JP2018082527A - スイッチング電源装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】出力におけるサージ成分を適正に抑制することができるスイッチング電源装置を提供する。【解決手段】スイッチング電源装置1は、FETQ5、Q6の寄生ダイオードD5、D6から出力されるサージ電力をスナバコンデンサC8に蓄電することで、出力におけるサージ成分を抑制するスナバ回路23を備え、直流電源11からスイッチング回路12に供給される直流電力の変動に伴って変化する基準電圧と、スナバコンデンサC8の実電圧とに基づいて、スナバコンデンサC8に蓄電された電力を負荷24に供給する。【選択図】図1

Description

本発明は、スイッチング電源装置に関する。
従来、スイッチング電源装置は、例えば、直流電源の電圧を変換する絶縁型のDCDCコンバータがある。スイッチング電源装置は、例えば、直流電源から供給される直流電力を交流電力に変換し当該交流電力をトランスにより降圧する。そして、スイッチング電源装置は、降圧した交流電力を整流回路により整流して直流電力を生成し当該直流電力を平滑して負荷に供給する。この場合、スイッチング電源装置は、整流回路の整流素子による逆回復時間を起因とするサージ電力が発生することがある。スイッチング電源装置は、例えば、スナバ回路を設けることにより出力におけるサージ成分を抑制している(例えば、特許文献1)。
特開2015−70716号公報
ところで、スナバ回路は、例えば、サージ電力をコンデンサに蓄電することにより出力におけるサージ成分を抑制する。スナバ回路は、例えば、コンデンサにサージ電力が蓄電されている場合、スイッチング素子がオンされ当該サージ電力を負荷に供給する。また、スナバ回路は、コンデンサにサージ電力が蓄電されていない場合、スイッチング素子がオフされる。しかしながら、スナバ回路は、サージ電力のサージ量によってはスイッチング素子がオンとオフとを繰り返し、間欠的に動作してノイズを発生することがあり、この点で改善の余地がある。
そこで、本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、出力におけるサージ成分を適正に抑制することができるスイッチング電源装置を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係るスイッチング電源装置は、直流電源から供給される直流電力を交流電力に変換するスイッチング回路と、前記スイッチング回路により変換された前記交流電力の電圧を変圧する変圧回路と、前記変圧回路により変圧された前記交流電力を整流する複数の整流素子を有する整流回路と、電力を蓄電する蓄電素子を有し、前記複数の整流素子の逆回復時間に起因し当該複数の整流素子から出力されるサージ電力を前記蓄電素子に蓄電することで、出力におけるサージ成分を抑制するスナバ回路と、前記直流電源から前記スイッチング回路に供給される前記直流電力の変動に伴って変化する基準電圧と、前記蓄電素子に印加される実電圧とに基づいて、前記蓄電素子に蓄電された電力を負荷に供給する制御部と、を備えることを特徴とする。
また、上記スイッチング電源装置において、前記制御部は、前記直流電源から前記スイッチング回路に供給される前記直流電力の電圧と前記変圧回路の変圧比とに基づき、前記直流電源から前記スイッチング回路に供給される前記直流電力が相対的に大きい場合、前記基準電圧を相対的に高くし、前記直流電源から前記スイッチング回路に供給される前記直流電力が相対的に小さい場合、前記基準電圧を相対的に低くし、前記実電圧が前記基準電圧以上の場合、前記蓄電素子から前記負荷に前記電力を供給し、前記実電圧が前記基準電圧未満の場合、前記蓄電素子から前記負荷に前記電力を供給しないことが好ましい。
