JP2018085027A - 画像形成装置の各機能を動作させるためのドライバの更新方法、およびプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】OSの再起動を行なわずに画像形成装置の機能を動作させるドライバを更新する方法を提供する。【解決手段】画像形成装置の各機能を動作させるためのドライバの更新方法は、ドライバを更新するための第1のドライバ構成ファイルを取得するステップ(S1250)と、第1のドライバ構成ファイルに基づいて、UIのための第1のUI用ファイルを生成するステップと、インストール時にOSによって生成されたレジストリを参照するステップ(S1260)と、レジストリの参照結果と、第1のドライバ構成ファイルとに基づいて、インストール時に用いられた第2のドライバ構成ファイルを更新するステップ(S1270)と、レジストリの参照結果と、第1のUI用ファイルとに基づいて、第2のドライバ構成ファイルからOSによって生成された第2のUI用ファイルを更新するステップ(S1280)とを備える。【選択図】図12
Description
この開示は、画像形成装置の各機能を動作させるためのドライバを更新する技術に関する。
近年、プリンタ機能、スキャナ機能、FAX(facsimile)機能、コピー機能などの複数の機能を有する画像形成装置が用いられている。このような画像形成装置の中には、情報処理端末と通信可能に構成され、情報処理端末からの指令に従い動作するものもある。
一般的に、情報処理端末が画像形成装置を動作させる場合には、スキャナドライバ、FAXドライバ、プリンタドライバといった、画像形成装置の各機能を動作させるためのドライバを情報処理端末にインストールする必要がある。
また、画像形成装置に新たな機能を追加する場合や、画像形成装置の不具合を修正する目的で、上記のドライバがアップデートされることがある。この場合、情報処理端末にインストールされたドライバは更新される必要がある。このドライバを更新するために、様々な技術が提案されている(特許文献1〜4)。
例えば、特許文献2は、「バージョン、対応機種、対応OSなどを特定するためのドライバ情報を取得するドライバ情報取得部と、ローカルサーバーからドライバ情報ファイルを取得するドライバ情報ファイル取得部と、取得したドライバ情報ファイルの記述に、ドライバ情報の記述を追記することにより、新たなドライバ情報ファイルを生成するドライバ情報ファイル生成部とを備え」るドライバ更新システムを開示している(「要約」参照)。
情報処理端末におけるドライバの更新は、一般的に外部サーバや、画像形成装置からインストーラをダウンロードし、当該インストーラにより実現される。しかしながら、このようなオペレーティングシステム(OS:Operating System)のドライバインストールシステムを利用したインストーラは、印刷スプーラ等の機能の停止、印刷ポートの再作成などを伴うため、OS(情報処理端末)の再起動処理を要する。ユーザは、OSを再起動している間、情報処理端末を利用出来ない。そのため、再起動を伴うことなく、情報処理端末にインストールされたドライバを更新する技術が必要とされている。
また、一般的に、ドライバの更新は、OSにおける管理者権限を有するユーザのみが実行可能であって、管理者権限を有さないユーザは、ドライバの更新を行なうことが難しい。そのため、管理者権限を有さないユーザも、容易にドライバの更新を行なうことができる技術が必要とされている。
本開示は、上記のような問題を解決するためになされたものであって、ある局面における目的は、OSの再起動を行なわずに画像形成装置の機能を動作させるドライバを更新する方法を提供することである。他の局面における目的は、管理者権限を有さないユーザであっても、容易に画像形成装置の機能を動作させるドライバを更新する方法を提供することである。
ある実施形態に従うと、コンピュータが、コンピュータにインストールされた、コンピュータと通信可能な画像形成装置の各機能を動作させるためのドライバを更新するための方法が提供される。この方法は、ドライバを更新するための第1のドライバ構成ファイルを取得するステップと、第1のドライバ構成ファイルに基づいて、画像形成装置の機能に関するユーザインターフェイスのための第1のユーザインターフェイス用ファイルを生成するステップと、インストール時にオペレーティングシステムによって生成されたレジストリを参照するステップと、レジストリの参照結果と、第1のドライバ構成ファイルとに基づいて、インストール時に用いられた第2のドライバ構成ファイルを更新するステップと、レジストリの参照結果と、第1のユーザインターフェイス用ファイルとに基づいて、第2のドライバ構成ファイルからオペレーティングシステムによって生成された第2のユーザインターフェイス用ファイルを更新するステップとを備える。
好ましくは、上記の方法は、上記に記載の更新方法を管理者権限により実行するタイミングを規定するステップをさらに備える。
さらに好ましくは、タイミングは、コンピュータにインストールされたオペレーティングシステムへのログイン時を含む。
他の局面に従うと、コンピュータが、コンピュータにインストールされた、コンピュータと通信可能な画像形成装置の各機能を動作させるためのドライバを更新するための方法が提供される。この方法は、インストールにより管理者権限を必要とする第1記憶部に格納された第1のドライバ構成ファイルを管理者権限を必要としない第2記憶部に移動するステップと、インストールにより管理者権限を必要とする第3記憶部に格納された第1のユーザインターフェイス用ファイルを管理者権限を必要としない第4記憶部に移動するステップと、第1記憶部に、第1のドライバ構成ファイルを指し示す第1のリンクを生成するステップと、第3記憶部に、第1のユーザインターフェイス用ファイルを指し示す第2のリンクを生成するステップと、ドライバを更新するための第2のドライバ構成ファイルを取得するステップと、第2のドライバ構成ファイルに基づいて、画像形成装置の各機能に関するユーザインターフェイスのための第2のユーザインターフェイス用ファイルを生成するステップと、第2記憶部に格納された第1のドライバ構成ファイルを、第2のドライバ構成ファイルに基づいて更新するステップと、第4記憶部に格納された第1のユーザインターフェイス用ファイルを、第2のユーザインターフェイス用ファイルに基づいて更新するステップとを備える。
好ましくは、上記の方法は、第2のユーザインターフェイス用ファイルに基づいて更新された第1のユーザインターフェイス用ファイルを、第2のリンクに基づいて特定するステップと、特定された更新後の第1のユーザインターフェイス用ファイルに基づいて、画像形成装置の機能に関するユーザインターフェイスを生成するステップとをさらに備える。
