JP2018075126A - 遊技機 - Google Patents
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Abstract
Description
そして、遊技機の多くは、遊技者が発射した打球の多くがアウト球になる盤面構成となっており、特別遊技状態のときであっても、大入賞口の左右側を通過してアウト口に至る遊技球も少なくはなく、遊技者にとっては無駄球となっていた。
そこで、特許文献1,2のような遊技機が提案されている。
特許文献1の遊技機は、アウト口へ向かおうとする遊技球をも効率よく大入賞口に誘導した構成を採用している。
また、特許文献2の遊技機は、アウト球が時によってはセーフ球に変化させる構成を採用している。
そのため、折角大当たりとなって、大入賞口が開放しても入賞しているかが視認し難く大当たりの醍醐味が希薄になりがちであった。大入賞口への入賞を確認するためには、遊技領域の最下端を見なければならず、遊技の主体となる中央から視線をそらすことになり、遊技の興趣の低下を招く虞がある。
また、アウト口と大入賞口とが近接しているため、アウト口に誘導されたのか大入賞口に誘導されたのかが分かりづらいとういう問題もある。
発射された遊技球が流下する遊技領域が形成される遊技盤を備え、
前記遊技領域には、前記遊技領域に打ち込まれた遊技球が入球する入賞口と、
前記入賞口に入賞しなかった遊技球が流入するアウト口と、を有する遊技機であって、
前記遊技盤の盤面の中央より下側であって前記遊技盤の盤面の最下端よりも上方の位置には、前記遊技盤の盤面を流下する遊技球が流入する遊技球流入領域が形成されており、
前記遊技球流入領域の下端に前記アウト口を設け、
前記アウト口より上方であって前記遊技球流入領域の側部に遊技球受入口を設け、
前記遊技球流入領域において前記アウト口への遊技球の経路を開放する第1位置と、前記アウト口への遊技球の経路を閉鎖して前記遊技球流入領域に流入する遊技球を前記遊技球受入口に誘導する第2位置とに変位する可動部材を備えることを特徴とする。
すなわち、大当たりの際には、可動部材が第2位置に変位して、遊技球流入領域の側部に設けられた遊技球受入口に遊技球が誘導される。一方、大当たり以外の際には、可動部材が第1位置に変位して、遊技球流入領域の下端に設けられたアウト口に遊技球が誘導される。
従って、大当たりの際に、遊技者は、入賞を確認するために、遊技球流入領域の下端を見る必要はなくなるため、遊技の興趣の低下が抑制される。
また、大当たりの際には、アウト口と離隔した位置に配置された遊技球受入口に遊技球が誘導されるので、入賞の確認がし易い。
このように、本発明によれば、通常時にアウト口に誘導されていた遊技球が、大当たりの際には遊技球受入口に誘導されるのが明確になり、遊技の興趣を高め、遊技者に優越感・満足感が与えられる。
この構成によれば、遊技球受入口へ入賞した遊技球の数を入賞球検出手段により計数して可動部材の動作を即座に制御することができ、可動部材を第1位置と第2位置の間を迅速に可動させて遊技球受入口への入球を制御することができる。
このような構成にすると、可動部材で受けられた遊技球を確実に遊技球受入口に入球させることができる。
この構成とすると、遊技球受入口に遊技球が所定個数入球したあと、可動部材に受けられた余剰球をアウト流路に流すことにより、遊技球受入口への余剰球の入球を抑制することができる。
この構成にすると、遊技球受入口に遊技球が所定個数入球したあと、可動部材に受けられた余剰球は、誘導段部によって、アウト流路に誘導されるから、遊技球受入口への余剰球の入球をより確実に抑制することができる。
この構成にすると、可動部材は盤面に沿って可動するため動きを大きく見せることができ、可動部材の動きが目立ち、遊技の興趣をより高めることができる。
この構成にすると、直線状の可動部材よりもより大きく見せることができ、遊技の興趣をより高めることができる。
