JP2018088200A - 火災感知器 - Google Patents
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Description
煙感知器または熱煙複合型感知器には、外部から光が入らないようにするラビリンス構造の遮光壁(以下、単にラビリンスと称する)を周囲に有する暗箱内に、発光素子と受光素子を、互いの光軸をずらした状態で収納し、火災発生時に暗箱内に煙が流入すると、発光素子から照射された光が煙によって散乱され、その散乱光を受光素子が感知すると火災発生と判断して警報を発生するように構成されているものがある。
ところで、暗箱を備えた従来の煙感知器には、回路基板側にラビリンスを有する暗箱本体(光学台)が設けられ反対側にカバー(蓋)が設けられているもの(例えば特許文献1)と、回路基板側に暗箱基台(蓋)が設けられ反対側にラビリンスを有する暗箱ケースが設けられているもの(例えば特許文献2)とがある。
しかしながら、従来の煙感知器は、回路基板側にラビリンスを有する暗箱本体が設けられている特許文献1のタイプも、回路基板側に暗箱基台(蓋)が設けられ反対側にラビリンスを有する暗箱ケースが設けられている特許文献2のタイプも、暗箱本体(暗箱ケース)とカバー(蓋)とを結合する手段がないため、感知器を逆さにすると、カバー(蓋)が自重で落下してしまい、上述の煙感度試験を実施できないという課題がある。
本発明の他の目的は、暗箱の回路基板と反対側の蓋にラビリンスの一部を構成する遮光壁を設けた場合にも、蓋を回すことなく容易に暗箱本体(基台)から外すことができる火災感知器を提供することにある。
本体ケースと該本体ケースの上側を覆うカバー部材とからなる筐体の内部に、遮光壁からなるラビリンス構造を含む検煙領域および該検煙領域へ投光する発光素子と前記検煙領域で散乱された光を受光する受光素子を有する暗箱を備えた感知部と、該感知部からの信号に基づいて火災の発生を検出する電子回路が実装された回路基板と、が収納されてなる火災感知器において、
前記暗箱は、前記回路基板に結合される第1暗箱構成部材と、該第1暗箱構成部材と結合されて外部から前記ラビリンス構造の内側へ直接光が入らないようにする第2暗箱構成部材とを備え、
前記第1暗箱構成部材に、前記ラビリンス構造を構成する複数の遮光壁が設けられ、
前記複数の遮光壁のうち少なくとも1つの遮光壁の先端部に、外向きの爪を有する係止片が形成され、
前記第2暗箱構成部材の前記係止片が形成されている遮光壁に対応する部位に、前記係止片の先端の爪が係合可能な係合穴が形成され、
前記係止片の先端の爪と前記係合穴との係合により、前記第1暗箱構成部材と前記第2暗箱構成部材とが結合されるように構成したものである。
かかる構成によれば、先端に係止片が設けられている2つの遮光壁を2本の指で挟んで外側から内側へ押圧することによって、簡単に係止片の爪と係合穴との係合を外して、第1暗箱構成部材としての暗箱基台と第2暗箱構成部材としての暗箱ケースとを分離することができるため、暗箱内部の点検や部品の交換作業を短時間に行うことができる。
かかる構成によれば、先端に係止片が設けられている遮光壁を比較的小さな力で変形させて、第1暗箱構成部材としての暗箱基台と第2暗箱構成部材としての暗箱ケースとを分離することができる。
かかる構成によれば、係止片が設けられている遮光壁を薄くすることができるため、比較的小さな力で先端に係止片が設けられている遮光壁を変形させることができるとともに、リブによって遮光壁の強度が低下するのを回避し、耐久性を向上させることができる。
かかる構成によれば、第2暗箱構成部材(暗箱ケース)を第1暗箱構成部材(暗箱基台)に対して回転できるように構成あるいは設計することが難しいラビリンス構造を適用した場合にも、係止片の爪と係合穴との係脱で第1暗箱構成部材と第2暗箱構成部材とを結合したり分離したりすることができるため、設計が容易になる。また、第2暗箱構成部材(暗箱ケース)に発光素子および/または受光素子の周囲の少なくとも一部を覆う遮光壁を形成しているため、第1暗箱構成部材(暗箱基台)に発光素子および/または受光素子の周囲全体を覆う遮光壁を形成しておく必要がなくなるので、第1暗箱構成部材に対して第2暗箱構成部材を結合する前における第1暗箱構成部材への発光素子や受光素子の組付け作業を容易に行うことができる。
本実施形態の光電式火災感知器(以下、単に感知器と記す)10は、火災に伴い発生した煙を感知可能な感知器であり、建造物の天井面などに設置されて使用されるように構成されている。なお、以下の説明では、感知器10を建造物の天井面に設置した状態で上になる側を下側、下になる側を上側とする。
