JP2018082947A - 遊技機 - Google Patents

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Aoi Kobayashi
葵 小林
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Abstract

【課題】リーチに関する演出により遊技の趣向性を向上させることが可能な遊技機を提供すること。【解決手段】複数種の識別図柄10を含む複数の識別図柄群10gが変動表示され、全ての識別図柄群10gの変動が停止または擬似停止することで生じる図柄組み合わせにより当否判定結果が報知される遊技機であって、複数の識別図柄群10gの一部である所定数の識別図柄群10gの変動が停止または擬似停止することによって生じる中途組み合わせのうち、未だ当否判定結果が当たりとなる可能性が残されている態様がリーチ態様として設定されており、所定数の識別図柄群10gの変動が停止または擬似停止した時点でリーチ態様が構成されなかったとき、未だ変動している特定識別図柄群10gの変動が停止または擬似停止することによって生じる組み合わせが特殊組み合わせとなった場合に、リーチ態様に変化するリーチ変化演出が実行可能である遊技機1とする。【選択図】図4

Description

本発明は、遊技機に関する。
下記特許文献1等に記載されるように、多くの遊技機では、複数の図柄群の一部から選択された図柄が同じ図柄となることがリーチとして設定されている。一般的には、複数の図柄群の一部から選択された図柄が同じ図柄とならなかった時点でリーチ非成立となり、当否判定結果が当たりとなる可能性がなくなってしまう。
特開2015−217245号公報
本発明が解決しようとする課題は、リーチに関する演出により遊技の趣向性を向上させることが可能な遊技機を提供することにある。
上記課題を解決するためになされた本発明にかかる遊技機は、それぞれが複数種の識別図柄を含む複数の識別図柄群が変動表示され、全ての識別図柄群の変動が停止または擬似停止することで生じる図柄組み合わせにより当否判定結果が報知される遊技機であって、前記複数の識別図柄群の一部である所定数の識別図柄群の変動が停止または擬似停止することによって生じる中途組み合わせのうち、未だ当否判定結果が当たりとなる可能性が残されている態様がリーチ態様として設定されており、前記所定数の識別図柄群の変動が停止または擬似停止した時点で前記リーチ態様が構成されなかったとき、未だ変動している特定識別図柄群の変動が停止または擬似停止することによって生じる組み合わせが特殊組み合わせとなった場合に、前記リーチ態様に変化するリーチ変化演出が実行可能であることを特徴とする。
上記本発明によれば、リーチ態様が構成されなかったときにも、特殊組み合わせとなることを経由してリーチ態様に変化することがある。つまり、リーチ態様が構成されなかった時点ではずれが確定してしまうことがなくなるため、単調な遊技性となることを抑制することが可能である。
前記特定識別図柄群は、前記識別図柄に加えて特殊図柄を含み、前記特定識別図柄群の変動が停止または擬似停止することによって生じる前記特殊組み合わせを構成する図柄に前記特殊図柄が含まれるようにするとよい。
このような構成とすることで、特殊図柄がリーチ態様への変化をもたらすということが分かりやすくなる。
前記リーチ変化演出は、前記リーチ態様が構成されていない状態から、前記所定数の識別図柄群のいずれかから選択されて停止または擬似停止した識別図柄によるリーチ態様が構成された状態に変化するようにするとよい。
このような構成とすることで、リーチ変化演出後に生じるリーチ態様はリーチ変化演出前に停止または擬似停止した識別図柄によって構成されることとなるから、リーチ変化演出前に識別図柄が停止または擬似停止することに意味をもたせることが可能である。
