JP2018086782A - 樹脂成形品吸引用のバキュームノズル及びこれを具えた樹脂成形品移載機 - Google Patents

樹脂成形品吸引用のバキュームノズル及びこれを具えた樹脂成形品移載機 Download PDF

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洋平 仲川
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洋平 仲川
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Takaharu Aizawa
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Abstract

【課題】 本発明は、樹脂成形品(プリフォーム)を取出機から確実に取り出すことのできる樹脂成形品吸引用のバキュームノズル及びこれを具えた樹脂成形品移載機を提供する。【解決手段】本発明の樹脂成形品吸引用のバキュームノズル30は、先端が開口した口部91を有する樹脂成形品(プリフォーム)90を吸引するバキュームノズルであって、吸引ポンプに接続され、前記樹脂成形品の前記口部に挿入可能な筒部42と、前記筒部の基端に突設されたフランジ41と、前記フランジから前記樹脂成形品の挿入方向に向けて突出し前記口部の外径よりも内径が大きい環状のカバー部42と、を有するノズル部40を具える。【選択図】 図6

Description

本発明は、樹脂成形品を射出成型機から取出機等により取り出された樹脂成形品を受け取り、下流側装置に移送する樹脂成形品移載機に用いられる樹脂成形品吸引用のバキュームノズル及びこれを具えた樹脂成形品移載機に関するものである。
所謂ペットボトルの如き合成樹脂製ボトルの製法として、コールドパリソン法が知られている。コールドパリソン法では、ボトルのブロー成型用素材の樹脂成形品であるプリフォームを射出成型する工程と、そのブロー成型工程とを分離した別工程で行なう製法である。プリフォームは、射出成型機にて成型された後、金型から冷却機能を有するプリフォーム取出機(所謂ロボットチューブ)によって一時的に保持される。そして、プリフォームは、プリフォーム取出機からプリフォーム移載機を中継してプリフォーム搬送機に移送される(たとえば、特許文献1参照)。
プリフォーム移載機には、プリフォーム取出機により取り出されたプリフォームを、バキューム吸引によって吸着するバキュームノズルが配備される。バキュームノズルは、プリフォーム取出機に接近可能な移載台に複数並べて取り付けられており、バキュームノズルの先端をプリフォームの開口に嵌めてバキューム吸引を行なうことで、プリフォームがバキュームノズルに吸着される。そして、移載台をプリフォーム搬送機まで移動させた後、バキュームノズルを下向きにしてバキューム吸引を解くことでプリフォームはプリフォーム搬送機に移送される。
バキュームノズルは、吸引ポンプに接続される筒部と筒部の基端にフランジを形成したノズル部を具える。そして、バキューム吸引の際には、筒部をプリフォームの開口に侵入させて、フランジをプリフォームの口部に当接させることで、プリフォーム内が減圧され、バキュームノズルにプリフォームが吸着される。
特開2013−151125号公報
バキュームノズルは、移載台に固定されているから、移載台を取出機等に接近させてプリフォームを吸い付ける際に、フランジとプリフォームの口部との間に隙間があると、この隙間から外気が侵入し、プリフォーム内が減圧されず、プリフォームを上手く吸い付けることができないことがある。
とくに、移載台には、複数のバキュームノズルが配置されており、一度に複数のプリフォームを吸い付ける必要がある。しかしながら、個々のプリフォームに対してバキュームノズルの侵入長さを調整することはできないから、バキュームノズルの侵入長さが短いと、プリフォームの口部とフランジとの間に隙間ができて上手く吸い付けることができなかったり、途中で落下してしまうなどの移載不良が生じてしまうことがある。
また、バキュームノズルの侵入長さが長くなると、フランジがプリフォームの口部と衝突し、プリフォームやバキュームノズルが破損してしまうこともある。
本発明の目的は、プリフォームを取出機から確実に取り出すことのできる樹脂成形品吸引用のバキュームノズル及びこれを具えた樹脂成形品移載機を提供することである。
上記課題を解決するために、本発明の樹脂成形品吸引用のバキュームノズルは、
先端が開口した口部を有する樹脂成形品を吸引するバキュームノズルであって、
吸引ポンプに接続され、前記樹脂成形品の前記口部に挿入可能な筒部と、