この構成にすると、第2位置から第1位置へ変位する際に、遊技球受入口の近傍に位置する可動部材の部位が下方に可動するから、可動部材に受けられた遊技球は遊技球受入口に誘導されることなく余剰球として確実にアウト口に流すことができる。
この構成にすると、可動部材が第2位置から第1位置へ変位する際に、可動部材で受けた余剰球を回避流路を介して確実にアウト口に導くことができる。
以下、実施例1について、図1〜8を参照して説明する。なお、図1は、実施例1に係る遊技機を例示する正面図であり、まず、図1を参照して遊技機1の構成を概説する。
図5に示すように、アウト口15より上方であって遊技球流入領域21の両側部には、遊技球流入領域21の側方から少し外方に奥まって、略左右対称となるように遊技球受入口23,23が設けられている。また、遊技球受入口23,23は、通常時には後述の可動部材27,27で閉鎖されており、大当たりとなる特別遊技状態のときには、遊技球は傾倒した可動部材27,27に受けられて、遊技球受入口23,23に導かれ入賞する。遊技球受入口23,23の開口部近傍には、入賞球を検出するための入賞球検出手段25,25が配されている。本実施例1では、入賞球検出手段25,25により、遊技球受入口23,23へ入賞した遊技球の数を計数して、可動部材27,27の動作を制御する構成とされている。すなわち、遊技球受入口23,23へ入賞した遊技球が入賞球検出手段25,25により検出され、その数が所定数に達すると、可動部材27,27を動作させて、遊技球受入口23,23への入球を制御する構成とされている。
なお、遊技球流入領域21の上端に位置する球流入開口の左右両側部であって、遊技球受入口23,23の上方位置には他のアウト口16,16が設けられ、ここに入球した遊技球はアウト球として処理される。他のアウト口16,16の開口部は、遊技球流入領域21側が段状に低くなるように形成されており、ほとんどの遊技球はアウト口16,16を飛び越して遊技球流入領域21に導かれる。
可動部材27,27は、遊技球受入口23,23側に窪む円弧状、すなわち略三日月状に形成されている。この形態の可動部材27,27を採用することで、特に可動時には直線状の可動部材よりも、大きく見せて目立たせると共に遊技球が遊技球受入口23,23へ向かって流れる様子を遊技者に対し、より長く視認させ鮮明にする構成としている。可動部材27,27の回動軸35,35は、図4に示すように、飾り枠部材29の遊技球流入領域21の下方両側縁部に形成された挿通孔29A,29Aを貫通し、さらに、後述の背面枠体41に開設した支持孔41A,41Aを貫通して、後述のリンク機構45のカム部材43B,43Bに連結されている。
飾り枠部材29の背面の中央には、可動部材27,27を可動させる駆動源としてのソレノイド39及びソレノイド39の駆動力を可動部材27,27に伝達するリンク機構45が組付けられる背面枠体41が取り付けられている。背面枠体41には、他のアウト口16,16及び遊技球受入口23,23から入球した遊技球を遊技盤9の後方に導く通路部が形成されている。また、背面枠体41の後方にはリンク機構45を構成する複数のリンク部材43A,43A,カム部材43B,43B,作動部材43Cを覆い、リンク機構45を保護すると共にリンク部材43A,43Aを軸支するリンク機構カバー47が配されている。ソレノイド39はプランジャ49を備え、駆動力が遊技盤9に対し上下方向に発生するように垂直状に設けられている。プランジャ49はリンク機構45の中央に位置する作動部材43Cに連結されており、作動部材43Cは、左右のリンク部材43A,43Aに連結されている。そして、リンク部材43A,43Aは、それぞれ左右のカム部材43B,43Bに連結されて、左右のカム部材43B,43Bは、可動部材27,27の回動軸35,35と連結されている。そして、ソレノイド39の励磁によりプランジャ49が上下動作するとともに、作動部材43Cが上下すると、その動作が、リンク部材43A,43Aに伝わりリンク部材43A,43Aが傾動すると、次にカム部材43B,43Bに伝わりカム部材43B,43Bが回動軸35を中心に回動し、最終的に回動軸35が固着されている可動部材27,27に伝わり、可動部材27,27が回動する構成とされている。実施例では、ソレノイド39を励磁することにより、可動部材27,27が遊技球流入領域21の内方に傾倒するようにリンク機構45が連係されている。なお、背面枠体41の前面側には、前述した遊技球受入口23,23に対応して入賞球検出手段25としての近接センサ(磁気センサ)が設けられている。