前記複数の識別図柄群として、第一識別図柄群および第二識別図柄群と、これらの識別図柄群よりも後に変動が停止または擬似停止する前記特定識別図柄群である第三識別図柄群が設定され、前記リーチ態様は、前記第一識別図柄群および前記第二識別図柄群の変動が停止または擬似停止することによって表示される識別図柄が同じとなる状態であり、前記リーチ変化演出は、前記リーチ態様が構成されていない状態から、前記第一識別図柄群から選択されて停止または擬似停止した識別図柄による第一リーチ態様と、前記第二識別図柄群から選択されて停止または擬似停止した識別図柄による第二リーチ態様が構成された状態となるものであるとよい。
このように、リーチ変化演出後には、第一リーチ態様と第二リーチ態様という二つのリーチ態様が構成された状態(いわゆるダブルリーチ状態)に変化するようにすることで、リーチ変化演出の発生が遊技者にとってより有利な状況への変化であるということを認識させることが可能である。
本発明によれば、リーチに関する演出により遊技の趣向性を向上させることが可能である。
本実施形態にかかる遊技機の正面図である。 (a)は表示領域に表示される識別図柄(識別図柄群)を示した図であり、(b)は識別図柄の一覧および特殊図柄を示した図である。 各識別図柄が示す遊技者にとっての価値を説明するための図である。 各識別図柄群が変動した状態からリーチ変化演出が発生するまでの流れを示した図である。 第一変形例を説明するための図である。 第二変形例を説明するための図である。 第三変形例を説明するための図である。 第四変形例を説明するための図である。
以下、本発明にかかる遊技機1の一実施形態について図面を参照して詳細に説明する。まず、図1を参照して遊技機1の全体構成について簡単に説明する。
遊技機1は遊技盤90を備える。遊技盤90は、ほぼ正方形の合板により成形されており、発射装置908(発射ハンドル)の操作によって発射された遊技球を遊技領域902に案内する通路を構成するガイドレール903が略円弧形状となるように設けられている。
遊技領域902には、表示装置91、始動入賞口904、大入賞口906、アウト口などが設けられている。かかる表示装置91の表示領域911は、遊技盤90に形成された開口901を通じて視認可能となる領域である。なお、表示領域911の形状等は適宜変更可能である(開口901の形状や大きさ、表示装置91自体の形状や大きさを変更することで表示領域911の形状等を変更することができる)。
また、遊技領域902には、流下する遊技球が衝突することにより遊技球の流下態様に変化を与える障害物としての遊技釘が複数設けられている。遊技領域902を流下する遊技球は、遊技釘に衝突したときの条件に応じて様々な態様に変化する。
このような遊技機1では、発射装置908を操作することにより遊技領域902に向けて遊技球を発射する。遊技領域902を流下する遊技球が、始動入賞口904や大入賞口906等の入賞口に入賞すると、所定の数の賞球が払出装置により払い出される。
大当たりの抽選は、図示されない制御基板に設けられた当否判定手段が始動入賞口904への遊技球の入賞を契機として実行する(このような始動入賞口は複数設けられていてもよい)。具体的には、始動入賞口904への遊技球の入賞を契機として乱数源から数値(以下、当否判定情報と称することもある)が取得され、当該数値が予め定められた大当たりの数値と同じである場合には大当たりとなり、異なる場合にははずれとなる。本実施形態では、当該数値が取得された順に当否判定結果の報知が開始される(いわゆる変動が開始される)こととなるが、ある数値が取得されたときに、それより前に取得された数値に基づく当否判定結果が報知されている際には、当該ある数値に基づく当否判定結果が開始されるまで、図示されない制御基板に設けられた記憶手段に記憶される。未だ当否判定の報知が開始されていない数値(以下単に保留(保留情報)と称することもある)の最大の記憶数(最大保留数)は適宜設定することができる。本実施形態における記憶手段が記憶できる最大保留数は、一種の始動入賞口904につき四つである。図示しないが、記憶手段に記憶されている保留情報は、保留表示20として表示領域911に表示される。なお、本実施形態では、当否判定の報知が開始される時点で、取得された数値が大当たりとなる数値か否かが判断されることとなるが、数値が取得されたときに当否判定を行い、当否判定結果自体を記憶させておく構成としてもよい(この場合には当否判定結果自体が、当否判定情報に相当することとなる)。また、取得された数値は、当否判定結果を報知する演出の具体的な内容を決定するための数値としても利用される。
