JP2018084325A - 管路接続部装着用の逆止弁 - Google Patents

管路接続部装着用の逆止弁 Download PDF

Info

Publication number
JP2018084325A
JP2018084325A JP2017174454A JP2017174454A JP2018084325A JP 2018084325 A JP2018084325 A JP 2018084325A JP 2017174454 A JP2017174454 A JP 2017174454A JP 2017174454 A JP2017174454 A JP 2017174454A JP 2018084325 A JP2018084325 A JP 2018084325A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
flange portion
check valve
valve
pipe
flange
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2017174454A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6267396B1 (ja
Inventor
暁子 折山
Akiko Oriyama
暁子 折山
裕二 牧
Yuji Maki
裕二 牧
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Takemura Seisakusho KK
Original Assignee
Takemura Seisakusho KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Takemura Seisakusho KK filed Critical Takemura Seisakusho KK
Application granted granted Critical
Publication of JP6267396B1 publication Critical patent/JP6267396B1/ja
Publication of JP2018084325A publication Critical patent/JP2018084325A/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Gasket Seals (AREA)
  • Valve Housings (AREA)
  • Check Valves (AREA)
  • Pipe Accessories (AREA)

Abstract

【課題】継手パッキンによるシール性をより向上させると共に、継手パッキンをフランジ部に装着し易くさせることができる管路接続部装着用の逆止弁を提供する。
【解決手段】逆止弁の構成としての弁体11が内部に配される外殻本体10に、外方へ広がるように設けられたフランジ部13と、リング状に形成され、内周に設けられた円周溝16aによってフランジ部13に外嵌状態に被着され、管路の接続部における一次側の管路端面と二次側の管路端面との間に挟まれて、フランジ部13を両面側からシールする継手パッキン16とを備え、一次側から二次側へ流体を流す管路に装着される管路接続部装着用の逆止弁において、フランジ部13の一次側のシール面32aを構成する部位の外径とフランジ部13の二次側のシール面22aを構成する部位の外径とが異なるように設けられることで、フランジ部13の外周に段差が形成されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、逆止弁の構成としての弁体が内部に配される外殻本体に、外方へ広がるように設けられたフランジ部と、リング状に形成され、内周に設けられた円周溝によって前記フランジ部に外嵌状態に被着され、管路の接続部における一方の管路の端面と他方の管路の端面との間に挟まれて、前記フランジ部を両面側からシールする継手パッキンとを備え、一次側から二次側へ流体を流す管路に装着される管路接続部装着用の逆止弁に関する。
