JP2018084377A - 貯湯式給湯機 - Google Patents

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健 ▲高▼橋
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一樹 池田
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一樹 池田
明宏 戸田
Akihiro Toda
明宏 戸田
智 赤木
Satoshi Akagi
智 赤木
悠介 佐藤
Yusuke Sato
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Abstract

【課題】簡単な構成で外気温度を参照した給湯温度の補正を実現する構成を提供すること。【解決手段】貯湯タンク1内の湯水を加熱手段2で加熱し、貯湯タンク1内に湯を貯留する沸上運転手段と、貯湯タンク1より取り出した湯と給水管9からの水を混合して、給湯先に湯水を供給する給湯手段と、給湯手段により供給する湯水の温度を設定する給湯温度設定手段25と、加熱手段2に設けられ、外気温度を検出する外気温検出手段27と、加熱手段2を制御する制御部24と、を備え、制御部24は、外気温検出手段27で検出した外気温が予め設定された所定温度よりも高い場合は、給湯手段で供給する湯水の温度を、給湯温度設定手段で設定された設定温度よりも低くする。【選択図】図2

Description

本発明は、貯湯式給湯機に関するものである。
従来、電気給湯機には、ホームネットワークシステムによりエアコン室外機とデータを共有化し、このエアコン室外機の外気温度センサの測定温度が任意の温度より低い場合に湯張り温度を設定温度より高く補正するとともに、この測定温度が任意の温度より高い場合に湯張り温度を設定温度より低く補正する温度補正回路を設けたものがある。(例えば、特許文献1)。
特開2006−97925号公報
しかしながら、特許文献1のような電気給湯機では、外気温度による湯張り温度の補正のために、エアコン室外機など他の機器と電気給湯機とを間接的に接続し情報をやり取りするホームネットワークシステムを構築する必要があり、コストや手間がかかるという問題点があった。
また、外気温度センサの測定温度が任意の温度より低い場合に湯張り温度を設定温度より高く補正するため、使用者によっては、湯が熱いと不快に感じてしまうことがあるという問題点があった。
本発明は、上記のような問題点を解決するもので、簡単な構成で外気温度を参照した給湯温度の補正を実現する構成を提供することを目的とする。
本発明の貯湯式給湯機は、貯湯タンク内の湯水を加熱手段で加熱し、貯湯タンク内に湯を貯留する沸上運転手段と、貯湯タンクより取り出した湯と給水管からの水を混合して、給湯先に湯水を供給する給湯手段と、給湯手段により供給する湯水の温度を設定する給湯温度設定手段と、加熱手段に設けられ、外気温度を検出する外気温検出手段と、加熱手段を制御する制御部と、を備え、制御部は、外気温検出手段で検出した外気温が予め設定された所定温度よりも高い場合は、給湯手段で供給する湯水の温度を、給湯温度設定手段で設定された設定温度よりも低くするものである。
また、本発明の貯湯式給湯機は、
貯湯タンク内の湯水を加熱手段で加熱し、貯湯タンク内に湯を貯留する沸上運転手段と、貯湯タンクより取り出した湯と給水管よりの水を混合して、給湯先に湯水を供給する給湯手段と、給湯手段により供給する湯水の温度を設定する給湯温度設定手段と、インターネットから、今後の外気温度の予測情報を取得する予測外気温取得手段と、加熱手段を制御する制御部と、を備え、制御部は、予測外気温取得手段で取得した当日の予測外気温度が予め設定された所定温度よりも高い場合は、給湯手段で供給する湯水の温度を、給湯温度設定手段で設定された設定温度よりも低くするものである。
本発明によれば、簡単な構成で外気温度を参照した給湯温度の補正を実現する構成を提供するとともに、省エネ性を向上させることができる。
本発明の実施の形態1の貯湯式給湯機の構成図である。 本発明の実施の形態1の貯湯式給湯機の制御フローチャートである。 本発明の実施の形態2の貯湯式給湯機の構成図である。 本発明の実施の形態2の貯湯式給湯機の制御フローチャートである。 本発明の実施の形態2のリモコンの構成図である。
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態について説明する。尚、各図において同一または相当する要素には、同一の符号を付して、重複する説明を省略する。
実施の形態1.