当否判定手段が行う当否判定結果は、公知の遊技機と同様に、表示装置91の表示領域911に表示される識別図柄10(図2参照)の組み合わせによって遊技者に報知される。具体的には、複数種の識別図柄10含む識別図柄群10g(左識別図柄群10gL、中識別図柄群10gC、右識別図柄群10gR)(図2(a)参照)が変動を開始し、最終的に各識別図柄群10gから一の識別図柄10が選択されて停止する。大当たりに当選している場合には各識別図柄群10gから選択されて停止した識別図柄10の組み合わせは所定の組み合わせとなる。はずれである場合にはそれ以外(大当たりとなる組み合わせ以外)の組み合わせとなる。なお、各図においては、識別図柄10を構成する「数字(文字)」のみを図示するが、当該数字とキャラクタ等が組み合わされた図柄を識別図柄10として設定することができる。本実施形態における各識別図柄群10gが含む複数種の識別図柄10は、数字の「1」〜「8」のいずれかを含む八種である(図2(b)参照)。ただし、後述するように、リーチ変化演出の発生時には特殊図柄20(図2(b)参照)が含まれることもある。
なお、遊技機1の枠体、遊技球を貯留する下皿や上皿など、本発明に関係のない遊技機1の構成要素は説明を省略する。これらについては公知の遊技機と同様の構造のものが適用できる。
上述したように、当否判定結果は、識別図柄10の組み合わせによって報知される。本実施形態では、当否判定結果が大当たりであることを示す識別図柄10の組み合わせとして、三つの識別図柄群10gから選択された識別図柄10が全て同じ識別図柄10によって構成される組み合わせ(同じ識別図柄10の三つ揃い)が設定されている。
本実施形態では、基本的には、最初に左識別図柄群10gLから一の識別図柄10が選択されて停止または擬似停止し、次いで右識別図柄群10gRから一の識別図柄10が選択されて停止または擬似停止し、最後に中識別図柄群10gCから一の識別図柄10が選択されて停止または擬似停止する。なお、当該停止または擬似停止する順は、あくまで「基本的」な停止または擬似停止の順であり、このような順で停止または擬似停止が発生しない演出が発生するようにすることを否定するわけではない。ここで、「擬似停止」とは、遊技者には図柄の変動が停止しているようにみえるものの、完全には停止していないような状態をいう。「擬似停止」の一例としては、識別図柄10がわずかに揺れ動いているような状態とすることが挙げられる。このように「擬似停止」させるのは、将来的に識別図柄10の種類が変化する可能性を残すための措置である。ただし、「停止」した場合であっても将来的に識別図柄10の種類が変化する可能性がある設定とするのであれば、「停止」させるようにしてもよい。本実施形態では、とりあえず全ての識別図柄群10gから選択された識別図柄10を「擬似停止」させ、当否判定結果が大当たりであるかはずれであるかを報知するように設定されている。つまり、基本的には、「停止」させるか「擬似停止」させるかは単なる形式的な違いに過ぎず、遊技者の視点では停止しているということに変わりはない。
本実施形態では、同じ識別図柄10によって構成される組み合わせが大当たりを示す組み合わせとして設定されているのであるから、複数の識別図柄群10gのうちの一部、具体的には、左識別図柄群10gLおよび右識別図柄群10gRから選択されて停止または擬似停止することによって生じる中途組み合わせを構成する識別図柄10が同じ図柄である場合、未だ当否判定結果が大当たりとなる可能性が残っていることになる。かかる状態をリーチ(態様)と称する。大当たりとなる場合、リーチ態様が構成され、その後中識別図柄群10gCから選択されて停止または擬似停止した識別図柄10がリーチ態様を構成する識別図柄10と同じとなる。
各識別図柄10は、遊技者にとっての価値が異なる。当該「価値」は、種々の観点から設定することができる。本実施形態では、大当たりとなったときに遊技者が享受する利益の大小、および、ある当否判定結果が報知される演出においてリーチ態様が構成されたときに、当該当否判定結果が大当たりとなる蓋然性(いわゆる大当たり信頼度。以下単に信頼度と称することもある)の高低が、当該「価値」として設定されている。
