JP2018082560A - コイル加熱装置 - Google Patents

コイル加熱装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2018082560A
JP2018082560A JP2016223213A JP2016223213A JP2018082560A JP 2018082560 A JP2018082560 A JP 2018082560A JP 2016223213 A JP2016223213 A JP 2016223213A JP 2016223213 A JP2016223213 A JP 2016223213A JP 2018082560 A JP2018082560 A JP 2018082560A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
coil
stator core
opening
slot
slot portion
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2016223213A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6776834B2 (ja
Inventor
玲秀 神名
Akihide Shinmei
玲秀 神名
渡辺 敦
Atsushi Watanabe
敦 渡辺
豊 真杉
Yutaka Masugi
豊 真杉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP2016223213A priority Critical patent/JP6776834B2/ja
Publication of JP2018082560A publication Critical patent/JP2018082560A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6776834B2 publication Critical patent/JP6776834B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Manufacture Of Motors, Generators (AREA)

Abstract

【課題】ステータコアのコイルを均一に加熱できること。【解決手段】ステータコアは、基部となる円環状のヨーク部と、該ヨーク部の円周方向に沿って形成され、内側へ延在する複数のティース部と、を有している。コイル加熱装置は、ステータコアの、隣接する該ティース部間に形成されたスロット部内に挿入され、ステータコアに巻装されたコイルに電流を流すことでステータコア及びコイルを加熱する。隣接するティース部の先端間に形成されるスロット部の開口部に、磁性体が設けられている。【選択図】図4

