JP2018076033A - トレーラ用補助脚 - Google Patents

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Abstract

【課題】効率良く伸縮できるようにする。【解決手段】外筒20及び内筒30はともにほぼ鉛直に延び、外筒20はトレーラに結合され、内筒30は外筒20に対して移動可能である。昇降用エアシリンダ40の作動によって、内筒30が上昇した縮小状態と、内筒30が下降してトレーラ用補助脚が接地した状態でトレーラがほぼ水平状態に維持される伸長状態との間を変相可能である。第1・第2分割ロックピン60a・60bが前進位置に位置して伸縮不可能なアンロック状態と、第1・第2分割ロックピン60a・60bが後退位置に位置して伸縮可能なロック状態との間をロックピン用エアシリンダの作動によって切り替えられる。【選択図】 図1B

Description

本発明は、トラクタによって牽引されるトレーラに設けられるトレーラ用補助脚に関するものである。
トレーラ(被牽引車両)は、トラクタ(牽引車両)に対して着脱可能に連結される。そして、トレーラがトラクタに連結された状態でトラクタによって牽引されることによって、トレーラに積載された貨物が搬送される。
貨物の搬送の前後では、トレーラがトラクタから切り離されることがある。その際、トレーラ用補助脚が使用されることによって、トレーラの姿勢がほぼ水平に維持される。
トレーラ用補助脚は伸縮可能であり、縮小状態(格納状態)と伸長状態(使用状態)との間を変相可能である、
すなわち、トレーラがトラクタに連結されている状態では、基本的には、トレーラ用補助脚は縮小状態とされる。
一方、トレーラがトラクタから切り離されることに対応して(すなわち、切り離された状態、並びに、切り離し作業の直前及び連結作業の直後には)トレーラ用補助脚が伸長状態とされ、そのトレーラ用補助脚が接地した状態で、トレーラがほぼ水平状態に維持される。
トレーラ用補助脚として、従来においては、手動式及び電動式のものがある。しかしながら、それらは、いずれもボールねじを利用して伸縮(昇降)させるものである。
このため、いずれにおいても、伸縮(昇降)させるのにかなりの時間がかかり、トラクタに対するトレーラの着脱作業の能率を図る上でネックとなっていた。
なお、従来技術を示す特許文献として、下記に記載のものがある。
特開2000−289477号公報
本発明は、効率良く伸縮(昇降)させることができるトレーラ用補助脚を提供することを課題とする。
上記の課題を解決するために、請求項1に係る発明は、トラクタによって牽引されるトレーラに設けられ、当該トレーラが前記トラクタから切り離されることに対応して使用されるトレーラ用補助脚であって、外筒と、内筒と、昇降用エアシリンダとを有し、前記外筒及び前記内筒はともにほぼ鉛直に延び、そのうちの一方が上筒であり他方が下筒であって、前記上筒が前記トレーラに結合され、前記内筒は、前記外筒に対して自身の横断面が当該外筒の横断面の内部に収容され得る関係にあり、前記外筒に対して相対的に自身の長さ方向に沿って移動可能であり、前記昇降用エアシリンダは、その基端部が前記上筒に結合され、そのピストンロッドの先端部が前記下筒に結合されており、前記昇降用エアシリンダの作動によって、前記下筒が上昇した縮小状態と、前記下筒が下降して当該トレーラ用補助脚が接地した状態で前記トレーラがほぼ水平状態に維持される伸長状態との間を変相可能である、トレーラ用補助脚である。
この発明のトレーラ用補助脚では、次の作用効果が得られる。
このトレーラ用補助脚では、下筒が上昇した縮小状態と、下筒が下降した伸長状態との間を変相可能である。
そして、このトレーラ用補助脚では、上述した縮小状態と伸長状態との間の変相がエアシリンダ(昇降用エアシリンダ)の作動によるものである。
このため、その伸縮を迅速に行うことが可能であり、トラクタに対するトレーラの着脱作業を能率的に行うことが可能である。
請求項2に係る発明は、請求項1に係る発明のトレーラ用補助脚であって、前記昇降用エアシリンダは、前記上筒に対する相対的な高さ位置が調整可能に当該上筒に対して結合されている、トレーラ用補助脚である。
この発明のトレーラ用補助脚では、請求項1に係る発明のトレーラ用補助脚の作用効果に加えて、次の作用効果が得られる。
このトレーラ用補助脚では、上筒に対する昇降用エアシリンダの相対的な高さ位置が調整可能であるため、上筒に対する下筒の相対的な高さ位置が調整可能となり得て、このトレーラ用補助脚全体の長さを調整することも可能となり得る。
請求項3に係る発明は、請求項1又は請求項2に係る発明のトレーラ用補助脚であって、前記昇降用エアシリンダは、前記内筒に対してその横断面が前記内筒の横断面の内部に収容され得る関係にあり、前記昇降用エアシリンダの前記ピストンロッドの先端部は、前記下筒の下端部に対してフローティングジョイントを介して連結されている、トレーラ用補助脚である。
この発明のトレーラ用補助脚では、請求項1又は請求項2に係る発明のトレーラ用補助脚の作用効果に加えて、次の作用効果が得られる。
昇降用エアシリンダが内筒に対してその横断面が内筒の横断面の内部に収容され得る関係にあるため、昇降用エアシリンダが内筒の(さらには外筒の)外側に位置する構成よりもコンパクト化が図られる。
そして、昇降用エアシリンダのピストンロッドの先端部が下筒の下端部に対してフロートジョイントを介して連結されているため、仮にピストンロッドが下筒との平行状態から外れた場合でも、フローティングジョイントによって、下筒に対して、その長さ方向とは異なる方向に荷重が加わることが防止される。
請求項4に係る発明は、請求項1〜請求項3のいずれかに係る発明のトレーラ用補助脚であって、前記昇降用エアシリンダは、当該トレーラ用補助脚が前記縮小状態にある際に前記下筒を上昇方向に付勢するものである、トレーラ用補助脚である。
この発明のトレーラ用補助脚では、請求項1〜請求項3のいずれかに係る発明のトレーラ用補助脚の作用効果に加えて、次の作用効果が得られる。
このトレーラ用補助脚が縮小状態にある際に、昇降用エアシリンダによって下筒は上昇方向に付勢される。このため、このトレーラ用補助脚が縮小状態とされた際において(特に、その状態でトレーラがトラクタとともに走行している際において)、重力に基づいて下筒が下降して伸長状態になる、ということが防止される。こうして安全走行が確保される。
請求項5に係る発明は、請求項1〜請求項4のいずれかに記載のトレーラ用補助脚であって、さらに、前記外筒及び前記内筒の長さ方向とは交わる方向に前進位置と後退位置との間を移動可能なロックピンと、前記ロックピンを駆動するロックピン用エアシリンダと、前記外筒の一の高さ位置に設けられ前記ロックピンが嵌合し得る外筒嵌合孔と、前記内筒のうち前記縮小状態に対応する高さ位置と前記伸長状態に対応する高さ位置の各々に設けられ、前記後退位置に位置する前記ロックピンが嵌合せず、前記外筒嵌合孔に嵌合し前記前進位置に位置する前記ロックピンが嵌合する内筒縮小対応嵌合孔及び内筒伸長対応嵌合孔とを有する、トレーラ用補助脚である。
この発明のトレーラ用補助脚では、請求項1〜請求項4のいずれかに係る発明のトレーラ用補助脚の作用効果に加えて、次の作用効果が得られる。
このトレーラ用補助脚では、ロックピンが外筒及び内筒の長さ方向とは交わる方向に前進位置と後退位置との間を移動可能であり、このトレーラ用補助脚が縮小状態/伸長状態にある際においては、ロックピンが前進位置に位置することによって、そのロックピンが外筒嵌合孔及び内筒縮小嵌合孔/内筒伸長嵌合孔の双方に嵌合して、外筒と内筒との相対的な移動が阻止されたロック状態となる。また、同じくロックピンが後退位置に位置することによって、そのロックピンが外筒嵌合孔及び内筒縮小嵌合孔/内筒伸長嵌合孔の双方に嵌合する、ということがなく、外筒と内筒との相対的な移動が許容されたアンロック状態となる。
このように、このトレーラ用補助脚では、ロックピンが前進位置と後退位置との間を移動することによって、ロック状態とアンロック状態との間の切り替えが行われる。
そして、このトレーラ用補助脚では、上述したロック状態とアンロック状態との間の変相がエアシリンダ(ロックピン用シリンダ)の作動によるものである。
このため、その切り替えを迅速に行うことが可能であり、トラクタに対するトレーラの着脱作業を能率的に行うことが可能である。
請求項6に係る発明は、請求項5に係る発明のトレーラ用補助脚であって、前記ロックピンとして、前記外筒を挟んで配置された一対の第1分割ロックピン及び第2分割ロックピンを有し、前記外筒嵌合孔として、前記第1分割ロックピン及び前記第2分割ロックピンに各々対応して第1外筒嵌合孔及び第2外筒嵌合孔を有し、前記内筒縮小対応嵌合孔/前記内筒伸長対応嵌合孔として、前記第1分割ロックピン及び前記第2分割ロックピンに各々対応して第1内筒縮小対応嵌合孔及び第2内筒縮小対応嵌合孔/第1内筒伸長対応嵌合孔及び第2内筒伸長対応嵌合孔を有し、前記外筒を挟んで前記第1分割ロックピンの側に位置する第1支持材と、前記第2分割ロックピンの側に位置する第2支持材とが連結材によって連結され、前記ロックピン用エアシリンダのピストンロッドは前記第1支持材に固定され、前記第1分割ロックピンは前記ロックピン用エアシリンダによって直接的に駆動され、前記第2分割ロックピンは前記第2支持材に固定されている、トレーラ用補助脚。
この発明のトレーラ用補助脚では、請求項5に係る発明のトレーラ用補助脚の作用効果に加えて、次の作用効果が得られる。
ロックピン用エアシリンダのピストンロッドが突出方向に移動することに伴って、第1支持材が外筒から離隔する方向に移動するとともに、第1分割ロックピンが前進位置に向かって移動する。また、同じく第1支持材が外筒から離隔する方向に移動することに伴って、連結材を介して第2支持材は外筒に接近する方向に移動し、第2分割ロックピンが前進位置に向かって移動する。
第1分割ロックピン及び第2分割ロックピンが前進位置に位置することによって、第1分割ロックピンが第1外筒嵌合孔及び第1内筒縮小嵌合孔/第1内筒伸長嵌合孔の双方に嵌合するとともに、第2分割ロックピンが第2外筒嵌合孔及び第2内筒縮小嵌合孔/第2内筒伸長嵌合孔の双方に嵌合する。こうして、外筒と内筒との相対的な移動が阻止されたロック状態となる。
ロックピン用エアシリンダのピストンロッドが没入方向に移動することに伴って、第1支持材が外筒に接近する方向に移動するとともに、第1分割ロックピンが後退位置に向かって移動する。また、同じく第1支持材が外筒に接近する方向に移動することに伴って、連結材を介して第2支持材は外筒から離隔する方向に移動し、第2分割ロックピンが後退位置に向かって移動する。
第1分割ロックピン及び第2分割ロックピンが後退位置に位置することによって、第1分割ロックピンが第1内筒縮小嵌合孔/第1内筒伸長嵌合孔に嵌合せず、第2分割ロックピンが第2内筒縮小嵌合孔/第2内筒伸長嵌合孔に嵌合しない。こうして、外筒と内筒との相対的な移動が阻止されたロック状態となる。