従来、水道メータなどの配管に装着される管路接続部装着用の逆止弁としては、例えば、弁座収容部と弁軸の摺動支持部及びこれを連結する支柱を構成する外殻本体を鋳型によって鋳造した外殻原形鋳物とし、これを旋盤等の能率的加工機によって軸芯部等を切削加工して外殻を形成し、開口端部のフランジにガスケットを嵌装したフランジ躯体を螺合し、かしめ等により固定するようにしたパッキン一体型逆止弁(特許文献1参照)が、提案されている。
このパッキン一体型逆止弁と製造方法は、破損し易い従来の合成樹脂製の外殻本体を金属製とし、逆止弁本体の構造を飛躍的に強化し、鋳物金属鋳造の特性を活かした形成加工手段により極めて能率的な製造方法を提供するものであるので、水道施設産業上に高度の利用価値を有するものである(特許文献1の[0027]参照)とされている。
しかしながら、この従来技術では、継手パッキンによるシール性をより向上させると共に、継手パッキンをフランジ部に装着し易くさせるより合理的な形態が提案されていない。
また、他の従来技術としては、弁箱及び弁座押えから成る外殻本体がプラスチック製の水道用配管における逆止及び封止構造が開示されている(特許文献2参照)。
特開2015−152066号公報(第1頁、[0027]) 特開2010−90939号公報(第1頁、[0016])
管路接続部装着用の逆止弁に関して解決しようとする課題は、継手パッキンによるシール性をより向上させると共に、継手パッキンをフランジ部に装着し易くさせるより合理的な形態について提案されていないことにある。
そこで、本発明の目的は、継手パッキンによるシール性をより向上させると共に、継手パッキンをフランジ部に装着し易くさせることができる管路接続部装着用の逆止弁を提供することにある。
本発明は上記目的を達成するために次の構成を備える。
本発明にかかる管路接続部装着用の逆止弁の一形態によれば、逆止弁の構成としての弁体が内部に配される外殻本体に、外方へ広がるように設けられたフランジ部と、リング状に形成され、内周に設けられた円周溝によって前記フランジ部に外嵌状態に被着され、管路の接続部における一方の管路の端面と他方の管路の端面との間に挟まれて、前記フランジ部を両面側からシールする継手パッキンとを備え、一次側から二次側へ流体を流す管路に装着される管路接続部装着用の逆止弁において、前記フランジ部の一次側のシール面を構成する部位の外径と前記フランジ部の二次側のシール面を構成する部位の外径とが異なるように設けられることで、前記フランジ部の外周に段差が形成されている。
また、本発明にかかる管路接続部装着用の逆止弁の一形態によれば、前記外殻本体が、流体の通過を許す孔を有するリング状の弁座を備える筒状部と、該筒状部の一端側に設けられた前記フランジ部と、前記筒状部の他端側に延長された形態に設けられ、前記弁体を支持して案内すると共に前記弁体を前記弁座へ向けて付勢する付勢部材を支持する弁体支持部とを備えることを特徴とすることができる。
また、本発明にかかる管路接続部装着用の逆止弁の一形態によれば、前記外殻本体が、該外殻本体の外部側を形成する胴部形成体と、該外殻本体の内部側を形成する弁座形成体とによって構成され、前記胴部形成体が、前記筒状部の外部側を構成する外側筒状部と、該外側筒状部の一端側に鍔状に形成されて管路の二次側のシール面を構成する二次側鍔部とを備え、前記弁座形成体が、前記筒状部の内部側を構成して前記弁座を形成する内側筒状部と、該内側筒状部の一端側に鍔状に形成されて管路の一次側のシール面を構成する一次側鍔部とを備え、前記二次側鍔部の一次側の当接面に前記一次側鍔部の二次側の当接面が当接し、一体化することによって前記フランジ部が構成されることを特徴とすることができる。
また、本発明にかかる管路接続部装着用の逆止弁の一形態によれば、前記一次側鍔部の外周よりも、前記二次側鍔部の外周の方が小径に設けられていることを特徴とすることができる。
また、本発明にかかる管路接続部装着用の逆止弁の一形態によれば、前記一次側鍔部の外周よりも、前記二次側鍔部の外周の方が大径に設けられていることを特徴とすることができる。
また、本発明にかかる管路接続部装着用の逆止弁の一形態によれば、前記外側筒状部と、前記内側筒状部が、ねじ込み、圧接、かしめ、もしくは機械的係合によって係合されることを特徴とすることができる。
また、本発明にかかる管路接続部装着用の逆止弁の一形態によれば、前記一次側鍔部の外周もしくは前記二次側鍔部の外周が、多角形、円形、楕円形、一辺もしくは数辺が直線状で他辺が円弧形状または凹凸を繰り返す形状に形成されていることを特徴とすることができる。
