JP2018087451A - 脱臭装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】飛沫等が内部に侵入することを防止又は抑制できる脱臭装置を提供すること。
【解決手段】脱臭装置として機能する局部洗浄装置3は、便器本体2が有する便鉢4の後部に設けられ、便鉢4に臨む開口部9を有するケース7と、風が吹き出される吹出口28を有し、吹出口28が開口部9からケース7の外側に臨む送風ダクト24と、開口部9を開閉し、開口部9を閉じた状態においてケース7との間に送風口38を形成するシャッター10と、を備え、シャッター10が開口部9を閉じた状態において送風口38から便鉢4内に向かう第1方向に風を導く一方で、シャッター10が開口部9を開いた状態において第1方向とは異なる方向に風を導く。
【選択図】図4A

Description

本発明は、大便器用の脱臭装置に関する。
従来、大便器用の脱臭装置では、上下に回動するシャッターの内側に、風を吹き出す吹出口が設けられている(例えば、特許文献1参照)。このような脱臭装置では、脱臭時に、シャッターを上方に回動させて下側から開く下開き状態にし、吹出口から吹き出される風を便鉢の内面に導く一方で、肛門の乾燥時に、シャッターを下方に回動させて上側から開く上開き状態にし、吹出口から吹き出される風を肛門に導く。
特開2015−206184号公報
このような脱臭装置では、シャッターの動作を減らすことで、飛沫等が内部に侵入することを防止又は抑制することが求められる。
本発明は上記に鑑みてなされたものであり、その目的は、飛沫等が内部に侵入することを防止又は抑制できる脱臭装置を提供することにある。
上記目的を達成するため本発明は、便器本体(例えば、後述する便器本体2)が有する便鉢(例えば、後述する便鉢4)の後部に設けられ、前記便鉢に臨む開口部(例えば、後述する開口部9)を有するケース(例えば、後述するケース7)と、風が吹き出される吹出口(例えば、後述する吹出口28)を有し、前記吹出口が前記開口部から前記ケースの外側に臨む送風ダクト(例えば、後述する送風ダクト24)と、前記開口部を開閉し、前記開口部を閉じた状態において前記開口部の縁との間に送風口(例えば、後述する送風口38)を形成するシャッター(例えば、後述するシャッター10)と、を備え、前記シャッターは、前記開口部を閉じた状態において前記送風口から前記便鉢内に向かう第1方向に前記風を導く一方で、前記開口部を開いた状態において前記第1方向とは異なる方向に前記風を導くことを特徴とする脱臭装置(局部洗浄装置3)を提供する。
前記第1方向は、前記便鉢の内面に沿う方向であることが好ましい。
前記ケースは、前記開口部の縁に沿って設けられ、前記シャッターが前記開口部を閉じた状態において前記送風口から前記第1方向に前記風を導くリブ(例えば、後述するリブ37)を有することが好ましい。
前記リブは、前記開口部の縁に沿って湾曲していることが好ましい。
前記リブの先端部は、前記開口部の下方に設けられ、前記便器本体の側面視で下方ほど前記便鉢の後方に傾斜していることが好ましい。
前記シャッターが前記開口部を閉じた状態において前記吹出口から前記送風口に前記風を導く遮蔽部(例えば、後述する遮蔽板36)を備えることが好ましい。
前記送風ダクト内に設けられた第1送風機(例えば、後述の第1送風機25)と、前記便鉢内の空気が吸い込まれる吸込口(例えば、後述の吸込口32)を有し、前記吸込口から吸い込んだ前記便鉢内の空気を脱臭して前記便鉢の外部に導く脱臭ダクト(例えば、後述の脱臭ダクト29)と、前記脱臭ダクト内に設けられた第2送風機(例えば、後述の第2送風機30)と、前記第1送風機及び前記第2送風機の駆動を制御する制御部(例えば、後述の制御基板16)と、をさらに備え、前記制御部は、前記シャッターが前記開口部を閉じた状態において前記第1送風機の出力よりも前記第2送風機の出力を大きくすることが好ましい。
