JP4864959B2 - 仕切弁 - Google Patents

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Description

本発明は、上水道等に用いられ、弁箱の蓋に挿通させた弁棒を回転させて、弁体を流体通路と直角方向に移動させる仕切弁に関する。
上水道等の仕切弁には、内部の流体通路と直角方向に突出して開口する開口筒部を有する弁箱と、この開口筒部から流体通路と直角方向に挿入される弁棒に取り付けられ、流体通路を開閉する弁体と、弁箱の開口筒部を閉塞し、弁棒を挿通させる蓋とからなり、弁棒を回転させて弁体を流体通路と直角方向に移動させるものが多く用いられている。通常、弁棒は軸シール部材を介して蓋に挿通され、そのねじ部に螺合されたナット部材に弁体が取り付けられており、弁棒をハンドル等で回転させることにより、弁箱に設けられたガイド部で案内される弁体が、ナット部材と一緒に流体通路と直角方向に移動するようになっている。また、弁箱と蓋は鋳物等で形成され、弁体は芯金の表面にゴムライニングを施されたものが多い。
このような仕切弁では、弁箱の開口筒部と蓋との間をシールした上で、液圧によって開口筒部から外れようとする蓋を留め、かつ、弁棒を回転させるときの軸シール部材との摩擦トルクによって回転しようとする蓋を回り止めして開口筒部に固定する必要がある。従来の汎用的な仕切弁は、弁箱の開口筒部と蓋とに互いに対向するフランジを設け、これらのフランジの周方向に設けた複数のボルト孔にボルトを挿通してナットで締付けることにより、蓋を回り止めして固定するとともに、対向するフランジ間に装着したガスケットリング等のシール部材を挟圧して、弁箱と蓋との間をシールしている(例えば、特許文献1参照)。
上述した汎用的な仕切弁は、多数のボルトとナットによるフランジ間の締付けで蓋を固定しているので、組み立てや分解修理等に手間がかかる問題がある。また、フランジを形成された弁箱や蓋が重くて嵩張るものとなる問題もある。さらに、ボルトとナットによる大きな締付け力によって、フランジ間に装着された弁箱と蓋とのシール部材を挟圧するので、シール部材の圧縮変形量が大きくなって寿命が短くなるとともに、ボルトの締付けによる挟圧が周方向で不均一となって、シール性が低下する恐れもある。
上述した一番目の問題に対しては、図13(a)、(b)に示すように、弁箱31の開口筒部31aに内向きの鍔32を形成し、蓋33に外向きの鍔34を形成して、この鍔34を開口筒部31aの中へ入れ込み、蓋33に外嵌した支持部材35の足35aを開口筒部31aの上端面に当接して、支持部材35のボルト孔を通して蓋33に螺着した2本のボルト36をナット37で締付けることにより、蓋33の鍔34を開口筒部31aの鍔32に内側から押圧して、両鍔32、34の間をシールするとともに、蓋33を回り止めして固定し、組み立てや分解修理等の手間を軽減するようにしたものがある。図示は省略するが、開口筒部31aと蓋33の断面形状は楕円形とされている(特許文献2参照)。
また、図14(a)、(b)に示すように、弁箱41の開口筒部41aと蓋42とにそれぞれ外径側に張り出す口部43、44を形成して、開口筒部41aの口部43に外方に突出する複数の係止爪43aを周方向に等間隔に設け、蓋42の口部44に内方に向けた複数の嵌合歯44aを周方向に等間隔に設けて、蓋42を回転することにより、各係止爪43aを嵌合歯44aで軸方向に係止するとともに、各口部43、44に挿通した回り止めピン45で蓋42を回り止めし、組み立てや分解修理の手間を軽減するようにしたものもある。また、弁箱41と蓋42との間は、口部43、44間に装着されたシールリング46でシールされ、このシールリング46は、係止爪43aと嵌合歯44aの両方または一方の係止面を周方向に傾斜させることにより、蓋42の回転によって口部43、44間に挟圧されるようになっている(特許文献3参照)。
