JP2018084766A - 顕微鏡装置 - Google Patents

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直樹 松崎
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Abstract

【課題】顕微鏡の構成を複雑にすることなく、簡易な構成および操作で、LED光源の自家蛍光を防止する顕微鏡装置を提供する。
【解決手段】本発明は、落射照明光学系3および透過照明光学系4を有し、透過照明光学系4が、単色LED素子15aと、単色LED素子15aが発光する特定波長領域の光により励起されて、前記光より長波長側の蛍光を発する蛍光体15bとからなる透過照明用光源15を有し、落射照明光学系3が照射する光が透過照明用光源15の蛍光体15bを励起しうる顕微鏡装置1において、透過照明光学系4に入射しうる落射照明光学系3の落射光源11aが発する光を検出する光検出器18bと、落射照明光学系3の落射光源11aが発する光の透過照明用光源15への入射を遮断するシャッタ16と、光検出器18bから送信された光検出信号をトリガーとして顕微鏡装置1を制御する制御部30と、を備えることを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、蛍光観察が可能な照明光学系と、白色LEDを光源とする照明光学系とを備える顕微鏡装置に関する。
従来、種々の観察法および観察標本に応じて、落射照明光学系と透過照明光学系とを切り替えて観察することが可能な顕微鏡装置が知られている。
近年、照明光源の長寿命、低消費電力を目的として、透過照明光学系の光源としてハロゲンランプに代えて白色LED(Light Emitting Diode)を使用する顕微鏡が増えている。白色LEDとして、演色性、制御性および大きさ等の観点から、単一色のLEDと蛍光体とを組み合わせた白色LEDが使用されている。このような白色LEDを使用する顕微鏡において、落射照明光学系で蛍光観察を行うと、蛍光落射照明から標本に照射された励起光の一部が標本を透過して透過照明光学系の光源である白色LEDに入射して、蛍光体を励起し、蛍光体が蛍光を発光する。したがって、落射蛍光観察の際、透過照明の蛍光体が発光した蛍光が加わることとなり、ノイズとして検出されてしまうという問題を有していた。
この問題に対し、観察方法が操作部により入力されると、選択された観察方法に応じて、落射光源または白色LED光源を消灯するとともに、透過観察光路への透過フィルタまたはシャッタの挿脱を電動で行う顕微鏡システム(例えば、特許文献1参照)が提案されている。また、ボタン型スイッチにより透過観察が選択(ON)されると、白色LED光源が点灯し、遮光部材を光路から取り除き、透過観察が非選択(OFF)されると、白色LED光源を消灯し、遮光部材を光路に挿入する顕微鏡(例えば、特許文献2参照)が提案されている。
特開2010−102095号公報 特開2013−142829号公報
しかしながら、特許文献1では、観察方法が選択されると、落射光源および白色LED光源のON/OFF制御、ならびに遮光手段の駆動制御を制御手段が制御プログラムを実行することにより行うため、コンピュータが必要となり高価なシステムとなるほか、観察に要するスペースも大きくなる。
一方、特許文献2では、コンピュータは不要であるものの、透過観察が選択(ON)された際に、落射光源からの光の入射を制限する操作(光源のオフ、またはシャッタの挿入)が必要となり、操作を忘れると落射照明光が標本に照射され、退色してしまう。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、顕微鏡の構成を複雑にすることなく、簡易な構成および操作で、LED光源の自家蛍光を防止することができる顕微鏡装置を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明にかかる顕微鏡装置は、少なくとも2つの第1照明光学系および第2照明光学系を有し、第1照明光学系が、単色LED素子と、該単色LED素子が発光する特定波長領域の光により励起されて、前記光より長波長側の蛍光を発する蛍光体とからなるLED光源を有し、前記第2照明光学系が照射する光が前記LED光源の蛍光体を励起しうる顕微鏡装置において、前記第1照明光学系に入射しうる前記第2照明光学系の光源が発する光を検出する検出手段と、前記第2照明光学系の光源が発する光の前記LED光源への入射を遮断する入射光遮断手段と、前記検出手段から送信された光検出信号をトリガーとして顕微鏡装置を制御する制御手段と、を備えることを特徴とする。