以下、本発明の実施の形態1を図に基づいて説明する。図1は本発明の実施の形態1における貯湯式給湯機の構成図である。
図1において、貯湯タンク1は加熱循環回路3で加熱手段であるヒートポンプユニット2と接続されている。
ヒートポンプユニット2内には圧縮機、給湯用熱交換器、膨張弁、空気熱交換器を順次冷媒配管(いずれも図示を省略)で接続した冷凍サイクルシステムが備えられている。加熱循環回路3は貯湯タンク1の上下部をヒートポンプユニット2に接続し、貯湯タンク1の下部とヒートポンプユニット2とを接続している配管部分にはHP循環ポンプ4が設けられ、貯湯タンク1の下部から取り出した水をヒートポンプユニット2内に導き、ヒートポンプユニット2内で高温の湯に沸上げて貯湯タンク1の上部に戻している。ここで、沸上げは一般的に深夜電力時間帯を中心に翌日のお湯の使用分をタンクに貯湯するように実施する。
貯湯タンク1の外周には、貯湯タンク1の上部から貯湯タンクの容積の0L、50L、100L、150Lの位置に第1〜第4の温度センサ5a〜5dが設けられているとともに、加熱循環回路3の貯湯タンク1下部と接続する側にも第5の温度センサ5eが設けられ、第1〜第5の温度センサ5a〜5eは貯湯タンク1内の残湯熱量を検出する残湯熱量検出手段として機能し、その位置の湯の温度を検知する。貯湯タンク温度センサ6は貯湯タンク1の上部に設けられ、ヒートポンプユニット2によって加熱されて貯湯タンク1の上部に戻される湯の温度を検知する。
一般給湯側電動混合弁7は、貯湯タンク1の上部に接続された給湯管8からの高温湯と水道管等の水源に接続された給水管9からの水を適温に混合し、混合給湯管10を経由して蛇口等に適温の湯を供給する。
給水管9には、給水温度センサ23が設けられ、給水管9を流れる水の温度を検知し、混合給湯管10には、給湯用流量センサ19と給湯用温度センサ20が設けられ、混合給湯管10を流れる湯の流量と温度を検知する。
風呂給湯側電動混合弁11は、貯湯タンク1の上部に接続された給湯管8からの高温湯と水道管等の水源に接続された給水管9からの水を適温に混合し、混合風呂管18、風呂側循環回路12を経由して浴槽に適温の湯を供給し、適量となったところで電磁弁13により供給を停止し湯張りを行う。
混合風呂管18には、風呂用流量センサ21と風呂用温度センサ22が設けられ、混合風呂管18を流れる湯の流量と温度を検知する。
風呂側循環回路12は、風呂循環ポンプ14により浴槽から浴水を引き込み、熱交換器15を経由して浴槽に戻る経路である。また、タンク側循環回路16は、貯湯タンク1の上部からタンク内の湯をタンク循環ポンプ17で引き込み、熱交換器15を経由して貯湯タンク1の下部に繋がる経路である。ここで、風呂循環ポンプ14により風呂側循環回路12に浴槽から引き込まれた浴水は、タンク循環ポンプ17によりタンク側循環回路16に貯湯タンク1の上部から引き込まれた高温湯と、熱交換器15を介して熱交換されて浴槽に戻り、浴水が適温となったところで風呂循環ポンプ14とタンク循環ポンプ17の動作を停止し追い焚きを行う。
制御部24は、ヒートポンプユニット2、HP循環ポンプ4、第1〜第5の温度センサ5a〜5e、貯湯タンク温度センサ6、一般給湯側電動混合弁7、風呂給湯側電動混合弁11、電磁弁13、風呂循環ポンプ14、タンク循環ポンプ17、給湯用流量センサ19、給湯用温度センサ20、風呂用流量センサ21、風呂用温度センサ22、給水温度センサ23、リモコン25と電気的に接続されており、各々の動作を制御している。