また、感知器10は、前記本体ケース11の収容凹部11A内に収容され固定される回路基板13と、ラビリンス構造の遮光壁41を有し前記回路基板13に搭載される暗箱基台14と、該暗箱基台14の縁部の内側に係合し載置される円筒状の防虫網15と、該防虫網15を挟んで前記暗箱基台14に係合し暗箱を形成する有底円筒状の暗箱カバー16とを備え、これらの構成部材が、上記筐体内に収納され本体ケース11と感知器カバー12とが結合されることで感知器が構成される。
一方、感知器カバー12には、その中央に、暗箱の上部が突出可能な円形状の開口部12Aが形成されるとともに、該開口部12Aより突出した暗箱カバー16の円板状の蓋部16cの縁部に係合されるヘッドカバー21が設けられ、該ヘッドカバー21と感知器カバー12の上壁との間に、上記開口部12Aに連通する開口が円周方向に沿って複数個形成され、該開口が外部の煙をケース内部に流入可能にする煙流入口22として機能するように構成されている。
また、上記の説明から、上記実施形態における係止片42a,42bと係合穴16dとの係合により暗箱カバー16と暗箱基台14とを一体化させる構成は、暗箱基台14にラビリンスが設けられていて、暗箱カバー16側にも発光素子19Aや受光素子19Bを囲む遮光壁16a,16bが設けられているものに適用すると、発光素子19Aと受光素子19Bを取り付ける作業が容易となり、有効な技術であることが分かる。
また、上記実施形態の火災感知器においては、係止片が形成されている遮光壁の側面に高さ方向に沿った凹部41dを形成し、該凹部の両側にそれぞれリブ41eを形成するようにしたものについて説明したが、遮光壁の側面に凹部を形成せずに、単に係止片が形成されている遮光壁の厚みを係止片が形成されていない遮光壁の厚みよりも薄くするように設計しても良い。
11 本体ケース
12 感知器カバー
13 回路基板
14 暗箱基台
14a 発光素子収納部
14b 受光素子収納部
16 暗箱カバー
16a 発光素子の遮光壁
16b 受光素子の遮光壁
16d 係止片の係合穴
19A 発光素子
19B 受光素子
41 遮光壁
42a,42b 係止片
Claims (5)
- 本体ケースと該本体ケースの上側を覆うカバー部材とからなる筐体の内部に、遮光壁からなるラビリンス構造を含む検煙領域および該検煙領域へ投光する発光素子と前記検煙領域で散乱された光を受光する受光素子を有する暗箱を備えた感知部と、該感知部からの信号に基づいて火災の発生を検出する電子回路が実装された回路基板と、が収納されてなる火災感知器において、
前記暗箱は、前記回路基板に結合される第1暗箱構成部材と、該第1暗箱構成部材と結合されて外部から前記ラビリンス構造の内側へ直接光が入らないようにする第2暗箱構成部材とを備え、
前記第1暗箱構成部材に、前記ラビリンス構造を構成する複数の遮光壁が設けられ、
前記複数の遮光壁のうち少なくとも1つの遮光壁の先端部に、外向きの爪を有する係止片が形成され、
前記第2暗箱構成部材の前記係止片が形成されている遮光壁に対応する部位に、前記係止片の先端の爪が係合可能な係合穴が形成され、
前記係止片の先端の爪と前記係合穴との係合により、前記第1暗箱構成部材と前記第2暗箱構成部材とが結合されるように構成されていることを特徴とする火災感知器。 - 前記複数の遮光壁のうち互いに対向する2つ遮光壁の先端部に、各々外向きの爪を有する係止片がそれぞれ形成されていることを特徴とする請求項1に記載の火災感知器。
- 前記係止片が形成されている遮光壁の厚みは、前記係止片が形成されていない遮光壁の厚みよりも薄くなるように設定されていることを特徴とする請求項1または2に記載の火災感知器。
- 前記係止片が形成されている遮光壁の側面に高さ方向に沿った凹部が形成され、該凹部の両側にそれぞれリブが形成され、前記凹部の形成箇所の壁の厚みは前記係止片が形成されていない遮光壁の厚みよりも薄くなるように設定されていることを特徴とする請求項1または2に記載の火災感知器。
- 前記発光素子および/または受光素子は前記ラビリンス構造を構成する前記複数の遮光壁の内側に配設され、前記第2暗箱構成部材には前記発光素子および/または受光素子の周囲の少なくとも一部を覆う遮光壁が形成されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の火災感知器。
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JPH09231484A (ja) * | 1996-02-28 | 1997-09-05 | Matsushita Electric Works Ltd | 光電式煙感知器 |
JP2004227446A (ja) * | 2003-01-27 | 2004-08-12 | Hochiki Corp | 煙感知器 |
CN202494631U (zh) * | 2012-03-31 | 2012-10-17 | 武汉发博科技有限公司 | 一种光纤烟雾传感器 |
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