本発明によれば、シャッターによって開閉される開口部を閉じた状態において、シャッターと開口部の縁との間に形成される送風口から、風を導くことができるため、飛沫等が内部に侵入することを防止又は抑制可能な脱臭装置を提供できる。
本発明の一実施形態に係る局部洗浄装置を備える大便器をその前方斜め上方から視た斜視図である。 便座、便蓋、及び局部洗浄装置のカバーを取り外し、シャッターを閉じた状態の上記実施形態に係る大便器の上面図である。 シャッターを取り外し、第2のシャッターを閉じた状態の開口部及びその周辺部分を示す正面図である。 シャッターを取り外し、第2のシャッターを開いた状態の開口部及びその周辺部分を示す正面図である。 閉じた状態のシャッター及びその周辺部分を示す正面図である。 閉じた状態のシャッター及びその周辺部分を示す側面図である。 図4Aにおける矢印IVC−IVCの方向に視たシャッター及びその周辺部分の断面図である。 下開き状態のシャッター及びその周辺部分の断面図である。 上開き状態のシャッター及びその周辺部分の断面図である。
以下、本発明の一実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、以下の説明において、便宜上、左右方向は便座に着座する大便器の利用者から見た左右方向を意味する。
まず、図1及び図2を用いて、大便器1について説明する。図1は、本発明の実施形態に係る局部洗浄装置3を備える大便器1をその前方斜め上方から視た斜視図である。図2は、便座5、便蓋6、及び局部洗浄装置3のカバー11を取り外し、シャッター10を閉じた状態の大便器1の上面図である。
図1及び図2に示す大便器1は、水洗式の大便器であり、便器本体2と、局部洗浄装置3と、等を備える。また、大便器1は、洗浄水を貯留するタンク100と、洗浄水を供給するポンプ、弁及び配管と、等を備えるが、これらの説明については省略する。
便器本体2は、汚物を受ける便鉢4と、この便鉢4の底部から下方に延びる排水管(図示省略)と、便鉢4に対して開閉する便座5及び便蓋6と、を含んで構成される。便鉢4の上部には、その周縁に沿って洗浄水の旋回流を生成するリム流水路(図示省略)と、その旋回流を排水管に向けて落し込む流れを生成する落し込み流路(図示省略)と、が形成されている。
局部洗浄装置3は、便鉢4の後部に設けられる。この局部洗浄装置3は、局部洗浄や温風乾燥等のための各種機能部品を収容するケース7を備える。ケース7は、便鉢4の上端周縁に設置されるベース8と、このベース8の前面中央に形成された横長の開口部9を開閉するシャッター10と、ベース8に組み付けられるカバー11と、を有する。シャッター10及びその周辺部分についての詳細は後述する。カバー11には、便座5及び便蓋6がそれぞれ回動可能に取り付けられている。
このような局部洗浄装置3は、洗浄水を吐出するノズルユニット12と、このノズルユニット12に温水を供給する温水供給ユニット13と、風を送り出す送風ユニット14と、汚物から発生する臭気を除去する脱臭ユニット15と、これら各ユニット12〜15の駆動を司る制御基板16と、この制御基板16及び各種機能部品に電力を供給する電源基板17と、等を備える。この局部洗浄装置3は、脱臭ユニット15を中心に、脱臭装置として機能する。
ノズルユニット12は、ベース8の中央に配置されている。このノズルユニット12は、肛門洗浄用の洗浄ノズル18と、この洗浄ノズル18を駆動させるノズル駆動機構19と、洗浄ノズル18と共に左右に並んでツインノズルを構成するビデ用の洗浄ノズル20と、この洗浄ノズル20を駆動させるノズル駆動機構21と、を有する。