また、本発明にかかる管路接続部装着用の逆止弁の一形態によれば、前記継手パッキンの前記円周溝の内側面にリング状の溝が形成されていることを特徴とすることができる。
また、本発明にかかる管路接続部装着用の逆止弁の一形態によれば、前記継手パッキンの前記円周溝の内側面にリング状の突起が形成されていることを特徴とすることができる。
また、本発明にかかる管路接続部装着用の逆止弁の一形態によれば、前記フランジ部の一次側のシール面と前記フランジ部の二次側のシール面とにリング状の溝が形成されていることを特徴とすることができる。
また、本発明にかかる管路接続部装着用の逆止弁の一形態によれば、前記フランジ部の一次側のシール面と前記フランジ部の二次側のシール面とにリング状の突起が形成されていることを特徴とすることができる。
本発明にかかる管路接続部装着用の逆止弁によれば、継手パッキンによるシール性をより向上させると共に、継手パッキンをフランジ部に装着し易くさせることができるという特別有利な効果を奏する。
本発明にかかる管路接続部装着用の逆止弁の形態例を示す断面図である。 本発明にかかる管路接続部装着用の逆止弁の他の形態例を示す断面図である。 本発明にかかる継手パッキンの形態例を示す断面図である。 本発明にかかる継手パッキンの他の形態例を示す断面図である。 本発明にかかるフランジ部の形態例を示す断面図である。 本発明にかかるフランジ部の他の形態例を示す断面図である。 本発明にかかる管路接続部装着用の逆止弁のフランジ部に溝が設けられた形態例を示す断面図である。 図7の形態例を水道メータの管路に装着した使用状態の一例を示す説明図である。
以下、本発明にかかる管路接続部装着用の逆止弁の形態例を添付図面(図1〜8)に基づいて詳細に説明する。本発明にかかる管路接続部装着用の逆止弁は、一次側から二次側へ流体を流す管路に装着されるもので、基本形態として、逆止弁の構成としての弁体11が内部に配される外殻本体10に、外方へ広がるように設けられたフランジ部13と、リング状に形成され、内周に設けられた円周溝16aによってフランジ部13に外嵌状態に被着され、管路の接続部における一方の管路の端面(一次側の管路端面2a又は二次側の管路端面3a(図8参照))と他方の管路の端面(二次側の管路端面3a又は一次側の管路端面2a(図8参照))との間に挟まれて、フランジ部13を両面側からシールする継手パッキン16とを備えている。
そして、本発明にかかる管路接続部装着用の逆止弁は、図1又は図2に示すように、フランジ部13の一次側のシール面32aを構成する部位の外径とフランジ部13の二次側のシール面22aを構成する部位の外径とが異なるように設けられることで、フランジ部13の外周に段差が形成されている。なお、図1又は図2に示す形態例では、フランジ部13が、後述する胴部形成体20(一次側鍔部32)と弁座形成体30(二次側鍔部22)とが二重に重なった形状になっているが、本発明はこれに限定されることなく、一体に形成されたものであっても良い。
これによれば、フランジ部13の外周に段差が形成されるため、継手パッキン16が挟圧されて圧縮された際の変形の逃がしとなって、シール性をより向上させることができる。さらに、この段差によれば、フランジ部13に対して継手パッキン16の円周溝16aにスペース上の余裕が生じるため、継手パッキン16をフランジ部13に装着し易くなるという特別有利な効果を奏する。なお、図1又は図2に示す形態例では、後述するように筒状部12が設けられているが、本発明は、これに限定されることなく、例えば後述する弁体支持部14を備えるが、実質的に筒状部12が無い形態で弁座12aがフランジ部13部の内部に設けられる形態や、弁座12aが管路の一次側に位置するような形態についても適用できるのは勿論である。
また、本形態例では、外殻本体10が、流体の通過を許す孔を有するリング状の弁座12aを備える筒状部12と、その筒状部12の一端側に設けられたフランジ部13と、筒状部12の他端側に延長された形態に設けられ、弁体11を支持して案内すると共に弁体11を弁座12aへ向けて付勢する付勢部材17を支持する弁体支持部14とを備える。
これによれば、逆止弁の機能が安定的に作動し、管路の接続部に装着し易いコンパクトな形態とすることができる。本形態例では、図8に示すように、フランジ部13を除く外殻本体10が、二次側配管3の管路内の側に挿入される状態で嵌め込まれる形態になっており、適切且つ容易に装着できる構成になっている。