制御部24には、使用熱量算出手段24aと、目標熱量算出手段24bと、補正熱量算出手段24cが設けられている。使用熱量算出手段24aは、所定期間内に貯湯タンク1から給湯した給湯量から所定期間内に使用した熱量を算出し、目標熱量算出手段24bは、使用熱量算出手段24aによって算出された所定期間内に使用した熱量から目標熱量を算出し、補正熱量算出手段24cは、目標熱量算出手段24bによって算出された目標熱量から所定の熱量を補正して補正熱量を算出する。
ヒートポンプユニット2には、外気温センサ27が設けられており、外気温センサ27により検知した外気温を制御部24に伝達する。
制御部24は、深夜時間帯終了時(例えば7時)に、補正熱量算出手段24cによって算出される補正熱量を確保するように、ヒートポンプユニット2の加熱動作を行う(これを深夜時間帯沸上げと呼ぶ)。その際、深夜時間帯終了時から加熱動作に必要な時間を逆算し、加熱動作の開始時刻を算出する。ここで、深夜時間帯開始時から、加熱動作の開始時刻までをピークシフトと呼んでおり、ピークシフトを行うことによって、深夜時間帯開始時の需用電力の集中を抑制している。
また、制御部24は、上記深夜時間帯沸上げ以外のときには、貯湯タンク1の貯湯量が、沸上げを開始する貯湯量である起動貯湯量(例えば、42℃換算で300L)を下回るとヒートポンプユニット2による沸上げ動作を開始し、その後、貯湯タンク1の貯湯量が、所定量(例えば、起動貯湯量+50L)を上回るとヒートポンプユニット2による沸上げ動作を停止する
次に、上記実施の形態1の貯湯式給湯機の動作を図2に基づいて説明する。図2は本発明の実施の形態1の貯湯式給湯機の制御動作のフローチャートである。
図2において、制御部24は、使用者がリモコン25操作により給湯設定温度を変更すると、変更した給湯設定温度を記憶する(ステップS30)。
次に、制御部24は、ヒートポンプユニット2に設けられた外気温センサ27により検知した外気温を取得し記憶する(ステップS31)。
次に、ステップS31で記憶した外気温と予め設定された所定温度(例えば25℃)とを比較し(ステップS32)、外気温が所定温度より高い場合には、ステップS30で記憶した給湯設定温度よりも低い値(例えば、給湯設定温度が42℃の場合は41℃)を給湯補正温度として記憶し(ステップS33)、外気温が所定温度以下の場合には、給湯設定温度(例えば42℃)を給湯補正温度として記憶する(ステップS34)。
次に、使用者が蛇口等での給湯や、浴槽への湯張りを行うと(ステップS35)、ステップS33、又はステップS34で記憶した給湯補正温度に基づいて、蛇口への給湯や、浴槽への湯張りを行う(ステップS36)。
以上のように、本発明の実施の形態1によれば、ヒートポンプユニット2に設けられた外気温検出手段27によって検出した外気温が所定温度よりも高い場合に、蛇口への給湯や、浴槽への湯張り温度を、給湯温度設定手段によって設定された設定温度よりも低くするようにしているため、他機器から外気温情報を取得する必要が無く、他機器とのネットワーク構築によるコストを抑制し、外気温が所定温度以下の場合でも、蛇口への給湯や、浴槽への湯張り温度を上げることなく、使用者の不快感を減らすと共に、外気温が所定温度よりも高い場合は、蛇口への給湯や、浴槽への湯張り温度を低くすることにより、省エネ性を向上させることができる。
また、ステップS31で記憶した外気温と比較する所定温度については、使用者がリモコン25の操作により給湯設定温度を変更したときの外気温を検出し、それに基づいて例えば、給湯設定温度を変更した時点での外気温としても良い。これにより、使用者が、その時の外気温に基づいて給湯設定温度を変更していれば、その時の外気温より高くなった場合に、給湯補正温度を下げるようになるので、使用者が給湯温度が低いと不快に感じることが少なくなる。
実施の形態2.