左右一対の洗浄ノズル18,20は、互いに平行で前方に向かって下方に傾斜するように、ベース8に対して進退可能に支持される。これら洗浄ノズル18,20は、不使用時に、開口部9を閉じた状態のシャッター10の内側に収容されている。
肛門洗浄用の洗浄ノズル18は、ノズル駆動機構19によって斜め下方に進出することで、その先端が、シャッター10の内面の突起(図示省略)を介してシャッター10の内面下側を押すことになり、開口部9を閉じる方向に付勢されているシャッター10を、上方に回動させながら開いて開口部9の前方に突出する。この時、洗浄ノズル18に押し開かれたシャッター10は、開口部9を閉じる方向の付勢力に抗して、開口部9の下側から開く下開き状態になる(図5A参照)。
ビデ用の洗浄ノズル20は、ノズル駆動機構21によって斜め下方に進出することで、その先端が、シャッター10の内面の突起(図示省略)を介してシャッター10の内面上側を押すことになり、開口部9を閉じる方向に付勢されているシャッター10を、下方に回動させながら開いて開口部9の前方に突出する。この時、洗浄ノズル20に押し開かれたシャッター10は、開口部9を閉じる方向の付勢力に抗して、開口部9の上側から開く上開き状態になる(図5B参照)。
これら洗浄ノズル18,20は、それぞれ、下方に位置する先端部に、温水供給ユニット13によって供給された洗浄水を吐出する吐出孔22を有する。
温水供給ユニット13は、ベース8の右側に配置されている。この温水供給ユニット13は、個別の配管を介して各洗浄ノズル18,20に接続されており、設定温度に調温された温水を、洗浄水として各洗浄ノズル18,20へ供給する。
送風ユニット14は、ベース8の右側に配置されている。この送風ユニット14は、外気を開口部9に導く送風ダクト24と、この送風ダクト24内に設けられた第1送風機25と、送風ダクト24内における第1送風機25の下流側に設けられたヒーター26及びイオン発生装置27と、を備える。
送風ダクト24は、外気の取込口(図示省略)を上流端に有すると共に、開口部9からケース7の外側に臨む吹出口28を下流端に有する。この送風ダクト24は、第1送風機25の駆動によって、取込口から外気を取り込んで吹出口28から風を吹き出す。第1送風機25は、送風ダクト24内に、取込口から吹出口28への気流を発生させる。ヒーター26は、送風ダクト24に取り込まれた空気を温める。イオン発生装置27は、送風ダクト24に取り込まれた空気を電離させてプラスイオンとマイナスイオンを生じさせる。
このような送風ユニット14は、第1送風機25と共にヒーター26を駆動させることで、吹出口28から温風を吹き出す。また、送風ユニット14は、第1送風機25と共にイオン発生装置27を駆動させることで、吹出口28からプラスイオンとマイナスイオンを含む風を吹き出し、これらのイオンによって浮遊菌を不活化する。これにより、浮遊菌の繁殖を抑制し又は除菌する。
脱臭ユニット15は、ベース8の左側に配置されている。この脱臭ユニット15は、便鉢4内の空気を便鉢4の外部に導く脱臭ダクト29と、この脱臭ダクト29内に設けられた第2送風機30と、脱臭ダクト29内における第2送風機30の下流側に設けられた脱臭カートリッジ31と、を備える。
脱臭ダクト29は、ベース8の前方中央寄りに形成された吸込口32を上流端に有すると共に、ベース8の左側に形成された吹出口33を下流端に有する。その脱臭ダクト29は、第2送風機30の駆動によって、吸込口32から便鉢4内の空気を吸い込んで吹出口33から風を吹き出す。即ち、本実施形態の脱臭ユニット15は、非循環式(ワンパス式)の脱臭装置である。第2送風機30は、脱臭ダクト29内に、吸込口32から吹出口33への気流を発生させる。脱臭カートリッジ31は、脱臭用の触媒を内蔵しており、脱臭ダクト29に吸い込まれた空気を通過させることで、通過する空気に含まれる臭気を取り除く。