大当たりとなったときに遊技者が享受する利益の観点でいえば、偶数の数字を含む図柄が相対的に価値の低い識別図柄10として、奇数の数字を含む図柄が相対的に価値の高い識別図柄10として設定されている。具体的には、偶数の数字を含む識別図柄10(通常図柄)の三つ揃いにより大当たりが報知されたときには、当該大当たり遊技終了後の遊技状態は当否判定抽選に当選する確率が低い低確率状態となる一方、奇数の数字を含む識別図柄10(確変図柄)の三つ揃いにより大当たりが報知されたときには、当該大当たり遊技終了後の遊技状態は当否判定抽選に当選する確率が高い高確率状態となるように設定されている(図3(a)参照)。つまり、大当たり遊技終了後の遊技状態という遊技者にとっての価値が、大当たりであることを示す組み合わせを構成する識別図柄10の種類によって示されるものである。なお、大当たり遊技それ自体によって得られる価値(例えば、大当たり遊技中に獲得できる遊技球(いわゆる出玉)の期待値)が識別図柄10の種類によって示される構成としてもよい。
リーチ態様が構成されたときの信頼度という観点でいえば、「7」の識別図柄10によってリーチ態様が構成されたときの信頼度は、他の識別図柄10によってリーチ態様が構成されたときの信頼度よりも高くなるように設定されている(図3(b)参照)。つまり、信頼度(大当たりする蓋然性)という遊技者にとっての価値が、リーチ態様を構成する識別図柄10の種類によって示されるものである。
大当たりとなったときに遊技者が享受する利益の観点とリーチ態様が構成されたときの信頼度という観点の両方からいえば、本実施形態における「7」の識別図柄10は、遊技者にとって一番有利な図柄であるといえる。
本実施形態では、基本的には、左識別図柄群10gL、右識別図柄群10gRの順で変動が停止または擬似停止してリーチ態様が成立する(通常のリーチ成立の流れ)ことになる。その例外として、リーチ変化演出を経由したリーチ態様の成立が生じることがあるように設定されている。以下、リーチ変化演出について詳細に説明する。
リーチ変化演出は、所定数の識別図柄群10g、具体的にはリーチ態様を構成する対象の識別図柄10を含む識別図柄群10g(本実施形態では左識別図柄群10gLおよび右識別図柄群10gR)の変動が停止または擬似停止した時点でリーチ態様が構成されなかったとき(図4(a)(b)参照)に、リーチ態様に変化するというものである。当該リーチ変化演出を体験した遊技者は、左識別図柄群10gLと右識別図柄群10gRから選択されて停止または擬似停止した識別図柄10が同じ図柄とならなかった場合であっても、リーチ成立の可能性はあるということを認識することになる。
リーチ変化演出が発生する場合には、各識別図柄群10gから選択されて停止または擬似停止した識別図柄10の組み合わせが特殊組み合わせとなる(図4(c)参照)。本実施形態における特殊組み合わせは、中の識別図柄10が特殊図柄20となる組み合わせである。特殊図柄20の具体的な態様はどのようなものであってもよい。本実施形態では、リーチ変化演出が発生する可能性があることを示す場合、中識別図柄群10gCに特殊図柄20が含まれた状態で変動表示される(図4(b)参照)。常に中識別図柄群10gCに特殊図柄20が含まれる構成としてもよいし、リーチ変化演出が発生する可能性がある場合に限り、(いわゆる「煽り」として)中識別図柄群10gCに特殊図柄20が含まれる構成としてもよい。図示しないが、特殊組み合わせが構築されなかった場合には、そのまま対象の当否判定結果がはずれであることが報知される。左の識別図柄10と右の識別図柄10によってリーチ態様が構成されなかったのであるから、中の識別図柄10をどのようなものとしても、これらの識別図柄10によって構成される組み合わせははずれを示すものとなる。