また、本発明にかかる顕微鏡装置は、上記発明において、前記検出手段は、光検出器と、前記LED光源から出射された光は導光せず、前記第1照明光学系に入射した前記第2照明光学系の光源が発する光の一部を分岐して、前記光検出器に入射する分岐手段と、を有し、前記制御手段は、前記検出手段が前記第2照明光学系の光源が発する光の前記第1照明光学系への入射を検出した場合に、前記入射光遮断手段の制御により前記LED光源への光の入射を遮断することを特徴とする。
また、本発明にかかる顕微鏡装置は、上記発明において、前記検出手段は前記LED光源であり、前記制御手段は、前記検出手段が前記第2照明光学系の光源が発する光の前記第1照明光学系への入射を検出した場合に、前記入射光遮断手段の制御により前記LED光源への光の入射を遮断することを特徴とする。
また、本発明にかかる顕微鏡装置は、上記発明において、前記入射光遮断手段は、前記LED光源の光路に挿脱可能な遮光板であることを特徴とする。
また、本発明にかかる顕微鏡装置は、上記発明において、前記遮光板は、前記LED光源と前記分岐手段との間に配置されていることを特徴とする。
また、本発明にかかる顕微鏡装置は、上記発明において、前記入射光遮断手段は、前記LED光源を光路上に挿脱する駆動制御手段であることを特徴とする。
また、本発明にかかる顕微鏡装置は、上記発明において、前記検出手段は光検出器のみからなり、前記第2照明光学系を内蔵する投光管内に配置されて、前記第2照明光学系の光源が発する光の散乱光を検出し、前記制御手段は、前記検出手段が前記第2照明光学系の光源が発する光を検出した場合に、前記入射光遮断手段の制御により前記LED光源への光の入射を遮断することを特徴とする。
また、本発明にかかる顕微鏡装置は、上記発明において、使用者に、前記第1照明光学系への前記第2照明光学系の光源が発する光の入射の有無を通知する通知手段を備えることを特徴とする。
本発明によれば、コンピュータを用いることなく、落射蛍光観察の際、自動的にLED光源への落射光源の入射を制限でき、ノイズのない落射蛍光観察を行うことが可能となる。
図1は、本発明の実施の形態1にかかる顕微鏡装置の全体構成を示す概略図である。 図2は、図1の顕微鏡装置で使用する透過照明用ユニットの拡大図である。 図3は、本発明の実施の形態1の変形例にかかる透過照明用ユニットの拡大図である。 図4は、本発明の実施の形態2にかかる顕微鏡装置の全体構成を示す概略図である。 図5は、本発明の実施の形態3にかかる顕微鏡装置の全体構成を示す概略図である。 図6は、本発明の実施の形態3にかかる顕微鏡装置の通知手段の制御を示すフローチャートである。 図7は、本発明の実施の形態3にかかる顕微鏡装置の透過照明用光源の駆動回路の一例を示す図である。 図8は、本発明の実施の形態3の変形例にかかる顕微鏡装置の全体構成を示す概略図である。 図9は、本発明の実施の形態3の変形例にかかる顕微鏡装置の制御を示すフローチャートである。
以下、図面を参照し、本発明の好適な実施の形態(以下「実施の形態」という)について詳細に説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。また、図面の記載において、同一部分には同一の符号を付して示している。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1にかかる顕微鏡装置の全体構成を示す概略図である。本発明の実施の形態1にかかる顕微鏡装置1は、顕微鏡本体2と、落射照明光学系3と、透過照明光学系4と、を備える。
顕微鏡本体2は、ベース部2aと、ベース部2aの背面側に立設する柱部2bと、柱部2bに支持されて正面側に向かって延在するアーム部2cとを有する。ベース部2aは、机上等の顕微鏡1が設置される場所に直接載置される部分であり、内部に透過照明光学系4が配置されている。また、ベース部2aはステージ保持部材7aを介して、標本Sを載置するステージ7を保持する。