また、上記スイッチング電源装置において、前記スナバ回路は、前記蓄電素子に並列に接続される抵抗を備え、前記制御部は、前記基準電圧が所定値以下の場合、前記蓄電素子に蓄電された前記電力を前記抵抗に消費させることが好ましい。
本発明に係るスイッチング電源装置は、直流電源からスイッチング回路に供給される直流電力の変動に伴って変化する基準電圧と、スナバ回路の蓄電素子に印加される実電圧とに基づいて、当該蓄電素子に蓄電された電力を負荷に供給するように制御する。これにより、スイッチング電源装置は、直流電源からスイッチング回路に供給される直流電力が小さい場合に基準電圧を低くすることができるので、当該直流電力が小さくサージ電力が少ない場合でも、サージ電力を途切れることなく負荷に供給することができる。このように、スイッチング電源装置は、スナバ回路の間欠動作を抑制することができるのでスナバ回路から発生するノイズを抑制することができ、出力におけるサージ成分を適正に抑制することができる。
図1は、実施形態に係るスイッチング電源装置の構成例を示す回路図である。 図2は、実施形態に係るスイッチング電源装置の動作例を示すフローチャートである。
本発明を実施するための形態(実施形態)につき、図面を参照しつつ詳細に説明する。以下の実施形態に記載した内容により本発明が限定されるものではない。また、以下に記載した構成要素には、当業者が容易に想定できるもの、実質的に同一のものが含まれる。さらに、以下に記載した構成は適宜組み合わせることが可能である。また、本発明の要旨を逸脱しない範囲で構成の種々の省略、置換又は変更を行うことができる。
〔実施形態〕
実施形態に係るスイッチング電源装置1について説明する。スイッチング電源装置1は、例えば、図1に示すように、直流電源11の電圧を変換する絶縁型のDCDCコンバータである。スイッチング電源装置1は、例えば、車両に搭載され、直流電力を交流電力に変換し当該交流電力をトランス13により降圧する。そして、スイッチング電源装置1は、降圧された交流電力を整流回路21により整流して直流電力を生成し当該直流電力を平滑して負荷(例えばバッテリ)24に供給する。この場合、スイッチング電源装置1は、整流回路21の整流素子による逆回復時間を起因とするサージ電力が発生する場合がある。この場合、実施形態に係るスイッチング電源装置1は、スナバ回路23により出力におけるサージ成分を適正に抑制する。以下、スイッチング電源装置1について詳細に説明する。
スイッチング電源装置1は、直流電源11と、スイッチング回路12と、変圧回路としてのトランス13と、共振用インダクタ14と、整流回路21と、平滑回路22Aと、スナバ回路23と、負荷24と、制御部30とを備える。直流電源11は、直流電力を供給する電源である。直流電源11は、スイッチング回路12に接続され、当該スイッチング回路12を介して負荷24に直流電力を供給する。
スイッチング回路12は、直流電力を交流電力に変換する回路である。スイッチング回路12は、第1〜第4のスイッチング素子から構成されたフルブリッジ回路である。例えば、スイッチング回路12は、第1スイッチング素子としてのFET(Field-effect transistor;電界効果トランジスタ)Q1と、第2スイッチング素子としてのFETQ2と、第3スイッチング素子としてのFETQ3と、第4スイッチング素子としてのFETQ4とから構成される。FETQ1、Q2、Q3、Q4は、例えば、Nチャネル型のMOS(Metal-Oxide-Semiconductor)FETである。FETQ1〜Q4は、寄生容量及び寄生ダイオード(ボディダイオード)を有している。例えば、FETQ1は、寄生容量C1及び寄生ダイオードD1を有し、FETQ2は、寄生容量C2及び寄生ダイオードD2を有し、FETQ3は、寄生容量C3及び寄生ダイオードD3を有し、FETQ4は、寄生容量C4及び寄生ダイオードD4を有している。