このように、左識別図柄群10gLから選択されて停止または擬似停止した識別図柄10(左の識別図柄10)と右識別図柄群10gRから選択されて停止または擬似停止した識別図柄10(右の識別図柄10)が同じとはならなかった(図4(b)参照)ものの、中識別図柄群10gCから選択されて停止または擬似停止した識別図柄10(中の識別図柄10)が特殊図柄20となる特殊組み合わせとなった場合(図4(c)参照)、リーチ変化演出が発生する。本実施形態では、リーチ変化演出の発生前に停止または擬似停止していた左の識別図柄10による第一リーチ態様と、右の識別図柄10による第二リーチ態様とが構築される。例えば、特殊組み合わせが、左から「2」の識別図柄10・特殊図柄20・「7」の識別図柄10であった場合には、リーチ変化演出として、「2」の識別図柄10による第一リーチ態様と、「7」の識別図柄10による第二リーチ態様が発生する(図4(d)参照)。なお、第一リーチ態様と第二リーチ態様が構成された後は、中識別図柄群10gCは再び変動を開始する。遊技者の視点でいえば、中識別図柄群10gCから選択される識別図柄10が「2」または「7」の識別図柄10であれば大当たりとなる、いわゆる「ダブルリーチ」の状態が発生したとみることができる。
このように、本実施形態にかかる遊技機1によれば、リーチ態様が構成されなかったときにも、特殊組み合わせとなることを経由してリーチ態様に変化することがある。つまり、リーチ態様が構成されなかった時点ではずれが確定してしまうことがなくなるため、単調な遊技性となることを抑制することが可能である。
また、リーチ変化演出後には、第一リーチ態様と第二リーチ態様という二つのリーチ態様が構成されたいわゆるダブルリーチ状態に変化するものであるから、リーチ変化演出の発生が遊技者にとってより有利な状況への変化であるということを認識させることが可能である。
左の識別図柄10と右の識別図柄10が同じとなることによってリーチ態様が構成された場合(通常の流れでリーチ態様が構成された場合)よりも、リーチ変化演出を経てリーチ態様が構成された場合の方が、信頼度が高くなるように設定されているとよい。このように構成すれば、リーチ変化演出を経て構成されるダブルリーチ状態が、形式的なもの(視覚的に好機であるようにみえるが、好機ではない構成)ではなく、現実的な好機である演出とすることが可能である。さらに好ましくは、リーチ変化演出を経た場合二つのリーチ態様が構成されるのであるから、その場合の信頼度を、左の識別図柄10と右の識別図柄10が同じとなることによってリーチ態様が構成された場合の信頼度の二倍となる(「リーチ一つ(1ライン)当たりの信頼度×リーチが成立した(リーチライン)数」となる)ように設定されているとよい。
以上説明したように、本実施形態にかかる遊技機1では、リーチ態様が構成されなかったときにも、特殊組み合わせとなることを経由してリーチ態様に変化することがある。つまり、リーチ態様が構成されなかった時点ではずれが確定してしまうことがなくなるため、単調な遊技性となることを抑制することが可能である。
また、本実施形態は、特殊図柄20が停止または擬似停止することにより特殊組み合わせが構築されるものであるため、特殊図柄20がリーチ態様への変化をもたらすということが分かりやすくなる。
また、本実施形態では、リーチ変化演出後に生じるリーチ態様はリーチ変化演出前に停止または擬似停止した識別図柄10によって構成されることとなるから、リーチ変化演出前に識別図柄10が停止または擬似停止することに意味をもたせることが可能である。
特に、本実施形態における各識別図柄10は、上述したように遊技者にとっての価値が異なるものである。中識別図柄群10gCの変動が停止または擬似停止する前は、常にリーチ変化演出発生の可能性があることになるから、それよりも前に停止または擬似停止する識別図柄10の種類(左識別図柄群10gLおよび右識別図柄群10gRから選択される識別図柄10の種類)にも注目させることが可能である。例えば、本実施形態に則していえば、遊技者にとっての価値が高い図柄として「7」の識別図柄10が設定されているため、左の識別図柄10または右の識別図柄10として「7」の識別図柄10が選択された場合には、(左の識別図柄10と右の識別図柄10によりリーチ態様が構成されなかった場合であっても)その後の展開に遊技者が注目する遊技性とすることが可能である。