柱部2bは、ベース部2aの背面側(奥側)に立設され、下端部でベース部2aと一体化されている。アーム部2cは、柱部2bの上端から顕微鏡装置1の正面側に向かってベース部2aに対向して水平に延在し、下側にレボルバ5が取り付けられるとともに、上側に鏡筒8、接眼レンズ9およびカメラ10が取り付けられている。また、アーム部2cの中空の内部には、落射照明光学系3が配置されている。なお、本明細書において、顕微鏡装置1の正面側は観察者が位置する側であり、背面側は正面側に対向する側を意味する。
レボルバ5は、アーム部2cに対して回転自在に保持され、対物レンズ6を標本Sの上方に配置する。図1では、1つの対物レンズ6を保持するレボルバ5を示しているが、通常、レボルバ5に対して倍率(観察倍率)の異なる複数の対物レンズ6が交換自在に装着されており、レボルバ5の回転に応じて光路m上に挿入されて標本Sの観察に用いる対物レンズ6が択一的に切り換えられるようになっている。
落射照明光学系3は、落射観察を行うための光学要素である。落射照明光学系3は、本発明の第2照明光学系として機能する。落射照明光学系3として、蛍光照明用ユニット11からステージ7に載置された標本Sの上面に至るまでの間に、落射光量調整手段として機能するND(Neutral Density)フィルタ12と、蛍光ミラーユニット13とが配置されている。落射光源11aから照射された照明光は、コレクタレンズ11bおよびNDフィルタ12を通過し、蛍光ミラーユニット13内の励起フィルタ13aにより標本Sに染色された蛍光色素に必要な励起波長のみが透過される。透過された照明光は、ダイクロイックミラー13bにより対物レンズ6に向けて反射され、対物レンズ6を透過した後に標本Sに照射される。照明光が照射された標本Sからは、標本Sに染色された蛍光色素が励起されて、励起光より長い波長成分の蛍光が発せられる。この蛍光は、対物レンズ6、ダイクロイックミラー13bを透過し、吸収フィルタ13cにより観察に必要な蛍光波長のみが透過され、さらに鏡筒8内に配置される図示しない結像レンズ、プリズムを通過して結像され、接眼レンズ9、またはカメラ10により観察できるようになる。
透過照明光学系4は、透過観察を行うための光学要素である。透過照明光学系4は、本発明の第1照明光学系として機能する。透過照明用ユニット14の透過照明用光源15から出射された透過観察用の照明光は、コレクタレンズ17、光分岐手段として機能するハーフミラー18aを透過し、ミラー19により反射された後、コンデンサレンズ20を通過し、標本Sに照射されて透過することになる。標本Sを透過した光は、対物レンズ6を透過し、さらに鏡筒8内に配置される図示しない結像レンズ、プリズムを通過して結像され、接眼レンズ9またはカメラ10により観察できるようになる。なお、透過観察の際は、蛍光ミラーユニット13は光路mから抜き出されている。
透過照明用光源15は、単色LED素子15aと蛍光体15bとを有する白色LEDであり、青色LEDと黄色蛍光体からなるもの、青色LEDと赤色および緑色蛍光体からなるもの等、が例示される。
透過照明用ユニット14内には、透過照明用光源15、コレクタレンズ17、およびハーフミラー18aに加えて、シャッタ16およびフォトディテクタ等で構成される光検出器18bが配置されている。本実施の形態1では、シャッタ16が入射光遮断手段として機能し、ハーフミラー18aおよび光検出器18bが検出手段として機能する。
制御部30は、シャッタ16を光路m上に挿脱する遮光手段制御部31と、透過照明用光源15の発光制御を行うLED光源制御部32と、を備える。
図2は、図1の顕微鏡装置1で使用する透過照明用ユニット14の拡大図である。図2の(A)は透過照明光学系4に落射照明光が入射した状態、図2の(B)は光検出器18bが落射照明光を検出した後の状態を示している。
図2の(A)に示すように、透過照明光学系4に落射照明光Lが入射すると、ハーフミラー18aは、落射照明光Lを、透過照明用光源15に入射する落射照明光L1と、光検出器18bに入射する落射照明光L2とに分岐する。
光検出器18bは、落射照明光L2を検出すると、検出信号を制御部30に出力する。制御部30が検出信号を受信すると、図2の(B)に示すように、遮光手段制御部31がシャッタ16を光路m上に挿入し、LED光源制御部32が透過照明用光源15を消灯する。
NDフィルタ12により落射光量が調整され、光検出器18bが、透過照明光学系4への落射照明光Lの入射が検出されなくなると、検出信号がOFFとなり、遮光手段制御部31がシャッタ16を光路m上から抜き出し、LED光源制御部32が透過照明用光源15を点灯する。
