JP2018084439A - パッケージ - Google Patents

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【課題】安価で信頼性の高いパッケージを提供する。
【解決手段】素子19が実装されるベース基板10と、ベース基板10と重ねて設けられ、素子19を収容するキャビティCを有するリッド基板20と、ベース基板10とリッド基板20とを接合する接合膜2と、ベース基板10の外面10aに設けられ、ベース基板の厚さ方向に貫通する第一貫通電極12を通じて素子19の第一素子電極19aと電気的に接続される第一外部電極31と、リッド基板20の外面20aに設けられ、リッド基板20の厚さ方向に貫通する第二貫通電極22および接合膜2を通じて、素子19の第二素子電極19bと電気的に接続される第二外部電極32と、を備えている。
【選択図】図2

Description

この発明は、パッケージに関する。
赤外線センサやジャイロセンサ、加速度センサ等の素子は、有機物によるガスの派生を低減するため減圧雰囲気で封止された状態のパッケージとなっている。近年、ベース基板と、キャビティを有するリッド基板とを直接真空封止し、その後切断することでパッケージとする、いわゆるウェハレベルパッケージ化が行われている。
ところで、パッケージは、気密性を保持するために、ベース基板とリッド基板とを重ねたうえで全周に亘って接合する必要があるとともに、パッケージの外部に電極を引き出すための外部電極が必要となる(例えば、特許文献1参照)。
特許第5260890号公報
しかしながら、従来技術にあっては、リッド基板に一対の貫通電極を形成し、一対の引き出し配線を通じてパッケージの内部と外部とを電気的に接続する構成となっているため、引き出し配線の形成面積が大きくなるとともにコストが高くなる傾向にある。
また、近年の電子部品の小型化の要求により、パッケージにも小型化が要求されている。ところが、従来技術にあっては、リッド基板に一対の貫通電極を形成する構成となっているため、小型化により一対の貫通電極が近接する傾向にある。このため、絶縁信頼性という面で改善の余地がある。
そこで、本発明は、上記事情に鑑みたものであって、安価で信頼性の高いパッケージを提供する。
上記の課題を解決するため、本発明のパッケージは、素子が実装される第一基板と、前記第一基板と重ねて設けられ、前記素子を収容するキャビティを有する第二基板と、前記第一基板と前記第二基板とを接合する接合膜と、前記第一基板の外面に設けられ、前記第一基板の厚さ方向に貫通する第一貫通電極を通じて前記素子の第一素子電極と電気的に接続される第一外部電極と、前記第二基板の外面に設けられ、前記第二基板の厚さ方向に貫通する第二貫通電極および前記接合膜を通じて、前記素子の第二素子電極と電気的に接続される第二外部電極と、を備えたことを特徴としている。
この構成によれば、第一基板の厚さ方向に貫通する第一貫通電極を通じて素子の第一素子電極と電気的に接続される第一外部電極と、第二基板の厚さ方向に貫通する第二貫通電極および接合膜を通じて、素子の第二素子電極と電気的に接続される第二外部電極と、を備えているので、一方の基板に一対の貫通電極を形成し、引き出し配線を通じてパッケージの内部と外部とを電気的に接続する従来技術と比較して、配線の面積を削減できる。したがって、貫通電極の気密信頼性を向上できるとともに、コストを削減できる。また、第一外部電極は、第一基板の外面に設けられ、第二外部電極は、第一基板に重ねて設けられた第二基板の外面に設けられているので、一方の基板の表面に並んで一対の外部電極が設けられる従来技術と比較して、第一外部電極と第二外部電極との離間距離を大きく確保することができる。したがって、安価で信頼性の高いパッケージとすることができる。
また、前記第一基板および前記第二基板はそれぞれ平面視で矩形状に形成され、前記第一外部電極は、前記第一基板の角部に形成され、前記第二外部電極は、前記第二基板の角部に形成されている、ことを特徴としている。
この構成によれば、第一外部電極は、第一基板の角部に形成され、第二外部電極は、第二基板の角部に形成されているので、第一外部電極と第二外部電極との離間距離を十分に大きく確保することができる。したがって、安価で信頼性の高いパッケージとすることができる。
