JPH05319449A - 気密容器の開口構造 - Google Patents

気密容器の開口構造

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JPH05319449A
JPH05319449A JP11887492A JP11887492A JPH05319449A JP H05319449 A JPH05319449 A JP H05319449A JP 11887492 A JP11887492 A JP 11887492A JP 11887492 A JP11887492 A JP 11887492A JP H05319449 A JPH05319449 A JP H05319449A
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opening
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pipe
slide plate
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JP11887492A
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Masayoshi Shimada
正義 島田
Koichi Umeda
康一 梅田
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Mitsubishi Kasei Engineering Co
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Mitsubishi Kasei Engineering Co
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 容器内の気密性を維持しつつ開閉の自動化を
可能とする。 【構成】 容器の開口部に取り付けられた架台68に、
一対のエアシリンダ76が配置され、この一端が開口部
を開閉するスライド板78に連結されている。スライド
板78には孔部78Aが形成され、開口部の孔と孔部7
8Aが一致する位置と、スライド板78が開口部の孔を
閉鎖する位置とで、スライド板78がエアシリンダ76
により移動される。また、架台68には、スライド板7
8を押圧する為のフランジ板86に一端が連結されたエ
アシリンダ82が支持されている。スライド板78の移
動時にはフランジ板86をエアシリンダ82が押し上
げ、開口部の閉鎖時にはフランジ板86をエアシリンダ
82が押しさげる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、外部に対する気密性を
維持すると共に必要時に容器の内外を連通させる気密容
器の開口構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、生産機械などの産業機器にお
いては、加工、処理等の必要から外気に対して異なる気
圧を要求されるものがある。例えば、樹脂材料などの製
造工程中における乾燥工程では、乾燥の能率を高める
為、樹脂材料を密閉した容器内に入れ真空に近い圧力ま
で気圧を下げつつ加熱して乾燥するようにしている。
【0003】従って、このような場合、容器内に樹脂材
料を出し入れする為の開口部が容器の外壁に形成され、
乾燥処理前にはこの開口部が開かれて樹脂材料が容器内
に入れられると共に、乾燥処理中にはこの開口部が閉鎖
されて容器内の気密性を高め、真空ポンプなどの装置で
内部の空気を排出して圧力を下げるようにしていた。
【0004】このような開口部の一例を図5に示し、以
下に説明する。図5に示すように、図示しない容器の一
端から伸びる管状の開口部112の端部にフランジ11
4が形成され、このフランジ114に対向して円板状の
蓋122が取り付けられている。この蓋122とフラン
ジ114との間には、シール材126が装着されてお
り、また蓋122の外周部分には、中心に向かって伸び
る4つの溝124が形成されている。そして、この溝1
24に合わせてフランジ114に同様の溝116が形成
されており、この溝116の下部に、雄ねじが先端側に
形成された締結部材118の基端側が旋回自在に支持さ
れていて、この締結部材118の先端側にナット120
が螺合されている。従って、締結部材118を旋回させ
てナット120を蓋122の溝124Aに係止させると
共にナット120を回転させて蓋122をフランジ11
4に固定させ、容器内の気密を保つようにしていた。
【0005】しかし、以上のような開口部分の構造で
は、作業者が手作業により締結部材118を旋回すると
共にナット120を回転させて締結し、開閉を行わなけ