スイッチング回路12は、第1直列回路(進みleg)12aと、第2直列回路(遅れleg)12bとを備える。第1直列回路12aは、FETQ1と、当該FETQ1のソース端子にドレイン端子が直列接続されるFETQ2とを有する。第1直列回路12aは、FETQ1のドレイン端子が直流電源11の正極に接続され、FETQ2のソース端子が直流電源11の負極に接続されることで、直流電源11の正極と負極との間に並列接続される。第2直列回路12bは、FETQ3と、当該FETQ3のソース端子にドレイン端子が直列接続されるFETQ4とを有する。第2直列回路12bは、FETQ3のドレイン端子が直流電源11の正極に接続され、FETQ4のソース端子が直流電源11の負極に接続されることで、直流電源11の正極と負極との間に並列接続される。さらに、第2直列回路12bは、FETQ3のドレイン端子がFETQ1のドレイン端子に接続され、FETQ4のソース端子がFETQ2のソース端子に接続されることで、第1直列回路12aに並列接続される。FETQ1〜Q4は、交流電流が流れる方向とは逆方向に寄生ダイオードD1〜D4がそれぞれ配置される。スイッチング回路12は、直流電源11から供給される直流電力をFETQ1〜Q4により交流電力に変換し当該交流電力をトランス13の1次巻線13Aに供給する。
1次巻線13Aは、2次巻線13Bと共にトランス13を構成し、交流電力の電圧を変圧するインダクタである。1次巻線13Aは、一端130がFETQ1のソース端子とFETQ2のドレイン端子との接続線に接続され、他端131がFETQ3のソース端子とFETQ4のドレイン端子との接続線に接続される。
共振用インダクタ14は、FETQ3の寄生容量C3及びFETQ4の寄生容量C4と共に共振回路を構成するインダクタである。共振用インダクタ14は、例えば、1次巻線13Aにおいて変圧作用に寄与しない漏れインダクタである。なお、共振用インダクタ14は、漏れインダクタの代わりに1次巻線13Aとは別に設けた追加インダクタとしてもよい。
2次巻線13Bは、1次巻線13Aに磁気結合され当該1次巻線13Aと共にトランス13を構成する。2次巻線13Bは、2次巻線部13aと、2次巻線部13bとを備え、2次巻線部13aの一端132と2次巻線部13bの一端134とがセンタタップCTでお互いに接続される。トランス13の降圧の度合は、1次巻線13Aと2次巻線13B(2次巻線部13a、13b)との巻数比(変圧比)に応じて定められる。センタタップCTは、平滑回路22Aの平滑用インダクタ22aを介して負荷24の正極に接続される。2次巻線13Bは、2次巻線部13aの他端133が後述するFETQ5(整流素子)を介して負荷24の負極に接続され、2次巻線部13bの他端135が後述するFETQ6(整流素子)を介して負荷24の負極に接続される。
整流回路21は、交流電力を整流して直流電力を生成する回路である。整流回路21は、FETQ5と、FETQ6とを備える。FETQ5は、寄生容量C5及び寄生ダイオードD5を有し、FETQ6は、寄生容量C6及び寄生ダイオードD6を有している。FETQ5は、ドレイン端子が2次巻線部13aの他端133に接続され、ソース端子が負荷24の負極に接続される。FETQ6は、ドレイン端子が2次巻線部13bの他端135に接続され、ソース端子が負荷24の負極に接続される。FETQ5、Q6は、交流電流が流れる方向とは逆方向に寄生ダイオードD5、D6が配置される。整流回路21は、FETQ5、Q6がオン・オフ制御されることにより、2次巻線13Bから負荷24に供給される交流電力を整流して直流電力を生成し当該直流電力を平滑回路22Aを介して負荷24に供給する。