特開2000−120887号公報 実開平7−12672号公報 特開平11−108211号公報
特許文献2に記載された仕切弁は、締付けボルトの本数は減らすことができるが、蓋の外向きの鍔の外径が開口筒部の内向きの鍔の内径よりも大きいので、開口筒部と蓋の断面が円形のものでは、蓋の鍔を開口筒部の中へ入れ込むことができず、楕円形や長円形のものであっても、重い蓋を傾けて蓋の鍔を入れ込む必要があり、組み立てや分解修理に手間がかかる問題がある。
また、特許文献3に記載された仕切弁は、締付けボルトを不要とすることができるが、前述した汎用的な仕切弁と同様に、開口筒部と蓋に外径側へ張り出すフランジのような口部を設ける必要があるので、弁箱や蓋が重くて嵩張るものとなる問題がある。
さらに、特許文献2、3に記載されたものは、いずれも弁箱と蓋とのシール部材を軸方向に強い力で挟圧する必要があるので、シール部材の圧縮変形量が大きくなって寿命が短くなるとともに、挟圧が周方向で不均一となって、シール性が低下する恐れもある。
そこで、本発明の課題は、組み立てや分解修理が容易で、弁箱や蓋が軽量で嵩張らず、かつ、弁箱と蓋とのシール部材の寿命を延長でき、良好なシール性を確保できる仕切弁を提供できるようにすることである。
上記の課題を解決するために、本発明は、内部の流体通路と直角方向に突出して開口する開口筒部を有する弁箱と、この開口筒部から流体通路と直角方向に挿入される弁棒に取り付けられ、前記流体通路を開閉する弁体と、前記弁箱の開口筒部を閉塞し、前記弁棒を挿通させる蓋とからなり、前記弁棒を回転させて前記弁体を流体通路と直角方向に移動させる仕切弁において、前記蓋に前記開口筒部の外周側または内周側に嵌合される蓋筒部を形成し、この開口筒部に嵌合される蓋筒部を軸方向に係止する軸方向係止手段と、周方向に回り止めする回り止め手段とを設けて、これらの嵌合される開口筒部と蓋筒部の周面間に、前記弁箱と蓋との間をシールするシール部材を設けた構成を採用した。
すなわち、蓋に開口筒部の外周側または内周側に嵌合される蓋筒部を形成し、この開口筒部に嵌合される蓋筒部を軸方向に係止する軸方向係止手段と、周方向に回り止めする回り止め手段とを設けて、これらの嵌合される開口筒部と蓋筒部の周面間に、弁箱と蓋との間をシールするシール部材を設けることにより、締付けボルトを不要とし、開口筒部や蓋の外径側に突出するフランジや口部もなくすとともに、シール部材を強い力で軸方向に挟圧することも不要とし、組み立てや分解修理が容易で、弁箱や蓋が軽量で嵩張らず、かつ、弁箱と蓋とのシール部材の寿命を延長でき、良好なシール性を確保できる仕切弁を提供できるようにした。
前記シール部材は、前記嵌合される開口筒部と蓋筒部の周面のいずれか一方に設けられた環状のシール溝に装着されるシールリングとすることができる。
前記軸方向係止手段は、前記開口筒部と蓋筒部のうちの内側に嵌合される内側筒部の外周面に、円周方向に延びる突条を設け、外側に嵌合される外側筒部の内周面に、前記突条の嵌合方向前方側の側端面または前記内側筒部の先端面を係止する入口側が拡がった段差部を設けて、この段差部の入口側の内周面に、弾性変形で拡縮するロックリングを収納する環状溝を設け、前記突条の嵌合方向前方側の側端面または内側筒部の先端面が段差部に係止された状態で、前記ロックリングを縮径させて、前記突条の嵌合方向後方側の側端面を係止するものとすることができる。
