JP2018077003A - 冷凍サイクル装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】気液分離部にて分離された気相冷媒を圧縮機の中間圧ポート側へ導入する気相冷媒通路を差圧弁によって開閉する冷凍サイクル装置において、圧力脈動に起因する異音や予期せぬ振動が発生することを抑制する。
【解決手段】気相冷媒通路15における冷媒の圧力脈動を低減する圧力脈動低減部15b、15c、15dを備える。例えば、圧力脈動低減部は、気相冷媒通路の断面積を拡大させるマフラ15bであり、気相冷媒通路15のうちホース15aと差圧弁16との間に配置されている。例えば、圧力脈動低減部は、共鳴空間を形成するレゾネータ15c、15dであり、気相冷媒通路15のうちホース15aと中間圧ポート11bとの間に接続されている。
【選択図】図3

Description

本発明は、二段圧縮式の圧縮機を備える冷凍サイクル装置に関する。
従来、特許文献1には、暖房モード時にガスインジェクションを行い、暖房モード以外の運転モードではガスインジェクションを行わない冷凍サイクル装置が記載されている。
この冷凍サイクル装置は、圧縮機、室内凝縮器、気液分離部、高段側膨張弁、固定絞り、室外熱交換器、差圧弁等を備える。
暖房モードでは、圧縮機の吐出ポートから吐出された高圧冷媒が室内凝縮器へ流入して、車室内へ送風される空気と熱交換して放熱する。これにより、車室内へ送風される空気が加熱される。
室内凝縮器から流出した冷媒は、絞り状態となっている高段側膨張弁にて中間圧冷媒となるまで等エンタルピ的に減圧膨脹される。高段側膨張弁にて減圧された中間圧冷媒は、気液分離部に流入して気液分離される。
気液分離部にて分離された液相冷媒は、固定絞りにて低圧冷媒となるまで等エンタルピ的に減圧膨脹される。固定絞りにて減圧膨張された冷媒は、室外熱交換器へ流入し、外気と熱交換して吸熱する。
室外熱交換器から流出した冷媒は、圧縮機の吸入ポートから吸入されて再び圧縮される。
一方、気液分離部にて分離された気相冷媒は、気相冷媒通路を介して圧縮機の中間圧ポート側へ流入する。気相冷媒通路に配置された差圧弁は、気液分離部にて分離された気相冷媒と、室外熱交換器に流入する冷媒の圧力との圧力差に応じて開閉する。暖房モードでは、固定絞りにて減圧された低圧冷媒が室外熱交換器に流入するので、気液分離部にて分離された気相冷媒と、室外熱交換器に流入する冷媒の圧力との圧力差が大きくなり、差圧弁が開弁する。
圧縮機の中間圧ポートへ流入した中間圧気相冷媒は、圧縮機の吸入ポートから吸入されて低段側圧縮機構で圧縮された冷媒と合流して高段側圧縮機構で圧縮される。すなわち、暖房モードでは、固定絞りにて減圧された低圧冷媒を圧縮機の吸入ポートから吸入させ、高段側膨張弁にて減圧された中間圧冷媒を圧縮機の中間圧ポートへ流入させて昇圧過程の冷媒と合流させる、ガスインジェクションサイクル(換言すればエコノマイザ式冷凍サイクル)を構成することができる。
ガスインジェクションサイクルを構成することによって、圧縮機の高段側圧縮機構に、温度の低い混合冷媒を吸入させることができ、高段側圧縮機構の圧縮効率を向上させることができるとともに、低段側圧縮機構および高段側圧縮機構の双方の吸入冷媒圧力と吐出冷媒圧力との圧力差を縮小させて、双方の圧縮機構の圧縮効率を向上させることができる。その結果、サイクルの高低圧差が大きくなる暖房モード時に、冷凍サイクル全体としての成績係数(いわゆるCOP)を向上させることができる。
暖房モード以外の運転モード(例えば、冷房モードや除湿暖房モード)では、気液分離部にて分離された液相冷媒は、固定絞りを迂回して流れて室外熱交換器へ流入する。これにより、気液分離部にて分離された気相冷媒と、室外熱交換器に流入する冷媒の圧力との圧力差が小さくなって差圧弁が閉弁するので、気液分離部にて分離された気相冷媒は圧縮機の中間圧ポート側へ流入されない。これにより、暖房モード以外の運転モード(換言すれば、サイクルの高低圧差が小さくなる運転モード)では、ガスインジェクションサイクルが構成されない。
特開2013−92355号公報
上記従来技術では、気液分離部にて分離された気相冷媒を圧縮機の中間圧ポート側へ導入する気相冷媒通路を、圧力差によって変位する差圧弁によって開閉するので、気相冷媒通路を電磁機構によって開閉する場合と比較して構成を簡素化できるとともに、気相冷媒通路の開閉が電気的な不具合によって不可能になるリスクを低減できる。
しかしながら、本発明者の詳細な検討によると、上記従来技術では、差圧弁が圧力差によって変位するので、圧縮機等で発生する圧力脈動によって差圧弁が変位してしまい、異音や予期せぬ振動が発生することがあることがわかった。
本発明は上記点に鑑み、気液分離部にて分離された気相冷媒を圧縮機の中間圧ポート側へ導入する気相冷媒通路を差圧弁によって開閉する冷凍サイクル装置において、圧力脈動に起因する異音や予期せぬ振動が発生することを抑制することを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の冷凍サイクル装置では、
吸入ポート(11a)から冷媒を吸入して圧縮し、吐出ポート(11c)から吐出する圧縮機(11)と、
吐出ポート(11c)から吐出された冷媒を熱交換させる高圧側熱交換器(12)と、
高圧側熱交換器(12)から流出した冷媒を減圧させる高段側減圧部(13)と、
高段側減圧部(13)にて減圧された冷媒の気液を分離する気液分離部(14)と、
気液分離部(14)にて分離された液相の冷媒を減圧させる低段側減圧部(17)と、
低段側減圧部(17)にて減圧された冷媒を蒸発させる蒸発器(20)と、
気液分離部(14)にて分離された気相の冷媒が流れる気相冷媒通路(15)と、
低段側減圧部(17)にて減圧された冷媒と気相冷媒通路(15)を流れる冷媒との圧力差によって気相冷媒通路(15)を開閉する差圧弁(16)とを備え、
圧縮機(11)は、気相冷媒通路(15)を流れた冷媒を流入させる中間圧ポート(11b)を有し、中間圧ポート(11b)から流入した冷媒を、吸入ポート(11a)から吸入された圧縮過程の冷媒に合流させるようになっており、
さらに、気相冷媒通路(15)における冷媒の圧力脈動を低減する圧力脈動低減部(15b、15c、15d)を備える。
これによると、気相冷媒通路(15)における冷媒の圧力脈動を圧力脈動低減部(15b、15c、15d)によって低減できるので、圧力脈動によって差圧弁(16)が変位して異音や予期せぬ振動が発生することを抑制できる。
なお、この欄および特許請求の範囲で記載した各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
一実施形態におけるヒートポンプサイクルの冷房モード時および直列除湿暖房モード時の冷媒回路を示す全体構成図である。 一実施形態におけるヒートポンプサイクルの並列除湿暖房モード時の冷媒回路を示す全体構成図である。 一実施形態におけるヒートポンプサイクルの暖房モード時の冷媒回路を示す全体構成図である。
以下、実施形態について図に基づいて説明する。本実施形態では、ヒートポンプサイクル10を、エンジン(換言すれば内燃機関)および走行用電動モータから走行用の駆動力を得るハイブリッド車両の車両用空調装置1に適用している。ヒートポンプサイクル10は、蒸気圧縮式の冷凍サイクルである。
ヒートポンプサイクル10は、車両用空調装置1において、空調対象空間である車室内へ送風される空気を冷却あるいは加熱する機能を果たす。従って、本実施形態の空調対象空間は車室内であり、本実施形態の熱交換対象流体は車室内へ送風される空気である。
ヒートポンプサイクル10は、図1に示す冷房モード、図1に示す直列除湿暖房モード、図2に示す並列除湿暖房モード、あるいは図3に示す暖房モードの冷媒回路を切替可能に構成されている。図1〜図3では、それぞれの運転モードにおける冷媒の流れを実線矢印で示している。
冷房モードは、車室内へ送風される空気を冷却して車室内を冷房する冷却運転モードである。直列除湿暖房モードおよび並列除湿暖房モードは、車室内へ送風される空気を除湿した後に加熱して車室内を除湿暖房する除湿暖房運転モードである。暖房モードは、車室内へ送風される空気を加熱して車室内を暖房する加熱運転モードである。
ヒートポンプサイクル10では、冷媒としてHFC系冷媒(具体的には、R134a)を採用しており、高圧側冷媒圧力が冷媒の臨界圧力を超えない蒸気圧縮式の亜臨界冷凍サイクルを構成している。冷媒としてHFO系冷媒(例えば、R1234yf)等を採用してもよい。冷媒には圧縮機11を潤滑するための冷凍機油が混入されており、冷凍機油の一部は冷媒とともにサイクルを循環している。
ヒートポンプサイクル10の圧縮機11は、冷媒を吸入し、圧縮して吐出する。圧縮機11は、車両のボンネット内に配置されている。圧縮機11は、その外殻を形成するハウジングの内部に、低段側圧縮機構と高段側圧縮機構との2つの圧縮機構、および、双方の圧縮機構を回転駆動する電動モータを収容して構成された二段昇圧式の電動圧縮機である。
圧縮機11のハウジングには、ハウジングの外部から低段側圧縮機構へ低圧冷媒を吸入させる吸入ポート11a、ハウジングの外部からハウジングの内部へ中間圧冷媒を流入させて低圧から高圧への圧縮過程の冷媒に合流させる中間圧ポート11b、および、高段側圧縮機構から吐出された高圧冷媒をハウジングの外部へ吐出させる吐出ポート11cが設けられている。
中間圧ポート11bは、低段側圧縮機構の冷媒吐出口側(すなわち、高段側圧縮機構の冷媒吸入口側)に接続されている。低段側圧縮機構および高段側圧縮機構は、スクロール型圧縮機構、ベーン型圧縮機構、ローリングピストン型圧縮機構等の各種形式のものを採用することができる。
圧縮機11の電動モータの回転数は、制御装置40から出力される制御信号によって制御される。電動モータとして、交流モータ、直流モータのいずれの形式を採用してもよい。電動モータの回転数制御によって、圧縮機11の冷媒吐出能力が変更される。従って、電動モータは、圧縮機11の吐出能力変更部である。
本実施形態では、2つの圧縮機構を1つのハウジング内に収容した圧縮機11を採用しているが、圧縮機の形式はこれに限定されない。つまり、中間圧ポート11bから中間圧冷媒を流入させて低圧から高圧への圧縮過程の冷媒に合流させることが可能であれば、ハウジングの内部に、1つの固定容量型の圧縮機構およびこの圧縮機構を回転駆動する電動モータを収容して構成された電動圧縮機であってもよい。
2つの圧縮機を直列に接続して、低段側に配置される低段側圧縮機構の吸入口を吸入ポート11aとし、高段側に配置される高段側圧縮機構の吐出口を吐出ポート11cとし、低段側圧縮機構の吐出口と高段側圧縮機構との吸入口とを接続する接続部に中間圧ポート11bを設け、低段側圧縮機構と高段側圧縮機構との双方によって、1つの二段昇圧式の圧縮機を構成してもよい。
圧縮機11の吐出ポート11cには、室内凝縮器12の冷媒入口側が接続されている。室内凝縮器12は、車両用空調装置1の室内空調ユニット30の空調ケース31内に配置され、圧縮機11の高段側圧縮機構から吐出された高温高圧冷媒を放熱させる放熱器(換言すれば、高圧側熱交換器)として機能し、室内蒸発器23を通過した空気を加熱する空気加熱用熱交換器である。
室内凝縮器12の冷媒出口側には、高段側膨張弁13の入口側が接続されている。高段側膨張弁13は、室内凝縮器12から流出した高圧冷媒を中間圧冷媒となるまで減圧させる高段側減圧部である。高段側膨張弁13は第1減圧部である。
高段側膨張弁13は、絞り開度を変更可能に構成された弁体と、この弁体の絞り開度を変化させるステッピングモータからなる電動アクチュエータとを有して構成される電気式の可変絞り機構である。
高段側膨張弁13は、絞り開度を全開にして冷媒減圧作用を発揮させないようにすることもできる。高段側膨張弁13の作動は、制御装置40から出力される制御信号によって制御される。
高段側膨張弁13の出口側には、気液分離器14の冷媒流入ポート14aが接続されている。気液分離器14は、室内凝縮器12から流出して高段側膨張弁13にて減圧された中間圧冷媒の気液を分離する気液分離部である。気液分離器14は、遠心力の作用によって冷媒の気液を分離する遠心分離方式のものである。
気液分離器14の気相冷媒流出ポート14bには、中間圧冷媒通路15を介して、圧縮機11の中間圧ポート11bが接続されている。この中間圧冷媒通路15には、気相冷媒側開閉弁16が配置されている。中間圧冷媒通路15は、気液分離器14の気相冷媒流出ポート14bから流出した気相冷媒が流れる気相冷媒通路である。
気相冷媒側開閉弁16は、圧力導入通路19の冷媒圧力と中間圧冷媒通路15の冷媒圧力との圧力差によって変位する差圧弁である。
気相冷媒側開閉弁16には、圧力導入通路19を介して、室外熱交換器20入口側の冷媒圧力が導かれる。
具体的には、固定絞り17で冷媒が減圧される場合、圧力導入通路19の冷媒圧力と中間圧冷媒通路15の冷媒圧力との圧力差が大きくなるので、気相冷媒側開閉弁16は中間圧冷媒通路15を開く。
液相冷媒側開閉弁18aが固定絞り迂回通路18を開いて冷媒が固定絞り17を迂回して室外熱交換器20側へ導かれて固定絞り17で冷媒が減圧されない場合、圧力導入通路19の冷媒圧力と中間圧冷媒通路15の冷媒圧力との圧力差が小さくなるので、気相冷媒側開閉弁16は中間圧冷媒通路15を閉じる。
気相冷媒側開閉弁16は、中間圧冷媒通路15を開閉することによって、ヒートポンプサイクル10の冷媒流路を切り替える機能を果たす。従って、気相冷媒側開閉弁16は、サイクルを循環する冷媒の冷媒流路を切り替える冷媒流路切替部を構成している。
中間圧冷媒通路15の中間部分は、ホース15aで構成されている。ホース15aは、柔軟性を有する材料で成形されている。中間圧冷媒通路15の両端部分は、配管で形成されている。配管は、金属等の硬質材料で成形されている。
中間圧冷媒通路15のうちホース15aよりも気相冷媒側開閉弁16側の部位にはマフラ15bが配置されている。マフラ15bは、中間圧冷媒通路15の断面積を拡大させることによって冷媒の圧力脈動を低減する圧力脈動低減部である。マフラ15bは、広い周波数域にわたって冷媒の圧力脈動を低減する。
中間圧冷媒通路15のうちホース15aよりも圧縮機11の中間圧ポート11b側の部位にはレゾネータ15c、15dが接続されている。レゾネータ15c、15dは、中間圧冷媒通路15から分岐された共鳴空間を形成することによって冷媒の圧力脈動を低減する圧力脈動低減部である。レゾネータ15c、15dは、マフラ15bよりも狭い周波数域における冷媒の圧力脈動を低減する。両レゾネータ15c、15dは、互いに異なる容積を有しており、互いに異なる周波数域における冷媒の圧力脈動を低減する。
一方、気液分離器14の液相冷媒流出ポート14cには、固定絞り17の入口側が接続され、固定絞り17の出口側には、室外熱交換器20の冷媒入口側が接続されている。固定絞り17は、気液分離器14にて分離された液相冷媒を低圧冷媒となるまで減圧させる低段側減圧部である。固定絞り17としては、絞り開度が固定されたノズル、オリフィスを採用できる。
ノズル、オリフィス等の固定絞りでは、絞り通路面積が急縮小あるいは急拡大するので、上流側と下流側との圧力差(すなわち出入口間差圧)の変化に伴って、固定絞りを通過する冷媒の流量および固定絞り上流側冷媒の乾き度を自己調整することができる。
具体的には、圧力差が比較的大きい場合には、サイクルを循環させる必要のある必要循環冷媒流量が減少するに伴って、固定絞り上流側冷媒の乾き度が大きくなるようにバランスする。一方、圧力差が比較的小さい場合には、必要循環冷媒流量が増加するに伴って、固定絞り上流側冷媒の乾き度が小さくなるようにバランスする。
気液分離器14の液相冷媒流出ポート14cには、気液分離器14にて分離された液相冷媒を固定絞り17を迂回させて室外熱交換器20側へ導く固定絞り迂回通路18が接続されている。固定絞り迂回通路18には液相冷媒側開閉弁18aが配置されている。液相冷媒側開閉弁18aは、固定絞り迂回通路18を開閉する電磁弁であり、制御装置40から出力される制御信号によって、その開閉作動が制御される。
また、冷媒が液相冷媒側開閉弁18aを通過する際に生じる圧力損失は、固定絞り17を通過する際に生じる圧力損失に対して極めて小さい。従って、室内凝縮器12から流出した冷媒は、液相冷媒側開閉弁18aが開いている場合には固定絞り迂回通路18側を介して室外熱交換器20へ流入し、液相冷媒側開閉弁18aが閉じている場合には固定絞り17を介して室外熱交換器20へ流入する。
これにより、液相冷媒側開閉弁18aは、ヒートポンプサイクル10の冷媒流路を切り替えることができる。従って、本実施形態の液相冷媒側開閉弁18aは、気相冷媒側開閉弁16とともに、サイクルを循環する冷媒の冷媒流路を切り替える冷媒流路切替部を構成している。
このような冷媒流路切替部としては、気液分離器14の液相冷媒流出ポート14c出口側と固定絞り17入口側とを接続する冷媒回路および液相冷媒流出ポート14c出口側と固定絞り迂回通路18入口側とを接続する冷媒回路を切り替える電気式の三方弁等を採用してもよい。
固定絞り17および固定絞り迂回通路18の出口側には、室外熱交換器20の冷媒入口側が接続されている。室外熱交換器20は、ボンネット内に配置されて、内部を流通する冷媒と送風ファン21から送風された外気とを熱交換させるものである。この室外熱交換器20は、少なくとも暖房モード時には、低圧冷媒を蒸発させて吸熱作用を発揮させる蒸発器として機能し、冷房モード時等には、高圧冷媒を放熱させる放熱器として機能する熱交換器である。
室外熱交換器20の冷媒出口側には、第2減圧部としての冷房用膨張弁22の冷媒入口側が接続されている。冷房用膨張弁22は、冷房運転モード時等に室外熱交換器20から流出し、室内蒸発器23へ流入する冷媒を減圧させるものである。この冷房用膨張弁22の基本的構成は、高段側膨張弁13と同様であり、制御装置40から出力される制御信号によって、その作動が制御される。
冷房用膨張弁22の出口側には、室内蒸発器23の冷媒入口側が接続されている。室内蒸発器23は、室内空調ユニット30の空調ケース31内のうち、室内凝縮器12の空気流れ上流側に配置され、冷房運転モードおよび除湿暖房運転モード等にその内部を流通する冷媒を蒸発させて吸熱作用を発揮させることにより車室内へ送風される空気を冷却する蒸発器(換言すれば空気冷却用熱交換器)として機能する熱交換器である。
室内蒸発器23の出口側には、アキュムレータ24の入口側が接続されている。アキュムレータ24は、その内部に流入した冷媒の気液を分離して余剰冷媒を蓄える低圧側気液分離器である。さらに、アキュムレータ24の気相冷媒出口には、圧縮機11の吸入ポート11aが接続されている。従って、室内蒸発器23は、圧縮機11の吸入ポート11a側へ流出させるように接続されている。
さらに、室外熱交換器20の冷媒出口側には、室外熱交換器20から流出した冷媒を冷房用膨張弁22および室内蒸発器23を迂回させてアキュムレータ24の入口側へ導く低圧側迂回通路25が接続されている。この低圧側迂回通路25には、低圧側迂回通路開閉弁26が配置されている。
低圧側迂回通路開閉弁26は、低圧側迂回通路25を開閉する電磁弁であり制御装置40から出力される制御電圧によって、その開閉作動が制御される。また、冷媒が低圧側迂回通路開閉弁26を通過する際に生じる圧力損失は、冷房用膨張弁22を通過する際に生じる圧力損失に対して極めて小さい。
従って、室外熱交換器20から流出した冷媒は、低圧側迂回通路開閉弁26が開いている場合には低圧側迂回通路25を介してアキュムレータ24へ流入する。この際、冷房用膨張弁22の絞り開度を全閉としてもよい。
また、低圧側迂回通路開閉弁26が閉じている場合には冷房用膨張弁22を介して室内蒸発器23へ流入する。これにより、低圧側迂回通路開閉弁26は、ヒートポンプサイクル10の冷媒流路を切り替えることができる。従って、本実施形態の低圧側迂回通路開閉弁26は、サイクルを循環する冷媒の冷媒流路を切り替える冷媒流路切替部を構成している。
室内蒸発器23の出口側かつアキュムレータ24の入口側には定圧弁27が配置されている。定圧弁27は、室内蒸発器23の出口側における冷媒の圧力を所定圧力に維持する定圧調整部である。
高圧側迂回通路28は、室内凝縮器12の出口側から高段側膨張弁13の入口側へ至る範囲の冷媒を、室外熱交換器20の出口側から冷房用膨張弁22の入口側へ至る範囲へ導く冷媒通路である。換言すると、高圧側迂回通路28は、室内凝縮器12から流出した冷媒を、高段側膨張弁13および室外熱交換器20を迂回させて冷房用膨張弁22の入口側へ導く冷媒通路である。
高圧側迂回通路28には、高圧側迂回通路開閉弁28aが配置されている。この高圧側迂回通路開閉弁28aは、高圧側迂回通路28を開閉する電磁弁であり、制御装置40から出力される制御信号により、その作動が制御される。
高圧側迂回通路開閉弁28aは、高圧側迂回通路28を開閉することによって、サイクル構成(換言すれば冷媒流路)を切り替える機能を果たす。従って、高圧側迂回通路開閉弁28aは、サイクルを循環する冷媒の冷媒流路を切り替える冷媒流路切替部を構成している。
室外熱交換器20の出口側には逆止弁29が配置されている。逆止弁29は、室外熱交換器20の出口側から冷房用膨張弁22の入口側への冷媒の流れを許容し、冷房用膨張弁22の入口側から室外熱交換器20の出口側への冷媒の流れを禁止する逆流防止部である。逆止弁29によって、高圧側迂回通路28を流れた冷媒が室外熱交換器20側へ逆流することを防止できる。
次に、室内空調ユニット30について説明する。室内空調ユニット30は、車室内最前部の計器盤の内側に配置されて、室内空調ユニット30の外殻を形成するとともに、その内部に車室内へ送風される空気の空気通路を形成する空調ケース31を有している。そして、この空気通路に送風機32、室内凝縮器12、室内蒸発器23等が収容されている。
空調ケース31の空気流れ最上流側には、内気と外気とを切替導入する内外気切替装置33が配置されている。この内外気切替装置33は、空調ケース31内に内気を導入させる内気導入口および外気を導入させる外気導入口の開口面積を、内外気切替ドアによって連続的に調整して、内気の風量と外気の風量との風量割合を連続的に変化させるものである。
内外気切替装置33の空気流れ下流側には、内外気切替装置33を介して吸入した空気を車室内へ向けて送風する送風機32が配置されている。この送風機32は、遠心多翼ファンを電動モータにて駆動する電動送風機であって、制御装置40から出力される制御電圧によって回転数(換言すれば送風量)が制御される。
送風機32の空気流れ下流側には、室内蒸発器23および室内凝縮器12が、車室内へ送風される空気の流れに対して、室内蒸発器23→室内凝縮器12の順に配置されている。換言すると、室内蒸発器23は、室内凝縮器12に対して、空気流れ上流側に配置されている。
室内蒸発器23と室内凝縮器12との間には、図示しないヒータコアが配置されている。ヒータコアは、エンジン冷却水と室内蒸発器23通過後の空気とを熱交換させることによって、空気を補助的に加熱する補助加熱用熱交換器である。
空調ケース31内には、室内蒸発器23通過後の空気を、ヒータコアおよび室内凝縮器12を迂回して流すバイパス通路35が設けられており、室内蒸発器23の空気流れ下流側であって、かつ、ヒータコアおよび室内凝縮器12の空気流れ上流側には、エアミックスドア34が配置されている。
エアミックスドア34は、室内蒸発器23通過後の空気のうち、ヒータコアおよび室内凝縮器12側を通過する空気の風量とバイパス通路35を通過させる風量との風量割合を調整することによって、室内凝縮器12へ流入する空気の流量(換言すれば風量)を調整する流量調整部であり、室内凝縮器12の熱交換能力を調整する機能を果たす。
室内凝縮器12およびバイパス通路35の空気流れ下流側には、室内凝縮器12にて冷媒と熱交換して加熱された空気とバイパス通路35を通過して加熱されていない空気とが合流する合流空間36が設けられている。
空調ケース31の空気流れ最下流部には、合流空間36にて合流した空気を、冷却対象空間である車室内へ吹き出す開口穴が配置されている。具体的には、この開口穴としては、車両前面窓ガラス内側面に向けて空調風を吹き出すデフロスタ開口穴37a、車室内の乗員の上半身に向けて空調風を吹き出すフェイス開口穴37b、乗員の足元に向けて空調風を吹き出すフット開口穴37cが設けられている。
従って、エアミックスドア34が、室内凝縮器12を通過させる風量とバイパス通路35を通過させる風量との風量割合を調整することによって、合流空間36内の空気の温度が調整される。なお、エアミックスドア34は、制御装置40から出力される制御信号によって作動が制御される図示しないサーボモータによって駆動される。
さらに、デフロスタ開口穴37a、フェイス開口穴37bおよびフット開口穴37cの空気流れ上流側には、それぞれ、デフロスタ開口穴37aの開口面積を調整するデフロスタドア38a、フェイス開口穴37bの開口面積を調整するフェイスドア38b、フット開口穴37cの開口面積を調整するフットドア38cが配置されている。
これらのデフロスタドア38a、フェイスドア38bおよびフットドア38cは、各開口穴37a〜37cを開閉して、吹出口モードを切り替える吹出口モード切替部を構成するものであって、リンク機構等を介して、制御装置40から出力される制御信号によってその作動が制御される図示しないサーボモータによって駆動される。
また、デフロスタ開口穴37a、フェイス開口穴37bおよびフット開口穴37cの空気流れ下流側は、それぞれ空気通路を形成するダクトを介して、車室内に設けられたフェイス吹出口、フット吹出口およびデフロスタ吹出口に接続されている。
なお、吹出口モードとしては、フェイス開口穴37bを全開してフェイス吹出口から車室内乗員の上半身に向けて空気を吹き出すフェイスモード、フェイス開口穴37bとフット開口穴37cの両方を開口して車室内乗員の上半身と足元に向けて空気を吹き出すバイレベルモード、フット開口穴37cを全開するとともにデフロスタ開口穴37aを小開度だけ開口して、フット吹出口から主に空気を吹き出すフットモード等がある。
次に、本実施形態の電気制御部について説明する。制御装置40は、CPU、ROMおよびRAM等を含む周知のマイクロコンピュータとその周辺回路から構成され、そのROM内に記憶された空調制御プログラムに基づいて各種演算、処理を行い、出力側に接続された各種空調制御機器(具体的には、圧縮機11、高段側膨張弁13、液相冷媒側開閉弁18a、送風ファン21、冷房用膨張弁22、低圧側迂回通路開閉弁26、高圧側迂回通路開閉弁28a、送風機32等)の作動を制御する。
制御装置40の入力側には、車室内温度を検出する内気センサ、外気温を検出する外気センサ、車室内の日射量を検出する日射センサ、室内蒸発器23からの吹出空気温度(換言すれば蒸発器温度)を検出する蒸発器温度センサ、圧縮機11から吐出された高圧冷媒圧力を検出する吐出圧センサ、室内凝縮器12から流出した冷媒の温度を検出する凝縮器温度センサ、圧縮機11へ吸入される吸入冷媒圧力を検出する吸入圧センサ等の種々の空調制御用のセンサ群41が接続されている。
制御装置40の入力側には、車室内前部の計器盤付近に配置された図示しない操作パネルが接続され、この操作パネルに設けられた各種空調操作スイッチからの操作信号が入力される。操作パネルに設けられた各種空調操作スイッチとしては、具体的に、車両用空調装置1の作動スイッチ、車室内温度を設定する車室内温度設定スイッチ、冷房運転モード、除湿暖房運転モードおよび暖房運転モードを選択するモード選択スイッチ等が設けられている。
制御装置40は、その出力側に接続された各種空調制御機器の作動を制御する制御部が一体に構成されたものであるが、それぞれの制御対象機器の作動を制御する構成(具体的にはハードウェアおよびソフトウェア)が、それぞれの制御対象機器の作動を制御する制御部を構成している。
例えば、本実施形態では、圧縮機11の電動モータの作動を制御する構成(具体的にはハードウェアおよびソフトウェア)が吐出能力制御部を構成している。例えば、本実施形態では、液相冷媒側開閉弁18a、低圧側迂回通路開閉弁26および高圧側迂回通路開閉弁28aの作動を制御する構成(具体的にはハードウェアおよびソフトウェア)が冷媒回路制御部を構成している。もちろん、吐出能力制御部、冷媒回路制御部等が制御装置40に対して別体の制御装置として構成されていてもよい。
次に、上記構成における本実施形態の車両用空調装置1の作動について説明する。本実施形態の車両用空調装置1では、前述の如く、車室内を冷房する冷房運転モード、車室内を暖房する暖房運転モード、および、車室内を除湿しながら暖房する除湿暖房モードに切り替えることができる。
これらの各運転モードの切り替えは、空調制御プログラムが実行されることによって行われる。この空調制御プログラムは、操作パネルのオートスイッチが投入(換言すればON)された際に実行される。
空調制御プログラムのメインルーチンでは、空調制御用のセンサ群の検出信号および各種空調操作スイッチからの操作信号を読み込む。そして、読み込んだ検出信号および操作信号の値に基づいて、車室内へ吹き出す吹出空気の目標温度である目標吹出温度TAOを、以下数式F1に基づいて算出する。
TAO=Kset×Tset−Kr×Tr−Kam×Tam−Ks×As+C…(F1)
ここで、Tsetは温度設定スイッチによって設定された車室内設定温度、Trは内気センサによって検出された車室内温度(換言すれば内気温)、Tamは外気センサによって検出された外気温、Asは日射センサによって検出された日射量である。Kset、Kr、Kam、Ksは制御ゲインであり、Cは補正用の定数である。
さらに、操作パネルの冷房スイッチが投入された状態で、目標吹出温度TAOが予め定めた冷房基準温度αよりも低くなっている場合には、冷房モードでの運転を実行する。また、操作パネルの冷房スイッチが投入された状態で、目標吹出温度TAOが冷房基準温度α以上になっており、かつ、外気温Tamが予め定めた除湿暖房基準温度βよりも高くなっている場合には、直列除湿暖房モードでの運転を実行する。
また、操作パネルの冷房スイッチが投入された状態で、目標吹出温度TAOが冷房基準温度α以上になっており、かつ、外気温Tamが除湿暖房基準温度β以下になっている場合には、並列除湿暖房モードでの運転を実行する。また、冷房スイッチが投入されていない場合には、暖房モードでの運転を実行する。
この空調制御プログラムにより、冷房モードは、主に夏季のように比較的外気温が高い場合に実行される。直列除湿暖房モードは、主に春季あるいは秋季に実行される。並列除湿暖房モードは、主に早春季あるいは晩秋季のように直列除湿暖房モードよりも高い加熱能力で空気を加熱する必要のある場合に実行される。さらに、暖房モードは、主に冬季の低外気温時に実行することができる。
(a)冷房モード
冷房モードでは、制御装置40が、高段側膨張弁13を全開状態とし、液相冷媒側開閉弁18aを全開状態とし、冷房用膨張弁22を、減圧作用を発揮する絞り状態とし、さらに、低圧側迂回通路開閉弁26を閉弁状態とし、高圧側迂回通路開閉弁28aを閉弁状態とする。
これにより、図1に示すように、冷房モードでは、圧縮機11→室外熱交換器20→冷房用膨張弁22→室内蒸発器23→定圧弁27→アキュムレータ24→圧縮機11の順に冷媒が循環する蒸気圧縮式の冷凍サイクルが構成される。
このサイクル構成で、制御装置40は、室内蒸発器23から吹き出される空気が目標蒸発器温度TEOとなるように、圧縮機11の作動を制御する。目標蒸発器温度TEOは、目標吹出温度TAOの低下に伴って低下するように決定される。目標蒸発器温度TEOは、室内蒸発器23の着霜を抑制可能な範囲で決定される。
また、制御装置40は、冷房用膨張弁22へ流入する冷媒の圧力に基づいて、サイクルのCOPが極大値に近づくように冷房用膨張弁22の作動を制御する。また、制御装置40は、室内凝縮器12側の通風路が全閉となるようにエアミックスドア34を変位させる。
冷房モードの冷凍サイクル装置では、室外熱交換器20を放熱器として機能させ、室内蒸発器23を蒸発器として機能させる。そして、室内蒸発器23にて冷媒が蒸発する際に空気から吸熱した熱を室外熱交換器20にて外気に放熱する。これにより、空気を冷却することができる。
従って、冷房モードでは、室内蒸発器23にて冷却された空気を車室内に吹き出すことによって、車室内の冷房を行うことができる。
(b)直列除湿暖房モード
直列除湿暖房モードでは、制御装置40が、高段側膨張弁13を減圧作用を発揮する絞り状態とし、液相冷媒側開閉弁18aを全開状態とし、冷房用膨張弁22を減圧作用を発揮する絞り状態とし、さらに、低圧側迂回通路開閉弁26を閉弁状態とし、高圧側迂回通路開閉弁28aを閉弁状態とする。
これにより、図1に示すように、直列除湿暖房モードでは、圧縮機11→室内凝縮器12→高段側膨張弁13→室外熱交換器20→冷房用膨張弁22→室内蒸発器23→定圧弁27→アキュムレータ24→圧縮機11の順に冷媒が循環する蒸気圧縮式の冷凍サイクルが構成される。すなわち、室外熱交換器20と室内蒸発器23が冷媒流れに対して直列的に接続される冷凍サイクルが構成される。
このサイクル構成で、制御装置40は、冷房モードと同様に圧縮機11の作動を制御する。また、制御装置40は、高段側膨張弁13へ流入する冷媒の圧力に基づいて、サイクルのCOPが極大値に近づくように高段側膨張弁13および冷房用膨張弁22の作動を制御する。この際、制御装置40は、目標吹出温度TAOの上昇に伴って、高段側膨張弁13の絞り開度を減少させ、冷房用膨張弁22の絞り開度を増加させる。また、制御装置40は、室内凝縮器12側の通風路が全開となるようにエアミックスドア34を変位させる。
直列除湿暖房モードでは、室内凝縮器12を放熱器として機能させ、室内蒸発器23を蒸発器として機能させる。さらに、室外熱交換器20における冷媒の飽和温度が外気よりも高い場合には、室外熱交換器20を放熱器として機能させ、室外熱交換器20における冷媒の飽和温度が外気よりも低い場合には、室外熱交換器20を蒸発器として機能させる。
このため、室外熱交換器20における冷媒の飽和温度が外気よりも高い場合には、目標吹出温度TAOの上昇に伴って室外熱交換器20の冷媒の飽和温度を低下させて、室外熱交換器20における冷媒の放熱量を減少させることができる。これにより、室内凝縮器12における冷媒の放熱量を増加させて加熱能力を向上させることができる。
また、室外熱交換器20における冷媒の飽和温度が外気よりも低い場合には、目標吹出温度TAOの上昇に伴って室外熱交換器20の冷媒の飽和温度を低下させて、室外熱交換器20における冷媒の吸熱量を増加させることができる。これにより、室内凝縮器12における冷媒の放熱量を増加させて加熱能力を向上させることができる。
従って、直列除湿暖房モードでは、室内蒸発器23にて冷却されて除湿された空気を、室内凝縮器12にて再加熱して車室内に吹き出すことによって、車室内の除湿暖房を行うことができる。さらに、高段側膨張弁13および冷房用膨張弁22の絞り開度を調整することによって、室内凝縮器12における空気の加熱能力を調整することができる。
(c)並列除湿暖房モード
並列除湿暖房モードでは、制御装置40が、高段側膨張弁13を減圧作用を発揮する絞り状態とし、液相冷媒側開閉弁18aを全開状態とし、冷房用膨張弁22を減圧作用を発揮する絞り状態とし、さらに、低圧側迂回通路開閉弁26を全開状態とし、高圧側迂回通路開閉弁28aを全開状態とする。
これにより、図2に示すように、並列除湿暖房モードでは、圧縮機11→室内凝縮器12→高段側膨張弁13→室外熱交換器20→アキュムレータ24→圧縮機11の順に冷媒が循環するとともに、圧縮機11→室内凝縮器12→冷房用膨張弁22→室内蒸発器23→定圧弁27→アキュムレータ24→圧縮機11の順に冷媒が循環する蒸気圧縮式の冷凍サイクルが構成される。すなわち、室外熱交換器20と室内蒸発器23が冷媒流れに対して並列的に接続される冷凍サイクルが構成される。
このサイクル構成で、制御装置40は、冷房モードと同様に圧縮機11の作動を制御する。また、制御装置40は、高段側膨張弁13へ流入する冷媒の圧力に基づいて、サイクルのCOPが極大値に近づくように高段側膨張弁13および冷房用膨張弁22の作動を制御する。この際、制御装置40は、目標吹出温度TAOの上昇に伴って、高段側膨張弁13の絞り開度を減少させ、冷房用膨張弁22の絞り開度を増加させる。また、制御装置40は、室内凝縮器12側の通風路が全開となるようにエアミックスドア34を変位させる。
並列除湿暖房モードでは、室内凝縮器12を放熱器として機能させ、室外熱交換器20および室内蒸発器23を蒸発器として機能させる。このため、目標吹出温度TAOの上昇に伴って室外熱交換器20の冷媒の飽和温度を低下させて、室外熱交換器20における冷媒の吸熱量を増加させることができる。これにより、室内凝縮器12における冷媒の放熱量を増加させて加熱能力を向上させることができる。
従って、並列除湿暖房モードでは、室内蒸発器23にて冷却されて除湿された空気を、室内凝縮器12にて再加熱して車室内に吹き出すことによって、車室内の除湿暖房を行うことができる。さらに、室外熱交換器20における冷媒の飽和温度(換言すれば蒸発温度)を、室内蒸発器23における冷媒の飽和温度(換言すれば蒸発温度)よりも低下させることができるので、直列除湿暖房モードよりも空気の加熱能力を増加させることができる。
(d)暖房モード
暖房モードでは、制御装置40が、高段側膨張弁13を減圧作用を発揮する絞り状態とし、液相冷媒側開閉弁18aを閉弁状態とし、冷房用膨張弁22を閉弁状態とし、さらに、低圧側迂回通路開閉弁26を全開状態とし、高圧側迂回通路開閉弁28aを閉弁状態とする。
これにより、図3に示すように、暖房モードでは、圧縮機11の吐出ポート11c→室内凝縮器12→高段側膨張弁13→気液分離器14の液相冷媒出口14c→固定絞り17→室外熱交換器20→圧縮機11の吸入ポート11aの順に冷媒が循環するとともに、気液分離器14の気相冷媒出口14b→圧縮機11の中間圧ポート11bの順に冷媒が循環する、いわゆるガスインジェクションサイクルが構成される。
このサイクル構成で、制御装置40は、室内凝縮器12へ流入する冷媒が目標凝縮器温度TCOとなるように、圧縮機11の作動を制御する。目標凝縮器温度TCOは、目標吹出温度TAOの上昇に伴って上昇するように決定される。さらに、制御装置40は、高段側膨張弁13へ流入する冷媒の圧力に基づいて、サイクルのCOPが極大値に近づくように高段側膨張弁13の作動を制御する。また、制御装置40は、室内凝縮器12側の通風路が全開となるようにエアミックスドア34を変位させる。
暖房モードの冷凍サイクル装置では、室内凝縮器12を放熱器として機能させ、室外熱交換器20を蒸発器として機能させる。そして、室外熱交換器20にて冷媒が蒸発する際に外気から吸熱した熱を室内凝縮器12にて空気に放熱する。これにより、空気を加熱することができる。
従って、暖房モードでは、室内凝縮器12にて加熱された空気を車室内に吹き出すことによって、車室内の暖房を行うことができる。
本実施形態の車両用空調装置1では、上記の如く、ヒートポンプサイクル10の冷媒流路を切り替えることによって、種々のサイクル構成を実現して、車室内の適切な冷房、暖房および除湿暖房を実現できる。
さらに、本実施形態のようにハイブリッド車両に適用される車両用空調装置1では、エンジン廃熱が暖房用熱源として不充分となることがある。従って、本実施形態のヒートポンプサイクル10のように、暖房運転モード時に暖房負荷によらず高いCOPを発揮できることは、極めて有効である。
本実施形態では、気相冷媒側開閉弁16として、圧力差によって変位する差圧弁を採用しているので、気相冷媒側開閉弁16を変位させるための電磁機構等を設ける必要がなく、液相冷媒側開閉弁18aの作動を制御することによって、容易に気相冷媒側開閉弁16を変位させて中間圧冷媒通路15を開閉することができる。
より詳細には、液相冷媒側開閉弁18aが固定絞り迂回通路18を開いた際には、室内凝縮器12および室外熱交換器20のうち少なくとも一方を、冷媒を放熱させる放熱器として機能させるとともに、室内蒸発器23を冷媒を蒸発させる蒸発器として機能させるサイクル構成に切り替えることができる。
一方、液相冷媒側開閉弁18aが固定絞り迂回通路18を閉じた際には、室内凝縮器12を冷媒を放熱させる放熱器として機能させるとともに、室外熱交換器20を冷媒を蒸発させる蒸発器として機能させるガスインジェクションサイクルとしてのサイクル構成に切替可能に構成されたヒートポンプサイクルを容易に構成できる。
中間圧冷媒通路15には、マフラ15bおよびレゾネータ15c、15dが設けられているので、圧縮機11で発生した冷媒の圧力脈動が中間圧ポート11bを介して中間圧冷媒通路15に伝播されても、中間圧冷媒通路15の冷媒の圧力脈動を低減することができる。そのため、冷媒の圧力脈動によって気相冷媒側開閉弁16が動いて異音や予期せぬ振動が発生することを抑制できる。
広い周波数域にわたって冷媒の圧力脈動を低減するマフラ15bが、中間圧冷媒通路15のうちホース15aよりも気相冷媒側開閉弁16側の部位に配置されているので、圧縮機11で発生した冷媒の圧力脈動がホース15aの弾性変形によって増幅されても冷媒の圧力脈動を良好に低減できる。
狭い周波数域における冷媒の圧力脈動を低減するレゾネータ15c、15dが中間圧冷媒通路15のうちホース15aよりも圧縮機11の中間圧ポート11b側の部位に接続されているので、圧縮機11で発生した冷媒の圧力脈動の形態がホース15aの弾性変形によって変化する前にレゾネータ15c、15dで特定の周波数域における冷媒の圧力脈動を良好に低減できる。
本実施形態では、マフラ15bおよびレゾネータ15c、15dは、気相冷媒通路15における冷媒の圧力脈動を低減するので、圧力脈動によって気相冷媒側開閉弁16が変位して異音や予期せぬ振動が発生することを抑制できる。
本実施形態では、マフラ15bは、気相冷媒通路15のうちホース15aと気相冷媒側開閉弁16との間に配置されている。
これによると、気相冷媒通路15の一部が、柔軟性を有するホース15aで形成されているので、圧縮機11で発生した圧力脈動がホース15aで増幅される可能性があるが、ホース15aで増幅された圧力脈動をマフラ15bで低減させることができるので、圧縮機11から気相冷媒側開閉弁16へ伝播する圧力脈動を効果的に低減できる。
本実施形態では、レゾネータ15c、15dは、気相冷媒通路15のうちホース15aと中間圧ポート11bとの間に接続されている。
これによると、気相冷媒通路15の一部が、柔軟性を有するホース15aで形成されているので、圧縮機11で発生した圧力脈動の形態がホース15aで変化する可能性があるが、圧縮機11で発生した圧力脈動の形態がホース15aで変化する前にレゾネータ15c、15dで圧力脈動を低減させることができるので、圧縮機11から気相冷媒側開閉弁16へ伝播する圧力脈動を効果的に低減できる。
(他の実施形態)
上述の実施形態を、以下のように種々変形可能である。
(1)上述の実施形態では、ヒートポンプサイクル10をハイブリッド車両の車両用空調装置1に適用した例を説明したが、ヒートポンプサイクル10は、例えば、本実施形態では、ヒートポンプサイクル10を、車両走行用電動モータから車両走行用の駆動力を得る電気自動車の車両用空調装置1に適用してもよい。ヒートポンプサイクル10を据置型空調装置等に適用してもよい。
(2)上述の実施形態において、気液分離器14、気相冷媒側開閉弁16、固定絞り17、固定絞り迂回通路18、液相冷媒側開閉弁18aおよび圧力導入通路19を一体的に構成した統合弁を採用してもよい。
この統合弁は、ヒートポンプサイクル10をガスインジェクションサイクルとして機能させるために必要な構成機器の一部を一体的に構成したものであり、さらに、サイクルを循環する冷媒の冷媒回路を切り替える冷媒回路切替部としての機能を果たすものである。
(3)上述の実施形態では、空調制御プログラムを実行することによって、各運転モードを切り替えた例を説明したが、各運転モードの切り替えはこれに限定されない。例えば、目標吹出温度TAOおよび外気温Tamに基づいて、予め制御装置に記憶された制御マップを参照して、各運転モードを切り替えてもよい。
また、操作パネルに各運転モードを設定する運転モード設定スイッチを設け、当該運転モード設定スイッチの操作信号に応じて、冷房モード、直列除湿暖房モード、並列除湿暖房モードおよび暖房モードを切り替えるようにしてもよい。
(4)上述の実施形態では、マフラ15bおよびレゾネータ15c、15dによって冷媒の圧力脈動を低減するが、マフラ15bおよびレゾネータ15c、15dの代わりにチェックバルブを用いて冷媒の圧力脈動を低減してもよい。
また、ホース15aに圧力脈動低減機能を持たせてもよい。例えば、ホース15aとして、インナーチューブなどの機構を持つ脈動吸収ホースを用いてもよい。
11 圧縮機
11a 吸入ポート
11b 中間圧ポート
11c 吐出ポート
12 室内凝縮器(高圧側熱交換器)
13 高段側膨張弁(高段側減圧部)
14 気液分離器(気液分離部)
15 気相冷媒通路
15a マフラ(圧力脈動低減部)
15b レゾネータ(圧力脈動低減部)
15c レゾネータ(圧力脈動低減部)
16 気相冷媒側開閉弁(差圧弁)
17 固定絞り(低段側減圧部)
20 室外熱交換器(蒸発器)

Claims (4)

  1. 吸入ポート(11a)から冷媒を吸入して圧縮し、吐出ポート(11c)から吐出する圧縮機(11)と、
    前記吐出ポートから吐出された前記冷媒を熱交換させる高圧側熱交換器(12)と、
    前記高圧側熱交換器から流出した前記冷媒を減圧させる高段側減圧部(13)と、
    前記高段側減圧部にて減圧された前記冷媒の気液を分離する気液分離部(14)と、
    前記気液分離部にて分離された液相の前記冷媒を減圧させる低段側減圧部(17)と、
    前記低段側減圧部にて減圧された前記冷媒を蒸発させる蒸発器(20)と、
    前記気液分離部にて分離された気相の前記冷媒が流れる気相冷媒通路(15)と、
    前記低段側減圧部にて減圧された前記冷媒と前記気相冷媒通路を流れる前記冷媒との圧力差によって前記気相冷媒通路を開閉する差圧弁(16)とを備え、
    前記圧縮機は、前記気相冷媒通路を流れた前記冷媒を流入させる中間圧ポート(11b)を有し、前記中間圧ポートから流入した前記冷媒を、前記吸入ポートから吸入された圧縮過程の冷媒に合流させるようになっており、
    さらに、前記気相冷媒通路における前記冷媒の圧力脈動を低減する圧力脈動低減部(15b、15c、15d)を備える冷凍サイクル装置。
  2. 柔軟性を有する材料で成形され、前記気相冷媒通路の一部を形成するホース(15a)を備え、
    前記圧力脈動低減部は、前記気相冷媒通路の断面積を拡大させるマフラ(15b)であり、前記気相冷媒通路のうち前記ホースと前記差圧弁との間に配置されている請求項1に記載の冷凍サイクル装置。
  3. 前記圧力脈動低減部は、共鳴空間を形成するレゾネータ(15c、15d)であり、前記気相冷媒通路のうち前記ホースと前記中間圧ポートとの間に接続されている請求項2に記載の冷凍サイクル装置。
  4. 柔軟性を有する材料で成形され、前記気相冷媒通路の一部を形成するホース(15a)を備え、
    前記圧力脈動低減部は、共鳴空間を形成するレゾネータ(15c、15d)であり、前記気相冷媒通路のうち前記ホースと前記中間圧ポートとの間に接続されている請求項1に記載の冷凍サイクル装置。
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