平滑回路22Aは、直流電力を平滑する回路である。平滑回路22Aは、平滑用インダクタ22aと、平滑用コンデンサ22bとを備える。平滑用インダクタ22aは、一端220がセンタタップCTに接続され他端221が負荷24の正極に接続される。平滑用コンデンサ22bは、一端222が負荷24の負極に接続され、他端223が負荷24の正極に接続される。平滑回路22Aは、整流回路21により整流された直流電力(脈流電力)を平滑し、平滑した直流電力を負荷24に供給する。
スナバ回路23は、電力のサージ成分を抑制する回路である。スナバ回路23は、蓄電素子としてのスナバコンデンサC8と、ダイオードD7、D8、D9と、FETQ7と、平滑用インダクタ22cと、抵抗Rとを備える。本実施形態では、スナバ回路23は、FETQ5、Q6の寄生ダイオードD5、D6の逆回復時間に起因し当該寄生ダイオードD5、D6から出力されるサージ電力をスナバコンデンサC8に蓄電することで、出力におけるサージ成分を抑制する。スナバコンデンサC8は、電力を蓄電するコンデンサであり、ダイオードD7を介してFETQ5に並列に接続される。具体的には、スナバコンデンサC8の一端とダイオードD7のカソード端子とが直列に接続され、ダイオードD7のアノード端子がFETQ5のドレイン端子に接続され、スナバコンデンサC8の他端がFETQ5のソース端子に接続される。同様に、スナバコンデンサC8は、ダイオードD8を介してFETQ6に並列に接続される。具体的には、スナバコンデンサC8の一端とダイオードD8のカソード端子とが直列に接続され、ダイオードD8のアノード端子がFETQ6のドレイン端子に接続され、スナバコンデンサC8の他端がFETQ6のソース端子に接続される。
FETQ7は、スナバコンデンサC8に蓄電されたサージ電力を負荷24に供給するように切り替えるスイッチング素子である。FETQ7は、スナバコンデンサC8と負荷24の正極との間に配置される。例えば、FETQ7は、ドレイン端子がスナバコンデンサC8の一端に接続され、ソース端子が平滑用インダクタ22cを介して負荷24の正極に接続される。FETQ7は、スナバコンデンサC8にサージ電力が蓄電されている場合、後述するパルス制御部33によりオンされる。これにより、FETQ7は、スナバコンデンサC8に蓄電されたサージ電力を負荷24に供給することができる。また、FETQ7は、スナバコンデンサC8にサージ電力が蓄電されていない場合、パルス制御部33によりオフされる。これにより、FETQ7は、直流電源11から供給される直流電力を、インピーダンスの高いスナバ回路23を経由せずに負荷24に供給することができる。従って、直流電源11から供給される直流電力の損失を低減することができる。
平滑用インダクタ22cは、平滑用コンデンサ22bと共に平滑回路22Bを構成する。平滑用インダクタ22cは、一端がFETQ7のソース端子に接続され、他端が平滑用コンデンサ22bを介して負荷24の正極に接続される。平滑回路22Bは、スナバコンデンサC8から供給されるサージ電力を平滑して負荷24に供給する。
抵抗Rは、電力を消費する素子である。抵抗Rは、スナバコンデンサC8に並列に接続される。また、抵抗Rは、ダイオードD9を介して平滑用インダクタ22cに接続される。抵抗Rは、スナバコンデンサC8に蓄電された微弱なサージ電力を消費する。
制御部30は、スイッチング回路12、整流回路21、及び、スナバ回路23を制御する回路である。制御部30は、CPU、記憶部を構成するROM、RAM及びインターフェースを含む周知のマイクロコンピュータを主体とする電子回路を含んで構成される。制御部30は、スイッチング回路12のFETQ1〜Q4のゲート端子に電圧を印加してオン・オフ制御し直流電力を交流電力に変換するように制御する。また、制御部30は、整流回路21のFETQ5、Q6のゲート端子に電圧を印加してオン・オフ制御し交流電力を整流するように制御する。