また、本形態例では、外殻本体10が、その外殻本体10の外部側を形成する胴部形成体20と、その外殻本体10の内部側を形成する弁座形成体30とによって構成され、胴部形成体20が、筒状部12の外部側を構成する外側筒状部21と、その外側筒状部21の一端側に鍔状に形成されて管路の二次側のシール面22aを構成する二次側鍔部22とを備え、弁座形成体30が、筒状部12の内部側を構成して弁座12aを形成する内側筒状部31と、その内側筒状部31の一端側に鍔状に形成されて管路の一次側のシール面32aを構成する一次側鍔部32とを備え、二次側鍔部22の一次側の当接面に一次側鍔部32の二次側の当接面が当接し、一体化することによってフランジ部13が構成されている。
これによれば、耐久強度及びシール性を合理的な構成によって確実に向上できるという特別有利な効果を奏する。すなわち、筒状部12とフランジ部13とが、胴部形成体20と弁座形成体30とが二重に重なった状態で、連続して設けられた形態になっており、構造的な強度を高めている。また、胴部形成体20の二次側鍔部22と、弁座形成体30の一次側鍔部32とが、隙間なく一体的に重ねられた状態で、フランジ部13が形成され、そのフランジ部13の外周を覆うように外嵌めされた継手パッキン16によってシールがなされる。このため、この継手パッキン16によれば、その二次側鍔部22と一次側鍔部32との間のシールが、一次側の管路端面2aと二次側の管路端面3aと間のシールと同時に適切に行われることになり、シール性を確実に向上させることができる。すなわち、その二次側鍔部22と一次側鍔部32とのシールについて、接着剤などの別のシール手段を用いる必要がなく、確実に行われる利点がある。
そして、図1の形態例によれば、一次側鍔部32の外周よりも、二次側鍔部22の外周の方が小径に設けられている。
また、図2の形態例によれば、一次側鍔部32の外周よりも、二次側鍔部22の外周の方が大径に設けられている。
図1又は図2のいずれの形態例においても、前述したように、フランジ部13の外周に段差が形成されるため、継手パッキン16が挟圧されて圧縮された際の変形の逃がしとなって、シール性をより向上させることができる。さらに、この段差によれば、フランジ部13に対して継手パッキン16の円周溝16aにスペース上の余裕が生じるため、継手パッキン16をフランジ部13に装着し易くなるという特別有利な効果を奏する。
また、本形態例では、外側筒状部21と、内側筒状部31が、ねじ込みによる係合によって一体化されている。なお、この外側筒状部21と内側筒状部31の係合は、これに限定されることなく、圧接、かしめ、もしくは他の機械的係合によって係合されても良いのは勿論である。いずれの場合も、前述したように、耐久強度及びシール性を適切に確保できる。
また、本形態例では、一次側鍔部32の外周及び二次側鍔部22の外周の両方が、円形、形成されている。なお、一次側鍔部32の外周もしくは二次側鍔部22の外周の形状は、これに限定されることなく、少なくとも一方の外周が、多角形、円形、楕円形、一辺もしくは数辺が直線状で他辺が円弧形状または凹凸を繰り返す形状に形成されていても良く、フランジ部13の外周に段差ができるように一次側鍔部32の外周と二次側鍔部22との外径とが異なるように、その形状が設けられていればよい。いずれの場合も、前述したように、耐久強度及びシール性と装着性を適切に向上できる。
また、図3に示すように、本発明にかかる管路接続部装着用の逆止弁に用いることができる継手パッキン16の形態例としては、継手パッキン16の円周溝16aの内側面にリング状の溝16bが形成されているようにしても良い。
また、図4に示すように、本発明にかかる管路接続部装着用の逆止弁に用いることができる継手パッキン16の形態例としては、継手パッキン16の円周溝16aの内側面にリング状の突起16cが形成されているようにしても良い。
また、図5に示すように、本発明にかかる管路接続部装着用の逆止弁に用いることができるフランジ部13の形態例としては、フランジ部13の一次側のシール面32aとフランジ部13の二次側のシール面22aとにリング状の溝32b、22bが形成されているようにしても良い。
また、図6に示すように、本発明にかかる管路接続部装着用の逆止弁に用いることができるフランジ部13の形態例としては、フランジ部13の一次側のシール面32aとフランジ部13の二次側のシール面22aとにリング状の突起32c、22cが形成されているようにしても良い。
