JP2018074313A - 画像処理装置及び画像処理システム - Google Patents

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克良 山之内
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Abstract

【課題】ユーザが意図する出力結果を容易に得ることができるようにする。【解決手段】印刷データが示す画像データから、通常プロセス色画像データと特殊プロセス色画像データとが重なっている重なり部分画像データを抽出し、この重なり部分画像データについての出力方法をユーザに指定させ、指定された出力方法を印刷データに反映してプリンタ1に送信するようにした。こうすることで、プリンタ1側では、印刷データに基づいて印刷出力した際、通常プロセス色画像の上に特殊プロセス色画像が重ねられている部分について、他の部分と同様にユーザが意図する出力結果を得ることができる。【選択図】図4

Description

本発明は、画像処理装置及び画像処理システムに関するものであり、例えば、画像形成データを生成する画像処理装置と、画像処理装置により生成された画像形成データに基づいて用紙などの媒体上に画像を形成する画像形成装置とで構成される画像処理システムに適用して好適なものである。
画像処理装置としてのPC(パーソナルコンピュータ)と画像形成装置としての印刷装置とで構成される画像処理システムとしての印刷システムでは、PCにより生成された画像形成データとしての印刷データを、印刷装置が受信する。印刷装置は、この印刷データに基づいて印刷用の描画データを生成し、この描画データに基づいて用紙などの媒体上に印刷画像を形成(すなわち印刷出力)するようになっている。
PCは、アプリケーションにより生成されたアプリケーションデータをもとに、ポストスクリプト言語などで記述された印刷データを生成するようになっているが、アプリケーションデータを生成する際に、通常のプロセス色(これを通常プロセス色と呼ぶ)とは異なる特殊な色空間(例えばDeviceN、Separationなどのスペシャルカラースペース)のプロセス色(これを特殊プロセス色と呼ぶ)で色指定することがある。
印刷装置は、印刷データが示す画像データの中で、通常プロセス色により色指定されている部分画像データについては、PC側のモニタに表示される色と用紙へ印刷出力される色とを近づける為の色変換処理(カラーマッチング処理)を行ってから印刷出力するようになっているが、特殊プロセス色で色指定されている部分画像データについては、カラーマッチングを行わずに、そのままの色で印刷出力するようになっている。
また一方で、従来、通常プロセス色により色指定された印刷データをもとに、クリアやホワイトなどの装置固有の特色を付与した描画データを生成することで、プロセス色と特色とで構成される画像を印刷出力可能な印刷装置がある(例えば特許文献1参照)。
特開2016−103694号公報
従来の印刷装置では、通常プロセス色により色指定されている部分画像データをカラーマッチングする際にこの部分画像データに特色を付与するようになっている為、特殊プロセス色により色指定されている部分画像データについては特色を付与できないようになっていた。この為、例えば、印刷データが示す画像データの中に、通常プロセス色により色指定されている部分画像データと、特殊プロセス色により色指定されている部分画像データとが重なっている部分(これを重なり部分画像データと呼ぶ)が存在していると、この重なり部分画像データの重なり方によって、この重なり部分画像データに特色が付与されたりされなかったりすることがあった。このように特色が付与されたりされなかったりすると、印刷出力結果が、ユーザの意図するものとは異なる可能性がある。
印刷結果がユーザの意図するものと違う場合、ユーザは、アプリケーション上で印刷データの元となる元画像データを修正することになる。しかしながら、特殊プロセス色による色指定は多くの場合アプリケーション側で自動的に行われ、また、特色の付与は印刷装置側で自動的に行われる為、ユーザがこれらを把握して元画像データを修正することは非常に困難なものとなっていた。
このように、従来の印刷装置では、印刷出力結果がユーザの意図するものとは異なる場合があり、ユーザの意図する印刷出力結果を得ることが難しいという問題を有していた。
本発明は以上の点を考慮したものであり、ユーザが意図する出力結果を容易に得ることができる画像処理装置及び画像処理システムを提案しようとするものである。
本発明の画像処理装置は、画像形成装置に画像を形成させる為の画像形成データから、画像形成装置側で所定の変換処理が施される第1の指定色で色指定された第1の部分画像データと、画像形成装置側で前記第1の指定色とは異なる変換処理が施される第2の指定色で色指定された第2の部分画像データとが重なっている重なり部分画像データを抽出する抽出部と、前記抽出部により抽出された重なり部分画像データについて、前記第1の指定色、前記第2の指定色、及び画像形成装置固有の特色のうちの少なくとも1つを用いて画像形成される際の画像形成方法をユーザに指定させる指定部と、前記指定部により指定された画像形成方法を前記画像形成データに反映させる反映部とを備える。
また、本発明の画像処理システムは、画像形成データから、所定の変換処理が施される第1の指定色で色指定された第1の部分画像データと、前記第1の指定色とは異なる変換処理が施される第2の指定色で色指定された第2の部分画像データとが重なっている重なり部分画像データを抽出する抽出部と、前記抽出部により抽出された重なり部分画像データについて、前記第1の指定色、前記第2の指定色、及び画像形成装置固有の特色の少なくとも1つを用いて画像形成される際の画像形成方法をユーザに指定させる指定部と、前記指定部により指定された画像形成方法を前記画像形成データに反映させる反映部と、前記画像形成データを取得する取得部と、前記取得部により取得された前記画像形成データ及び当該画像形成データに示されている前記重なり部分画像データの画像形成方法に基づいて、前記第1の指定色、前記第2の指定色及び前記特色の少なくとも1つを用いて画像形成を行う画像形成部とを備える。
このように、本発明は、第1の指定色(例えば通常プロセス色)により色指定された部分画像データと、第2の指定色(例えば特殊プロセス色)により色指定された部分画像データとが重なっている重なり部分画像データの画像形成方法を、ユーザに指定させるようにした。これにより、重なり部分画像データを、第1の指定色、第2の指定色、特色のうちの少なくとも1つを用いて画像形成した際に、ユーザの意図する画像形成結果(すなわち出力結果)を得ることができる。
本発明によれば、ユーザが意図する出力結果を容易に得ることができる画像処理装置及び画像処理システムを実現できる。
プリンタの概略構成を示す図である。 プリンタ及びホストPCの機能構成を示すブロック図である。 プリンタドライバの機能構成を示すブロック図である。 ホストPC側で実行される印刷データ生成処理の手順を示すフローチャートである。 アプリケーションデータの一例を示す図である。 印刷ページのプレビュー表示の一例を示す図である。 出力方法指定画面の構成を示す図である。 印刷データの記述例を示す図である。 プリンタ側で実行される印刷処理の手順を示すフローチャートである。 印刷処理の途中で実行される通常プロセス色画像生成処理の手順を示すフローチャートである。 印刷処理の途中で実行される特殊プロセス色画像生成処理の手順を示すフローチャートである。 他の実施の形態におけるユーザにより所望部分に印が付けられた印刷用紙を示す図である。