本実施の形態1では、光検出器18bによる落射照明光L2の検出をトリガーとして、シャッタ16を光路m上に挿脱することにより、落射蛍光観察時に透過照明用光源15の自家蛍光を防止することができる。また、本実施の形態1では、光検出器18bが落射照明光L2を検出している間は、光路m上にシャッタ16が挿入され続け、検出されなくなると光路m上から自動的に抜き出されるため、シャッタの挿脱忘れがなく、不要な照明による標本Sの退色を防止することができる。さらに、本実施の形態1では、光検出器18bによる落射照明光L2の検出の有無により、シャッタ16の挿脱および透過照明用光源15の点灯・消灯が制御できるため、NDフィルタ12の操作のみで、透過観察、落射観察の切換を素早く行うことができる。さらにまた、本実施の形態1では、透過照明用ユニット14内に、検出手段および入射光遮断手段を備えるため、制御部30を収納したコントロールボックスとともに、または、制御部30を内蔵した透過照明用ユニットとして、従来使用される手動顕微鏡装置の透過照明用ユニットに置き換え可能である。
なお、本実施の形態1では、透過照明用光源15にLED光源を用いた例について説明したが、これに限定するものではなく、落射照明用光源にLED光源を用いた場合についても本実施の形態1を適用することができる。また、本実施の形態1で説明した正立顕微鏡のみならず、倒立顕微鏡においても同様に本実施の形態1を適用することができる。
また、本実施の形態1では、落射光量調整手段としてNDフィルタ12を使用しているが、落射光量調整手段としてシャッタ等を使用することも可能である。
さらに、本実施の形態1では、光検出器18bによる落射照明光L2の検出をトリガーとして、LED光源制御部32が透過照明用光源15を消灯するが、LED光源制御部32を設けることなく、透過照明用光源15の点灯・消灯を手動で行ってもよい。
さらにまた、本実施の形態1では、入射光遮断手段としてシャッタ16を使用しているが、透過照明用光源15を光路m上から挿脱して、透過照明用光源15の自家蛍光を防止してもよい。
図3は、本発明の実施の形態1の変形例にかかる透過照明用ユニットの拡大図である。実施の形態1の変形例では、透過照明用光源15を光路mから挿脱する駆動制御部(図示しない)を有する。
本発明の実施の形態1の変形例では、光検出器18bが落射照明光L2を検出すると、駆動制御部が透過照明用光源15を光路mから抜き出し、光検出器18bにより透過照明光学系4への落射照明光L2の入射が検出されなくなると、駆動制御部が透過照明用光源15を光路m上に挿入される。駆動制御部による透過照明用光源15の光路m上への挿脱は、図3に示す直線運動機構でもよく、あるいは回転運動機構でもよい。
本発明の実施の形態1の変形例によっても、光検出器18bによる落射照明光L2の検出をトリガーとして、透過照明用光源15を光路上に挿脱することにより、落射蛍光観察時に透過照明用光源15の自家蛍光を防止することができる。
(実施の形態2)
実施の形態2にかかる顕微鏡装置は、検出手段である光検出器が、落射照明光学系3を内蔵する投光管内に配置される点で実施の形態1と異なる。図4は、本発明の実施の形態2にかかる顕微鏡装置1Aの全体構成を示す概略図である。以下、実施の形態1と異なる点について説明する。
実施の形態2にかかる顕微鏡装置1Aにおいて、光検出器18bは、NDフィルタ12と対物レンズ5の間に配置されている。光検出器18bは、投光管内の落射照明光の散乱光を検出する。したがって、実施の形態2では、光分岐手段としてのハーフミラーは不要であるが、ハーフミラーを使用して、光検出器に落射照明光を入射させてもよい。
光検出器18bが投光管内の落射照明光を検出すると、遮光手段制御部31がシャッタ16を光路m上に挿入し、LED光源制御部32が透過照明用光源15を消灯する。NDフィルタ12により落射光量が調整され、光検出器18bにより投光管内の落射照明光を検出されなくなると、遮光手段制御部31がシャッタ16を光路m上から抜き出す。
本発明の実施の形態2では、光検出器18bによる投光管内の落射照明光の検出をトリガーとして、シャッタ16を光路上に挿脱することにより、落射蛍光観察時に透過照明用光源15の自家蛍光を防止することができる。また、実施の形態2では、光分岐手段を使用しないため、透過観察の際に光分岐手段による透過照明光の光量低下を防止できる。