さらに好ましくは、第2記憶部および第4記憶部は、コンピュータが通信可能なサーバに配置される。
さらに他の局面に従うと、上記に記載の方法をコンピュータに実現させるためのプログラムが提供される。
ある実施形態に従う画像形成装置の機能を動作させるドライバの更新方法は、OSを再起動することなく情報処理端末にインストールされたドライバを更新することができる。
開示された技術的特徴の上記および他の目的、特徴、局面および利点は、添付の図面と関連して理解されるこの発明に関する次の詳細な説明から明らかとなるであろう。
以下、この技術的思想の実施形態について図面を参照しながら詳細に説明する。以下の説明では、同一の部品には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同じである。したがって、それらについての詳細な説明は繰り返さない。なお、以下で説明される各実施の形態および各変形例は、適宜選択的に組み合わされてもよい。
[実施形態1]
(印刷システム1)
図1は、印刷システム1の構成例について説明する図である。印刷システム1は、画像形成装置100と、コンピュータとしての情報処理端末200A,200Bと、サーバ300とを有する。以下、情報処理端末200A,200Bを総称して「情報処理端末200」とも言う。印刷システム1に含まれる各デバイスは、互いにインターネットやLAN(Local Area Network)などのネットワークを介して通信可能に構成される。
(印刷システム1)
図1は、印刷システム1の構成例について説明する図である。印刷システム1は、画像形成装置100と、コンピュータとしての情報処理端末200A,200Bと、サーバ300とを有する。以下、情報処理端末200A,200Bを総称して「情報処理端末200」とも言う。印刷システム1に含まれる各デバイスは、互いにインターネットやLAN(Local Area Network)などのネットワークを介して通信可能に構成される。
画像形成装置100は、プリンタ機能、スキャナ機能、およびFAX機能を有するMFP(Multi-Function Peripheral)として機能する。情報処理端末200およびサーバ300は、一例として、一般的なコンピュータで構成され得る。
画像形成装置100は、情報処理端末200からプリント指示を受け付け、プリント動作を実行する。情報処理端末200は、ユーザから画像形成装置100に対する指示の入力を受け付ける。サーバ300は、画像形成装置100の機能を動作させるドライバ(例えば、プリンタドライバ、スキャナドライバ、FAXドライバ)を更新するためのドライバ構成ファイルを情報処理端末200に提供する。
(情報処理端末200)
図2は、情報処理端末200のハードウェア構成の一例を説明する図である。図2を参照して、情報処理端末200は、情報処理端末200の動作を制御するためのCPU(Central Processing Unit)20と、CPU20で実行されるプログラムなどを記憶するためのROM(Read Only Memory)21と、CPU20でプログラムを実行する際の作業領域として機能するためのRAM(Random Access Memory)22とを有する。
図2は、情報処理端末200のハードウェア構成の一例を説明する図である。図2を参照して、情報処理端末200は、情報処理端末200の動作を制御するためのCPU(Central Processing Unit)20と、CPU20で実行されるプログラムなどを記憶するためのROM(Read Only Memory)21と、CPU20でプログラムを実行する際の作業領域として機能するためのRAM(Random Access Memory)22とを有する。
情報処理端末200はさらに、画像データをファイルとして記憶したり他の情報を記憶したりするためメモリ23と、情報を表示するための表示装置24と、ユーザの情報処理端末200に対する操作入力を受け付けるための入力装置25と、上記ネットワークを介した通信を制御するためネットワークコントローラ26とを含む。
表示装置24は、液晶ディスプレイ、有機ELディスプレイ(Organic Electroluminescence display)その他のディスプレイにより実現され得る。入力装置25は、マウス、キーボード等により実現され得る。
図3は、情報処理端末200の機能構成の一例を説明する図である。図3を参照して、情報処理端末200は、ドライバ更新アプリケーション320と、インストーラ330と、OS340と、ドライバ能力表示部350と、プリンタドライバ360と、印刷アプリケーション370とを含む。一例として、これらの機能構成を実現するための複数のプログラムがROM21に格納され得る。
プリンタドライバ360は、情報処理端末200(OS340)が画像形成装置100のプリンタ機能を動作させるためのプログラムである。
ドライバ更新アプリケーション320は、情報処理端末200にインストールされた画像形成装置100の機能を動作させるためのドライバを更新する。本開示において、ドライバ更新アプリケーション320は、一例として、プリンタドライバ360を更新する。なお、他の局面において、ドライバ更新アプリケーション320は、スキャナドライバ、FAXドライバその他の画像形成装置100の機能を動作させるためのドライバを更新し得る。
CPU20は、ドライバ更新アプリケーション320を実行することにより、ドライバファイル取得部322と、レジストリ参照部324と、ファイルパス生成部326と、ドライバファイル書込み部328として機能し得る。
ドライバファイル取得部322は、サーバ300に格納される更新用のプリンタドライバ構成ファイル310をサーバ300からダウンロードする。
レジストリ参照部324は、OS340が生成したレジストリ344を参照する。より具体的には、レジストリ参照部324は、OS340がプリンタドライバ360を情報処理端末200にインストールしたときに生成したレジストリ344を参照する。
ファイルパス生成部326は、プリンタドライバ360の更新にあたり、更新の対象となるファイルへのファイルパス、および更新対象のファイルの名称(ファイル名)を特定する。
ドライバファイル書込み部328は、ファイルパス生成部326が特定したファイルパスおよびファイル名に基づいて、更新対象のファイルに更新のために必要なデータを書き込む。
インストーラ330は、プリンタドライバ360やその他のアプリケーションを情報処理端末200に導入(インストール)するためのソフトウェアである。