次に、本発明の実施の形態2を図に基づいて説明する。なお、構成に関しては前述の実施の形態1と同じであるため説明を省略する。また、共通する動作内容に関しては説明を省略する。
図3は本発明の実施の形態2の貯湯式給湯機の構成図であり、インターネットとの接続関係を示す概念図である。
図3において、貯湯式給湯機26に設けられた制御部24は、インターネットと接続されており、インターネットから天気予報や翌日の気温の情報などの各種情報を入手する事が可能となっている。
次に、実施の形態2の動作を図4に基づいて説明する。図4は本発明の実施の形態2の貯湯式給湯機の制御動作のフローチャートである。
図4において、制御部24は、使用者がリモコン25操作により給湯設定温度を変更すると、変更した給湯設定温度を記憶する(ステップS40)。
次に、制御部24は、インターネットの天気予報から翌日の予測外気温度の情報を取得し記憶する(ステップS41)。
次に、制御部24に設けられた使用熱量算出手段24aは給湯用流量センサ19と給湯用温度センサ20と給水温度センサ23によって検出される流量と温度から給湯に使用した貯湯タンク1から出湯される熱量を算出するとともに、風呂用流量センサ21と風呂用温度センサ22と給水温度センサ23とによって検出される流量と温度から風呂湯張りに使用した貯湯タンク1から出湯される熱量を算出しており、この算出した熱量の1日間の積算値をQ_day1(1日前の使用熱量の積算値),Q_day2(2日前の使用熱量の積算値),・・・,Q_dayn(n日前の使用熱量の積算値)として、所定期間分(例えば過去2週間分)算出する(ステップS42)。
次に、深夜時間帯開始時(例えば23時)に、目標熱量算出手段24bは、使用熱量算出手段24aによって算出された所定期間分(例えば過去2週間分)の1日毎の使用熱量の積算値Q_daynから、所定期間内(例えば過去2週間内)の1日間の使用熱量の平均値Q_aveを算出し、この算出したQ_aveに基づいて式1のように当日に貯湯タンク1に貯める熱量の目標値である沸上げ目標熱量Qoを算出する(ステップS43〜S44)。
Qo=(Q_ave×放熱係数+起動熱量)×夜間率・・・式1
ここで、放熱係数とは、沸上げた熱量に対して使用者がお湯を使用するまでの間に放熱することを考慮した値(例えば1.1)となっており、起動熱量とは、昼間時間帯の沸上げを開始する貯湯タンク1内の残湯量から演算されるタンク熱量条件(例えば3500kcal)となっている。また、夜間率とは、24時間での使用電力量に対する深夜時間帯での使用電力量の割合(例えば80%)であり、制御部24に予め記憶している。
なお、目標熱量算出手段24bは、使用熱量算出手段24aによって算出された所定期間分(例えば過去2週間分)の1日毎の使用熱量の積算値Q_daynから、所定期間内(例えば過去2週間内)の1日間の使用熱量の最大値Q_maxを算出し、この算出したQ_maxに基づいて当日に貯湯タンク1に貯める熱量の目標値である沸上げ目標熱量Qoを算出してもよい。
次に、補正熱量算出手段24cは、ステップS41で記憶した予測外気温のうち、例えば翌日の最高気温と、予め設定された所定温度(例えば25℃)とを比較し(ステップS45)、予測外気温が所定温度より高い場合には、沸上げ目標熱量Qoから所定の熱量(例えば、翌日の使用湯量を400Lと想定している場合は、400kcal)を減算し、沸上げ補正熱量Qiを算出する(ステップS46)、外気温が所定温度以下の場合には、沸上げ目標熱量Qoを、そのまま沸上げ補正熱量Qiとする(ステップS47)。
次に、制御部24は、補正熱量算出手段24cによって算出された沸上げ補正熱量Qiに基づいて式2のように沸上げ目標温度Tpを算出する(ステップS48)。
Tp=Qi/(タンク容量−マージン)+給水温度・・・式2
ここで、タンク容量とは、貯湯タンク1の容量(例えば370L)となっており、マージンとは、貯湯タンク1内の一定量は放熱して給湯に使用できないことを考慮した値(例えば60L)となっており、給水温度とは給水温度センサ23によって検出される給水温度(例えば10℃)となっている。
