JP2014211664A - マイクロコンピュータ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】マイクロコンピュータ装置におけるCPUのCMOS入力ポートに対するプルアップ抵抗の実装漏れによる作動不安定や貫通電流発生を防止する。
【解決手段】CPUの自己診断により各入力ポート(ポートP(K))について、プルアップ抵抗の実装有無を判別し、プルアップ抵抗が実装されていないと判別された入力ポートについてCPUの内蔵抵抗をONしてプルアップし当該入力ポートをHに確定化し、またその旨を報知する。実装有無の判別は、ステップ102〜107における内蔵抵抗のON、OFFおよびポートP(K)の入力−出力ポート設定切替えの所定段階で読み込んだ当該ポートのレベルS1、S2をステップ108で比較して行う。実装漏れ報知により適切な修復が可能となり、修復前でも実装漏れの影響を受けることなく他の診断プロセス等を遂行できる。
【選択図】図3

Description

本発明は、基板にCPUを搭載してその入力ポートに外部抵抗が実装されるマイクロコンピュータ装置に関する。
例えば車両用の各種制御機器にはマイクロコンピュータ装置が組み込まれ、車種・仕様によってその回路構成が異なるが、それぞれ専用に設定するとコストが増大するため、CPUとこれを搭載する基板を共用することが多い。この場合、CPUには車種・仕様に応じて使用されないポートが生じる。
CPUはその入力ポートに外部信号を受けて所定の演算処理を行い、出力ポートに演算結果を出力する。とくにデジタルデータ用の入力ポートには外部信号として一般に電源電圧(H)またはグラウンド電圧(L)が印加されるが、使用されておらず開放された状態では入力ポートの電位が不定でその端子レベルがHかLかの判別ができず、ふらつきにより動作が不安定となってノイズを発生させたり、とくに入力ポートがつながる内部のインタフェース(入出力回路)にCMOSを含むものでは貫通電流による消費電力の増大を招くこととなる。
このため、CPUの開放状態となる入力ポートには基板上において外付けの抵抗を実装して、当該入力ポートを電源電圧にプルアップまたはグラウンド電圧にプルダウンして確定レベルとし、ふらつかないようにしている。
しかし、マイクロコンピュータ装置の製造においてこの外付け抵抗の実装漏れが生じることがあるので、製造工程中での目視や検査機によるチェックを必要とするが、入力ポートの数が多い場合や製造数が多い場合には、目視チェックは作業者の負担が大きく、また検査機によるチェックでも完全に実装漏れを発見することが困難となる。さらには、製造工程での外付け抵抗の実装指示自体に誤りがあった場合にはチェックそのものが役に立たないことになる。
このため、外付け抵抗の実装漏れの確実な防止にはマイクロコンピュータ自体に自己診断させることが望ましい。
ここで、入力ポートにかかる問題について自己診断を行う技術として、特開平11−338726号公報に開示されたマイクロコンピュータ装置がある。
このマイクロコンピュータ装置では、外部接続回路に対して診断信号を供給し、その診断信号に対して外部接続回路から出力される信号をマイクロコンピュータの隣接した2つの入力ポートに入力し、これらの双方の入力ポートから入力した信号を比較して、同一変化量が検出されたとき、当該2つの入力ポート同士が互いに短絡していると判断して警報信号を作成する。
特開平11−338726号公報
しかしながら、上記特開平11−338726号公報の技術は隣接する入力ポート間の短絡の有無を検出するものであり、外付け抵抗の実装漏れの検出および対処には寄与できない。
したがって本発明は、上述の問題点に鑑み、入力ポートに対する外付け抵抗の実装漏れによる作動不安定や電力消費を自己診断を介して確実に防止するようにしたマイクロコンピュータ装置を提供することを目的とする。