Description

本発明は、ステータコア及び該ステータコアに巻装されたコイルを加熱するコイル加熱装置に関する。
ステータコアのティース部に外装されたコイルに電流を流すことでステータコア及びコイルを加熱するコイル加熱装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2006−296151号公報
ここで、ステータコアが、基部となる円環状のヨーク部と、該ヨーク部の円周方向に沿って形成され、内側へ延在する複数のティース部と、を有している場合を想定する。ステータコアの隣接する該ティース部間には、スロット部が形成されている。コイル加熱装置は、このスロット部内に挿入されステータコアに巻装されたコイルに電流を流すことでステータコア及びコイルを、加熱する。
この場合、隣接するティース部の先端間には、スロット部の開口部が形成される。したがって、コイルに電流を流したときに、この開口部付近では磁束がコイルを貫き易くなる。これにより、スロット部の開口部付近で特に昇温し易くなり、コイルの加熱温度が不均一となる虞がある。
本発明は、かかる課題を解決するためになされたものであり、ステータコアのコイルを均一に加熱できるコイル加熱装置を提供することを主たる目的とする。
上記目的を達成するための本発明の一態様は、
基部となる円環状のヨーク部と、該ヨーク部の円周方向に沿って形成され、内側へ延在する複数のティース部と、を有するステータコアの、隣接する該ティース部間に形成されたスロット部内に挿入され、前記ステータコアに巻装されたコイルに電流を流すことで前記ステータコア及び前記コイルを加熱するコイル加熱装置であって、
前記隣接するティース部の先端間に形成される前記スロット部の開口部に、磁性体が設けられている、ことを特徴とするコイル加熱装置
である。
本発明によれば、ステータコアのコイルを均一に加熱できるコイル加熱装置を提供することができる。
本発明の一実施形態であるステータコアの一部を拡大した一部断面図である。 図1における1つのスロット部を拡大して示す断面図である。 本発明の一実施形態に係るコイル加熱装置の概略的なシステム構成を示すブロック図である。 スロット部の開口部を外側から塞ぐように磁性体が設けられた図である。 (a)従来のコイル加熱装置によって、コイルを加熱したときのステータコアの温度変化を示す図である。(b)本発明の一実施形態に係る磁性体を有するコイル加熱装置によりステータコアのコイルを加熱したときのステータコアの温度変化を示す図である。 磁性体がスロット部の開口部を埋めるよう設けられた図である。 スロット部の開口部付近の磁束を示す図である。
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。本発明の一実施形態に係るコイル加熱装置は、自動車用発電機などのステータコアに巻装されたコイル及びステータコアを加熱するものである。例えば、自動車用発電機のステータコアの製造工程では、ステータコアにコイルを巻装した後、コイル全体にワニス含浸し、この状態でコイル加熱装置を用いてコイルを加熱することにより、含浸されたワニスを効率的に硬化乾燥させることができる。
図1は、本発明の一実施形態であるステータコアの一部を拡大した一部断面図である。図1において、ステータコア10の周方向が矢印Cで示され、径方向が矢印Rで示される。なお、ステータコア10の軸方向は図1の紙面に垂直な方向である。
コイル11が巻装されたステータコア10の内側に、ギャップを介してロータ(不図示)が回転可能に設けられて回転電機が構成される。ステータコア10は、多数枚の円環状の磁性板を積層して一体に連結することにより形成される。
ステータコア10は、基部となる円環状のヨーク部12と、該ヨーク部12の円周方向(C方向)に沿って形成され、内側(R方向)へ延在する複数のティース部13と、を有している。隣接するティース部13間には、スロット部14が形成されている。スロット部14は、径方向内方に向けて開口するとともに、ステータコア10の軸方向に延伸して軸方向両端で開口している。
図2は、図1における1つのスロット部を拡大して示す断面図である。スロット部14は、径方向と直交する方向の幅wが一定の略長方形状の断面を有する。スロット部14は、隣り合う2つのティース部13の互いに対向するティース側面15と、スロット部14に対向するヨーク側面16とにより規定されている。
また、スロット部14の径方向内方の開口部17には、隣り合う2つのティース部13の各先端から周方向に対向して突出する突出部18が形成されている。この突出部18により、上記開口部17は、スロット部14の幅wよりも狭く形成され、後述の如く、スロット部14内に挿入配置されたコイル11がスロット部14から抜け出ないようになっている。
スロット部14内には、絶縁紙19が略コ字状に折り曲げられた状態で配置されている。この絶縁紙19は、スロット部14内に配置されるコイル11とステータコア10とを電気的に絶縁する機能を有している。絶縁紙19は、例えば、絶縁性樹脂からなるシート材またはフィルム材で構成されている。スロット部14内に配置された絶縁紙19の内側には、図2に示す如く、コイル11が挿入配置されている。コイル11は、例えば、銅などで形成され、略長方形状の断面をなす平角線で構成される。例えば、1つのスロット部14内に複数のコイル11が径方向に並んで配置されている。
図3は、本実施形態に係るコイル加熱装置の概略的なシステム構成を示すブロック図である。本実施形態に係るコイル加熱装置1は、例えば、高周波誘導加熱装置として構成されており、コイル11に高周波電流を流すことでコイル11の誘導加熱を行う。コイル加熱装置1は、コイル11に高周波電流を出力する高周波発振部2と、ユーザが操作情報を入力する操作パネル部3と、操作パネル部3からの操作情報に基づいて、高周波発振部2を制御する制御部4と、データを記憶する記憶部5と、を有している。
操作パネル部3は、作業者が操作パネルからステータコア10の種類に応じた加熱温度、加熱時間などの加熱条件を設定できるように構成されている。操作パネル部3により設定された加熱条件は、加熱チャートとして記憶部5に記憶されている。制御部4は、記憶部5に記憶された加熱チャートを操作パネル部3から操作情報に応じて呼び出す。そして、制御部4は、呼び出した加熱チャートに基づいて高周波発振部2を制御する。これにより、加熱チャートに基づいた加熱条件でコイル11を加熱できる。
制御部4は、例えば、制御処理、演算処理等と行うCPU(Central Processing Unit)41、CPU41によって実行される制御プログラム、演算プログラム等が記憶されたROM(Read Only Memory)やRAM(Random Access Memory)からなるメモリ42、外部と信号の入出力を行うインターフェイス部(I/F)43、などからなるマイクロコンピュータを中心にして、それぞれ、ハードウェア構成されている。CPU41、メモリ42、及びインターフェイス部43は、データバスなどを介して相互に接続されている。
ところで、上述の如く、ステータコアの隣接するティース部の先端間にはスロット部の開口部が形成される。このため、従来のコイル加熱装置において、コイルに高周波電流を流したときに、スロット部の開口部付近では磁束がコイルを貫き易くなり、この開口部付近で特に昇温し易くなる。例えば、図7に示す如く、スロット部のティース側面100及びヨーク側面101付近では、ステータコア(磁性板)によって、コイルの磁束が引き寄せられるため、該磁束がコイルを貫き難い。一方、スロット部の開口部103は空間であり磁束を引き寄せるものが何もないため、該磁束がコイルを貫き易くなる。このため、スロット部の開口部103付近で特に昇温し易くなり、コイルの加熱温度が不均一となる虞がある。
これに対し、本実施形態に係るコイル加熱装置1においては、隣接するティース部13の先端間に形成されるスロット部14の開口部17に、磁性体20が設けられている。この磁性体20によりスロット部14の開口部17付近の磁束は引き寄せられ、ティース側面15及びヨーク側面16付近と同様に、磁束がコイル11を貫き難くなる。これにより、スロット部14の開口部17付近での局所的な昇温が抑制され、コイル11の加熱温度を均一にできる。すなわち、ステータコア10のコイル11を均一に加熱できる。
例えば、コイル11の誘導加熱時に、図4に示す如く、スロット部14の開口部17には、該開口部17を外側から塞ぐように板状の磁性体20が設けられる。磁性体20は、例えば、断面矩形状で紙面の垂直方向に延在しており、磁石、鉄、フェライトなどの磁性材で構成されている。図4に示す如く、コイル11の磁束線は磁性体20を介してコイル11の周りで途切れることなく繋がり、磁束がコイル11を局所的に貫くのを抑制できる。コイル11の誘導加熱後、スロット部14の開口部17から磁性体20は取外される。
図5(a)は、従来のコイル加熱装置によって、コイルを加熱したときのステータコアの温度変化を示す図である。図5(b)は、本実施形態に係る磁性体20を有するコイル加熱装置によりステータコアのコイルを加熱したときのステータコアの温度変化を示す図である。図5(a)及び(b)において、実線(1)はステータコア10のスロット部14の開口部17付近の温度変化を示し、点線(2)はステータコア10のティース側面15及びヨーク側面16付近の温度変化を示している。
図5(a)の従来のコイル加熱装置では、ステータコアのスロット部の開口部103付近の温度が、ティース側面100及びヨーク側面101付近の温度と比較して、大きく昇温しており、温度が不均一になっている(図7)。一方で、図5(b)の本実施形態に係るコイル加熱装置1では、ステータコア10のスロット部14の開口部17付近の温度と、ティース側面15及びヨーク側面16付近の温度とが略同様に変化しており、温度が均一になっていることが分かる。
以上、本実施形態に係るコイル加熱装置1において、隣接するティース部13の先端間に形成されるスロット部14の開口部17に磁性体20が設けられている。これにより、ステータコア10のコイル11を均一に加熱できる。
なお、本発明は上記実施形態に限られたものではなく、趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更することが可能である。
上記実施形態において、磁性体20は、スロット部14の開口部17に該開口部17を外側から塞ぐように設けられているが、これに限定されない。例えば、磁性体20は、図6に示す如く、スロット部14の開口部17に該開口部17を埋めるよう設けられてもよい。なお、上述したスロット部14の開口部17に、磁性体20が設けられる構成は一例であり、これに限定されない。
1 コイル加熱装置、2 高周波発振部、3 操作パネル部、4 制御部、5 記憶部、10 ステータコア、11 コイル、12 ヨーク部、13 ティース部、14 スロット部、15 ティース側面、16 ヨーク側面、17 開口部、18 突出部、19 絶縁紙、20 磁性体