なお、吸込口32は、ベース8の底面に形成され、下方に向かって開口し、便鉢4内に臨んでいる。即ち、シャッター10の内部に吸込口が無く、ベース8の底面に吸込口が形成されているため、シャッター10を閉じた状態であっても、便鉢4内の空気(臭気)を吸込むことができるようになっている。
なお、本実施形態では、脱臭カートリッジ31として、活性炭等を触媒とする吸着型の脱臭剤を採用するが、光触媒のように紫外線等の光線を照射することによって物質を分解する機能を有する分解型のものを採用してもよい。
次に、図3A〜図5Bを用いて、シャッター10及びその周辺部分の構造について説明する。
ここで、図3Aは、シャッター10を取り外し、第2のシャッター34を閉じた状態の開口部9及びその周辺部分を示す正面図である。図3Bは、シャッター10を取り外し、第2のシャッター34を開いた状態の開口部9及びその周辺部分を示す正面図である。図4Aは、閉じた状態のシャッター10及びその周辺部分を示す正面図である。図4Bは、閉じた状態のシャッター10及びその周辺部分を示す側面図である。図4Cは、図4Aにおける矢印IVC−IVCの方向に視たシャッター10及びその周辺部分の断面図である。図5Aは、下開き状態のシャッター10及びその周辺部分の断面図である。図5Bは、上開き状態のシャッター10及びその周辺部分の断面図である。
上記各図に示すように、局部洗浄装置3は、シャッター10の内側において送風ダクト24の吹出口28を開閉する第2のシャッター34と、この第2のシャッター34の内面に設けられたリブ35と、吹出口28の縁に沿って設けられた遮蔽板36と、開口部9の縁に沿って設けられたリブ37と、を備える。
第2のシャッター34は、その上端が、吹出口28の縁に回動可能に支持されており、吹き出す風によって吹出口28を開く一方で、自重によって吹出口28を閉じる。この第2のシャッター34は、シャッター10が閉じた状態において送風口38から風を吹き出す際には、吹出口28を開く。
リブ35は、第2のシャッター34が開いた状態において、上方から便鉢4の左右の中心の方向に向けて斜め下方に延びるように、第2のシャッター34の内面に一体に構成されている。このリブ35は、第2のシャッター34が吹出口28を開いた状態において、吹出口28から吹き出される風を左右の中心の方向に導く。
遮蔽板36は、吹出口28の左側に、吹出口28の縁に沿って設けられている。この遮蔽板36は、シャッター10が開口部9を閉じた状態において、吹出口28から吹き出された風をシャッター10と開口部9の縁との間に形成される送風口38に導く遮蔽部として機能する。
この遮蔽板36は、シャッター10内、即ち開口部9の縁より内側において、送風口38とは反対側に風が流れるのを防止する。遮蔽部としては、この遮蔽板36に限定されず、その他の部材(例えば、シャッター10のアーム等)で構成されていてもよい。
リブ37は、開口部9の下方で且つ吹出口28の右側から下方にわたって、開口部9の縁に沿って湾曲するように設けられている。このリブ37は、シャッター10が開口部9を閉じた状態において、吹出口28から吹き出された風を、後述するようにシャッター10と開口部9の縁との間に生じる隙間によって形成される送風口38から、便鉢4の内面に沿うように便鉢4の内面右側から中央にかけて導入する。より詳しくは、便鉢4の内面右側では吹出口28と略同一の高さ位置に風が導入され、中央ではそれよりも下側に向けて風が導入される。即ち、便鉢4の内面右側から中央にいくにつれて、風が下側に向かって導入される。
また、図3A中に示すように、送風口38の左端、即ち開口部9の中央側にはリブ37が形成されていない領域NAが存在する。この領域NAからも、風が下方に向けて吹き出されて、便鉢4内に導入される。