OS340は、情報処理端末200の動作を制御するためのソフトウェアである。OS340は、プリンタドライバ360により画像形成装置100の機能を動作させる。
OS340は、主な機能構成として、スケジューラ342と、レジストリ344と、第1記憶部346と、第2記憶部348とを有する。
スケジューラ342は、予め定められたタイミングで、予め定められたプログラム(アプリケーション)を管理者権限により実行する。ある局面において、OS340は、Windows(登録商標)であって、スケジューラ342は、Windows(登録商標)に搭載されるタスクスケジューラであり得る。スケジューラ342に登録された処理は、OS340へログインしたユーザが管理者権限を有するか否かに関わらず、管理者権限を有するユーザの処理として実行される。
レジストリ344は、OS340で用いられる設定情報などを管理するデータベースとして機能する。ある局面において、レジストリ344は、OS340の動作の履歴を示す履歴情報として機能する。
第1記憶部346は、プリンタドライバ360を情報処理端末200にインストールした際に用いられたプリンタドライバ構成ファイルを格納する。なお、ある局面において、プリンタドライバ構成ファイルは、複数のファイルにより構成されるファイル群であり得る。
第2記憶部348は、第1記憶部346に格納されるプリンタドライバ構成ファイルに基づいてOS340が生成したユーザインターフェイス(UI)用ファイルを格納する。UI用ファイルは、プリンタドライバ360が制御可能な画像形成装置100の能力(機能)を示す情報である。
第1記憶部346および第2記憶部348は、ROM21またはメモリ23によって実現され得る。
ドライバ能力表示部350は、印刷アプリケーション370を用いた印刷の際に、第2記憶部348に格納されるUI用ファイルに基づいて、プリンタドライバ360の能力情報を読み取る。ドライバ能力表示部350は、読み取ったプリンタドライバ360の能力情報から印刷設定のためのユーザインターフェイス画面を印刷アプリケーション370に提供する。印刷アプリケーション370は、このユーザインターフェイス画面を表示装置24に表示して、ユーザの指定する印刷設定を受け付ける。なお、他の局面において、ドライバ能力表示部350は、印刷アプリケーション370に含まれ得る。次に、図4を用いてプリンタドライバ360を情報処理端末200にインストールするための処理について説明する。
(プリンタドライバ360のインストール)
図4は、プリンタドライバ360を情報処理端末200にインストールするための処理の一例について説明する図である。
図4は、プリンタドライバ360を情報処理端末200にインストールするための処理の一例について説明する図である。
情報処理端末200は、サーバ300にアクセスして、プリンタドライバ構成ファイル405をダウンロードする。なお、他の局面において、情報処理端末200は、DVD(Digital Versatile Disc)、USB(Universal Serial Bus)メモリその他の媒体を介してプリンタドライバ構成ファイル405を取得し得る。
情報処理端末200のインストーラ330は、取得したプリンタドライバ構成ファイル405を、第1記憶部346に格納する。インストーラ330は、プリンタドライバ構成ファイル405を構成する複数のファイルのうち、プリンタドライバ360が制御可能な画像形成装置100の能力(機能)を示すドライバ能力定義ファイル430を特定する。図4に示される例において、ドライバ能力定義ファイル430は、「FileNameXYZ」のファイル名で生成される。このファイルは、一例として、GPDまたはPPDファイルであり得る。
インストーラ330は、ドライバ能力定義ファイル430と、OS情報を持つファイルとを結合して、UI用ファイル440を生成する。インストーラ330は生成したUI用ファイル440を第2記憶部348に格納する。図4に示される例において、UI用ファイル440は、「FileNameABC.GDP」のファイル名で生成される。このように、ドライバ能力定義ファイル430と、UI用ファイル440とは互いに異なる記憶領域(例えば、フォルダ)に、異なるファイル名で記憶され得る。
上記の通り、プリンタドライバ360を更新して、更新後のプリンタドライバ360をユーザに操作可能な状態にするためには、第1記憶部346に展開されるプリンタドライバ構成ファイルを更新するだけではなく、UI用ファイル440も更新する必要がある。
第1記憶部346および第2記憶部348は、ファイルシステム410のうち管理者領域420に格納される。管理者領域420は、OS340における管理者権限を有するユーザのみがアクセスし得る記憶領域である。そのため、管理者領域420に格納されたプリンタドライバ構成ファイルと、UI用ファイル440とを更新するためには、管理者権限が必要となる。管理者権限を有さないユーザであってもこれらのファイルを更新可能にする制御は、図10〜図12を用いて後述される。
(ドライバ能力定義ファイル430とユーザインターフェイス画面との関係)
次に、図5〜図8を用いて、ドライバ能力定義ファイル430と、印刷設定のためのユーザインターフェイス画面との関係について説明する。
次に、図5〜図8を用いて、ドライバ能力定義ファイル430と、印刷設定のためのユーザインターフェイス画面との関係について説明する。
図5は、ユーザインターフェイス画面の一例を説明する図である。図5には、印刷設定のためのユーザインターフェイス画面500が示される。
ユーザインターフェイス画面500は、ユーザが設定可能な各種印刷設定を含む。そのうち、設定510に含まれる設定は、選択される画像形成装置(プリンタドライバ)によって変更され得る。図5に示される例において、画像形成装置100が選択されている。そのため、設定510に含まれる設定は、プリンタドライバ360(が制御可能な画像形成装置100の能力(機能))に依存する。図5に示される例において設定510は、例えば、両面印刷を行なうか否かの設定、部単位印刷を行なうか否かの設定、印刷の向きの設定、用紙サイズの設定を含む。他の局面において、設定510には、カラー設定、解像度の設定、用紙種類の設定などを含み得る。
図6は、ドライバ能力定義ファイル430の一例について説明する図である。図6に示される例において、ドライバ能力定義ファイル430は、両面印刷の設定に関する記述610を含む。そのため、このドライバ能力定義ファイル430に基づくUI用ファイル440から生成される図7のユーザインターフェイス画面700には、両面印刷を行なうか否かの設定710が表示されている。