このような図3〜6に記載した形態例によれば、いずれの場合についても、シール性をより向上させることができる。すなわち、いずれの場合についても、継手パッキン16が挟圧されて圧縮された際の変形によって、リング状の閉じたシール線を確実に形成することができ、より高いシール性を実現できる。なお、これらのリング状の溝16b、22b、32bやリング状の突起16c、22c、32cは、各図に示したように複数であっても良いし、単数(図7参照)であっても良いのは勿論である。
次に、本発明にかかる管路接続部装着用の逆止弁1の他の形態例を添付図面(図7、8)に基づいて詳細に説明する。この管路接続部装着用の逆止弁1は、基本構成として、弁体11がシールされるリング状の弁座12aを形成する筒状部12と、その筒状部12の一端側に鍔状に形成され、接続される一次側の管路端面2a(図8参照)と二次側の管路端面3a(図8参照)との間に挟まれてシールされるフランジ部13と、筒状部12の他端側に形成され、弁体11の逆止動作を許容するようにその弁体11を案内すると共に支持する弁体支持部14とから構成される外殻本体(「外側本体」とも記す。)10を備えるものである。
また、この管路接続部装着用の逆止弁1は、基本構成として、弁座12aに配され、弁体11に当接してシールする弁座パッキン15と、フランジ部13に外嵌めされ、接続される一次側の管路端面2aと二次側の管路端面3aとの双方に当接してシールするように、内周にフランジ部13に装着するための嵌め溝(「円周溝」とも記す。)16aが設けられたリング状の継手パッキン16と、弁体11と弁体支持部14の間に配され、その弁体11を、管路を二次側から一次側へ閉じる方向である弁座12a側へ付勢する弁体付勢バネ(「付勢部材」とも記す。)17とを備えるものである。なお、この付勢部材17は、スプリングコイルに限定されず、他の弾性部材を利用できるのは勿論である。
また、本発明にかかる管路接続部装着用の逆止弁1では、外側本体10が、その外側本体10の外部側を形成する胴部形成体20と、その外側本体10の内部側を形成する弁座形成体30とによって構成されている。すなわち、胴部形成体20の内側に、弁座形成体30が螺着されることで、一体化されて、外側本体10が形成されている。
そして、胴部形成体20が、雌ネジ部21aを有して筒状部12の外部側を構成する外側筒状部21と、その外側筒状部21の一端側に連続して鍔状に形成され、二次側のシール面22aを構成する二次側鍔部22と、外側筒状部21の他端側に連続して弁体支持部14の一部の構成として複数の柱状に延設され、流体の流通を許容する開口24を形成する脚状部23と、その脚状部23の他端側に連続して弁体支持部14の一部の構成として設けられ、弁体のシール面11aとは反対側に延設された軸状部11bが挿通されて案内される貫通案内孔25とを備えている。
本形態例では、従来技術と同様に、脚状部23が、三つの柱状に設けられることで構成され、これに伴って、流体の流通を許容する開口24も三箇所に設けられる形態になっている。また、この形態によって、三箇所の開口24は、流れる流体の抵抗に可及的にならないように、十分に広く開いた形態に設けられている。
なお、弁体支持部14の弁体11を支持して案内する形態は、本形態例に限定されることはなく、例えば本形態例の軸状部11bと貫通案内孔25との関係とは反対に、軸状部を弁体支持部14の側に形成し、貫通案内孔に相当する案内穴を弁体11の側に形成するように設けても良い。
また、弁座形成体30が、胴部形成体20の雌ネジ部21aに螺合する雄ネジ部31aを有して筒状部12の内部側を構成する内側筒状部31と、その内側筒状部31の一端側に連続して鍔状に形成され、その鍔状の二次側の面が、雌ネジ部21aに雄ネジ部31aがネジ込まれることで、二次側鍔部22の一次側の面に当接し、フランジ部13を構成するようにその二次側鍔部22と一体化し、一次側のシール面32aを構成する一次側鍔部32とを備えている。なお、本形態例の弁座パッキン15は、胴部形成体20の外側筒状部21の内側段部と、弁座形成体30のリング状の弁座12aを形成する他端部との間に、挟まれた状態に装着されている。