以下、発明を実施するための形態(以下、これを実施の形態と呼ぶ)について、図面を用いて詳細に説明する。
[1.プリンタの構成]
図1に画像形成装置としてのプリンタ1の構成の概略を示す。尚、図1は、プリンタ1を側面から見た場合の構成図である。この図1に示すように、プリンタ1は、媒体収容部2と、画像形成部3と、定着部4と、これらを繋ぐ搬送路5とを有している。画像形成部3は、プロセス色としてのイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの4色のトナーのそれぞれに対応する4個のプロセス色ユニット3A〜3Dと、プリンタ1固有の特色としてのホワイトのトナーに対応する1個の特色ユニット3Eとを有している。特色ユニット3Eは、プロセス色ユニット3A〜3Dよりも搬送路5の下流側もしくは上流側(図1では下流側)に設けられている。
プリンタ1は、媒体収容部2に収容された印刷用紙を1枚ずつ搬送路5へと繰り出す。搬送路5へと繰り出された印刷用紙は、画像形成部3へと搬送され、プロセス色ユニット3A〜3Dによってプロセス色のトナー像が転写され、特色ユニット3Eによって特色のトナー像が転写される。これにより印刷用紙には、プロセス色と特色のトナー像でなる印刷画像が印刷されたことになる。その後、プリンタ1は、印刷用紙を定着部4へと搬送し、定着部4によって印刷用紙上にトナー像を定着させ、この印刷用紙を排出するようになっている。
また、プリンタ1は、印刷用紙の同一面に複数回印刷を行う為の戻しユニット6を有している。この戻しユニット6は、画像形成部3によってトナー像が転写された印刷用紙を、画像形成部3の上流側に戻す為のユニットである。つまり、プリンタ1は、例えば、プロセス色の下地に特色のホワイトを用いる印刷を行う場合、画像形成部3によってホワイトのトナー像が下地画像として転写された印刷用紙を、戻しユニット6を経由させて画像形成部3の上流側へ戻し、画像形成部3によって印刷用紙に転写されたホワイトの下地画像の上にプロセス色のトナー像を転写させるようになっている。
[2.印刷システムの機能構成]
次に、プリンタ1とホストPC10で構成される印刷システム11の機能構成について図2、図3を用いて詳しく説明する。
図2に示すように、ホストPC10とプリンタ1は、通信回線12を介して接続されている。ホストPC10は、プリンタ1で印刷する為の印刷データを生成し、この印刷データをプリンタ1へ送信する機能を有している。すなわち、ホストPC10は、アプリケーション13によって生成されたアプリケーションデータを、プリンタドライバ14により印刷データに変換してプリンタ1へ送信する。
プリンタドライバ14は、図示しないCPUにプリンタ1を制御する機能を追加するソフトウェアである。このプリンタドライバ14は、図3に示すように、印刷データ生成部20、特殊プロセス色画像抽出部21、画像分割部22、プレビュー部23、重なり部分選択部24、出力方法指定部25を有している。
印刷データ生成部20は、アプリケーション13からの印刷指示により、アプリケーション13から提供されるアプリケーションデータ(すなわち元画像データ)をもとに、プリンタ1で印刷を行う為の印刷データを生成する。特殊プロセス色画像抽出部21は、印刷データが示す画像データから、通常プロセス色により色指定されている部分画像データ(これを通常プロセス色画像データと呼ぶ)の上に上位レイヤとして重ねられている、特殊プロセス色により色指定されている部分画像データ(これを特殊プロセス色画像データと呼ぶ)を抽出する。この特殊プロセス色画像抽出部21では、少なくとも一部分が通常プロセス色画像データの上に重なっている特殊プロセス色画像データを抽出するようになっている。
ちなみに、通常プロセス色とは、プリンタ1側で色変換処理(カラーマッチング)処理)が施されるプロセス色である。一方、特殊プロセス色とは、通常プロセス色とは異なる特殊な色空間(DeviceN、Separationなどのスペシャルカラースペース)のプロセス色であり、プリンタ1側で濃度変換処理が施され、カラーマッチング処理は施されないプロセス色である。
画像分割部22は、特殊プロセス色画像抽出部21により抽出された、少なくとも一部分が通常プロセス色画像データの上に重なっている特殊プロセス色画像データを、さらに通常プロセス色画像データの上に重なっている重なり部分画像データと、重なっていない非重なり部分画像データとに分割する。プレビュー部23は、印刷データが示す画像データを、通常プロセス色画像データの上に特殊プロセス色画像データが重なっている重なり部分画像データを選択できるようにしてモニタなどにプレビュー表示する。重なり部分選択部24は、マウスなどの操作部(図示せず)を介したユーザ操作に応じて、プレビュー表示された画像(これをプレビュー画像と呼ぶ)から任意の重なり部分画像データを選択する。出力方法指定部25は、操作部を介したユーザ操作に応じて、選択された重なり部分画像データについての出力方法を指定する。出力方法の指定については詳しくは後述するが、簡単に説明すると、重なり部分画像データについて、通常プロセス色と、特殊プロセス色と、プリンタ1固有の特色(例えばホワイト)の中で、出力する色と出力しない色を指定することである。
プリンタドライバ14の機能構成は、このようになっている。ここで図2に戻り、プリンタ1の機能構成について説明する。
プリンタ1は、データ受信部30、受信バッファ31、データ編集部32、印刷データ指定色判定部33、通常プロセス色画像生成部34、特殊プロセス色画像生成部35、特色画像生成部36、プロセス色画像イメージバッファ37、特色画像イメージバッファ38、エンジン制御部39、エンジン部40、媒体収容部2を有している。
データ受信部30は、ホストPC10から送信される印刷データを受信し、これを受信バッファ31に格納し、さらに印刷データの受信を完了すると、その旨をデータ編集部32に通知する機能を有している。
データ編集部32は、印刷データの受信完了の通知を受けると、受信バッファ31に格納された印刷データを読み出し、この印刷データを印刷データ指定色判定部33へと送り、印刷データが示す画像データの指定色の判定を行わせる機能を有している。
印刷データ指定色判定部33は、印刷データが示す画像データの指定色が通常プロセス色か特殊プロセス色かを判定し、通常プロセス色により色指定されていると判定した部分画像データ(すなわち通常プロセス色画像データ)については、通常プロセス色画像生成部34に送り、特殊プロセス色により色指定されていると判定した部分画像データ(すなわち特殊プロセス色画像データ)については、特殊プロセス色画像生成部35に送る機能を有している。
通常プロセス色画像生成部34は、通常プロセス色画像データにカラーマッチング処理などを施すとともにビットマップ形式に変換することで描画データ(これを通常プロセス色描画データと呼ぶ)を生成し、これをプロセス色画像イメージバッファ37に格納するとともに、特色画像生成部36に送る機能を有している。特色画像生成部36は、通常プロセス色画像生成部34から送られてくる通常プロセス色描画データに特色を付与することで(すなわち通常プロセス色を特色に書き換えることで)、特色描画データを生成し、これを特色画像イメージバッファ38に格納する機能を有している。
特殊プロセス色画像生成部35は、特殊プロセス色画像データに濃度変換処理などを施すとともにビットマップ形式に変換することで描画データ(これを特殊プロセス色描画データと呼ぶ)を生成し、これをプロセス色画像イメージバッファ37に格納する機能を有している。
