JP2018078821A - シート状物の押さえ具 - Google Patents
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Abstract
【課題】ピン部材とシート押え板を予め組み合わせた状態で、嵩張らず全体を平坦状態にして梱包することを可能とし、使用に際して梱包を解いたらそのまま使用することができるシート状物の押さえ具を提供する。
【解決手段】押さえ板2とこの押さえ板2を地面に固定するピン部材3からなり、前記押さえ板2に、ピン部材3の両側脚部5を上面から差し込む一対の挿通孔6と、前記各挿通孔6から押さえ板2の外周縁に達し、この押さえ板2の裏面側において前記挿通孔6と連なった状態で開放し、押さえ板2に対してこの押さえ板2の面方向に沿わせたピン部材3の脚部5が納まる二本の脚部収納溝7を設けた。
【選択図】図2
【解決手段】押さえ板2とこの押さえ板2を地面に固定するピン部材3からなり、前記押さえ板2に、ピン部材3の両側脚部5を上面から差し込む一対の挿通孔6と、前記各挿通孔6から押さえ板2の外周縁に達し、この押さえ板2の裏面側において前記挿通孔6と連なった状態で開放し、押さえ板2に対してこの押さえ板2の面方向に沿わせたピン部材3の脚部5が納まる二本の脚部収納溝7を設けた。
【選択図】図2
Description
この発明は、防草シートのようなシート状物を地面に押さえて固定するシート状物の押さえ具に関する。
上記したシート状物の押さえ具においては、シート状物を固定するにあたって、強風に対しても確実に固定できるということが求められ、このため広い接地面によりシート状物を固定する必要がある。
従来、防草シートのようなシート状物を地面に押さえて固定する押さえ具には、一般的に、一本の線条体から曲げ加工して形成したものと、コ字状のピン部材と押さえ板の組み合わせによって形成したものが用いられている。
前者の押さえ具は、線条体を円形に彎曲させてシート押え部を形成したのち、前記シート押え部の一方端部から連なる部分をシート押え部の中心に向って斜め上方向に起曲させて把持部とし、さらに、前記把持部の延長をシート押え部の中心付近からシート押え部に対し直角にかつ下方に折曲して突き刺し用の挿入脚部とした構造になっている(例えば、特許文献1参照)。
このような押さえ具は、一本の線条体を用い、土中への挿入脚部の上端にシート押え部を直交状態に設けるとともに、シート押え部に対し把持部を上方に突設した構造であるため、材料コストが廉価であると共に、土中に対する挿入および抜き取りが把持部をつかんで容易に行なえるので、シートの固定作業が能率的となり、しかも、シート押え部で広い接地面を確保できると同時に挿入脚部がシートを貫通して土中に埋入されるから、シート状物を強風に対しても確実に固定でき、さらに取付けに際し手を汚すことがないという利点がある。
次に、後者の押さえ具は、線条体を下向きコ字状に折り曲げ加工したピン部材と、前記ピン部材の両側脚部を上面から差し込む一対の挿通孔を設けた押さえ板の組み合わせからなり、両側脚部を押さえ板の挿通孔に上から挿通させた状態で、両側脚部を窄めた状態で地中に押し込むことにより地中で2本の軸が左右に拡がってこの両側脚部と土壌との抵抗によって抜け止めがなされ、広い接地面を確保できる押さえ板でシート状物を押さえて固定することで、シート状物が風に煽られた程度の力では剥がされることのないようにしようとするものである(例えば、特許文献2参照)。
しかしながら、特許文献1の押さえ具は、一本の線条体を用い、挿入脚部の上端にシート押え部を直交状態に設けるとともに、シート押え部に対し把持部を上方に突設したものであるため、長い挿入脚部の上端にシート押え部が張り出した構造となり、全体を平板状態にして梱包することができないので、輸送や保管などの未使用時における形態が嵩張ってしまい、輸送コストが高く付くという問題点がある。
更に、線条体を円形のシート押さえ部に彎曲させて挿入脚部と一体成形している構造であることから、梱包状態の不安定だけでなく、梱包または輸送時において、外部から過剰な力が加えられると、シート押さえ部は、挿入脚部の長さ方向に対してシート押さえ部が沿うように折り畳まれた状態となり、使用に際してシート押え部の挿入脚部に対する角度を修正しなければならないという余分な手間が発生し、また、挿入脚部においては途中から折れ曲がるためその修正が必要になり、このような修正を繰り返すうちに屈曲が生じた部分に破断が生じる事態が往々に発生した。