このため本発明は、入力信号がCMOSに入力される入力ポートを有するCPUを備えたマイクロコンピュータ装置において、CPUの所定の入力ポートをプルアップまたはプルダウンする外部抵抗の実装有無を判別する外部抵抗実装判別手段と、外部抵抗が実装されていないと判別された入力ポートについて、その端子レベルをCPUの内部処理により確定化するレベル確定化手段とを有するものとした。
なお、ここで確定化とは、端子電位の常態値がCMOSに対してレベルHかLをとる値となり、中間電位にふらつかない状態とすることを意味する。
開放状態となる入力ポートに外部抵抗の実装漏れがあっても、当該入力ポートを例えば内蔵抵抗でプルアップあるいはプルダウンしたり、出力ポートに設定変更するなどの内部処理で端子レベルをHまたはLに確定化することができるので、入力ポートがCMOS入力となっていても動作の不安定や貫通電流発生が防止される。
本発明の実施の形態にかかるマイクロコンピュータ装置の構成を示す図である。 CPUのポートの入出力回路を示す図である。 プルアップ抵抗実装漏れ対応制御の第1の実施例を示すフローチャートである。 プルアップ抵抗実装漏れ対応制御の第2の実施例を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施の形態について説明する。
図1は実施の形態にかかるマイクロコンピュータ装置の構成を示す図である。
マイクロコンピュータ装置1は、図示省略の基板上にCPU2と、その周辺装置としての制御入力回路7(7a、7b、・・、7d)や制御出力回路8(8a、8b、8c)等を搭載して構成される。
CPU2は入出力回路3、制御部4、演算部5を備え、また、CPU2で実行されるプログラム等を格納したROM6を含んでいる。
CPU2はデジタル信号用の入力ポートとして初期設定されたポートP(1)、P(2)、・・、P(m)と、出力ポートとして初期設定されたポートP(m+1)、P(m+2)、・・、P(n)を有している。
制御入力回路7は、ポートP(1)、P(2)、・・、P(m)のうち所定のポートに接続して、センサ信号等に基づく制御入力信号を生成して入力する。
制御出力回路8は、ポートP(m+1)、P(m+2)、・・、P(n)のうち所定のポートに接続して、制御対象装置への制御出力信号を生成する。
なお、煩雑を避けるため、図1には複数の制御入力回路7および制御出力回路8の一部のみを示すとともに、後述する使用されない入力ポートであるポートPx(1)、Px(2)、・・、Px(u)には制御入力回路7あるいは外部からの直接信号線は接続されず破線で示している。
また、CPU2は制御装置の一部として、基板上に電源回路や他の周辺回路とともに配置され、またアナログデータ用のポート等も備えるが、ここでの入力ポートはデジタルデータ用のものに限定し、その入力ポートのプルアップ抵抗に関わる範囲における基板上の構成について説明する。
基板上には外部抵抗としてのプルアップ抵抗Roが実装されて、CPU2のポートP(1)、P(2)、P(3)、・・、P(m)と電源VDDとの間を接続している。なお、図中破線で示す抵抗は実装漏れのプルアップ抵抗Roの例示である。
ポートP(1)、P(2)、・・、P(m)、およびポートP(m+1)、P(m+2)、・・、P(n)は、CPU2内においてそれぞれ図2に一部を示す入出力回路3に接続されている。なお、図2では各ポートを符号Pで代表させている。
入出力回路3は、入力系統として、電源VDDとグラウンド(電位VSS)の間に直列のPMOSとNMOSからなるCMOS10を設け、ポートPがPMOSおよびNMOSの各ゲートGに接続している。
PMOS(のソースS)とNMOS(のドレインD)との接続点dは、順次バッファ11とNOT回路12を経てCPU2内部の演算部5に接続される。
また、出力系統として、ポートPはバッファ14を介して演算部5に接続している。
出力系統のバッファ14の制御端子Cには制御部4からの切替信号が入力されるようになっており、入力系統のバッファ11の制御端子Cには切替信号がNOT回路15を介して入力されるようになっている。
切替信号をLに設定することにより、バッファ11がCMOS10の出力(PMOSとNMOSとの接続点dのレベル)を通過させる。CMOS10の出力は入力信号を反転させているので、NOT回路12がこの出力を再度反転させて演算部5へ入力させる。一方、切替信号Lにより、バッファ14は演算部5からの演算結果のポートPへの出力を遮断する。これによりポートPは入力ポートとして機能する。
切替信号をHに設定することにより、バッファ14が演算部5からの演算結果を出力信号としてポートPへ通過させる一方、バッファ11はCMOSと演算部5間を遮断する。これによりポートPは出力ポートとして機能する。
すなわち、CPU2の初期設定として、ポートP(1)、P(2)、・・、P(m)はそれぞれ切替信号をLとして入力ポートに設定され、ポートP(m+1)、P(m+2)、・・、P(n)はそれぞれ切替信号をHとして出力ポートに設定されている。
なお、切替信号をHに設定したとき、演算部5はHまたはLを常態レベルとして出力するとともに、演算結果に基づいてLまたはHに出力を変化させる。
入出力回路3は、さらにポートPと電源VDDとの間に直列に接続されて配置された内部抵抗Riと例えばFETからなるスイッチSWとを備えている。とくに信号線は図示しないが、スイッチSWは制御部4によりON、OFFされる。
ROM6には例えば入力ポート(ポートP(1)、P(2)、・・、P(m))に接続される制御入力回路7等を含み、それぞれのポートが使用されるポートか使用されないポートかを示す実装情報が格納されている。ROM6にはさらにプルアップ抵抗Roの実装漏れ検出にかかる自己診断を含む実装漏れ対応プログラムも格納してある。CPU2の制御部4は当該プログラムに基づいて実装漏れ対応制御を実行する。
また、基板には診断および実装漏れ対応制御の結果を示すための不図示のライトあるいはディスプレイなどの報知デバイスを設置、あるいは脱着可能のコネクタを設けるものとする。
つぎに、上述のマイクロコンピュータ装置1におけるプルアップ抵抗Roの実装漏れ対応プログラムに基づく対応制御について説明する。
まず実装漏れ対応制御の第1の実施例について、図3のフローチャートにより説明する。
プルアップ抵抗の実装漏れ対応制御は、マイクロコンピュータ装置1の製造工程完了後に電源投入することにより、CPU2の各種パラメータの初期化が行われたあと開始される。
まずステップ100において、チェック対象のポート番号をK=0とし、ステップ101において、K=K+1とする。
ステップ102において、入力ポートとして初期設定されているポートP(K)、すなわち初回のフローではポートP(1)の内蔵抵抗RiのスイッチSWをON(オン)する。以下ではこれを、内蔵抵抗をONするという。
そしてステップ103において、ポートP(K)の端子レベル(以下、単にレベルという)を読み込んで図示省略の内蔵の作業メモリにレベルS1として記憶する。
ステップ104では、スイッチSWをOFF(オフ)して、これにより内蔵抵抗RiをOFFする。
つぎにステップ105において、ポートP(K)を出力ポートに設定して、Lを出力するとともに、直ちに、ステップ106において、ポートP(K)を入力ポートに戻す。そして、ステップ107において、当該ポートP(K)のレベルS2を読み込んで作業メモリに記憶する。
ステップ108において、レベルS1とS2を比較して、プルアップ抵抗Roの実装有無を判定する。
ここでは、S1=S2=Hならばプルアップ抵抗Roが実装されているものとし、
S1=H、S2=Lならばプルアップ抵抗Roが実装されていないものとする。
この判定は以下による。
すなわち、まず、ステップ102における内蔵抵抗RiのONによりステップ103で得られるポートP(K)のレベルS1は、内蔵抵抗RiでプルアップされているからHとなる。
つぎにステップ104で内蔵抵抗RiをOFFしたあと、ステップ105で出力ポートとしてLを出力すると、ポートP(K)はLとなる。
そこで、ステップ106でポートP(K)を入力ポートに戻すと、プルアップ抵抗Roが実装されている場合には、ステップ107で読み込むレベルS2はプルアップ抵抗RoによるプルアップによりHとなる。他方、図1に示すポートPx(2)のようにプルアップ抵抗Roが実装されていない場合には当該ポートは暫時Lを保持しているので、レベルS2はLとなる。
したがって、一旦ポートP(K)をLにしたあとのレベルS2が内蔵抵抗RiでプルアップしたときのレベルS1と同一のHであれば、プルアップ抵抗Roが実装されていると判定でき、また、レベルS2がレベルS1のHと異なりLであれば、プルアップ抵抗Roが実装されていないと判定できる。
レベルS1が内蔵抵抗RiでプルアップされたいるにもかかわらずLのときは、ポートP(K)が例えばグラウンドに短絡していることが疑われる。
S1=S2=Hのときはステップ108からステップ112へ進む。
S1=Lのときはステップ109へ進み、ポートP(K)の短絡可能性を報知デバイスから出力させる。その後ステップ112へ進む。
S1=H、S2=Lのときはステップ110へ進み、ポートP(K)の内蔵抵抗RiをONして、ステップ111へ進む。
ステップ111では、ポートP(K)にプルアップ抵抗Roの実装漏れがあり内蔵抵抗Riで代替した旨を報知デバイスから出力させる。その後ステップ112へ進む。
ステップ112では、ポート番号がK=mに達しているかどうかをチェックする。
K=mに達していないときは、ステップ101へ戻って、次の入力ポート、例えばポートP(2)について上述のフローを繰り返す。K=mに達したときは本制御を終了する。
以上の制御により、プルアップ抵抗Roが実装されていない入力ポートがあった場合には、その旨が報知されるので、実装工程へ戻して実装漏れを完全になくした製品として出荷することができる。また、当該ポート(図1の例ではポートPx(2))の入出力回路3の内蔵抵抗Riを一時的に(すなわち電源がONしている間)ONしてプルアップするので、実装工程へ戻す前に当該実装漏れの影響を受けることなく他の診断プロセス等を遂行することも可能となる。
本制御では、入力ポート(ポートP(1)、P(2)、・・、P(m))はその使用か不使用かにかかわらず、プルアップ抵抗Roが実装されていない場合にはすべて内蔵抵抗RiをONしてプルアップするので、不使用で開放状態の入力ポートはもちろんのこと、制御入力回路7が接続されて使用されるが当該回路から信号入力がなくて実質的に開放状態となる可能性がある入力ポートにおいても、動作の不安定やCMOS10の貫通電流発生が防止される。
なお、上述の制御はマイクロコンピュータ装置1の出荷前の製造工程完了後に実行する例を示したが、出荷後も、例えば車両搭載の制御装置に組み込まれたものなどでは、車両のイグニションONやコールドスタート時など定期的に実行させることができ、これにより実装されていたプルアップ抵抗Roの外れ不具合の早期発見、修理も可能となる。
本実施例では、プルアップ抵抗Roが発明における外部抵抗に該当し、図3のフローチャートにおけるステップ100〜108の処理機能が外部抵抗実装判別手段を構成している。
また、図3のフローチャートにおけるステップ109、111の処理機能が報知手段を構成し、ステップ110の処理機能がレベル確定化手段を構成している。
第1の実施例は以上のように構成され、入力信号がCMOS10に入力される入力ポートを有するCPU2を備えたマイクロコンピュータ装置1において、自己診断により各入力ポートについてプルアップ抵抗Roの実装有無を判別し、プルアップ抵抗Roが実装されていないと判別された入力ポートについて、入力ポートを電源VDDに接続可能の内蔵抵抗RiをONしてプルアップし当該入力ポートをHに確定化するものとしたので、例えば不使用で開放状態となる入力ポートにプルアップ抵抗Roの実装漏れがあっても内蔵抵抗Riで代替され、CMOS入力となっていても動作の不安定や貫通電流発生が防止される。
同じく各入力ポート、すなわちすべての入力ポート(ポートP(1)、P(2)、・・、P(m))について、プルアップ抵抗Roの実装有無を判別し、プルアップ抵抗Roが実装されていないと判別されたすべての入力ポートをそれぞれの内蔵抵抗Riでプルアップするので、各入力ポートの使用/不使用にかかる実装情報を参照する必要がないとともに、使用される入力ポートでも信号入力がなくて実質的に開放状態となる可能性に対して動作の不安定やCMOS10の貫通電流発生が防止される。
プルアップ抵抗Roの実装有無の判別は、入力ポートの内蔵抵抗RiをONして読み込んだ当該入力ポートのレベルS1(H)と、その後内蔵抵抗RiをOFFし当該入力ポートを出力ポートに設定変更してLを出力して、再度入力ポートに設定変更して読み込んだ当該入力ポートのレベルS2とを比較して、レベルS1とレベルS2が異なるときはプルアップ抵抗Roの実装漏れとするので、特段の判別回路を要することなくCPU内部のプログラムによって簡単に判別できる。
さらにプルアップ抵抗Roが実装されていないと判別された入力ポートについて、報知デバイスによりその旨を報知するので、修復作業が容易である。
つぎに実装漏れ対応制御の第2の実施例について、図4のフローチャートにより説明する。
マイクロコンピュータ装置1に電源投入して、CPU2の各種パラメータの初期化が行われたあと、まずステップ200において、ROM6に格納されている実装情報を参照して、使用されない入力ポート、すなわちポートP(1)〜P(m)のうち、制御入力回路7やあるいは外部からの信号線が接続されないポートを抽出して、これをチェック対象のポートPx(1)、Px(2)、・・、Px(u)として(図1参照)作業メモリに記憶する。
ステップ201において、チェック対象のポート番号をF=0とし、ステップ202において、F=F+1とする。
ステップ203において、ポートPx(F)、すなわち初回のフローではポートPx(1)の内蔵抵抗RiをONする。
そしてステップ204において、ポートPx(F)のレベルS1を読み込んで作業メモリに記憶する。
ステップ205では、内蔵抵抗RiをOFFする。
つぎにステップ206において、ポートPx(F)を出力ポートに設定して、Lを出力するとともに、直ちに、ステップ207において、ポートPx(F)を入力ポートに戻す。そして、ステップ208において、当該ポートPx(F)のレベルS2を読み込んで作業メモリに記憶する。
ステップ209において、レベルS1とS2を比較して、プルアップ抵抗Roの実装有無を判定する。
S1=S2=Hならばプルアップ抵抗Roが実装されているものとし、
S1=H、S2=Lならばプルアップ抵抗Roが実装されていないものとする。
また、S1=Lのときには、ポートPx(F)はグラウンドに短絡している可能性がある。
ステップ201〜209は第1の実施例のフローチャートにおけるステップ100〜108と同等である。
S1=S2=Hのときはステップ209からステップ213へ進む。
S1=Lのときはステップ210へ進み、ポートPx(F)の短絡可能性を報知デバイスから出力させる。その後ステップ213へ進む。
S1=H、S2=Lのときはステップ211へ進み、ポートPx(F)を出力ポートに設定変更して、ステップ212へ進む。
ステップ212では、実装漏れとポートPx(F)を出力ポートに設定した旨を報知デバイスから出力させる。その後ステップ213へ進む。
ステップ213では、ポート番号がF=uに達しているかどうかをチェックする。
F=uに達していないときは、ステップ202へ戻って、次の入力ポート、例えばポートPx(2)について上述のフローを繰り返す。F=uに達したときは本制御を終了する。
以上の制御により、使用されない入力ポート(ポートPx(1)、Px(2)、・・、Px(u))のうちにプルアップ抵抗Roが実装されていないものがあった場合には、その旨が報知されるので、実装工程へ戻して実装漏れを完全になくした製品として出荷することができる。また、当該ポート(図1の例ではポートPx(2))を一時的に出力ポートに設定変更するので、実装工程へ戻す前に当該実装漏れの影響を受けることなく他の診断プロセス等を遂行することも可能となる。
プルアップ抵抗Roの実装有無を判別する対象は元来使用予定のない入力ポート(ポートPx(1)、Px(2)、・・、Px(u))に限定しているので、これを出力ポートに変更しても不具合を生じない。
なお、上述の制御はマイクロコンピュータ装置1の出荷前の製造工程完了後に実行する例を示したが、出荷後も、例えば車両のイグニションONやコールドスタート時など定期的に実行させることができ、これにより実装されていたプルアップ抵抗Roの外れ不具合の早期発見、修理も可能となる。
本実施例では、プルアップ抵抗Roが発明における外部抵抗に該当し、図4のフローチャートにおけるステップ200〜209の処理機能が外部抵抗実装判別手段を構成している。
また、図4のフローチャートにおけるステップ210、212の処理機能が報知手段を構成し、ステップ211の処理機能がレベル確定化手段を構成している。
第2の実施例は以上のように構成され、入力信号がCMOS10に入力される入力ポートを有するCPU2を備えたマイクロコンピュータ装置1において、自己診断により、使用されない入力ポート(ポートPx(1)、Px(2)、・・、Px(u))についてプルアップ抵抗Roの実装有無を判別し、プルアップ抵抗Roが実装されていないと判別された入力ポートを出力ポートに切替え設定するものとしたので、不使用で開放状態となる入力ポートにプルアップ抵抗Roの実装漏れがあっても、当該入力ポートに接続したCMOS10には出力ポートの常態レベルとしてのHまたはLが入力することになり、動作の不安定や貫通電流発生が防止される。
プルアップ抵抗Roの実装有無の判別は、入力ポートの内蔵抵抗RiをONして読み込んだ当該入力ポートのレベルS1(H)と、その後内蔵抵抗RiをOFFし当該入力ポートを出力ポートに設定変更してLを出力して、再度入力ポートに設定変更して読み込んだ当該入力ポートのレベルS2とを比較して、レベルS1とレベルS2が異なるときはプルアップ抵抗Roの実装漏れとするので、特段の判別回路を要することなくCPU内部のプログラムによって簡単に判別できる。
使用されない入力ポート(ポートPx(1)、Px(2)、・・、Px(u))はROM6に格納された実装情報を参照して抽出するので、人手による抽出作業を要せず、かつ正確に対象を絞ることができる。(請求項7に対応)
さらにプルアップ抵抗Roが実装されていないと判別された入力ポートについて、報知デバイスによりその旨を報知するので、修復作業が容易である。
実装漏れ対応制御の第3の実施例として、前述した第1の実施例と第2の実施例を組み合わせることもできる。
すなわち、とくに図示はしないが、まず第2の実施例に基づいて、使用されない入力ポート(ポートPx(1)、Px(2)、・・、Px(u))について、プルアップ抵抗Roの実装有無を判別し、プルアップ抵抗Roが実装されていないと判別された入力ポートを出力ポートに切替え設定する。(図4のフローチャートステップ200〜213参照)
つぎに、入力ポートに初期設定されたポートP(1)〜P(m)のうち使用されないポートPx(1)、Px(2)、・・、Px(u)を除いた残余のポート、すなわち使用される入力ポートに対して、第1の実施例に準じて、プルアップ抵抗Roの実装有無を判別し、プルアップ抵抗Roが実装されていないと判別された入力ポートについてはその内蔵抵抗RiをONして当該入力ポートをプルアップする。(図3のフローチャートステップ100〜112参照、ただしmは残余のポート数に対応させる)
実装漏れがあった場合の報知も第1、第2の実施例と同様に行う。
これによれば、すべての入力ポート(ポートP(1)〜P(m))について、プルアップ抵抗Roの実装もれが報知されて修復可能となるとともに、使用される入力ポートか使用されない入力ポートかに応じた内部処理により一時的に適切な不具合発生防止が図られる。
使用される入力ポートのグループと使用されない入力ポートのグループのプルアップ抵抗Ro実装有無の判別および対策処理の順序は上述と逆でもよい。
本実施例では、プルアップ抵抗Roが発明における外部抵抗に該当し、図3のフローチャートにおけるステップ100〜108と、図4のフローチャートにおけるステップ200〜209の処理機能が外部抵抗実装判別手段を構成する。
また、図3のフローチャートにおけるステップ109、111と、図4のフローチャートにおけるステップ210、212の処理機能が報知手段を構成し、図3のフローチャートにおけるステップ110と、図4のフローチャートにおけるステップ211の処理機能がレベル確定化手段を構成する。
第3の実施例は以上のように構成され、入力信号がCMOS10に入力される入力ポートを有するCPU2を備えたマイクロコンピュータ装置1において、自己診断により入力ポートプルアップ抵抗Roの実装有無を判別し、プルアップ抵抗Roが実装されていないと判別された入力ポートが使用される入力ポートであるとき、その内蔵抵抗RiをONしてプルアップし当該入力ポートをHに確定化し、プルアップ抵抗Roが実装されていないと判別された入力ポートが使用されない入力ポートであるとき、当該入力ポートを出力ポートに切替え設定することによりレベルを確定化するので、使用される入力ポートか使用されない入力ポートかに応じて適切な不具合発生防止が図られて、動作の不安定や貫通電流発生が防止される。
プルアップ抵抗Roの実装有無の判別は、入力ポートの内蔵抵抗RiをONして読み込んだ当該入力ポートのレベルS1(H)と、その後内蔵抵抗RiをOFFし当該入力ポートを出力ポートに設定変更してLを出力して、再度入力ポートに設定変更して読み込んだ当該入力ポートのレベルS2とを比較して、レベルS1とレベルS2が異なるときはプルアップ抵抗Roの実装漏れとするので、特段の判別回路を要することなくCPU内部のプログラムによって簡単に判別できる。
さらに、第1、第2の実施例と同様に、プルアップ抵抗Roが実装されていないと判別された入力ポートについて、報知デバイスによりその旨を報知するので、修復作業が容易である。
また、第2の実施例と同様に、使用されない入力ポート(ポートPx(1)、Px(2)、・・、Px(u))はROM6に格納された実装情報を参照して抽出するので、人手による抽出作業を要せず、かつ正確に対象を絞ることができる。
本実施例の変形例として、使用される入力ポートと使用されない入力ポートをグループ別に分けず、入力ポートに初期設定されたポートP(1)〜P(m)を順次に判別対象としてもよい。この場合、外部抵抗が実装されていないと判別された入力ポートについてのみ実装情報を参照して、使用される入力ポートであればその内蔵抵抗をONして当該入力ポートをプルアップし、使用されない入力ポートであれば当該入力ポートを出力ポートに切替え設定する。実装情報を参照する対象が少なくて済むという利点がある。
実施の形態ではCPU2の入力ポートのレベル不定を防止するため、外部抵抗としてプルアップ抵抗Roを実装して入力ポートの常態レベルをHに確定するものとし、CPU2の内蔵抵抗Riも入力ポートをプルアップしてHとする構成としたが、本発明はこれに限定されず、入力ポートにプルダウン抵抗を実装するマイクロコンピュータ装置にも適用でき、対応してCPUの内蔵抵抗も入力ポートをプルダウン可能な構成とすることができる。
この場合、外部抵抗(プルダウン抵抗)実装有無の判別は、図3のステップ103、図4のステップ204で読込まれるポートP(K)、ポートPx(F)のレベルS1はそれぞれLとなるから、ステップ105、206でのポートP(K)、Px(F)への出力はLとは反対のレベルHとして、ステップ107、208で読み込むレベルS2と先のレベルS1との異同をステップ108、209でチェックすればよい。
1 マイクロコンピュータ装置
2 CPU
3 入出力回路
4 制御部
5 演算部
6 ROM
7a、7b、・・、7d 制御入力回路
8a、8b、8c 制御出力回路
10 CMOS
11 バッファ
12、15 NOT回路
14 バッファ
P、P(1)、P(2)、・・、P(m) ポート
P(m+1)、P(m+2)、・・、P(n) ポート
Px(1)、Px(2)、・・、Px(u) 使用されないポート
Ri 内蔵抵抗
Ro プルアップ抵抗(外部抵抗)
SW スイッチ

Claims (8)

  1. 入力信号がCMOSに入力される入力ポートを有するCPUを備えたマイクロコンピュータ装置において、
    CPUの所定の前記入力ポートをプルアップまたはプルダウンする外部抵抗の実装有無を判別する外部抵抗実装判別手段と、
    前記外部抵抗が実装されていないと判別された入力ポートについて、その端子レベルをCPUの内部処理により確定化するレベル確定化手段とを有することを特徴とするマイクロコンピュータ装置。
  2. 前記CPUが、前記入力ポートを所定レベルに接続可能の内蔵抵抗を備えるとともに該入力ポートを出力ポートに切替え可能な入出力回路を有し、
    前記外部抵抗実装判別手段は、
    前記入力ポートの前記内蔵抵抗をONして読み込んだ当該入力ポートの第1のレベルと、
    その後前記内蔵抵抗をOFFし当該入力ポートを出力ポートに設定変更して前記所定レベルと反対のレベルを出力して、再度入力ポートに設定変更して読み込んだ当該入力ポートの第2のレベルとを比較して、
    第1のレベルと第2のレベルが異なるとき前記外部抵抗の実装漏れとすることを特徴とする請求項1に記載のマイクロコンピュータ装置。
  3. 前記レベル確定化手段は、前記外部抵抗が実装されていないと判別された入力ポートを、前記内蔵抵抗をONすることによりプルアップまたはプルダウンするものであることを特徴とする請求項2に記載のマイクロコンピュータ装置。
  4. 前記外部抵抗実装判別手段はすべての入力ポートについて前記外部抵抗の実装有無を判別することを特徴とする請求項1から3のいずれか1に記載のマイクロコンピュータ装置。
  5. 前記外部抵抗実装判別手段は、使用されない入力ポートについて前記外部抵抗の実装有無を判別し、
    前記レベル確定化手段は前記外部抵抗が実装されていないと判別された入力ポートを出力ポートに切替え設定するものであることを特徴とする請求項2に記載のマイクロコンピュータ装置。
  6. 前記外部抵抗実装判別手段はすべての入力ポートについて前記外部抵抗の実装有無を判別し、
    前記レベル確定化手段は、
    前記外部抵抗が実装されていないと判別された入力ポートが使用される入力ポートであるとき、前記内蔵抵抗をONして当該入力ポートをプルアップまたはプルダウンし、
    前記外部抵抗が実装されていないと判別された入力ポートが使用されない入力ポートであるとき、当該入力ポートを出力ポートに切替え設定するものであることを特徴とする請求項2に記載のマイクロコンピュータ装置。
  7. 前記入力ポートの使用/不使用にかかる実装情報を格納する記憶手段を有し、
    前記使用されない入力ポートは、前記記憶手段の実装情報を参照して、使用される入力ポートから識別されることを特徴とする請求項5または6に記載のマイクロコンピュータ装置。
  8. さらに前記外部抵抗が実装されていないと判別された入力ポートについて、その旨を報知する報知手段を有することを特徴とする請求項1から7のいずれか1に記載のマイクロコンピュータ装置。
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