JP2024019171A - 画像処理装置、情報処理方法、及びプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】ユーザがアプリの切り替えを行っても表示モード切り替え操作を行うことなく、各アプリをユーザの意図する表示モードで表示することを目的とする。【解決手段】複数の機能のうち選択された機能に関する画面を第1のモードと第1のモードと異なる第2のモードを少なくとも含む表示モードのうちいずれの表示モードで表示するかを設定するための画面であり、かつ第1のモードを設定するためのソフトウェアキーと第2のモードを設定するためのソフトウェアキーを少なくとも含む画面である設定画面におけるユーザ操作に基づいて、表示モードのうちいずれの表示モードで複数の機能のうち選択された機能に関する画面を表示するかを複数の機能のうちそれぞれの機能に対して設定可能である。複数の機能のうち選択された機能に関する画面を、選択された機能に設定手段によって設定された表示モードに基づいて表示する。【選択図】図7
Description
本開示は、画像処理装置、情報処理方法、及びプログラムに関する。
一般的に、MFPは複数のユーザに共有されることが多い。特に、コンビニエンスストア等の公共の場に設置されるMFPは、不特定かつ多数のユーザに使用される。このためMFPは、あらゆるユーザが容易に操作可能であることが望まれる。そこで近年、ユニバーサルUIを備え、標準UIとユニバーサルUIを切り替え可能であるMFPが登場している。ここで標準UIとは、全ての機能の設定を行うことが可能であり、複雑な設定及び操作を行うことが可能なユーザ向けのUIである。一方ユニバーサルUIとは、一部の代表的な機能の設定のみを行うことが可能であり、視認性が高く直感で操作可能であり、複雑な設定及び操作を行うことが難しい、又は不慣れなユーザにも容易に操作可能であることを目指したUIである。ユーザは、例えば表示モード切り替えキーを選択することで、標準UI画面とユニバーサルUI画面を切り替えることができる。
ユーザがMFPの操作部を操作し、プリント及びスキャン等のアプリケーション(以後、「アプリ」と記す)を選択すると、選択されたアプリが起動され、そのアプリ専用の設定画面が表示されるのが一般的である。その際、ユニバーサルUIを備えたMFPでは、アプリは起動される直前の表示モードで起動されるのが一般的である。例えば、コピーアプリがユニバーサルUIで表示されているときに、ファックスアプリが選択されると、起動されたファックスアプリはユニバーサルUIで表示される。逆に、コピーアプリが標準UIで表示されているときに、ファックスアプリが選択されると、起動されたファックスアプリは標準UIで表示される。ただし、一般的にMFPに備わっている全てのアプリがユニバーサルUIに対応していることは少なく、ユニバーサルUIに対応しているのは一部のアプリのみである場合が多い。選択されたアプリがユニバーサルUI非対応(標準UIにしか対応していない)である場合は、起動されたアプリは、起動される直前の表示モードに関わらず必ず標準UIで表示される。
ユニバーサルUI非対応のアプリが表示(必ず標準UIで表示)されている状態でユニバーサルUI対応のアプリを起動すると、そのアプリは必ず標準UIで表示されることになる。これにより、ユーザは標準モードからユニバーサルモードへの表示モード切り替え操作を頻繁に行わなければならなくなる可能性がある、という問題があった。例えば、コピーアプリがユニバーサルUI対応で、スキャンアプリがユニバーサルUI非対応であり、かつ、ユーザがコピーアプリは常にユニバーサルUIで使用したいと思っている場合について述べる。この場合、スキャンアプリが表示(ユニバーサルUI非対応であるため必ず標準UIで表示)されている状態でコピーアプリを起動すると、コピーアプリは必ず標準UIで表示されてしまい、ユーザの意図に反してしまう。したがって、ユーザはコピーアプリをユニバーサルUIで使用するために、標準モードからユニバーサルモードへの表示モード切り替え操作を行わなければならなかった。
これに対して、表示モード切り替えキーが長押しされると、そのとき表示されているアプリの表示をユニバーサルUIに固定するという技術がある(例えば、特許文献1参照)。この技術により、ユニバーサルUI非対応のアプリが表示(必ず標準UIで表示)されている状態でユニバーサルUI対応のアプリを起動しても、そのアプリをユニバーサルUIで表示させることが可能となる。したがって、ユーザは表示モード切り替え操作を行うことなくユニバーサルUIを利用することが可能となり、煩わしさを解消することができる。
例えば、コピーアプリがユニバーサルUIで表示されている状態でファックスアプリを起動すると、ファックスアプリは必ずユニバーサルUIで表示されてしまい、ユーザの意図に反してしまう。ユーザはファックスアプリを標準UIで使用するために、ユニバーサルモードから標準モードへの表示モード切り替え操作を行わなければならない。