次に、制御部24は、貯湯タンク1の上部から50L、100L、150Lの位置に取り付けられた第2〜第4の温度センサ5b〜5d、及び加熱循環回路3の貯湯タンク1下部側に取り付けられた第5の温度センサ5eの入力値とによって貯湯タンク1内の残湯熱量Qtを検出しており(ステップS49)、補正熱量算出手段24bによって算出された沸上げ補正熱量Qiと貯湯タンク1内の残湯熱量Qtとに基づいて式3のように夜間時間帯の沸上げ熱量Qnを算出する(ステップS50)。
Qn=Qi−Qt・・・式3
次に、制御部24は、夜間時間帯の沸き上げ熱量Qnに基づいて式4のように夜間時間帯の沸き上げ時間Twを算出し(ステップS51)、式5のように夜間時間帯の沸き上げ開始時刻t−startを算出する(ステップS52)。そして、夜間時間帯の沸き上げ開始時刻t−startを経過するまでは、ステップS49〜ステップS52の処理を繰り返し実行する(ステップS53)。
Tw=Qn/860[cal/Wh]/Hac[kW]×60[分]・・・式4
t−start=夜間時間帯終了時刻−Tw・・・式5
ここで、Hacとはヒートポンプユニット2における加熱能力(例えば4.5kW)となっている。
次に、制御部24は、夜間時間帯の沸き上げ開始時刻t−startを経過すると、ヒートポンプユニット2の加熱動作を開始する(ステップS54)。その後は、貯湯タンク1内の残湯熱量Qtが沸上げ補正熱量Qi以上になった場合に加熱動作を停止する(ステップS55,S56)。
次に、制御部24は、ステップS41で記憶した予測外気温と所定温度(例えば25℃)とを比較し(ステップS57)、予測外気温が所定温度より高い場合には、ステップS40で記憶した給湯設定温度よりも低い値(例えば、給湯設定温度42℃の場合は41℃)を給湯補正温度として記憶し(ステップS58)、予測外気温が所定温度以下の場合には、給湯設定温度(例えば42℃)を給湯補正温度として記憶する(ステップS59)。
次に、使用者が蛇口等での給湯や、浴槽への湯張りを行う際に(ステップS60)、ステップS58、又はステップS59で記憶した給湯補正温度に基づいて、蛇口への給湯や、浴槽への湯張りを行う(ステップS61)。
以上のように、本発明の実施の形態2によれば、インターネットの天気予報から取得した予測外気温が所定温度よりも高い場合に、蛇口への給湯や、浴槽への湯張り温度を、給湯温度設定手段によって設定された設定温度よりも低くするようにしているため、他機器から外気温情報を取得する必要が無く、他機器とのネットワーク構築によるコストを抑制し、外気温が所定温度以下の場合でも、蛇口への給湯や、浴槽への湯張り温度を上げることなく、使用者の不快感を減らすと共に、外気温が所定温度よりも高い場合は、蛇口への給湯や、浴槽への湯張り温度を低くすることにより、省エネ性を向上させることができる。
また、インターネットの天気予報により、前日のうちに翌日の予測外気温を取得することができるため、予測外気温に基づいて、翌日の実際の給湯温度(給湯補正温度)を設定温度よりも低くすると判断した場合には、その分、事前の沸上げ量を抑制して、より省エネ効果を得ることができる。
なお、本実施の形態2では、翌日の予測外気温のうち最高気温を利用しているため、省エネ効果が大きくなるが、一方で朝晩など最高気温よりも低い外気温度の環境では、使用者が給湯温度を低いと感じる可能性がある。そこで、例えば利用する予測外気温を最高気温はなく最低気温や平均気温としてもよい。最低気温にすることで、使用者が給湯温度を低いと感じる可能性を低減できる。また、平均気温とすることで、省エネ性と使用者の給湯温度への不満の可能性の低減の両立が可能となる。なお、上記実施の形態2では、深夜時間帯における加熱動作について述べているが、深夜時間帯に限らなくてもよい。
次に、上記実施の形態2のリモコンにおける操作や表示について、図5に基づいて説明する。図5は本発明の実施の形態2を示すリモコンの構成図である。
図5において、リモコン25は、給湯設定温度を変更する給湯設定温度変更スイッチ25a、給湯補正温度を給湯設定温度よりも低い値にする給湯温度補正状態を解除するための温度補正解除スイッチ25b、設定内容や機器の状態などを表示するリモコン画面25cとを備えている。
ここで、使用者が給湯設定温度変更スイッチ25aを操作すると、リモコン画面25cの給湯温度の数字が変化する。更に、給湯温度補正状態である場合には、給湯温度の数字の横に補正状態であることが分かる表示(例えば図5のような、下矢印表示)を行う。これにより、使用者は給湯設定温度に対して低い温度が供給されていることが貯湯式給湯機の異常や故障ではないということを容易に認知することができる。また、温度補正解除スイッチ25bを操作すれば、補正状態を解除すると共に、給湯温度の数字の横の補正状態であることが分かる表示が消えるようになっている。これにより使用者は、希望するときに温度の補正を解除できるとともに、解除されたことを容易に認知することができる。
また、温度補正解除スイッチ25bの操作により、現在が温度を補正された状態であるものから、その補正状態を解除するというだけでなく、温度補正する制御そのものが機能しないように、温度補正制御の入/切そのものを切り替えられるように構成しても良い。
以上のように、本発明の実施の形態2のリモコン構成によれば、使用者がリモコン25で設定した給湯設定温度と、実際に給湯される給湯補正温度が異なることが視覚的に容易に認識できるため、使い勝手がよくなると共に、温度が低いなどの問合せを減らすことができる。また、実際に給湯される給湯温度を補正したくない場合には、視覚的に補正状態か否かを判断し、温度補正解除スイッチ25bにより補正状態を解除することができるため、使用者の意図に沿った給湯温度で湯の提供が可能となる。
また、給湯設定温度変更スイッチ25aで設定された給湯設定温度と、実際に供給される給湯補正温度との温度差を、使用者が任意に設定可能としても良い。これにより、使用者は、より省エネ効果を得たければ、温度差を大きく設定し、給湯温度が低いと不快に感じる場合は、温度差を小さく設定することができるため、使用者の選択肢が増えて更に使い勝手が良くなる。
また、温度補正解除スイッチ25bの操作により、補正状態を解除した場合に、使用熱量の増加(例えば、補正状態を解除することにより実際に供給される給湯温度が1℃上がった場合、1℃×400L=400kcal)を想定し、この使用熱量の増加に基づいて貯湯タンク1に追加で貯湯するようヒートポンプユニット2の加熱動作を行うようにしても良い。これにより、使用者が補正状態を解除した場合に、使用熱量が増加することによる湯切れを防ぐことができる。
また、制御部24は、外気温センサ27により検知した外気温、又は、インターネットの天気予報から取得した翌日の予測外気温が所定温度よりも高いとき、この外気温と所定温度との差が第一の値(例えば2℃)よりも大きな第二の値(例えば5℃)の場合に、給湯設定温度変更スイッチ25aによって設定された給湯設定温度と、実際に供給される給湯補正温度との温度差を、第一の値の場合の温度差よりも大きくする(例えば、第一の値の場合の温度差が1℃であった場合に対して、第二の値の場合の温度差を2℃とする)ようにしても良い。これにより、外気温と所定温度との差が大きいほど、給湯補正温度が低くなるため、より省エネ効果を得られると共に、外気温と所定温度との差が大きいため、使用者が給湯温度が低いと不快に感じることが少なくなる。
1 貯湯タンク
2 ヒートポンプユニット
3 加熱循環回路
4 HP循環ポンプ
5a 第1の温度センサ
5b 第2の温度センサ
5c 第3の温度センサ
5d 第4の温度センサ
5e 第5の温度センサ
6 貯湯タンク温度センサ
7 一般給湯側電動混合弁
8 給湯管
9 給水管
10 混合給湯管
11 風呂給湯側電動混合弁