以上の構成を備える管路接続部装着用の逆止弁によれば、耐久強度及びシール性を合理的な構成によって確実に向上できるという特別有利な効果を奏する。本発明によれば、胴部形成体20の二次側鍔部22と、弁座形成体30の一次側鍔部32とが、雌ネジ部21aに雄ネジ部31aがネジ込まれるネジの作用によって圧接状態に合わせられて一体化することで、一つのフランジ部13を構成する形態になっている点に特徴がある。すなわち、筒状部12とフランジ部13とが、胴部形成体20と弁座形成体30とが二重に重なった状態で、連続して設けられた形態になっており、構造的な強度を高めている。
また、胴部形成体20の二次側鍔部22と、弁座形成体30の一次側鍔部32とが、隙間なく一体的に重ねられた状態で形成されたフランジ部13は、継手パッキン16を介するが、一次側の管路端面2aと二次側の管路端面3aとの間に強く挟まれる。このため、雌ネジ部21aと雄ネジ部31aの螺合ついて、緩み止めが好適になされる形態となっている。このように緩み止めがなされることで、胴部形成体20の二次側鍔部22と、弁座形成体30の一次側鍔部32との一体化が適切に維持され、耐久強度を確実に向上することができる。
また、胴部形成体20の二次側鍔部22と、弁座形成体30の一次側鍔部32とが、隙間なく一体的に重ねられた状態で、フランジ部13が形成され、そのフランジ部13の外周を覆うように外嵌めされた継手パッキン16によってシールがなされる。このため、この継手パッキン16によれば、その二次側鍔部22と一次側鍔部32との間のシールが、一次側の管路端面2aと二次側の管路端面3aと間のシールと同時に適切に行われることになり、シール性を確実に向上させることができる。すなわち、その二次側鍔部22と一次側鍔部32とのシールについて、接着剤などの別のシール手段を用いる必要がなく、確実に行われる利点がある。
そして、本形態例では、フランジ部13の一次側のシール面32aとフランジ部13の二次側のシール面22aとに、リング状の溝22b、32bが設けられている。このリング状の溝22b、32bによれば、継手パッキン16が挟圧されて圧縮された際の変形の逃がしとなって、シール性をより向上させることができる。
また、一次側鍔部32の外径よりも、二次側鍔部22の外径の方が、小径に設けられ、フランジ部13の外周に段差が形成されている。この段差によれば、継手パッキン16が挟圧されて圧縮された際の変形の逃がしとなって、シール性をより向上させることができる。さらに、この段差によれば、フランジ部13に対して継手パッキン16の嵌め溝16aにスペース上の余裕が生じるため、継手パッキン16をフランジ部13に装着し易くなる利点もある。
本発明にかかる管路接続部装着用の逆止弁1は、図8に示す形態例のように、水道メータ2の二次側に接続して好適に用いることができる形状になっている。本形態例では、水道メータ2の一次側の管路端面2aと、二次側配管3の二次側の管路端面3aとの間で、継手ナット4の操作によって 継手パッキン16とフランジ部13とが挟圧されて水密シールがなされ、その二次側配管3の内部に配された状態で装着される形態になっている。これによれば、水道水の逆流(二次側から一次側への流れ)を適切に防止することができる。
なお、この逆止弁1の基本的な構成及び動作形態、例えば、弁座12aに装着された弁座パッキン15による弁体11とのシール形態、弁体11の弁体付勢バネ17を介した軸線方向の動作などについては、従来技術と同様の目的構成及び作用効果を備えるものであり、詳しい説明を省略する。
以上、本発明につき好適な形態例を挙げて種々説明してきたが、本発明は以上の形態例に限定されるものではなく、発明の精神を逸脱しない範囲内で多くの改変を施し得るのは勿論のことである。
1 管路接続部装着用の逆止弁
2 水道メータ
2a 一次側の管路端面
3 二次側配管
3a 二次側の管路端面
4 継手ナット
10 外殻本体(外側本体)
11 弁体
11a 弁体のシール面
11b 軸状部
12 筒状部
12a 弁座
13 フランジ部
14 弁体支持部
15 弁座パッキン
16 継手パッキン
16a 円周溝(嵌め溝)
16b リング状の溝
16c リング状の突起
17 付勢部材(弁体付勢バネ)
20 胴部形成体
21 外側筒状部
21a 雌ネジ部
22 二次側鍔部
22a 二次側のシール面
22b リング状の溝
22c リング状の突起
23 脚状部
24 開口
25 貫通案内孔
30 弁座形成体
31 内側筒状部
31a 雄ネジ部
32 一次側鍔部
32a 一次側のシール面
32b リング状の溝
32c リング状の突起