以上のように、このトレーラ用補助脚では、外筒を挟んで配置された一対の第1分割ロックピン及び第2分割ロックピンが前進位置に位置して、第1分割ロックピンが第1外筒嵌合孔及び第1内筒縮小嵌合孔/第1内筒伸長嵌合孔の双方に嵌合するとともに、第2分割ロックピンが第2外筒嵌合孔及び第2内筒縮小嵌合孔/第2内筒伸長嵌合孔の双方に嵌合することによってロック状態とされる。このため、安定的なロック状態が得られる。
また、このトレーラ用補助脚では、一のロックピン用エアシリンダの作動に基づいて、第1分割ロックピン及び第2分割ロックピンが前進位置と後退位置との間を移動して、ロック状態とアンロック状態との間の切り替えが行われるため、効率的である。
請求項7に係る発明は、請求項6に係る発明のトレーラ用補助脚であって、前記第1分割ロックピンと前記ロックピン用エアシリンダのピストンロッドとは第1フローティングジョイントを介して連結されており、前記第2分割ロックピンと前記第2支持材とは第2フローティングジョイントを介して連結されている、トレーラ用補助脚である。
この発明のトレーラ用補助脚では、請求項6に係る発明のトレーラ用補助脚の作用効果に加えて、次の作用効果が得られる。
第1分割ロックピンとロックピン用エアシリンダのピストンロッドとは第1フロートジョイントを介して連結されているため、ピストンロッドの移動が所定の方向(第1分割ロックピンの移動方向)から外れた場合でも、第1分割ロックピンは円滑に第1外筒嵌合孔及び第1内筒縮小対応嵌合孔/第1内筒伸長対応嵌合孔を通って移動する。
また、第2分割ロックピンと第2支持材とは第2フロートジョイントを介して連結されているため、仮に第2支持材の移動が所定の方向(第2分割ロックピンの移動方向)から外れた場合でも、第2分割ロックピンは円滑に第2外筒嵌合孔及び第2内筒縮小対応嵌合孔/第2内筒伸長対応嵌合孔を通って移動する。
こうして、ロック状態とアンロック状態との間の切り替えが円滑に行われる。
請求項8に係る発明は、請求項5〜請求項7のいずれかに係る発明のトレーラ用補助脚であって、前記ロックピン用エアシリンダは、前記ロックピンが前記前進位置に位置し前記内筒縮小対応嵌合孔又は前記内筒伸長対応嵌合孔に嵌合した状態にある際に当該ロックピンを前記後退位置から前記前進位置に向かう方向に付勢するものである、トレーラ用補助脚である。
この発明のトレーラ用補助脚では、請求項5〜請求項7のいずれかに係る発明のトレーラ用補助脚の作用効果に加えて、次の作用効果が得られる。
このトレーラ用補助脚が縮小状態又は伸長状態にあってロック状態にある(ロックピンは前進位置に位置する)際に、ロックピン用エアシリンダによってロックピンは後退位置から前進位置に向かう方向に付勢され、より確実にロック状態に維持される。
このため、このトレーラ用補助脚が縮小状態にある際において、重力に基づいて下筒が下降して伸長状態になる、ということが防止される。こうして安全走行がより確実に確保される。
また、トレーラがトラクタから分離されているとともに、このトレーラ用補助脚が伸長状態にある際において、トレーラの荷重に基づいて外筒が下降して縮小状態になる、ということも防止される。こうして、トレーラは、より確実にほぼ水平状態に維持される。
本発明の一実施例のトレーラ用補助脚を示す正面縦断面図である。縮小状態を示す。 本発明の一実施例のトレーラ用補助脚を示す側面縦断面図である。縮小状態を示す。 本発明の一実施例のトレーラ用補助脚を示す正面縦断面図である。伸長状態を示す。 本発明の一実施例のトレーラ用補助脚を示す側面縦断面図である。伸長状態を示す。 本発明の一実施例のトレーラ用補助脚を示す横断面図である。(a)はロック状態を示し、(b)はアンロック状態を示す。 本発明の一実施例のトレーラ用補助脚のエア回路を示す模式図である。 本発明の一実施例のトレーラ用補助脚の使用状態を示す図である。(a)はトレーラがトラクタに連結された状態を示し(実線で縮小状態を示し、2点鎖線で伸長状態を示す)、(b)はトレーラがトラクタから分離されようとする状態を示す。
次に、本発明の一実施例について、図面に基づいて説明する。
図5に示すように、このトレーラ用補助脚10は、トレーラT1の前側の部分(トラクタT2と干渉しない位置)において、トレーラT1の左右の両側に一対状に設けられる。
図1A〜図3に示すように、このトレーラ用補助脚10は、外筒20,内筒30,昇降用エアシリンダ40,ロックピン(第1分割ロックピン60a,第2分割ロックピン60b),ロックピン用エアシリンダ70等を有している。外筒20が上筒に該当し、内筒30が下筒に該当する。
図4に示すように、昇降用エアシリンダ40(図1A〜図2B),ロックピン用エアシリンダ70(図1B及び図2B)の駆動のために、エア源90及びエア回路が設けられており、これらはトレーラT1(図5)に対して設けられている。
そして、このトレーラ用補助脚10は、昇降用エアシリンダ40の作動に基づいて伸縮するとともに、ロックピン用エアシリンダ70の作動に基づいてロック状態又はアンロック状態とされる。
なお、このトレーラ用補助脚10には制御装置が伴っており、作業員の操作の下に、昇降用エアシリンダ40及びロックピン用エアシリンダ70について制御される。
図1A〜図2Bに示すように、外筒20(そのうちの上部)にはアタッチメント22が設けられている。外筒20は、アタッチメント22においてトレーラT1(図5)に固定される。こうして、図5に示すように、このトレーラ用補助脚10がトレーラT1に対して固定される。
図1A〜図3に示すように、外筒20及び内筒30は、ともに鉛直なほぼ四角筒状をしている。内筒30の横断面は外筒20の横断面よりも若干小さく、内筒30の横断面は、外筒20の横断面の内部に収容され得る関係にある。
こうして、内筒30は外筒20に対して相対的に自身の長さ方向に沿って移動可能であり、内筒30は昇降用エアシリンダ40の作動に基づいて昇降する。
図1A〜図2Bに示すように、内筒30は、底部32を有している。底部32には、サンドシュー34が設けられている。
図1A〜図3に示すように、昇降用エアシリンダ40は、外筒20の内部に収容されているとともに、その横断面は内筒30の横断面の内部に収容され得る関係にある。
図1A〜図2Bに示すように、昇降用エアシリンダ40は、ピストン44及びピストンロッド45を有しているとともに、その両端部にはエア入出部42a,42bを有している。
昇降用エアシリンダ40の基端部は外筒20に結合され、ピストンロッド45の先端部は内筒30に結合されている。
図1A〜図2Bに示すように、昇降用エアシリンダ40の基端部は、シリンダブラケット50,レベリングねじ51,ナット52,高さ調整用ブロック53を介して、次のように外筒20に結合されている。
昇降用エアシリンダ40の基端部にはシリンダブラケット50が連結されている。シリンダブラケット50の上部には、レベリングねじ51が固定されている。一方、外筒20(その内面における上部)には高さ調整用ブロック53が固定されており、高さ調整用ブロック53にはねじ孔54が形成されている。レベリングねじ51はねじ孔54に螺合されており、レベリングねじ51にはナット52が螺合されている。
こうして、ナット52が適宜回転されることによって、ナット52(高さ調整用ブロック53)に対するレベリングねじ51(シリンダブラケット50)の高さが調整され、昇降用エアシリンダ40の外筒20に対する相対的な高さ位置が調整可能とされている。
このトレーラ用補助脚10は、次のように、昇降用エアシリンダ40の作動に基づいて、縮小状態(格納状態)(図1A,図1B)と伸長状態(使用状態)(図2A,図2B)との間を変相(伸縮)可能である。
図1A〜図2Bに示すように、昇降用エアシリンダ40においては、各エア入出部42a,42bにおけるエアの流入・流出によって、ピストン44が移動(昇降)し、ピストンロッド45が没入位置(図1A,図1B)と突出位置(図2A,図2B)との間を出没(昇降)する。
すなわち、図4に示すように、切替弁94が上方付勢位置94aに位置する状態で、エア源90から供給されるエアがエア入出部42bを通って昇降用エアシリンダ40のうちのピストン44より下の空間に流入するとともに、エア入出部42aを通って昇降用エアシリンダ40のうちのピストン44より上の空間からエアが流出する。これによって、ピストン44が上昇し、ピストンロッド45が上昇(没入位置に向けて変位)する(図2A→図1A参照)。
一方、切替弁94が下方付勢位置94bに位置する状態で、エア源90から供給されるエアがエア入出部42aを通って昇降用エアシリンダ40のうちのピストン44より上の空間に流入するとともに、エア入出部42bを通って昇降用エアシリンダ40のうちのピストン44より下の空間からエアが流出する。これによって、ピストン44が下降し、ピストンロッド45が下降(突出位置に向けて変位)する(図1A→図2A参照)。
図1A及び図1Bに示すように、ピストンロッド45が没入位置に位置する状態で、内筒30は外筒20に対してほぼ嵌合した状態となり、トレーラ用補助脚10は縮小状態(格納状態)となる(図5(a)の実線も参照)。
一方、図2A及び図2Bに示すように、ピストンロッド45が突出位置に位置する状態で、内筒30は、その先端部(下端部)の側の大半部分が外筒20から露出した状態となり、トレーラ用補助脚10は伸長状態(使用状態)となる(図5(a)の2点鎖線及び図5(b)も参照)。
図5(b)に示すように、伸長状態のトレーラ用補助脚10(サンドシュー34)が接地した状態で、トレーラT1がほぼ水平状態に維持される。そのような寸法関係にされている。
図1A〜図2Bに示すように、ピストンロッド45の先端部は、内筒30の底部32に対して、フローティングジョイント46を介して結合されている(フローティングジョイント46は周知の構造のものである)。
こうして、仮にピストンロッド45が鉛直状態から外れた場合でも、フローティングジョイント46によって、内筒30に対して水平方向に荷重が加わることが防止される。
また、図1A及び図1Bに示すように、昇降用エアシリンダ40のピストンロッド45が没入位置に位置してトレーラ用補助脚10が縮小状態にある際において、昇降用エアシリンダ40は、ピストンロッド45が突出位置から没入位置に向かう方向にエア圧が加わるようにされている。すなわち、図4に示すように、切替弁94は上方付勢位置94aに維持され、エア圧は、昇降用エアシリンダ40のうちのピストン44よりも下の空間に加えられる。
こうして、内筒30は上昇方向に付勢され、トレーラ用補助脚10は伸長状態から縮小状態に向かう方向に付勢されている。
図1B,図2B,図3に示すように、ロックピン(第1分割ロックピン60a,第2分割ロックピン60b)は、外筒20の下端部近傍において、外筒20を挟んで一対状に配設されている。
ロックピン(第1分割ロックピン60a,第2分割ロックピン60b)は、ロックピン用エアシリンダ70によって、次のように、外筒20及び内筒30の長さ方向とは垂直方向に、前進位置(図3(a))と後退位置(図3(b))との間を移動可能である。それによって、このトレーラ用補助脚10は、ロック状態とアンロック状態との間を切り替えられる。
図1B,図2B,図3に示すように、ロックピン(第1分割ロックピン60a,第2分割ロックピン60b)に対応して、外筒20の下端部近傍には、外筒嵌合孔(第1外筒嵌合孔26a,第2外筒嵌合孔26b)が設けられている。