また、図4Bに示すように、リブ37の先端部は、便器本体2の側面視で、下方ほど便鉢4の後方に傾斜している。即ち、吹出口28から吹き出された風は、図2中に矢印で示すように、上方から下方に向かって便鉢4の内面に沿うように旋回して流れ、便鉢4内の臭気が便鉢4の外に拡散するのを抑制可能な気流を構成する。
シャッター10が開口部9を閉じた状態において、開口部9の下方で且つ吹出口28の右側から下方にわたって、開口部9の縁との間に生じる隙間によって送風口38が形成される。送風口38は、正面視及び側面視いずれにおいても吹出口28が隠れるように形成される。より詳しくは、正面視において送風口38はシャッター10により隠蔽され、側面視において送風口38はリブ37により隠蔽される。また、送風口38の下側はリブ37により隠蔽される。これにより、送風口38から飛沫が侵入するのを抑制できる。
このシャッター10は、開口部9を閉じた状態において、リブ37と共に、吹出口28から吹き出された風を送風口38から便鉢4の内面に沿うように、便鉢4の内面右側から中央にかけて導く(図4参照)。また、シャッター10は、下開きの状態において、吹出口28から吹き出された風を便鉢4の内面下方に広がる方向に導く(図5A参照)と共に、上開きの状態において、吹出口28から吹き出された風を臀部に向かう方向に導く(図5B参照)。
次に、局部洗浄装置3の動作モードについて説明する。
局部洗浄装置3は、脱臭モード、お尻洗浄モード、ビデモード、温風乾燥モード、鉢内除菌モード等の各種動作モードで動作する。
脱臭モードは、便鉢4内を脱臭する動作モードである。脱臭モードにおいて局部洗浄装置3は、シャッター10を閉じた状態にしてから、送風ユニット14の第1送風機25を駆動させて、吹出口28から吹き出される風をシャッター10の送風口38から、便鉢4の内面右側から中央にかけて導くと共に、脱臭ユニット15の第2送風機30を駆動させて、吸込口32から便鉢4内の空気を吸い込み脱臭カートリッジ31で臭気を取り除く。即ち、送風口38から吹き出された風は、上方から下方に向かって便鉢4の内面に沿うように流れ、便鉢4内を旋回して脱臭ユニット15の吸込口32に吸い込まれる。これにより、便鉢4内から上方に向かって拡散する臭気を抑え込みながら、便鉢4内の臭気が脱臭される。なお、脱臭モードにおいて局部洗浄装置3は、送風ユニット14のヒーター26及びイオン発生装置27を駆動させない。
なお、この脱臭モードでは、第1送風機25の出力よりも第2送風機30の出力を大きくなるように制御する。従来、送風機が1つの循環式においては送風機の出力を大きくして便鉢内の気流を強くする必要があったところ、本実施形態のようなワンパス式であれば、第1送風機25の出力が小さい、即ち便鉢4内に流れる風を強くしなくても、第2送風機30の出力を大きくすることで効率良く便鉢4内の臭気が吸い込まれる。これにより、使用者が便鉢4内の風を認識し難くなる一方で、高い脱臭性能が確保されている。
お尻洗浄モードは、肛門を洗浄する動作モードである。お尻洗浄モードにおいて局部洗浄装置3は、肛門洗浄用の洗浄ノズル18を斜め下方に進出させることで、シャッター10を上方に回動させて下開き状態にする。その後、局部洗浄装置3は、温水供給ユニット13を駆動させて、洗浄ノズル18の吐出孔22から肛門に向けて洗浄水を吐出させると共に、脱臭ユニット15の第2送風機30を駆動させて、吸込口32から便鉢4内の空気を吸い込み脱臭カートリッジ31で臭気を取り除く。なお、お尻洗浄モードにおいて局部洗浄装置3は、送風ユニット14を駆動させない。
