JP2018078805A - 緑茶抽出物を配合した電子タバコ用の溶液 - Google Patents

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Abstract

【課題】ホルムアルデヒド等の発がん性物質が発生しないようにして安全性を向上させる電子タバコ用リキッドを提供すること。【解決手段】本発明は、植物由来のグリセリンを主体とし、少なくとも香料や精製水を含む電子タバコ用リキッドであって、該リキッドに所要量の緑茶抽出物を配合することを特徴とする電子タバコ用リキッドであって、緑茶抽出物を配合することによって、発がん性や刺激性が懸念されるホルムアルデヒド、アセトアルデヒド及びアクロレインなどのカルボニル類化合物の生成を抑制することができるという優れた効果を持つ電子タバコ用リキッドを提供できる。【選択図】なし

Description

本発明は、専用の用具に入れて吸引蒸化することによりタバコの煙状に吐き出すことができる緑茶抽出物を配合した電子タバコ用の溶液に関する。
一般的に、この種の電子タバコ用の溶液、つまり電子タバコリキッドについては、従来技術として複数の発明が開示され公知になっている。まず、第1の公知技術としては、薬液を霧化して空気中に放出し得る霧化装置に用いる薬液であって、グリセリンと水との配合比率を、25:1〜0.5〜1で配合してなること特徴とする霧化装置に用いる薬液であり、前記配合比率の薬液に、少なくとも、温泉含有成分、漢方薬成分、ビタミン成分、ミネラル成分、アミノ酸成分のいずれか1つの成分を混合してなる霧化装置に用いる薬液である(特許文献1)。
そして、第1の公知技術では、グリセリンと水との配合比率を上記範囲内にすることで、霧化に適しており、人体に有害な成分を含有していないが、上記範囲以外にすると霧化し難くなるとともに、グリセリンの量を多くすると薬液としての価格が高くなる、また、栄養素や健康効果剤を配合させることにより、健康増進作用が得られる、というものである。
第2の公知技術としては、5−20%電子タバコの煙液量w/vのタバコの葉を計って、抽出缶に投入して、調合された溶媒を抽出缶に入れて、タバコの葉を30−100分間浸してから、40−60℃まで加温し、2−8時間保温・浸漬抽出を行った後、抽出液を濾過し、濾過液に1−10%w/v電子タバコの煙液量のココア豆抽出物を入れて、20−40分間混合/撹拌し、ついで、プロパンジオール又はポリグリコールで100%製作計画の電子タバコの煙液体積に補足し、均一に混合・撹拌することによって製品を得ることを特徴とする一種の電子タバコの煙液製作方法である(特許文献2)。
そして、この第2の公知技術では、ポリソルベート80を含むプロパンジオール又はポリグリコール溶媒を抽出液として、比較的に穏やかな条件の下で直接タバコの葉を抽出することによって、まずタバコの葉の香り成分を直接抽出液に入らせて、その次に、穏やかな条件の下で直接タバコの葉を抽出することによって、複雑なプロセス及び高温濃縮条件の下で一部分の揮発し易い又は温度に敏感なタバコの葉の損失と破壊とを避けて、その上、他のよく使われる香り成分の溶媒と比べると、プロパンジオール又はポリグリコールなどの溶媒の粘度が大きく、一定な保温性を持つなどの特徴によって、香りの成分に対してより良い保留作用を持つ。
大量の顧客は、この発明の製品を使用した後、タバコの味わいに近いことを知り、これを反映して、彼らはこの製品がより好きで、それに、この製品は二年乃至三年貯蔵されても、香りが相変わらず良く保留される、というものである。
第3の公知技術は、中国特許の公開公報の抄録文であって、この公知技術は、紅茶の茶葉抽出物を用いて製造される電子タバコリキッドに関し、以下の質量部数の成分を含む:
紅茶の茶葉抽出物1〜25部、タバコ抽出物2〜25部、タバコ用香料エッセンス0.5〜15部、プロピレングリコール50〜80部、グリセリン5〜30部、食用アルコール2〜5部(特許文献3)。