本発明は、上述の問題点を鑑みなされたものであり、ユーザがアプリの切り替えを行っても表示モード切り替え操作を行うことなく、各アプリをユーザの意図する表示モードで表示することを目的とする。
本発明は、複数の機能が動作する画像処理装置であって、前記複数の機能のうち選択された機能に関する画面を第1のモードと前記第1のモードと異なる第2のモードを少なくとも含む表示モードのうちいずれの前記表示モードで表示するかを設定するための画面であり、かつ前記第1のモードを設定するためのソフトウェアキーと前記第2のモードを設定するためのソフトウェアキーを少なくとも含む画面である設定画面におけるユーザ操作に基づいて、前記表示モードのうちいずれの前記表示モードで前記複数の機能のうち選択された機能に関する画面を表示するかを前記複数の機能のうちそれぞれの機能に対して設定可能な設定手段と、前記複数の機能のうち選択された機能に関する画面を、前記選択された機能に前記設定手段によって設定された前記表示モードに基づいて表示する表示手段と、を有することを特徴とする。
本発明によれば、ユーザが表示モード切り替え操作を行うことなく、各アプリをユーザの意図する表示モードで表示することが可能となる。
以下、本発明の実施形態について図面に基づいて説明する。
<実施形態1>
まず、実施形態1について説明する。
図1は、画像処理装置のハードウェア構成の一例を示す図である。図1では、画像処理装置として、MFP(Multi Function Peripheral)を例にとって説明する。MFP101は、CPU111~プリンタ122を備える。CPU111、RAM112、ROM113、入力部114、表示制御部115、外部メモリI/F116、通信I/Fコントローラ117は、システムバス110に接続されている。また、タッチパネル118、ハードキー123、ディスプレイ119、外部メモリ120が、システムバス110に接続されている。各処理部は、システムバス110を介して互いにデータのやりとりを行うことができるように構成されている。
まず、実施形態1について説明する。
図1は、画像処理装置のハードウェア構成の一例を示す図である。図1では、画像処理装置として、MFP(Multi Function Peripheral)を例にとって説明する。MFP101は、CPU111~プリンタ122を備える。CPU111、RAM112、ROM113、入力部114、表示制御部115、外部メモリI/F116、通信I/Fコントローラ117は、システムバス110に接続されている。また、タッチパネル118、ハードキー123、ディスプレイ119、外部メモリ120が、システムバス110に接続されている。各処理部は、システムバス110を介して互いにデータのやりとりを行うことができるように構成されている。
ROM113は、画像データ、その他のデータ、CPU111の制御プログラム等を格納している。なお、制御プログラムは、以下に説明する実施形態を実行する制御プログラムである。またROM113には、書き換え可能なフラッシュROM等の種類があり、MFP101のユーザが登録した設定値、管理データ等も格納する。RAM112は、揮発性のメモリであり、プログラム制御変数、各種ワーク用バッファ等、MFP101のユーザが登録した一部の設定値、管理データ等を格納する。またRAM112は、CPU111の主メモリ、ワークエリア等の一時記憶領域としても用いられる。CPU111は、例えばROM113に格納されるプログラムに従い、RAM112をワークメモリとして用いて、このMFP101の各部を制御する。なお、CPU111が動作するためのプログラムは、ROM113に限らず、外部メモリ(ハードディスク等)120に予め記憶されていてもよい。RAM112とROM113と外部メモリ120をまとめて記憶領域と呼ぶ。
入力部114は、ユーザ操作を受け付け、操作に応じた制御信号を生成し、CPU111に供給する。例えば、入力部114は、入力デバイスとして機能するキーボード(不図示)、マウス(不図示)、タッチパネル118、ハードキー123等からユーザ操作を受付ける。なお、タッチパネル118は、例えば平面的に構成された入力部に対して接触された位置に応じた座標情報が出力されるようにした入力デバイスである。またハードキー123は、ユーザによって選択される物理的なボタンである。CPU111は、入力デバイスに対してなされたユーザ操作に応じて入力部114で生成され供給される制御信号に基づき、プログラムに従いこのMFP101の各部を制御する。これにより、MFP101はユーザ操作に応じた動作を行うことができる。
表示制御部115は、ディスプレイ119に対して画像を表示させるための表示信号を出力する。例えば、CPU111は、プログラムに従い生成した表示制御信号を表示制御部115に供給する。表示制御部115は、この表示制御信号に基づき表示信号を生成してディスプレイ119に対して出力する。例えば、表示制御部115は、CPU111が生成する表示制御信号に基づき、GUIを構成するGUI画面をディスプレイ119に表示させる。