ここで、スイッチング電源装置1は、整流回路21のFETQ5、Q6がオンからオフに切り替わるときに、整流回路21のFETQ5、Q6の寄生ダイオードD5、D6に蓄積されたキャリアによって逆方向に電流が流れる逆回復時間が発生する。このとき、スイッチング電源装置1は、トランス13の2次巻線部13aの他端133と2次巻線部13bの他端135との間にサージ電力の電圧(サージ電圧)が生じる。つまり、サージ電力は、整流回路21のFETQ5、Q6がオンからオフに切り替わるタイミングで、寄生ダイオードD5、D6に蓄積されたキャリアによって供給される電力であって定常電力を超える大きな電力である。このため、制御部30は、スナバ回路23を制御し出力におけるサージ成分を抑制する。例えば、制御部30は、機能概念的に、入力電圧検出部31と、コンデンサ電圧検出部32と、パルス制御部33とを備える。
入力電圧検出部31は、電圧を検出する回路である。入力電圧検出部31は、スイッチング回路12の入力側に接続され、直流電源11からスイッチング回路12に供給される直流電力の入力電圧を検出する。入力電圧検出部31は、さらに、パルス制御部33に接続され、検出した入力電圧をパルス制御部33に出力する。
コンデンサ電圧検出部32は、電圧を検出する回路である。コンデンサ電圧検出部32は、例えば、スナバコンデンサC8の正極側に接続され、スナバコンデンサC8に印加される実電圧を検出する。コンデンサ電圧検出部32は、パルス制御部33に接続され、検出したスナバコンデンサC8の実電圧をパルス制御部33に出力する。
パルス制御部33は、入力電圧検出部31により検出された入力電圧とコンデンサ電圧検出部32により検出されたスナバコンデンサC8の実電圧とに基づいて、スナバ回路23のFETQ7を制御する回路である。パルス制御部33は、入力電圧検出部31により検出された入力電圧の変動に伴って変化する基準電圧を求める。例えば、パルス制御部33は、トランス13の巻数比が10対1対1の場合、つまり、1次巻線13Aと2次巻線部13aと2次巻線部13bとの巻数比が10対1対1の場合、基準電圧を以下の数式(1)により求める。数式(1)のαは、スナバコンデンサC8の等価直列抵抗や寄生素子等を考慮した値であり、適宜変動する値である。
基準電圧=入力電圧÷巻数比×2+α ・・・(1)
例えば、トランス13の巻数比が10対1対1の場合、数式(1)により、入力電圧が200Vのときには基準電圧が40+αVと求められ、入力電圧が300Vのときには基準電圧が60+αVと求められる。このように、パルス制御部33は、入力電圧が相対的に大きい場合、基準電圧を相対的に高くし、入力電圧が相対的に小さい場合、基準電圧を相対的に低くする。
パルス制御部33は、基準電圧とスナバコンデンサC8の実電圧とに基づいて、スナバコンデンサC8に蓄電されたサージ電力を負荷24に供給するようにフィードバック制御(例えばPID制御)する。例えば、パルス制御部33は、基準電圧とスナバコンデンサC8の実電圧とを比較し、スナバコンデンサC8の実電圧が基準電圧以上の場合、スナバコンデンサC8にサージ電力が蓄電されているのでFETQ7をオンにし、スナバコンデンサC8に蓄電されたサージ電力を平滑回路22Bを介して負荷24に供給する。また、パルス制御部33は、スナバコンデンサC8の実電圧が基準電圧未満の場合、スナバコンデンサC8にサージ電力が蓄電されていないのでFETQ7をオフにする。パルス制御部33は、入力電圧の変動に応じて基準電圧を求めるので、入力電圧が低くサージ電力が少ない場合でも、スナバコンデンサC8の実電圧が基準電圧以下になることを抑制することが可能となり、サージ電力を途切れることなく負荷24に供給することができる。