ればならず、工程の自動化の妨げとなっていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記事実を
考慮し、容器内の気密性を維持しつつ開閉の自動化を可
能とする気密容器の開口構造を提供することを目的とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明による気密容器の
開口構造は、容器の内外を連通する開口部の周囲に固定
された架台と、前記架台に移動自在に支持され且つ移動
により開口部を開閉する開閉部材と、前記架台に支持さ
れると共に前記開閉部材に連結され且つ前記開閉部材を
開放位置と閉鎖位置との間で移動させる駆動源と、一端
側が前記架台に連結されると共に他端側が前記開閉部材
に当接し且つ前記開閉部材を前記開口部側に押さえつけ
て閉鎖位置での前記開閉部材を前記開口部に押圧する押
圧部材と、前記押圧部材に連結され且つ前記押圧部材に
よる押圧状態あるいは押圧解除状態を選択する押圧力調
整部材とを有することを特徴とする。
【0008】
【作用】容器の開口部周囲に架台が固定され、この架台
に、開閉部材が移動自在に支持されると共に、開閉部材
に連結される駆動源が支持されている。また、押圧部材
の一端側が架台に連結されると共に、他端側が開閉部材
に当接していて、押圧状態において、開閉部材がこの押
圧部材により開口部側に押圧される。そして、押圧部材
の押圧状態あるいは押圧解除状態を選択する押圧力調整
部材が押圧部材に連結されている。
【0009】以上より、開閉部材が駆動源により開放位
置と閉鎖位置との間で移動して、容器の内外を連通する
開口部を開閉する。閉鎖位置では、押圧力調整部材が押
圧部材を押圧状態とし、押圧部材が開閉部材を開口部に
押圧して、容器内の気密性を高める。開閉部材が移動中
は、押圧力調整部材が押圧部材を押圧解除状態とし、開
閉部材の移動が妨げられない。
【0010】
【実施例】本発明に係る気密容器の開口構造を樹脂材料
用の乾燥装置であるコニカルドライヤに採用した一実施
例を図1から図4に示し、これらの図に基づき本実施例
を説明する。
【0011】図1に示すように、図上、上部に樹脂材料
が投入されるホッパ12が位置していて、さらにその上
部に図示しない材料送通管の末端が位置している。従っ
て、材料送通管から送られた例えば直径2mm、長さ
2.5mm程度の大きさの樹脂材料及び、樹脂材料の製
造に際して必要となると共に樹脂材料を材料送通管内で
押し流す水が、自重でホッパ12内に入ることとなる。
【0012】ホッパ12の下部には、閉鎖されてホッパ
12内に樹脂材料等を溜めると共に、開放されてホッパ
12内から樹脂材料を排出する開放弁14が取り付けら
れて位置しており、その下側に、接続板18が下端に設
置され且つ伸縮自在なフレキシブルチューブで形成され
たベローズ管16が、連結されている。
【0013】そして、ベローズ管16の下側には、両端
部から突出した軸部32A、32Bが軸受24A、24
Bで回転自在に支持されると共に、図示しないモータ及
び減速機に連結されたスプロケット26による動力の伝
達で回転される容器22が、位置している。この容器2
2は、軸部32A、32Bがそれぞれ頂部となる円錐形
状の底部を接合したような形をしていて、その最大半径
rが2.5m程度の大きさとなっている。
【0014】また、図1に示す回転位置では、樹脂材料
等を容器22に投入する為に容器22の最大半径部分に
形成された開口部28が、容器22の内外を連通するよ
うに、容器22の上部に位置している。この開口部28
の図上、上部にはバタフライ弁30が取り付けられてい
て、樹脂材料の投入時にはこのバタフライ弁30が開か
れることになる。バタフライ弁30の上部には、図2か
ら図4までに拡大して示すような開閉機構を有した開口
構造10が形成されている。すなわち、矢印Eで示され
る部分を拡大するこれらの図に示すように、バタフライ
弁30上には、樹脂材料が内部を通過する孔66Aを有
する管材66がバタフライ弁30から突出して位置する
と共に、この管材66に中心部を貫通された架台68が
ねじ止めにより固定されて位置している。
【0015】さらに、管材66の図2上、上端部には、
案内板80が嵌合されて位置している。この案内板80
の管材66を囲む位置にはシール用のOリング81が設
置されると共に、案内板80の左端側には一対のストッ
プピン80Aが植設されており、また、図3に示すよう
に、幅方向両端部にそれぞれガイド材80Bが固定され
て設置されている。
【0016】一方、架台68の四隅には、図3及び図4
に示すように、スプリング70が巻き付けられているス
ライドピン71を介して、ブラケット72が支持され、
スライドピン71の先端側の径大部71A側にブラケッ
ト72がスプリング70の弾性で押しつけられるように
なっている。このブラケット72の上部には、カム等と