左右一対の可動部材27,27は、第1位置では、遊技球流入領域21の上方に位置する先端部27A,27A同士が所定の間隔をもって離隔している。すなわち、可動部材27,27の先端部27A,27Aの間が開いた状態にあり、この状態では、可動部材27,27の間を複数の遊技球が同時に通過可能とされてアウト口15への遊技球の経路を開放している。一方、第2位置では、左右一対の可動部材27,27の先端部27A,27A同士が近接している。すなわち、可動部材27,27の先端部27A,27Aの間が閉じた状態にあり、この状態では、左右一対の可動部材27,27の間を遊技球が通過できない構成とされてアウト口15への遊技球の経路を閉鎖して、遊技球は可動部材27,27で受けられる。
また、大当たりの際には、アウト口15と離隔した位置に配置された遊技球受入口23,23に遊技球が誘導されるので、入賞の確認がし易く、今までアウト口15に導かれてアウト球になっていた遊技球がすべて入賞球となるのが視認できるため、優越感を味わうことができる。
このように、実施例1によれば、通常時にアウト口15に誘導されていた遊技球が、大当たりの際には遊技球受入口23,23に誘導されるのが明確になり、遊技の興趣を高め、遊技者に優越感・満足感が与えられる。
実施例1の遊技機1では、可動部材27,27は、遊技球受入口23,23側に窪む円弧状、具体的には、略三日月状に形成されている。実施例1では、可動部材27,27が円弧状に形成されているから、直線状のものに比べて視覚的に大きく見せることができ、遊技の興趣をより高めることができる。さらに、実施例1では、左右一対の可動部材27,27は、対称の形状となるように設けられており、図5(B)に示されるように、第2位置の状態の際には、可動部材27,27の上端部27A,27A同士が近接した形態が、人の両手を合わせた形態に類似するから、デザイン性(意匠性)が高い。また、第2位置では窪む円弧状部で遊技球を受けるため、遊技球を受け止める印象がより強くなり、遊技球受入口23,23へ入賞するイメージを高めることができる。
また、左右一対の可動部材27,27が、同期して動作するため、遊技者に動作をアピールしやすく、遊技の興趣をより高めることができる。
次に、実施例2に係る遊技機について、図9を参照しつつ説明する。なお、実施例2に係る遊技機において、上記実施例1の遊技機と略同じ構成部位には同符号を付けて、構造、作用及び効果の説明は省略する。実施例2では、次の点が、実施例1と相違している。
実施例2では、遊技球流入領域21の側部において、遊技球受入口23,23の上方に位置して、遊技球流入領域21の側方を形成するリブ壁31の一部を切り欠いてアウト流路51,51が設けられている。アウト流路51へ入球した遊技球は、アウト球として処理される。アウト流路51は、図9(A)で示すように、可動部材27,27が第1位置の状態では遊技球受入口23,23と同様に可動部材27,27によって閉鎖されており、遊技球流入領域21に導かれた遊技球はすべてアウト口15に導かれる。
また、実施例2では、可動部材27,27には、可動部材27,27が第2位置から第1位置へ変位する際に受けた遊技球を遊技球受入口23,23に誘導することなく、アウト流路51,51に誘導するための誘導段部27C,27Cが形成されている。誘導段部27C,27Cは、可動部材27,27の長手方向の中央よりやや上端寄りの位置に形成されている。図9(B)鎖線で示すように、可動部材27,27が第2位置から第1位置に復動する際に図9(B)実線位置よりも上方に動いたときに、可動部材27,27に受けられた遊技球が誘導段部27C,27Cに乗り上げて、可動部材27,27に押されながら遊技球受入口23,23に向かう方向から遊技球受入口23,23の上方に設けられたアウト流路51,51に向かわせる構成とされている。
この構成では、遊技球受入口23,23に遊技球が所定個数入球した後、第1位置に復動する可動部材27,27に受けられた遊技球は、誘導段部27C,27Cによって、アウト流路51,51に誘導されてアウト球として処理されるから、遊技球受入口23,23への余剰球の入球を確実に抑制することができる。また、アウト流路51,51が遊技球流入領域21を形成するリブ壁31を切り欠いて設けているため、可動部材27,27が、第2位置から第1位置に復動する際に可動部材27,27で受けた遊技球をリブ壁31との間で挟むことはなく、可動部材27,27を確実に第1位置に復動させることができる。
次に、実施例3に係る遊技機について、図10を参照しつつ説明する。なお、実施例3に係る遊技機において、上記実施例1の遊技機と略同じ構成部位には同符号を付けて、構造、作用及び効果の説明は省略する。実施例3では、次の点が、実施例1と相違している。
実施例3では、可動部材27,27は、回動軸35,35による軸支位置が、下端寄りから中央寄りに位置をずらして軸支しており、回動軸35,35の付近が谷となるように鈍角に屈曲した略L字状をなしている。より詳細には、可動部材27,27は、第2位置において回動軸35,35よりも外側に位置する短片部55,55と、回動軸35,35よりも内側に位置する長片部57,57とから構成されている。そして、第2位置(図10(B)参照)において飾り枠部材29の板状部に開設された遊技球受入口23,23の板面開口の前面に位置する短片部55,55の上面に、可動部材27,27で受けられた遊技球を遊技盤9の奥側へ誘導する誘導部27D,27Dを備えている。実施例3では誘導部27D,27Dは、可動部材27,27が第2位置とされた状態では、遊技盤9の奥側に斜めに下る傾斜面を有している。
また、実施例3では、遊技球受入口23,23より下方の領域に連通して、可動部材27,27が第2位置(図10(B)参照)から第1位置(図10(A)参照)へ変位する際に可動部材27,27で受けた遊技球を遊技球受入口23,23に導くことなくアウト口15へ導くための回避流路53,53が設けられている。
実施例3では、誘導部27D,27Dは、可動部材27,27が図10(B)実線に示す第2位置とされた状態では、遊技球受入口23,23の開口前面において遊技盤9の奥側に向けて斜めに下る傾斜面を有しているから、可動部材27,27で受けられた遊技球を短片部55,55によって確実に遊技球受入口23,23に入球させることができる。
また、実施例3では、可動部材27,27が第2位置から第1位置へ変位する際に、遊技球受入口23,23より下方の領域に遊技球が通過できるスペースを有する回避流路53,53が形成されるから、遊技球受入口23,23に所定個数の遊技球が入球した後に可動部材27,27が第1位置に復動する際に受けた遊技球を余剰球として回避流路53,53を介して確実にアウト口15に導くことができる。
次に、実施例4に係る遊技機について、図11を参照しつつ説明する。なお、実施例4に係る遊技機において、上記実施例1の遊技機と略同じ構成部位には同符号を付けて、構造、作用及び効果の説明は省略する。実施例4では、次の点が、実施例1と相違している。
遊技球流入領域21の片側(図上右側)中間位置に遊技球受入口23が設けられ、遊技球受入口23と対向する遊技球流入領域21の片側(左側)の流入開口近傍位置に、可動部材27が、その上端寄りの位置が回動軸35により軸支され回動自在に設けられている。可動部材27は、遊技球流入領域21を介して対向する遊技球受入口23側に窪む円弧状をなしており、実施例1と異なり、遊技球流入領域21の中央側に窪む円弧状をなしている。可動部材27は、図11の実線に示す第1位置では、遊技球流入領域21の側方に沿う形態にあり、図11の鎖線に示す第2位置では、可動部材27の先端部27Aが下方から起き上がり、先端部27Aがリブ壁31により形成される遊技球受入口23の開口近傍に位置して、遊技球流入領域21に横たわる形態となって、遊技球流入領域21の略全領域にわたって、アウト口15への経路を閉鎖する。それにともなって、可動部材27は、第2位置では、遊技球流入領域21に導かれた遊技球を受けて、対向して設けられた遊技球受入口23に誘導する。そして、入賞球検出手段25で所定個数の遊技球が検出されると、駆動源の駆動に伴って可動部材27の先端部27Aが下動して第1位置に復動しアウト口15への経路を開放する。なお、遊技球受入口23は、実施例1と異なり通常時に可動部材27により閉鎖されていないが、遊技球流入領域21を形成するリブ壁31から少し外方に奥まるように設けられているため、遊技球流入領域21の開口から流入する遊技球が直接遊技球受入口23に入賞することはない。
このように、実施例4では、可動部材27が第2位置から第1位置に復動する際に、先端部27Aが遊技球受入口23の開口近傍位置からアウト口15に向かうように下方に変位可動するため、可動部材27で受け止めた遊技球は、遊技球受入口23に導かれることなく確実にアウト口15に導かれる。そのため、遊技球受入口23に入賞する余剰球を確実になくすことができる。
また、実施例4では、1つの可動部材27により、アウト口15への経路を開閉するから、可動部材27の動作が目立ちやすくなり、遊技球受入口23に入賞しているか否かが解り易く、遊技の興趣をより高めることができる。
また、可動部材27が第1位置から第2位置に変位する際に、先端部27Aが下方から上方に変位するため、第1位置で全てアウト球になっていた遊技球を掬い上げ、恰もかき集めるような動作となり、遊技者は優越感をより深く味わうことができる。さらに、第2位置の際に、遊技球流入領域21に導かれた遊技球は、可動部材27に受けられて、遊技球流入領域21を左から右へ横断するように誘導されるから、遊技球の動作が目立ちやすくなり、遊技の興趣をより高めることができる。
なお、可動部材27及び遊技球受入口23の配置が左右逆の構成であってもよい。
次に、実施例5に係る遊技機について、図12を参照しつつ説明する。なお、実施例5に係る遊技機において、上記実施例2の遊技機と略同じ構成部位には同符号を付けて、構造、作用及び効果の説明は省略する。実施例5では、次の点が、実施例2と相違している。
実施例5では、実施例2における他のアウト口16,16は、アウト流路51,51と連通した形態とされている。図12(A)に示すように、可動部材27,27が第1位置でもアウト流路51,51の上方は解放されているため、この第1位置でも、遊技球が遊技領域7からアウト流路51,51に入り得る構成とされている。また、図12(B)に示すように、逆に可動部材27,27が第2位置に変位した場合には、実施例2の他のアウト口16,16の開口に相当する位置から入球した遊技球がアウト流路51,51に入らずに可動部材27,27上に落下して遊技球受入口23,23に導かれ入賞することもあり得る。このように、遊技球の動きが多彩となり、遊技の興趣を高めることができる。
この実施例5においては、アウト流路51,51は可動部材27,27の先端を保護する僅かなリブ壁31,31を除いて開口されているため、可動部材27,27が第1位置に復動する際に可動部材27,27で受けられた遊技球をリブ壁31,31との間に挟み込む不具合を起こすことはなく、確実にアウト流路51,51に導くことができる。
次に、実施例6に係る遊技機について、図13を参照しつつ説明する。なお、実施例6に係る遊技機において、上記実施例3の遊技機と略同じ構成部位には同符号を付けて、構造、作用及び効果の説明は省略する。
可動部材27,27は、遊技球受入口23,23側に窪む円弧状をなし、回動軸35,35による軸支位置が、下端寄りから中央寄りに位置をずらして短片部55,55が形成され、短片部55,55は、少なくとも遊技球が1個載置可能な長さに設定される。詳しくは、可動部材27,27が図13(B)に示す第2位置のときに遊技球受入口23,23の近傍に位置する可動部材27,27の部位(短片部55,55)が、下方に可動して遊技球受入口23,23との間が遊技球が通過可能な所定の間隔離間するように可動部材27,27が軸支されている。また図13(A)に示すように、遊技球受入口23,23の下端略中央からは、第1位置の可動部材27,27の短片部55,55と所定の間隔をもってリブ壁31,31が下方に略垂設されて、遊技球受入口23,23より下方の領域に回避流路53,53が形成されている。詳しくは、図13(A)に示すように、回避流路53,53は、遊技球受入口23,23の開口に隣接して遊技球流入領域21の中央寄り斜め下方に形成され、可動部材27,27と、遊技球受入口23,23の下方に形成されたリブ壁31,31との間の空間をなし、可動部材27,27が第2位置から第1位置へ変位する際には、遊技球がアウト口15に向かって通過できるスペースが確保されている。
遊技球受入口23,23に所定個数が入球した後に可動部材27,27が第2位置から前記第1位置へ変位する際に受けた遊技球は、図13(B)の鎖線で示すように可動部材27,27の上面を転動した後、短片部55,55が下方に変位することにより遊技球受入口23,23に導かれることなく、図13(A)に示す回避流路53を落下してアウト口15に導かれる。そのため、遊技球受入口23,23に入賞する余剰球を確実になくすことができる。
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
7…遊技領域
9…遊技盤
15…アウト口
21…遊技球流入領域
23…遊技球受入口
25…入賞球検出手段
27…可動部材
27C…誘導段部
27D…誘導部
35…回動軸
51…アウト流路
53…回避流路
Claims (9)
- 発射された遊技球が流下する遊技領域が形成される遊技盤を備え、
前記遊技領域には、前記遊技領域に打ち込まれた遊技球が入球する入賞口と、
前記入賞口に入賞しなかった遊技球が流入するアウト口と、を有する遊技機であって、
前記遊技盤の盤面の中央より下側であって前記遊技盤の盤面の最下端よりも上方の位置には、前記遊技盤の盤面を流下する遊技球が流入する遊技球流入領域が形成されており、
前記遊技球流入領域の下端に前記アウト口を設け、
前記アウト口より上方であって前記遊技球流入領域の側部に遊技球受入口を設け、
前記遊技球流入領域において前記アウト口への遊技球の経路を開放する第1位置と、前記アウト口への遊技球の経路を閉鎖して前記遊技球流入領域に流入する遊技球を前記遊技球受入口に誘導する第2位置とに変位する可動部材を備える遊技機。 - 前記遊技球受入口の開口に入賞した遊技球を検出する入賞球検出手段が設けられている請求項1に記載の遊技機。
- 前記可動部材には、前記第2位置において前記遊技球受入口の盤面開口の前面に位置して、前記可動部材で受けられた遊技球を前記遊技球受入口から前記遊技盤の奥側へ誘導する誘導部を備える請求項1又は2に記載の遊技機。
- 前記遊技球流入領域を形成する側部において、前記遊技球受入口の上方にアウト流路を設ける請求項1〜3のいずれか1項に記載の遊技機。
- 前記可動部材には、前記第2位置から前記第1位置へ変位する際に受けた遊技球を前記アウト流路に誘導するための誘導段部が形成されている請求項4に記載の遊技機。
- 前記可動部材は前記遊技盤の盤面と直交する回動軸により回動する請求項1〜5のいずれか1項に記載の遊技機。
- 前記可動部材は、遊技球受入口側に窪む円弧状に形成されている請求項6に記載の遊技機。
- 前記可動部材が前記第2位置から前記第1位置へ変位する際に、前記第2位置のときに前記遊技球受入口の近傍に位置する前記可動部材の部位が、下方に可動して遊技球受入口と所定の間隔離間するように前記可動部材が軸支されている請求項6又は7に記載の遊技機。
- 前記遊技球受入口より下方の領域には、前記可動部材が前記第2位置から前記第1位置へ変位する際に前記可動部材で受けた遊技球を前記アウト口へ導くための回避流路が設けられている請求項8に記載の遊技機。
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