なお、パルス制御部33は、直流電源11から供給される入力電圧がほぼゼロになった場合に微弱なサージ電力が発生する。この場合、パルス制御部33は、基準電圧もほぼゼロになり、微弱なサージ電力によりスナバコンデンサC8が蓄電と放電とを繰り返して間欠的に動作する可能性がある。このため、パルス制御部33は、基準電圧が所定値(例えば、ゼロ)以下の場合、スナバ回路23のFETQ7をオフにして微弱なサージ電力を抵抗Rに消費させる(RCDスナバ)。パルス制御部33は、抵抗Rによりサージ電力を消費させても、サージ電力が0Aに近い値であるので直流電力の変換効率への影響は限られる。
次に、スイッチング電源装置1の動作例について説明する。スイッチング電源装置1の制御部30は、スイッチング回路12のFETQ1〜Q4、及び、整流回路21のFETQ5、Q6を制御する。例えば、制御部30は、FETQ1、Q4をオンに設定しFETQ2、Q3をオフに設定してトランス13の1次巻線13Aの一端130から他端131に向けて電流を流す。また、制御部30は、FETQ1、Q4をオフに設定しFETQ2、Q3をオンに設定してトランス13の1次巻線13Aの他端131から一端130に向けて電流を流す。制御部30は、これらの制御を繰り返すことにより、直流電源11から供給される直流電力を交流電力に変換し当該交流電力をトランス13の1次巻線13Aに供給する。トランス13は、1次巻線13Aに交流電力が供給されると、電磁誘導によりトランス13の2次巻線13Bに誘導起電力が発生する。トランス13は、1次巻線13Aと2次巻線13Bとの巻数比に応じて交流電力を降圧する。そして、整流回路21は、トランス13により降圧された交流電力を直流電力に整流する。このとき、制御部30は、整流回路21の寄生ダイオードD5、D6に順方向電圧が印加される期間に同期してFETQ5、Q6をオンに設定する。平滑回路22Aは、整流回路21により整流された直流電力を平滑し負荷24に供給する。ここで、スイッチング電源装置1は、入力電圧とトランス13の巻数比とに基づいて求められる基準電圧とスナバコンデンサC8の実電圧とを比較し、スナバコンデンサC8の実電圧が基準電圧以上の場合にはスナバ回路23のFETQ7をオンにし、スナバコンデンサC8の実電圧が基準電圧未満の場合にはスナバ回路23のFETQ7をオフにする。
次に、図2に示すフローチャートを参照し、スナバ回路23の具体的な制御例について説明する。制御部30の入力電圧検出部31は、直流電源11からスイッチング回路12に供給される直流電力の入力電圧を検出し、検出した入力電圧をパルス制御部33に出力する(ステップS1)。次に、パルス制御部33は、入力電圧が変化したか否かを判定する(ステップS2)。例えば、パルス制御部33は、入力電圧検出部31から出力された今回の入力電圧と前回の入力電圧とを比較し、今回の入力電圧が前回の入力電圧と異なる場合、入力電圧が変化したと判定する。パルス制御部33は、入力電圧が変化した場合(ステップS2;Yes)、基準電圧を変更する(ステップS3)。例えば、パルス制御部33は、上述の数式(1)により基準電圧を求め、求めた基準電圧に変更する。次に、パルス制御部33は、スナバコンデンサC8の実電圧が基準電圧以上であるか否かを判定する(ステップS4)。パルス制御部33は、スナバコンデンサC8の実電圧が基準電圧以上である場合(ステップS4;Yes)、スナバ回路23のFETQ7をオンにする(ステップS5)。これにより、パルス制御部33は、スナバコンデンサC8に蓄電されたサージ電力を平滑回路22Bを介して負荷24に供給することができる。次に、パルス制御部33は、直流電力の変換処理が終了か否かを判定する(ステップS6)。例えば、パルス制御部33は、外部の制御装置から停止信号を受信した場合(ステップS6;Yes)、直流電力の変換処理を終了する。