の接触に用いられるローラであるカムフォロア74が回
転自在に支持されており、このカムフォロア74に対応
して案内板80には孔部80Cが形成されている。そし
て、カムフォロア74上に、管材66の孔66Aの孔径
と内径が一致する孔部78Aを有すると共に、案内板8
0及び一対のガイド材80Bで案内される開閉部材であ
るスライド板78が、移動可能に乗せられており、その
一端側に連結板78Bが固定されている。
【0017】また、架台68上には、駆動源となる一対
のエアシリンダ76が、スライド板78の移動方向であ
る長手方向に沿ってシリンダロッド76Aが伸びるよう
に配置されて架台68に連結支持され、シリンダロッド
76Aの先端部が連結板78B内に嵌め合わされてい
る。
【0018】従って、シリンダロッド76Aが伸縮する
と連結板78Bを介してスライド板78が移動され、シ
リンダロッド76Aが伸びたときには、図3の2点鎖線
で示すように、案内板80に設置された一対のストップ
ピン80Aと当接して適切にスライド板78が停止さ
れ、管材66の孔66Aにスライド板78の孔部78A
が一致することとなり、この一致したスライド板78の
位置が開放位置となる。この際、ストップピン80Aに
スライド板78が当接するような構造をしている為、管
材66の孔66Aとスライド板78の孔部78Aとが精
密に一致し、管材66とスライド板78との間、あるい
はスライド板78の図2上、上部に位置するフランジ板
86とスライド板78との間に段差が生ぜず、結果とし
てこれらの間に樹脂材料が入り込んだりすることがな
い。
【0019】他方、シリンダロッド76Aが縮められた
ときには、図3に示すように、エアシリンダ76のスト
ップエンドで停止され、管材66の孔66Aがスライド
板78で完全に閉鎖され、この時のスライド板78の位
置が閉鎖位置となる。
【0020】さらに、図4に示すように架台68上に
は、シリンダロッド82Aを上下方向に伸縮する押圧力
調整部材であるエアシリンダ82が複数(本実施例では
4個)連結されて固定され、エアシリンダロッド82の
シリンダロッド82Aには、帯鋼を巻いて作られる竹の
子ばねにより形成されたフローティングジョイント84
を介して、管材66の孔66Aと孔径及び軸心が一致す
る孔部86Aを有したフランジ板86が、連結されてい
る。つまり、これらフローティングジョイント84及び
フランジ板86が押圧部材となり、フローティングジョ
イント84の弾性でフランジ板86を押し下げて、スラ
イド板78を案内板80に強く当接するような力が生じ
ることとなる。また、このフランジ板86がベローズ管
16に設置された接続板18と、例えば接続板18に取
り付けられた磁石の磁力により、接合されることとな
る。
【0021】そして、フランジ板86を上下動するエア
シリンダ82の図4上、下側である基端部及び、スライ
ド板78を移動するエアシリンダ76の長手方向両端部
それぞれが、図示しない配管を介して架台68上のエア
カプラ88に接続され、エアカプラ88に図示しないポ
ンプから作動エアが送られる他方のエアカプラ90が着
脱自在に接続されるようになっている。
【0022】従って、エアカプラ88、90同士が接続
された状態で、エアシリンダ82に送気するとフランジ
板86が上昇するようにシリンダロッド82Aが伸び、
送気停止するとフランジ板86が下降するようにシリン
ダロッド82Aが縮んで、フランジ板86が上下動す
る。この際、シリンダロッド82Aが伸びると、フラン
ジ板86とスライド板78との間に隙間が生じて押圧力
が生じないような押圧解除状態になり、シリンダロッド
82Aが縮むと、フランジ板86が強くスライド板78
に当接する押圧状態となる。また、エアシリンダ76の
図3上、右端側に送気するとシリンダロッド76Aが伸
び、左端側に送気するとシリンダロッド76Aが縮ん
で、スライド板78が左右方向に移動する。なおこの
際、エアシリンダ76Aのいずれかの端部に送気する場
合、他の端部への送気を停止することは言うまでもな
い。
【0023】一方、図1上、左側の軸部32Aには、図
示しない配管が内蔵されていて、容器22内の内壁面側
に配置されている配管34にその一端側が接続されてい
る。そして、軸部32A内の配管の他端側には、ロータ
リイジョイント33Aを介して蒸気管36が相対回転可
能に接続されており、蒸気管36の上部から加熱された
蒸気が矢印Aで示すように送り込まれている。また、容
器22内の配管34を通過して戻ってきた蒸気は、熱を
奪われて、蒸気管36の下側より矢印Bで示すように排
出される。
【0024】他方、図上、右側の軸部32Bにも、図示
しない配管が内蔵されていて、容器22内に突出して配
置されている吸引口38に接続されている。そして、軸
部32B内の配管の他端側には、ロータリイジョイント
33Bを介して排気管40が相対回転可能に接続されて