また、本実施形態は、リーチ変化演出後には、第一リーチ態様と第二リーチ態様という二つのリーチ態様が構成された状態(いわゆるダブルリーチ状態)に変化するものであるため、リーチ変化演出の発生が遊技者にとってより有利な状況への変化であるということを認識させることが可能である。
以下、上記実施形態にかかる遊技機1を変形、改良等した変形例について説明する。なお、以下の変形例を用いて説明する技術思想を複数適用した構成としてもよい。
・第一変形例
上記実施形態では、リーチ変化演出が発生することを示す識別図柄10の組み合わせである特殊組み合わせは、特殊図柄20を含むものであることを説明したが、このような特殊図柄20を含まない設定としてもよい。つまり、当否判定結果を報知するために用いられる図柄(上記実施形態でいう「1」〜「8」の識別図柄10)により特殊組み合わせが構築される設定としてもよい。
特殊組み合わせをどのように構築するかは適宜設定することができる。特定の位置に特定の識別図柄10が停止または擬似停止した場合、例えば中の識別図柄10が「7」の識別図柄10となった場合を特殊組み合わせとする(図5(a)参照)、左、中、右の識別図柄10が順目となった場合を特殊組み合わせとする(図5(b)参照)、といったように、所定の法則で識別図柄10が停止または擬似停止した場合を特殊組み合わせとしてもよい。また、停止または擬似停止する識別図柄10の態様を変化させる、例えば、停止または擬似停止する識別図柄10の全ての明度が低下した状態(消灯した状態)となった場合を特殊組み合わせとするといった手法も考えられる。
・第二変形例
上記実施形態では、特殊組み合わせが表示されたとき、それよりも前に停止または擬似停止していた左の識別図柄10と右の識別図柄10による「ダブルリーチ」状態が構成されることを説明したが、このような構成としなくてもよい。すなわち、特殊組み合わせが表示される前に停止または擬似停止していた複数の識別図柄10のうちの一つによっていわゆる「シングルリーチ」状態が構成されるものとしてもよい(図6参照)。また、当否判定結果を示す識別図柄10の数(識別図柄群10gの数)が四つ以上であれば、構成されるリーチ態様(リーチライン)の数が三つ以上である設定(いわゆる「トリプルリーチ」以上のリーチ態様が構成される設定)としてもよい。
また、「ダブルリーチ」状態が構成されることもあれば、「シングルリーチ」状態が構成されることもある設定としてもよい。この場合、リーチ変化演出を経て「ダブルリーチ」状態が構成された場合の方が、リーチ変化演出を経て「シングルリーチ」状態が構成された場合よりも信頼度が高くなるような設定とするとよい。このようにすれば、特殊組み合わせが表示された後、どのような態様のリーチが構成されるのかということにも注目させる遊技性を実現することが可能である。「トリプルリーチ」以上のリーチ態様が構成される可能性がある設定とするのであれば、リーチラインの数が多くなればなるほど、信頼度が高くなるように設定すればよい。
・第三変形例
先に停止または擬似停止する識別図柄10(上記実施形態では左の識別図柄10と右の識別図柄10)の種類に応じて、リーチ変化演出が発生する蓋然性が示唆される構成とする。例えば、先に停止または擬似停止する識別図柄10に偶数の識別図柄10が多く含まれていればいるほど、リーチ変化演出が発生する蓋然性が高いという設定とする(図7参照)。このような構成とすれば、先に停止または擬似停止する識別図柄10の種類に遊技者がさらに注目することになる。
・第四変形例(第三変形例をさらに発展させた例)
上記実施形態は、識別図柄10の種類によって大当たりとなったときに遊技者が享受する利益やリーチ態様が構成されたときの信頼度が示唆されるという構成である。つまり、リーチ変化演出が発生した後の遊技者の利益が識別図柄10の種類によって示唆されるという構成である。一方、上記第三変形例は、リーチ変化演出の発生のしやすさが識別図柄10の種類によって示唆されるという構成である。つまり、リーチ変化演出が発生する前の遊技者の利益が識別図柄10の種類によって示唆されるという構成である。