前記軸方向係止手段は、前記開口筒部と蓋筒部のうちの外側に嵌合される外側筒部の内周面に、弾性変形で拡縮するロックリングを収納する環状溝を設け、内側に嵌合される内側筒部の外周面に前記ロックリングが嵌まり込む環状の係合溝を設けて、前記環状溝に収納されたロックリングを縮径させて前記係合溝に嵌め込むものとすることもできる。
前記軸方向係止手段は、前記開口筒部と蓋筒部のうちの内側に嵌合される内側筒部の外周面に、弾性変形で拡縮するロックリングを収納する環状溝を設け、外側に嵌合される外側筒部の内周面に前記ロックリングが嵌まり込む環状の係合溝を設けて、前記環状溝に収納されたロックリングを拡径させて前記係合溝に嵌め込むものとすることもできる。
前記回り止め手段は、前記嵌合される開口筒部と蓋筒部の断面を円形とし、前記開口筒部と蓋筒部のうちの外側に嵌合される外側筒部の端面に半径方向へ延びる少なくとも1つの係合溝を設け、内側に嵌合される内側筒部の外周面に、外径側へ突出して前記係合溝に嵌まり込む突出部を設けて、この突出部を前記係合溝に嵌め込むものとすることができる。
前記回り止め手段は、前記嵌合される開口筒部と蓋筒部の断面を、これらの相対回転を許容しない長円形または楕円形とするものとすることもできる。
また、前記軸方向係止手段は、前記嵌合される開口筒部と蓋筒部の断面を円形とし、前記開口筒部と蓋筒部のうちの内側に嵌合される内側筒部の外周面に、外径側へ突出する爪部を設け、外側に嵌合される外側筒部の入口側の内周面に、前記爪部を通す切欠きを有する内向きの鍔と、前記切欠きを通した爪部が鍔の裏側に嵌まり込む円弧状または環状の周溝とを設けて、前記爪部を前記切欠きに通したのち、前記蓋筒部を前記開口筒部と相対回転させて、前記爪部を前記鍔の裏側の周溝に軸方向を係止するもとすることもできる。
上記軸方向係止手段を採用する場合は、前記回り止め手段は、前記周溝を円弧状のものとし、前記爪部の相対回転させる前面側の側端面を前記円弧状の周溝の端面に押し当て、少なくとも1つの爪部の後面側の側端面を、前記周溝に差し込まれる係止部材で係止するものとすることができる。
前記蓋筒部を前記開口筒部の内周側に嵌合することにより、分解修理等で着脱する蓋を、より軽量で嵩張らないものとすることができる。
本発明の仕切弁は、蓋に開口筒部の外周側または内周側に嵌合される蓋筒部を形成し、この開口筒部に嵌合される蓋筒部を軸方向に係止する軸方向係止手段と、周方向に回り止めする回り止め手段とを設けて、これらの嵌合される開口筒部と蓋筒部の周面間に、弁箱と蓋との間をシールするシール部材を設けたので、組み立てや分解修理が容易で、弁箱や蓋が軽量で嵩張らず、かつ、弁箱と蓋とのシール部材の寿命を延長でき、良好なシール性を確保できるものとすることができる。
以下、図面に基づき、本発明の実施形態を説明する。図1乃至図3は、第1の実施形態を示す。この仕切弁は、図1に示すように、内部の流体通路1と直角方向に突出して開口する開口筒部2aを有する弁箱2と、開口筒部2aから流体通路1と直角方向に挿入される弁棒3に取り付けられ、流体通路1を開閉する弁体4と、開口筒部2aを閉塞し、弁棒3を挿通させる蓋5とからなり、弁棒3を回転させて、弁棒3のねじ部3aに螺合されたナット部材6に取り付けられた弁体4を、流体通路1と直角方向に移動させるものである。弁箱2と蓋5は鋳物で形成され、弁体4は芯金4aにゴムライニング4bを施したものである。図示は省略するが、弁体4は流体通路1の両側に設けられた弁箱2のガイド溝によって、流体通路1と直角方向の移動を案内されるようになっている。