おり、さらに、この排気管40が図示しない真空ポンプ
に接続されていて、この真空ポンプが駆動すると、配管
及び排気管40を介して吸引口38から容器22内の空
気が矢印Cで示すように排出される。
【0025】そして、図1に示す容器22の回転位置で
は、容器22の下端側に突出部46が位置し、容器22
内の水分を排出する排水管44がこの突出部46に着脱
自在で接続されている。そして、容器22の直下には、
伸縮自在のベローズ管50を上部に接続したロータリバ
ルブ52が位置しており、その下側に、ロータリバルブ
52に連結されたジョイント56が配置されており、こ
のジョイント56に図上、左右方向に伸びる配管54が
貫通するように接続されている。
【0026】また、配管54には、ジョイント56の左
右の位置にバルブ58、60が配設されていると共に、
左端側が窒素ガスを送りだす図示しない送気装置に連結
され、右端側が乾燥の終了した樹脂材料を蓄えるサイロ
62に連結されている。そして、これらの部材が第1の
輸送経路となり、第1の輸送経路と同様の第2の輸送経
路がその下側に図示されており、例えば上側のサイロ6
2に樹脂材料が満たされた場合に輸送経路を変えて下側
のサイロ62に樹脂材料を送り込むようにするようにな
っている。
【0027】従って、容器22内の樹脂材料の乾燥が終
了すると、図示しないセンサで容器22の回転角度を検
出して、開口部28が第1の輸送経路のベローズ管50
に対応する回転位置で停止され、ベローズ管50を伸ば
して開口部28に接続する。この後、容器22側のバタ
フライ弁30、ロータリバルブ52及び、バルブ58、
60を開放し、樹脂材料を落下させると、窒素ガスの流
れに伴って樹脂材料がサイロ62内に送り込まれること
となる。
【0028】次に本実施例の作用について説明する。ま
ず、材料送通管から送られた樹脂材料及び水をホッパ1
2内に入れると共に、図1のような回転位置で容器22
を停止する。そして、ベローズ管16を押し下げて、フ
ランジ板86と接続板18を接合し、スライド板78を
開放位置にエアシリンダ76で移動すると共に開閉弁1
8及びバタフライ弁30を開放して、樹脂材料及び水を
容器22内に入れる。なおこの際、スライド板78と案
内板80との間などの隙間に樹脂材料が入らないよう
に、シリンダロッド82Aを縮んだ状態として、スライ
ド板78と案内板80との間を密着させておくこととす
る。
【0029】必要量の樹脂材料等が容器22内に入った
後は、開閉弁18を閉鎖すると共に突出部46に接続し
た排水管44で排水する。さらに、スライド板78を閉
鎖位置に移動すると共にバタフライ弁30を閉鎖し、ま
た接続板18、カプラ88、90及び排水管44の接続
を解除する。
【0030】この後、例えば温度120℃程度の蒸気を
蒸気管36から容器22内の配管34に送って樹脂材料
を加熱すると共に真空ポンプを作動して吸引口38から
容器22内の空気及び水分を排気して真空に近い気圧に
するだけでなく、モータの駆動により回転されたスプロ
ケット26を介して容器22が矢印Rで示すように、毎
分数回転程度の回転速度で回転される。
【0031】この際、開口部28が下側の位置に来ると
きには、遠心力だけでなく、フランジ板86及びスライ
ド板78の自重により、スライド板78のシールを解除
するような力が働くが、フローテイングジョイント84
の弾性力により強くスライド板78が案内板80に押し
つけられて、Oリング71によるシール性が無くなるこ
とがなく、スライド板78による封止が確保される。
【0032】従って、容器22の回転により、樹脂材料
が低圧状態で攪拌されつつ加熱される為、樹脂材料中に
含まれている水分が放出され、樹脂材料が乾燥される。
【0033】乾燥が終了すると、センサで回転角度を検
出しつつ適正に開口構造10のフランジ板86をベロー
ズ管50に対向する位置に合わせて停止し、ベローズ管
50を伸ばしてフランジ板86と接合と共にカプラ8
8、90を接合する。そして、バタフライ弁30、ロー
タリバルブ52及びバルブ58、60を開放すると共
に、閉鎖位置にあったスライド板78を開放位置に移動
し、送気装置から窒素ガスを送気して、サイロ62に容
器22内の樹脂材料を送り込むこととする。
【0034】また、上述のスライド板78の閉鎖位置と
開放位置との間での移動に際しては、エアシリンダ82
にポンプから作動エアが送られる為、押圧力が無くなる
だけでなく、フランジ板86が若干量上昇することとな
る。これに伴ってフランジ板86からの押圧力が無くな
ったスライド板78がカムフォロア74を介してスプリ
ング70で押し上げられ、スライド板78と案内板80
との間に隙間が生じるようになる。
【0035】そして、閉鎖位置から開放位置にスライド
板78を移動する場合には、エアシリンダ76の図3
上、右端側に作動エアが送られて、シリンダロッド76
Aが実線の位置から2点鎖線の位置に移動することとな
る。また、開放位置から閉鎖位置に移動する場合には、
エアシリンダ76の左端側に作動エアが送られて、シリ
ンダロッド76Aが2点鎖線の位置から実線の位置に移
動する。このような時、スライド板78は案内板80に
設置されたOリング81に接触せずに、カムフォロア7
4により滑らかに移動することとなり、Oリング81を
破損することがない。
【0036】以上より、乾燥作業に際しては、スライド
板78により十分に開口部28の気密性が高められると
共に、スライド板78の開閉時には、カプラ88、9
0、ベローズ管16、50等の接合をするだけで、その
他の作業を遠隔操作により行うことができ、従来に比較
して自動化が促進されることとなった。そして、本実施
例の開口構造10は、架台68、スライド板78、案内
板80及びフランジ板86等が全て板状の部材で形成さ
れ、スライド板78をスライドするようにしている為、
コンパクトな構造となり、従来より用いられていたコニ
カルドライヤに容易に設置することもできる。
【0037】尚、本実施例において、押圧部材をフロー
テイングジョイント84及び板状のフランジ板86とし
たが、複数のフローテイングジョイント84それぞれに
スライド板78を押さえる爪を取り付けて、直接、この
爪でスライド板78を押さえるようにしてもよく、フロ
ーテイングジョイント84の替わりにコイルスプリング
やゴム材等の他の弾性体を用いることとしてもよい。
【0038】また、駆動源及び押圧力調整部材をそれぞ
れエアシリンダ76、82としたが、油圧で作動するシ
リンダとしてもよく、例えば、電磁的に作動するプラン
ジャなどを用いることとしてもよい。さらに、本実施例
において容器内の圧力を外気より低くするコニカルドラ
イヤを用いて説明したが、容器内の圧力を外気より高く
設定するようなものにも本発明を応用できることはいう
までもない。
【0039】一方、上記実施例では、カプラ90を容器
22の上側と下側にそれぞれ設け、スライド板78を上
側と下側とでそれぞれ開閉するようにしたが、例えばカ
プラ90を上側にのみ設けて、上側位置においてのみス
ライド板78を開閉可能とし、乾燥終了後においてもこ
の上側位置でスライド板78を開閉するようにしてもよ
い。この際には、第1及び第2の輸送経路のベローズ管
50をこの位置で開口部28に接合可能とするように、
これら輸送経路の配置を図1とは異なる位置に変更する
こととする。
【0040】
【発明の効果】本発明の気密容器の開口構造は、以上の
ように説明した構成とした結果、容器内の気密性を維持
しつつ開閉の自動化を可能とした。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る気密容器の開口構造の一実施例が
適用される乾燥装置の概略説明図である。
【図2】図1のE部拡大図であって本発明に係る気密容
器の開口構造の一実施例を表す正面断面図である。
【図3】本発明に係る気密容器の開口構造の一実施例を
表す平面図であって一部破断した図である。
【図4】図3の4−4矢視断面図である。
【図5】従来構造に係る開口構造を表す図であって、
(a)は平面図であり、(b)は側断面図である。
【符号の説明】
10 開口構造 12 ホッパ 16、50 ベローズ管 22 容器 28 開口部 62 サイロ 68 架台 76 エアシリンダ(駆動源) 78 スライド板(開閉部材) 80 案内板 82 エアシリンダ(押圧力調整部材) 84 フローティングジョイント(押圧部材) 86 フランジ板(押圧部材)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 容器の内外を連通する開口部の周囲に固
    定された架台と、前記架台に移動自在に支持され且つ移
    動により開口部を開閉する開閉部材と、前記架台に支持
    されると共に前記開閉部材に連結され且つ前記開閉部材
    を開放位置と閉鎖位置との間で移動させる駆動源と、一
    端側が前記架台に連結されると共に他端側が前記開閉部
    材に当接し且つ前記開閉部材を前記開口部側に押さえつ
    けて閉鎖位置での前記開閉部材を前記開口部に押圧する
    押圧部材と、前記押圧部材に連結され且つ前記押圧部材
    による押圧状態あるいは押圧解除状態を選択する押圧力
    調整部材とを有することを特徴とする気密容器の開口構
    造。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR100951774B1 (ko) * 2007-12-20 2010-04-08 주식회사 한국가스기술공사 저장탱크의 노즐 블라인드 개폐장치
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