例えば、上記実施形態と同様に、奇数の識別図柄10によって大当たりが報知された場合の方が、偶数の識別図柄10によって大当たりが報知された場合よりも遊技者が享受する利益が大きい設定とする一方、先に停止または擬似停止する識別図柄10(左の識別図柄10および右の識別図柄10)に偶数の識別図柄10が多く含まれていた方が(奇数の識別図柄10が少ない方が)リーチ変化演出が発生しやすい設定とした場合、リーチ変化演出前後で遊技者にとって喜ばしい識別図柄10の種類が変わることになる。すなわち、リーチ変化演出が発生することに関していえば偶数の識別図柄10の方が喜ばしい図柄であるものの(図8(a)参照)、リーチ変化演出が発生した後に関していえば奇数の識別図柄10の方が喜ばしい図柄ということになる(図8(b)参照)。
このように、リーチ変化演出が発生しやすいことを示すものとして設定されている識別図柄10が、信頼度や大当たり発生時の遊技者の利益を示すものとして遊技者にとって有利な識別図柄10として設定されていない構成とすれば、リーチ変化演出の発生に期待できるということを重視するか、リーチ変化演出の発生後に享受する利益の大きさに期待できるということを重視するかに応じて、先に停止または擬似停止することを願う識別図柄10の種類が変わることになるという面白みのある遊技性を実現することが可能である。
以上、本発明の実施の形態について詳細に説明したが、本発明は上記実施の形態に何ら限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の改変が可能である。
1 遊技機
10 識別図柄
10g 識別図柄群
20 特殊図柄
91 表示装置
911 表示領域

Claims (4)

  1. それぞれが複数種の識別図柄を含む複数の識別図柄群が変動表示され、全ての識別図柄群の変動が停止または擬似停止することで生じる図柄組み合わせにより当否判定結果が報知される遊技機であって、
    前記複数の識別図柄群の一部である所定数の識別図柄群の変動が停止または擬似停止することによって生じる中途組み合わせのうち、未だ当否判定結果が当たりとなる可能性が残されている態様がリーチ態様として設定されており、
    前記所定数の識別図柄群の変動が停止または擬似停止した時点で前記リーチ態様が構成されなかったとき、未だ変動している特定識別図柄群の変動が停止または擬似停止することによって生じる組み合わせが特殊組み合わせとなった場合に、前記リーチ態様に変化するリーチ変化演出が実行可能であることを特徴とする遊技機。
  2. 前記特定識別図柄群は、前記識別図柄に加えて特殊図柄を含み、
    前記特定識別図柄群の変動が停止または擬似停止することによって生じる前記特殊組み合わせを構成する図柄に前記特殊図柄が含まれることを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
  3. 前記リーチ変化演出は、前記リーチ態様が構成されていない状態から、前記所定数の識別図柄群のいずれかから選択されて停止または擬似停止した識別図柄によるリーチ態様が構成された状態に変化するものであることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の遊技機。
  4. 前記複数の識別図柄群として、第一識別図柄群および第二識別図柄群と、これらの識別図柄群よりも後に変動が停止または擬似停止する前記特定識別図柄群である第三識別図柄群が設定され、
    前記リーチ態様は、前記第一識別図柄群および前記第二識別図柄群の変動が停止または擬似停止することによって表示される識別図柄が同じとなる状態であり、
    前記リーチ変化演出は、前記リーチ態様が構成されていない状態から、前記第一識別図柄群から選択されて停止または擬似停止した識別図柄による第一リーチ態様と、前記第二識別図柄群から選択されて停止または擬似停止した識別図柄による第二リーチ態様が構成された状態となるものであることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の遊技機。
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