また、前記第一外部電極および前記第二外部電極は、平面視で対角線上に配置されていることを特徴としている。
この構成によれば、第一外部電極および第二外部電極は、平面視で対角線上に配置されているので、第一外部電極と第二外部電極との離間距離をさらに大きく確保することができる。したがって、安価で信頼性の高いパッケージとすることができる。
また、前記素子は、赤外線センサであることを特徴としている。
この構成によれば、気密封止が必要となる小型な赤外線センサに好適である。
本発明によれば、第一基板の厚さ方向に貫通する第一貫通電極を通じて素子の第一素子電極と電気的に接続される第一外部電極と、第二基板の厚さ方向に貫通する第二貫通電極および接合膜を通じて、素子の第二素子電極と電気的に接続される第二外部電極と、を備えているので、一方の基板に一対の貫通電極を形成し、引き出し配線を通じてパッケージの内部と外部とを電気的に接続する従来技術と比較して、配線の面積を削減できる。したがって、貫通電極の気密信頼性を向上できるとともに、コストを削減できる。また、第一外部電極は、第一基板の外面に設けられ、第二外部電極は、第一基板に重ねて設けられた第二基板の外面に設けられているので、一方の基板の表面に並んで一対の外部電極が設けられる従来技術と比較して、第一外部電極と第二外部電極との離間距離を大きく確保することができる。したがって、安価で信頼性の高いパッケージとすることができる。
実施形態のパッケージの平面図である。 図1におけるII−II線に沿った断面図である。 実施形態の変形性にかかるパッケージの平面図である。 図3におけるIV−IV線に沿った断面図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
図1は、実施形態のパッケージの平面図であり、図2は、図1におけるII−II線に沿った断面図である。
図1および図2に示すように、パッケージ1は、ベース基板10(請求項の「第一基板」に相当。)と、リッド基板20(請求項の「第二基板」に相当。)と、を備える。また、ベース基板10とリッド基板20との間には、素子19を収容するキャビティCが形成される。
ベース基板10は、例えばシリコン基板であり、平面視矩形状に形成されている。ベース基板10の第一角部11Aには、厚さ方向に貫通する第一貫通電極12が形成されている。第一貫通電極12は、例えばチタン(Ti)やタンタル(Ta)、クロム(Cr)、チタン(Ti)とプラチナ(Pt)の積層層による下地層をスパッタリング等により製膜した後、銅(Cu)等をめっきやスパッタリング等により製膜することで形成されている。第一貫通電極12は、ベース基板10の第一角部11Aに設けられた貫通孔11aを閉塞して、キャビティCを気密に保持している。なお、貫通孔11aおよび第一貫通電極12は、後述の接合工程の後に形成されてもよい。
ベース基板10の外面10aには、第一外部電極31が形成されている。第一外部電極31は、例えばチタン(Ti)やタンタル(Ta)、クロム(Cr)、チタン(Ti)とプラチナ(Pt)の積層層による下地層をスパッタリング等により製膜した後、金(Au)等をめっきやスパッタリング等により製膜することで形成されている。第一外部電極31は、第一貫通電極12と電気的に接続されるとともに、ベース基板10の外面10aの全体に亘って形成されている。
ベース基板10の内面10bには、埋込電極14aが設けられている。埋込電極14aは、例えば窒化チタン(TiN)、アルミシリコン合金(AlSi)、窒化チタン(TiN)の順に合金属をスパッタリング等により積層して製膜することで形成されている。埋込電極14aは、第一貫通電極12と電気的に接続されている。
ベース基板10の内面10bには、絶縁膜13が設けられている。絶縁膜13は、例えば二酸化ケイ素(SiO2)等のシリコン酸化膜や、シリコン窒化膜(SiNx)等であり、埋込電極14aおよびベース基板10の内面10bを覆っている。
絶縁膜13の表面には、マウント電極14bが形成されている。マウント電極14bは、例えばチタン(Ti)やタンタル(Ta)、クロム(Cr)、チタン(Ti)とプラチナ(Pt)の積層層による下地層をスパッタリング等により製膜した後、金(Au)やアルミニウム(Al)等を蒸着やスパッタリング等により製膜することで形成されている。マウント電極14bには、後述する素子19の第一素子電極19aが電気的に接続される。
絶縁膜13の周縁部には、第一接合膜15が形成されている。第一接合膜15は、マウント電極14bと同様に、例えばチタン(Ti)やタンタル(Ta)、クロム(Cr)、チタン(Ti)とプラチナ(Pt)の積層層による下地層をスパッタリング等により製膜した後、金(Au)やアルミニウム(Al)等を蒸着やスパッタリング等により製膜することで形成されている。第一接合膜15は、マウント電極14bと同一の工程で同一の材料により形成してもよいし、異なる工程で異なる材料により形成してもよい。
第一接合膜15は、平面視で略矩形枠状に形成された本体部15aと、本体部15aよりも内側に向かって張り出したマウント部15bとを備えている。第一接合膜15の本体部15aは、絶縁膜13の周縁部に沿って形成されている。第一接合膜15のマウント部15bは、平面視で第一角部11Aに対して対角線上に位置する第二角部11Bに対応した位置において、本体部15aよりも内側に矩形状に張り出した状態で形成されている。マウント部15bには、後述する素子19の第二素子電極19bが電気的に接続される。
絶縁膜13、埋込電極14a、マウント電極14bおよび第一接合膜15は、例えば以下の工程で形成される。まず、ベース基板10の表面に絶縁材料で成膜した後、ベース基板10の一部の絶縁材料をエッチング等で取り除く。次いで、絶縁材料を取り除いた領域に埋込電極14aを形成し、埋込電極14aとベース基板10の第一貫通電極12とを電気的に接続させる。次いで、埋込電極14aの上部に絶縁材料をさらに成膜した後、絶縁材料の表面を平坦化する。これにより、絶縁膜13が形成される。次いで、絶縁材料の一部をエッチング等で取り除いた後、マウント電極14bおよびマウント部15bを形成する。これにより、マウント電極14bは埋込電極14aと電気的に接続される。
次いで、第一接合膜15の本体部15aを絶縁膜13の周縁部に形成する。これにより、マウント部15bは本体部15aと電気的に接続されるとともに、第一接合膜15が形成される。
上述のベース基板10は、例えば円板状のシリコンウエハに複数形成される。
素子19は、例えば赤外線センサや加速度センサ、角速度センサ等である。素子19は、平面視で例えば矩形状に形成されている。素子19の主面における角部には、それぞれ第一素子電極19a、第二素子電極19bが形成されている。第一素子電極19aは、マウント電極14bと電気的に接続される。また、第二素子電極19bは、第一接合膜15のマウント部15bと電気的に接続される。なお、素子19の実装においては、マウント電極14bおよび第一素子電極19aのいずれかと、マウント部15bまたは第二素子電極19bのいずれかに例えば金(Au)等のバンプを形成し、加熱と超音波振動を加えて溶着させる、いわゆるフリップチップ実装が行われる。
リッド基板20は、例えばシリコン基板であり、平面視矩形状に形成されている。リッド基板20の内面20bには、凹部24が形成されている。凹部24は、ベース基板10の内面10bとリッド基板20の内面20bとを対向させて接合した際に、キャビティCを形成する。
リッド基板20の角部のうち、ベース基板10の第二角部11Bと対向する第一角部21Aには、厚さ方向に貫通する第二貫通電極22が形成されている。第二貫通電極22は、第一貫通電極12と同様に、例えばチタン(Ti)やタンタル(Ta)、クロム(Cr)、チタン(Ti)とプラチナ(Pt)の積層層による下地層をスパッタリング等により製膜した後、銅(Cu)等をめっきやスパッタリング等により製膜することで形成されている。第二貫通電極22は、リッド基板20の第一角部21Aに設けられた貫通孔21aを閉塞している。なお、貫通孔21aおよび第二貫通電極22は、後述の接合工程の後に形成されてもよい。
リッド基板20の外面20aには、第二外部電極32が形成されている。第二外部電極32は、リッド基板20の第一角部21Aにおける外面20aと、に形成されている。第二外部電極32は、リッド基板20の貫通孔21aに形成された第二貫通電極22と電気的に接続されている。第二外部電極32は、例えばチタン(Ti)やタンタル(Ta)、クロム(Cr)、チタン(Ti)とプラチナ(Pt)の積層層による下地層をスパッタリング等により製膜した後、金(Au)等をめっきやスパッタリング等により製膜することで形成されている。
リッド基板20の内面20bには、第二接合膜25が形成されている。第二接合膜25は、凹部24を外側から囲んでおり、平面視で矩形枠状に形成されている。第二接合膜25は、第一接合膜15と同様に、例えばチタン(Ti)やタンタル(Ta)、クロム(Cr)、チタン(Ti)とプラチナ(Pt)の積層層による下地層をスパッタリング等により製膜した後、金(Au)やアルミニウム(Al)等を蒸着やスパッタリング等により製膜することで形成されている。第二接合膜25は、第二貫通電極22と電気的に接続される。
上述のリッド基板20は、例えば円板状のシリコンウエハに複数形成される。
上述のとおり構成されたベース基板10、リッド基板20および素子19は、例えば以下の工程でパッケージ1として形成される。
まず、シリコンウエハに複数形成されたベース基板10のマウント電極14bおよびマウント部15bに対して、素子19を例えばフリップチップ実装により実装する。
次いで、ベース基板10が形成されたシリコンウエハと、リッド基板20が形成されたシリコンウエハとを、真空雰囲気下で互いに接合する接合工程を行う。接合工程では、ベース基板10の第一接合膜15と、リッド基板20の第二接合膜25とを、真空チャンバ―内で加熱および加圧することにより熱圧着で接合する。これにより、ベース基板10の第一接合膜15と、リッド基板20の第二接合膜25とが一体化された接合膜2が形成される。
次いで、ベース基板10およびリッド基板20のそれぞれに貫通孔11a,21aを形成する。貫通孔11a,21aは、例えばブラスト加工やレーザ加工、ウェットエッチング、ドライエッチング等により形成される。
次いで、ベース基板10に第一貫通電極および第一外部電極を形成し、リッド基板20に第二貫通電極および第二外部電極を形成する。
次いで、重ねあわせた一対のシリコンウエハをブレードダイニングやレーザ加工等により切断し、複数のパッケージ1に個片化する。
以上により、パッケージ1が形成される。
このとき、パッケージ1のキャビティCには、素子19が真空封止される。また、素子19の第一素子電極19aは、マウント電極14b、埋込電極14aおよび第一貫通電極12を通じて第一外部電極31と電気的に接続される。また、素子19の第二素子電極19bは、第一接合膜15のマウント部15b、本体部15aおよび第二貫通電極22を通じて第二外部電極32と電気的に接続される。したがって、パッケージ1は、素子19をキャビティCに真空封止した状態で、素子19とパッケージ1の外部との間で、電気信号の送受信が可能となる。
上述の実施形態によれば、ベース基板10の厚さ方向に貫通する第一貫通電極12を通じて素子19の第一素子電極19aと電気的に接続される第一外部電極31と、リッド基板20の厚さ方向に貫通する第二貫通電極22および接合膜2を通じて、素子19の第二素子電極19bと電気的に接続される第二外部電極32と、を備えているので、一方の基板に一対の貫通電極を形成し、引き出し配線を通じてパッケージの内部と外部とを電気的に接続する従来技術と比較して、配線の面積を削減できる。したがって、第一貫通電極12および第二貫通電極22の気密信頼性を向上できるとともに、コストを削減できる。また、第一外部電極31は、ベース基板10の外面10aに設けられ、第二外部電極32は、ベース基板10に重ねて設けられたリッド基板20の外面20aに設けられているので、一方の基板の表面に並んで一対の外部電極が設けられる従来技術と比較して、第一外部電極31と第二外部電極32との離間距離を大きく確保することができる。したがって、安価で信頼性の高いパッケージ1とすることができる。
また、第一外部電極31は、ベース基板10の第一角部11Aに形成され、第二外部電極32は、リッド基板20の第一角部21Aに形成されているので、第一外部電極31と第二外部電極32との離間距離を十分に大きく確保することができる。したがって、安価で信頼性の高いパッケージとすることができる。特に、本実施形態においては、第一外部電極31および第二外部電極32は、平面視で対角線上に配置されているので、第一外部電極31と第二外部電極32との離間距離をさらに大きく確保することができる。したがって、安価で信頼性の高いパッケージとすることができる。
また、本実施形態によれば、気密封止が必要となる小型な赤外線センサに好適である。