正確にいうと、外筒20に形成された各孔部(符号省略)に円筒状の部材(符号省略)が各々嵌合されて、第1外筒嵌合孔26a,第2外筒嵌合孔26bが形成されている。
また、同じく図1B,図2B,図3に示すように、ロックピン(第1分割ロックピン60a,第2分割ロックピン60b)に対応して、内筒30には、内筒縮小対応嵌合孔(第1内筒縮小対応嵌合孔36Aa,第2内筒縮小対応嵌合孔36Ab),内筒伸長対応嵌合孔(第1内筒伸長対応嵌合孔36Ba,第2内筒伸長対応嵌合孔36Bb)が設けられている。
図1B及び図2Bに示すように、内筒縮小対応嵌合孔(第1内筒縮小対応嵌合孔36Aa,第2内筒縮小対応嵌合孔36Ab)は、内筒30の下端部近傍であってトレーラ用補助脚10の縮小状態に対応する高さ位置に設けられている。
図1B,図2B,図3に示すように、内筒伸長対応嵌合孔(第1内筒伸長対応嵌合孔36Ba,第2内筒伸長対応嵌合孔36Bb)は、内筒30の上端部近傍であってトレーラ用補助脚10の伸長状態に対応する高さ位置に設けられている。
正確にいうと、内筒30に形成された各孔部(符号省略)に円筒状の部分を有する部材/円筒状の部材(いずれも符号省略)が各々嵌合されて、第1内筒縮小対応嵌合孔36Aa,第2内筒縮小対応嵌合孔36Ab,第1内筒伸長対応嵌合孔36Ba,第2内筒伸長対応嵌合孔36Bbが形成されている。
図3に示すように、外筒20を挟んで、第1支持材62a,第2支持材62bが配設されている。第1支持材62aは第1分割ロックピン60aの側に位置し、第2支持材62bは第2分割ロックピン60bの側に位置する。
第1支持材62aと第2支持材62bとは、一対のスライドシャフト64(連結材)によって連結されている。外筒20のうちの第1分割ロックピン60aの側にはガイドブロック66が固定されており、ガイドブロック66には一対のガイド孔67が形成されている。各スライドシャフト64は、各ガイド孔67に挿通されており、各ガイド孔67に沿って自身の長さ方向に摺動可能である。
ロックピン用エアシリンダ70は、第1支持材62aに固定されている。
ロックピン用エアシリンダ70は、ピストン74及びピストンロッド75を有するとともに、その両端部にはエア入出部72a,72bを有している。そして、各エア入出部72a,72bにおけるエアの流入・流出によって、ピストン74が移動し、ピストンロッド75が没入位置と突出位置との間を出没する。なお、ピストンロッド75は、第1支持材62aの貫通孔(図示省略)を貫通している。
すなわち、図4に示すように、切替弁97が前方付勢位置97aに位置する状態で、エア源90から供給されるエアがエア入出部72aを通ってロックピン用エアシリンダ70のうちのピストン74より先端部の側の空間に流入するとともに、エア入出部72bを通ってロックピン用エアシリンダ70のうちのピストン74より基端部の側の空間からエアが流出する。これによって、ピストン74が前進し、ピストンロッド75が前進(突出位置に向けて変位)する(図3(b)→(a)参照)。
一方、切替弁97が後方付勢位置97bに位置する状態で、エア源90から供給されるエアがエア入出部72bを通ってロックピン用エアシリンダ70のうちのピストン74より基端部の側の空間に流入するとともに、エア入出部72aを通ってロックピン用エアシリンダ70のうちのピストン74より先端部の側の空間からエアが流出する。これによって、ピストン74が後退し、ピストンロッド75が後退(没入位置に向けて変位)する(図3(a)→(b)参照)。
図2A,図2B,図3に示すように、このトレーラ用補助脚10が伸長状態にある際において、図3(a)に示すように、ロックピン用エアシリンダ70のピストンロッド75が突出位置に位置する状態で、第1分割ロックピン60aは前進位置に位置し、第1外筒嵌合孔26aに嵌合するとともに、第1内筒伸長対応嵌合孔36Baに嵌合する。そのような位置関係とされている。また、第2分割ロックピン60bも前進位置に位置し、第2外筒嵌合孔26bに嵌合するとともに、第2内筒伸長対応嵌合孔36Bbに嵌合する。そのような位置関係とされている。
こうして、このトレーラ用補助脚10はロック状態とされる。すなわち、内筒30が外筒20に対して相対的に移動不可能であり、このトレーラ用補助脚10は伸縮不可能である。
図3(a)→(b)に示すように、ロックピン用エアシリンダ70のピストンロッド75が突出位置から没入位置に移動することに伴って、第1支持材62aが外筒20に接近する方向に移動するとともに、第1分割ロックピン60aが後退位置に向かって移動する。
また、同じく第1支持材62aが外筒20に接近する方向に移動することに伴って、スライドシャフト64を介して第2支持材62bは外筒20から離隔する方向に移動し、第2分割ロックピン60bも後退位置に向かって移動する。
図3(b)に示すように、ロックピン用エアシリンダ70のピストンロッド75が没入位置に位置する状態で、第1分割ロックピン60aは後退位置に位置し、第1外筒嵌合孔26aに嵌合するとともに、第1内筒伸長対応嵌合孔36Baには嵌合しない。また、第2分割ロックピン60bも後退位置に位置し、第2外筒嵌合孔26bに嵌合するとともに、第2内筒伸長対応嵌合孔36Bbには嵌合しない。そのような位置関係とされている。
こうして、このトレーラ用補助脚10はアンロック状態とされている。すなわち、内筒30が外筒20に対して相対的に移動可能であり、このトレーラ用補助脚10は伸縮可能である。
前述とは逆に、図3(b)→(a)に示すように、ロックピン用エアシリンダ70のピストンロッド75が没入位置から突出位置に移動することに伴って、第1支持材62aが外筒20から離隔する方向に移動するとともに、第1分割ロックピン60aが前進位置に向かって移動する。
また、同じく第1支持材62aが外筒20から離隔する方向に移動することに伴って、スライドシャフト64を介して第2支持材62bは外筒20に接近する方向に移動し、第2分割ロックピン60bが前進位置に向かって移動する。
こうして、図3(a)に示すように、ロックピン用エアシリンダ70のピストンロッド75が突出位置に戻り、このトレーラ用補助脚10はロック状態に戻る。
図1A及び図1Bに示すように、このトレーラ用補助脚10が縮小状態にある際においても同様である。
すなわち、上述における「第1内筒伸長対応嵌合孔36Ba,第2内筒伸長対応嵌合孔36Bb」(図2B,図3)が「第1内筒縮小対応嵌合孔36Aa,第2内筒縮小対応嵌合孔36Ab」(図1B)に置き換わるのみである。
以上のようにして、ロックピン用エアシリンダ70の作動によってロックピン(第1分割ロックピン60a,第2分割ロックピン60b)が前進位置と後退位置との間を移動することによって、このトレーラ用補助脚10は、縮小状態及び伸長状態のいずれの際においてもロック状態とアンロック状態との間を切り替えられるのである(縮小状態及び伸長状態以外の際はアンロック状態のみである)。
図1B,図2B,図3に示すように、ピストンロッド75の先端部には、第1フローティングジョイント76aを介して第1分割ロックピン60a(その基端部)が結合されている。第2支持材62bには、第2フローティングジョイント76bを介して第2分割ロックピン60b(その基端部)が結合されている(各フローティングジョイント76a,76bは周知の構造のものである)。
こうして、仮にピストンロッド75の移動が所定の方向(第1分割ロックピン60aの移動方向)から外れた場合でも、第1フローティングジョイント76aによって、第1分割ロックピン60aは円滑に第1外筒嵌合孔26a及び第1内筒縮小対応嵌合孔36Aa/第1内筒伸長対応嵌合孔36Baを通って移動する。
また、仮に第2支持材62bの移動が所定の方向(第2分割ロックピン60bの移動方向)から外れた場合でも、第2フローティングジョイント76bによって、第2分割ロックピン60bは円滑に第2外筒嵌合孔26b及び第2内筒縮小対応嵌合孔36Ab/第2内筒伸長対応嵌合孔36Bbを通って移動する。
また、図1B,図2B,図3(a)に示すように、ロックピン用エアシリンダ70のピストンロッド75が突出位置に位置してトレーラ用補助脚10が伸縮不可能な状態において、ロックピン用エアシリンダ70は、ピストンロッド75が没入位置から突出位置に向かう方向にエア圧が加わるようにされている。すなわち、図4に示すように、切替弁97は前方付勢位置97aに維持され、エア圧は、ロックピン用エアシリンダ70のうちのピストン74よりも基端部の側の空間に加えられる。
こうして、ロックピン(第1分割ロックピン60a,第2分割ロックピン60b)は、後退位置から前進位置に向かう方向に付勢されている。
また、図1A及び図1Bに示すように、昇降用エアシリンダ40のピストンロッド45が没入位置に位置してトレーラ用補助脚10が縮小状態にある際において、昇降用エアシリンダ40は、ピストンロッド45が突出位置から没入位置に向かう方向にエア圧が加わるようにされている。すなわち、図4に示すように、切替弁94は上方付勢位置94aに維持され、エア圧は、昇降用エアシリンダ40のうちのピストン44よりも下の空間に加えられる。、
こうして、内筒30は上昇方向に付勢され、トレーラ用補助脚10は伸長状態から縮小状態に向かう方向に付勢されている。
次に、このトレーラ用補助脚10の使用方法及び作用効果について説明する。
図5(a)において実線で示すように、トレーラT1がトラクタT2に連結されている状態においては、基本的に、トレーラ用補助脚10は縮小状態とされ、その状態でロック状態とされている。
すなわち、図1A及び図1Bに示すように、昇降用エアシリンダ40のピストンロッド45が没入位置に位置し、内筒30は外筒20に対してほぼ嵌合した状態とされ、トレーラ用補助脚10は縮小状態(格納状態)とされている。
それとともに、ロックピン用エアシリンダ70のピストンロッド75が突出位置に位置し、第1分割ロックピン60aが前進位置に位置し、第1外筒嵌合孔26aに嵌合しているとともに、第1内筒縮小対応嵌合孔36Aaにも嵌合している。また、第2分割ロックピン60bも前進位置に位置し、第2外筒嵌合孔26bに嵌合しているとともに、第2内筒縮小対応嵌合孔36Abにも嵌合している。
一方、図5(a)→(b)に示すように、トレーラT1がトラクタT2から切り離されようとする際に、その切り離し作業の直前に、トレーラ用補助脚10が伸長状態とされ、その状態でロック状態とされる。
すなわち、図3(a)→(b)において参考として示すように、まずは、ロックピン用エアシリンダ70のピストンロッド75が突出位置から没入位置に移動し、第1分割ロックピン60aが前進位置から後退位置に移動し、第1内筒縮小対応嵌合孔36Aa(図1B)から外れる。また、第2分割ロックピン60bも前進位置から後退位置に移動し、第2内筒縮小対応嵌合孔36Ab(図1B)から外れる。
こうして、このトレーラ用補助脚10はアンロック状態とされる。
そのアンロック状態で、図5(a)→(b)に示すように、トレーラ用補助脚10は伸長状態とされる。
すなわち、図1A及び図1B→図2A及び図2Bにおいて参考として示すように、昇降用エアシリンダ40のピストンロッド45が没入位置から突出位置に移動し、内筒30の大半部分が外筒20から露出した状態とされ、トレーラ用補助脚10は伸長状態(使用状態)とされる。