この第3の公知技術の発明は、特定の紅茶の茶葉抽出と特定のタバコ抽出物を混合することにより、電子タバコリキッドの香気と味が不足するという欠点をある程度改善する:更に茶葉精油における複数種の有効成分を含むため、ある程度の健康保持作用を有する、というものである。
特開2012−5412号公報 特開2013−13394号公報 中国特許公開104544543号公報の抄録文
前記第1及び第3の公知技術については、グリセリンを使用していることから、必然的に発がん性物質のホルムアルデヒドを発生させるものであり、安全性に問題がある。また、第3の電子タバコリキッドは、紅茶の茶葉抽出物とタバコ抽出物とを混合することで香気と味の改善を図るとしているが、紅茶の茶葉抽出物は緑茶の茶葉抽出物とは、醗酵させるか加熱乾燥させるかによってその成分に明らかに相違があり、ホルムアルデヒドの発生を抑制することについては全く開示もしくは示唆すらされていないので、やはり安全性に問題点を有している。
また、前記第2の公知技術については、タバコの葉をポリソルベート80を含むプロパンジオール又はポリグリコール溶媒で抽出したタバコの葉抽出物にココア豆抽出物を添加した電子タバコリキッドであり、タバコの葉抽出物であることから、タバコの味わいに近いとされておりますが、やはりタバコ葉の弊害から抜け出していないという問題点も有している。
いずれにしても、平成27年5月、電子タバコリキッドを電子タバコ機器に充填し、加熱して蒸気化した煙中から、発がん性に分類されるホルムアルデヒド、アセトアルデヒド及びアクロレインなどのカルボニル類化合物が検出されたとの報告が、厚生省研究班から発表され、市販されている公知の電子タバコ用リキッドの中には、一般の紙巻タバコの主流煙より高濃度のホルムアルデヒドなどのカルボニル類化合物が観察されたと報告されている。
従って、従来例の電子タバコリキッドにおいては、ホルムアルデヒド等の発がん性物質が発生しないようにして安全性を向上させることに解決課題を有する。
前記課題を解決する具体的手段として本発明に係る発明は、植物由来のグリセリンを主体とし、少なくとも香料や精製水を含む電子タバコ用リキッドであって、該リキッドに所要量の緑茶抽出物を配合することを特徴とする電子タバコ用リキッドを提供するものである。
前記発明において、前記緑茶抽出物が、ツバキ科チャ葉であること;前記緑茶抽出物が、緑茶ポリフェノールであること;及び前記所要量の配合は、0.01〜5w/w%であること、を付加的な要件として含むものである。
本発明に係る緑茶抽出物を配合した電子タバコ用リキッドは、発がん性や刺激性が懸念されるホルムアルデヒド、アセトアルデヒド及びアクロレインなどのカルボニル類化合物の生成を抑制するという優れた効果を奏する。
電子タバコ用リキッドを吸引するための公知の吸引機器(リバティ フライツ社製のパイプ)を、吸い口側と電池側とを分離して示した斜視図である。
本発明は、電子タバコ用の溶液に所要量の緑茶抽出物を配合したものであって、本発明で使用される日本の緑茶としては、例えば、釜炒り茶、玉露、煎茶、新茶,かぶせ茶、粉茶、茎茶、荒茶、番茶等であり、日本で飲用されている緑茶ポリフェノールを含む茶葉であれば、種類には関係なく全てを含むものとであり、以下、総称して緑茶と称して前記種類には限定されない。
そして、本発明では基本的に、植物由来グリセリンを主成分とする公知の電子タバコ用の溶液を対象とするものであって、例えば、リバティフライツ社(Liberty Flights−英国)の電子タバコ用リキッドの基本組成(ベース)に対して、所要量の緑茶抽出物(緑茶エキスともいう)を配合することも、その一つとして含むものである。
この種の公知の電子タバコ用リキッドにおける基本組成(ベース)としては、下記表1に示す通りです。
表 1
Figure 2018078805

必要に応じてベース配合剤として食品用の油剤、乳化剤等を使用できる。
緑茶抽出物の所要量の配合については、例えば、0.01〜5w/w%が配合可能の範囲内であり、好ましくは0.05〜1.0w/w%の範囲内であり、特に、有効性の点からでは0.1〜4w/w%程度の範囲である。0.01w/w%を下回るとその有効性が少なく、5w/w%を超えると、リキッドの好味に影響を与え始めると共に、コスト的及びリキッドの物理特性にも影響を与え始める。しかしながら、利用者によっては、著しく緑茶抽出物を好む場合があるので、一概に配合範囲は限定できない。
緑茶抽出物がツバキ科チャの葉から抽出した緑茶ポリフェノールとは、(+)−カテキン、(−)−カテキンガレート、(−)−エビカテキン、(−)−エビカテキンガレート、(−)−エビガロカテキン、(−)−エビガロカテキンガレートなどがあげられる。
緑茶ポリフェノールの配合量は、0.001〜2.0w/w%の範囲が好ましく、特に,0.01〜1.0の範囲がより好ましいのである。
また、電子タバコ用リキッドの基本組成物(ベース)に用いられる成分は、以下の範囲で使用できる。
電子タバコ用各種フレーバー(香料)は、食添用フレーバー、食品用フレーバー、食添用グレードのタバコ様フレーバーなどが使用されており、これらに限定されるものではないのである。
なお、各種フレーバーの配合量は、0.01〜5.0w/w%の範囲が好ましい。
プロピレングリコールは、医療用、食添用グレードが用いられ、その配合量としては、例えば、0〜95w/w%の範囲であって、好ましくは5〜90w/w%の範囲であり、特に、50〜80w/w%の範囲がより好ましいのである。
植物由来グリセリンは、医療用、食添用のクレードが用いられ、その配合量としては、例えば、1〜95w/w%の範囲であって、好ましくは5〜90w/w%の範囲であり、特に、5.0〜50w/w%の範囲がより好ましいのである。
精製水は、白土、逆浸透膜、イオン交換膜などを使用して精製されたものであり、配合量としては、例えば、0〜10w/w%の範囲である。
ベース配合剤としては、ポリエチレングリコール、プロパノールなどの油剤、食品用乳化剤などが適宜配合できるし、また、必要によっては、アルコールなども配合できる。この場合のアルコールは、医療用、食添用のグレードが用いられ、その配合量としては、例えば、0.1〜10w/w%の範囲であって、好ましくは0.5〜7w/w%の範囲であり、特に、2〜5w/w%の範囲がより好ましいのである。
更に、必要に応じて、食添用防腐剤、糖類、香味剤、甘味材などを配合してもよい。食添用防腐剤としては、ショ糖脂肪酸エステル、ポリグリセリン脂肪酸エステル、ジグリセリン脂肪酸モノエステル、ソルビタン脂肪酸エステル、パラオキシ安息香酸メチルナトリウム、パラオキシ安息香酸プロピルナトリウム、パラオキシ安息香酸ブチルなどが挙げられる。
糖類としては、食添または医薬グレードのマンニトールなどが挙げられ、香味剤としては、食品、食添または医薬グレードのペーパーミント、スペアミント、エチルマルトール、マルトールなどが挙げられ、甘味料としては、ショ糖、ステビア、アスパルテーム、羅漢果、スクラロース、ソルビトールなどが挙げられる。
[実施例]
本発明に係る具体的な複数の実施例と比較例とを挙げて説明する。しかしながら、本発明はこれらに限定されるものではない。
まず、使用された公知の電子タバコリキッドの基本組成は、下記表2に示す通りである。
表 2
Figure 2018078805

香料は、例えば、チェリーメンソール、ベリーナイス、ストロベリーなどである。
[有効性の試験概要]
検体から発生する蒸気煙を2、4−ジニトロフェニルヒドラジン(DNPH)を用いたカートリッジ(以下単に、カートリッジという)を通して吸引し、該カートリッジをアセトニトリルで洗浄した液について、高速液体クロマトグラフ法でホルムアルデヒド及びアセトアルデヒドを定量し、蒸気中のホルムアルデヒド濃度及びアセトアルデヒド濃度を求めた。
[試験方法]
1)蒸気の発生及び吸引(前処理)
図1に示した公知の電子タバコ機器におけるマウスピース1を取り外してアトマイザー2内に0.80g(0.8mlの目盛りまで)リキッド検体を充填し、マウスピース1を元通りに締めた。なお、符号3はスイッチ、4はバッテリーである。電子タバコの吸引口にカートリッジ、シリンジの順に接続し、2秒間に55mlの速度で蒸気煙を吸引した。シリンジをカートリッジから外し、シリンジ内の蒸気を追い出してから同じカートリッジを接続して再び吸引し、28秒間隔で計10回吸引を繰り返した。リン酸1%を含むアセトニトリル4mlでそのカートリッジを溶出し、10分間放置した後、エタノール1mlを添加し、リン酸1%を含むアセトニトリルを加え5mlとし、試験溶液とした。一連の操作を3回繰り返し、試験溶液は3回作成した。
2)高速液体クロマトグラフ法による定量
標準溶液及び試験溶液について、下記条件で高速液体クロマトグラフ分析計により測定し、検体から発生した蒸気中の濃度を算出した。
<高速液体クロマトグラフ操作条件>
機 種:Alliance 2695[Waters Corporation]
検出器:2487[Waters Corporation]
カラム:TSK−GEL ODS−80Ts 4.6mm×150mm[東ソー(株)]
カラム温度:40℃
移動相:A液:水及びアセトニトリルの混液(6:4)
B液:5mmol/1 酢酸アンモニウム含有アセトニトリル及び水の混液
(75:25)
グラジエント:A液0→4min
A液及びB液の混液(6:4) 4→22min
流 量:0.7ml/min
測定波長:360nm
注入量:10μl
実施例1
前記表2に示した基本組成の香料であるチェリーメンソールリキッドに対し、ツバキ科チャ葉由来粉末(三菱化学フーズ株式会社、サンフード100(S−100と略称)、水溶性粉末、食品添加物)について、ホルムアルデヒド及びアセトアルデヒドの生成抑制の有効性を検討した。
ツバキ科チャ葉由来粉末を50%濃度で精製水に溶解し、その溶液をチェリーメンソールリキッドに最終濃度が0.3%になるように添加混合して電子タバコリキッドを調整し、実施例の検体とした。
比較例1は、ツバキ科チャ葉由来粉末を添加しない表2に示したチェリーメンソールリキッドをそのままを検体として使用した。
そして、両検体を前記試験方法によって試験した結果を下記表3に示す。

表 3
Figure 2018078805
表中の*1は、定量下限0.1mg/m3;*2は、定量下限0.5mg/m3
実施例2
下記表4に示す植物由来のグリセリンを主体とした基本組成の電子タバコリキッドに対し、ツバキ科チャ葉由来粉末(三菱化学フーズ株式会社、サンフード100、水溶性粉末、食品添加物)について、ホルムアルデヒド及びアセトアルデヒドの生成抑制の有効性を検討した。
ツバキ科チャ葉由来粉末を50%濃度で精製水に溶解し、その溶液をチェリーメンソールリキッドに最終濃度が、それぞれ0.1%、0.2%、0.3%になるように添加混合して電子タバコリキッドを調整し、それぞれの検体番号及び識別番号を検体1(Ext.100-01)、検体2(Ext.100-02)、検体3(Ext.100-03)と付与した。

表 4
Figure 2018078805

なお、比較例2は、ツバキ科チャ葉由来粉末を添加しない表4に示したチェリーメンソールリキッドをそのままを検体として使用した。
そして、両検体を前記試験方法によって試験した結果を下記表5に示す。

表 5

Figure 2018078805
表中の*1は、定量下限0.1mg/m3;*2は、定量下限0.5mg/m3
以上、表3及び表5に示したように、公知の電子タバコ用リキッドに対して、所要量の緑茶抽出物、即ち、緑茶エキスを添加し混合させることにより、発ガン性物質であるホルムアルデヒドの発生を抑制することができると共に、緑茶の香りを付加することができるのである。
本発明に係る電子タバコ用リキッドは、植物由来のグリセリンを主体とし、少なくとも香料や精製水を含む電子タバコ用リキッドであって、該リキッドに所要量の緑茶抽出物を配合することを特徴とする電子タバコ用リキッドであって、緑茶抽出物を配合することによって、発がん性や刺激性が懸念されるホルムアルデヒド、アセトアルデヒド及びアクロレインなどのカルボニル類化合物の生成を抑制することができるというものであり、一般的に市販されている多くの電子タバコ用リキッドに緑茶抽出物を広く適用できるのである。
前記課題を解決する具体的手段として本発明は、 植物由来のグリセリンを主体とし、少なくとも香料や精製水を含む電子タバコ用リキッドであって、該リキッドに0.1〜4w/w%の緑茶抽出物を配合することを特徴とする電子タバコ用リキッドを提供するものである。
前記発明において、前記緑茶抽出物として、ツバキ科チャ葉由来粉末を50%w/w濃度で精製水に溶解し、その溶液を香料に対して0.3%w/wになるように添加混合すること、前記緑茶抽出物が、ツバキ科チャ葉由来粉末であること、及び前記緑茶抽出物が、緑茶ポリフェノールであること、を付加的な要件として含むものである。
本発明に係る緑茶抽出物を配合した電子タバコ用リキッドは、発がん性や刺激性が懸念されるホルムアルデヒド、アセトアルデヒド及びアクロレインなどのカルボニル類化合物の生成を抑制するという優れた効果を奏する。
特に、緑茶抽出物の配合が0.1w/w%を下回るとその有効性が少なく、5w/w%を超えるとリキッドの好味に影響を与え始めると共に、コスト的及び物理特性にも影響を与えるという不都合が生ずる。
前記課題を解決する具体的手段として本発明は、 植物由来のグリセリンを主体とし、少なくとも香料や精製水を含む電子タバコ用リキッドであって、該リキッドに0.1〜4w/w%の緑茶抽出物を配合すると共に、前記緑茶抽出物として、ツバキ科チャ葉由来粉末を50w/w%濃度で精製水に溶解し、その溶液を香料に対して0.3w/w%になるように添加混合することを特徴とする電子タバコ用リキッドを提供するものである。
本発明に係る茶葉抽出物を配合した電子タバコ用リキッドは、発ガン性や刺激性が懸念されるホルムアルデヒド、アセトアルデヒド及びアクロレイン等のカルボニル類化合物の生成を抑制するという優れた効果を奏する。
特に、緑茶抽出物の配合が0.1w/w%を下回るとその効果が少なく、5w/w%を超えるとリキッドの好味に影響を与えると共に、コスト的及び物理特性にも影響を与えるという不都合を解消できるという優れた効果を奏する








Claims (4)

  1. 植物由来のグリセリンを主体とし、少なくとも香料や精製水を含む電子タバコ用リキッドであって、該リキッドに所要量の緑茶抽出物を配合することを特徴とする電子タバコ用リキッド。
  2. 前記緑茶抽出物が、ツバキ科チャ葉であることを特徴とする請求項1に記載の電子タバコ用リキッド。
  3. 前記緑茶抽出物が、緑茶ポリフェノールであることを特徴とする請求項1乃至2に記載の電子タバコ用リキッド。
  4. 前記所要量の配合は、0.01〜5w/w%であることを特徴とする請求項1乃至2に記載の電子タバコ用リキッド。
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