なお、上述のステップS2で、パルス制御部33は、入力電圧が変化していない場合(ステップS2;No)、基準電圧を変更しない。また、上述のステップS4で、パルス制御部33は、スナバコンデンサC8の実電圧が基準電圧未満である場合(ステップS4;No)、スナバコンデンサC8にサージ電力が蓄電されていないのでスナバ回路23のFETQ7をオフする(ステップS7)。これにより、パルス制御部33は、直流電源11から供給される直流電力を、インピーダンスの高いスナバ回路23を経由せずに負荷24に供給することができる。パルス制御部33は、スナバ回路23のFETQ7をオフにした後、上述のステップS6に移行し、直流電力の変換処理が終了か否かを判定する。
以上のように、実施形態に係るスイッチング電源装置1は、直流電源11からスイッチング回路12に供給される直流電力の変動に伴って変化する基準電圧と、スナバコンデンサC8の実電圧とに基づいて、スナバコンデンサC8に蓄電された電力を負荷24に供給する。ここで、比較例に係るスイッチング電源装置は、固定された一つの基準電圧に基づいて、スナバコンデンサに蓄電されたサージ電力を負荷に供給するように制御する。このため、比較例に係るスイッチング電源装置は、直流電力が小さくサージ電力が少ない場合、スナバコンデンサの実電圧が基準電圧未満になる傾向がある。これにより、比較例に係るスイッチング電源装置は、スナバコンデンサの電圧が基準電圧未満である場合にはサージ電力を蓄電し、スナバコンデンサの電圧が基準電圧以上である場合にはサージ電力を放電し、サージ電力の蓄電と放電とを繰り返す傾向がある。つまり、比較例に係るスイッチング電源装置は、スナバ回路のFETがオンとオフとを繰り返す。これにより、比較例に係るスイッチング電源装置は、スナバ回路が間欠的に動作するのでスナバ回路からノイズが発生し、出力におけるサージ成分を適正に抑制することが困難であった。スナバ回路は、間欠動作の周期が20kHz以下になると人間の可聴帯域になるのでノイズの煩わしさが顕著になる。
これに対して、実施形態に係るスイッチング電源装置1は、直流電力の変動に伴って基準電圧が変化するので、直流電力が小さい場合には基準電圧を低くすることができる。従って、スイッチング電源装置1は、直流電力が小さくサージ電力が少ない場合でも、スナバコンデンサC8の実電圧が基準電圧以下になることを抑制できる。これにより、スイッチング電源装置1は、サージ電力が発生している場合、当該サージ電力を途切れることなく負荷24に供給することができる。このように、スイッチング電源装置1は、スナバ回路23のFETQ7がオンとオフとを繰り返すスナバ回路23の間欠動作を抑制することができるので、スナバ回路23から発生するノイズを抑制することができる。従って、スイッチング電源装置1は、スナバ回路23により出力におけるサージ成分を適正に抑制することができる。また、スイッチング電源装置1は、サージ成分を抑制できるので、整流回路21のFETQ5、Q6の耐電圧を低くすることができる。これにより、スイッチング電源装置1は、FETQ5、Q6のオン抵抗を下げることができるので、直流電力の変換効率を向上させることが可能となりサージ電力を効率よく回生できる。また、スイッチング電源装置1は、サージ成分を抑制する場合、複雑な演算を必要としないので演算処理時間を短縮することができる。
また、スイッチング電源装置1において、パルス制御部33は、直流電源11からスイッチング回路12に供給される直流電力が相対的に大きい場合、基準電圧を相対的に高くし、直流電源11からスイッチング回路12に供給される直流電力が相対的に小さい場合、基準電圧を相対的に低くする。そして、パルス制御部33は、スナバコンデンサC8の実電圧が基準電圧以上の場合、スナバコンデンサC8から負荷24に電力を供給し、スナバコンデンサC8の実電圧が基準電圧未満の場合、スナバコンデンサC8から負荷24に電力を供給しない。これにより、スイッチング電源装置1は、直流電力が小さくサージ電力が少ない場合でも、スナバコンデンサC8の実電圧が基準電圧以下になることを抑制できる。また、スイッチング電源装置1は、スナバコンデンサC8の実電圧が基準電圧未満の場合、インピーダンスの高いスナバ回路23を経由せずに、直流電源11から供給される直流電力を負荷24に供給することができる。これにより、スイッチング電源装置1は、直流電源11から供給される直流電力の損失を低減することができるので、直流電力の変換効率を向上させることができる。