なお、タッチパネル118はディスプレイ119と一体的に構成され、操作部としても機能する。例えば、製造者は、タッチパネル118を光の透過率がディスプレイ119の表示を妨げないように構成し、ディスプレイ119の表示面の上層に取り付ける。そして、製造者は、タッチパネル118における入力座標と、ディスプレイ119上の表示座標とを対応付ける。これにより、ユーザがディスプレイ119上に表示された画面を直接的に操作できるGUIが構成される。
また、ディスプレイ119とハードキー123は、操作パネル200上に隣接して配置される。
また、ディスプレイ119とハードキー123は、操作パネル200上に隣接して配置される。
外部メモリI/F116は、例えばハードディスク、SSD、CD、DVD、メモリーカード等の外部メモリ120が装着可能である。外部メモリI/F116は、CPU111の制御に基づき、装着された外部メモリ120からデータを読み出し、外部メモリ120にデータを書き込む。通信I/Fコントローラ117は、CPU111の制御に基づき、例えばLAN、インターネット、有線、無線等の各種ネットワーク102に対する通信を行う。ネットワーク102には、PC、他のMFP、プリンタ、サーバ等、様々な装置がMFP101と通信可能に接続される。
スキャナ121は、原稿を読み取り、画像データを生成する。プリンタ122は、入力部114を介して入力されたユーザの指示及び通信I/Fコントローラ117を介して外部装置から入力されたコマンドに基づいて、印刷処理を実行する。
図2は、操作パネル200の概観の一例を示す図である。操作パネル200上には、ディスプレイ119とハードキー123が隣接して配置される。
ユーザにより操作される各種ボタンについて説明する。スタートキー201は、例えば原稿の読み取り動作の開始を指示するとき等に用いられる。スタートキー201の中央部には、緑と赤の2色のLED202があり、その色によってスタートキー201が使える状態にあるかどうかを示している。ストップキー203は、例えば稼働中の動作を止める働きをするために用いられる。テンキー204は、数字と文字のボタンで構成されており、例えばコピー部数の設定及びディスプレイ119の画面切り替え等を指示するために用いられる。ホームキー205は、後述するホーム画面を呼び出すために用いられる。表示モード切り替えキー206は、標準UI画面とユニバーサルUI画面を切り替えるために用いられる。
これらの各種ボタンは、一例であり、例えばディスプレイ119にソフトウェアのボタンとして配置されてもよい。
ユーザにより操作される各種ボタンについて説明する。スタートキー201は、例えば原稿の読み取り動作の開始を指示するとき等に用いられる。スタートキー201の中央部には、緑と赤の2色のLED202があり、その色によってスタートキー201が使える状態にあるかどうかを示している。ストップキー203は、例えば稼働中の動作を止める働きをするために用いられる。テンキー204は、数字と文字のボタンで構成されており、例えばコピー部数の設定及びディスプレイ119の画面切り替え等を指示するために用いられる。ホームキー205は、後述するホーム画面を呼び出すために用いられる。表示モード切り替えキー206は、標準UI画面とユニバーサルUI画面を切り替えるために用いられる。
これらの各種ボタンは、一例であり、例えばディスプレイ119にソフトウェアのボタンとして配置されてもよい。
図3は、ホームキー205が選択され、後述する図7に示すフローチャートの処理により標準UI画面を表示すると判定された際にMFP101のディスプレイ119に表示される、ホーム画面アプリ標準UI画面300の一例を示す図である。ホーム画面アプリ標準UI画面300は、ホーム画面が標準UIで表示された場合の画面であり、MFP101にインストールされている各アプリに対応するアプリボタン301~305を表示するための画面である。
図3では例として、コピーアプリボタン301、送信アプリボタン302、ファックスアプリボタン303、スキャンアプリボタン304、保存ファイルの利用アプリボタン305を表示している。
アプリボタン301~305は、アプリを起動するためのボタンである。ユーザからこれらのボタンの選択を受け付けると、CPU111は、各ボタンに関連付けられているアプリを起動する。
図3では例として、コピーアプリボタン301、送信アプリボタン302、ファックスアプリボタン303、スキャンアプリボタン304、保存ファイルの利用アプリボタン305を表示している。
アプリボタン301~305は、アプリを起動するためのボタンである。ユーザからこれらのボタンの選択を受け付けると、CPU111は、各ボタンに関連付けられているアプリを起動する。