(実施形態の変形性)
図3は、実施形態の変形性にかかるパッケージの平面図であり、図4は、図3におけるIV−IV線に沿った断面図である。
上述の実施形態では、ベース基板10に対してマウント電極14bおよびマウント部15bを形成し、素子19を例えばフリップチップ実装により実装していた。これに対して、図3および図4に示すように、実施形態の変形例にかかるパッケージ1は、ベース基板10と素子19とが一体形成された電子部品35となっている点で、実施形態とは異なっている。以下、実施形態の変形例について説明する。なお、上述の実施形態と同様の構成については、説明を省略する。
実施形態の変形例にかかるパッケージ1は、ベース基板10と素子19とが一体形成された電子部品35を備えている。
ベース基板10の内面10bには、一対の埋込電極114(第一埋込電極114aおよび第二埋込電極114b)が設けられている。第一埋込電極114aは、第一貫通電極12および素子19の第一素子電極19aと電気的に接続されている。第二埋込電極114bは、第一接合膜15と電気的に接続されている。素子19、第一埋込電極114aおよび第二埋込電極114bは、絶縁膜13に埋設されている。なお、素子19として、サーモパイルやボロメータ等の熱型検出素子を採用した場合には、熱的な絶縁を確保するために、ベース基板10の内面10bに第二のキャビティC2を設けてもよい。
なお、本発明の技術範囲は上記の実施形態に限られるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。
上述の実施形態および実施形態の変形例では、ベース基板10の第一接合膜15とリッド基板20の第二接合膜25との接合方法については熱圧着に限定されることはなく、例えば金属拡散接合でもよい。また、ベース基板10の第一接合膜15とリッド基板20の第二接合膜25とをそれぞれ金錫合金(AuSn)で形成し、共晶温度まで加熱および溶融することで接合する、いわゆる共晶接合で接合してもよい。
また、上述の実施形態および実施形態の変形例では、気密封止として真空封止を行っていたが、これに限定されることはなく、例えば不活性ガスや窒素ガス(N2)等のガスを封入することにより気密封止してもよい。
その他、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、上記した実施の形態における構成要素を周知の構成要素に置き換えることは適宜可能である。
1・・・パッケージ 2・・・接合膜 10・・・ベース基板(第一基板) 10a・・・外面 12・・・第一貫通電極 11A・・・第一角部(角部) 19・・・素子 19a・・・第一素子電極 19b・・・第二素子電極 20・・・リッド基板 20a・・・外面 21A・・・第一角部(角部) 22・・・第二貫通電極 31・・・第一外部電極 32・・・第二外部電極 C・・・キャビティ

Claims (4)

  1. 素子が実装される第一基板と、
    前記第一基板と重ねて設けられ、前記素子を収容するキャビティを有する第二基板と、
    前記第一基板と前記第二基板とを接合する接合膜と、
    前記第一基板の外面に設けられ、前記第一基板の厚さ方向に貫通する第一貫通電極を通じて、前記素子の第一素子電極と電気的に接続される第一外部電極と、
    前記第二基板の外面に設けられ、前記第二基板の厚さ方向に貫通する第二貫通電極および前記接合膜を通じて、前記素子の第二素子電極と電気的に接続される第二外部電極と、
    を備えたことを特徴とするパッケージ。
  2. 請求項1に記載のパッケージであって、
    前記第一基板および前記第二基板はそれぞれ平面視で矩形状に形成され、
    前記第一外部電極は、前記第一基板の角部に形成され、
    前記第二外部電極は、前記第二基板の角部に形成されている、
    ことを特徴とするパッケージ。
  3. 請求項2に記載のパッケージであって、
    前記第一外部電極および前記第二外部電極は、平面視で対角線上に配置されていることを特徴とするパッケージ。
  4. 請求項1から3のいずれか1項に記載のパッケージであって、
    前記素子は、赤外線センサであることを特徴とするパッケージ。
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