Claims (1)

  1. 基部となる円環状のヨーク部と、該ヨーク部の円周方向に沿って形成され、内側へ延在する複数のティース部と、を有するステータコアの、隣接する該ティース部間に形成されたスロット部内に挿入され、前記ステータコアに巻装されたコイルに電流を流すことで前記ステータコア及び前記コイルを加熱するコイル加熱装置であって、
    前記隣接するティース部の先端間に形成される前記スロット部の開口部に、磁性体が設けられている、ことを特徴とするコイル加熱装置。
JP2016223213A 2016-11-16 2016-11-16 コイル加熱装置の加熱方法 Expired - Fee Related JP6776834B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016223213A JP6776834B2 (ja) 2016-11-16 2016-11-16 コイル加熱装置の加熱方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016223213A JP6776834B2 (ja) 2016-11-16 2016-11-16 コイル加熱装置の加熱方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2018082560A true JP2018082560A (ja) 2018-05-24
JP6776834B2 JP6776834B2 (ja) 2020-10-28

Family

ID=62198229

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016223213A Expired - Fee Related JP6776834B2 (ja) 2016-11-16 2016-11-16 コイル加熱装置の加熱方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6776834B2 (ja)

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10271733A (ja) * 1997-03-27 1998-10-09 Hitachi Ltd 電動機およびステータの製造方法
JP2005110493A (ja) * 2003-09-10 2005-04-21 Aisin Aw Co Ltd 回転電機巻線コイルの加熱処理方法及び装置

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10271733A (ja) * 1997-03-27 1998-10-09 Hitachi Ltd 電動機およびステータの製造方法
JP2005110493A (ja) * 2003-09-10 2005-04-21 Aisin Aw Co Ltd 回転電機巻線コイルの加熱処理方法及び装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP6776834B2 (ja) 2020-10-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN108123563B (zh) 电动机器的定子或转子的棒绕组安排
JP6248711B2 (ja) 回転電機の固定子
JP2018064421A (ja) 回転電機のステータ
JP5493718B2 (ja) 加熱装置及びステータの製造方法
JP5712785B2 (ja) ステータ
CN108258854B (zh) 马达
JP2016052226A (ja) 回転電機用ステータ
JP2017169419A (ja) 回転電機の固定子
JP2017028821A (ja) ステータの製造方法
JP2015171201A (ja) 回転電機の固定子
JP2016082721A (ja) 回転電機のステータ
JP2014064471A (ja) 回転電機
US20160233750A1 (en) Rotor core heating device and rotor core shrink-fitting method
JP2018082560A (ja) コイル加熱装置
JP7117978B2 (ja) 回転電機ステータコアの焼鈍方法
JP2018143048A (ja) 樹脂ケーシングの成型方法およびモータ
JP2019212456A (ja) 金型加熱装置
JP5131641B2 (ja) 電磁誘導加熱装置
KR101838542B1 (ko) 파권코일 스테이터 및 스테이터 조립방법
JP2018074877A (ja) 回転電機のステータ、及び回転電機
JP2016135045A (ja) ステータの製造方法
JP6436065B2 (ja) 回転電機
JP2014135786A (ja) 回転電機用ステータおよび回転電機
US920846A (en) Dynamo-electric machine.
JP2018148659A (ja) カフサ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190617

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20200512

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20200602

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200626

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20200908

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20200921

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6776834

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees