JP2018080930A - オープンコレクタ方式の回転センサの自己診断回路 - Google Patents

オープンコレクタ方式の回転センサの自己診断回路 Download PDF

Info

Publication number
JP2018080930A
JP2018080930A JP2016221527A JP2016221527A JP2018080930A JP 2018080930 A JP2018080930 A JP 2018080930A JP 2016221527 A JP2016221527 A JP 2016221527A JP 2016221527 A JP2016221527 A JP 2016221527A JP 2018080930 A JP2018080930 A JP 2018080930A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
switch element
signal
short
circuit
collector terminal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2016221527A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6673154B2 (ja
Inventor
尚能 松本
Naonori Matsumoto
尚能 松本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Industries Corp
Original Assignee
Toyota Industries Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Industries Corp filed Critical Toyota Industries Corp
Priority to JP2016221527A priority Critical patent/JP6673154B2/ja
Publication of JP2018080930A publication Critical patent/JP2018080930A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6673154B2 publication Critical patent/JP6673154B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Testing Of Short-Circuits, Discontinuities, Leakage, Or Incorrect Line Connections (AREA)
  • Transmission And Conversion Of Sensor Element Output (AREA)

Abstract

【課題】回転センサの短絡異常を検出して通知するオープンコレクタ方式の回転センサの自己診断回路を提供する。【解決手段】第一のスイッチ素子Q1のコレクタ端子から出力される第一の信号と、第二のスイッチ素子Q2のコレクタ端子から出力される第二の信号とを検出する検出回路3と、第一のスイッチ素子Q1と第二のスイッチ素子Q2のコレクタ端子が短絡しているか否かを診断するための短絡検出信号を入力する制御端子とを有するスイッチ素子Q3と、短絡検出開始時刻になると、第一の信号又は第二の信号の一周期以上の短絡検出時間、短絡検出信号をハイレベルにして制御端子に出力し、短絡検出時間、第一の信号と第二の信号がローレベルであるとき、第一のスイッチ素子Q1と第二のスイッチ素子Q2のコレクタ端子が短絡していると診断する制御回路4と、を備えるオープンコレクタ方式の回転センサの自己診断回路である。【選択図】図1

Description

本発明は、オープンコレクタ方式の回転センサを診断する自己診断回路に関する。
オープンコレクタ方式の回転センサを用いて回転数と回転方向を求める場合、例えば、回転センサに設けられるA相用のトランジスタのコレクタ端子から出力されるA相信号(パルス信号)と、B相用のトランジスタのコレクタ端子から出力されるA相信号に対して90度の位相差を有するB相信号(パルス信号)とを用いて、回転数と回転方向を求めている。ところが、A相用のトランジスタのコレクタ端子とB相用のトランジスタのコレクタ端子が短絡して短絡異常となると、回転数と回転方向を正確に求めることができなくなる。そこで、従来は複数の回転センサを用意し、一つの回転センサが短絡異常となっても、他の正常に動作している回転センサが正確に回転数と回転方向を求めている。
なお、短絡を検出する技術として特許文献1などが知られている。
特開2015−179025号公報
しかしながら、複数の回転センサを用いたとしても、回転センサが短絡異常であることを検出できなければ、正確に回転数と回転方向を求めている回転センサが分からないため、回転センサが短絡しているか否かを診断して短絡異常が発生した回転センサを検出しなければならない。また、回転センサが取り付けられている装置において、回転センサの短絡異常が検出できないと、正確でない回転数と回転方向を用いて装置が運用された場合、回転センサの短絡異常が原因で装置が故障に至ったにも係らず、短絡異常と別の異常が検出されて装置が故障したと診断される。そうすると装置を修理する際、異常の原因を特定するときに、原因の特定に時間を要することになるので、異常の原因を速やかに特定するためにも、短絡異常が発生した回転センサを検出し、装置の利用者や装置を修理する作業者に回転センサに短絡異常が発生したことを通知することが望まれる。
本発明の一側面に係る目的は、回転センサの短絡異常を検出できるオープンコレクタ方式の回転センサの自己診断回路を提供することである。
本発明に係る一つの形態である、第一のスイッチ素子と第二のスイッチ素子のコレクタ端子を電源端子と接続し、第一のスイッチ素子と第二のスイッチ素子のエミッタ端子をグランド端子と接続して用いるオープンコレクタ方式の回転センサの自己診断回路は、検出回路とスイッチ回路と制御回路を有する。
検出回路は、第一のスイッチ素子のコレクタ端子及び第二のスイッチ素子のコレクタ端子と接続され、第一のスイッチ素子のコレクタ端子から出力される第一の信号と、第二のスイッチ素子のコレクタ端子から出力される第一の信号に対して90度の位相差を有する第二の信号とを検出する。
スイッチ回路は、第一のスイッチ素子のコレクタ端子又は第二のスイッチ素子のコレクタ端子のいずれか一方と接続する端子と、グランド端子に接続する端子と、第一のスイッチ素子のコレクタ端子と第二のスイッチ素子のコレクタ端子が短絡しているか否かを診断するための短絡検出信号を入力する制御端子とを有する。
制御回路は、予め設定した短絡検出開始時刻になると、第一の信号又は第二の信号の一周期以上の短絡検出時間、短絡検出信号をハイレベルにして制御端子に出力し、短絡検出時間、第一の信号と第二の信号がローレベルであるとき、第一のスイッチ素子のコレクタ端子と第二のスイッチ素子のコレクタ端子が短絡していると診断する。
また、制御回路は、第一の信号のデューティと第二の信号のデューティがともに、第一のスイッチ素子のコレクタ端子と第二のスイッチ素子のコレクタ端子が短絡していることを示す所定デューティ以下になると、第一のスイッチ素子のコレクタ端子と第二のスイッチ素子のコレクタ端子が短絡していると診断する。
また、制御回路は、第一の信号を移動平均した電圧レベルと第二の信号を移動平均した電圧レベルがともに、第一のスイッチ素子のコレクタ端子と第二のスイッチ素子のコレクタ端子が短絡していることを示す所定電圧以下になると、第一のスイッチ素子のコレクタ端子と第二のスイッチ素子のコレクタ端子が短絡していると診断する。
回転センサの短絡異常を検出できる。
オープンコレクタ方式の回転センサと自己診断回路の一実施例を示す図である。 回転センサに短絡異常が発生していない場合のA相信号、B相信号、短絡検出信号の信号波形を示す図である。 回転センサに短絡異常が発生した場合のA相信号、B相信号、短絡検出信号の信号波形を示す図である。 変形例1のA相信号、B相信号、短絡検出信号の信号波形を示す図である。 変形例2のA相信号、B相信号、短絡検出信号の信号波形を示す図である。
以下図面に基づいて実施形態について詳細を説明する。
図1は、オープンコレクタ方式の回転センサ1と自己診断回路の一実施例を示す図である。回転センサ1は、センサ回路2とスイッチ素子Q1(第一のスイッチ素子)とスイッチ素子Q2(第二のスイッチ素子)とを有する。また、回転センサ1は、スイッチ素子Q1のコレクタ端子を抵抗R1を介して電源端子VDDと接続し、スイッチ素子Q2のコレクタ端子を抵抗R2を介して電源端子VDDと接続し、スイッチ素子Q1とスイッチ素子Q2のエミッタ端子をグランド端子GNDと接続して用いる。また、回転センサ1は、センサ回路2に設けられるA相用センサが計測したA相信号(第一の信号:パルス信号)をスイッチ素子Q1を介して出力し、センサ回路2に設けられるB相用センサが計測したB相信号(第二の信号:パルス信号)をスイッチ素子Q2を介して出力する。なお、スイッチ素子Q1、Q2はトランジスタである。また、B相信号はA相信号に対して90度の位相差を有する。
自己診断回路は、検出回路3とスイッチ素子Q3(スイッチ回路)と制御回路4と抵抗R1と抵抗R2を有する。また、自己診断回路は、オープンコレクタ方式の回転センサ1のスイッチ素子Q1のコレクタ端子とスイッチ素子Q2のコレクタ端子との短絡を診断する回路である。
検出回路3は、スイッチ素子Q1のコレクタ端子及びスイッチ素子Q2のコレクタ端子と接続され、スイッチ素子Q1のコレクタ端子から出力されるA相信号と、スイッチ素子Q2のコレクタ端子から出力されるB相信号とを検出する。
スイッチ素子Q3(スイッチ回路)は、スイッチ素子Q1のコレクタ端子又はスイッチ素子Q2のコレクタ端子のいずれか一方と接続するコレクタ端子と、グランド端子に接続するエミッタ端子と、スイッチ素子Q1のコレクタ端子とスイッチ素子Q2のコレクタ端子が短絡しているか否かを診断するための短絡検出信号を入力するゲート端子(制御端子)とを有する。なお、図1ではスイッチ素子Q3のコレクタ端子はスイッチ素子Q2のコレクタ端子に接続している。また、図1ではスイッチ回路としてスイッチ素子Q3を用いたが、スイッチ回路はトランジスタに限定されるものではなく、例えば開閉を制御可能なスイッチやリレーなどを用いてもよい。
制御回路4は、予め設定した短絡検出開始時刻になると、A相信号又はB相信号の一周期以上の短絡検出時間、短絡検出信号をハイレベルにしてスイッチ素子Q3のゲート端子に出力し、短絡検出時間においてA相信号とB相信号がローレベルであるとき、スイッチ素子Q1のコレクタ端子とスイッチ素子Q2のコレクタ端子が短絡していると診断する。
予め設定した短絡検出開始時刻及び短絡検出時間は、回転数と回転方向を求める処理、及び、回転数と回転方向を求める処理以外の制御に支障がでないような時間に設定する。短絡検出開始時刻は、例えば、一定周期(A相信号又はB相信号の一周期より長い周期)を設定することが考えられる。また、短絡検出時間は、例えば、A相信号又はB相信号の一周期以上の時間に設定すればよい。
なお、制御回路4は、例えば、CPU(Central Processing Unit)、マルチコアCPU、プログラマブルなデバイス(FPGA(Field Programmable Gate Array)やPLD(Programmable Logic Device)など)を用いた回路が考えられる。また、制御回路4は、内部又は外部に備えられている記憶部を備え、記憶部に記憶されている自己診断回路又は自己診断回路を搭載した装置の各部を制御するプログラムを読み出して実行する。なお、制御回路4が車両に搭載されている場合には、例えば、車両に搭載されている一つ以上のECU(Electronic Control Unit)としてもよい。
オープンコレクタ方式の回転センサ1と自己診断回路の動作について説明する。
[1]回転センサ1に短絡異常が発生していない場合
図2は、回転センサ1に短絡異常が発生していない場合のA相信号、B相信号、短絡検出信号の信号波形を示す図である。図2のAは、スイッチ素子Q1のコレクタ端子から出力されているA相信号の信号波形を示している。図2のBは、スイッチ素子Q2のコレクタ端子から出力されているB相信号の信号波形を示している。図2のCは、短絡検出時間(短絡検出開始時刻t0から短絡検出終了時刻t1)において、制御回路4から出力される短絡検出信号(ハイレベルの信号)の信号波形を示している。図2のDは、短絡異常がない場合で、かつ短絡検出信号がハイレベルのときにおいて、検出回路3でB相信号を検出したときの信号波形を示している。また、時間T1は、図2のA、BにおいてA相信号とB相信号がともにローレベルになる時間を示し、時間T2は、図2のA、BにおいてA相信号がハイレベルでB相信号がローレベルになる時間を示し、時間T3は、図2のA、BにおいてA相信号とB相信号がともにハイレベルになる時間を示し、時間T4は、図2のA、BにおいてA相信号がローレベルでB相信号がハイレベルになる時間を示している。
図2の短絡検出開始時刻t0になると、制御回路4は、短絡検出信号の電圧レベルをローレベルからハイレベルにする。また、図1において、スイッチ素子Q3のコレクタ端子はスイッチ素子Q2のコレクタ端子に接続されているので、スイッチ素子Q3のゲート端子にハイレベルの短絡検出信号が入力されるとスイッチ素子Q3が導通し、短絡検出時間においてスイッチ素子Q2のコレクタ端子の電圧レベルはローレベル(GND端子の電圧レベル)に固定される。すなわち、B相信号は、図2のDに示すように短絡検出時間においてローレベルとなり検出回路3に検出される。また、図1においてスイッチ素子Q1のコレクタ端子とスイッチ素子Q3のコレクタ端子とは接続されていないので、スイッチ素子Q3が導通しても、短絡検出時間においてA相信号には何ら影響がないため、図2のAに示すA相信号が検出回路3で検出される。
また、制御回路4は、短絡検出時間において、検出回路3からA相信号が図2のAに示すようなパルス信号であることを取得し、かつ検出回路3から図2のDに示すようにローレベルのB相信号を取得した場合、スイッチ素子Q1のコレクタ端子とスイッチ素子Q2のコレクタ端子が短絡していないと診断する。すなわち、回転センサ1は正常であると診断する。
[2]回転センサ1に短絡異常が発生した場合
図3は、回転センサ1に短絡異常が発生した場合のA相信号、B相信号、短絡検出信号の信号波形を示す図である。図3のAは、スイッチ素子Q1のコレクタ端子から出力されているA相信号の信号波形を示している。図3のBは、スイッチ素子Q2のコレクタ端子から出力されているB相信号の信号波形を示している。図3のCは、短絡異常がある場合で、かつ短絡検出信号がローレベルのときにおいて、検出回路3でA相信号を検出したときの信号波形を示している。図3のDは、短絡異常がある場合で、かつ短絡検出信号がローレベルのときにおいて、検出回路3でB相信号を検出したときの信号波形を示している。図3のEは、短絡検出時間(短絡検出開始時刻t0から短絡検出終了時刻t1)において、制御回路4から出力される短絡検出信号(ハイレベルの信号)の信号波形を示している。図3のFは、短絡異常がある場合で、かつ短絡検出信号がハイレベルのときにおいて、検出回路3でA相信号を検出したときの信号波形を示している。図3のGは、短絡異常がある場合で、かつ短絡検出信号がハイレベルのときにおいて、検出回路3でB相信号を検出したときの信号波形を示している。また、時間T1は、図3のA、BにおいてA相信号とB相信号がともにローレベルになる時間を示し、時間T2は、図3のA、BにおいてA相信号がハイレベルでB相信号がローレベルになる時間を示し、時間T3は、図3のA、BにおいてA相信号とB相信号がともにハイレベルになる時間を示し、時間T4は、図3のA、BにおいてA相信号がローレベルでB相信号がハイレベルになる時間を示している。
図3の短絡検出開始時刻t0になると、制御回路4は、スイッチ素子Q3のゲート端子にハイレベルの短絡検出信号を入力してスイッチ素子Q3を導通させ、短絡検出信号の電圧レベルをローレベルからハイレベルにする。また、図1において、スイッチ素子Q3のコレクタ端子はスイッチ素子Q2のコレクタ端子に接続されているので、スイッチ素子Q3のゲート端子にハイレベルの短絡検出信号が入力されるとスイッチ素子Q3が導通し、短絡検出時間においてスイッチ素子Q2のコレクタ端子の電圧レベルはローレベル(GND端子の電圧レベル)に固定される。
図3の例では短絡異常が発生しているので、時間T1では、スイッチ素子Q1のコレクタ端子とスイッチ素子Q2のコレクタ端子とが短絡しているため、制御回路4は検出回路3からA相信号とB相信号の電圧レベルをローレベルで取得する。
図3の時間T2では、スイッチ素子Q1のコレクタ端子からハイレベルのA相信号が出力され、スイッチ素子Q2のコレクタ端子からローレベルのB相信号が出力されるが、短絡異常が発生しているので、制御回路4は検出回路3からA相信号とB相信号の電圧レベルをローレベルで取得する。
図3の時間T3では、スイッチ素子Q1のコレクタ端子からハイレベルのA相信号が出力され、スイッチ素子Q2のコレクタ端子からもハイレベルのB相信号が出力されるが、短絡異常が発生しているので、制御回路4は検出回路3からA相信号とB相信号の電圧レベルをローレベルで取得する。
図3の時間T4では、スイッチ素子Q1のコレクタ端子からローレベルのA相信号が出力され、スイッチ素子Q2のコレクタ端子からハイレベルのB相信号が出力されるが、短絡異常が発生しているので、制御回路4は検出回路3からA相信号とB相信号の電圧レベルをローレベルで取得する。
このように、制御回路4は、短絡検出時間において短絡検出信号の電圧レベルをハイレベルにし、短絡検出時間において取得したA相信号とB相信号の電圧レベルが図3のF、Gに示すように継続してローレベルである場合、スイッチ素子Q1のコレクタ端子とスイッチ素子Q2のコレクタ端子が短絡していると診断する。すなわち、回転センサ1が短絡異常であると診断することができる。
また、回転センサ1が短絡しているか否かを診断して短絡異常が発生した回転センサ1を検出できるので、短絡異常が発生していない回転センサ1の出力するA相信号とB相信号を用いて、正確な回転数と回転方向を求めることができる。
また、回転センサ1の短絡異常を特定し、装置の利用者や装置を修理する作業者に回転センサに短絡異常が発生したことを通知できるので、装置を修理する際に要する時間を短縮することができる。
変形例1について説明する。
変形例1では、上記説明したオープンコレクタ方式の回転センサ1の自己診断回路に、短絡検出時間以外においてA相信号とB相信号を監視する回路を追加し、短絡異常の検出精度を向上させる。
変形例1の制御回路4は、A相信号のデューティとB相信号のデューティがともに、スイッチ素子Q1のコレクタ端子とスイッチ素子Q2のコレクタ端子が短絡していることを示す所定デューティ以下になると、スイッチ素子Q1のコレクタ端子とスイッチ素子Q2のコレクタ端子が短絡していると診断する。A相信号のデューティとB相信号のデューティは、例えば、制御回路4にカウンタなどを設けて計測する。
図4は、変形例1のA相信号、B相信号、短絡検出信号の信号波形を示す図である。図4の例では、回転センサ1が短絡異常でない場合、A相信号のデューティとB相信号のデューティはともに50[%]になる。また、回転センサ1が短絡異常である場合、A相信号のデューティとB相信号のデューティはともに25[%]となる。その理由は、短絡検出時間以外において、回転センサ1が短絡異常である場合、スイッチ素子Q1、Q2のコレクタ端子から出力されるA相信号とB相信号の電圧レベルがともにハイレベル(1/4周期ハイレベル)であるときのみ、検出回路3はA相信号とB相信号をともにハイレベル(1/4周期ハイレベル)で検出できるためである。
従って、所定デューティは、例えば、短絡異常でない回転センサ1のA相信号とB相信号のデューティがともに50[%]である場合、25[%]に設定し、記憶部に記憶する。
図4のAは、スイッチ素子Q1のコレクタ端子から出力されているA相信号の信号波形を示している。図4のBは、スイッチ素子Q2のコレクタ端子から出力されているB相信号の信号波形を示している。図4のCは、短絡異常があるときに、検出回路3でA相信号を検出したときの信号波形を示している。図4のDは、短絡異常があるときに、検出回路3でB相信号を検出した場合の信号波形を示している。
また、図4の時間T1は、図4のA、BにおいてA相信号がハイレベルでB相信号がローレベルになる時間を示し、図4の時間T2は、図4のA、BにおいてA相信号とB相信号がともにハイレベルになる時間を示し、図4の時間T3は、図4のA、BにおいてA相信号がローレベルでB相信号がハイレベルになる時間を示し、図4の時間T4は、図4のA、BにおいてA相信号とB相信号がともにローレベルになる時間を示している。
制御回路4は、図4のC、Dに示すように、A相信号とB相信号のデューティがともに所定デューティ以下になると、スイッチ素子Q1のコレクタ端子とスイッチ素子Q2のコレクタ端子が短絡していると診断する。
このように、短絡検出時間以外においても回転センサ1の短絡異常を検出できるので、更に短絡異常の検出精度を向上させることができる。
変形例2について説明する。
変形例2では、上記説明したオープンコレクタ方式の回転センサ1に自己診断回路に、短絡検出時間以外においてA相信号とB相信号を監視する回路を追加し、短絡異常の検出精度を向上させる。
変形例2の制御回路4は、A相信号を移動平均した電圧レベルとB相信号を移動平均した電圧レベルがともに、スイッチ素子Q1のコレクタ端子とスイッチ素子Q2のコレクタ端子が短絡していることを示す所定電圧以下になると、スイッチ素子Q1のコレクタ端子とスイッチ素子Q2のコレクタ端子が短絡していると診断する。
A相信号を移動平均した電圧レベルとB相信号を移動平均した電圧レベルは、例えば、制御回路4にディジタルフィルタなどを設けて計測する。又は、アナログフィルタを検出回路3と制御回路4との間に接続し、A相信号及びB相信号それぞれを移動平均し、A相信号及びB相信号の電圧レベルを計測してもよい。
変形例1で説明したように、回転センサ1が短絡異常でない場合、A相信号のデューティとB相信号のデューティはともに50[%]になる。また、回転センサ1が短絡異常である場合、A相信号のデューティとB相信号のデューティはともに25[%]となる。従って、A相信号とB相信号のハイレベルにおける電圧レベルがともに5[V]で、かつデューティが50[%]である場合、制御回路4を用いてA相信号とB相信号に対して、A相信号又はB相信号の一周期において移動平均を行うと、A相信号とB相信号の電圧レベルはともに2.5[V]となる。また、A相信号とB相信号のハイレベルにおける電圧レベルがともに5[V]で、かつデューティが25[%]である場合、制御回路4を用いてA相信号とB相信号に対して、A相信号又はB相信号の一周期において移動平均を行うと、A相信号とB相信号の電圧レベルはともに電圧レベルが1.25[V]となる。
所定電圧は、例えば、回転センサ1がA相信号とB相信号の電圧レベルが5[V]でデューティが50[%]である場合、1.25[V]に設定し、記憶部に記憶する。
図5は、変形例2のA相信号、B相信号、短絡検出信号の信号波形を示す図である。図5のAは、スイッチ素子Q1のコレクタ端子から出力されているA相信号の信号波形を示している。図5のBは、スイッチ素子Q2のコレクタ端子から出力されているB相信号の信号波形を示している。図5のCは、短絡異常がないときに、制御回路4でA相信号を移動平均した信号波形を示している。図5のDは、短絡異常がないときに、制御回路4でB相信号を移動平均した信号波形を示している。図5のEは、短絡異常があるときに、検出回路3でA相信号を検出した場合の信号波形を示している。図5のFは、短絡異常があるときに、検出回路3でB相信号を検出した場合の信号波形を示している。図5のGは、短絡異常があるときに、制御回路4でA相信号を移動平均した場合の信号波形を示している。図5のHは、短絡異常があるときに、制御回路4でB相信号を移動平均した場合の信号波形を示している。
また、図5の時間T1は、図5のA、BにおいてA相信号がハイレベルでB相信号がローレベルになる時間を示し、図5の時間T2は、図5のA、BにおいてA相信号とB相信号がともにハイレベルになる時間を示し、図5時間T3は、図5のA、BにおいてA相信号がローレベルでB相信号がハイレベルになる時間を示し、図5の時間T4は、図5のA、BにおいてA相信号とB相信号がともにローレベルになる時間を示している。
制御回路4は、図5のG、Hに示すように、A相信号とB相信号の電圧レベルがともに所定電圧以下になると、スイッチ素子Q1のコレクタ端子とスイッチ素子Q2のコレクタ端子が短絡していると診断する。
このように、短絡検出時間以外においても回転センサ1の短絡異常を検出できるので、更に短絡異常の検出精度を向上させることができる。
また、本発明は、以上の実施の形態に限定されるものでなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の改良、変更が可能である。
1 回転センサ、
2 センサ回路、
3 検出回路、
4 制御回路、
Q1 スイッチ素子、
Q2 スイッチ素子、
Q3 スイッチ素子(スイッチ回路)、
R1、R2 抵抗

Claims (3)

  1. 第一のスイッチ素子と第二のスイッチ素子のコレクタ端子を電源端子と接続し、前記第一のスイッチ素子と前記第二のスイッチ素子のエミッタ端子をグランド端子と接続して用いるオープンコレクタ方式の回転センサの自己診断回路であって、
    前記第一のスイッチ素子のコレクタ端子及び前記第二のスイッチ素子のコレクタ端子と接続され、前記第一のスイッチ素子のコレクタ端子から出力される第一の信号と、前記第二のスイッチ素子のコレクタ端子から出力される前記第一の信号に対して90度の位相差を有する第二の信号とを検出する検出回路と、
    前記第一のスイッチ素子のコレクタ端子又は前記第二のスイッチ素子のコレクタ端子のいずれか一方と接続する端子と、前記グランド端子に接続する端子と、前記第一のスイッチ素子のコレクタ端子と前記第二のスイッチ素子のコレクタ端子が短絡しているか否かを診断するための短絡検出信号を入力する制御端子とを有するスイッチ回路と、
    予め設定した短絡検出開始時刻になると、前記第一の信号又は前記第二の信号の一周期以上の短絡検出時間、前記短絡検出信号をハイレベルにして前記制御端子に出力し、前記短絡検出時間、前記第一の信号と前記第二の信号がローレベルであるとき、前記第一のスイッチ素子のコレクタ端子と前記第二のスイッチ素子のコレクタ端子が短絡していると診断する制御回路と、
    を備えることを特徴とするオープンコレクタ方式の回転センサの自己診断回路。
  2. 請求項1に記載の自己診断回路であって、
    前記制御回路は、前記第一の信号のデューティと前記第二の信号のデューティがともに、前記第一のスイッチ素子のコレクタ端子と前記第二のスイッチ素子のコレクタ端子が短絡していることを示す所定デューティ以下になると、前記第一のスイッチ素子のコレクタ端子と前記第二のスイッチ素子のコレクタ端子が短絡していると診断する、
    ことを特徴とするオープンコレクタ方式の回転センサの自己診断回路。
  3. 請求項1に記載の自己診断回路であって、
    前記制御回路は、前記第一の信号を移動平均した電圧レベルと前記第二の信号を移動平均した電圧レベルがともに、前記第一のスイッチ素子のコレクタ端子と前記第二のスイッチ素子のコレクタ端子が短絡していることを示す所定電圧以下になると、前記第一のスイッチ素子のコレクタ端子と前記第二のスイッチ素子のコレクタ端子が短絡していると診断する、
    ことを特徴とするオープンコレクタ方式の回転センサの自己診断回路。
JP2016221527A 2016-11-14 2016-11-14 オープンコレクタ方式の回転センサの自己診断回路 Expired - Fee Related JP6673154B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016221527A JP6673154B2 (ja) 2016-11-14 2016-11-14 オープンコレクタ方式の回転センサの自己診断回路