エンジン制御部39は、データ編集部32による各描画データの生成が完了すると、プロセス色画像イメージバッファ37と特色画像イメージバッファ38から各描画データを読み出し、各描画データに基づいてエンジン部40に印刷出力を指示する機能を有している。エンジン部40は、画像形成部3と定着部4とで構成され、媒体収容部2から搬送されてくる印刷用紙へのトナー像の転写及び印刷用紙へのトナー像の定着を行う機能を有している。
具体的に言うと、エンジン制御部39は、プロセス色画像イメージバッファ37から読み出した通常プロセス色描画データ及び特殊プロセス色描画データに基づいて、画像形成部3のプロセス色ユニット3A〜3Dのそれぞれにプロセス色のトナー像を形成させ、これを印刷用紙に転写させる。また、エンジン制御部39は、特色画像イメージバッファ38から読み出した特色描画データに基づいて、画像形成部3の特色ユニット3Eに特色のトナー像を形成させ、これを印刷用紙に転写させる。その後、エンジン制御部39は、定着部4を制御して印刷用紙上にトナー像を定着させるようになっている。
このように、プリンタ1は、ホストPC10から受信した印刷データをもとに、通常プロセス色と特殊プロセス色と特色とを用いて印刷出力するようになっている。
[3.印刷データ生成処理]
次に、ホストPC10が印刷データを生成するときの処理手順について、図4に示すフローチャートを用いて説明する。ステップSP1において、ホストPC10は、アプリケーション13によりアプリケーションデータを生成する。つづくステップSP2において、ホストPC10のアプリケーション13は、アプリケーションデータの生成が完了すると、ユーザによる印刷開始操作に応じて、プリンタドライバ14を起動する。
つづくステップSP3において、プリンタドライバ14は、印刷データ生成部20により、アプリケーション13から提供されるアプリケーションデータをもとに、ポストスクリプト言語で記述された印刷データを生成する。つづくステップSP4において、プリンタドライバ14は、特殊プロセス色画像抽出部21により印刷データを解析することで、印刷データが示す画像データから、通常プロセス色画像データの上に重ねられている特殊プロセス色画像データを抽出する。
ここで、印刷データの元画像データとなるアプリケーションデータ(つまり印刷データが示す画像データ)の例を、図5に示す。このアプリケーションデータは、通常プロセス色により色指定された2つの通常プロセス色画像データNpd1、Npd2と、これら2つの通常プロセス色画像データNpd1、Npd2の上に上位レイヤとして重ねられている1つの特殊プロセス色画像データSpd1と、この特殊プロセス色画像データSpd1の上に上位レイヤとして重ねられている1つの通常プロセス色画像データNpd3とで構成されている。
2つの通常プロセス色画像データNpd1、Npd2のそれぞれと、これらの上位レイヤである1つの特殊プロセス色画像データSpd1とは、一部が重なっている。ここで、特殊プロセス色画像データSpd1における、通常プロセス色画像データNpd1の上に重なっている部分を、重なり部分画像データOd1とし、通常プロセス色画像データNpd2の上に重なっている部分を、重なり部分画像データOd2とする。また、特殊プロセス色画像データSpd1における、2つの通常プロセス色画像データNpd1、Npd2と重なっていない部分を、非重なり部分画像データNd1とする。
また、1つの特殊プロセス色画像データSpd1と、この上位レイヤである1つの通常プロセス色画像データNpd3も、一部が重なっている。ここで、通常プロセス色画像データNpd3における、特殊プロセス色画像データSpd1の上に重なっている部分を、重なり部分画像データOd3とする。以下、このアプリケーションデータを一例に、処理手順を説明する。
尚、プリンタ1側では、通常プロセス色で印刷される部分の下地に特色のホワイトを印刷するようになっている。ゆえに、図5に示すアプリケーションデータをもとに生成された印刷データをプリンタ1に送信すると、プリンタ1側で、通常プロセス色画像データNpd1、Npd2、Npd3のそれぞれの下地となる特色描画データを生成するようになっている。
また、ポストスクリプト言語で記述される印刷データは、プロセス色同士が重なる部分では上書き消去して印刷するよう定義されている。この場合のプロセス色同士が重なる部分とは、通常プロセス色と特殊プロセス色が重なる部分も含まれる。この為、通常プロセス色画像データNpd1、Npd2において、重なり部分画像データOd1、Od2の下地となっている部分については、プリンタ1側で、特殊プロセス色画像データSpd1(実際には特殊プロセス描画データ)により、上書き消去されることになる。この為、重なり部分画像データOd1、Od2の下地となっている部分については、通常プロセス色とともに通常プロセス色の下地として付与される特色も打ち消されてしまうことになる。
ここで、ユーザが、重なり部分画像データOd1、Od2の下地に特色が付与されるものと認識していた場合、印刷出力結果がユーザの意図しないものとなってしまう。そこで、ホストPC10では、重なり部分画像データOd1、Od2の出力方法をユーザに指定させるようになっている。出力方法の指定については、後述のステップで説明する。
尚、通常プロセス色画像データNpd3における重なり部分画像データOd3については、通常プロセス色画像データNpd3が残る為、特色が打ち消されることはない。ゆえに、この重なり部分画像データOd3については、出力方法の指定対象から除外する。
すなわち、上述のステップSP4(図4)において、プリンタドライバ14の特殊プロセス色画像抽出部21は、印刷データが示す画像データが、図5に示すアプリケーションデータである場合、この画像データから、通常プロセス色画像データNpd1、Npd2の上に重ねられている特殊プロセス色画像データSpd1を抽出する。
つづくステップSP5において、プリンタドライバ14は、ステップSP4で抽出した特殊プロセス色画像データSpd1を、画像分割部22により、通常プロセス色画像データNpd1、Npd2の上に重なっている重なり部分画像データOd1、Od2と、重なっていない非重なり部分画像データNd1とに分割する。
つづくステップSP6において、プリンタドライバ14は、プレビュー部23により、印刷データが示す画像データを、重なり部分画像データOd1、Od2を選択できるようにして図示しないモニタなどにプレビュー表示する。
このときモニタに表示されるプレビュー画像を、図6に示す。この図6に示すように、プレビュー画像は、通常プロセス色画像データNpd1、Npd2の上に特殊プロセス色画像データSpd1が重なっている重なり部分画像データOd1、Od2のみが強調表示され、図示しない操作部により選択可能となっている。
図4に戻り、つづくステップSP7において、プリンタドライバ14は、重なり部分選択部24により、操作部を介したユーザ操作に応じて、プレビュー画像から任意の重なり部分画像データを選択する。すなわち、ユーザ操作に応じて、強調表示されている重なり部分画像データOd1、Od2のどちらかを選択する。つづくステップSP8において、プリンタドライバ14は、出力方法指定部25により、操作部を介したユーザ操作に応じて、ステップSP7で選択された重なり部分画像データについての出力方法を指定する。
具体的に、出力方法指定部25は、図7に示す出力方法指定画面50をモニタなどに表示させ、この出力方法指定画面50上で、選択された重なり部分画像データについての出力方法をユーザに指定させるようになっている。