その状態で、図3(b)→(a)に示すように、ロックピン用エアシリンダ70のピストンロッド75が没入位置から突出位置に移動し、第1分割ロックピン60aが後退位置から前進位置に移動し、第1内筒伸長対応嵌合孔36Baに嵌合する。また、第2分割ロックピン60bも後退位置から前進位置に移動し、第2内筒伸長対応嵌合孔36Bbに嵌合する。
こうして、図2A及び図2Bに示すように、このトレーラ用補助脚10は、伸長状態とされ、その状態でロック状態とされる。
図5(b)に示すように、このようにしてこのトレーラ用補助脚10が伸長状態でかつロック状態とされた状態で、トレーラT1はトラックから切り離される。
その切り離し状態、及び、トラクタT2に対する連結作業の直後までは、トレーラ用補助脚10は伸長状態が維持される。
より詳細に説明すると、次のとおりである。
図5(a)において実線→2点鎖線で示すように、トレーラT1がカプラC等を介してトラクタT2に連結されている状態において、前述したように、このトレーラ用補助脚10が縮小状態(ロック状態)から伸長状態(ロック状態)に変相される。
この状態で、このトレーラ用補助脚10(そのサンドシュー34)は、接地寸前の状態である(地面との間に隙間S1が存在している)。そのように伸長状態の長さが設定されている。
その後、図5(a)→(b)に示すように、トラクタT2のサスペンションの昇降機能、又は、カプラCの昇降機能を用いて、トラクタT2が若干下降される。こうして、このトレーラ用補助脚10(そのサンドシュー34)が接地するとともに、トレーラT1とカプラCとの間には隙間S2が発生する。その状態で、トレーラT1の切り離し作業が行われる。
また、トレーラT1がトラクタT2に連結される際及びその直後においては、上述と逆の手順の作業が行われ、トレーラ用補助脚10は縮小状態とされ、その状態でロック状態とされる。
すなわち、図3(a)→(b)に示すように、まずは、ロックピン用エアシリンダ70のピストンロッド75が突出位置から没入位置に移動し、第1分割ロックピン60aが前進位置から後退位置に移動し、第1内筒伸長対応嵌合孔36Baから外れる。また、第2分割ロックピン60bも前進位置から後退位置に移動し、第2内筒伸長対応嵌合孔36Bbから外れる。
こうして、このトレーラ用補助脚10はアンロック状態とされる。
そのアンロック状態で、図5(b)→(a)に示すように、トレーラ用補助脚10は伸長状態とされる。
すなわち、図2A及び図2B→図1A及び図1Bにおいて参考として示すように、昇降用エアシリンダ40のピストンロッド45が突出位置から没入位置に移動し、内筒30が外筒20に対してほぼ嵌合した状態とされ、トレーラ用補助脚10は縮小状態(格納状態)とされる。
その状態で、図3(b)→(a)において参考として示すように、ロックピン用エアシリンダ70のピストンロッド75が没入位置から突出位置に移動し、第1分割ロックピン60aが後退位置から前進位置に移動し、第1内筒縮小対応嵌合孔36Aa(図1B)に嵌合する。また、第2分割ロックピン60bも後退位置から前進位置に移動し、第2内筒縮小対応嵌合孔36Ab(図1B)に嵌合する。
こうして、図1A及び図1Bに示すように、このトレーラ用補助脚10は、縮小状態とされ、その状態でロック状態とされる。
以上のように、このトレーラ用補助脚10では、その伸縮がエアシリンダ(昇降用エアシリンダ40)によるものである。
このため、その伸縮が迅速に(効率良く)行われ得ることとなり、トラクタT2に対するトレーラT1の着脱作業が効率良く行われ得る。
また、このトレーラ用補助脚10では、その伸縮に伴うロック状態とアンロック状態との間の切り替えも、エアシリンダ(ロックピン用エアシリンダ70)によるものである。
この点でも、このトレーラ用補助脚10の伸縮が迅速に(効率良く)行われ得ることとなり、トラクタT2に対するトレーラT1の着脱作業が効率良く行われ得る。
また、このトレーラ用補助脚10では、図1B,図2B,図3(a),図4に基づいて前述したように、ロックピン用エアシリンダ70のピストンロッド75が突出位置に位置して伸縮不可能な状態にある際において、ロックピン用エアシリンダ70は、ピストンロッド75が没入位置から突出位置に向かう方向にエア圧が加わるようにされている。
このため、ロックピン用エアシリンダ70等に何らかの支障が生じた場合でも、このトレーラ用補助脚10はロック状態に維持される。
このため、図2B及び図5(a)に示すように、このトレーラ用補助脚10が縮小状態にある際において、重力に基づいてピストンロッド45が没入位置から突出位置に移動して内筒30が下降して伸長状態になる、ということが防止される。すなわち、トレーラT1がトラクタT2に連結されてトラクタT2とともに走行している状態において、このトレーラ用補助脚10は、より確実に縮小状態(格納状態)に維持され、安全走行がより確実に確保される。
また、図1B及び図5(b)に示すように、このトレーラ用補助脚10が伸長状態にある際において、トレーラT1の荷重に基づいて外筒20が下降して(内筒30が外筒20に対して相対的に上昇して)縮小状態になる、ということも防止される。すなわち、トレーラT1がトラクタT2から分離されている状態において、トレーラT1は、より確実にほぼ水平状態に維持される。
また、このトレーラ用補助脚10では、図1A及び図4に基づいて前述したように、昇降用エアシリンダ40のピストンロッド45が没入位置に位置して縮小状態にある際において、昇降用エアシリンダ40は、ピストンロッド45が突出位置から没入位置に向かう方向にエア圧が加わるようにされている。
このため、仮に、ロックピン(第1分割ロックピン60a,第2分割ロックピン60b)によるロック状態が何らかの理由で外れたとしても、重力に基づいてピストンロッド45が没入位置から突出位置に移動して内筒30が下降して伸長状態になる、ということが防止される。
すなわち、トレーラT1がトラクタT2に連結されてトラクタT2とともに走行している際において、このトレーラ用補助脚10は、さらに確実に縮小状態(格納状態)に維持され、安全走行がさらに確実に確保される。
なお、上記のものはあくまで本発明の一実施例にすぎず、当業者の知識に基づいて種々の変更を加えた態様で本発明を実施できることはもちろんである。
例えば、上記実施例では外筒20が上筒に該当し、内筒30が下筒に該当したが、それとは逆に、内筒(30)が上筒に該当し、外筒(20)が下筒に該当する構成であってもよい。
また、上記実施例では縮小状態と伸長状態との2つの状態においてロック状態になり得たが、3つ又はそれ以上の状態においてロック状態になり得てもよい。例えば、伸長状態よりもさらに伸長した状態(超伸長状態ということとする)にもなり得て、その超伸長状態においてロック状態になり得てもよい。
この態様の場合は、トラクタに連結された状態のトレーラをトラクタから分離させる際に、一旦、超伸長状態(ロック状態)とされ、それによってトラクタを下降させることなくトレーラとカプラとの間に隙間が生じた状態で分離作業が行われ、その分離作業が終了した後に伸長状態とされ、トレーラがほぼ水平状態に維持される。トレーラをトラクタに連結させる際も同様である。
10 トレーラ用補助脚
20 外筒
26a 第1外筒嵌合孔(外筒嵌合孔)
26b 第2外筒嵌合孔(外筒嵌合孔)
30 内筒
36Aa 第1内筒縮小対応嵌合孔(内筒縮小対応嵌合孔)
36Ab 第2内筒縮小対応嵌合孔(内筒縮小対応嵌合孔)
36Ba 第1内筒伸長対応嵌合孔(内筒伸長対応嵌合孔)
36Bb 第2内筒伸長対応嵌合孔(内筒伸長対応嵌合孔)
40 昇降用エアシリンダ
45 ピストンロッド
46 フローティングジョイント
60a 第1分割ロックピン(ロックピン)
60b 第2分割ロックピン(ロックピン)
62a 第1支持材
62b 第2支持材
64 スライドシャフト(連結材)
70 ロックピン用エアシリンダ
75 ピストンロッド
76a,76b フローティングジョイント
本発明は、トラクタによって牽引されるトレーラに設けられるトレーラ用補助脚に関するものである。
トレーラ(被牽引車両)は、トラクタ(牽引車両)に対して着脱可能に連結される。そして、トレーラがトラクタに連結された状態でトラクタによって牽引されることによって、トレーラに積載された貨物が搬送される。
貨物の搬送の前後では、トレーラがトラクタから切り離されることがある。その際、トレーラ用補助脚が使用されることによって、トレーラの姿勢がほぼ水平に維持される。
トレーラ用補助脚は伸縮可能であり、縮小状態(格納状態)と伸長状態(使用状態)との間を変相可能である、
すなわち、トレーラがトラクタに連結されている状態では、基本的には、トレーラ用補助脚は縮小状態とされる。
一方、トレーラがトラクタから切り離されることに対応して(すなわち、切り離された状態、並びに、切り離し作業の直前及び連結作業の直後には)トレーラ用補助脚が伸長状態とされ、そのトレーラ用補助脚が接地した状態で、トレーラがほぼ水平状態に維持される。
トレーラ用補助脚として、従来においては、手動式及び電動式のものがある。しかしながら、それらは、いずれもボールねじを利用して伸縮(昇降)させるものである。
このため、いずれにおいても、伸縮(昇降)させるのにかなりの時間がかかり、トラクタに対するトレーラの着脱作業の能率を図る上でネックとなっていた。
なお、従来技術を示す特許文献として、下記に記載のものがある。
特開2000−289477号公報
本発明は、効率良く伸縮(昇降)させることができるトレーラ用補助脚を提供することを課題とする。
上記の課題を解決するために、請求項1に係る発明は、トラクタによって牽引されるトレーラに設けられ、当該トレーラが前記トラクタから切り離されることに対応して使用されるトレーラ用補助脚であって、外筒と、内筒と、昇降用エアシリンダとを有し、前記外筒及び前記内筒はともにほぼ鉛直に延び、そのうちの一方が上筒であり他方が下筒であって、前記上筒が前記トレーラに結合され、前記内筒は、前記外筒に対して自身の横断面が当該外筒の横断面の内部に収容され得る関係にあり、前記外筒に対して相対的に自身の長さ方向に沿って移動可能であり、前記昇降用エアシリンダは、その基端部が前記上筒に結合され、そのピストンロッドの先端部が前記下筒に結合されており、前記昇降用エアシリンダにはピストンロッドが出没可能に設けられ、前記昇降用エアシリンダは、その基端部において、前記上筒に対する相対的な高さ位置が調整可能に当該上筒に対して結合されており、前記ピストンロッドの先端部が前記下筒に結合されており、前記昇降用エアシリンダの作動によって、前記下筒が上昇した縮小状態と、前記下筒が下降して当該トレーラ用補助脚が接地した状態で前記トレーラがほぼ水平状態に維持される伸長状態との間を変相可能である、トレーラ用補助脚である。
この発明のトレーラ用補助脚では、次の作用効果が得られる。
このトレーラ用補助脚では、下筒が上昇した縮小状態と、下筒が下降した伸長状態との間を変相可能である。
そして、このトレーラ用補助脚では、上述した縮小状態と伸長状態との間の変相がエアシリンダ(昇降用エアシリンダ)の作動によるものである。
このため、その伸縮を迅速に行うことが可能であり、トラクタに対するトレーラの着脱作業を能率的に行うことが可能である。
また、このトレーラ用補助脚では、上筒に対する昇降用エアシリンダの相対的な高さ位置が調整可能であるため、上筒に対する下筒の相対的な高さ位置が調整可能となり得て、このトレーラ用補助脚全体の長さを調整することも可能となり得る。
請求項2に係る発明は、請求項1に係る発明のトレーラ用補助脚であって、前記昇降用エアシリンダは、前記内筒に対してその横断面が前記内筒の横断面の内部に収容され得る関係にあり、前記昇降用エアシリンダの前記ピストンロッドの先端部は、前記下筒の下端部に対してフローティングジョイントを介して連結されている、トレーラ用補助脚である。
この発明のトレーラ用補助脚では、請求項1に係る発明のトレーラ用補助脚の作用効果に加えて、次の作用効果が得られる。
昇降用エアシリンダが内筒に対してその横断面が内筒の横断面の内部に収容され得る関係にあるため、昇降用エアシリンダが内筒の(さらには外筒の)外側に位置する構成よりもコンパクト化が図られる。
そして、昇降用エアシリンダのピストンロッドの先端部が下筒の下端部に対してフロートジョイントを介して連結されているため、仮にピストンロッドが下筒との平行状態から外れた場合でも、フローティングジョイントによって、下筒に対して、その長さ方向とは異なる方向に荷重が加わることが防止される。
請求項3に係る発明は、請求項1又は請求項2に係る発明のトレーラ用補助脚であって、前記昇降用エアシリンダは、当該トレーラ用補助脚が前記縮小状態にある際に前記下筒を上昇方向に付勢するものである、トレーラ用補助脚である。
この発明のトレーラ用補助脚では、請求項1又は請求項2に係る発明のトレーラ用補助脚の作用効果に加えて、次の作用効果が得られる。
このトレーラ用補助脚が縮小状態にある際に、昇降用エアシリンダによって下筒は上昇方向に付勢される。このため、このトレーラ用補助脚が縮小状態とされた際において(特に、その状態でトレーラがトラクタとともに走行している際において)、重力に基づいて下筒が下降して伸長状態になる、ということが防止される。こうして安全走行が確保される。
請求項4に係る発明は、請求項1〜請求項3のいずれかに係る発明のトレーラ用補助脚であって、さらに、前記外筒及び前記内筒の長さ方向とは交わる方向に前進位置と後退位置との間を移動可能なロックピンと、前記ロックピンを駆動するロックピン用エアシリンダと、前記外筒の一の高さ位置に設けられ前記ロックピンが嵌合し得る外筒嵌合孔と、前記内筒のうち前記縮小状態に対応する高さ位置と前記伸長状態に対応する高さ位置の各々に設けられ、前記後退位置に位置する前記ロックピンが嵌合せず、前記外筒嵌合孔に嵌合し前記前進位置に位置する前記ロックピンが嵌合する内筒縮小対応嵌合孔及び内筒伸長対応嵌合孔とを有する、トレーラ用補助脚である。
この発明のトレーラ用補助脚では、請求項1〜請求項3のいずれかに係る発明のトレーラ用補助脚の作用効果に加えて、次の作用効果が得られる。
このトレーラ用補助脚では、ロックピンが外筒及び内筒の長さ方向とは交わる方向に前進位置と後退位置との間を移動可能であり、このトレーラ用補助脚が縮小状態/伸長状態にある際においては、ロックピンが前進位置に位置することによって、そのロックピンが外筒嵌合孔及び内筒縮小嵌合孔/内筒伸長嵌合孔の双方に嵌合して、外筒と内筒との相対的な移動が阻止されたロック状態となる。また、同じくロックピンが後退位置に位置することによって、そのロックピンが外筒嵌合孔及び内筒縮小嵌合孔/内筒伸長嵌合孔の双方に嵌合する、ということがなく、外筒と内筒との相対的な移動が許容されたアンロック状態となる。
このように、このトレーラ用補助脚では、ロックピンが前進位置と後退位置との間を移動することによって、ロック状態とアンロック状態との間の切り替えが行われる。
そして、このトレーラ用補助脚では、上述したロック状態とアンロック状態との間の変相がエアシリンダ(ロックピン用シリンダ)の作動によるものである。
このため、その切り替えを迅速に行うことが可能であり、トラクタに対するトレーラの着脱作業を能率的に行うことが可能である。
請求項5に係る発明は、トラクタによって牽引されるトレーラに設けられ、当該トレーラが前記トラクタから切り離されることに対応して使用されるトレーラ用補助脚であって、外筒と、内筒と、昇降用エアシリンダと、一対の第1分割ロックピン及び第2分割ロックピンと、ロックピン用エアシリンダとを有し、前記外筒及び前記内筒はともにほぼ鉛直に延び、そのうちの一方が上筒であり他方が下筒であって、前記上筒が前記トレーラに結合され、前記内筒は、前記外筒に対して自身の横断面が当該外筒の横断面の内部に収容され得る関係にあり、前記外筒に対して相対的に自身の長さ方向に沿って移動可能であり、前記昇降用エアシリンダにはピストンロッドが出没可能に設けられ、当該昇降用エアシリンダの基端部が前記上筒に結合され、前記昇降用エアシリンダ出没可能に設けられた、当該ピストンロッドの先端部が前記下筒に結合されており、前記昇降用エアシリンダの作動によって、前記下筒が上昇した縮小状態と、前記下筒が下降して当該トレーラ用補助脚が接地した状態で前記トレーラがほぼ水平状態に維持される伸長状態との間を変相可能であり、前記一対の第1分割ロックピン及び第2分割ロックピンは、前記外筒を挟んで配置され、前記外筒及び前記内筒の長さ方向とは交わる方向に前進位置と後退位置との間を移動可能に設けられ、前記外筒の一の高さ位置には、前記第1分割ロックピンが嵌合し得る第1外筒嵌合孔、及び、前記第2分割ロックピンが嵌合し得る第2外筒嵌合孔が設けられ、前記内筒のうち前記縮小状態に対応する高さ位置には、前記後退位置に位置する前記第1分割ロックピンが嵌合せず、前記第1外筒嵌合孔に嵌合し前記前進位置に位置する前記第1分割ロックピンが嵌合する第1内筒縮小対応嵌合孔、及び、前記後退位置に位置する前記第2分割ロックピンが嵌合せず、前記第2外筒嵌合孔に嵌合し前記前進位置に位置する前記第2分割ロックピンが嵌合する第2内筒縮小対応嵌合孔が設けられ、前記内筒のうち前記伸長状態に対応する高さ位置には、前記後退位置に位置する前記第1分割ロックピンが嵌合せず、前記第1外筒嵌合孔に嵌合し前記前進位置に位置する前記第1分割ロックピンが嵌合する第1内筒伸長対応嵌合孔、及び、前記後退位置に位置する前記第2分割ロックピンが嵌合せず、前記第2外筒嵌合孔に嵌合し前記前進位置に位置する前記第2分割ロックピンが嵌合する第2内筒伸長対応嵌合孔が設けられ、前記外筒を挟んで前記第1分割ロックピンの側に位置する第1支持材と、前記第2分割ロックピンの側に位置する第2支持材とが連結材によって連結され、前記ロックピン用エアシリンダは前記第1支持材に固定され、前記第1分割ロックピンは前記ロックピン用エアシリンダによって直接的に駆動され、前記第2分割ロックピンは前記第2支持材に固定されている、トレーラ用補助脚である。
この発明のトレーラ用補助脚では、次の作用効果が得られる。
このトレーラ用補助脚では、下筒が上昇した縮小状態と、下筒が下降した伸長状態との間を変相可能である。
そして、このトレーラ用補助脚では、上述した縮小状態と伸長状態との間の変相がエアシリンダ(昇降用エアシリンダ)の作動によるものである。
このため、その伸縮を迅速に行うことが可能であり、トラクタに対するトレーラの着脱作業を能率的に行うことが可能である。
また、このトレーラ用補助脚では、ロックピン用エアシリンダのピストンロッドが突出方向に移動することに伴って、第1支持材が外筒から離隔する方向に移動するとともに、第1分割ロックピンが前進位置に向かって移動する。また、同じく第1支持材が外筒から離隔する方向に移動することに伴って、連結材を介して第2支持材は外筒に接近する方向に移動し、第2分割ロックピンが前進位置に向かって移動する。
一方、ロックピン用エアシリンダのピストンロッドが没入方向に移動することに伴って、第1支持材が外筒に接近する方向に移動するとともに、第1分割ロックピンが後退位置に向かって移動する。また、同じく第1支持材が外筒に接近する方向に移動することに伴って、連結材を介して第2支持材は外筒から離隔する方向に移動し、第2分割ロックピンが後退位置に向かって移動する。
こうして、このトレーラ用補助脚では、第1分割ロックピン及び第2分割ロックピンが、外筒を挟んで、外筒及び内筒の長さ方向とは交わる方向に前進位置と後退位置との間を移動可能である。
そして、このトレーラ用補助脚が縮小状態/伸長状態にある際においては、第1分割ロックピン及び第2分割ロックピンが前進位置に位置することによって、第1分割ロックピンが第1外筒嵌合孔及び第1内筒縮小嵌合孔/第1内筒伸長嵌合孔の双方に嵌合するとともに、第2分割ロックピンが第2外筒嵌合孔及び第2内筒縮小嵌合孔/第2内筒伸長嵌合孔の双方に嵌合する。こうして、外筒と内筒との相対的な移動が阻止されたロック状態となる。
また、同じく第1分割ロックピン及び第2分割ロックピンが後退位置に位置することによって、第1分割ロックピンが第1内筒縮小嵌合孔/第1内筒伸長嵌合孔に嵌合せず、第2分割ロックピンが第2内筒縮小嵌合孔/第2内筒伸長嵌合孔に嵌合しない。こうして、外筒と内筒との相対的な移動が許容されたアンロック状態となる。
以上のように、このトレーラ用補助脚では、上述したロック状態とアンロック状態との間の変相がエアシリンダ(ロックピン用シリンダ)の作動によるものである。
このため、その切り替えを迅速に行うことが可能であり、トラクタに対するトレーラの着脱作業を能率的に行うことが可能である。
また、以上のように、このトレーラ用補助脚では、外筒を挟んで配置された一対の第1分割ロックピン及び第2分割ロックピンが前進位置に位置して、第1分割ロックピンが第1外筒嵌合孔及び第1内筒縮小嵌合孔/第1内筒伸長嵌合孔の双方に嵌合するとともに、第2分割ロックピンが第2外筒嵌合孔及び第2内筒縮小嵌合孔/第2内筒伸長嵌合孔の双方に嵌合することによってロック状態とされる。このため、安定的なロック状態が得られる。
また、このトレーラ用補助脚では、一のロックピン用エアシリンダの作動に基づいて、第1分割ロックピン及び第2分割ロックピンが前進位置と後退位置との間を移動して、ロック状態とアンロック状態との間の切り替えが行われるため、効率的である。
請求項6に係る発明は、請求項5に係る発明のトレーラ用補助脚であって、前記第1分割ロックピンと前記ロックピン用エアシリンダのピストンロッドとは第1フローティングジョイントを介して連結されており、前記第2分割ロックピンと前記第2支持材とは第2フローティングジョイントを介して連結されている、トレーラ用補助脚である。
この発明のトレーラ用補助脚では、請求項5に係る発明のトレーラ用補助脚の作用効果に加えて、次の作用効果が得られる。
第1分割ロックピンとロックピン用エアシリンダのピストンロッドとは第1フロートジョイントを介して連結されているため、ピストンロッドの移動が所定の方向(第1分割ロックピンの移動方向)から外れた場合でも、第1分割ロックピンは円滑に第1外筒嵌合孔及び第1内筒縮小対応嵌合孔/第1内筒伸長対応嵌合孔を通って移動する。
また、第2分割ロックピンと第2支持材とは第2フロートジョイントを介して連結されているため、仮に第2支持材の移動が所定の方向(第2分割ロックピンの移動方向)から外れた場合でも、第2分割ロックピンは円滑に第2外筒嵌合孔及び第2内筒縮小対応嵌合孔/第2内筒伸長対応嵌合孔を通って移動する。
こうして、ロック状態とアンロック状態との間の切り替えが円滑に行われる。
請求項7に係る発明は、請求項4〜請求項6のいずれかに係る発明のトレーラ用補助脚であって、前記ロックピン用エアシリンダは、前記ロックピンが前記前進位置に位置し前記内筒縮小対応嵌合孔又は前記内筒伸長対応嵌合孔に嵌合した状態にある際に当該ロックピンを前記後退位置から前記前進位置に向かう方向に付勢するものである、トレーラ用補助脚である。
この発明のトレーラ用補助脚では、請求項4〜請求項6のいずれかに係る発明のトレーラ用補助脚の作用効果に加えて、次の作用効果が得られる。
このトレーラ用補助脚が縮小状態又は伸長状態にあってロック状態にある(ロックピンは前進位置に位置する)際に、ロックピン用エアシリンダによってロックピンは後退位置から前進位置に向かう方向に付勢され、より確実にロック状態に維持される。
このため、このトレーラ用補助脚が縮小状態にある際において、重力に基づいて下筒が下降して伸長状態になる、ということが防止される。こうして安全走行がより確実に確保される。
また、トレーラがトラクタから分離されているとともに、このトレーラ用補助脚が伸長状態にある際において、トレーラの荷重に基づいて外筒が下降して縮小状態になる、ということも防止される。こうして、トレーラは、より確実にほぼ水平状態に維持される。
本発明の一実施例のトレーラ用補助脚を示す正面縦断面図である。縮小状態を示す。 本発明の一実施例のトレーラ用補助脚を示す側面縦断面図である。縮小状態を示す。 本発明の一実施例のトレーラ用補助脚を示す正面縦断面図である。伸長状態を示す。 本発明の一実施例のトレーラ用補助脚を示す側面縦断面図である。伸長状態を示す。 本発明の一実施例のトレーラ用補助脚を示す横断面図である。(a)はロック状態を示し、(b)はアンロック状態を示す。 本発明の一実施例のトレーラ用補助脚のエア回路を示す模式図である。 本発明の一実施例のトレーラ用補助脚の使用状態を示す図である。(a)はトレーラがトラクタに連結された状態を示し(実線で縮小状態を示し、2点鎖線で伸長状態を示す)、(b)はトレーラがトラクタから分離されようとする状態を示す。
次に、本発明の一実施例について、図面に基づいて説明する。
図5に示すように、このトレーラ用補助脚10は、トレーラT1の前側の部分(トラクタT2と干渉しない位置)において、トレーラT1の左右の両側に一対状に設けられる。
図1A〜図3に示すように、このトレーラ用補助脚10は、外筒20,内筒30,昇降用エアシリンダ40,ロックピン(第1分割ロックピン60a,第2分割ロックピン60b),ロックピン用エアシリンダ70等を有している。外筒20が上筒に該当し、内筒30が下筒に該当する。
図4に示すように、昇降用エアシリンダ40(図1A〜図2B),ロックピン用エアシリンダ70(図1B及び図2B)の駆動のために、エア源90及びエア回路が設けられており、これらはトレーラT1(図5)に対して設けられている。
そして、このトレーラ用補助脚10は、昇降用エアシリンダ40の作動に基づいて伸縮するとともに、ロックピン用エアシリンダ70の作動に基づいてロック状態又はアンロック状態とされる。
なお、このトレーラ用補助脚10には制御装置が伴っており、作業員の操作の下に、昇降用エアシリンダ40及びロックピン用エアシリンダ70について制御される。
図1A〜図2Bに示すように、外筒20(そのうちの上部)にはアタッチメント22が設けられている。外筒20は、アタッチメント22においてトレーラT1(図5)に固定される。こうして、図5に示すように、このトレーラ用補助脚10がトレーラT1に対して固定される。
図1A〜図3に示すように、外筒20及び内筒30は、ともに鉛直なほぼ四角筒状をしている。内筒30の横断面は外筒20の横断面よりも若干小さく、内筒30の横断面は、外筒20の横断面の内部に収容され得る関係にある。
こうして、内筒30は外筒20に対して相対的に自身の長さ方向に沿って移動可能であり、内筒30は昇降用エアシリンダ40の作動に基づいて昇降する。
図1A〜図2Bに示すように、内筒30は、底部32を有している。底部32には、サンドシュー34が設けられている。
図1A〜図3に示すように、昇降用エアシリンダ40は、外筒20の内部に収容されているとともに、その横断面は内筒30の横断面の内部に収容され得る関係にある。
図1A〜図2Bに示すように、昇降用エアシリンダ40は、ピストン44及びピストンロッド45を有しているとともに、その両端部にはエア入出部42a,42bを有している。
昇降用エアシリンダ40の基端部は外筒20に結合され、ピストンロッド45の先端部は内筒30に結合されている。
図1A〜図2Bに示すように、昇降用エアシリンダ40の基端部は、シリンダブラケット50,レベリングねじ51,ナット52,高さ調整用ブロック53を介して、次のように外筒20に結合されている。
昇降用エアシリンダ40の基端部にはシリンダブラケット50が連結されている。シリンダブラケット50の上部には、レベリングねじ51が固定されている。一方、外筒20(その内面における上部)には高さ調整用ブロック53が固定されており、高さ調整用ブロック53にはねじ孔54が形成されている。レベリングねじ51はねじ孔54に螺合されており、レベリングねじ51にはナット52が螺合されている。
こうして、ナット52が適宜回転されることによって、ナット52(高さ調整用ブロック53)に対するレベリングねじ51(シリンダブラケット50)の高さが調整され、昇降用エアシリンダ40の外筒20に対する相対的な高さ位置が調整可能とされている。
このトレーラ用補助脚10は、次のように、昇降用エアシリンダ40の作動に基づいて、縮小状態(格納状態)(図1A,図1B)と伸長状態(使用状態)(図2A,図2B)との間を変相(伸縮)可能である。
図1A〜図2Bに示すように、昇降用エアシリンダ40においては、各エア入出部42a,42bにおけるエアの流入・流出によって、ピストン44が移動(昇降)し、ピストンロッド45が没入位置(図1A,図1B)と突出位置(図2A,図2B)との間を出没(昇降)する。
すなわち、図4に示すように、切替弁94が上方付勢位置94aに位置する状態で、エア源90から供給されるエアがエア入出部42bを通って昇降用エアシリンダ40のうちのピストン44より下の空間に流入するとともに、エア入出部42aを通って昇降用エアシリンダ40のうちのピストン44より上の空間からエアが流出する。これによって、ピストン44が上昇し、ピストンロッド45が上昇(没入位置に向けて変位)する(図2A→図1A参照)。
一方、切替弁94が下方付勢位置94bに位置する状態で、エア源90から供給されるエアがエア入出部42aを通って昇降用エアシリンダ40のうちのピストン44より上の空間に流入するとともに、エア入出部42bを通って昇降用エアシリンダ40のうちのピストン44より下の空間からエアが流出する。これによって、ピストン44が下降し、ピストンロッド45が下降(突出位置に向けて変位)する(図1A→図2A参照)。
図1A及び図1Bに示すように、ピストンロッド45が没入位置に位置する状態で、内筒30は外筒20に対してほぼ嵌合した状態となり、トレーラ用補助脚10は縮小状態(格納状態)となる(図5(a)の実線も参照)。
一方、図2A及び図2Bに示すように、ピストンロッド45が突出位置に位置する状態で、内筒30は、その先端部(下端部)の側の大半部分が外筒20から露出した状態となり、トレーラ用補助脚10は伸長状態(使用状態)となる(図5(a)の2点鎖線及び図5(b)も参照)。
図5(b)に示すように、伸長状態のトレーラ用補助脚10(サンドシュー34)が接地した状態で、トレーラT1がほぼ水平状態に維持される。そのような寸法関係にされている。
図1A〜図2Bに示すように、ピストンロッド45の先端部は、内筒30の底部32に対して、フローティングジョイント46を介して結合されている(フローティングジョイント46は周知の構造のものである)。
こうして、仮にピストンロッド45が鉛直状態から外れた場合でも、フローティングジョイント46によって、内筒30に対して水平方向に荷重が加わることが防止される。
また、図1A及び図1Bに示すように、昇降用エアシリンダ40のピストンロッド45が没入位置に位置してトレーラ用補助脚10が縮小状態にある際において、昇降用エアシリンダ40は、ピストンロッド45が突出位置から没入位置に向かう方向にエア圧が加わるようにされている。すなわち、図4に示すように、切替弁94は上方付勢位置94aに維持され、エア圧は、昇降用エアシリンダ40のうちのピストン44よりも下の空間に加えられる。
こうして、内筒30は上昇方向に付勢され、トレーラ用補助脚10は伸長状態から縮小状態に向かう方向に付勢されている。
図1B,図2B,図3に示すように、ロックピン(第1分割ロックピン60a,第2分割ロックピン60b)は、外筒20の下端部近傍において、外筒20を挟んで一対状に配設されている。
ロックピン(第1分割ロックピン60a,第2分割ロックピン60b)は、ロックピン用エアシリンダ70によって、次のように、外筒20及び内筒30の長さ方向とは垂直方向に、前進位置(図3(a))と後退位置(図3(b))との間を移動可能である。それによって、このトレーラ用補助脚10は、ロック状態とアンロック状態との間を切り替えられる。
図1B,図2B,図3に示すように、ロックピン(第1分割ロックピン60a,第2分割ロックピン60b)に対応して、外筒20の下端部近傍には、外筒嵌合孔(第1外筒嵌合孔26a,第2外筒嵌合孔26b)が設けられている。
正確にいうと、外筒20に形成された各孔部(符号省略)に円筒状の部材(符号省略)が各々嵌合されて、第1外筒嵌合孔26a,第2外筒嵌合孔26bが形成されている。
また、同じく図1B,図2B,図3に示すように、ロックピン(第1分割ロックピン60a,第2分割ロックピン60b)に対応して、内筒30には、内筒縮小対応嵌合孔(第1内筒縮小対応嵌合孔36Aa,第2内筒縮小対応嵌合孔36Ab),内筒伸長対応嵌合孔(第1内筒伸長対応嵌合孔36Ba,第2内筒伸長対応嵌合孔36Bb)が設けられている。
図1B及び図2Bに示すように、内筒縮小対応嵌合孔(第1内筒縮小対応嵌合孔36Aa,第2内筒縮小対応嵌合孔36Ab)は、内筒30の下端部近傍であってトレーラ用補助脚10の縮小状態に対応する高さ位置に設けられている。
図1B,図2B,図3に示すように、内筒伸長対応嵌合孔(第1内筒伸長対応嵌合孔36Ba,第2内筒伸長対応嵌合孔36Bb)は、内筒30の上端部近傍であってトレーラ用補助脚10の伸長状態に対応する高さ位置に設けられている。
正確にいうと、内筒30に形成された各孔部(符号省略)に円筒状の部分を有する部材/円筒状の部材(いずれも符号省略)が各々嵌合されて、第1内筒縮小対応嵌合孔36Aa,第2内筒縮小対応嵌合孔36Ab,第1内筒伸長対応嵌合孔36Ba,第2内筒伸長対応嵌合孔36Bbが形成されている。
図3に示すように、外筒20を挟んで、第1支持材62a,第2支持材62bが配設されている。第1支持材62aは第1分割ロックピン60aの側に位置し、第2支持材62bは第2分割ロックピン60bの側に位置する。
第1支持材62aと第2支持材62bとは、一対のスライドシャフト64(連結材)によって連結されている。外筒20のうちの第1分割ロックピン60aの側にはガイドブロック66が固定されており、ガイドブロック66には一対のガイド孔67が形成されている。各スライドシャフト64は、各ガイド孔67に挿通されており、各ガイド孔67に沿って自身の長さ方向に摺動可能である。
ロックピン用エアシリンダ70は、第1支持材62aに固定されている。
ロックピン用エアシリンダ70は、ピストン74及びピストンロッド75を有するとともに、その両端部にはエア入出部72a,72bを有している。そして、各エア入出部72a,72bにおけるエアの流入・流出によって、ピストン74が移動し、ピストンロッド75が没入位置と突出位置との間を出没する。なお、ピストンロッド75は、第1支持材62aの貫通孔(図示省略)を貫通している。
すなわち、図4に示すように、切替弁97が前方付勢位置97aに位置する状態で、エア源90から供給されるエアがエア入出部72aを通ってロックピン用エアシリンダ70のうちのピストン74より端部の側の空間に流入するとともに、エア入出部72bを通ってロックピン用エアシリンダ70のうちのピストン74より端部の側の空間からエアが流出する。これによって、ピストン74が前進し、ピストンロッド75が前進(突出位置に向けて変位)する(図3(b)→(a)参照)。
一方、切替弁97が後方付勢位置97bに位置する状態で、エア源90から供給されるエアがエア入出部72bを通ってロックピン用エアシリンダ70のうちのピストン74より端部の側の空間に流入するとともに、エア入出部72aを通ってロックピン用エアシリンダ70のうちのピストン74より端部の側の空間からエアが流出する。これによって、ピストン74が後退し、ピストンロッド75が後退(没入位置に向けて変位)する(図3(a)→(b)参照)。
図2A,図2B,図3に示すように、このトレーラ用補助脚10が伸長状態にある際において、図3(a)に示すように、ロックピン用エアシリンダ70のピストンロッド75が突出位置に位置する状態で、第1分割ロックピン60aは前進位置に位置し、第1外筒嵌合孔26aに嵌合するとともに、第1内筒伸長対応嵌合孔36Baに嵌合する。そのような位置関係とされている。また、第2分割ロックピン60bも前進位置に位置し、第2外筒嵌合孔26bに嵌合するとともに、第2内筒伸長対応嵌合孔36Bbに嵌合する。そのような位置関係とされている。
こうして、このトレーラ用補助脚10はロック状態とされる。すなわち、内筒30が外筒20に対して相対的に移動不可能であり、このトレーラ用補助脚10は伸縮不可能である。
図3(a)→(b)に示すように、ロックピン用エアシリンダ70のピストンロッド75が突出位置から没入位置に移動することに伴って、第1支持材62aが外筒20に接近する方向に移動するとともに、第1分割ロックピン60aが後退位置に向かって移動する。
また、同じく第1支持材62aが外筒20に接近する方向に移動することに伴って、スライドシャフト64を介して第2支持材62bは外筒20から離隔する方向に移動し、第2分割ロックピン60bも後退位置に向かって移動する。
図3(b)に示すように、ロックピン用エアシリンダ70のピストンロッド75が没入位置に位置する状態で、第1分割ロックピン60aは後退位置に位置し、第1外筒嵌合孔26aに嵌合するとともに、第1内筒伸長対応嵌合孔36Baには嵌合しない。また、第2分割ロックピン60bも後退位置に位置し、第2外筒嵌合孔26bに嵌合するとともに、第2内筒伸長対応嵌合孔36Bbには嵌合しない。そのような位置関係とされている。
こうして、このトレーラ用補助脚10はアンロック状態とされている。すなわち、内筒30が外筒20に対して相対的に移動可能であり、このトレーラ用補助脚10は伸縮可能である。
前述とは逆に、図3(b)→(a)に示すように、ロックピン用エアシリンダ70のピストンロッド75が没入位置から突出位置に移動することに伴って、第1支持材62aが外筒20から離隔する方向に移動するとともに、第1分割ロックピン60aが前進位置に向かって移動する。
また、同じく第1支持材62aが外筒20から離隔する方向に移動することに伴って、スライドシャフト64を介して第2支持材62bは外筒20に接近する方向に移動し、第2分割ロックピン60bが前進位置に向かって移動する。
こうして、図3(a)に示すように、ロックピン用エアシリンダ70のピストンロッド75が突出位置に戻り、このトレーラ用補助脚10はロック状態に戻る。
図1A及び図1Bに示すように、このトレーラ用補助脚10が縮小状態にある際においても同様である。
すなわち、上述における「第1内筒伸長対応嵌合孔36Ba,第2内筒伸長対応嵌合孔36Bb」(図2B,図3)が「第1内筒縮小対応嵌合孔36Aa,第2内筒縮小対応嵌合孔36Ab」(図1B)に置き換わるのみである。
以上のようにして、ロックピン用エアシリンダ70の作動によってロックピン(第1分割ロックピン60a,第2分割ロックピン60b)が前進位置と後退位置との間を移動することによって、このトレーラ用補助脚10は、縮小状態及び伸長状態のいずれの際においてもロック状態とアンロック状態との間を切り替えられるのである(縮小状態及び伸長状態以外の際はアンロック状態のみである)。
図1B,図2B,図3に示すように、ピストンロッド75の先端部には、第1フローティングジョイント76aを介して第1分割ロックピン60a(その基端部)が結合されている。第2支持材62bには、第2フローティングジョイント76bを介して第2分割ロックピン60b(その基端部)が結合されている(各フローティングジョイント76a,76bは周知の構造のものである)。
こうして、仮にピストンロッド75の移動が所定の方向(第1分割ロックピン60aの移動方向)から外れた場合でも、第1フローティングジョイント76aによって、第1分割ロックピン60aは円滑に第1外筒嵌合孔26a及び第1内筒縮小対応嵌合孔36Aa/第1内筒伸長対応嵌合孔36Baを通って移動する。
また、仮に第2支持材62bの移動が所定の方向(第2分割ロックピン60bの移動方向)から外れた場合でも、第2フローティングジョイント76bによって、第2分割ロックピン60bは円滑に第2外筒嵌合孔26b及び第2内筒縮小対応嵌合孔36Ab/第2内筒伸長対応嵌合孔36Bbを通って移動する。
また、図1B,図2B,図3(a)に示すように、ロックピン用エアシリンダ70のピストンロッド75が突出位置に位置してトレーラ用補助脚10が伸縮不可能な状態において、ロックピン用エアシリンダ70は、ピストンロッド75が没入位置から突出位置に向かう方向にエア圧が加わるようにされている。すなわち、図4に示すように、切替弁97は前方付勢位置97aに維持され、エア圧は、ロックピン用エアシリンダ70のうちのピストン74よりも基端部の側の空間に加えられる。
こうして、ロックピン(第1分割ロックピン60a,第2分割ロックピン60b)は、後退位置から前進位置に向かう方向に付勢されている。
また、図1A及び図1Bに示すように、昇降用エアシリンダ40のピストンロッド45が没入位置に位置してトレーラ用補助脚10が縮小状態にある際において、昇降用エアシリンダ40は、ピストンロッド45が突出位置から没入位置に向かう方向にエア圧が加わるようにされている。すなわち、図4に示すように、切替弁94は上方付勢位置94aに維持され、エア圧は、昇降用エアシリンダ40のうちのピストン44よりも下の空間に加えられる。
こうして、内筒30は上昇方向に付勢され、トレーラ用補助脚10は伸長状態から縮小状態に向かう方向に付勢されている。
次に、このトレーラ用補助脚10の使用方法及び作用効果について説明する。
図5(a)において実線で示すように、トレーラT1がトラクタT2に連結されている状態においては、基本的に、トレーラ用補助脚10は縮小状態とされ、その状態でロック状態とされている。
すなわち、図1A及び図1Bに示すように、昇降用エアシリンダ40のピストンロッド45が没入位置に位置し、内筒30は外筒20に対してほぼ嵌合した状態とされ、トレーラ用補助脚10は縮小状態(格納状態)とされている。
それとともに、ロックピン用エアシリンダ70のピストンロッド75が突出位置に位置し、第1分割ロックピン60aが前進位置に位置し、第1外筒嵌合孔26aに嵌合しているとともに、第1内筒縮小対応嵌合孔36Aaにも嵌合している。また、第2分割ロックピン60bも前進位置に位置し、第2外筒嵌合孔26bに嵌合しているとともに、第2内筒縮小対応嵌合孔36Abにも嵌合している。
一方、図5(a)→(b)に示すように、トレーラT1がトラクタT2から切り離されようとする際に、その切り離し作業の直前に、トレーラ用補助脚10が伸長状態とされ、その状態でロック状態とされる。
すなわち、図3(a)→(b)において参考として示すように、まずは、ロックピン用エアシリンダ70のピストンロッド75が突出位置から没入位置に移動し、第1分割ロックピン60aが前進位置から後退位置に移動し、第1内筒縮小対応嵌合孔36Aa(図1B)から外れる。また、第2分割ロックピン60bも前進位置から後退位置に移動し、第2内筒縮小対応嵌合孔36Ab(図1B)から外れる。
こうして、このトレーラ用補助脚10はアンロック状態とされる。
そのアンロック状態で、図5(a)→(b)に示すように、トレーラ用補助脚10は伸長状態とされる。
すなわち、図1A及び図1B→図2A及び図2Bにおいて参考として示すように、昇降用エアシリンダ40のピストンロッド45が没入位置から突出位置に移動し、内筒30の大半部分が外筒20から露出した状態とされ、トレーラ用補助脚10は伸長状態(使用状態)とされる。
その状態で、図3(b)→(a)に示すように、ロックピン用エアシリンダ70のピストンロッド75が没入位置から突出位置に移動し、第1分割ロックピン60aが後退位置から前進位置に移動し、第1内筒伸長対応嵌合孔36Baに嵌合する。また、第2分割ロックピン60bも後退位置から前進位置に移動し、第2内筒伸長対応嵌合孔36Bbに嵌合する。
こうして、図2A及び図2Bに示すように、このトレーラ用補助脚10は、伸長状態とされ、その状態でロック状態とされる。
図5(b)に示すように、このようにしてこのトレーラ用補助脚10が伸長状態でかつロック状態とされた状態で、トレーラT1はトラックから切り離される。
その切り離し状態、及び、トラクタT2に対する連結作業の直後までは、トレーラ用補助脚10は伸長状態が維持される。
より詳細に説明すると、次のとおりである。
図5(a)において実線→2点鎖線で示すように、トレーラT1がカプラC等を介してトラクタT2に連結されている状態において、前述したように、このトレーラ用補助脚10が縮小状態(ロック状態)から伸長状態(ロック状態)に変相される。
この状態で、このトレーラ用補助脚10(そのサンドシュー34)は、接地寸前の状態である(地面との間に隙間S1が存在している)。そのように伸長状態の長さが設定されている。
その後、図5(a)→(b)に示すように、トラクタT2のサスペンションの昇降機能、又は、カプラCの昇降機能を用いて、トラクタT2が若干下降される。こうして、このトレーラ用補助脚10(そのサンドシュー34)が接地するとともに、トレーラT1とカプラCとの間には隙間S2が発生する。その状態で、トレーラT1の切り離し作業が行われる。
また、トレーラT1がトラクタT2に連結される際及びその直後においては、上述と逆の手順の作業が行われ、トレーラ用補助脚10は縮小状態とされ、その状態でロック状態とされる。
すなわち、図3(a)→(b)に示すように、まずは、ロックピン用エアシリンダ70のピストンロッド75が突出位置から没入位置に移動し、第1分割ロックピン60aが前進位置から後退位置に移動し、第1内筒伸長対応嵌合孔36Baから外れる。また、第2分割ロックピン60bも前進位置から後退位置に移動し、第2内筒伸長対応嵌合孔36Bbから外れる。
こうして、このトレーラ用補助脚10はアンロック状態とされる。
そのアンロック状態で、図5(b)→(a)に示すように、トレーラ用補助脚10は縮小状態とされる。
すなわち、図2A及び図2B→図1A及び図1Bにおいて参考として示すように、昇降用エアシリンダ40のピストンロッド45が突出位置から没入位置に移動し、内筒30が外筒20に対してほぼ嵌合した状態とされ、トレーラ用補助脚10は縮小状態(格納状態)とされる。
その状態で、図3(b)→(a)において参考として示すように、ロックピン用エアシリンダ70のピストンロッド75が没入位置から突出位置に移動し、第1分割ロックピン60aが後退位置から前進位置に移動し、第1内筒縮小対応嵌合孔36Aa(図1B)に嵌合する。また、第2分割ロックピン60bも後退位置から前進位置に移動し、第2内筒縮小対応嵌合孔36Ab(図1B)に嵌合する。
こうして、図1A及び図1Bに示すように、このトレーラ用補助脚10は、縮小状態とされ、その状態でロック状態とされる。
以上のように、このトレーラ用補助脚10では、その伸縮がエアシリンダ(昇降用エアシリンダ40)によるものである。
このため、その伸縮が迅速に(効率良く)行われ得ることとなり、トラクタT2に対するトレーラT1の着脱作業が効率良く行われ得る。
また、このトレーラ用補助脚10では、その伸縮に伴うロック状態とアンロック状態との間の切り替えも、エアシリンダ(ロックピン用エアシリンダ70)によるものである。
この点でも、このトレーラ用補助脚10の伸縮が迅速に(効率良く)行われ得ることとなり、トラクタT2に対するトレーラT1の着脱作業が効率良く行われ得る。
また、このトレーラ用補助脚10では、図1B,図2B,図3(a),図4に基づいて前述したように、ロックピン用エアシリンダ70のピストンロッド75が突出位置に位置して伸縮不可能な状態にある際において、ロックピン用エアシリンダ70は、ピストンロッド75が没入位置から突出位置に向かう方向にエア圧が加わるようにされている。
このため、ロックピン用エアシリンダ70等に何らかの支障が生じた場合でも、このトレーラ用補助脚10はロック状態に維持される。
このため、図1B及び図5(a)に示すように、このトレーラ用補助脚10が縮小状態にある際において、重力に基づいてピストンロッド45が没入位置から突出位置に移動して内筒30が下降して伸長状態になる、ということが防止される。すなわち、トレーラT1がトラクタT2に連結されてトラクタT2とともに走行している状態において、このトレーラ用補助脚10は、より確実に縮小状態(格納状態)に維持され、安全走行がより確実に確保される。
また、図2B及び図5(b)に示すように、このトレーラ用補助脚10が伸長状態にある際において、トレーラT1の荷重に基づいて外筒20が下降して(内筒30が外筒20に対して相対的に上昇して)縮小状態になる、ということも防止される。すなわち、トレーラT1がトラクタT2から分離されている状態において、トレーラT1は、より確実にほぼ水平状態に維持される。
また、このトレーラ用補助脚10では、図1A及び図4に基づいて前述したように、昇降用エアシリンダ40のピストンロッド45が没入位置に位置して縮小状態にある際において、昇降用エアシリンダ40は、ピストンロッド45が突出位置から没入位置に向かう方向にエア圧が加わるようにされている。
このため、仮に、ロックピン(第1分割ロックピン60a,第2分割ロックピン60b)によるロック状態が何らかの理由で外れたとしても、重力に基づいてピストンロッド45が没入位置から突出位置に移動して内筒30が下降して伸長状態になる、ということが防止される。
すなわち、トレーラT1がトラクタT2に連結されてトラクタT2とともに走行している際において、このトレーラ用補助脚10は、さらに確実に縮小状態(格納状態)に維持され、安全走行がさらに確実に確保される。
なお、上記のものはあくまで本発明の一実施例にすぎず、当業者の知識に基づいて種々の変更を加えた態様で本発明を実施できることはもちろんである。
例えば、上記実施例では外筒20が上筒に該当し、内筒30が下筒に該当したが、それとは逆に、内筒(30)が上筒に該当し、外筒(20)が下筒に該当する構成であってもよい。
また、上記実施例では縮小状態と伸長状態との2つの状態においてロック状態になり得たが、3つ又はそれ以上の状態においてロック状態になり得てもよい。例えば、伸長状態よりもさらに伸長した状態(超伸長状態ということとする)にもなり得て、その超伸長状態においてロック状態になり得てもよい。
この態様の場合は、トラクタに連結された状態のトレーラをトラクタから分離させる際に、一旦、超伸長状態(ロック状態)とされ、それによってトラクタを下降させることなくトレーラとカプラとの間に隙間が生じた状態で分離作業が行われ、その分離作業が終了した後に伸長状態とされ、トレーラがほぼ水平状態に維持される。トレーラをトラクタに連結させる際も同様である。
10 トレーラ用補助脚
20 外筒
26a 第1外筒嵌合孔(外筒嵌合孔)
26b 第2外筒嵌合孔(外筒嵌合孔)
30 内筒
36Aa 第1内筒縮小対応嵌合孔(内筒縮小対応嵌合孔)
36Ab 第2内筒縮小対応嵌合孔(内筒縮小対応嵌合孔)
36Ba 第1内筒伸長対応嵌合孔(内筒伸長対応嵌合孔)
36Bb 第2内筒伸長対応嵌合孔(内筒伸長対応嵌合孔)
40 昇降用エアシリンダ
45 ピストンロッド
46 フローティングジョイント
60a 第1分割ロックピン(ロックピン)
60b 第2分割ロックピン(ロックピン)
62a 第1支持材
62b 第2支持材
64 スライドシャフト(連結材)
70 ロックピン用エアシリンダ
75 ピストンロッド
76a,76b フローティングジョイント

Claims (8)

  1. トラクタによって牽引されるトレーラに設けられ、当該トレーラが前記トラクタから切り離されることに対応して使用されるトレーラ用補助脚であって、
    外筒と、内筒と、昇降用エアシリンダとを有し、
    前記外筒及び前記内筒はともにほぼ鉛直に延び、そのうちの一方が上筒であり他方が下筒であって、
    前記上筒が前記トレーラに結合され、
    前記内筒は、前記外筒に対して自身の横断面が当該外筒の横断面の内部に収容され得る関係にあり、前記外筒に対して相対的に自身の長さ方向に沿って移動可能であり、
    前記昇降用エアシリンダは、その基端部が前記上筒に結合され、そのピストンロッドの先端部が前記下筒に結合されており、
    前記昇降用エアシリンダの作動によって、前記下筒が上昇した縮小状態と、前記下筒が下降して当該トレーラ用補助脚が接地した状態で前記トレーラがほぼ水平状態に維持される伸長状態との間を変相可能である、
    トレーラ用補助脚。
  2. 請求項1に記載のトレーラ用補助脚であって、
    前記昇降用エアシリンダは、前記上筒に対する相対的な高さ位置が調整可能に当該上筒に対して結合されている、
    トレーラ用補助脚。
  3. 請求項1又は請求項2に記載のトレーラ用補助脚であって、
    前記昇降用エアシリンダは、前記内筒に対してその横断面が前記内筒の横断面の内部に収容され得る関係にあり、
    前記昇降用エアシリンダの前記ピストンロッドの先端部は、前記下筒の下端部に対してフローティングジョイントを介して連結されている、
    トレーラ用補助脚。
  4. 請求項1〜請求項3のいずれかに記載のトレーラ用補助脚であって、
    前記昇降用エアシリンダは、当該トレーラ用補助脚が前記縮小状態にある際に前記下筒を上昇方向に付勢するものである、
    トレーラ用補助脚。
  5. 請求項1〜請求項4のいずれかに記載のトレーラ用補助脚であって、さらに、
    前記外筒及び前記内筒の長さ方向とは交わる方向に前進位置と後退位置との間を移動可能なロックピンと、
    前記ロックピンを駆動するロックピン用エアシリンダと、
    前記外筒の一の高さ位置に設けられ前記ロックピンが嵌合し得る外筒嵌合孔と、
    前記内筒のうち前記縮小状態に対応する高さ位置と前記伸長状態に対応する高さ位置の各々に設けられ、前記後退位置に位置する前記ロックピンが嵌合せず、前記外筒嵌合孔に嵌合し前記前進位置に位置する前記ロックピンが嵌合する内筒縮小対応嵌合孔及び内筒伸長対応嵌合孔とを有する、
    トレーラ用補助脚。
  6. 請求項5に記載のトレーラ用補助脚であって、
    前記ロックピンとして、前記外筒を挟んで配置された一対の第1分割ロックピン及び第2分割ロックピンを有し、
    前記外筒嵌合孔として、前記第1分割ロックピン及び前記第2分割ロックピンに各々対応して第1外筒嵌合孔及び第2外筒嵌合孔を有し、
    前記内筒縮小対応嵌合孔/前記内筒伸長対応嵌合孔として、前記第1分割ロックピン及び前記第2分割ロックピンに各々対応して第1内筒縮小対応嵌合孔及び第2内筒縮小対応嵌合孔/第1内筒伸長対応嵌合孔及び第2内筒伸長対応嵌合孔を有し、
    前記外筒を挟んで前記第1分割ロックピンの側に位置する第1支持材と、前記第2分割ロックピンの側に位置する第2支持材とが連結材によって連結され、
    前記ロックピン用エアシリンダのピストンロッドは前記第1支持材に固定され、
    前記第1分割ロックピンは前記ロックピン用エアシリンダによって直接的に駆動され、
    前記第2分割ロックピンは前記第2支持材に固定されている、
    トレーラ用補助脚。
  7. 請求項6に記載のトレーラ用補助脚であって、
    前記第1分割ロックピンと前記ロックピン用エアシリンダのピストンロッドとは第1フローティングジョイントを介して連結されており、
    前記第2分割ロックピンと前記第2支持材とは第2フローティングジョイントを介して連結されている、
    トレーラ用補助脚。
  8. 請求項5〜請求項7のいずれかに記載のトレーラ用補助脚であって、
    前記ロックピン用エアシリンダは、前記ロックピンが前記前進位置に位置し前記内筒縮小対応嵌合孔又は前記内筒伸長対応嵌合孔に嵌合した状態にある際に当該ロックピンを前記後退位置から前記前進位置に向かう方向に付勢するものである、
    トレーラ用補助脚。
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