また、スイッチング電源装置1において、パルス制御部33は、基準電圧が所定値以下の場合、スナバコンデンサC8に蓄電された電力を抵抗Rに消費させる。このように、スイッチング電源装置1は、直流電源11から供給される直流電力の入力電圧がほぼゼロになり基準電圧もほぼゼロになった場合、微弱なサージ電力を抵抗Rに消費させる。これにより、スイッチング電源装置1は、ほぼゼロの基準電圧の場合に微弱なサージ電力によりスナバコンデンサC8が蓄電と放電とを繰り返すことを抑制できるので間欠動作を抑制できる。
〔変形例〕
次に、実施形態の変形例について説明する。スイッチング回路12のFETQ1〜Q4は、MOSFETに限定されず、例えば、IGBT(InsuLated Gate BipoLar Transistor)等のスイッチング素子であってもよい。
また、整流回路21のFETQ5、Q6は、MOSFETに限定されず、例えば、ダイオードでもよい。
また、基準電圧は、数式(1)により求めたが、これに限定されない。例えば、基準電圧は、直流電源11からスイッチング回路12に供給される直流電力の入力電圧と当該入力電圧に対応する基準電圧とを示すマップデータに基づいて定めてもよい。
1 スイッチング電源装置
11 直流電源
12 スイッチング回路
13 トランス(変圧回路)
21 整流回路
23 スナバ回路
24 負荷
30 制御部
33 パルス制御部(制御部)
Q5、Q6 FET(整流素子)
Q7 FET(スイッチング素子)
C8 スナバコンデンサ(蓄電素子)
R 抵抗

Claims (3)

  1. 直流電源から供給される直流電力を交流電力に変換するスイッチング回路と、
    前記スイッチング回路により変換された前記交流電力の電圧を変圧する変圧回路と、
    前記変圧回路により変圧された前記交流電力を整流する複数の整流素子を有する整流回路と、
    電力を蓄電する蓄電素子を有し、前記複数の整流素子の逆回復時間に起因し当該複数の整流素子から出力されるサージ電力を前記蓄電素子に蓄電することで、出力におけるサージ成分を抑制するスナバ回路と、
    前記直流電源から前記スイッチング回路に供給される前記直流電力の変動に伴って変化する基準電圧と、前記蓄電素子に印加される実電圧とに基づいて、前記蓄電素子に蓄電された電力を負荷に供給する制御部と、
    を備えることを特徴とするスイッチング電源装置。
  2. 前記制御部は、
    前記直流電源から前記スイッチング回路に供給される前記直流電力の電圧と前記変圧回路の変圧比とに基づき、
    前記直流電源から前記スイッチング回路に供給される前記直流電力が相対的に大きい場合、前記基準電圧を相対的に高くし、
    前記直流電源から前記スイッチング回路に供給される前記直流電力が相対的に小さい場合、前記基準電圧を相対的に低くし、
    前記実電圧が前記基準電圧以上の場合、前記蓄電素子から前記負荷に前記電力を供給し、
    前記実電圧が前記基準電圧未満の場合、前記蓄電素子から前記負荷に前記電力を供給しない請求項1に記載のスイッチング電源装置。
  3. 前記スナバ回路は、
    前記蓄電素子に並列に接続される抵抗を備え、
    前記制御部は、
    前記基準電圧が所定値以下の場合、前記蓄電素子に蓄電された前記電力を前記抵抗に消費させる請求項2に記載のスイッチング電源装置。
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