プリンタドライバ14では、重なり部分画像データの出力方法を、以下の3出力パターンから指定できるようになっている。第1出力パターンは、重なり部分画像データについて、特殊プロセス色画像の下地となる通常プロセス色画像を残し、さらにこの通常プロセス色画像の下地に特色画像を付与する出力パターンである。この第1出力パターンが指定された場合、プリンタ1側では、重なり部分画像データをもとに、特色画像の上に通常プロセス色画像が重ねて印刷され、さらにこの通常プロセス色画像の上に特殊プロセス色画像が重ねて印刷されることになる。
第2出力パターンは、重なり部分画像データについて、特殊プロセス色画像の下地となる通常プロセス色画像は削除し、特色画像は残す出力パターンである。この第2出力パターンが指定された場合、プリンタ1側では、重なり部分画像データをもとに、特色画像の上に特殊プロセス色画像が重ねて印刷されることになる。
第3出力パターンは、重なり部分画像データについて、特殊プロセス色画像の下地となる通常プロセス色画像を削除するとともに特色画像も削除する出力パターンである。この第3出力パターンが指定された場合、プリンタ1側では、重なり部分画像データをもとに、特殊プロセス色画像のみが印刷されることになる。
出力方法指定画面50には、これら第1〜第3出力パターンのそれぞれに対応する3つのボタンBt(Bt1、Bt2、Bt3)が表示されていて、任意のボタンBtを選択することにより、任意の出力方法を指定できるようになっている。すなわち、ボタンBt1が第1出力パターン、ボタンBt2が第2出力パターン、ボタンBt3が第3出力パターンに対応している。
この出力方法指定画面50を介して、選択された重なり部分画像データについての出力方法が指定されると、プリンタドライバ14は、印刷データ生成部20により、印刷データを更新(編集)する。具体的には、図8に示すように、印刷データに、選択された重なり部分画像データについての出力方法を指定する記述Txを追記する。ここで、重なり部分画像データの出力方法として第1出力パターンが指定された場合、印刷データには、第1出力パターンに対応する記述Tx1が追記される。この記述Tx1には、選択された重なり部分画像データについて、指定色が特殊プロセス色であり且つ出力方法が第1出力パターンであることが示されている。
また、重なり部分画像データの出力方法として第2出力パターンが指定された場合、印刷データには、第2出力パターンに対応する記述Tx2が追記される。この記述Tx2には、選択された重なり部分画像データについて、指定色が特殊プロセス色であり且つ出力方法が第2出力パターンであることが示されている。
さらに、重なり部分画像データの出力方法として第3出力パターンが指定された場合、印刷データには、第3出力パターンに対応する記述Tx3が追記される。この記述Tx3には、選択された重なり部分画像データについて、指定色が特殊プロセス色であり且つ出力方法が第3出力パターンであることが示されている。
プリンタドライバ14は、印刷データ生成部20による印刷データの更新が終了すると、つづくステップSP9(図4)において、出力方法指定部25により、ステップSP5で分割された、全ての重なり部分画像データについて、出力方法の指定が終了したかどうかを判定する。ここで、まだ出力方法の指定が終了していない重なり部分画像データが残っている場合、プリンタドライバ14は、ステップSP7に戻り、残りの重なり部分画像データについてユーザに出力方法を指定させる。
これに対して、全ての重なり部分画像データについて出力方法の指定が終了している場合、プリンタドライバ14は、処理手順を終了する。プリンタドライバ14は、このような処理手順で印刷データを生成して適宜更新(編集)するようになっている。
[4.印刷処理]
次に、プリンタ1がホストPC10から受信した印刷データをもとに印刷するときの処理手順について、図9、図10、図11に示すフローチャートを用いて説明する。図9に示すステップSP20において、プリンタ1は、データ受信部30によりホストPC10から送信されてきた印刷データを受信する。つづくステップSP21において、プリンタ1は、受信した印刷データを受信バッファ31に格納する。
つづくステップSP22において、プリンタ1のデータ編集部32は、印刷データ指定色判定部33により、印刷データが示す画像データについて指定色を判定する。すなわち、図5に示した通常プロセス色画像データNpd1、Npd2、Npd3、特殊プロセス色画像データSpd1のそれぞれを、印刷データに記述されている順に選択してそれぞれの指定色を判定する。
ここで、選択した画像データの指定色が通常プロセス色である場合、印刷データ指定色判定部33は、選択した画像データ(すなわち通常プロセス色画像データ)を、通常プロセス色画像生成部34に送る。通常プロセス色画像生成部34は、ステップSP23において、通常プロセス色画像データをもとに通常プロセス色描画データを生成する。
ここで、ステップSP23の処理(通常プロセス色描画データ生成処理)を図10に示す。通常プロセス色画像生成部34は、ステップSP30において、通常プロセス色画像データにカラーマッチング処理などを施すとともにビットマップ形式に変換することで通常プロセス色描画データを生成し、これをプロセス色画像イメージバッファ37に格納するとともに、特色画像生成部36に送る。
つづくステップSP31において、特色画像生成部36は、通常プロセス色画像生成部34から送られてくる通常プロセス色描画データの指定色を特色に変更することで特色描画データを生成する。つづくステップSP32において、特色画像生成部36は、特色描画データを特色画像イメージバッファ38に格納し、通常プロセス色描画データ生成処理を終了する。ステップSP23(図9)で実行される通常プロセス色描画データ生成処理は、以上のようになっている。
一方、図9のステップSP22で選択した画像データの指定色が特殊プロセス色である場合、印刷データ指定色判定部33は、選択した画像データ(すなわち特殊プロセス色画像データ)を、特殊プロセス色画像生成部35に送る。特殊プロセス色画像生成部35は、ステップSP24において、特殊プロセス色画像データをもとに特殊プロセス色描画データを生成する。
ここで、ステップSP24の処理(特殊プロセス色描画データ生成処理)を図11に示す。特殊プロセス色画像生成部35は、ステップSP40において、特殊プロセス色画像データに含まれる重なり部分画像データ(例えば重なり部分画像データOd1、Od2)を順に選択し、それぞれの出力方法を、印刷データの記述をもとに判定する。
ここで、選択した重なり部分画像データの出力方法が第2出力パターン(下地の通常プロセス色は消去して特色は残す出力パターン)である場合、特殊プロセス色画像生成部35は、ステップSP41に移り、第2出力パターンに対応するデータ処理を実行する。すなわち、特殊プロセス色画像生成部35は、プロセス色画像イメージバッファ37に格納されている通常プロセス色描画データにおける、選択した重なり部分画像データの下地となっている部分の描画データを消去する。このとき、特色画像イメージバッファ38に格納されている特色描画データについてはそのままとする。これにより、選択した重なり部分画像データの下地に特色描画データのみが残った状態となる。このように第2出力パターンに対応するデータ処理を実行した後、特殊プロセス色画像生成部35は、ステップSP44に移る。
また、選択した重なり部分画像データの出力方法が第3出力パターン(下地の通常プロセス色も特色も消去する出力パターン)である場合、特殊プロセス色画像生成部35は、ステップSP42に移り、第3出力パターンに対応するデータ処理を実行する。すなわち、特殊プロセス色画像生成部35は、プロセス色画像イメージバッファ37に格納されている通常プロセス色描画データにおける、選択した重なり部分画像データの下地となっている部分の描画データを消去する。
さらに、特殊プロセス色画像生成部35は、つづくステップSP43において、特色画像イメージバッファ38に格納されている特色描画データおける、選択した重なり部分画像データの下地となっている部分の描画データも消去する。これにより、選択した重なり部分画像データの下地に通常プロセス色描画データも特色描画データも残っていない状態となる。このように第3出力パターンに対応するデータ処理を実行した後、特殊プロセス色画像生成部35は、ステップSP44に移る。
さらに、選択した重なり部分画像データの出力方法が第1出力パターン(下地の通常プロセス色も特色も残す出力パターン)である場合、特殊プロセス色画像生成部35は、データ処理を行うことなく、ステップSP44に移る。すなわち、特殊プロセス色画像生成部35は、プロセス色画像イメージバッファ37に格納されている通常プロセス色描画データ、及び特色画像イメージバッファ38に格納されている特色描画データをそのままに、ステップSP44に移る。これにより、選択した重なり部分画像データの下地に通常プロセス色描画データと特色描画データが残っている状態となる。
ステップSP44において、特殊プロセス色画像生成部35は、特殊プロセス色画像データに含まれる、全ての重なり部分画像データについて出力方法の判定が終了したかどうかを判定する。ここで、まだ出力方法の判定が終了していない重なり部分画像データが残っている場合、特殊プロセス色画像生成部35は、ステップSP40に戻り、残りの重なり部分画像データを選択して出力方法を判定する。
これに対して、全ての重なり部分画像データについて出力方法の判定が終了している場合、特殊プロセス色画像生成部35は、ステップSP45に移る。ステップSP45において、特殊プロセス色画像生成部35は、特殊プロセス色画像データに濃度変換処理などを施すとともにビットマップ形式に変換することで特殊プロセス色描画データを生成し、これをプロセス色画像イメージバッファ37に格納し、特殊プロセス色描画データ生成処理を終了する。ステップSP24(図9)で実行される特殊プロセス色描画データ生成処理は、以上のようになっている。
ステップSP23での通常プロセス色描画データ処理、又はステップSP24での特殊プロセス色描画データ処理が終了すると、プリンタ1のデータ編集部32は、図9のステップSP25に移る。ステップSP25において、データ編集部32は、印刷データが示す全ての画像データについて指定色の判定が終了したかどうかを判定する。ここで、まだ指定色の判定が終了していない画像データが残っている場合、データ編集部32は、ステップSP22に戻り、残りの画像データを選択して指定色を判定する。
これに対して、全ての画像データについて指定色の判定が終了して、各描画データの生成が完了している場合、データ編集部32は、ステップSP26に移り、各描画データの生成が完了した旨をエンジン制御部39に通知することにより、エンジン制御部39に描画データに基づく印刷を実行させる。すなわち、エンジン制御部39は、プロセス色画像イメージバッファ37から読み出した通常プロセス色描画データ及び特殊プロセス色描画データと、特色画像イメージバッファ38から読み出した特色描画データに基づいて、画像形成部3に各色のトナー像を形成させ、これを印刷用紙に転写させる。その後、エンジン制御部39は、定着部4を制御して印刷用紙上にトナー像を定着させる。
プリンタ1は、このような処理手順で印刷データをもとに描画データを生成して印刷を行うようになっている。
[5.まとめと効果]
ここまで説明したように、本実施の形態のホストPC10は、印刷データが示す画像データから、特殊プロセス色画像データを抽出し、さらにこの特殊プロセス色画像データから、通常プロセス色画像データの上に重ねられている部分を重なり部分画像データとして抽出するようにした。
そして、ホストPC10は、特殊プロセス色画像データにおける重なり部分画像データについて、ユーザにその出力方法を指定させるようにした。すなわち、ホストPC10は、重なり部分画像データの出力方法を、特殊プロセス色画像の下地となる通常プロセス色画像を残し、この通常プロセス色画像の下地に特色画像を付与する第1出力パターン、特殊プロセス色画像の下地となる通常プロセス色画像は削除し、特色画像は残す第2出力パターン、特殊プロセス色画像の下地となる通常プロセス色画像を削除するとともに特色画像も削除する第3出力パターンの中からユーザに選択させるようにした。
そして、ホストPC10は、指定された重なり部分画像データの出力方法を示す記述Txを印刷データに追記したうえで、この印刷データをプリンタ1に送信するようにした。
プリンタ1は、ホストPC10から受信した印刷データをもとに印刷する際、印刷データに記述されている、重なり部分画像データの出力方法に応じて、重なり部分画像データの印刷出力を変えるようにした。こうすることで、プリンタ1では、通常プロセス色画像の上に特殊プロセス色画像が重ねられている部分(すなわち、従来技術ではユーザの意図しない出力結果となる可能性があった部分)について、他の部分と同様に、ユーザが意図する出力結果を得ることができる。かくして、印刷システム11では、印刷データにもとづく印刷結果として、ユーザが意図する出力結果を容易に得ることができる。
また、ホストPC10は、印刷データをプレビュー表示する際、プレビュー画像上に、通常プロセス色画像データの上に特殊プロセス色画像データが重ねられている重なり部分画像データを選択可能な状態で強調表示させるようにした。こうすることで、ホストPC10は、どの部分が重なり部分画像データであるのかをユーザに容易に認識させることができ、且つ重なり部分画像データをユーザに容易に選択させることができる。
[6.他の実施の形態]
[6−1.他の実施の形態1]
尚、上述した第1の実施の形態では、プレビュー画像上で複数の重なり部分画像データを順にユーザに選択させ、それぞれの出力方法について、ユーザに3つの出力パターンから選択させるようにした。これに限らず、例えば、ユーザが1つの重なり部分画像データを選択した際に、プレビュー画像(すなわちアプリケーションデータ)上に、選択された重なり部分画像データと、特殊プロセス色及び通常プロセス色の色の組み合わせが同一の重なり部分画像データが存在する場合には、この重なり部分画像データも自動的に選択するようにしてもよい。
図5に示すアプリケーションデータの場合を例に説明すると、例えば、通常プロセス色画像データNpd1のプロセス色と、通常プロセス色画像データNpd2のプロセス色が同一であれば、2つの重なり部分画像データOd1、Od2は、特殊プロセス色及び通常プロセス色の色の組み合わせが同一となる。この場合、ユーザが、重なり部分画像データOd1を選択した際に、重なり部分選択部24が、自動的に重なり部分画像データOd2も選択するようにする。
そして、ユーザが出力方法を指定すると、出力方法指定部25が、重なり部分画像データOd1、Od2の両方の出力方法を、ユーザに指定された出力方法とする。このようにすれば、1度に複数の重なり部分画像データの出力方法を指定することができ、ユーザによる操作をより簡易化することができる。
また、ユーザが重なり部分画像データの出力方法を指定した際に、出力方法指定部25が、この重なり部分画像データの色の組み合わせと、指定された出力方法を対応付けて、別途図示しない記憶部に記憶させるようにしてもよい。
この場合、出力方法指定部25は、ユーザが重なり部分画像データを選択すると、この重なり部分画像データの色の組み合わせに対応する出力方法が記憶部に記憶されているかどうかを判定する。ここで、ユーザにより選択された重なり部分画像データの色の組み合わせに対応する出力方法が記憶部に記憶されている場合、出力方法指定部25は、この出力方法を、ユーザにより選択された重なり部分画像データの出力方法として自動的に指定する。
つまり、今回ユーザに選択された重なり部分画像データと同一の色の組み合わせでなる重なり部分画像データの出力方法が、過去に指定されている場合には、出力方法指定部25が、過去に指定された出力方法を、今回ユーザに選択された重なり部分画像データに適用するようにしてもよい。このようにすれば、ユーザによる操作をより簡易化することができる。
またこれに限らず、今回ユーザに選択された重なり部分画像データと同一の色の組み合わせでなる重なり部分画像データの出力方法が、過去に指定されている場合には、出力方法指定部25が、過去に指定された出力方法を、今回ユーザに選択された重なり部分画像データに適用してもよいかどうかをモニタを介してユーザに問い合わせ、ユーザが適用してもよいと選択すると、過去に指定された出力方法を、今回ユーザに選択された重なり部分画像データに適用するようにしてもよい。
さらに、例えば、ユーザが1つの重なり部分画像データを選択した際に、プレビュー画像上に、選択された重なり部分画像データと、特殊プロセス色及び通常プロセス色のオブジェクトの組み合わせが同一の重なり部分画像データが存在する場合には、この重なり部分画像データについて自動的に選択するようにしてもよい。尚、ここで言うオブジェクトとは、文字、図形、イメージ(写真)などを意味する。
例えば、図5に示すアプリケーションデータの場合を例に説明すると、通常プロセス色画像データNpd1のオブジェクトと、通常プロセス色画像データNpd2のオブジェクトが同一(例えば図形)であれば、2つの重なり部分画像データOd1、Od2は、特殊プロセス色及び通常プロセス色のオブジェクトの組み合わせが同一となる。この場合、ユーザが、重なり部分画像データOd1を選択した際に、重なり部分選択部24が、自動的に重なり部分画像データOd2も選択するようにする。
そして、ユーザが出力方法を指定すると、出力方法指定部25が、重なり部分画像データOd1、Od2の両方の出力方法を、ユーザに指定された出力方法とする。このようにすれば、1度に複数の重なり部分画像データの出力方法を指定することができ、ユーザによる操作をより簡易化することができる。
また、上述したように、ユーザが重なり部分画像データの出力方法を指定した際に、出力方法指定部25が、この重なり部分画像データのオブジェクトの組み合わせと、指定された出力方法を対応付けて、別途図示しない記憶部に記憶させるようにしてもよい。こうすることで、出力方法指定部25は、今回ユーザに選択された重なり部分画像データと同一のオブジェクトの組み合わせでなる重なり部分画像データの出力方法が、過去に指定されている場合に、その出力方法を、今回ユーザに選択された重なり部分画像データに適用することができる。このようにすれば、ユーザによる操作をより簡易化することができる。尚、上述したように、過去に指定されている出力方法を、今回ユーザに指定された重なり部分画像データに適用してもよいかユーザに問い合わせるようにしてもよい。
さらに、例えば、出力方法指定部25が、オブジェクトとして文字のフォントまで認識するようにして、重なり部分画像データのオブジェクトの組み合わせと出力方法を対応付けて、別途図示しない記憶部に記憶させるようにしてもよい。例えば、今回ユーザに選択された重なり部分画像データのオブジェクトの組み合わせが、所定のフォントと図形の組み合わせであるとする。ここで、出力方法指定部25は、この組み合わせに対応する出力方法が過去に指定されている場合に、その出力方法を、今回ユーザに選択された重なり部分画像データに適用する。このようにすれば、ユーザによる操作をより簡易化することができる。
[6−2.他の実施の形態2]
また、上述した第1の実施の形態では、通常プロセス色画像データの上に特殊プロセス色画像データが重ねられている部分である重なり部分画像データについて、ユーザに出力方法を指定させるようにした。これに限らず、例えば、重なり部分画像データの指定色が特定の色である場合に、ユーザによる出力方法の指定を省略するようにしてもよい。
具体的に説明すると、例えば、特殊プロセス画像データにおける重なり部分画像データの指定色がブラック(例えばK100%もしくはほぼ100%のブラック)であるとする。重なり部分画像データの指定色がこのような濃いブラックの場合、下地に他の色が存在してもしなくても出力結果はほぼ変わらない。ゆえに、この場合、出力方法指定部25は、重なり部分画像データの出力方法を指定しない、もしくは自動的に第3出力パターン(下地の通常プロセス色と特色を削除する従来の出力方法)に指定する。どちらの場合も、プリンタ1側の印刷出力結果は同一となる。このようにすれば、ユーザによる操作をより簡易化することができ、且つプリンタ1側で、無駄に通常プロセス色と特色を消費してしまう状況を回避することができる。
また、これに限らず、特殊プロセス画像データにおける重なり部分画像データが特定のオブジェクトである場合に、ユーザによる出力方法の指定を省略するようにしてもよい。例えば、出力方法指定部25が、特殊プロセス画像データにおける重なり部分画像データのオブジェクトが特定のフォントの文字である場合に、重なり部分画像データの出力方法を指定しなかったり、所定の出力パターンに自動的に指定したりする。また、特殊プロセス画像データにおける重なり部分画像データのオブジェクトがイメージである場合に、重なり部分画像データの出力方法を指定しなかったり、所定の出力パターンに自動的に指定したりする。このようにすれば、ユーザによる操作をより簡易化することができる。
さらに、重なり部分画像データが特定の色もしくは特定のオブジェクトの場合の出力方法を、ユーザに予め設定させておき、この設定に応じて、出力方法指定部25が、特定の色もしくは特定のオブジェクトでなる重なり部分画像データの出力方法を自動的に指定するようにしてもよい。
さらにこれに限らず、重なり部分画像データの指定色(特殊プロセス色)と、この重なり部分画像データの下地である通常プロセス色画像データの指定色(通常プロセス色)とが同一色(もしくは近似色)である場合にのみ、重なり部分画像データの出力方法をユーザに指定させるようにしてもよい。これは、重なり部分画像データの指定色(特殊プロセス色)と、この重なり部分画像データの下地である通常プロセス色画像データの指定色(通常プロセス色)とが同一色(もしくは近似色)の場合、重なり部分画像データの出力結果がユーザの意図するものと異なってしまう可能性が高くなる為である。尚、ここで言う同一色(もしくは近似色)は、ユーザが同一色と認識すると予測される範囲の色を意味する。
尚、重なり部分画像データの指定色(特殊プロセス色)と、この重なり部分画像データの下地である通常プロセス色画像データの指定色(通常プロセス色)とが異なっている場合には、出力方法指定部25が、重なり部分画像データの出力方法を指定しない、もしくは自動的に第3出力パターン(下地の通常プロセス色と特色を消去する従来の出力方法)に指定したりすればよい。
[6−3.他の実施の形態3]
さらに、上述した実施の形態では、特色としてホワイトを使用可能なプリンタ1に本発明を適用したが、これに限らず、例えば、他の特色を使用可能なプリンタに本発明を適用することもできる。具体的には、特色としてクリアを使用可能なプリンタに本発明を適用してもよい。特色としてのクリアは、ホワイトのように下地色として使用されるのではなく、上塗色として使用される。
このようなクリアを使用可能なプリンタで印刷する場合も、ホストPC10は、通常プロセス色画像データの上に特殊プロセス色画像データが重ねられている部分である重なり部分画像データについて、ユーザに出力方法を指定させればよい。尚、出力パターンについては、ホワイトを使用可能なプリンタ1で印刷する場合と変更してもよい。
例えば、ホワイトを使用可能なプリンタ1で印刷する場合、上述したように、第1〜第3出力パターンを用意して、これら3つの出力パターンの中から所望の出力パターンをユーザに指定させるようにした。
これに対して、クリアを使用可能なプリンタで印刷する場合、クリアが上塗色であることから、例えば、特殊プロセス色画像の下地となる通常プロセス色画像は削除し、特色画像は残す第2出力パターンの代わりに、特殊プロセス色画像の下地となる特色は削除し、この特色の下地となる通常プロセス色画像を残す第4出力パターンを用意する。そして、これら第1、第3、第4出力パターンの中から所望の出力パターンをユーザに指定させるようにする。
[6−4.他の実施の形態4]
さらに、上述した実施の形態では、ホストPC10が、印刷データをプレビュー表示しつつ、通常プロセス色画像データの上に特殊プロセス色画像データが重ねられている部分である重なり部分画像データをユーザに選択させ、その出力方法をユーザに指定させるようにした。
これに限らず、例えば、プリンタ1が、ホストPC10から受信した印刷データをプレビュー表示しつつ、通常プロセス色画像データの上に特殊プロセス色画像データが重ねられている部分である重なり部分画像データをユーザに選択させ、その出力方法をユーザに指定させるようにしてもよい。この場合、プリンタ1に、プリンタドライバ14と同等の機能を持たせ、図示しないディスプレイに、印刷データのプレビュー画像を表示させ、図示しない操作部をユーザに操作させることで、重なり部分画像データを選択させ、その出力方法を指定させるようにすればよい。
またこれに限らず、図12に示すように、プリンタ1にスキャナを設けた複合機から排出された印刷用紙に印刷されている画像の所望部分(すなわち所望の重なり画像部分)に、ユーザが蛍光ペンなどで印Mk(Mk1、Mk2)を付け、この印刷用紙をスキャナで読み取ることにより、複合機が、印Mkが付いている部分を、重なり部分画像データと認識して選択するようにしてもよい。この場合、複合機では、ディスプレイ上で、選択された重なり部分画像データの出力方法をユーザに指定させるだけでよい為、プレビュー画像を表示できるような大型で高精細なディスプレイを必要としない。
[6−5.他の実施の形態5]
さらに、上述した実施の形態では、プリンタ1側で、通常プロセス色画像データに、特色画像データを自動的に付与する場合について述べた。これに限らず、例えば、ホストPC10のアプリケーション13が、プリンタ1の特色に対応しているのであれば、ホストPC10側で、通常プロセス色画像データに特色を付与するようにしてもよい。この場合、ユーザが指定した通常プロセス色画像データにのみ特色を付与するようなことも可能となる。
またこの場合も、ホストPC10は、通常プロセス色画像データの上に特殊プロセス色画像データが重ねられている部分である重なり部分画像データについて、ユーザにその出力方法を指定させるようにすればよい。
[6−6.他の実施の形態6]
さらに、上述した実施の形態では、ホストPC10が、通常プロセス色画像データの上に特殊プロセス色画像データが重なっている重なり部分画像データ(図5に示す重なり部分画像データOd1、Od2)についてのみ、出力方法をユーザに指定させるようにした。これに限らず、特殊プロセス色画像データの上に通常プロセス色画像データが重なっている重なり部分画像データ(図5に示す重なり部分画像データOd3)についても、出力方法をユーザに指定させるようにしてもよい。尚、この重なり部分画像データについては、別途適切な出力パターンを複数用意して、所望の出力パターンをユーザに選択させるようにすればよい。
[6−7.他の実施の形態7]
さらに、上述した各実施の形態では、画像処理装置としてのホストPC10に本発明を適用した。これに限らず、第1の指定色(例えば通常プロセス色)、第2の指定色(例えば特殊プロセス色)及び特色を扱うことのできる画像形成装置に画像を形成させる為の画像形成データ(例えば印刷データ)を編集可能な画像処理装置であれば、スマートフォンやタブレット端末などの画像処理装置や、プリンタ、ファクシミリ、複合機などの画像処理装置に本発明を適用してもよい。さらに、上述した各実施の形態では、画像形成装置としてのプリンタ1に本発明を適用したが、これに限らず、第1の指定色、第2の指定色及び特色で画像を形成することができる画像形成装置であれば、ファクシミリや複合機などの画像形成装置に本発明を適用してもよい。
さらに、上述した各実施の形態では、画像処理装置としてのホストPC10と、画像形成装置としてのプリンタ1とで構成される画像処理システムとしての印刷システム11に本発明を適用した。これに限らず、画像形成データを編集可能な画像処理装置と、第1の指定色、第2の指定色及び特色で画像を形成することができる画像形成装置とで構成される画像処理システムや、画像処理装置と画像形成装置の両方の機能を有する装置で構成される画像処理システムであれば、印刷システム11とは異なる画像処理システムに本発明を適用してもよい。
[6−8.他の実施の形態8]
また、上述した実施の形態では、第1の指定色の具体例として通常プロセス色を用い、第2の指定色の具体例として特殊プロセス色を用いた。これに限らず、画像形成装置側で所定の変換処理が行われる指定色であれば、通常プロセス色とは異なる指定色を第1の指定色として用いてもよい。また、画像形成装置側で第1の指定色とは異なる変換処理が行われる指定色であれば、特殊プロセス色とは異なる指定色を第2の指定色として用いてもよい。さらに、上述した実施の形態では、画像形成データの具体例として、ポストスクリプト言語で記述された印刷データを用いた。これに限らず、画像形成装置に画像を形成させる為の画像形成データであれば、ポストスクリプト言語で記述された印刷データとは異なるデータを、画像形成データとして用いてもよい。
さらに、上述した実施の形態では、印刷システム11及びホストPC10に、第1の部分画像データとしての通常プロセス色画像データと、第2の部分画像データとしての特殊プロセス画像データとが重なっている重なり部分画像データを抽出する抽出部として、プリンタドライバ14、特殊プロセス色画像抽出部21及び画像分割部22を設けた。これに限らず、重なり部分画像データを抽出できるものであれば、プリンタドライバ14、特殊プロセス色画像抽出部21及び画像分割部22とは異なる抽出部を、印刷システム11及びホストPC10に設けるようにしてもよい。
さらに、上述した実施の形態では、印刷システム11及びホストPC10に、画像形成方法の具体例である出力方法をユーザに指定させる指定部として、プリンタドライバ14、重なり部分選択部24及び出力方法指定部25を設けた。これに限らず、重なり部分画像データの画像形成方法をユーザに指定させることができるものであれば、プリンタドライバ14、重なり部分選択部24及び出力方法指定部25とは異なる指定部を、印刷システム11及びホストPC10に設けるようにしてもよい。さらに、上述した実施の形態では、印刷システム11及びホストPC10に、指定された画像形成方法を画像形成データとしての印刷データに反映させる反映部として、プリンタドライバ14及び印刷データ生成部20を設けた。これに限らず、指定された画像形成方法を画像形成データに反映できるものであれば、プリンタドライバ14及び印刷データ生成部20とは異なる反映部を、印刷システム11及びホストPC10に設けるようにしてもよい。
さらに、上述した実施の形態では、印刷システム11及びプリンタ1に、画像形成データを取得する取得部として、データ受信部30を設けた。これに限らず、画像形成データを取得できるものであれば、データ受信部30とは異なる取得部を、印刷システム11及びプリンタ1に設けるようにしてもよい。
[6−9.他の実施の形態9]
さらに、本発明は、上述した各実施の形態に限定されるものではない。すなわち本発明は、上述した実施の形態と他の実施の形態の一部または全部を任意に組み合わせた実施の形態や、一部を抽出した実施の形態にもその適用範囲が及ぶものである。
本発明は、特色を扱うことのできるプリンタと、このプリンタに印刷させる為の印刷データを生成するホストPCとで構成される印刷システムなどで広く利用することができる。
1……プリンタ、3……画像形成部、10……ホストPC、11……印刷システム、13……アプリケーション、14……プリンタドライバ、20……印刷データ生成部、21……特殊プロセス色画像抽出部、22……画像分割部、23……プレビュー部、24……重なり部分選択部、25……出力方法指定部、30……データ受信部、32……データ編集部、33……印刷データ指定色判定部、34……通常プロセス色画像生成部、35……特殊プロセス色画像生成部、36……特色画像生成部、37……プロセス色画像イメージバッファ、38……特色画像イメージバッファ、Npd……通常プロセス色画像データ、Od……重なり部分画像データ、Spd……特殊プロセス色画像データ。

Claims (14)

  1. 画像形成装置に画像を形成させる為の画像形成データから、画像形成装置側で所定の変換処理が施される第1の指定色で色指定された第1の部分画像データと、画像形成装置側で前記第1の指定色とは異なる変換処理が施される第2の指定色で色指定された第2の部分画像データとが重なっている重なり部分画像データを抽出する抽出部と、
    前記抽出部により抽出された重なり部分画像データについて、前記第1の指定色、前記第2の指定色、及び画像形成装置固有の特色のうちの少なくとも1つを用いて画像形成される際の画像形成方法をユーザに指定させる指定部と、
    前記指定部により指定された画像形成方法を前記画像形成データに反映させる反映部と
    を備える
    ことを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記第1の指定色で色指定された前記第1の部分画像データは、
    画像形成装置側で色変換処理が施される画像データであり、
    前記第2の指定色で色指定された前記第2の部分画像データは、
    画像形成装置側で色変換処理が施されない画像データである
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記第2の指定色は、
    前記第1の指定色とは異なる色空間の指定色である
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の画像処理装置。
  4. 前記第1の部分画像データは、
    画像形成装置側で自動的に前記特色が付与される画像データである
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の画像処理装置。
  5. 前記抽出部は、
    前記画像形成データに含まれる前記第2の部分画像データから、前記第1の部分画像データの上に重なっている前記重なり部分画像データを抽出する
    ことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の画像処理装置。
  6. 前記指定部は、
    画像形成方法が異なる複数の画像形成パターンの中から、任意の画像形成パターンをユーザに選択させることで、前記画像形成方法をユーザに指定させる
    ことを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の画像処理装置。
  7. 前記指定部は、
    前記第1の指定色、前記第2の指定色、前記特色のうちの画像形成に用いる色が異なる複数の画像形成パターンの中から、任意の画像形成パターンをユーザに選択させる
    ことを特徴とする請求項6に記載の画像処理装置。
  8. 前記指定部は、
    前記抽出部により前記重なり部分画像データが複数抽出された場合、ユーザに重なり部分画像データを選択させ、選択された重なり部分画像データごとに画像形成方法を指定させる
    ことを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の画像処理装置。
  9. 前記指定部は、
    ユーザにより重なり部分画像データが選択された際、重なっている前記第1の指定色と前記第2の指定色との組み合わせが、選択された重なり部分画像データと同一の重なり部分画像データについても自動的に選択する
    ことを特徴とする請求項8に記載の画像処理装置。
  10. 前記指定部は、
    ユーザにより重なり部分画像データが選択された際、重なっている前記第1の部分画像データのオブジェクトと前記第2の部分画像データのオブジェクトとの組み合わせが、選択された重なり部分画像データと同一の重なり部分画像データについても自動的に選択する
    ことを特徴とする請求項8又は9に記載の画像処理装置。
  11. 前記指定部は、
    前記抽出部により抽出された前記重なり部分画像データのうち、重なっている前記第1の指定色と前記第2の指定色とが同一色である重なり部分画像データについてのみ、前記画像形成方法をユーザに指定させる
    ことを特徴とする請求項1〜10のいずれかに記載の画像処理装置。
  12. 前記指定部は、
    前記抽出部により抽出された前記重なり部分画像データに色指定されている前記第2の指定色が特定の指定色である場合、当該重なり部分画像データについてユーザによる画像形成方法の指定を省略する
    ことを特徴とする請求項5に記載の画像処理装置。
  13. 前記指定部は、
    前記抽出部により抽出された前記重なり部分画像データのオブジェクトが特定のオブジェクトである場合、当該重なり部分画像データについてユーザによる画像形成方法の指定を省略する
    ことを特徴とする請求項5に記載の画像処理装置。
  14. 画像形成データから、所定の変換処理が施される第1の指定色で色指定された第1の部分画像データと、前記第1の指定色とは異なる変換処理が施される第2の指定色で色指定された第2の部分画像データとが重なっている重なり部分画像データを抽出する抽出部と、
    前記抽出部により抽出された重なり部分画像データについて、前記第1の指定色、前記第2の指定色、及び画像形成装置固有の特色の少なくとも1つを用いて画像形成される際の画像形成方法をユーザに指定させる指定部と、
    前記指定部により指定された画像形成方法を前記画像形成データに反映させる反映部と、
    前記画像形成データを取得する取得部と、
    前記取得部により取得された前記画像形成データ及び当該画像形成データに示されている前記重なり部分画像データの画像形成方法に基づいて、前記第1の指定色、前記第2の指定色及び前記特色の少なくとも1つを用いて画像形成を行う画像形成部と
    を備えることを特徴とする画像処理システム。
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