前記蓋5は、開口筒部2aの内周側に嵌合される蓋筒部5aが形成され、これらの嵌合部位の開口筒部2aと蓋筒部5aの断面は、図2に示すように、円形とされている。また、弁棒3は軸シール部材としてのOリング7aを装着したブッシュ7を介して蓋5の頂部5bに挿通され、頂部5bに装着されたブッシュ押さえ8から突出する上端部に、弁棒3を回転させるハンドル取り付け部3bが設けられている。なお、開口筒部2aと蓋筒部5aの嵌合部位は、強度を確保するために厚肉に形成されている。
図2および図3に示すように、前記開口筒部2aの内側に嵌合された内側筒部としての蓋筒部5aの外周面には、円周方向に延びて環状に連なる矩形断面の突条9が設けられ、外側筒部としての開口筒部2aの内周面には、突条9が嵌まり込むように入口側が拡がり、突条9の嵌合方向前方側の側端面9aを係止する段差部10が設けられて、段差部10の入口側の内周面に、弾性変形で拡縮するロックリング11を収納した環状溝12が設けられている。なお、突条9は、円周方向で部分的に連なる分断されたものとしてもよい。
前記ロックリング11は、周方向の1箇所が切り離された円形のばね条で形成され、拡径勝手で環状溝12に収納されており、突条9の側端面9aが段差部10に係止された状態で、環状溝12の底に螺合された押し込みボルト13を押し込むことにより、各図中に一点鎖線で示すように、ロックリング11が縮径して、突条9の嵌合方向後方側の側端面9bを係止する。押し込みボルト13は、円周方向に等間隔で3箇所に設けられている。したがって、開口筒部2aに嵌合された蓋筒部5aが軸方向に係止される。
また、前記開口筒部2aの端面には、半径方向へ延びる1つの係合溝14が切り込みで形成され、蓋筒部5aの外周面には、外径側へ突出して係合溝14に嵌まり込む突出部15が設けられている。したがって、開口筒部2aに嵌合された蓋筒部5aが回り止めされる。なお、係合溝14と突出部15は円周方向の複数箇所に設けてもよい。
さらに、前記開口筒部2aの内周面には、段差部10の奥側で環状のシール溝16が設けられ、このシール溝16にシールリング17が装着されている。シールリング17は円形断面のセルフシールタイプのものとされ、弁箱2内の水圧でシール溝16の上側側面と蓋筒部5aの外周面に押し付けられ、弁箱2と蓋5との間をシールする。したがって、シールリング17の圧縮変形量は、ボルト締め等によって軸方向に挟圧されるシール部材のように大きくなく、耐久寿命が長い。
図4は、前記開口筒部2aと蓋筒部5aの嵌合部の変形例を示す。この変形例では、内側筒部としての蓋筒部5aの先端面5cが開口筒部2aの段差部10に係止されるようになっている点が異なる。その他の部分は第1の実施形態のものと同じであり、突条9の嵌合方向後方側の側端面9bは縮径するロックリング11によって係止される。
図5(a)、(b)は、前記蓋筒部5aの回り止め部の変形例を示す。この変形例では、蓋筒部5aの突出部15が嵌まり込む係合溝14が、開口筒部2aの端面に立設された一対の半径方向へ延びる立壁部14aで形成されている点が異なる。
図6乃至図8は、第2の実施形態を示す。この仕切弁は、基本的な構成は第1の実施形態のものと同じであり、図6に示すように、蓋5に設けられた蓋筒部5aが弁箱2の開口筒部2aの内周側に嵌合され、開口筒部2aの内周面に設けられたシール溝16に、弁箱2と蓋5との間をシールするシールリング17が装着されている。