なお、実施の形態2では、透過照明用ユニット14内のシャッタ16を光路m上に挿脱するが、シャッタ16は、透過照明光路上であれば透過照明用ユニット14外、例えば、透過照明光路上であって、コンデンサレンズ20とミラー19の間(ベース部2a上)に配置してもよい。
(実施の形態3)
実施の形態3にかかる顕微鏡装置は、検出手段として透過照明用光源を使用する点で実施の形態1および2と異なる。図5は、本発明の実施の形態3にかかる顕微鏡装置の全体構成を示す概略図である。図6は、本発明の実施の形態3にかかる顕微鏡装置の通知手段の制御を示すフローチャートである。図7は、本発明の実施の形態3にかかる顕微鏡装置の透過照明用光源の駆動回路の一例を示す図である。以下、実施の形態1および2と異なる点について説明する。
実施の形態3にかかる顕微鏡装置1Bにおいて、透過照明用光源15が落射照明光を検出する検出手段として機能し、ハーフミラー18aおよび光検出器18bは配置されていない。また、シャッタ16Bは、透過照明用ユニット14Bではなく、コンデンサレンズ20とミラー19の間(ベース部2a上)に配置されている。また、通知手段としてインジケータ36が、顕微鏡本体2Bに配置されている。
制御部30Bは、LED光源制御部32Bと、透過照明用光源15の調光を指示するDAコンバータ33と、透過照明用光源15への電流流入を判断するADコンバータ34と、インジケータ36を制御する通知手段制御部35と、を備える。
透過照明用光源15は、電圧を加えると発光するが、太陽光電池と同様に光が照射されると電流が発生する。本実施の形態3では、透過照明用光源15への落射照明光の照射による電流の発生を検出する。
透過照明用光源15の調光指示は、DAコンバータ33により設定され、DAコンバータ33で0を指示することにより、透過照明用光源15は消灯する。DAコンバータ33で0が指示されると(透過照明用光源15を消灯)、図7に示す透過照明用光源15の駆動回路には電流は流れない。しかし、落射照明光が透過照明用光源15に照射されると電流が流れる。電流値が閾値以上であるか否かをADコンバータ34で検出する。
本発明の実施の形態3にかかる顕微鏡装置1Bにおける、透過照明光学系4への落射照明光の入射の検知について、図6を参照して説明する。
まず、DAコンバータ33の設定値が0か否かを判定する(ステップS1)。DAコンバータ33の設定値が0である場合(ステップS1:Yes)、透過照明用光源15は消灯状態であり、ステップS2で透過照明用光源15に落射照明光が入射しているか否かを判断する。DAコンバータ33の設定値が0でない場合(ステップS1:No)、通知手段制御部35はインジケータ36をOFFに制御する(ステップS5)。
DAコンバータ33の設定値が0である場合(ステップS1:Yes)、ADコンバータ34が閾値以上か否かを判定する(ステップS2)。ADコンバータ34が閾値以上の場合(ステップS2:Yes)、透過照明用光源15に落射照明光が入射していると判断し、検出信号を制御部30Bに出力する。制御部30Bが検出信号を受信すると、通知手段制御部35がインジケータ36をONとして、ユーザーに、透過照明用光源15への落射照明光の入射を通知する(ステップS3)。ADコンバータ34が閾値未満の場合(ステップS2:No)、通知手段制御部35はインジケータ36をOFFに制御する(ステップS5)。
ユーザーにより、光路m上からシャッタ16Bが抜き出されるまで、ADコンバータ34が閾値以上か否かが判定され(ステップS4)、ADコンバータ34が閾値未満となった場合(ステップS4:No)、通知手段制御部35はインジケータ36をOFFに制御する(ステップS5)。
実施の形態3では、光検出器18bを用いることなく、透過照明用光源15への落射照明光の入射を判断できるため、より簡易な構成で、落射蛍光観察時に透過照明用光源15の自家蛍光を防止することができる。また、光分岐手段を使用しないため、透過観察の際に光分岐手段による透過照明光の光量低下を防止できる。
実施の形態3では、通知手段としてインジケータ36を使用したが、これに限定するものではなく、ディスプレイのほか、警告音で通知してもよい。
また、実施の形態3では、シャッタ16Bの挿脱を手動により行うが、電動により行ってもよい。図8は、本発明の実施の形態3の変形例にかかる顕微鏡装置の全体構成を示す概略図である。図9は、本発明の実施の形態3の変形例にかかる顕微鏡装置の制御を示すフローチャートである。