前記筒部の基端に突設されたフランジと、
前記フランジから前記樹脂成形品の挿入方向に向けて突出し前記口部の外径よりも内径が大きい環状のカバー部と、
を有するノズル部を具える。
上記バキュームノズルは、
前記樹脂成形品は、前記口部から後退した位置に外向きに突設されたネックリング部を有し、
前記カバー部は、前記フランジからの突出長さが、前記口部の先端からネックリング部までの長さよりも短い構成とすることが望ましい。
上記バキュームノズルは、
前記吸引ポンプに接続された管部を具え、
前記ノズル部は、前記管部に摺動可能に嵌まる構成とすることが好適である。
そして、前記管部から前記ノズル部の先端が突出する方向に付勢する付勢手段を具えることが望ましい。
また、本発明の樹脂成形品移載機は、
上記樹脂成形品吸引用のバキュームノズルが複数配設された移載台と、
複数の前記バキュームノズルに配管によって連繋される吸引ポンプと、
を具える。
本発明の樹脂成形品吸引用のバキュームノズルは、ノズル部にカバー部を具える。吸引ポンプを作動させつつノズル部をプリフォームの如き樹脂成形品に接近させると、筒部からの吸引により、樹脂成形品の口部が、筒部とカバー部との間に形成された吸引空間に侵入する。カバー部は、口部よりも外周側に設けられているから、カバー部が外気の吸引を抑え、樹脂成形品内の空気が優先的に吸引される。これにより、バキュームノズルによる樹脂成形品の吸引効率及び吸引力を高めることができ、移載不良を抑制できる。
また、カバー部によって外気の吸引が抑えられるから、樹脂成形品は、カバー部がない場合に比べて、早い段階で樹脂成形品取出機から離れてノズル部に吸い付けられて、高い負圧状態に達することができる。従って、移載サイクルの短縮を図ることができる。
また、樹脂成形品を管部に対して摺動可能に形成することで、ノズル部は、管部に対して摺動可能となるよう遊びを有することになる。そして、想定上樹脂成形品の口部が最も低い位置となる樹脂成形品に合わせて移載台を接近させることで、ノズル部の摺動範囲内で確実にフランジが樹脂成形品の口部と当接する。これにより、フランジが樹脂成形品の口部に当たった後、さらにノズル部が押し込まれても、ノズル部は筒部に対して摺動可能に設けられているから、フランジが樹脂成形品の口部に押されて後退し、ノズル部と樹脂成形品が衝突することによる樹脂成形品やバキュームノズルの破損を抑制できる。
とくに、複数の樹脂成形品を樹脂成形品移載機の移載台に配置した場合に、ノズル部の高さを個々に調整する必要なく吸引を行なうことができるから、搬送能力を可及的に高めることができると共に、移載不良を抑えることができ、移載不良による機械停止等を減少させることができる。
図1は、本発明に係るバキュームノズルを搭載した樹脂成形品(プリフォーム)の移載搬送装置の側面図である。 図2は、バキュームノズルの側面図である。 図3は、バキュームノズルの縦断面図である。 図4は、バキュームノズルの底面図である。 図5は、バキュームノズルの平面図である。 図6は、バキュームノズルに樹脂成形品(プリフォーム)が差し込まれる過程を示す説明図である。 図7は、図6に続く過程を示す説明図であって、バキュームノズルに樹脂成形品(プリフォーム)が吸着された状態を示す説明図である。 図8は、ノズル部が樹脂成形品(プリフォーム)に当接し、管部に対して後退する状態を示す説明図である。
本発明の樹脂成形品搬送用のバキュームノズル30について、図面に沿って説明を行なう。以下では、樹脂成形品としてボトルのブロー成型用素材であるプリフォームを例示する。
図1は、プリフォームの移載搬送装置10の一実施形態を示す側面図である。移載搬送装置10は、射出成型機(図示せず)で射出成型され、プリフォーム取出機(図1のプリフォーム移載機20の左側に配置されており、その一部を図6等に符号80で示す)により取出されたプリフォーム90を、プリフォーム移載機20によって受け取って、プリフォーム搬送機12に搬送し、下流側のスラットコンベア14に送り出す装置である。プリフォーム搬送機12は、金型配列のままに一列に並んだプリフォーム90どうしの間隔を一方側へ詰めて、スラットコンベア14に送出する。なお、移載搬送装置10の構成、構造等は、図示の実施形態に限定されないことは勿論である。
移載機20は、その一実施形態を図1に示すように、水平に設置されたレール21上を移動する本体部22と、本体部22の先端の水平軸23に対して回動自在に設けられた腕部24と、腕部24の先端に取付けられた移載台25を具える。移載台25には、プリフォーム90を取出機からバキューム吸引するバキュームノズル30,30が複数並べて配置される。各バキュームノズル30,30は、図示省略する吸引ポンプに連繋される。移載機20の動作については、後述する。