図4は、コピーアプリボタン301が選択され、図7に示すフローチャートの処理により標準UI画面を表示すると判定された際にMFP101のディスプレイ119に表示される、コピーアプリ標準UI画面400の一例を示す図である。設定値表示領域402は、カラーモード、倍率、用紙サイズ、部数の各設定値を表示する領域である。詳細確認ボタン403は、現在の設定内容をプレビューで表したボタンであり、選択されると詳細確認画面500を表示するためのボタンである。設定選択ボタン404~407はそれぞれ、カラーモード、倍率、用紙サイズ、部数の設定を行うためのボタンである。設定表示/選択ボタン408~410は上部にそれぞれ、ページ集約、面、濃度の設定値を表示し、下部ではそれらの設定を行うためのボタンである。その他の機能ボタン411は、その他の更に詳細な設定(例えば、ホチキスの設定)を行う画面(不図示)を表示するためのボタンである。実行ボタン412は、選択されるとジョブの実行を開始するためのボタンである。キャンセルボタン413は、選択されるとコピーアプリ標準UI画面400を閉じるためのボタンである。
図5は、コピーアプリ標準UI画面400上にある詳細確認ボタン403が選択されたときに表示される、詳細確認画面500の一例を示す図である。なお、本実施形態では、詳細確認画面500には、現在の設定内容の全項目がリストされるものとするが、これに限定されるものではない。例えば、設定値がデフォルトから変更されている項目についてのみリストする等、特定の条件に当てはまる項目のみをリストするとしてもよい。
全設定値表示リスト501は、現在の設定内容の全項目について、それぞれの設定値を表示したリストである。実行ボタン502は、選択されるとジョブの実行を開始するためのボタンである。キャンセルボタン503は、選択されると詳細確認画面500を閉じるためのボタンである。
図6は、コピーアプリボタン301が選択され、図7に示すフローチャートの処理によりユニバーサルUI画面を表示すると判定された際にMFP101のディスプレイ119に表示される、コピーアプリユニバーサルUI画面600の一例を示す図である。部数設定ボタン601は、部数の設定及び表示を行うためのボタンである。カラーモード設定ボタン602は、カラーモードの設定及び表示を行うためのボタンである。実行ボタン603は、選択されるとジョブの実行を開始するためのボタンである。キャンセルボタン604は、選択されるとコピーアプリユニバーサルUI画面600を閉じるためのボタンである。
図4と図6から分かるように、コピーアプリユニバーサルUI画面600では、コピーアプリ標準UI画面400で変更可能な設定のうち、一部の代表的な設定のみを、より高い視認性で操作可能となっている。逆に言えば、コピーアプリユニバーサルUI画面600では、コピーアプリ標準UI画面400では変更可能な詳細な設定(例えば、ページ集約、濃度、ホチキス、等の設定)の変更を行うことはできない。なお、本実施形態では、コピーアプリユニバーサルUI画面600では、部数とカラーモードのみ設定の変更が可能となっているが、これに限定されるものではない。例えば、倍率、用紙サイズ、濃度のみ設定の変更を可能としてもよい。
図7は、アプリの起動が指示されてそのアプリの画面がディスプレイ119に表示されるまでの情報処理の一例を示すフローチャートである。アプリの起動が指示される動作とは、例えばディスプレイ119に表示されるホーム画面アプリ標準UI画面300に表示されている各アプリに対応するアプリボタン301~305の何れかが選択されることである。なお、フローチャートは、CPU111がタッチパネル118からアプリボタン301~305選択の検知の通知を受けることで、ROM113に記憶されたアプリ起動処理に関するプログラムに基づき処理を実行することによって実現される。CPU111は、MFP101の電源が起動している間、所定の間隔(例えば0.3秒ごと)でフローチャートの処理を繰り返し行うものとする。
S701では、CPU111は、アプリの起動が指示されたか否かを判定する。指示されていない場合は、CPU111は、S701の処理に戻る。一方、指示された場合は、CPU111は、処理をS702に進める。
S702では、CPU111は、ROM113又はRAM112に記憶されているアプリの表示モード情報テーブル800のユニバーサルUI対応列802を参照することにより、起動指示されたアプリがユニバーサルUIに対応しているか否かを判定する。CPU111は、対応している場合は、処理をS703に進める。一方、CPU111は、対応していない場合は、処理をS707に進める。
S702では、CPU111は、ROM113又はRAM112に記憶されているアプリの表示モード情報テーブル800のユニバーサルUI対応列802を参照することにより、起動指示されたアプリがユニバーサルUIに対応しているか否かを判定する。CPU111は、対応している場合は、処理をS703に進める。一方、CPU111は、対応していない場合は、処理をS707に進める。
S703では、CPU111は、ROM113又はRAM112に記憶されているアプリの表示モード情報テーブル800の表示モード設定列803を参照することにより、起動指示されたアプリの表示モードの設定が「ユニバーサル」であるか否かを判定する。「ユニバーサル」となっている場合は、CPU111は、処理をS706に進める。一方、「ユニバーサル」ではない場合(即ち、「指定なし(自動)」、又は「標準」である場合)は、CPU111は、処理をS704に進める。
S704では、CPU111は、ROM113又はRAM112に記憶されているアプリの表示モード情報テーブル800の表示モード設定列803を参照することにより、起動指示されたアプリの表示モードの設定が「標準」であるか否かを判定する。「標準」である場合は、CPU111は、処理をS707に進める。一方、「標準」ではない場合(即ち、「指定なし(自動)」である場合)は、CPU111は、処理をS705に進める。
S704では、CPU111は、ROM113又はRAM112に記憶されているアプリの表示モード情報テーブル800の表示モード設定列803を参照することにより、起動指示されたアプリの表示モードの設定が「標準」であるか否かを判定する。「標準」である場合は、CPU111は、処理をS707に進める。一方、「標準」ではない場合(即ち、「指定なし(自動)」である場合)は、CPU111は、処理をS705に進める。
S705では、CPU111は、現在、ディスプレイ119に表示されている画面がユニバーサルUIであるか否かを判定する。ユニバーサルUIである場合は、CPU111は、処理をS706に進める。一方、ユニバーサルUIではない場合(即ち、標準UIである場合)は、CPU111は、処理をS707に進める。
S706では、CPU111は、起動指示されたアプリを起動し、それをユニバーサルUIで表示し、一連のフローチャートの処理を終了する。
S707では、CPU111は、起動指示されたアプリを起動し、それを標準UIで表示し、一連のフローチャートの処理を終了する。
S706では、CPU111は、起動指示されたアプリを起動し、それをユニバーサルUIで表示し、一連のフローチャートの処理を終了する。
S707では、CPU111は、起動指示されたアプリを起動し、それを標準UIで表示し、一連のフローチャートの処理を終了する。
図8は、ROM113又はRAM112に記憶されているアプリの表示モード情報テーブル800の一例を示す図である。アプリ名称列801には、MFP101にインストールされている各アプリの名称の情報が格納されている。ユニバーサルUI対応列802には、各アプリがユニバーサルUIに対応しているか否かの情報が格納されている。表示モード設定列803には、各アプリの表示モードの設定値の情報が格納されている。ユーザがアプリの表示モード設定画面900を操作し、各アプリの表示モードの設定値を変更すると、その変更に応じて表示モード設定列803の情報が書き換えられる。表示モード設定列803には、ユニバーサルUI対応のアプリでは「指定なし(自動)」又は「ユニバーサル」又は「標準」が格納されており、ユニバーサルUI非対応のアプリでは「N/A」が格納されている。
なお、本実施形態では、本アプリの表示モード情報テーブル800はユーザ毎の設定情報テーブルではなく、管理者設定(機器設定)情報テーブルとしているため、どのユーザがMFP101を使う場合でも、本アプリの表示モード情報テーブル800が用いられる。しかし、各ユーザがそれぞれの認証情報を用いてログインした上でMFP101を使用するような環境においては、ユーザ毎にそれぞれアプリの表示モード情報テーブル800を設けるようにしてもよい。ユーザ毎にそれぞれアプリの表示モード情報テーブル800を設ける場合は、CPU111がMFP101に現在ログインしているユーザのアプリの表示モード情報テーブル800を用いることで、各アプリの表示モードをユーザ毎にカスタマイズすることが可能となる。
図9は、アプリの表示モード設定画面900の一例を示す図である。本画面では、MFP101にインストールされているアプリのうち、ユニバーサルUIに対応している各アプリの表示モードを設定することができる。なお、ユニバーサルUI非対応のアプリは本画面の設定項目として表示されない。ホーム画面アプリ設定領域901、コピーアプリ設定領域902、ファックスアプリ設定領域903は、それぞれホーム画面アプリ、コピーアプリ、ファックスアプリが起動されディスプレイ119に表示される際の表示モードを設定することができる。設定値を「指定なし(自動)」にすると、そのアプリが起動されたとき、図7に示すフローチャートの処理により、起動指示されたときディスプレイ119に表示されていた画面と同じ表示モードで表示される。例えば、ホーム画面アプリの表示モードの設定値が「指定なし(自動)」である場合に、コピーアプリがユニバーサルUIで表示されているときにホームキー205が選択されると、ホーム画面アプリはユニバーサルUIで表示される。逆に、コピーアプリが標準UIで表示されているときにホームキー205が選択されると、ホーム画面アプリは標準UIで表示される。設定値を「ユニバーサル」にすると、そのアプリが起動されたとき、図7に示すフローチャートの処理により、必ずユニバーサルUIで表示される。設定値を「標準」にすると、そのアプリが起動されたとき、図7に示すフローチャートの処理により、必ず標準UIで表示される。OKボタン904は、選択されると現在選択されている各アプリの表示モードの設定値(「指定なし(自動)」又は「ユニバーサル」又は「標準」)をROM113又はRAM112に書き込むためのボタンである。キャンセルボタン905は、選択されるとアプリの表示モード設定画面900を閉じるためのボタンである。
図9に示された表示モード設定画面900には、ホーム画面、コピーとファックスの設
定画面に対する表示モードを設定する構成が示されているが、表示モード設定画面900
に収まり切らない設定項目は表示モード設定画面900をスクロールすることによって表
示し設定できるようにしてもよい。例えば、スキャンがユニバーサルUI表示に対応する
アプリケーションであった場合、スキャンの表示モードを設定する設定項目をスクロール
によって表示モード設定画面900上に表示されるようにしてもよい。
定画面に対する表示モードを設定する構成が示されているが、表示モード設定画面900
に収まり切らない設定項目は表示モード設定画面900をスクロールすることによって表
示し設定できるようにしてもよい。例えば、スキャンがユニバーサルUI表示に対応する
アプリケーションであった場合、スキャンの表示モードを設定する設定項目をスクロール
によって表示モード設定画面900上に表示されるようにしてもよい。
また、図7のS703とS704において、起動指示されたアプリの表示モードの設定が「ユニバーサル」であるか否かを判定した後に、「標準」であるか否かを判定する順番となっているが、表示モードの判定順序については特に限定しない。表示モードに「指定なし(自動)」が存在する場合も同様である。
実施形態1の構成を採用することによって、MFP101が有する複数のアプリによって表示される各種設定画面の表示モードを一つの画面(表示モード設定画面900)で設定することができる。
以上に述べた方法により、各アプリの表示モードの設定を「標準」と「ユニバーサル」のどちらにも固定可能にする。それにより、ユーザがアプリの切り替えを行っても表示モード切り替え操作を行うことなく、各アプリをユーザの意図する表示モードで表示することが可能となる。
以上に述べた方法により、各アプリの表示モードの設定を「標準」と「ユニバーサル」のどちらにも固定可能にする。それにより、ユーザがアプリの切り替えを行っても表示モード切り替え操作を行うことなく、各アプリをユーザの意図する表示モードで表示することが可能となる。
(変形例1)
次に、変形例1について説明する。
実施形態1では、図7と図8で説明した通り、ユニバーサルUI対応のアプリが起動されると、表示モードの設定が「指定なし(自動)」である場合、起動指示されたときディスプレイ119に表示されていた画面と同じ表示モードで表示される。一方、変形例1では、ユニバーサルUI対応のアプリが起動されると、表示モードの設定が「指定なし(自動)」である場合、そのアプリが前回表示されていたときと同じ表示モードで表示されるようにする。変形例1におけるMFP101の動作フローについては、図10で説明する。
次に、変形例1について説明する。
実施形態1では、図7と図8で説明した通り、ユニバーサルUI対応のアプリが起動されると、表示モードの設定が「指定なし(自動)」である場合、起動指示されたときディスプレイ119に表示されていた画面と同じ表示モードで表示される。一方、変形例1では、ユニバーサルUI対応のアプリが起動されると、表示モードの設定が「指定なし(自動)」である場合、そのアプリが前回表示されていたときと同じ表示モードで表示されるようにする。変形例1におけるMFP101の動作フローについては、図10で説明する。
図10は、アプリの起動が指示されてそのアプリの画面がディスプレイ119に表示されるまでの情報処理の一例を示すフローチャートである。アプリの起動が指示される動作とは、例えばディスプレイ119に表示されるホーム画面アプリ標準UI画面300に表示されている各アプリに対応するアプリボタン301~305の何れかが選択されることである。なお、フローチャートは、CPU111がタッチパネル118からアプリボタン301~305選択の検知の通知を受けることで、ROM113に記憶されたアプリ起動処理に関するプログラムに基づき処理を実行することによって実現される。CPU111は、MFP101の電源が起動している間、所定の間隔(例えば0.3秒ごと)でフローチャートの処理を繰り返し行うものとする。
S701~S704、S706~S707については、実施形態1の図7で説明した通りである。
S1005では、CPU111は、ROM113又はRAM112に記憶されているアプリの表示モード情報テーブル1100の前回表示時の表示モード設定列1104を参照する。それにより、CPU111は、起動指示されたアプリが前回表示されていたときの画面がユニバーサルUIであったか否かを判定する。ユニバーサルUIであった場合は、CPU111は、処理をS706に進める。一方、ユニバーサルUIではない場合(即ち、標準UIである場合)は、CPU111は、処理をS707に進める。即ち、CPU111は、前回表示されていたときの画面がユニバーサルUIであった場合、次の画面をユニバーサルUIに決定する。また、CPU111は、前回表示されていたときの画面が標準UIであった場合、次の画面を標準UIに決定する。
S1005では、CPU111は、ROM113又はRAM112に記憶されているアプリの表示モード情報テーブル1100の前回表示時の表示モード設定列1104を参照する。それにより、CPU111は、起動指示されたアプリが前回表示されていたときの画面がユニバーサルUIであったか否かを判定する。ユニバーサルUIであった場合は、CPU111は、処理をS706に進める。一方、ユニバーサルUIではない場合(即ち、標準UIである場合)は、CPU111は、処理をS707に進める。即ち、CPU111は、前回表示されていたときの画面がユニバーサルUIであった場合、次の画面をユニバーサルUIに決定する。また、CPU111は、前回表示されていたときの画面が標準UIであった場合、次の画面を標準UIに決定する。
図11は、ROM113又はRAM112に記憶されているアプリの表示モード情報テーブル1100の一例を示す図である。801~803については、実施形態1の図8で説明した通りである。前回表示時の表示モード設定列1104には、各アプリが前回、ディスプレイ119に表示されていたときの表示モードの情報が格納されている。例えば、ユーザがコピーアプリボタン301を選択し、コピーアプリが起動されコピーアプリ標準UI画面400が表示されたとする。その後、ユーザが表示モード切り替えキー206を選択し、画面をコピーアプリユニバーサルUI画面600に切り替えた後、更にホームキー205を選択し、画面をホーム画面に切り替えたとする。すると、この時点(コピーアプリ画面の表示が終了した時点)で、コピーアプリの前回表示時の表示モード設定列1104の情報は、「ユニバーサル」に書き換えられる。前回表示時の表示モード設定列1104には、ユニバーサルUI対応のアプリでは「ユニバーサル」又は「標準」が格納されており、ユニバーサルUI非対応のアプリでは「N/A」が格納されている。
なお、変形例1では、本アプリの表示モード情報テーブル1100はユーザ毎の設定情報テーブルではなく、管理者設定(機器設定)情報テーブルとしているため、どのユーザがMFP101を使う場合でも、本アプリの表示モード情報テーブル1100が用いられる。しかし、各ユーザがそれぞれの認証情報を用いてログインした上でMFP101を使用するような環境においては、ユーザ毎にそれぞれアプリの表示モード情報テーブル1100を設けるようにしてもよい。ユーザ毎にそれぞれアプリの表示モード情報テーブル1100を設ける場合は、CPU111がMFP101に現在ログインしているユーザのアプリの表示モード情報テーブル1100を用いることで、各アプリの表示モードをユーザ毎にカスタマイズすることが可能となる。
以上に述べた方法により、アプリの表示モード設定画面900にて設定値を「指定なし(自動)」にすると、そのアプリが起動されたとき、図10に示すフローチャートの処理により、そのアプリが前回表示されていたときと同じ表示モードで表示される。
<その他の実施形態>
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給する。そして、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読み出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給する。そして、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読み出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
以上、本発明の実施形態の一例について詳述したが、本発明は係る特定の実施形態に限定されるものではない。
以上、上述した各実施形態によれば、ユーザが表示モード切り替え操作を行うことなく、各アプリをユーザの意図する表示モードで表示することが可能となる。
111 CPU
115 表示制御部
115 表示制御部
Claims (14)
- 複数の機能が動作する画像処理装置であって、
前記複数の機能のうち選択された機能に関する画面を第1のモードと前記第1のモードと異なる第2のモードを少なくとも含む表示モードのうちいずれの前記表示モードで表示するかを設定するための画面であり、かつ前記第1のモードを設定するためのソフトウェアキーと前記第2のモードを設定するためのソフトウェアキーを少なくとも含む画面である設定画面におけるユーザ操作に基づいて、前記表示モードのうちいずれの前記表示モードで前記複数の機能のうち選択された機能に関する画面を表示するかを前記複数の機能のうちそれぞれの機能に対して設定可能な設定手段と、