この実施形態では、図7に示すように、嵌合部位の開口筒部2aと蓋筒部5aの断面が楕円形とされて、蓋筒部5aが回り止めされている点と、図8に示すように、開口筒部2aの内周面に、弾性変形で拡縮する楕円形のロックリング11aを収納する環状溝12aが設けられ、蓋筒部5aの外周面にロックリング11aが嵌まり込む環状の係合溝18が設けられて、蓋筒部5aが軸方向に係止されている点とが異なる。このロックリング11aは、楕円の短径部の1箇所で切り離されて縮径勝手とされており、やっとこ等の工具で、ロックリング11aの切り離された部分の間隔を拡げ、ロックリング11aを拡径した状態で蓋筒部5aを嵌合し、こののち、工具を開放して縮径するロックリング11aを係合溝18に嵌め込む。その他の部分は第1の実施形態のものと同じである。
図9は、前記開口筒部2aと蓋筒部5aの嵌合部の第1の変形例を示す。この変形例では、環状溝12aに収納されるロックリング11aが拡径勝手のものとされ、環状溝12aの底に螺合された押し込みボルト13aを押し込むことにより、ロックリング11aが縮径して、係合溝18に嵌め込まれるようになっている点が異なる。図示は省略するが、ロックリング11aは、楕円の長径部の2箇所を押し込みボルト13aで押し込まれるようになっている。その他の部分は第2の実施形態のものと同じである。
図10は、前記開口筒部2aと蓋筒部5aの嵌合部の第2の変形例を示す。この変形例では、ロックリング11aが拡径勝手のものとされ、このロックリング11aを収納する環状溝12aが蓋筒部5aの外周面に設けられ、開口筒部2aの内周面にロックリング11aが嵌まり込む環状の係合溝18が設けられており、工具でロックリング11aの切り離された部分の間隔を狭めて、ロックリング11aを縮径した状態で蓋筒部5aを嵌合し、こののち、工具を開放して拡径するロックリング11aを係合溝18に嵌め込むようになっている点が異なる。その他の部分は第2の実施形態のものと同じである。
図11および図12は、第3の実施形態を示す。この仕切弁も、基本的な構成は第1の実施形態のものと同じであり、図11に示すように、前記蓋5に設けられた蓋筒部5aが弁箱2の開口筒部2aの内周側に嵌合され、開口筒部2aの内周面に設けられたシール溝16に、弁箱2と蓋5との間をシールするシールリング17が装着されている。
この実施形態では、図11および図12(a)、(b)に示すように、嵌合部位の開口筒部2aと蓋筒部5aの断面が円形とされ、蓋筒部5aの外周面に外径側へ突出する複数の爪部19が円周方向に等間隔で設けられ、開口筒部2aの入口側の内周面に、爪部19を通す複数の切欠き20aを有する内向きの鍔20と、切欠き20aを通した各爪部19が鍔20の裏側に嵌まり込む円弧状の周溝21とが設けられており、爪部19を切欠き20aに通したのち、蓋筒部5aを開口筒部2aと相対回転させて、各爪部19を鍔20の裏側の周溝21に軸方向を係止するとともに、各爪部19の相対回転させる前面側の側端面19aを円弧状の周溝21の端面に押し当て、1つの爪部19の後面側の側端面19bを、開口筒部2aの外周側から円弧状の周溝21に差し込まれる係止ピン22で係止して、蓋筒部5aを回り止めするようになっている。なお、2つ以上の爪部19の後面側の側端面19bを係止ピン22で係止してもよい。また、周溝21を環状に連なるものとし、少なくとも1つの爪部19の両側の側端面19a、19bを係止ピン22で係止することもできる。その他の部分は第1の実施形態のものと同じである。
上述した各実施形態では、蓋筒部を開口筒部の内周側に嵌合するものとしたが、本発明に係る仕切弁は、蓋筒部を開口筒部の外周側に嵌合するものとすることもできる。
第1の実施形態の仕切弁を示す縦断面図 図1のII−II線に沿った断面図 図1の開口筒部と蓋筒部の嵌合部を拡大して示す断面図 図3の開口筒部と蓋筒部の嵌合部の変形例を示す断面図 aは図3の蓋筒部の回り止め部の変形例を示す断面図、bはaのVb−Vb線に沿った断面図 第2の実施形態の仕切弁を示す縦断面図 図6のVII−VII線に沿った断面図 図6の開口筒部と蓋筒部の嵌合部を拡大して示す断面図 図8の開口筒部と蓋筒部の嵌合部の第1の変形例を示す断面図 図8の開口筒部と蓋筒部の嵌合部の第2の変形例を示す断面図 第3の実施形態の仕切弁を示す縦断面図 a、bは、それぞれ図11のXIIa−XIIa線とXIIb−XIIb線に沿った断面図 aは従来の仕切弁を示す縦断面図、bはaのXIIIb−XIIIb線に沿った断面図 aは他の従来の仕切弁を示す縦断面図、bはaのXIVb−XIVb線に沿った断面図
符号の説明
1 流体通路
2 弁箱
2a 開口筒部
3 弁棒
3a ねじ部
3b ハンドル取り付け部
4 弁体
4a 芯金
4b ゴムライニング
5 蓋
5a 蓋筒部
5b 頂部
5c 先端面
6 ナット部材
7 ブッシュ
7a Oリング
8 ブッシュ押さえ
9 環状突条
9a、9b 側端面
10 段差部
11、11a ロックリング
12、12a 環状溝
13、13a 押し込みボルト
14 係合溝
14a 立壁部
15 突出部
16 シール溝
17 シールリング
18 係合溝
19 爪部
19a、19b 側端面
20 鍔
20a 切欠き
21 周溝
22 係止ピン

Claims (5)

  1. 内部の流体通路と直角方向に突出して開口する開口筒部を有する弁箱と、この開口筒部から流体通路と直角方向に挿入される弁棒に取り付けられ、前記流体通路を開閉する弁体と、前記弁箱の開口筒部を閉塞し、前記弁棒を挿通させる蓋とからなり、前記弁棒を回転させて前記弁体を流体通路と直角方向に移動させる仕切弁において、前記蓋に前記開口筒部の外周側または内周側に嵌合される蓋筒部を形成し、この開口筒部に嵌合される蓋筒部を軸方向に係止する軸方向係止手段と、周方向に回り止めする回り止め手段とを設けて、これらの嵌合される開口筒部と蓋筒部の周面間に、前記弁箱と蓋との間をシールするシール部材を設け、
    前記軸方向係止手段として、前記開口筒部と蓋筒部のうちの内側に嵌合される内側筒部の外周面に、円周方向に延びる突条を設け、外側に嵌合される外側筒部の内周面に、前記突条の嵌合方向前方側の側端面または前記内側筒部の先端面を係止する入口側が拡がった段差部を設けて、この段差部の入口側の内周面に、弾性変形で拡縮するロックリングを収納する環状溝を設け、前記突条の嵌合方向前方側の側端面または内側筒部の先端面が段差部に係止された状態で、前記ロックリングを縮径させて、前記突条の嵌合方向後方側の側端面を係止するものを採用したことを特徴とする仕切弁。
  2. 内部の流体通路と直角方向に突出して開口する開口筒部を有する弁箱と、この開口筒部から流体通路と直角方向に挿入される弁棒に取り付けられ、前記流体通路を開閉する弁体と、前記弁箱の開口筒部を閉塞し、前記弁棒を挿通させる蓋とからなり、前記弁棒を回転させて前記弁体を流体通路と直角方向に移動させる仕切弁において、前記蓋に前記開口筒部の外周側または内周側に嵌合される蓋筒部を形成し、この開口筒部に嵌合される蓋筒部を軸方向に係止する軸方向係止手段と、周方向に回り止めする回り止め手段とを設けて、これらの嵌合される開口筒部と蓋筒部の周面間に、前記弁箱と蓋との間をシールするシール部材を設け、
    前記軸方向係止手段として、前記開口筒部と蓋筒部のうちの外側に嵌合される外側筒部の内周面に、弾性変形で拡縮するロックリングを収納する環状溝を設け、内側に嵌合される内側筒部の外周面に前記ロックリングが嵌まり込む環状の係合溝を設けて、前記環状溝に収納されたロックリングを縮径させて前記係合溝に嵌め込むものを採用したことを特徴とする仕切弁。
