に設けられた着脱口19を通じて薬剤拡散器30を収容できる。ここで、薬剤拡散器30が本体11に収容されたときに着脱口19の開口形状が初期形状となるように本体11(収容空間S)の形状を設計すれば、本体11に収容された薬剤拡散器30は着脱口19を通過できず、本体11に確実に保持されることになる。更に、着脱口19の周縁箇所に肉厚部24が設けられているため、着脱口19が意図せず変形して薬剤拡散器30が落下すること等を、肉厚部24が無い場合に比べてより確実に防止できる。
更に、薬剤拡散器30に対する着脱の際、本体11は弾性材料によって弾性変形可能に構成されていることに加え、着脱口19の周縁箇所の肉厚部24に比べて本体11は薄い(変形させ易い)。そのため、本体11の変形に伴って着脱口19の開口形状を容易に変化させて(例えば、着脱口19を広げながら)薬剤拡散器30を収容空間Sに収容できる。換言すると、本体11が硬質な材料によって構成されている場合に比べ、薬剤拡散器30に対して本体11を容易に着脱できる。
したがって、ホルダ10は、薬剤拡散器30を強固に保持できることと、薬剤拡散器30に対して容易に着脱できることと、を両立可能である。
更に、本体11が着脱口19とは別の開口(吸気口17及び放出口18)を有することに起因してホルダ10の剛性が低下しても、ホルダ10は上述した肉厚部24を有するため、薬剤拡散器30の意図しない離脱を防止できる。
更に、着脱口19の周縁箇所において本体11の内壁面が収容空間Sに向けて突出するように湾曲した部分により、肉厚部24が構成されている。そのため、肉厚部24によって本体11の外壁面(外側)が突出する場合に比べ、本体11のデザイン性に優れることになる。
更に、取付部21を用い、ホルダ10を使用者等に装着できる。上述した評価結果(表1)に示すように、ホルダ10は、使用者等に装着されて使用時に激しく振り回されても、薬剤拡散器30が意図せず本体から離脱することを防止できる。
<他の態様>
なお、本発明は上記各実施形態に限定されることはなく、本発明の範囲内において種々の変形例を採用できる。例えば、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、適宜、変形、改良、等が可能である。その他、上述した実施形態における各構成要素の材質、形状、寸法、数、配置箇所、等は本発明を達成できるものであれば任意であり、限定されない。
例えば、上記実施形態では、本体11が着脱口19とは別の開口(吸気口17及び放出口18)を有している。しかし、本体11が開口として着脱口19のみを有していてもよい。この場合、着脱口19が他の開口(通気用の吸気口及び放出口)の機能を兼ねるように、薬剤拡散器30が構成されればよい。
更に、上記実施形態では、薬剤拡散器30は、ファンを回転させる動力源(モータ等)を備えている。しかし、薬剤拡散器30は、ファンを回転させる動力源を備えず、上述した従来拡散器のように使用者の動き等によってファンを回転させる構成を備えてもよい。
ここで、上述した本発明に係る薬剤拡散器用ホルダ及びホルダ付き薬剤拡散器の実施形態の特徴をそれぞれ以下(1)〜(6)に簡潔に纏めて列記する。
(1)
薬剤拡散器(30)に対して着脱可能な薬剤拡散器用ホルダ(10)であって、
弾性材料から構成され、前記薬剤拡散器(30)を収容可能な収容空間(S)を画成する本体(11)と、
前記本体(11)に設けられた着脱用の開口(19)と、を備え、
前記開口(19)は、
開口形状が初期形状であるときに前記薬剤拡散器(30)が該開口(19)を通過不能であり、前記本体(11)の弾性変形に伴って開口形状が前記初期形状から変形したときに前記薬剤拡散器(30)が該開口(19)を通過可能となる、開口形状を有し、
前記本体(11)は、
前記開口(19)の周縁箇所において、該本体(11)の厚さが前記周縁箇所とは異なる箇所における該本体(11)の厚さよりも大きい肉厚部(24)を有する、
薬剤拡散器用ホルダ。
(2)
上記(1)に記載のホルダにおいて、
前記開口(19)の開口面積が、
前記初期形状において、前記開口(19)の開口面に沿った断面における前記収容空間(S)の最大断面積の50%〜90%である、
薬剤拡散器用ホルダ。
(3)
上記(1)又は上記(2)に記載のホルダにおいて、
前記本体(11)が、
着脱用の前記開口(19)とは別に、前記薬剤拡散器(30)に空気を供給するための吸気口(17)、及び、前記薬剤拡散器(30)を経た空気を放出するための放出口(18)、を更に有する、
薬剤拡散器用ホルダ。
(4)
上記(1)〜上記(3)の何れか1つに記載のホルダにおいて、
前記本体(11)が、
前記肉厚部(24)として、該本体(11)の内壁面が前記収容空間(S)に向けて突出するように湾曲した部分を有する、
薬剤拡散器用ホルダ。
(5)
上記(1)〜上記(4)の何れか1つに記載のホルダにおいて、
前記本体(11)が、
該本体(11)を所定の対象に取り付けるための取付部(21)を更に有する、
薬剤拡散器用ホルダ。
(6)
薬剤拡散器30と、上記(1)〜上記(5)の何れか1つに記載のホルダ10と、を備えたホルダ付き薬剤拡散器。
10 薬剤拡散器用ホルダ
11 本体
17 吸気口
18 放出口
19 着脱用の開口(着脱口)
21 取付部
24 肉厚部
30 薬剤拡散器
S 収容空間
100 ホルダ付き薬剤拡散器

Claims (6)

  1. 薬剤拡散器に対して着脱可能な薬剤拡散器用ホルダであって、
    弾性材料から構成され、前記薬剤拡散器を収容可能な収容空間を画成する本体と、
    前記本体に設けられた着脱用の開口と、を備え、
    前記開口は、
    開口形状が初期形状であるときに前記薬剤拡散器が該開口を通過不能であり、前記本体の弾性変形に伴って開口形状が前記初期形状から変形したときに前記薬剤拡散器が該開口を通過可能となる、開口形状を有し、
    前記本体は、
    前記開口の周縁箇所において、該本体の厚さが前記周縁箇所とは異なる箇所における該本体の厚さよりも大きい肉厚部を有する、
    薬剤拡散器用ホルダ。
  2. 請求項1に記載のホルダにおいて、
    前記開口の開口面積が、
    前記初期形状において、前記開口の開口面に沿った断面における前記収容空間の最大断面積の50%〜90%である、
    薬剤拡散器用ホルダ。
  3. 請求項1又は請求項2に記載のホルダにおいて、
    前記本体が、
    着脱用の前記開口とは別に、前記薬剤拡散器に空気を供給するための吸気口、及び、前記薬剤拡散器を経た空気を放出するための放出口、を更に有する、
    薬剤拡散器用ホルダ。
  4. 請求項1〜請求項3の何れか一項に記載のホルダにおいて、
    前記本体が、
    前記肉厚部として、該本体の内壁面が前記収容空間に向けて突出するように湾曲した部分を有する、
    薬剤拡散器用ホルダ。
  5. 請求項1〜請求項4の何れか一項に記載のホルダにおいて、
    前記本体が、
    該本体を所定の対象に取り付けるための取付部を更に有する、
    薬剤拡散器用ホルダ。
  6. 薬剤拡散器と、請求項1〜請求項5の何れか一項に記載の薬剤拡散器用ホルダと、を備えたホルダ付き薬剤拡散器。

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