図8は、ドライバ能力定義ファイル430の他の例について説明する図である。図8に示される例において、ドライバ能力定義ファイル430は、両面印刷の設定に関する記述を含まない。そのため、このドライバ能力定義ファイル430に基づくUI用ファイル440から生成される図9のユーザインターフェイス画面900には、両面印刷を行なうか否かの設定が表示されていない。次に、図10を用いて、情報処理端末200におけるアクセス権限について説明する。
(管理者権限)
図10は、情報処理端末200に格納される各種ファイルのアクセス権限について説明する図である。
図10は、情報処理端末200に格納される各種ファイルのアクセス権限について説明する図である。
情報処理端末200は、プロセスシステム1010と、ファイルシステム410とを含む。プロセスシステム1010は、OS340のプロセスシステムである。プロセスシステム1010は、管理者プロセス1020と、ユーザプロセス1030とを含む。
管理者プロセス1020は、管理者権限を有するユーザの指示により動作するプロセスである。管理者プロセス1020には、インストーラ330、スケジューラ342、およびドライバ更新アプリケーション320が含まれる。
ユーザプロセス1030は、管理者権限の有無に関わらずユーザの指示により動作するプログラムである。ユーザプロセス1030には、印刷アプリケーション370およびプリンタドライバ360が含まれる。
ファイルシステム410には、管理者領域420と、ユーザ領域1040とが含まれる。管理者領域420は、OS340における管理者権限を有するユーザのみがアクセスし得る記憶領域である。管理者領域420には、プリンタドライバ構成ファイルおよびUI用ファイル440などが格納される。ユーザ領域1040は、管理者権限の有無に関わらずユーザがアクセスし得る記憶領域である。
管理者プロセス1020は、管理者領域420およびユーザ領域1040にアクセス可能である。一方、ユーザプロセス1030は、ユーザ領域1040にはアクセス可能であるが、管理者領域420にはアクセスできない。
図10に示されるように、プリンタドライバ360を更新するためには、換言すれば、管理者領域に配置されたプリンタドライバ構成ファイルやUI用ファイル440を更新するためには、管理者権限が必要となる。そのため、管理者権限を有さないユーザは、容易にプリンタドライバ360を更新することができずに、不便を感じ得る。そこで、以下に、管理者権限を有さないユーザであってもこれらのファイルを更新可能にする制御について説明する。
(プリンタドライバ360のインストール)
図11は、プリンタドライバ360のインストール時における処理を説明するフローチャートである。図11に示される処理は、CPU20がインストーラ330、およびOS340として機能することにより実現され得る。
図11は、プリンタドライバ360のインストール時における処理を説明するフローチャートである。図11に示される処理は、CPU20がインストーラ330、およびOS340として機能することにより実現され得る。
ステップS1110において、管理者権限を有するユーザが、入力装置25を用いて情報処理端末200にプリンタドライバ360のインストール指示を入力する。
ステップS1120において、インストーラ330は、ユーザの指示に従い、プリンタドライバ360のインストールを実行する。
ステップS1130において、OS340は、インストール用のプリンタドライバ構成ファイルを第1記憶部346へコピーする。
ステップS1140において、OS340は、プリンタドライバ構成ファイルに基づいて、印刷設定に関するユーザインターフェイスのためのUI用ファイル440を生成する。OS340は、生成したUI用ファイル440を第2記憶部348に格納する。
ステップS1130〜S1140の処理により、プリンタドライバ360が情報処理端末200にインストールされる。
ステップS1150において、OS350は、プリンタドライバ360のインストール時に用いられたプリンタドライバ構成ファイルの場所、UI用ファイル440の格納場所を指し示すレジストリ344を生成する。
ステップS1160において、インストーラ330は、ドライバ更新アプリケーション320を情報処理端末200にインストールする。
ステップS1170において、インストーラ330は、スケジューラ342に、ドライバ更新アプリケーション320が起動するタイミングを登録する。一例として、インストーラ330は、OS340に(管理者権限の有無に関わらず)ユーザがログインしたタイミングで、ドライバ更新アプリケーション320が起動するように設定する。スケジューラ342により起動されるアプリケーションは、管理者権限により実行される。
なお、他の局面において、ステップS1160およびステップS1170の処理は、管理者権限を有するユーザにより手動で実行されてもよい。
(プリンタドライバ360の更新)
図12は、プリンタドライバ360の更新処理の一例について説明するフローチャートである。図12に示される処理は、CPU20がスケジューラ342、およびドライバ更新アプリケーション320として機能することにより実現され得る。
図12は、プリンタドライバ360の更新処理の一例について説明するフローチャートである。図12に示される処理は、CPU20がスケジューラ342、およびドライバ更新アプリケーション320として機能することにより実現され得る。
ステップS1210において、スケジューラ342は、OS340にユーザがログインしたか否かを判断する。なお、スケジューラ342は、ユーザが管理者権限の有無を有するか否かについては判断しない。
スケジューラ342は、ユーザがOS340にログインしたと判断した場合(ステップS1210においてYES)、処理をステップS1220に進める。一方、スケジューラ342は、ユーザがOS340にログインしていないと判断した場合(ステップS1210においてNO)、処理をステップS1210に戻す。
ステップS1220において、スケジューラ342は、ドライバ更新アプリケーション320を管理者権限により起動する。
ステップS1230において、ドライバ更新アプリケーション320は、ドライバファイル取得部322として、サーバ300にアクセスする。
ステップS1240において、ドライバ更新アプリケーション320は、ドライバファイル取得部322として、サーバ300に更新用のプリンタドライバ構成ファイルがあるか否かを判断する。ある局面において、ドライバ更新アプリケーション320は、プリンタドライバ360のバージョンが、サーバ300に格納されるプリンタドライバ構成ファイルのバージョン未満である場合に、更新用のプリンタドライバ構成ファイルがあると判断し得る。
ドライバ更新アプリケーション320は、更新用のプリンタドライバ構成ファイルがあると判断した場合(ステップS1240においてYES)、処理をステップS1250に進める。一方、ドライバ更新アプリケーション320は、更新用のプリンタドライバ構成ファイルがないと判断した場合(ステップS1240においてNO)、一連の処理を終了する。
ステップS1250において、ドライバ更新アプリケーション320は、ドライバファイル取得部322として、更新用のプリンタドライバ構成ファイルをサーバ300から取得する。
ステップS1260において、ドライバ更新アプリケーション320は、レジストリ参照部324として、レジストリ344を参照する。ドライバ更新アプリケーション320はさらに、ファイルパス生成部326として、レジストリ344の参照結果から、現在インストールされているプリンタドライバ360を構成するプリンタドライバ構成ファイルの格納場所(第1記憶部346の場所)と、UI用ファイル440の格納場所(第2記憶部348の場所)とを特定する。
ステップS1270において、ドライバ更新アプリケーション320は、ドライバファイル書込み部328として、取得した更新用のプリンタドライバ構成ファイルに基づいて、第1記憶部346に格納されるプリンタドライバ構成ファイルを更新する。ある局面において、ドライバ更新アプリケーション320は、第1記憶部346に格納されるプリンタドライバ構成ファイルに対し、取得した更新用のプリンタドライバ構成ファイルの情報を書き込むことにより、第1記憶部346に格納されるプリンタドライバ構成ファイルを更新する。
ステップS1280において、ドライバ更新アプリケーション320は、ドライバファイル書込み部328として、取得した更新用のプリンタドライバ構成ファイル(を構成するドライバ能力定義ファイル)に対応する更新用のUI用ファイルに基づいて、第2記憶部348に格納されるUI用ファイル440を更新する。ある局面において、ドライバ更新アプリケーション320は、第2記憶部348に格納されるUI用ファイル440に対し、更新用のUI用ファイルの情報を書き込むことにより、UI用ファイル440を更新する。
なお、更新用のプリンタドライバ構成ファイルに対応する更新用のUI用ファイルは、OS340が、更新用のプリンタドライバ構成ファイルを構成するドライバ能力定義ファイルと、OS情報とを結合することにより生成される。
(印刷のフロー)
図13は、ユーザが印刷アプリケーション370を用いて印刷を行なうときの情報処理端末200における処理を説明するフローチャートである。図13に示される処理は、CPU20が印刷アプリケーション370、およびOS340として機能することにより実現され得る。
図13は、ユーザが印刷アプリケーション370を用いて印刷を行なうときの情報処理端末200における処理を説明するフローチャートである。図13に示される処理は、CPU20が印刷アプリケーション370、およびOS340として機能することにより実現され得る。
ステップS1310において、ユーザは入力装置25を操作して印刷アプリケーション370を起動するための指示を入力する。これにより、ステップS1320において、印刷アプリケーション370が起動する。
ステップS1330において、ユーザは、印刷アプリケーション370が表示装置24に表示するユーザインターフェイス画面を操作して、印刷メニュー(項目)を選択する。
ステップS1340において、印刷アプリケーション370は、選択された項目をOS340に出力する。より具体的には、印刷アプリケーション370は、選択された項目に対応するUI用ファイルをOS340に要求する。
ステップS1350において、OS340は、第2記憶部348に格納されるUI用ファイル440に基づいて、選択された項目に対応するUI用ファイルを生成する。
ステップS1360において、OS340は、生成したUI用ファイルを印刷アプリケーション(に含まれるドライバ能力表示部350)に出力する。
ステップS1370において、印刷アプリケーション370は、入力されたUI用ファイルに基づき、選択された項目に対応するユーザインターフェイス画面を表示装置24に表示する。
ステップS1380において、ユーザは、表示装置24に表示するユーザインターフェイス画面を操作して印刷を実行する。
上記によれば、印刷システム1は、プリンタドライバ360の更新にあたり、OS340のインストーラを用いないため、OS340を再起動することなくプリンタドライバ360を更新できる。そのため、印刷システム1のユーザは、プリンタドライバ360の更新のたびに、作業が中断されるといった不具合を感じることがなくなる。
加えて、印刷システム1は、スケジューラ342により、予め定められたタイミングになるとドライバ更新アプリケーション320を管理者権限で起動する。そのため、管理者権限を有さないユーザであっても、容易にプリンタドライバ360を更新できる。また、ドライバ更新アプリケーション320がOS340へのユーザログイン時に起動する場合、ユーザは、常に最新のプリンタドライバ360を使用できる。
[実施形態2]
実施形態1に従う印刷システム1は、スケジューラにより予め定められたタイミングでプリンタドライバ360を更新する。実施形態2に従う印刷システムは、ユーザの任意のタイミングでプリンタドライバの更新を可能にする。
実施形態1に従う印刷システム1は、スケジューラにより予め定められたタイミングでプリンタドライバ360を更新する。実施形態2に従う印刷システムは、ユーザの任意のタイミングでプリンタドライバの更新を可能にする。
(印刷システム1400)
図14は、実施形態2に従う印刷システム1400の構成例を説明する図である。なお、図14に示される部分のうち、図3と同一符号を付している部分については上記と同じであるため、その部分についての説明は繰り返さない。
図14は、実施形態2に従う印刷システム1400の構成例を説明する図である。なお、図14に示される部分のうち、図3と同一符号を付している部分については上記と同じであるため、その部分についての説明は繰り返さない。
印刷システム1400を構成する情報処理端末1410は、ドライバ更新アプリケーション320に替えてドライバ更新アプリケーション1420を有する。また、情報処理端末1410は、第3記憶部1446と、第4記憶部1448とをさらに有する。これら第3記憶部1446および第4記憶部1448は、ユーザ領域1040に配置される。
(プリンタドライバ360のインストール)
図15は、実施形態2に従うプリンタドライバ360のインストール時における処理を説明するフローチャートである。図15に示される処理は、CPU20がインストーラ330、およびOS340として機能することにより実現され得る。なお、図15に示される処理のうち、図11と同一符号を付している部分は同じ処理であるため、その部分についての説明は繰り返さない。
図15は、実施形態2に従うプリンタドライバ360のインストール時における処理を説明するフローチャートである。図15に示される処理は、CPU20がインストーラ330、およびOS340として機能することにより実現され得る。なお、図15に示される処理のうち、図11と同一符号を付している部分は同じ処理であるため、その部分についての説明は繰り返さない。
ステップS1510において、OS340は、レジストリ344を生成した後に、プリンタドライバ360のインストールが完了したことをインストーラ330に通知する。
ステップS1520において、インストーラ330は、インストール完了通知の入力に応じて、レジストリ344を参照して、プリンタドライバ360のインストール時に用いられたプリンタドライバ構成ファイルの場所(第1記憶部346の場所)、およびUI用ファイル440の格納場所(第2記憶部348の場所)を特定する。
ステップS1530において、インストーラ330は、プリンタドライバ構成ファイルを第1記憶部346から、管理者権限を必要としない第3記憶部1446へ移動する。
ステップS1540において、インストーラ330は、UI用ファイル440を第2記憶部348から、管理者権限を必要としない第4記憶部1448へ移動する。
ステップS1550において、インストーラ330は、移動されたプリンタドライバ構成ファイルを指し示すリンク(シンボリックリンク)を第1記憶部346に作成する。このリンクは、OS340のファイルシステムの機能である。CPU20は、当該リンクを通じて、移動されたプリンタドライバ構成ファイルを参照できる。
ステップS1560において、インストーラ330は、移動されたUI用ファイル440を指し示すリンク(シンボリックリンク)を第2記憶部348に作成する。CPU20は、当該リンクを通じて、移動されたUI用ファイル440を参照できる。
ステップS1570において、インストーラ330は、管理者権限が不要なユーザ領域1040にドライバ更新アプリケーション1420をインストールする。
(プリンタドライバ360の更新)
図16は、実施形態2に従うプリンタドライバ360の更新処理の一例について説明するフローチャートである。図16に示される処理は、CPU20がドライバ更新アプリケーション1420として機能することにより実現され得る。なお、図16に示される処理のうち、図12と同一符号を付している部分は同じ処理であるため、その部分についての説明は繰り返さない。
図16は、実施形態2に従うプリンタドライバ360の更新処理の一例について説明するフローチャートである。図16に示される処理は、CPU20がドライバ更新アプリケーション1420として機能することにより実現され得る。なお、図16に示される処理のうち、図12と同一符号を付している部分は同じ処理であるため、その部分についての説明は繰り返さない。
ステップS1610において、ユーザは入力装置25を用いて任意のタイミングでドライバ更新アプリケーション1420の実行指示を行なう。なお、このドライバ更新アプリケーション1420は、ユーザ領域1040に配置されているため、管理者権限の有無に関わらず、ユーザは当該アプリケーションを実行できる。
ステップS1620において、ドライバ更新アプリケーション1420は、第3記憶部1446の場所、および第4記憶部1448の場所を特定する。例えば、ドライバ更新アプリケーション1420は、インストーラ330の動作の履歴情報に基づき、これらの場所を特定し得る。
ステップS1630において、ドライバ更新アプリケーション1420は、取得した更新用のプリンタドライバ構成ファイルに基づいて、第3記憶部1446に格納されるプリンタドライバ構成ファイルを更新する。
ステップS1640において、ドライバ更新アプリケーション1420は、取得した更新用のプリンタドライバ構成ファイル(を構成するドライバ能力定義ファイル)に対応する更新用のUI用ファイルに基づいて、第4記憶部1448に格納されるUI用ファイル440を更新する。
(印刷のフロー)
図17は、実施形態3に従う印刷アプリケーション370を用いて印刷を行なうときの情報処理端末200における処理を説明するフローチャートである。図17に示される処理は、CPU20が印刷アプリケーション370、およびOS340として機能することにより実現され得る。なお、図17に示される処理のうち、図13と同一符号を付している部分は同じ処理であるため、その部分についての説明は繰り返さない。
図17は、実施形態3に従う印刷アプリケーション370を用いて印刷を行なうときの情報処理端末200における処理を説明するフローチャートである。図17に示される処理は、CPU20が印刷アプリケーション370、およびOS340として機能することにより実現され得る。なお、図17に示される処理のうち、図13と同一符号を付している部分は同じ処理であるため、その部分についての説明は繰り返さない。
ステップS1710において、OS340は、第2記憶部348に格納されるリンク(シンボリックリンク)を通じて、第4記憶部1448に格納されるUI用ファイル440を参照し、印刷アプリケーション370の要求に従うUI用ファイルを生成する。
上記によれば、実施形態2に従う印刷システム1400は、プリンタドライバ構成ファイルおよびUI用ファイル440の実体ファイルを、ユーザ領域に格納することにより、管理者権限の有無に関わらず、ユーザの任意のタイミングで、これらのファイルを更新することができる。換言すれば、印刷システム1400は、ユーザの任意のタイミングでプリンタドライバ360を更新できる。そのため、実施形態1の印刷システム1に比して、実施形態2に従う印刷システム1400は、プリンタドライバ360の更新に関し、よりユーザの利便性を向上し得る。
[実施形態3]
実施形態2に従う印刷システム1400では、プリンタドライバ構成ファイルおよびUI用ファイル440の実体ファイルが、複数の情報処理端末1410のそれぞれに格納される構成であった。そのため、複数の情報処理端末1410の各々のユーザが、プリンタドライバ360を更新する必要があった。実施形態3に従う印刷システムにおいては、当該印刷システムに含まれる複数の情報処理端末のうち、1の情報処理端末がプリンタドライバ360の更新処理を行なった場合、他の情報処理端末でもプリンタドライバ360の更新処理が実行される。
実施形態2に従う印刷システム1400では、プリンタドライバ構成ファイルおよびUI用ファイル440の実体ファイルが、複数の情報処理端末1410のそれぞれに格納される構成であった。そのため、複数の情報処理端末1410の各々のユーザが、プリンタドライバ360を更新する必要があった。実施形態3に従う印刷システムにおいては、当該印刷システムに含まれる複数の情報処理端末のうち、1の情報処理端末がプリンタドライバ360の更新処理を行なった場合、他の情報処理端末でもプリンタドライバ360の更新処理が実行される。
図18は、実施形態3に従う印刷システム1800の構成例について説明する図である。なお、図14に示される部分のうち、図14と同一符号を付している部分については上記と同じであるため、その部分についての説明は繰り返さない。
印刷システム1800は、情報処理端末1810と、サーバ1820と、画像形成装置100とによって構成される。印刷システム1800は、情報処理端末1810ではなくサーバ1820が第3記憶部1446および第4記憶部1448を有する点において、印刷システム1400と相違する。これら第3記憶部1446および第4記憶部1448は、サーバ1820のユーザ領域に配置される。
上記構成によれば、複数の情報処理端末1810(1810A,1810B,・・・)は、サーバ1820に格納されるプリンタドライバ構成ファイルおよびUI用ファイル440を共有して使用する。
また、複数の情報処理端末1810のうち、1台の情報処理端末1810が図16に示されるプリンタドライバの更新処理を行なうことにより、上記のファイル(すなわち、プリンタドライバ)が更新される。
上記によれば、印刷システム1800は、当該システムを使用する複数のユーザにおける、プリンタドライバの更新処理に要する負担を低減し得る。
以上の次第で、ある実施の形態に従うと、開示された技術的特徴は、例えば、以下のように要約され得る。
[構成]
(構成1)
情報処理端末200が、当該端末にインストールされた、当該端末と通信可能な画像形成装置100の各機能を動作させるためのドライバ(例えば、プリンタドライバ)を更新するための方法が提供される。この方法は、ドライバを更新するための更新用のプリンタドライバ構成ファイルを取得するステップ(S1250)と、更新用のプリンタドライバ構成ファイルに基づいて、画像形成装置100の機能に関するユーザインターフェイスのための更新用のUI用ファイルを生成するステップ(S1140)と、インストール時にOS340によって生成されたレジストリ344を参照するステップ(S1260)と、レジストリ344の参照結果と、更新用のドライバ構成ファイル(例えば、プリンタドライバ構成ファイル)とに基づいて、インストール時に用いられたドライバ構成ファイルを更新するステップ(S1270)と、レジストリ344の参照結果と、更新用のUI用ファイルとに基づいて、インストール時に用いられたドライバ構成ファイルからOS340によって生成されたUI用ファイル440を更新するステップ(S1280)とを備える。
(構成1)
情報処理端末200が、当該端末にインストールされた、当該端末と通信可能な画像形成装置100の各機能を動作させるためのドライバ(例えば、プリンタドライバ)を更新するための方法が提供される。この方法は、ドライバを更新するための更新用のプリンタドライバ構成ファイルを取得するステップ(S1250)と、更新用のプリンタドライバ構成ファイルに基づいて、画像形成装置100の機能に関するユーザインターフェイスのための更新用のUI用ファイルを生成するステップ(S1140)と、インストール時にOS340によって生成されたレジストリ344を参照するステップ(S1260)と、レジストリ344の参照結果と、更新用のドライバ構成ファイル(例えば、プリンタドライバ構成ファイル)とに基づいて、インストール時に用いられたドライバ構成ファイルを更新するステップ(S1270)と、レジストリ344の参照結果と、更新用のUI用ファイルとに基づいて、インストール時に用いられたドライバ構成ファイルからOS340によって生成されたUI用ファイル440を更新するステップ(S1280)とを備える。
(構成2)
(構成1)に従う更新方法を、管理者権限により実行するタイミングを規定するステップ(S1170)をさらに備える。
(構成1)に従う更新方法を、管理者権限により実行するタイミングを規定するステップ(S1170)をさらに備える。
(構成3)
(構成2)において、タイミングは、情報処理端末にインストールされたOS340へのログイン時を含む。
(構成2)において、タイミングは、情報処理端末にインストールされたOS340へのログイン時を含む。
(構成4)
情報処理端末(1410,1810)が、当該端末にインストールされた、当該端末と通信可能な画像形成装置100の各機能を動作させるためのドライバ(例えば、プリンタドライバ)を更新するための方法が提供される。この方法は、インストールにより管理者権限を必要とする第1記憶部346に格納された第1のドライバ構成ファイルを管理者権限を必要としない第3記憶部1446に移動するステップ(S1530)と、インストールにより管理者権限を必要とする第2記憶部に格納されたUI用ファイル440を管理者権限を必要としない第4記憶部1448に移動するステップ(S1540)と、第1記憶部346に、第3記憶部1446に格納されるドライバ構成ファイルを指し示す第1のリンク(シンボリックリンク)を生成するステップ(S1550)と、第2記憶部348に、第4記憶部1448に格納されるUI用ファイル440を指し示す第2のリンクを生成するステップ(S1560)と、ドライバを更新するための更新用のドライバ構成ファイルを取得するステップ(S1250)と、第2のドライバ構成ファイルに基づいて、画像形成装置の各機能に関するユーザインターフェイスのための更新用のUI用ファイルを生成するステップ(S1140)と、第3記憶部1446に格納されたドライバ構成ファイルを、更新用のドライバ構成ファイルに基づいて更新するステップ(S1630)と、第4記憶部1448に格納されたUI用ファイル440を、更新用のUI用ファイルに基づいて更新するステップ(S1640)とを備える。
情報処理端末(1410,1810)が、当該端末にインストールされた、当該端末と通信可能な画像形成装置100の各機能を動作させるためのドライバ(例えば、プリンタドライバ)を更新するための方法が提供される。この方法は、インストールにより管理者権限を必要とする第1記憶部346に格納された第1のドライバ構成ファイルを管理者権限を必要としない第3記憶部1446に移動するステップ(S1530)と、インストールにより管理者権限を必要とする第2記憶部に格納されたUI用ファイル440を管理者権限を必要としない第4記憶部1448に移動するステップ(S1540)と、第1記憶部346に、第3記憶部1446に格納されるドライバ構成ファイルを指し示す第1のリンク(シンボリックリンク)を生成するステップ(S1550)と、第2記憶部348に、第4記憶部1448に格納されるUI用ファイル440を指し示す第2のリンクを生成するステップ(S1560)と、ドライバを更新するための更新用のドライバ構成ファイルを取得するステップ(S1250)と、第2のドライバ構成ファイルに基づいて、画像形成装置の各機能に関するユーザインターフェイスのための更新用のUI用ファイルを生成するステップ(S1140)と、第3記憶部1446に格納されたドライバ構成ファイルを、更新用のドライバ構成ファイルに基づいて更新するステップ(S1630)と、第4記憶部1448に格納されたUI用ファイル440を、更新用のUI用ファイルに基づいて更新するステップ(S1640)とを備える。
(構成5)
(構成4)において、更新用のUI用ファイルに基づいて更新された第4記憶部1448に格納されるUI用ファイル440を、第2のリンクに基づいて特定するステップ(S1710)と、特定された更新後のUI用ファイル440に基づいて、画像形成装置100の機能に関するユーザインターフェイスを生成するステップ(S1370)とをさらに備える。
(構成4)において、更新用のUI用ファイルに基づいて更新された第4記憶部1448に格納されるUI用ファイル440を、第2のリンクに基づいて特定するステップ(S1710)と、特定された更新後のUI用ファイル440に基づいて、画像形成装置100の機能に関するユーザインターフェイスを生成するステップ(S1370)とをさらに備える。
(構成6)
(構成5)において、第3記憶部1446および第4記憶部1448は、情報処理端末が通信可能なサーバ1820に配置される。
(構成5)において、第3記憶部1446および第4記憶部1448は、情報処理端末が通信可能なサーバ1820に配置される。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1,1400,1800 印刷システム、21 ROM、23 メモリ、24 表示装置、25 入力装置、26 ネットワークコントローラ、100 画像形成装置、200,200A,200B,1410,1810 情報処理端末、300,1820 サーバ、310,405 プリンタドライバ構成ファイル、320,1420 ドライバ更新アプリケーション、322 ドライバファイル取得部、324 レジストリ参照部、326 ファイルパス生成部、328 ドライバファイル書込み部、330 インストーラ、342 スケジューラ、344 レジストリ、346 第1記憶部、348 第2記憶部、350 ドライバ能力表示部、360 プリンタドライバ、370 印刷アプリケーション、410 ファイルシステム、420 管理者領域、430 ドライバ能力定義ファイル、440 UI用ファイル、500,700,900 ユーザインターフェイス画面、510,710 設定、1010 プロセスシステム、1020 管理者プロセス、1030 ユーザプロセス、1040 ユーザ領域、1446 第3記憶部、1448 第4記憶部。
Claims (7)
- コンピュータが、前記コンピュータにインストールされた、前記コンピュータと通信可能な画像形成装置の各機能を動作させるためのドライバを更新するための方法であって、
前記ドライバを更新するための第1のドライバ構成ファイルを取得するステップと、
前記第1のドライバ構成ファイルに基づいて、前記画像形成装置の機能に関するユーザインターフェイスのための第1のユーザインターフェイス用ファイルを生成するステップと、
前記インストール時にオペレーティングシステムによって生成されたレジストリを参照するステップと、
前記レジストリの参照結果と、前記第1のドライバ構成ファイルとに基づいて、前記インストール時に用いられた第2のドライバ構成ファイルを更新するステップと、
前記レジストリの参照結果と、前記第1のユーザインターフェイス用ファイルとに基づいて、前記第2のドライバ構成ファイルから前記オペレーティングシステムによって生成された第2のユーザインターフェイス用ファイルを更新するステップとを備える、更新方法。 - 請求項1に記載の更新方法を管理者権限により実行するタイミングを規定するステップをさらに備える、更新方法。
- 前記タイミングは、前記コンピュータにインストールされたオペレーティングシステムへのログイン時を含む、請求項2に記載の更新方法。
- コンピュータが、前記コンピュータにインストールされた、前記コンピュータと通信可能な画像形成装置の各機能を動作させるためのドライバを更新するための方法であって、
前記インストールにより管理者権限を必要とする第1記憶部に格納された第1のドライバ構成ファイルを管理者権限を必要としない第2記憶部に移動するステップと、
前記インストールにより管理者権限を必要とする第3記憶部に格納された第1のユーザインターフェイス用ファイルを管理者権限を必要としない第4記憶部に移動するステップと、
前記第1記憶部に、前記第1のドライバ構成ファイルを指し示す第1のリンクを生成するステップと、
前記第3記憶部に、前記第1のユーザインターフェイス用ファイルを指し示す第2のリンクを生成するステップと、
前記ドライバを更新するための第2のドライバ構成ファイルを取得するステップと、
前記第2のドライバ構成ファイルに基づいて、前記画像形成装置の各機能に関するユーザインターフェイスのための第2のユーザインターフェイス用ファイルを生成するステップと、
前記第2記憶部に格納された前記第1のドライバ構成ファイルを、前記第2のドライバ構成ファイルに基づいて更新するステップと、
前記第4記憶部に格納された前記第1のユーザインターフェイス用ファイルを、前記第2のユーザインターフェイス用ファイルに基づいて更新するステップとを備える、更新方法。 - 前記第2のユーザインターフェイス用ファイルに基づいて更新された前記第1のユーザインターフェイス用ファイルを、前記第2のリンクに基づいて特定するステップと、
前記特定された更新後の前記第1のユーザインターフェイス用ファイルに基づいて、前記画像形成装置の機能に関するユーザインターフェイスを生成するステップとを備える、請求項4に記載の更新方法。 - 前記第2記憶部および前記第4記憶部は、前記コンピュータが通信可能なサーバに配置される、請求項5に記載の更新方法。
- 請求項1〜6のいずれか1項に記載の方法をコンピュータに実現させるためのプログラム。
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