Claims (11)

  1. 逆止弁の構成としての弁体が内部に配される外殻本体に、外方へ広がるように設けられたフランジ部と、
    リング状に形成され、内周に設けられた円周溝によって前記フランジ部に外嵌状態に被着され、管路の接続部における一方の管路の端面と他方の管路の端面との間に挟まれて、前記フランジ部を両面側からシールする継手パッキンとを備え、
    一次側から二次側へ流体を流す管路に装着される管路接続部装着用の逆止弁において、
    前記フランジ部の一次側のシール面を構成する部位の外径と前記フランジ部の二次側のシール面を構成する部位の外径とが異なるように設けられることで、前記フランジ部の外周に段差が形成されていることを特徴とする管路接続部装着用の逆止弁。
  2. 前記外殻本体が、流体の通過を許す孔を有するリング状の弁座を備える筒状部と、該筒状部の一端側に設けられた前記フランジ部と、前記筒状部の他端側に延長された形態に設けられ、前記弁体を支持して案内すると共に前記弁体を前記弁座へ向けて付勢する付勢部材を支持する弁体支持部とを備えることを特徴とする請求項1記載の管路接続部装着用の逆止弁。
  3. 前記外殻本体が、該外殻本体の外部側を形成する胴部形成体と、該外殻本体の内部側を形成する弁座形成体とによって構成され、
    前記胴部形成体が、前記筒状部の外部側を構成する外側筒状部と、該外側筒状部の一端側に鍔状に形成されて管路の二次側のシール面を構成する二次側鍔部とを備え、
    前記弁座形成体が、前記筒状部の内部側を構成して前記弁座を形成する内側筒状部と、該内側筒状部の一端側に鍔状に形成されて管路の一次側のシール面を構成する一次側鍔部とを備え、
    前記二次側鍔部の一次側の当接面に前記一次側鍔部の二次側の当接面が当接し、一体化することによって前記フランジ部が構成されることを特徴とする請求項2記載の管路接続部装着用の逆止弁。
  4. 前記一次側鍔部の外周よりも、前記二次側鍔部の外周の方が小径に設けられていることを特徴とする請求項3記載の管路接続部装着用の逆止弁。
  5. 前記一次側鍔部の外周よりも、前記二次側鍔部の外周の方が大径に設けられていることを特徴とする請求項3記載の管路接続部装着用の逆止弁。
  6. 前記外側筒状部と、前記内側筒状部が、ねじ込み、圧接、かしめ、もしくは機械的係合によって係合されることを特徴とする請求項3〜5のいずれかに記載の管路接続部装着用の逆止弁。
  7. 前記一次側鍔部の外周もしくは前記二次側鍔部の外周が、多角形、円形、楕円形、一辺もしくは数辺が直線状で他辺が円弧形状または凹凸を繰り返す形状に形成されていることを特徴とする請求項3〜6のいずれかに記載の管路接続部装着用の逆止弁。
  8. 前記継手パッキンの前記円周溝の内側面にリング状の溝が形成されていることを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の管路接続部装着用の逆止弁。
  9. 前記継手パッキンの前記円周溝の内側面にリング状の突起が形成されていることを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の管路接続部装着用の逆止弁。
  10. 前記フランジ部の一次側のシール面と前記フランジ部の二次側のシール面とにリング状の溝が形成されていることを特徴とする請求項1〜9のいずれかに記載の管路接続部装着用の逆止弁。
  11. 前記フランジ部の一次側のシール面と前記フランジ部の二次側のシール面とにリング状の突起が形成されていることを特徴とする請求項1〜9のいずれかに記載の管路接続部装着用の逆止弁。
JP2017174454A 2016-11-15 2017-09-12 管路接続部装着用の逆止弁 Expired - Fee Related JP6267396B1 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016222066 2016-11-15
JP2016222066 2016-11-15

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017233002A Division JP2018084332A (ja) 2016-11-15 2017-12-05 管路接続部装着用の逆止弁

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP6267396B1 JP6267396B1 (ja) 2018-01-24
JP2018084325A true JP2018084325A (ja) 2018-05-31

Family

ID=61020787

Family Applications (2)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017174454A Expired - Fee Related JP6267396B1 (ja) 2016-11-15 2017-09-12 管路接続部装着用の逆止弁
JP2017233002A Pending JP2018084332A (ja) 2016-11-15 2017-12-05 管路接続部装着用の逆止弁

Family Applications After (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017233002A Pending JP2018084332A (ja) 2016-11-15 2017-12-05 管路接続部装着用の逆止弁

Country Status (1)

Country Link
JP (2) JP6267396B1 (ja)

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010090939A (ja) * 2008-10-06 2010-04-22 Nippo Valve Co Ltd パッキン付き逆止弁
JP2015175518A (ja) * 2014-03-18 2015-10-05 株式会社タブチ 逆止弁

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010090939A (ja) * 2008-10-06 2010-04-22 Nippo Valve Co Ltd パッキン付き逆止弁
JP2015175518A (ja) * 2014-03-18 2015-10-05 株式会社タブチ 逆止弁

Also Published As

Publication number Publication date
JP2018084332A (ja) 2018-05-31
JP6267396B1 (ja) 2018-01-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP3006798B1 (en) Valve device
KR101684637B1 (ko) 전자 팽창밸브
JP2007146946A (ja) 高圧タンク
KR101876110B1 (ko) 조인트 유닛
TWI487861B (zh) 止回閥之構造
JP4864959B2 (ja) 仕切弁
WO2014202093A1 (en) Spring gasket for a valve housing
JP6267396B1 (ja) 管路接続部装着用の逆止弁
GB2469312A (en) Crown-type probe seal having at least one spring energised seal
JP3176509U (ja) 水道メータとシモクとの結合部における逆止弁及びパッキンの取付け構造
KR101656564B1 (ko) 가공과 조립이 용이한 암커플러
WO2016121709A1 (ja) ライニング型バタフライバルブ
JP2013224690A (ja) 管継手カバー
JP2006322475A (ja) 管継手
JP2005140211A (ja) 耐食バルブ
CN210106684U (zh) 一种立式止回阀
JP2014088904A (ja) 分岐管接続装置
JP2018168993A (ja) 逆止弁
CN110906042B (zh) 一种电磁阀
JP2007323599A (ja) 減圧弁
JP6159148B2 (ja) 水道メータとシモクとの結合部における逆止弁及びパッキンの取付け構造
JP2016090046A (ja) 継手及び継手取付構造
JP5758041B1 (ja) 継手取付構造
RU1839702C (ru) Шаровой кран
KR20170073391A (ko) Nrs 게이트 밸브 이중패킹

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20171107

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20171205

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20171219

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6267396

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees