JP2018079760A - ハイブリッド車両 - Google Patents
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Abstract
【課題】複数種類のCDモードに設定可能なハイブリッド車両において、ハイブリッド車両の走行環境の実態に適したCDモードを走行モードとして選択する。
【解決手段】車両100は、複数種類のCDモードに設定可能なハイブリッド車両である。車両100において、ECU190は、SNS(Social Networking Service)から取得された、車両100の現在地を含む地域における注意情報の数が所定数以上である場合には、車両100のモードをEV−AUTOモード(第1のCDモード)からEV−CITYモード又はEV優先モード(第2のCDモード)に切り替える。
【選択図】図2
【解決手段】車両100は、複数種類のCDモードに設定可能なハイブリッド車両である。車両100において、ECU190は、SNS(Social Networking Service)から取得された、車両100の現在地を含む地域における注意情報の数が所定数以上である場合には、車両100のモードをEV−AUTOモード(第1のCDモード)からEV−CITYモード又はEV優先モード(第2のCDモード)に切り替える。
【選択図】図2
Description
本開示は、ハイブリッド車両に関し、特に、複数種類のCD(Charge Depleting)モードに設定可能なハイブリッド車両に関する。
特開2013−126788号公報(特許文献1)は、複数種類のCDモードに設定可能なハイブリッド車両を開示する。このハイブリッド車両は、カーナビゲーション装置を備える。このハイブリッド車両においては、カーナビゲーション装置からハイブリッド車両の走行環境に関する情報が取得され、走行環境に適したCDモードが選択される。
上記特許文献1において、ハイブリッド車両の走行環境に関する情報は、たとえば、ハイブリッド車両が走行している場所が「市街地」であるのか「山道」であるのか等を示す情報である。上記特許文献1においては、たとえばハイブリッド車両が走行している場所が「市街地」であると判定されると、どのような「市街地」であるかに拘わらず、一律のルールに従ってCDモードが選択される。
しかしながら、仮にハイブリッド車両が走行している場所が市街地であると判定されたとしても、たとえば、その市街地が「騒音」や「交通弱者の事故多発」といった問題を有する場所であるか否かによって、選択するCDモードを変更することが望ましい。
本開示は、このような問題を解決するためになされたものであって、その目的は、複数種類のCDモードに設定可能なハイブリッド車両において、ハイブリッド車両の走行環境の実態に適したCDモードを選択することである。
本開示のハイブリッド車両は、複数種類のCDモードに設定可能なハイブリッド車両である。ハイブリッド車両は、エンジンと、蓄電装置と、走行用モータと、通信装置と、制御装置とを備える。走行用モータは、蓄電装置から供給される電力を用いて作動するように構成されている。通信装置は、SNS(Social Networking Service)を提供するサイトから地域毎の注意情報を受信するように構成されている。複数種類のCDモードは、第1のCDモードと、第1のCDモードよりも車両出力が抑制される第2のCDモードとを含む。第1のCDモードは、ハイブリッド車両に要求される要求パワーがしきい値未満である場合にはエンジンを停止して走行し、要求パワーがしきい値以上である場合にはエンジンを作動させて走行するモードである。第2のCDモードは、要求パワーに拘わらずエンジンを停止して走行するモードである。制御装置は、通信装置を介して受信された、ハイブリッド車両の現在地を含む地域における注意情報の数が所定数以上である場合には、ハイブリッド車両のモードを第1のCDモードから第2のCDモードに切り替えるように構成されている。
このハイブリッド車両においては、走行環境に関する情報がSNS(車両外部)から取得され、SNSから取得された情報(走行環境の実態を示す情報)に基づいて、第1のCDモードから第2のCDモードへの切り替えが実行される。したがって、このハイブリッド車両によれば、ハイブリッド車両の走行環境の実態に適したCDモードを選択することができる。
この発明によれば、複数種類のCDモードに設定可能なハイブリッド車両において、ハイブリッド車両の走行環境の実態に適したCDモードを選択することができる。
以下、この発明の実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、図中同一又は相当部分には同一符号を付してその説明は繰り返さない。
[ハイブリッド車両の構成]
図1は、本実施の形態に従うハイブリッド車両を含むシステムの構成を示す図である。図1を参照して、車両100は、ハイブリッド車両である。以下では、車両100は、車両外部の充電スタンドから車載の蓄電装置を充電(以下、「外部充電」とも称する。)可能なプラグインハイブリッド車両であるとして説明するが、車両100は必ずしもプラグインハイブリッド車両に限定されるものではない。
図1は、本実施の形態に従うハイブリッド車両を含むシステムの構成を示す図である。図1を参照して、車両100は、ハイブリッド車両である。以下では、車両100は、車両外部の充電スタンドから車載の蓄電装置を充電(以下、「外部充電」とも称する。)可能なプラグインハイブリッド車両であるとして説明するが、車両100は必ずしもプラグインハイブリッド車両に限定されるものではない。
車両100は、インターネットに接続可能に構成されている。車両100は、インターネットを介して、SNS(Social Networking Service)を提供する各種サイト(以下、単に「SNS」とも称する。)から様々な情報をダウンロードするように構成されている。車両100においては、SNSからダウンロードされた情報に基づいて、車両100の走行環境に適した走行モード(たとえば、複数種類のCDモードのうちのいずれかのCDモード)が選択される。詳細については後程説明する。
図2は、本実施の形態に従うハイブリッド車両の構成を示すブロック図である。図2を参照して、車両100は、充電インレット110と、蓄電装置120と、充電装置130と、PCU(Power Control Unit)140と、第1MG(Motor Generator)150と、第2MG160と、動力分割装置180と、エンジン170と、DCM(Data Communication Module)185と、GPS(Global Positioning System)モジュール187と、ECU(Electronic Control Unit)190とを含む。
充電インレット110には、充電ケーブル300の充電コネクタ310が接続される。充電ケーブル300の他方のコネクタは、充電スタンド200に接続される。なお、充電スタンド200は、系統電源等の交流電源から供給される電力を車両100に供給するための装置である。充電ケーブル300の各コネクタが充電インレット110及び充電スタンド200にそれぞれ接続されると、充電スタンド200から車両100への電力供給が可能となる。
蓄電装置120は、充放電可能に構成された電力貯蔵要素である。蓄電装置120には、たとえば、充電スタンド200から供給された電力、及び、車両内部において発電された電力が蓄えられる。蓄電装置120は、たとえば、リチウムイオン電池、ニッケル水素電池あるいは鉛蓄電池等の二次電池や、電気二重層キャパシタ等の蓄電素子を含んで構成される。
充電装置130は、充電スタンド200から供給される交流電力を直流電力に変換するように構成されている。充電装置130は、たとえば、交流電流を直流電流に変換する整流回路と、電圧を昇圧又は降圧するコンバータとを含んで構成される。
PCU140は、たとえば、インバータとコンバータとを含む。PCU140は、蓄電装置120から供給される直流電力を交流電力に変換し、第1MG150及び第2MG160に供給するように構成されている。また、PCU140は、第1MG150によって発電された交流電力を直流電力に変換し、蓄電装置120に供給するように構成されている。
第1MG150及び第2MG160は、交流回転電機であり、たとえば、永久磁石が埋設されたロータを備える永久磁石型同期電動機で構成される。第1MG150及び第2MG160から出力された動力は、動力分割装置180を介して駆動輪(不図示)に伝達される。また、第1MG150及び第2MG160は、動力分割装置180を介してエンジン170に接続されている。第1MG150は、エンジン170の回転によって発電するように構成されている。第1MG150によって発電された電力は、蓄電装置120に蓄えられる。
DCM185は、インターネットに接続可能な通信装置である。DCM185は、たとえば、W−CDMA(Wideband Code Division Multiple Access)、LTE(Long Term Evolution)等の通信規格や、IEEE(Institute of Electrical and Electronic Engineers)802.11等の無線LAN規格に準拠した通信モジュールを含んで構成される。
GPSモジュール187は、衛星測位システムにおいて用いられる受信装置である。GPSモジュール187は、受信された信号に基づいて、車両100の現在位置を算出する。GPSモジュール187によって算出された車両100の現在位置を示す情報は、ECU190に出力される。
ECU190は、図示しないCPU(Central Processing Unit)及びメモリを内蔵し、当該メモリに記憶された情報や各センサ(不図示)からの情報に基づいて車両100の各機器(充電装置130、PCU140、及び、エンジン170等)を制御する。
ECU190は、CDモード及びCS(Charge Sustaining)モードのいずれかを選択し、その選択されたモードに応じてPCU140及びエンジン170等を制御する。CDモードとは、蓄電装置120のSOC(State Of Charge)を消費するモードであり、CSモードとはSOCを所定の範囲に維持するモードである。CDモード及びCSモードについては後程詳しく説明する。
ECU190は、蓄電装置120のSOCが予め定められたしきい値に低下するまではCDモードを選択し、SOCが当該しきい値に低下した後はCSモードを選択する。車両100においては、複数種類のCDモードが用意されている。ECU190は、CDモードを選択する場合には、複数種類のCDモードからいずれかのCDモードを選択する。各種CDモードの詳細について次に説明する。
[各種モードの説明]
本実施の形態に従う車両100においては、3種類のCDモード及び1種類のCSモードが用意されている。車両100において用意されているCDモードは、EV−AUTOモード、EV−CITYモード、及び、EV優先モードの3種類である。
本実施の形態に従う車両100においては、3種類のCDモード及び1種類のCSモードが用意されている。車両100において用意されているCDモードは、EV−AUTOモード、EV−CITYモード、及び、EV優先モードの3種類である。
図3は、CDモードのうちのEV−AUTOモードと、CSモードとを説明するための図である。図3を参照して、外部充電により蓄電装置120が満充電状態となった後(SOC=MAX)、EV−AUTOモード(CDモード)で走行が開始されたものとする。
EV−AUTOモードにおいては、基本的には、蓄電装置120に蓄えられた電力(主には外部充電による電気エネルギー)が消費される。EV−AUTOモードでの走行時、SOCを維持するためにはエンジン170は作動しない。したがって、エンジン170の作動に伴ない発電される電力等により一時的にSOCが増加することはあるものの、結果的に充電よりも放電の割合の方が大きくなり、全体としてはSOCが減少する。
一方、CSモードにおいては、SOCが所定の範囲に維持される。一例として、時刻t1において、SOCが所定値Stgに低下すると、CSモードが選択され、その後、SOCは所定の範囲に維持される。具体的には、ECU190は、SOCが低下するとエンジン170を作動させ、SOCが上昇するとエンジン170を停止させることによってSOCを所定の範囲に維持する。すなわち、CSモードにおいては、SOCを維持するためにエンジン170が作動する。
EV−AUTOモード及びCSモードのいずれのモードにおいても、要求パワー(ユーザがアクセルを踏み込むことにより要求されるパワー)が所定のエンジン始動しきい値未満である場合には、エンジン170が停止され第2MG160のみによって走行パワーが生成される(EV走行)。一方、要求パワーがエンジン始動しきい値以上である場合には、第2MG160及びエンジン170によって走行パワーが生成される(HV走行)。エンジン170の作動に伴ない第1MG150が発電した電力は、第2MG160に直接供給されたり、蓄電装置120に蓄えられたりする。なお、EV−AUTOモードにおけるエンジン始動しきい値は、CSモードにおけるエンジン始動しきい値よりも大きい。
このように、EV−AUTOモード(CDモード)においても、要求パワーがエンジン始動しきい値以上である場合には、エンジン170が作動する。また、要求パワーがエンジン始動しきい値未満であったとしても、エンジン170を熱源とする温水暖房の要求時やエンジン170の暖機時等エンジン170の作動が許容される場合もある。一方、CSモードにおいても、SOCが上昇すればエンジン170は停止する。すなわち、EV−AUTOモードは、エンジン170を常時停止させて走行するEV走行に限定されるものではなく、CSモードも、エンジン170を常時作動させて走行するHV走行に限定されるものではない。EV−AUTOモードにおいても、CSモードにおいても、EV走行とHV走行とが可能である。
上述のように、車両100においては、EV−AUTOモードの他にも、EV−CITYモード及びEV優先モードがCDモードとして用意されている。EV−CITYモード及びEV優先モードはCDモードの1つであるため、EV−CITYモード及びEV優先モードにおいてはSOCが消費される。
図4は、EV−CITYモード及びEV優先モード(第2のCDモード)の各々を、EV−AUTOモード(第1のCDモード)及びCSモードと比較して説明するための図である。図4を参照して、縦軸は車両100の走行パワーを示し、左方から、EV−AUTOモード、EV−CITYモード、EV優先モード、及び、CSモードにおける走行パワーの生成源を示す。
EV−AUTOモードにおいては、走行パワーがP3(エンジン始動しきい値)未満である場合には、第2MG160のみによって走行パワーが生成され、走行パワーがP3以上である場合には、第2MG160及びエンジン170によって走行パワーが生成される。なお、CSモードにおいては、走行パワーがP1(P1<P3)未満である場合には、第2MG160のみによって走行パワーが生成され、走行パワーがP1以上である場合には、第2MG160及びエンジン170によって走行パワーが生成される。
一方、EV−CITYモード及びEV優先モードにおいては、走行パワーを得るためにはエンジン170は作動しない。EV−CITYモード及びEV優先モードにおいては、要求パワーがそれぞれP2及びP4未満である場合には、第2MG160のみによって走行パワーが生成され、要求パワーがそれぞれP2及びP4以上になったとしてもエンジン170は作動しない。EV−CITYモード及びEV優先モードにおいては、要求パワーがそれぞれP2及びP4以上であったとしても、走行パワーはそれぞれP2及びP4に制限される。
EV−CITYモードにおける走行パワーの最大値P2は、たとえばEV−AUTOモードにおけるエンジン始動しきい値(P3)未満である。一方、EV優先モードにおける走行パワーの最大値P4は、たとえばEV−AUTOモードにおけるエンジン始動しきい値(P3)よりも大きい。
EV優先モードは、走行にエンジン170が用いられない静かなモードである。さらにEV優先モードにおいては、EV−AUTOモードよりも最大出力は抑えられるが、第2MG160の出力上限はEV−AUTOモードよりも高い。
EV−CITYモードも、EV優先モードと同様、走行にエンジン170が用いられない静かなモードである。EV−CITYモードにおいては、EV優先モードよりも最大出力が抑制されるため、加速性能が抑制される。すなわち、EV−CITYモードは、街乗りに適したモードともいえる。
[SNSの説明]
上述のように、車両100は、SNSを提供する各種サイトから様々な情報をダウンロードすることができる。車両100が情報をダウンロードするSNSの一例を次に説明する。
上述のように、車両100は、SNSを提供する各種サイトから様々な情報をダウンロードすることができる。車両100が情報をダウンロードするSNSの一例を次に説明する。
図5は、各地域における交通弱者とのトラブルに関する情報(注意情報)をユーザ間で共有するSNSの第1の例(以下、「第1のSNS」とも称する。)を説明するための図である。第1のSNSにおいて、ユーザは、たとえばスマートフォン400を用いて、各地域における交通弱者(子供、老人、自転車等)とのトラブルについて投稿し、他のユーザとシェアすることができる。
図5を参照して、第1のSNSにおいては、ユーザの投稿内容が地域毎に管理されている。たとえば、この例では、地図上のある領域が地域A〜Mに分類され、地域毎に投稿内容が管理されている。この例では、たとえば、地域Eにおいて3つの投稿が行なわれている。各ドロップピン405には注意情報410が対応付けられており、各ドロップピン405は、対応する注意情報410が示す注意事項が生じた場所を示す。各注意情報410は、対応するドロップピン405が示す場所における注意事項を示す。ユーザは、このSNSにアクセスすることによって、各地域における実態的な注意事項を認識することができる。なお、第1のSNSにおいては、地域毎のドロップピン405(又は注意情報410)の数がカウントされている。
図6は、各地域における注意情報をユーザ間で共有するSNSの第2の例(以下、「第2のSNS」とも称する。)を説明するための図である。第2のSNSにおいて、ユーザは、たとえばスマートフォン400を用いて、各地域の状態(たとえば、騒音状態)について投稿し、他のユーザとシェアすることができる。
図6を参照して、第2のSNSにおいても、第1のSNSと同様、ユーザの投稿内容が地域毎に管理されている。たとえば、この例は、地域Aにおける各ユーザの書き込みの一覧である。この例では、地域Aに関して、各ユーザ(A1〜A4等)によって複数の書き込みが行なわれている。ユーザは、第2のSNSにアクセスすることによって、各地域の実態的な状態を認識することができる。
なお、書き込み420には、たとえば「うるさい」や「騒音」といった騒音問題を想起させるようなキーワードが含まれることがある。第2のSNSにおいては、投稿内容に含まれるキーワードのうち、騒音問題を想起させるキーワード(注意情報)の個数がカウントされている。
[適切なCDモードの選択]
上述のように、車両100においては、3種類のCDモードが用意されている。いずれのCDモードを選択すべきかは、たとえば、車両100の走行環境によっても変わる。たとえば、車両100が市街地を走行している場合であっても、その市街地が「騒音」や「交通弱者の事故多発」といった問題を有する場所であるか否かによって、選択するCDモードを変更することが望ましい。
上述のように、車両100においては、3種類のCDモードが用意されている。いずれのCDモードを選択すべきかは、たとえば、車両100の走行環境によっても変わる。たとえば、車両100が市街地を走行している場合であっても、その市街地が「騒音」や「交通弱者の事故多発」といった問題を有する場所であるか否かによって、選択するCDモードを変更することが望ましい。
たとえば、車両100の現在地付近で「騒音」問題が生じているのであれば、エンジン170を用いない静かな走行(たとえば、EV優先モードでの走行)が行なわれることが好ましい。また、車両100の現在地付近で「交通弱者の事故多発」といった問題が生じているのであれば、加速性能がさらに抑制される走行(たとえば、EV−CITYモードでの走行)が行なわれることが好ましい。
そこで、本実施の形態に従う車両100において、ECU190は、SNSから取得された、車両100の現在地を含む地域における注意情報の数が所定数以上である場合には、車両100の走行モードをEV−AUTOモード(第1のCDモード)からEV−CITYモード又はEV優先モード(第2のCDモード)に切り替える。なお、車両100の現在地を含む地域における注意情報の数が所定数未満である場合には、走行モードは、EV−AUTOモードに設定されている。
より具体的には、ECU190は、第1のSNS(図5)から取得された、車両100の現在地を含む地域における注意情報の数が第1の所定数以上である場合には、走行モードをEV−AUTOモードからEV−CITYモードに切り替え、第2のSNS(図6)から取得された、車両100の現在地を含む地域における注意情報の数が第2の所定数以上である場合には、走行モードをEV−AUTOモードからEV優先モードに切り替える。なお、第1及び第2の所定数は、予め定められた数であり、ECU190内のメモリに記憶されている。
すなわち、騒音問題が生じている地域においては、騒音を抑制可能なEV優先モードが選択され、交通弱者の問題が生じている地域においては、加速性能が抑制されたEV−CITYモードが選択される。このように、車両100によれば、ハイブリッド車両の走行環境の実態に適したCDモードを選択することができる。
図7は、第1のSNS(図5)から取得された、各地域における注意情報の数の一例を示す図である。図7を参照して、縦軸は交通弱者に関連する注意情報の数(ドロップピン405又は注意情報410の数)を示し、左方から、地域A,B,C,Dにおける注意情報の数を示す。
地域A,B,Dにおいては、注意情報の数が第1の所定値Ith1未満であるため、車両100が地域A,B,Dを走行する場合には、走行モードは、EV−CITYモードに切り替えられない。一方、地域Cにおいては、注意情報の数が第1の所定値Ith1以上であるため、車両100が地域Cを走行する場合には、走行モードは、EV−CITYモードに切り替えられる。
図8は、第2のSNS(図6)から取得された、各地域における注意情報の数(騒音問題を想起されるキーワードの数)の一例を示す図である。図8を参照して、縦軸は騒音問題を想起させるキーワードの数を示し、左方から、地域A,B,C,Dにおける注意情報の数を示す。
地域B,Cにおいては、注意情報の数が第2の所定値kth1未満であるため、車両100が地域B,Cを走行する場合には、走行モードは、EV優先モードに切り替えられない。一方、地域A,Dにおいては、注意情報の数が第2の所定値kth1以上であるため、車両100が地域A,Dを走行する場合には、走行モードは、EV優先モードに切り替えられる。
[CDモード選択の処理手順]
図9は、複数種類のCDモードからいずれかのCDモードを選択する処理手順を示すフローチャートである。本フローチャートに示される処理は、車両システムの作動中に所定の時間間隔で実行される。所定の時間間隔は、たとえば、予め定められた時間間隔である。
図9は、複数種類のCDモードからいずれかのCDモードを選択する処理手順を示すフローチャートである。本フローチャートに示される処理は、車両システムの作動中に所定の時間間隔で実行される。所定の時間間隔は、たとえば、予め定められた時間間隔である。
図9を参照して、ECU190は、GPSモジュール187から取得された車両100の現在地を示す情報をDCM185を介して各種SNS(たとえば、第1及び第2のSNS)に送信する(ステップS100)。その後、ECU190は、車両100の現在地を含む地域における注意情報を各種SNSから受信する(ステップS110)。
たとえば、ECU190は、車両100の現在地を含む地域におけるすべての注意情報(たとえば、第2のSNSにおいては、「騒音」を想起させるすべてのキーワード)を受信してもよいし、注意情報の数(たとえば、第2のSNSにおいては、「騒音」を想起させるキーワードの数)のみを受信してもよい。
ECU190は、まず、第1のSNSから受信された注意情報(車両100の現在地を含む地域における、交通弱者とのトラブルに関する注意情報)の数が第1の所定数以上であるか否かを判定する(ステップS120)。第1のSNSから受信された注意情報が第1の所定数以上であると判定されると(ステップS120においてYES)、加速性能が抑制された走行を実現するために、ECU190は、車両100のモードをEV−CITYモードに設定する(ステップS130)。たとえば、車両100がEV−AUTOモードに設定されている場合には、ステップS130において、走行モードは、EV−AUTOモードからEV−CITYモードに切り替えられる。そして、交通弱者への注意喚起のために、ECU190は、不図示のスピーカ等を制御することによって、エンジン疑似音を出力させる(ステップS140)。
一方、ステップS120において、第1のSNSから受信された注意情報の数が第1の所定数未満であると判定されると(ステップS120においてNO)、ECU190は、第2のSNSから受信された注意情報(車両100の現在地を含む地域において投稿された「騒音」を想起させるキーワード)の数が第2の所定数以上であるか否かを判定する(ステップS150)。第2のSNSから受信された注意情報の数が第2の所定数以上であると判定されると(ステップS150においてYES)、静かな走行を実現するために、ECU190は、車両100のモードをEV優先モードに設定する(ステップS160)。たとえば、車両100がEV−AUTOモードに設定されている場合には、ステップS160において、走行モードは、EV−AUTOモードからEV優先モードに切り替えられる。
一方、第2のSNSから受信された注意情報の数が第2の所定数未満であると判定されると(ステップS150においてNO)、ECU190は、車両100のモードをEV−AUTOモードに設定する(ステップS170)。その後、処理はエンドに移行する。
以上のように、本実施の形態に従う車両100において、ECU190は、SNSから取得された、車両100の現在地を含む地域における注意情報の数が所定数以上である場合には、車両100のモードをEV−AUTOモード(第1のCDモード)からEV−CITYモード又はEV優先モード(第2のCDモード)に切り替える。車両100によれば、ハイブリッド車両の走行環境の実態に適したCDモードを選択することができる。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
100 車両、110 充電インレット、120 蓄電装置、130 充電装置、140 PCU、150 第1MG、160 第2MG、170 エンジン、180 動力分割装置、185 DCM、187 GPS受信部、190 ECU、200 充電スタンド、300 充電ケーブル、310 充電コネクタ、400 スマートフォン、405 ドロップピン、410 注意情報、420 書き込み。
Claims (1)
- 複数種類のCDモードに設定可能なハイブリッド車両であって、
エンジンと、
蓄電装置と、
前記蓄電装置から供給される電力を用いて作動するように構成された走行用モータと、
SNS(Social Networking Service)を提供するサイトから地域毎の注意情報を受信するように構成された通信装置とを備え、
前記複数種類のCDモードは、第1のCDモードと、前記第1のCDモードよりも車両出力が抑制される第2のCDモードとを含み、
前記第1のCDモードは、前記ハイブリッド車両に要求される要求パワーがしきい値未満である場合には前記エンジンを停止して走行し、前記要求パワーが前記しきい値以上である場合には前記エンジンを作動させて走行するモードであり、
前記第2のCDモードは、前記要求パワーに拘わらず前記エンジンを停止して走行するモードであり、
前記ハイブリッド車両は、
前記通信装置を介して受信された、現在地を含む地域における前記注意情報の数が所定数以上である場合には、前記ハイブリッド車両のモードを前記第1のCDモードから前記第2のCDモードに切り替えるように構成された制御装置をさらに備える、ハイブリッド車両。
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2020066375A (ja) * | 2018-10-26 | 2020-04-30 | トヨタ自動車株式会社 | ハイブリッド車両 |
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