ビデモードは、女性の局部を洗浄する動作モードである。ビデモードにおいて局部洗浄装置3は、肛門洗浄用の洗浄ノズル18を斜め下方にわずかに進出させることで、シャッター10を上方にわずかに回動させてから、ビデ用の洗浄ノズル20を斜め下方に進出させることで、引き続きシャッター10を上方に回動させて下開き状態にする。その後、局部洗浄装置3は、温水供給ユニット13を駆動させて、洗浄ノズル20の吐出孔23から女性の局部に向けて洗浄水を吐出させると共に、脱臭ユニット15の第2送風機30を駆動させて、吸込口32から便鉢4内の空気を吸い込み脱臭カートリッジ31で臭気を取り除く。なお、ビデモードにおいて局部洗浄装置3は、送風ユニット14を駆動させない。
温風乾燥モードは、臀部を温風で乾燥させる動作モードである。温風乾燥モードにおいて局部洗浄装置3は、ビデ用の洗浄ノズル20を斜め下方に進出させることで、シャッター10を下方に回動させて上開き状態にする。その後、局部洗浄装置3は、送風ユニット14の第1送風機25及びヒーター26を駆動させて、吹出口28から吹き出される温風を臀部に向かう方向に導く。なお、温風乾燥モードにおいて局部洗浄装置3は、送風ユニット14のイオン発生装置27、及び脱臭ユニット15を駆動させない。
鉢内除菌モードは、便鉢4内を除菌する動作モードである。鉢内除菌モードにおいて局部洗浄装置3は、肛門洗浄用の洗浄ノズル18を斜め下方に進出させることで、シャッター10を上方に回動させて下開き状態にする。その後、局部洗浄装置3は、送風ユニット14の第1送風機25及びイオン発生装置27を駆動させて、吹出口28から吹き出されるプラスイオンとマイナスイオンを含む風を便鉢4の内面下方に広がる方向に導く。なお、鉢内除菌モードにおいて局部洗浄装置3は、送風ユニット14のヒーター26、及び脱臭ユニット15を駆動させない。
本実施形態によれば、以下の効果が奏される。
本実施形態に係る局部洗浄装置3は、便器本体2が有する便鉢4の後部に設けられ、便鉢4に望む開口部9を有するケース7と、風が吹き出される吹出口28を有し、吹出口28が開口部9からケース7の外側に臨む送風ダクト24と、開口部9を開閉し、開口部9を閉じた状態においてケース7との間に送風口38を形成するシャッター10と、を備え、シャッター10が開口部9を閉じた状態において送風口38から便鉢4の内面に沿う方向(第1方向)に風を導く一方で、シャッター10が開口部9を開いた状態において便鉢4の内面下方に広がる方向(第1方向とは異なる方向)又は臀部に向かう方向(第1方向とは異なる方向)に風を導く。
これにより、シャッター10によって開閉される開口部9を閉じた状態において、シャッター10と開口部9の縁との送風口38から風を導くことができるため、飛沫等が局部洗浄装置3の内部に侵入することを防止又は抑制できる。例えば、立小便のときでも開口部9を閉じたまま便鉢4内の臭気を脱臭できる。
また、本実施形態では、リブ37は、開口部9の下方で且つ吹出口28の右側から下方にわたって、開口部9の縁に沿って湾曲するように設けられる。これにより、シャッター10が開口部9を閉じた状態において、吹出口28から吹き出された直後の風を、便鉢4の内面に沿った流れとすることができる。即ち、吹き出された風は最初から便鉢4の内面に沿って湾曲した流れとなっているため、便鉢4の内面に衝突する際に生じる風の拡散を低減でき、効率良く便鉢4内を旋回して臭気を抑え込みながら、脱臭ユニットに導いて脱臭することができる。
また、本実施形態では、リブ37の先端部が、便器本体2の側面視で、下方ほど便鉢4の後方に傾斜している。これにより、吹出口28から吹き出された風は、上方から下方に向かって便鉢4の内面に沿うようになり、便鉢4内から上方に向かって拡散する臭気をより確実に抑え込みながら、便鉢4内の臭気を脱臭できる。
また、本実施形態では、シャッター10が開口部9を閉じた状態において、吹出口28から送風口38に風を導く遮蔽板36を備える。これにより、風を効率良く送風口38側に導くことができ、上述の効果がより確実に奏される。