  3. 内部の流体通路と直角方向に突出して開口する開口筒部を有する弁箱と、この開口筒部から流体通路と直角方向に挿入される弁棒に取り付けられ、前記流体通路を開閉する弁体と、前記弁箱の開口筒部を閉塞し、前記弁棒を挿通させる蓋とからなり、前記弁棒を回転させて前記弁体を流体通路と直角方向に移動させる仕切弁において、前記蓋に前記開口筒部の外周側または内周側に嵌合される蓋筒部を形成し、この開口筒部に嵌合される蓋筒部を軸方向に係止する軸方向係止手段と、周方向に回り止めする回り止め手段とを設けて、これらの嵌合される開口筒部と蓋筒部の周面間に、前記弁箱と蓋との間をシールするシール部材を設け、
    前記軸方向係止手段として、前記開口筒部と蓋筒部のうちの内側に嵌合される内側筒部の外周面に、弾性変形で拡縮するロックリングを収納する環状溝を設け、外側に嵌合される外側筒部の内周面に前記ロックリングが嵌まり込む環状の係合溝を設けて、前記環状溝に収納されたロックリングを拡径させて前記係合溝に嵌め込むものを採用したことを特徴とする仕切弁。
  4. 内部の流体通路と直角方向に突出して開口する開口筒部を有する弁箱と、この開口筒部から流体通路と直角方向に挿入される弁棒に取り付けられ、前記流体通路を開閉する弁体と、前記弁箱の開口筒部を閉塞し、前記弁棒を挿通させる蓋とからなり、前記弁棒を回転させて前記弁体を流体通路と直角方向に移動させる仕切弁において、前記蓋に前記開口筒部の外周側または内周側に嵌合される蓋筒部を形成し、この開口筒部に嵌合される蓋筒部を軸方向に係止する軸方向係止手段と、周方向に回り止めする回り止め手段とを設けて、これらの嵌合される開口筒部と蓋筒部の周面間に、前記弁箱と蓋との間をシールするシール部材を設け、
    前記回り止め手段として、前記嵌合される開口筒部と蓋筒部の断面を円形とし、前記開口筒部と蓋筒部のうちの外側に嵌合される外側筒部の端面に半径方向へ延びる少なくとも1つの係合溝を設け、内側に嵌合される内側筒部の外周面に、外径側へ突出して前記係合溝に嵌まり込む突出部を設けて、この突出部を前記係合溝に嵌め込むものを採用したことを特徴とする仕切弁。
  5. 内部の流体通路と直角方向に突出して開口する開口筒部を有する弁箱と、この開口筒部から流体通路と直角方向に挿入される弁棒に取り付けられ、前記流体通路を開閉する弁体と、前記弁箱の開口筒部を閉塞し、前記弁棒を挿通させる蓋とからなり、前記弁棒を回転させて前記弁体を流体通路と直角方向に移動させる仕切弁において、前記蓋に前記開口筒部の外周側または内周側に嵌合される蓋筒部を形成し、この開口筒部に嵌合される蓋筒部を軸方向に係止する軸方向係止手段と、周方向に回り止めする回り止め手段とを設けて、これらの嵌合される開口筒部と蓋筒部の周面間に、前記弁箱と蓋との間をシールするシール部材を設け、
    前記軸方向係止手段として、前記嵌合される開口筒部と蓋筒部の断面を円形とし、前記開口筒部と蓋筒部のうちの内側に嵌合される内側筒部の外周面に、外径側へ突出する爪部を設け、外側に嵌合される外側筒部の入口側の内周面に、前記爪部を通す切欠きを有する内向きの鍔と、前記切欠きを通した爪部が鍔の裏側に嵌まり込む円弧状または環状の周溝とを設けて、前記爪部を前記切欠きに通したのち、前記蓋筒部を前記開口筒部と相対回転させて、前記爪部を前記鍔の裏側の周溝に軸方向を係止するものを採用したことを特徴とする仕切弁。
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