移載されるプリフォーム90は、図6にその一部形状を示すように、先端が開口した口部91と、口部91よりも後退した位置に外向きに突設されたネックリング部92を有する。口部91の周面には図示しないがネジが刻設されている。
本実施形態におけるバキュームノズル30は、図2乃至図5に示すように、プリフォームに嵌まるノズル部40と、吸引ポンプに連通する管部50を具え、ノズル部40は、管部50に対して摺動可能となっている。本実施形態では、ノズル部40は、付勢手段70によって管部50の先端側に付勢されており、管部50に沿ってスライド可能としている。なお、バキュームノズル30は、ノズル部40を管部50に摺動不能とした固定状態で配置することもできるし、ノズル部40と管部50を一体に形成することもできる。
ノズル部40は、基端にフランジ41が突設されており、その中央に筒部42が突設されている。また、図2乃至図5に示すように、フランジ41から環状のカバー部47が突設されている。そして、筒部42、フランジ41及びカバー部47で囲まれる吸引空間49にプリフォーム90の口部91を吸引、保持可能となっている。
筒部42は、プリフォーム90の開口を形成する口部91が容易に嵌まるように外径が口部91の内径よりも小さく形成されている。筒部42の先端は、プリフォーム90に容易に挿入できるようにテーパー状に縮径させることができる。筒部42は、フランジ41よりも長く形成され、後述するプリフォーム90の吸引の際に、フランジ41よりも先に口部91からプリフォーム90に侵入するようにしている。
筒部42の内部には、管部50が挿通する貫通孔43が形成されている。貫通孔43は、管部50に摺接する挿通部44と、挿通部44の先端側に拡径した段部状の抜止め当接部45を有し、抜止め当接部45には、後述する管部50の抜止め51が係合する。また、挿通部44の基端も拡径しており、付勢手段70の一端を押さえるノズル部側受部46となっている。
カバー部47は、フランジ41の周縁から筒部42の突出方向に突設されている。カバー部47の内径は、プリフォーム90の口部91が筒部42とカバー部47の間に侵入できるよう、口部91の外径よりも大きく形成している。また、カバー部47の先端は、口部91を上手く吸引空間49に誘導できるよう、内面側にテーパーが形成されている。なお、後述する図7に示すように、カバー部47のフランジからの突出長さL1は、プリフォーム90の口部91の先端からネックリング部92までの長さL2以下の長さ、望ましくは、L1<L2とし、吸引空間49にプリフォーム90が侵入したときに、カバー部47の先端がネックリング部49と接触しないようにすることが望ましい。これは、ネックリング部49がカバー部47によって破損されることを防止するためである。
上記構成のノズル部40は、管部50に装着される。管部50は、先端がノズル部40の貫通孔43に挿通される管状体である。そして、管部50は、基台となる取付部60に取り付けられており、管部50の先端には外周に向けて突設された抜止め51が形成されている。
そして、管部50は、取付部60によって移載台25に装着される。取付部60には、内部にネジが刻設された取付孔61が開設されており、基端側には、取付孔61を囲むように環状の張出部62が形成されている。
取付孔61には、管部50のネジ52が螺合し、ネジ52の先端が、取付孔61を貫通して取付部60の基端側の張出部62内まで突出する。この状態で、突出した管部50のネジ52にナット66を螺合することで、管部50は取付部60に固定することができる。
取付孔61は、先端側が拡径しており、付勢手段70を装着可能な取付部側受部64となっている。また、張出部62の外周にはネジ63が刻設されている。張出部62のネジ63は、移載台25への取付用である。
本実施形態では、管部50には、上記したノズル部側受部46と取付部側受部64との間に、付勢手段70を嵌めている。付勢手段70は、ノズル部40を管部50の先端側に突出するよう付勢する。たとえば、付勢手段70は、図2等に示すコイルバネであって、管部50の外周に嵌まり、コイルバネのノズル部側受部46と取付部側受部64に端部が当接する構成とすることができる。
上記構成の各部材について、バキュームノズル30の組立てについて説明する。まず、管部50にノズル部40を嵌める。ノズル部40は、貫通孔43に管部50を基端側から挿通することで管部50に装着される。装着されたノズル部40は、抜止め当接部45が抜止め51に当接するため、管部50の先端から外れてしまうことはない。続いて、管部50に付勢手段70を嵌める。そして、これらの装着された管部50について、ネジ52を取付部60の取付孔61に螺合する。