また、特許文献2の押さえ具のように、ピン部材と押さえ板が別体となる構造において、ピン部材と押さえ板を予め組み合わせた押さえ具にすると、ピン部材の上端に押さえ板が張り出した形態となり、上記のような特許文献1と同様にものになるため、梱包または輸送時に、ピン部材とシート押え板を別々にし、これを平坦状態にして同梱または別梱の梱包状態を採用することにより、特許文献1に生じたような、シート押さえ部と挿入脚部の一体構造に起因する、梱包または輸送時における問題は解消されるという利点がある。
しかしながら、特許文献2の押さえ具においては、ピン部材とシート押え板が別々になっていると、実際の使用に際して、ピン部材とシート押え板を組み合わせるため、ピン部材の2本の脚部をシート押え板に形成された2個の挿通孔にそれぞれ通さなければならないという余分な作業工程が増え、作業効率の低下につながるという問題点があり、従って、ピン部材とシート押え板が別々の押さえ具において、特許文献1の押さえ具と同様、梱包を解いたら組み立て作業を必要とすることなくそのまま使用することができるものが切望されているのが現状である。
そこで、この発明の課題は、ピン部材とシート押え板が別々の押さえ具において、ピン部材とシート押え板を予め組み合わせた状態で、梱包または輸送時に嵩張らず全体を平坦状態にして梱包することを可能とし、使用に際して梱包を解いたらそのまま使用することができるシート状物の押さえ具を提供することにある。
上記のような課題を解決するため、請求項1の発明は、シート状物を地面に押さえる押さえ板と、押さえ杆の両端に脚部を並行状に設けてコ字状に形成され、前記押さえ板を地面に固定するピン部材からなり、前記シート状物を地面に固定するシート状物の押さえ具において、前記押さえ板に、ピン部材の両側脚部を上面から差し込む一対の挿通孔と、前記各挿通孔から押さえ板の外周縁に達し、この押さえ板の裏面側において前記挿通孔と連なった状態で開放し、押さえ板の上面に当接させた押さえ杆を支点に前記押さえ板の面方向沿わせたピン部材の脚部が納まる二本の脚部収納溝を設けたものである。
請求項2の発明は、上記脚部収納溝に、脚部の嵌合状態を保つ脚部保持機能を付加した構成としたものである。
請求項3の発明は、上記脚部保持機能が、脚部収納溝の内部側面に設けられ、この脚部収納溝に対して脚部を離脱可能に保持する保持凸部によって形成されているようにしたものである。
請求項4の発明は、上記脚部収納溝は、上記押さえ具の中心線に対し線対称に配置した構成としたものである。
請求項5の発明は、上記押さえ板の上面で両挿通孔の間に、ピン部材の押さえ杆が嵌る凹溝を上面で開放するように設けたものである。
ここで、上記ピン部材は、一本の金属線条体を用い、押さえ杆の両端に長い脚部を少し下部広がりの状態で折り曲げ連成し、両脚部の下端を先鋭状にした構造を有し、また、押さえ板は、例えば、硬質の合成樹脂を用い、前記押さえ杆の長さよりも大きな板状に形成され、その下面は平坦面となってシート部材に対して広い接地面を確保している。
上記ピン部材は、押さえ板に対して、凹溝に嵌る押さえ杆を支点として、押さえ板の下方に延びる状態から脚部収納溝側への回動が自在となり、両脚部の根本部分を脚部収納溝に対して嵌め込むことで、押さえ板の面方向にピン部材の長さ方向が沿い、押さえ板とピン部材は嵩低い平坦状態の形態となり、押さえ具の使用時には押さえ板に対してピン部材を下向きに回動させればよい。
また、脚部収納溝に脚部保持機能を付加した場合、ピン部材を保持することにより平坦状態が保たれ、押さえ具の使用に当たっては、押さえ板の下面側に向けてピン部材に力を加え、ピン部材の脚部を脚部保持機能に抗して脚部収納溝から離脱させ、押さえ板に対してピン部材を下向きに回動させるだけでよい。
この発明によると、押さえ板とピン部材からなる押さえ具において、押さえ板とピン部材の組み立て状態で、ピン部材の脚部を押さえ板の脚部収納溝に嵌め込むことで、押さえ板の面方向にピン部材の長さ方向を沿わせて嵩低い平坦状態の形態にすることができ、梱包または輸送に有利となるだけでなく、押さえ板とピン部材は平坦状態の形態となっているので、外部から加わる力に対して折れ曲がりや破損の発生を防ぐことができ、更に、使用に際して梱包を解いたらそのまま使用することができるので、作業性の向上が図れることになる。
また、押さえ板の脚部収納溝に脚部保持機能を付加すると、押さえ板とピン部材の平坦状態を保持することができ、押さえ具は平坦となる形態が一定に保たれた状態となるのでその取り扱いが容易となり、梱包時等の作業が便利に行えることになる。
更に、押さえ板の上面で両挿通孔の間に、ピン部材の押さえ杆が嵌る凹溝を設けるようにすると、打ち込み使用時に押さえ板の凹溝部分にピン部材の押さえ杆の位置を保つことができ、押さえ板とピン部材の位置関係を一定に保ち、ピン部材に対する押さえ板の位置ずれがないので、押さえ板の下面全体による均一なシート押さえ力が得られることになる。
以下、この発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
図2と図3のように、この発明のシート状物の押さえ具1は、防草シートのようなシート状物a(以下単にシートと略称する)を地面に押さえる押さえ板2と、前記押さえ板2を地面に固定するピン部材3の組み合わせからなり、前記ピン部材3は、押さえ杆4の両端に脚部5を並行状に設けてコ字状に形成され、前記シートa上から地面に脚部5を突き刺すことで、押さえ板2によってシートaを地面bに固定するものである。
上記ピン部材3は、一本の断面丸形の金属線条体を用い、押さえ杆4の両端に長い脚部5を自然状態で少し下部広がりの状態となるよう同一方向に折り曲げ連成することで下向きコ字状に形成され、両脚部5の下端を先鋭部5aにした構造になっている。
上記押さえ板2は、ポリエチレン等の硬質合成樹脂を用い、上記押さえ杆4の長さよりも大径な円形の薄板からなり、図1のように、この押さえ板2には、押さえ板2の中心を挟む両側の位置に、ピン部材3の両脚部5を上面から差し込む一対の挿通孔6と、前記各挿通孔6から前記押さえ板の外周縁に達し、押さえ板2の下面側において開放することで、脚部5の直線状となる根本側の嵌合と離脱が可能となる二本の脚部収納溝7が設けられている。
上記した脚部収納溝7は、ピン部材3の両脚部5における根本側が嵌り込むように、上記押さえ板2の前後中心線に対し線対称に配置され、この脚部収納溝7の幅と深さは、ピン部材3を形成する線材の直径を収納できるものであればよいが、特に深さは前記線材の直径よりも少し深くなるように設定するのが好ましい。なお、押さえ板2の上面で前記脚部収納溝7を下面側において開放するよう設ける位置は、押さえ板2の上面に対して突出する突条部7aとなっている。
なぜならば、上記脚部収納溝7の深さを極端に深く設定すると、前記ピン部材3を押さえ板2と組み合わせた状態で、前記突条部7aが押さえ板2の上面においてピン部材3の押さえ杆4よりも高くなり過ぎてしまい、前記ピン部材3の打ち込み時においての障害となり、打ち込み作業の邪魔となってピン部材3を完全に打ち込むのに困難を伴うと共に、背の高い前記突条部7aは強度的にも弱くなり、このため、脚部収納溝7の深さは、前記ピン部材3を形成する線材の直径と等しい深さから前記線材の直径の2倍までの深さに設定することが好ましい。
なお、上記脚部収納溝7の深さは、全長にわたって同じ深さにするほか、挿通孔6から押さえ板2の外周縁に向けて徐々に浅くし、外周縁に達する終点においての深さをピン部材3を形成する線材の直径と略同一となるように設けるようにしてもよく、このようにすることで、突条部7aの上面が押さえ板2の外周縁に向かって下がり傾斜状となり、突条部7aの全体的な突出高さをできるだけ低くでき、ピン部材3の打ち込み時においての打ち込み作業に対する障害の発生を減らすことができる。
図示のように、押さえ板2の一対の挿通孔6は、ピン部材3を形成する線材の直径に対して余裕のある大きさを有し、ピン部材3の両脚部5における押さえ杆4側の根本部分が納まる間隔で設けられ、図示の場合、この挿通孔6の脚部収納溝7と連なる側に、前記脚部収納溝7の溝幅と等しい幅の短い延長部9を備え、脚部収納溝7を前記延長部9の端部から開始させた例を示したが、この延長部9を省き、前記脚部収納溝7を挿通孔6から直接連なるように設けてもよい。
上記のように、挿通孔6の端部に短い延長部9を折れ曲がり状に連ねて設けることにより、この延長部9は、押さえ板2に対してピン部材3を回動させたときに、ピン部材3において、押さえ杆4と両脚部5の円弧状となる折り曲げ部分が、突条部7aの内側端部と干渉するのを防ぎ、ピン部材3の回動操作を円滑にすると同時に、脚部収納溝7に対して、ピン部材3の脚部における根本側の直線部分が嵌り込むようにし、これにより、脚部5の脚部収納溝7への嵌め込み作業がスムーズに行えるようになる。
上記押さえ板2の上面で両挿通孔6の間に、ピン部材3の押さえ杆4が嵌る浅い凹溝10を上面で開放するように設けることにより、ピン部材3を地面に突き刺す際には、押さえ板2に対してピン部材3を直角姿勢にしやすいという利点がある。
この凹溝10は、その深さを上記押さえ板2の板厚よりも浅く設けることで、図2(b)のように、押さえ板2の裏面側を突出部分のない平坦面に形成することができ、押さえ板2の全体的な厚み寸法を極力少なくすることで梱包または輸送に有利となるだけでなく、シートaに対する押圧面積の減少発生をなくすことができ、更に、押さえ板2とピン部材3の位置関係を一定に保って押さえ板2の位置ずれを防ぐことで、押さえ板2の下面全体による均一なシート押さえ力が得られることになる。
上記した両脚部収納溝7は、脚部5の根本側の部分が納まる直線状の溝であればよいが、図示の実施例では、この脚部収納溝7に脚部保持機能8を付加した例を示している。
上記脚部保持機能8は、脚部収納溝7の溝幅をピン部材3を形成する線材の直径よりも広幅に設定した条件で、この脚部収納溝7の内部における一方の側面で押さえ板2の外周寄りの位置に、この脚部収納溝7に納めた脚部5を保持するための保持凸部8aを設けて形成されている。
上記保持凸部8aは、脚部収納溝7に対してピン部材3の脚部5が開く方向の側面に溝幅方向の内側へ突設され、脚部収納溝7の溝幅を部分的に狭くしており、両脚部5をその間隔が狭まる方向に少し押し縮めた状態で、両脚部収納溝7に嵌め合わせて押し縮めを解くと、図2(c)に矢印で示すように、両脚部5に生じた開き方向の復元弾性で脚部5の根本部分が保持凸部8aに圧接し、この開脚方向の圧接力でピン部材3の脚部5が脚部収納溝7に納まる収納状態を弾力的に保持することになる。
また、押さえ板2に対してピン部材3を図3のような差し込み姿勢にするには、押さえ板2に対してピン部材3を、前記押さえ板2の下面側に上記脚部5の保持凸部8aに対する圧接力に打ち勝つ力で回動させるようにすればよく、脚部5の根本部分を脚部収納溝7から離脱させることができる。
上記した脚部保持機能8は、ピン部材3の開脚弾性を利用し、ピン部材3の脚部5と保持凸部8aの圧接部分による係合力を用いた図示のような構造に限定されるものではなく、脚部5の脚部収納溝7に対する嵌り込み状態を保持できるものであればよく、例えば、脚部収納溝7内の両側から合成樹脂の弾性を利用して脚部5を保持するキャッチ構造や、脚部収納溝7の開口幅全部または一部を脚部5の直径よりも少し狭くして内部をそれよりも広幅とし、脚部5を内部に無理嵌めするような構造を採用することができる。
なお、ピン部材3は、図に示すような両脚部5が下広がりとなるものだけでなく、両脚部5が並行するものでもよく、何れにしても、押さえ板2に設ける両脚部収納溝7の配置はピン部材3の条件に合わせるようにすればよく、また、押さえ杆4についても直線状でなく円弧状に湾曲させたものでもよく、この場合、両挿通孔6を結ぶ凹溝10も円弧状に形成すればよい。
この発明の押さえ具1は、上記のような構成であり、押さえ板2とピン部材3は、押さえ板2の上面から両挿通孔6にピン部材3の両脚部5を挿通し、ピン部材3の上端である脚部5の根本部分に押さえ板2を位置させた組み合わせ状態で、ピン部材3の脚部5が押さえ板2の脚部収納溝7に納まる収納状態にして梱包または輸送に対応するには、押さえ板2の凹溝10に納まる押さえ杆4を支点にして、ピン部材3を脚部収納溝7の側に回動させ、両脚部5の根本部分を両脚部収納溝7に納めるようにすればよい。
また、上記脚部収納溝7に脚部保持機能8を付加した場合、両脚部5の根本部分を両脚部収納溝7内に押し込み、前記脚部保持機能8によりピン部材3を保持するようにすればよく、何れの例にしても、図2のように、押さえ板2の面方向にピン部材3の長さ方向が沿い、押さえ具1全体が扁平な嵩低い状態となり、梱包または輸送に有利となると共に、全体が扁平な状態になっていれば、上部から外圧が加わったような場合でも損傷や破損の発生を防ぐことができる。
次に、上記収納状態の押さえ具1を使用するには、脚部収納溝7が脚部保持機能8を有しない場合、押さえ板2に対してピン部材3を単に前記押さえ板2の下面側へ回動させればよい。
また、脚部収納溝7に脚部保持機能8を付加した例の場合は、押さえ板2に対してピン部材3の脚部5の先端側に前記押さえ板2の下面側への力を加え、押さえ板2の凹溝10に納まることになる押さえ杆4を支点にして、脚部保持機能8による脚部5の保持力に打ち勝つ力で回動させるようにすればよく、脚部5の根本部分が脚部収納溝7から離脱して脚部保持機能8から解放されたピン部材3は、押さえ板2の下方に垂れ下がる状態となる。
何れの例の場合も、上記した押さえ板2の下方にピン部材3が垂れ下がる状態から、シートaの上部で固定したい位置の直上にピン部材3を垂直に臨ませ、押さえ杆4を打ち込んでピン部材3の両脚部5をシートaの上から地面に向けて突き刺し、前記押さえ杆4で押さえ板2を押さえ込むようにすれば、図3(a)と(b)の例のように、この押さえ板2でシートaを地面に押圧固定することができる。
上記ピン部材3は、押さえ杆4が凹溝10に納まることで、押さえ板2の略中心位置に打ち込むことができ、押さえ板2の下面によってピン部材3の周囲に均等なシートaの押さえ面を確保でき、シートaに対する押さえ力を全面に分散して均等化させることで、強風にも耐える固定状態を得ることができる。
1 シート状物の押さえ具
2 押さえ板
3 ピン部材
4 押さえ杆
5 脚部
6 挿通孔
7 脚部収納溝
8 脚部保持機能
8a 保持凸部
9 延長部
10 凹溝
2 押さえ板
3 ピン部材
4 押さえ杆
5 脚部
6 挿通孔
7 脚部収納溝
8 脚部保持機能
8a 保持凸部
9 延長部
10 凹溝
Claims (5)
- シート状物を地面に押さえる押さえ板と、押さえ杆の両端に脚部を並行状に設けてコ字状に形成され、前記押さえ板を地面に固定するピン部材からなり、前記シート状物を地面に固定するシート状物の押さえ具において、前記押さえ板に、ピン部材の両側脚部を上面から差し込む一対の挿通孔と、前記各挿通孔から押さえ板の外周縁に達し、この押さえ板の裏面側において前記挿通孔と連なった状態で開放し、押さえ板の上面に当接させた押さえ杆を支点に前記押さえ板の面方向沿わせたピン部材の脚部が納まる二本の脚部収納溝を設けたことを特徴とするシート状物の押さえ具。
- 上記脚部収納溝に、脚部の嵌合状態を保つ脚部保持機能を付加したことを特徴とする請求項1に記載のシート状物の押さえ具。
- 上記脚部保持機能が、脚部収納溝の内部側面に設けられ、この脚部収納溝に対して脚部を離脱可能に保持する保持凸部によって形成されていることを特徴とする請求項2に記載のシート状物の押さえ具。
- 上記脚部収納溝は、上記押さえ具の中心線に対し線対称に配置したことを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載のシート状物の押さえ具。
- 上記押さえ板の上面で両挿通孔の間に、ピン部材の押さえ杆が嵌る凹溝を上面で開放するように設けたことを特徴とする請求項1乃至4の何れかに記載のシート状物の押さえ具。
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP6864405B1 (ja) * | 2020-10-02 | 2021-04-28 | 有限会社ミネ | シート固定具 |
JP2021100405A (ja) * | 2019-08-27 | 2021-07-08 | 第一ビニール株式会社 | シート状物押え具 |
JP7261513B1 (ja) | 2022-05-13 | 2023-04-20 | 第一ビニール株式会社 | シート状物押え具 |
-
2016
- 2016-11-15 JP JP2016222573A patent/JP2018078821A/ja active Pending
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