前記複数の機能のうち選択された機能に関する画面を、前記選択された機能に前記設定手段によって設定された前記表示モードに基づいて表示する表示手段と、
を有することを特徴とする画像処理装置。 - 前記第2のモードは、前記第1のモードよりも設定項目が少ない前記表示モードであることを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
- 前記複数の機能には第1の機能と第2の機能が含まれ、前記設定手段は、前記第1の機能に関する画面を前記第1のモードで表示することを設定し、前記第2の機能に関する画面を前記第2のモードで表示することを設定することが可能であることを特徴とする請求項1または2に記載の画像処理装置。
- 前記第1の機能に関する画面を前記第1のモードで表示することを設定し、前記第2の機能に関する画面を前記第2のモードで表示することを設定されている状態で、前記第1の機能が選択された場合、前記表示手段は、前記第1のモードで前記第1の機能に関する画面を表示し、前記第2の機能が選択された場合、前記第2のモードで前記第2の機能に関する画面を表示することを特徴とする請求項3に記載の画像処理装置。
- 前記表示手段は、前記複数の機能のうちそれぞれの機能を示す複数のソフトウェアキーを含む選択画面において前記複数の機能のうち1つの機能が選択された場合、選択された機能に対応する設定画面を表示することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の画像処理装置。
- 前記設定手段は、前記選択画面をいずれの前記表示モードで表示するかを設定可能であることを特徴とする請求項5に記載の画像処理装置。
- 前記設定画面は、前記複数の機能のうちそれぞれの機能に対応する、前記第1のモードを設定するためのソフトウェアキーと前記第2のモードを設定するためのソフトウェアキーを含み、所定の機能に対応する前記第1のモードが選択された場合、前記設定手段は、前記所定の機能に関する画面を前記第1のモードで表示することを設定し、前記所定の機能に対応する前記第2のモードが選択された場合、前記所定の機能に関する画面を前記第2のモードで表示することを設定することを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一項に記載の画像処理装置。
- 前記設定画面は、さらに前記表示モードを設定しないことを示すソフトウェアキーを含むことを特徴とする請求項1乃至7のいずれか一項に記載の画像処理装置。
- 前記設定画面は、前記複数の機能のうちそれぞれの機能に対応する、前記第1のモードを設定するためのソフトウェアキーと前記第2のモードを設定するためのソフトウェアキーと前記表示モードを設定しないことを示すソフトウェアキーを含み、所定の機能に対応する前記表示モードを設定しないことを示すソフトウェアキーが選択された場合、前記設定手段は、前記所定の機能に対して前記表示モードを設定しないことを設定することを特徴とする請求項8に記載の画像処理装置。
- 前記表示手段は、前記複数の機能のうち前記表示モードが設定されていない機能が選択された場合、前記表示モードが設定されていない機能を選択する際に表示されている表示モードで、前記表示モードが設定されていない機能に関する画面を表示することを特徴とする請求項1乃至9のいずれか一項に記載の画像処理装置。
- 前記表示手段は、前記複数の機能のうち前記表示モードが設定されていない機能が選択された場合、前記表示モードが設定されていない機能が前回選択された際に表示された表示モードで、前記表示モードが設定されていない機能に関する画面を表示することを特徴とする請求項1乃至10のいずれか一項に記載の画像処理装置。
- 前記複数の機能は、コピー機能、データ送信機能、ファックス機能、スキャン機能の少なくともいずれかを含むことを特徴とする請求項1乃至11のいずれか一項に記載の画像処理装置。
- 複数の機能が動作する画像処理装置が実行する情報処理方法であって、
前記複数の機能のうち選択された機能に関する画面を第1のモードと前記第1のモードと異なる第2のモードを少なくとも含む表示モードのうちいずれの前記表示モードで表示するかを設定するための画面であり、かつ前記第1のモードを設定するためのソフトウェアキーと前記第2のモードを設定するためのソフトウェアキーを少なくとも含む画面である設定画面におけるユーザ操作に基づいて、前記表示モードのうちいずれの前記表示モードで前記複数の機能のうち選択された機能に関する画面を表示するかを前記複数の機能のうちそれぞれの機能に対して設定可能な設定工程と、
前記複数の機能のうち選択された機能に関する画面を、前記選択された機能に前記設定工程において設定された前記表示モードに基づいて表示する表示工程と、
を含むことを特徴とする情報処理方法。 - コンピュータを、請求項1乃至12のいずれか一項に記載の画像処理装置の各手段として機能させるためのプログラム。
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