顕微鏡装置1Dでは、DAコンバータ33の設定値が0の状態(ステップS11:Yes)で、透過照明用光源15の駆動回路により落射照明光の入射が検出、すなわち、ADコンバータ34が閾値以上のとなると(ステップS12:Yes)、検出信号を制御部30Dに出力し、遮光手段制御部31がシャッタ16を光路m上に挿入する(ステップS13)。また、透過照明用光源15が次に点灯するまで、すなわち、DAコンバータ33の設定値が0でなくなるまで(ステップS14:No)、シャッタ16は光路に挿入され続ける。透過照明用光源15を点灯させると、遮光手段制御部31がシャッタ16を光路から脱出させる(ステップS5)。
本発明の実施の形態3の変形例によっても、透過照明用光源15の駆動回路による落射照明光の検出をトリガーとして、シャッタ16を光路上に挿脱することにより、落射蛍光観察時に透過照明用光源15の自家蛍光を防止することができる。
1 顕微鏡装置
2 顕微鏡本体
2a ベース部
2b 柱部
2c アーム部
3 落射照明光学系
4 透過照明光学系
5 レボルバ
6 対物レンズ
7 ステージ
7a ステージ保持部材
8 鏡筒
9 接眼レンズ
11 蛍光照明用ユニット
11a 落射光源
11b、17 コレクタレンズ
12 NDフィルタ
13 蛍光ミラーユニット
13a 励起フィルタ
13b ダイクロイックミラー
13c 吸収フィルタ
14 透過照明用ユニット
15 透過照明用光源
15a 単色LED素子
15b 蛍光体
16 シャッタ
18a ハーフミラー
18b 光検出器
19 ミラー
20 コンデンサレンズ
30 制御部
31 遮光手段制御部
32 LED光源制御部
S 標本

Claims (8)

  1. 少なくとも第1照明光学系および第2照明光学系を有し、前記第1照明光学系が、単色LED素子と、該単色LED素子が発光する特定波長領域の光により励起されて、前記光より長波長側の蛍光を発する蛍光体とからなるLED光源を有し、前記第2照明光学系が照射する光が前記LED光源の蛍光体を励起しうる顕微鏡装置において、
    前記第1照明光学系に入射しうる前記第2照明光学系の光源が発する光を検出する検出手段と、
    前記第2照明光学系の光源が発する光の前記LED光源への入射を遮断する入射光遮断手段と、
    前記検出手段から送信された光検出信号をトリガーとして顕微鏡装置を制御する制御手段と、
    を備えることを特徴とする顕微鏡装置。
  2. 前記検出手段は、
    光検出器と、
    前記LED光源から出射された光は導光せず、前記第1照明光学系に入射した前記第2照明光学系の光源が発する光の一部を分岐して、前記光検出器に入射する分岐手段と、
    を有し、
    前記制御手段は、前記検出手段が前記第2照明光学系の光源が発する光の前記第1照明光学系への入射を検出した場合に、前記入射光遮断手段の制御により前記LED光源への光の入射を遮断することを特徴とする請求項1に記載の顕微鏡装置。
  3. 前記検出手段は前記LED光源であり、
    前記制御手段は、前記検出手段が前記第2照明光学系の光源が発する光の前記第1照明光学系への入射を検出した場合に、前記入射光遮断手段の制御により前記LED光源への光の入射を遮断することを特徴とする請求項1に記載の顕微鏡装置。
  4. 前記入射光遮断手段は、前記LED光源の光路に挿脱可能な遮光板であることを特徴とする請求項1に記載の顕微鏡装置。
  5. 前記遮光板は、前記LED光源と前記分岐手段との間に配置されていることを特徴とする請求項2に記載の顕微鏡装置。
  6. 前記入射光遮断手段は、前記LED光源を光路上に挿脱する駆動制御手段であることを特徴とする請求項1に記載の顕微鏡装置。
  7. 前記検出手段は光検出器のみからなり、前記第2照明光学系を内蔵する投光管内に配置されて、前記第2照明光学系の光源が発する光の散乱光を検出し、前記制御手段は、前記検出手段が前記第2照明光学系の光源が発する光を検出した場合に、前記入射光遮断手段の制御により前記LED光源への光の入射を遮断することを特徴とする請求項1に記載の顕微鏡装置。
  8. 使用者に、前記第1照明光学系への前記第2照明光学系の光源が発する光の入射の有無を通知する通知手段を備えることを特徴とする請求項1に記載の顕微鏡装置。
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