次に、管部50のネジ52の先端を張出部62から突出させた後、張出部62に突出したネジ52にナット66を嵌めることで、管部50は取付部60に取り付けられる。これにより、図2及び図3に示すバキュームノズル30を組み立てることができる。
組み立てられたバキュームノズル30は、ノズル部40が、管部50に摺動可能且つ付勢手段70によって管部50の先端側に付勢された状態で嵌った構成となる。バキュームノズル30は、移載台25に列状に形成されたネジ孔に夫々螺合することで、移載台25に取り付けられる。これにより、ノズル部40は、無負荷の状態では、抜止め当接部45が管部50の抜止め51と当接するよう管部50の先端側に向けて突出する。一方、ノズル部40が付勢手段70の付勢力に抗して管部50の基端側に押し付けられると、付勢手段70が縮んで、ノズル部40は管部50の基端側に後退する遊びL3(図3参照)を有する。ノズル部40の後退限界(遊びL3)は、本実施形態では、図3に示すように、ノズル部40の基端が、取付部60に当接するまでの距離である。
上記構成のバキュームノズル30は、図1に示す移載台25に、張出部62のネジ63を螺合することで取り付けられ、各々のバキュームノズル30は、管部50と吸引ポンプが配管によって接続される。
そして、射出成型機で射出成型され、取出機80(図6等)に装着されたプリフォーム90に対して、移載機20を接近させる。具体的には、図1に示すように、腕部24を水平軸23に対して回転させて、移載台25をバキュームノズル30が水平となるように立ち上げる。そして、レール21上で本体部22を図1中左方向に移動させて、図6(a)に示すように、ノズル部40をプリフォーム90の口部91に接近させて、吸引を行なう。
以下の説明では、まず、バキュームノズル30について、ノズル部40のカバー部47による吸引効果について説明する。
吸引ポンプを作動させて、管部50から真空吸引を行ないつつ、図6(a)から図6(b)に示すように、バキュームノズル30をプリフォーム90に接近させると、まず、筒部42がプリフォーム90の口部91に侵入し、続いて口部91は、先端が吸引空間49に侵入する。カバー部47の先端側内面にテーパーを形成しておくことで、よりスムーズに口部91は吸引空間49に誘導される。
筒部42が口部91に侵入すると、管部50による空気が吸引によりプリフォーム90内は負圧となる。このとき、管部50から外気も共に吸引されるが、本発明では、ノズル部40の周縁にカバー部47を形成しているから、口部91が吸引空間49に侵入すると、吸引される空気流A(図6(b))は蛇行する。すなわち、カバー部47が流入する外気の抵抗となって、吸引空間49に侵入する外気は減少する。従って、効率よくプリフォーム90内から空気を吸引することができる。
上記のように、ノズル部40にカバー部47を設けたことで、吸引空間49への外気の流入を抑え、すぐれた吸引効率によりプリフォーム90内を減圧できるから、プリフォーム90を素早くノズル部40に吸着させることができ、移載サイクルの短縮を達成できる。
プリフォーム90は、口部91が吸引空間49に侵入して上記のように吸引が行なわれることで、図6(b)に示すように、取出機80から浮き上がり、ノズル部40に接近する。なお、取出機80にプリフォーム90を押し出す圧縮空気を供給しておくこともでき、これにより、プリフォーム90をさらに容易に取出機80から浮き上がらせることができる。
プリフォーム90がノズル部40に向けて接近すると同時に、バキュームノズル30も取出機80側に接近させているから、図7に示すようにフランジ41とプリフォーム90の口部91が当接し、プリフォーム90とノズル部40との間の空気漏れが減少する。そして、さらなる吸引によってプリフォーム90内が真空に近づき、その負圧効果によってプリフォーム90がノズル部40に密着する。
この状態で、移載台25を図1中矢印で示すように移動させて取出機から離しつつ、腕部24を回転させて、搬送機12の真上まで移載台25を移動させた後、吸引ポンプによる吸引を解除する。これにより、プリフォーム90はノズル部40から落下し、プリフォーム90を搬送機12まで搬送させることができる。その後、搬送機12でプリフォーム90の間隔を調整し、スラットコンベア14に送り出せばよい。
なお、図7の状態から、バキュームノズル30を取出機80に接近させると、取出機80とノズル部42との間でプリフォーム90が挟まれて、プリフォーム90やバキュームノズル30が破損してしまう虞がある。
そこで、本発明では、ノズル部40を管部50に対して摺動可能に配置している。すなわち、図8(a)に示すようにバキュームノズル30が取出機80側に接近し、ノズル部40と取出機80にプリフォーム90が挟まれた状態から、さらにバキュームノズル30が図8(b)中矢印Bで示すように前進した場合であっても、ノズル部40は、プリフォーム90の口部91にフランジ41が押されることで付勢手段70が縮んで、矢印Cで示すようにノズル部40が管部50の基端側に後退する。このため、フランジ41とプリフォーム90が当接したときに、フランジ41やプリフォーム90に過大な力が作用しないから、プリフォーム90やバキュームノズル30の破損を防止できる。
ノズル部40の後退長さは、最大でノズル部40が管部50に対してスライドする遊びL3(図3参照)であるため、この遊びL3を最大とする分だけノズル部40を後退させることができる。
ノズル部40を管部30に摺動可能としたことで、遊びL3の分だけノズル部40をプリフォーム90側に押し付けることができるから、バキュームノズル30を、プリフォーム90を受け取る際に、想定上プリフォーム90の口部91が最も低い位置となる位置まで取出機に接近させることができ、その制御や速度に自由度が増し、バキュームノズル30の移行速度を高めることができる。これにより、カバー部47の吸引効果に加えて移載サイクルの短縮化を達成できる。また、複数配列されたプリフォーム90について、口部91の高さが揃っていなくても確実にプリフォーム90とフランジ41とを当接させることができるから、移載不良も抑制できる。
上記実施形態は、本発明を説明するためのものであって、特許請求の範囲に記載の発明を限定し、或は範囲を減縮するように解すべきものではない。又、本発明の各部構成は上記一実施形態に限らず、特許請求の範囲に記載の技術的範囲内で種々の変形が可能であることは勿論である。
たとえば、ノズル部40、管部50、取付部60等の形状や、バキュームノズル30の移載台25への取付方法、取付構造等は、上記実施形態に限定されるものではない。また、上記実施形態では、樹脂成形品としてプリフォーム90を例示しているが、同様の構造のものであればプリフォームに限定されるものではない。
また、上記では、ノズル部40を管部50に対して摺動可能としているが、ノズル部40は管部50に固定又は一体に形成してもよい。また、摺動可能とする場合であっても、バキュームノズル30が、プリフォーム90を吸引する際に、ノズル部40の先端が下向きとなるように使用される場合には、付勢手段70を省略することも可能である。
10 樹脂成形品(プリフォーム)移載搬送装置
20 樹脂成形品(プリフォーム)移載機
25 移載台
30 バキュームノズル
40 ノズル部
41 フランジ
42 カバー部
50 管部
70 付勢手段
90 樹脂成形品(プリフォーム)
91 口部

Claims (5)

  1. 先端が開口した口部を有する樹脂成形品を吸引するバキュームノズルであって、
    吸引ポンプに接続され、前記樹脂成形品の前記口部に挿入可能な筒部と、
    前記筒部の基端に突設されたフランジと、
    前記フランジから前記樹脂成形品の挿入方向に向けて突出し前記口部の外径よりも内径が大きい環状のカバー部と、
    を有するノズル部を具える、
    樹脂成形品吸引用のバキュームノズル。
  2. 前記樹脂成形品は、前記口部から後退した位置に外向きに突設されたネックリング部を有し、
    前記カバー部は、前記フランジからの突出長さが、前記口部の先端からネックリング部までの長さよりも短い、
    請求項1に記載の樹脂成形品吸引用のバキュームノズル。
  3. 前記吸引ポンプに接続された管部を具え、
    前記ノズル部は、前記管部に摺動可能に嵌まる、
    請求項1又は請求項2に記載の樹脂成形品吸引用のバキュームノズル。
  4. 前記管部から前記ノズル部の先端が突出する方向に付勢する付勢手段を具える、
    請求項3に記載の樹脂成形品吸引用のバキュームノズル。
  5. 請求項1乃至請求項4の何れかに記載の樹脂成形品吸引用のバキュームノズルが複数配設された移載台と、
    複数の前記バキュームノズルに配管によって連繋される吸引ポンプと、
    を具える樹脂成形品移載機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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TWI711071B (zh) * 2019-02-18 2020-11-21 啟端光電股份有限公司 真空轉移裝置及其形成方法

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