また、本実施形態では、送風ダクト24内に設けられた第1送風機25と、便鉢4内の空気が吸い込まれる吸込口32を有し、吸込口32から吸い込んだ便鉢4内の空気を脱臭して便鉢4の外部に導く脱臭ダクト29と、脱臭ダクト29内に設けられた第2送風機30と、第1送風機25及び第2送風機30の駆動を制御する制御基板16と、をさらに備える。そして、制御基板16により、シャッター10が開口部9を閉じた状態において第1送風機25の出力よりも第2送風機30の出力を大きくする。
従来、送風機が1つの循環式においては送風機の出力を大きくして便鉢内の気流を強くする必要があったところ、本実施形態のようなワンパス式であれば、第1送風機25の出力が小さい、即ち便鉢4内に流れる風を強くしなくても、第2送風機30の出力を大きくすることで効率良く便鉢4内の臭気を吸い込むことができる。これにより、使用者が便鉢4内の風を認識し難くなる一方で、高い脱臭性能を確保することができる。
以上、本発明の局部洗浄装置3の好ましい実施形態について説明したが、本発明は、上述した実施形態に制限されるものではなく、適宜変更が可能である。
1 大便器
2 便器本体
3 局部洗浄装置(脱臭装置)
4 便鉢
5 便座
6 便蓋
7 ケース
8 ベース
9 開口部
10 シャッター
11 カバー
12 ノズルユニット
13 温水供給ユニット
14 送風ユニット
15 脱臭ユニット
16 制御基板(制御部)
17 電源基板
18,20 洗浄ノズル
19,21 ノズル駆動機構
22,23 吐出孔
24 送風ダクト
25 第1送風機
26 ヒーター
27 イオン発生装置
28 吹出口
29 脱臭ダクト
30 第2送風機
31 脱臭カートリッジ
32 吸込口
33 吹出口
34 第2のシャッター
35 リブ
36 遮蔽板(遮蔽部)
37 リブ
38 送風口
100 タンク

Claims (7)

  1. 便器本体が有する便鉢の後部に設けられ、前記便鉢に臨む開口部を有するケースと、
    風が吹き出される吹出口を有し、前記吹出口が前記開口部から前記ケースの外側に臨む送風ダクトと、
    前記開口部を開閉し、前記開口部を閉じた状態において前記開口部の縁との間に送風口を形成するシャッターと、を備え、
    前記シャッターが前記開口部を閉じた状態において前記送風口から前記便鉢内に向かう第1方向に前記風を導く一方で、前記シャッターが前記開口部を開いた状態において前記第1方向とは異なる方向に前記風を導く脱臭装置。
  2. 前記第1方向は、前記便鉢の内面に沿う方向である請求項1に記載の脱臭装置。
  3. 前記ケースは、前記開口部の縁に沿って設けられ、前記シャッターが前記開口部を閉じた状態において前記送風口から前記第1方向に前記風を導くリブを有する請求項1又は2に記載の脱臭装置。
  4. 前記リブは、前記開口部の縁に沿って湾曲している請求項3に記載の脱臭装置。
  5. 前記リブの先端部は、前記開口部の下方に設けられ、前記便器本体の側面視で下方ほど前記便鉢の後方に傾斜している請求項3又は4に記載の脱臭装置。
  6. 前記シャッターが前記開口部を閉じた状態において前記吹出口から前記送風口に前記風を導く遮蔽部を備える請求項1〜5のいずれかに記載の脱臭装置。
  7. 前記送風ダクト内に設けられた第1送風機と、
    前記便鉢内の空気が吸い込まれる吸込口を有し、前記吸込口から吸い込んだ前記便鉢内の空気を脱臭して前記便鉢の外部に導く脱臭ダクトと、
    前記脱臭ダクト内に設けられた第2送風機と、
    前記第1送風機及び前記第2送風機の駆動を制御する制御部と、をさらに備え、
    前記制御部は、前記シャッターが前記開口部を閉じた状態において前記第1送風機の出力よりも前記第2送風機の出力を大きくする請求項1〜6のいずれかに記載の脱臭装置。

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