12 風呂側循環回路
13 電磁弁
14 風呂循環ポンプ
15 熱交換器
16 タンク側循環回路
17 タンク循環ポンプ
18 混合風呂管
19 給湯量流量センサ
20 給湯量温度センサ
21 風呂用流量センサ
22 風呂用温度センサ
23 給水温度センサ
24 制御部
24a 使用熱量算出手段
24b 目標熱量算出手段
24c 補正熱量算出手段
25 リモコン
26 貯湯ユニット
27 外気温センサ

Claims (8)

  1. 貯湯タンク内の湯水を加熱手段で加熱し、該貯湯タンク内に湯を貯留する沸上運転手段と、
    前記貯湯タンクより取り出した湯と給水管からの水を混合して、給湯先に湯水を供給する給湯手段と、
    前記給湯手段により供給する湯水の温度を設定する給湯温度設定手段と、
    前記加熱手段に設けられ、外気温度を検出する外気温検出手段と、
    前記加熱手段を制御する制御部と、
    を備え、
    前記制御部は、前記外気温検出手段で検出した外気温が予め設定された所定温度よりも高い場合は、前記給湯手段で供給する湯水の温度を、前記給湯温度設定手段で設定された設定温度よりも低くすることを特徴とする貯湯式給湯機。
  2. 貯湯タンク内の湯水を加熱手段で加熱し、該貯湯タンク内に湯を貯留する沸上運転手段と、
    前記貯湯タンクより取り出した湯と給水管よりの水を混合して、給湯先に湯水を供給する給湯手段と、
    前記給湯手段により供給する湯水の温度を設定する給湯温度設定手段と、
    インターネットから、今後の外気温度の予測情報を取得する予測外気温取得手段と、
    前記加熱手段を制御する制御部と、
    を備え、
    前記制御部は、前記予測外気温取得手段で取得した当日の予測外気温度が予め設定された所定温度よりも高い場合は、前記給湯手段で供給する湯水の温度を、前記給湯温度設定手段で設定された設定温度よりも低くすることを特徴とする貯湯式給湯機。
  3. 前記制御部は、
    前記予測外気温取得手段で取得した翌日の予測外気温度が前記所定温度よりも高い場合は、
    前記翌日の予測外気温度が前記所定温度以下の場合よりも前記沸上運転手段で前記貯湯タンクに貯留する湯の熱量を低くすることを特徴とする請求項2に記載の貯湯式給湯機。
  4. 前記貯湯式給湯機の運転状態を表示する表示部と、
    を備え、
    前記制御部は、前記給湯手段で供給する湯水の温度が、前記給湯温度設定手段で設定された設定温度よりも低い場合は、前記表示部にその旨を表示させることを特徴とする請求項1から3のいずれか1つに記載の貯湯式給湯機。
  5. 前記給湯手段で供給する湯水の温度を、前記給湯温度設定手段で設定された設定温度よりも低くするか否かを選択する、選択手段を備えることを特徴とする請求項1から4のいずれか1つに記載の貯湯式給湯機。
  6. 前記給湯手段で供給する湯水の温度を前記給湯温度設定手段で設定された設定温度よりも低くする際の温度低下値を、使用者が設定可能な低下温度設定手段を備えることを特徴とする請求項1から5のいずれか1つに記載の貯湯式給湯機。
  7. 前記制御部は、前記給湯手段で供給する湯水の温度を前記給湯温度設定手段で設定された設定温度よりも低くする設定を解除したとき、
    前記沸上運転手段を動作させることを特徴とする請求項5又は6のいずれか1つに記載の貯湯式給湯機。
  8. 前記制御部は、
    前記外気温検出手段で検出した外気温度が予め設定された所定温度よりも高いとき、
    前記外気温度と前記所定温度との外気温度差が第一の値よりも大きな値の場合には、
    前記給湯温度設定手段で設定された設定温度と前記給湯手段で供給する湯水の温度との温度差を、前記外気温度差が前記第一の値以下の場合よりも大きくすることを特徴とする請求項1、4、5、7のいずれか1つに記載の貯湯式給湯機
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