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016221527A JP6673154B2 (ja) 2016-11-14 2016-11-14 オープンコレクタ方式の回転センサの自己診断回路

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2018080930A true JP2018080930A (ja) 2018-05-24
JP6673154B2 JP6673154B2 (ja) 2020-03-25

Family

ID=62197224

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016221527A Expired - Fee Related JP6673154B2 (ja) 2016-11-14 2016-11-14 オープンコレクタ方式の回転センサの自己診断回路

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6673154B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2022009520A1 (ja) * 2020-07-06 2022-01-13 ジヤトコ株式会社 回転センサ

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63234171A (ja) * 1987-03-23 1988-09-29 Oki Electric Ind Co Ltd 配線間の短絡検出回路
JPH1137797A (ja) * 1997-07-16 1999-02-12 Matsushita Electric Ind Co Ltd 回転角度検出装置
US20100201350A1 (en) * 2007-06-28 2010-08-12 Andreas Egger Device for the detection quadrature signals
JP2010203903A (ja) * 2009-02-09 2010-09-16 Fuji Electric Systems Co Ltd 異常監視装置

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63234171A (ja) * 1987-03-23 1988-09-29 Oki Electric Ind Co Ltd 配線間の短絡検出回路
JPH1137797A (ja) * 1997-07-16 1999-02-12 Matsushita Electric Ind Co Ltd 回転角度検出装置
US20100201350A1 (en) * 2007-06-28 2010-08-12 Andreas Egger Device for the detection quadrature signals
JP2010203903A (ja) * 2009-02-09 2010-09-16 Fuji Electric Systems Co Ltd 異常監視装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2022009520A1 (ja) * 2020-07-06 2022-01-13 ジヤトコ株式会社 回転センサ

Also Published As

Publication number Publication date
JP6673154B2 (ja) 2020-03-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6158029B2 (ja) 電子制御装置
US7701224B2 (en) Wire abnormality detecting device
JP6199886B2 (ja) 広帯域ラムダセンサを監視する方法
JP5163963B2 (ja) 異常監視装置
JP6377067B2 (ja) 電子制御装置
JP6911006B2 (ja) 温度検出回路
JP2010226844A (ja) ホールセンサ異常検出装置及びモータ駆動装置
JP2012149999A (ja) 自己診断可能な電子回路及び磁界検出装置
US11530935B2 (en) Crankshaft, transmission or camshaft sensor, diagnosis system and method implementing such a sensor
JP6673154B2 (ja) オープンコレクタ方式の回転センサの自己診断回路
JP2014211382A (ja) センサ装置
JP6329648B2 (ja) 故障検出装置
JP7032035B2 (ja) 位置測定装置の動作クロック信号を検査するための装置および方法
US20050151542A1 (en) Device and method for error diagnosis at digital outputs of a control module
JP2003307194A (ja) ファン回転数異常検出装置
JP2009145181A (ja) 検出装置
US20220228891A1 (en) Testing apparatus for electronic or electro-mechanical feedback devices
JP6946914B2 (ja) 電子制御装置
JP6906719B2 (ja) 入力装置及び入力診断方法
JP2014211664A (ja) マイクロコンピュータ装置
JP4628014B2 (ja) 信号遷移判別装置
JP2549536B2 (ja) 度数登算パルス検出回路の故障検出方式
US9140746B2 (en) Methods for diagnosing the condition of an electrical system
KR20220098621A (ko) 유도 속도센서의 고장 진단 장치 및 방법
JP2020180929A (ja) 回転センサ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190201

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20200128

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20200204

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20200217

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6673154

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees