JP2018073100A - 商品データ登録装置及プログラム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】商品の登録を行う商品データ登録装置として、操作体が触れることによる操作が行われるタッチパネル付表示部に表示された商品のうちから対象の商品を指定のうえで操作体を所定の一方向に移動させる操作が行われると、登録に関連する所定の処理が行われる環境を設定する処理設定手段を備えて構成する。
【選択図】図4
Description
このようなPOSシステムにおける注文入力端末(注文受付装置)として、以下の構成が知られている。つまり、注文受付装置は、注文されたメニューを入力するオーダー入力画面を表示する。オーダー入力画面には複数の領域が配置されており、店員は複数の領域の境界を移動させるように画面に対するドラッグアンドドロップ操作を行うことができる。そして、注文受付装置は、境界が移動されたことに応じて、境界に隣接する領域に配置されたボタンやメニュー画像などの機能情報を変倍する。
特許文献1に記載される注文受付装置は、1つの画面において配置される複数の領域の面積を変化させることで、例えば操作対象とする領域の面積を大きくして操作しやすくするといったことはできる。しかしながら、オーダー入力画面で行えない他の処理に対応する画面に遷移させようとする場合には、上記と同様の問題が生じる。
以下、本発明の実施形態としての商品データ登録装置について図面を参照して説明する。
図1は、本実施形態における商品データ登録装置としての注文入力端末を含むPOSシステムの構成例を示している。
同図のPOSシステムは、例えば1つの店舗に対応して備えられるものであり、注文入力端末1、キッチンプリンタ2、POSレジスタ3及びストアコントローラ4を備える。
注文入力端末1は、ゲートウェイGWと無線通信を行うことで、ゲートウェイGW経由でネットワークNWと接続される。また、キッチンプリンタ2、POSレジスタ3及びストアコントローラ4はネットワークNWと接続されている。これにより、注文入力端末1、キッチンプリンタ2、POSレジスタ3及びストアコントローラ4は相互に通信を行うことができる。
注文入力端末1は、登録されたメニューに関する登録メニュー情報を、調理指示情報としてキッチンプリンタ2に送信する。また、注文入力端末1は、登録されたメニューに関する登録メニュー情報を、会計情報としてPOSレジスタ3に送信する。
なお、調理指示情報は、POSレジスタ3とストアコントローラ4との少なくともいずれかを経由してからキッチンプリンタ2に送信されるようにしてもよい。また、会計情報は、ストアコントローラ4とキッチンプリンタ2との少なくともいずれかを経由してからPOSレジスタ3に送信されるようにしてもよい。
厨房にて、調理係の店員は、キッチンプリンタ2から発行された調理指示伝票に印字されたメニューを調理する。
ストアコントローラ4は、注文入力端末1、キッチンプリンタ2及びPOSレジスタ3の上位装置である。ストアコントローラ4は、商品マスタを注文入力端末1やPOSレジスタ3に送信したり、POSレジスタ3から送信された会計情報を会計履歴として記憶する。
ホール係の店員は、注文入力端末1を携帯し、ホールの座席にいる客からの注文を受けると、注文されたメニュー(商品)を注文入力端末1に登録(入力)する操作を行う。メニューの登録に関する操作は、タッチパネル付表示部104の表示操作面に対して、店員が指あるいはスタイラスペンなどの操作体を触れさせることによる、タッチ、スワイプ、フリック、ドラッグアンドドロップなどによる操作として行われる。なお、以降の説明にあっては、指により操作を行う場合を例に挙げて説明する。
CPU101は、プログラムを実行することにより、注文入力端末1における各種の処理を実行する。CPU101の処理によって注文入力端末1としての各種機能が実現される。
図4(a)には、注文入力端末1の表示操作面に表示されるメニュー登録画面の一例が示されている。同図のメニュー登録画面においては、上から下にかけて、登録メニューエリアAR1、メニュー分類エリアAR2、メニューリストエリアAR3及びオプション操作エリアAR4が順に配置されている。
同図を参照して、「刺身6点盛り」を例に挙げて、1つのメニューについての登録と数量の入力とを行うための操作例について説明する。この場合、店員は、「生ビール中」2杯の注文を登録し終えると、次に、客からの注文に応じて「刺身6点盛り」を登録する操作にうつる。この段階では、登録メニューエリアAR1においては、「生ビール中」の注文数が「2」であることのみが示されており、未だ図4(a)のように「刺身6点盛り」は示されていない状態である。
この状態において、メニュー分類エリアAR2においてメニューの分類は未だ「ビール」が指定された状態となっている。「刺身6点盛り」のメニューは、「刺身」に分類される。そこで、店員は、メニュー分類エリアAR2における「刺身」のメニュー分類ボタンに対する操作を行う。この操作に応じて、メニューとして「刺身」の分類が指定される。これに伴い、同図のように、メニュー分類エリアAR2においては、「刺身」のメニュー分類ボタンが所定の態様により強調表示される状態となり、メニュー分類として「刺身」が指定されていることが示される。また、メニューリストエリアAR3は、指定された「刺身」の分類に属するメニューのリストが表示される。
そこで、店員は、メニューリストエリアAR3において表示されているメニューのうち、「刺身6点盛り」が示される部分に対してタッチ操作(あるいは長押し操作などであってもよい)を行う。このように、メニューリストエリアAR3において表示されているメニューを選択して行うタッチ操作が、メニューとしての品目を登録する操作である。この操作により、「刺身6点盛り」が登録され、登録メニューエリアAR1には、同図のように、「生ビール中」の下の行において、新たに「刺身6点盛り」とのメニュー名が表示される状態となる。
数量入力エリアAR11は、登録メニューエリアAR1において選択されている行に示されるメニューについての数量を入力する操作が行われる画面部である。この場合、登録メニューエリアAR1においては、先の「刺身6点盛り」の行に対する左方向へのスワイプ操作が行われたことに応じて、「刺身6点盛り」の行が選択されている状態にある。登録メニューエリアAR1において選択されているメニューの行については同図のように強調表示が行われる。即ち、このような表示により、図4(b)において示される数量入力エリアAR11は、「刺身6点盛り」の数量を入力する操作画面であることが表されている。
「ENTER」キーが操作されると、入力された数値が注文された数量として確定されたうえで、メニュー登録画面における数量入力エリアAR11の領域は、メニューリストエリアAR3に戻る。
なお、図5(b)の状態で、オプション操作エリアAR4における「戻る」ボタンが操作された場合には、数量の入力を確定させることなく、数量が入力されていたとしても無効とされた状態で、数量入力エリアAR11の領域はメニューリストエリアAR3に戻る。
メニュー設定変更エリアAR12は、登録メニューエリアAR1において選択されている行に示されるメニュー、即ちこの場合には、「刺身6点盛り」についての付加、訂正、取り消し等に関する操作を行うための画面部である。
店員は、付加に関する操作を行う場合には、メニュー設定変更エリアAR12において配置されている「付加」ボタンに対するタッチ操作を行う。「付加」ボタンに対するタッチ操作に応じて、メニュー登録画面における全体または一部が、付加の処理に関連する操作を行うための画面が表示される。
同様に、店員は、訂正に関する操作を行う場合には、メニュー設定変更エリアAR12において配置されている「訂正」ボタンに対するタッチ操作を行う。「訂正」ボタンに対するタッチ操作に応じて、メニュー登録画面における全体または一部が、訂正の処理に関連する操作を行うための画面が表示される。
同様に、店員は、取り消しの操作を行う場合には、メニュー設定変更エリアAR12において配置されている「取消」ボタンに対するタッチ操作を行う。「取消」ボタンに対するタッチ操作に応じて、メニュー登録画面上には、対象のメニューを取り消してよいか否かの確認を店員に促すダイアログが表示される。店員が、ダイアログにおける「はい」ボタンを操作すると、対象のメニュー(「刺身6点盛り」)の登録が削除される。この後に、メニュー登録画面の表示に戻った際には、登録メニューエリアAR1からは、「刺身6点盛り」が削除されている。
例えば、登録されたメニューについての数量入力に関する処理、また付加、訂正、取り消しなどの設定変更に関する処理を行わせるための操作としては、まず、対象となるメニューを選択するタッチ操作を行い、次に、数量入力または設定変更に関する処理への移行を指示するボタンなどへのタッチ操作を行うという手順がよく採られる。しかしながら、このような手順では、例えばタッチパネル付表示部へのタッチ操作を2回行う必要がある。さらに、この際に、対象となるメニューが表示された位置と、処理への移行を指示するボタンとの位置が画面上で離れていたりすると、操作が面倒で煩わしいものとなりやすい。また、初心者の店員にとっては、ボタンの位置などを覚えなければならず、注文入力端末1の操作の習熟にも時間を要することになる。
これに対して、本実施形態であれば、特定の一方向へのスワイプ操作でよいことから、操作としては1回で済み、操作も簡易で素早いものとすることができる。また、スワイプ操作により画面を切り替えるという感覚的な操作であるために、初心者の店員でもすぐに慣れることができる。
また、本実施形態の注文入力端末1は、フロア係の店員が携帯可能なサイズであることから、タッチパネル付表示部104における表示操作面のサイズも小さい。このために、1つの画面において、多くの機能に応じた操作が可能なようにボタン等を多数配置することは難しい。一方、表示操作面のサイズが小さいことでスワイプ操作などのように、表示操作面上で指を移動させる距離は短くてよく操作はしやすい。そこで、本実施形態のように、スワイプ操作により操作機能の異なる画面への切り替えが行われるようにすることで、1つの画面におけるボタンの数などについては操作しやすいように適切な数を配置しつつ、操作機能の異なる画面への切り替えを素早く、かつ分かりやすく行うことができる。
ステップS103にて右方向へのスワイプ操作の行われないことが判定された場合には、同図の処理を一旦終了し、再び、ステップS101から処理が開始される。
続いて、第2実施形態について説明する。上記の第1実施形態においては、一旦登録されたメニューの取り消しを行うにあたり、図5に示したように、右方向へのスワイプ操作によりメニュー設定変更エリアAR12を表示させ、表示されたメニュー設定変更エリアAR12に対して取り消しのための操作を行うようにされていた。
これに対して、本実施形態においては、登録された商品の取り消しは、登録メニューエリアAR1において表示される取り消し対象のメニューの行を始点とするメニューリストエリアAR3まで下方向へのスワイプ操作によって行うことができる。
モンブランを登録する際には、店員は、メニュー分類エリアAR2において「スイーツ」の分類を示す分類ボタンをタッチ操作することで、メニューリストエリアAR3にスイーツの分類に属するメニューのリストを表示させる。そして、メニューリストエリアAR3において「モンブラン」が表示されている位置をタッチ操作して「モンブラン」を登録し、登録メニューエリアAR1に表示させる。注文された数量の入力は、図4にて説明したように、店員が登録メニューエリアAR1おいて「モンブラン」が表示された行に対する左方向へのスワイプ操作によって数量入力エリアAR11を表示させ、数量として「4」を入力するように操作すればよい。
ここで、各1つのモンブランとコーヒーとを1つのケーキセットとして登録するには、例えば、ソフトドリンクを登録する際に、メニュー登録画面に対する所定の操作によって設定が行えるようにされればよい。
あるいは、ケーキセットが成立するスイーツとソフトドリンクとの組み合わせを注文入力端末1に記憶させておき、注文入力端末1は、登録されたスイーツとソフトドリンクとの組み合わせがケーキセットに該当していれば、ケーキセットとして処理するようにしてもよい。
なおこの場合における「ケーキセット」の数量の確定に関しては、以下のような操作が行われればよい。つまり、前述の「コーヒー」を指定してのメニュー移動操作により「モンブラン」の行に対して指が重なった際に、「コーヒー」の数量を入力させる。入力された「コーヒー」の数量が「ケーキセット」の数量として設定されるようにすればよい。
あるいは、「コーヒー」を指定してのメニュー移動操作により「モンブラン」の行に対して指が重なった際に、「ケーキセット」となる旨を店員に確認させるメッセージと、例えば店員が確認ための操作を行う確認操作子(例えば、「はい」ボタンと「いいえ」ボタン)を配置したダイアログ(確認画面)などの表示を行うようにしてもよい。そのうえで、「はい」ボタンが操作された場合はセット数量が入力され、「いいえ」ボタンが操作された場合は、そのまま単品としての「コーヒー」の注文が設定されるようにしてもよい。
この場合、「はい」ボタンが操作されたことに応じて入力された数量を「ケーキセット」の数量とすればよい。また、入力された「コーヒー」の数量が予め入力されている「モンブラン」の数量より少ない場合は、登録メニューエリアAR1においては、「ケーキセット」と「モンブラン」の2種のメニュー名が表示されるようにしてよい。また、「ケーキセット」の数量については、「セット」として入力された数量とし、「コーヒー」の数量は「ケーキセット」として入力された数量に合わせて同数とするように自動で設定が行われるようにしてもよい。なお、この場合における登録メニューエリアAR1における「モンブラン」の数量は、予め入力されている「モンブラン」の数量から「ケーキセット」として入力された数量を減算した値が表示されることになる。
また、上記とは逆となる操作により、ケーキセットの注文を取り消す操作が行われるようにしてもよい。具体的に、登録メニューエリアAR1に表示されている「ケーキセット」の行を指でタッチした状態で下方のメニューリストエリアAR3にそのままスライドさせる。そして、スライドさせた指を、メニューリストエリアAR3のエリア内で離すというメニュー移動操作によりケーキセットが取り消されるようにしてもよい。この場合にも、メニューリストエリアAR3へのメニュー移動操作が行われたことに応じて、「ケーキセット」が取り消されることを店員に確認するメッセージと確認操作子(例えば、「はい」ボタン、「いいえ」ボタンとが配置されたダイアログを表示してもよい。この際、「はい」ボタンが操作された場合には、さらにケーキセットの取り消し数量を入力する操作が行えるようにしてもよい。なお、この場合における登録メニューエリアAR1の「ケーキセット」の数量の表示は、注文入力されていた「ケーキセット」の数量から「ケーキセット」の取り消し数量を減算した数量が表示されるようにすればよい。
一方、「いいえ」ボタンが選択された場合は、「ケーキセット」の注文の取り消しを行うことなく、取り消し操作前の状態の表示に戻すようにしてもよい。
なお、例えば「ケーキセット」の取り消しを確認する確認画面において、現在登録されているケーキセットの全ての注文を取り消す操作を1回で行える一括取り消しボタンを配置させてもよい。
なお、左右いずれかの方向に対するスライド操作によって「セットメニュー」の取り消しが行われるようにしてもよい。具体的に、例えば、登録メニューエリアAR1に表示されている「ケーキセット」の行を指でタッチした状態で右にスライドさせると、注文済みの「ケーキセット」の数量から取り消しの数量を入力させるモードに移行し、左にスライドさせると、注文入力済みの「ケーキセット」におけるケーキとドリンクの組み合わせを解消し、ケーキとドリンクそれぞれの数量を訂正できるモードに移行するようにしてもよい。この場合において、「ケーキセット」におけるケーキとドリンクの組合わせを解消したうえで、「両方キャンセル」「片方キャンセル」の操作が行えるようにして、「両方キャンセル」が操作された場合にはケーキとコーヒーの組単位で取り消し数量を入力できるようにし、「片方キャンセル」の操作が行われるようにした場合には、キャンセル対象として選択されたケーキとドリンクの一方の取り消し数量が入力できるようにしてよい。
図8(a)は、3つのケーキセットに対応する各3つのモンブランとコーヒーとが登録された状態のメニュー登録画面を示している。このようにソフトドリンクである「コーヒー」について数量が入力済みの状態のもとで、店員は、同図の矢印Y4で示すように、「コーヒー」の提供タイミングを設定するために、登録メニューエリアAR1における「コーヒー」の行に対する左方向へのスワイプ操作を行う。
このように、コーヒーについて数量が入力済みの状態のもとで、コーヒーを指定して左方向へのスワイプ操作が行われると、図8(a)のメニュー登録画面は、図8(b)に示されるように、4つの登録済みのコーヒーを対象とする提供タイミング設定エリアAR13に切り替わる。
なお、上記の操作とは逆に、右方向へのフリック操作に応じて提供タイミング設定エリアAR13の表示に切り替わるようにされていてもよい。
提供タイミング設定エリアAR13においては、「食前」、「同時」、「食後」の提供タイミングのそれぞれに対応させた数値入力ボックスが左から右にかけて順に配置されている。店員は登録済みの3つのコーヒーについて、「食前」、「同時」、「食後」の提供タイミングごとに設定したいコーヒーの数を、提供タイミングごとに対応の数値入力ボックスに入力する操作を行う。同図においては、4つのコーヒーのうちから「食前」に1つを設定し、「同時」に2つを設定し、「食後」に1つを設定した例が示されている。
また、逆に、「食前」、「同時」、「食後」の提供タイミングごとに入力された数値の合計が上限数に達していない場合は、まだ提供タイミングが設定されていないケーキセットが残っている。そこで、この場合には例えば表示、音などによってアラート(警告)を行い、例えば「確認」ボタンや「戻る」ボタンの操作を不可とし、設定画面から抜けられないようにしてもよい。なお、この場合において、上限数と「食前」、「同時」、「食後」の設定数量とが同数となるように制御するようにしてもよい。
なお、「食前」、「同時」、「食後」の提供タイミングごとの数値入力は、例えばオプション操作エリアAR4と提供タイミング設定エリアAR13とのいずれかにおいて置数キーを配置し、置数キーに対する操作によって行えるようにしてよい。または、「食前」、「同時」、「食後」の提供タイミングごとの数値入力ボックスに対する上下方向のスライド操作により、プラスの数字とマイナスの数字を入力させるようにしてもよい。あるいは、数値入力ボックスに対する上方向へのスライド操作により数値が増加し、下方向へのスライド操作により数値が減少するようにしてもよい。
あるいは「食前」、「同時」、「食後」の提供タイミングごとの数値入力ボックスについて、所定桁数の回転ドラム形式での数値入力が行えるようにしてもよい。この場合には。例えば1つの桁の回転ドラムについて0から9までの数字が選択できるようにして、各桁の数字の選択の組み合わせで数量が入力できるようにしてもよい。
なお、回転ドラムに設定される数値の選択肢は、そのときの上限数に基づいて変更されてもよい。例えば、上限数が4である場合において、「食前」、「同時」、「食後」の各回転ドラム(数値入力ボックス)により設定された数値が「0」である場合は、各回転ドラムには「0」〜「4」の数値が選択可能に設定される。ここから、例えば「食前」の回転ドラムにて「1」が入力されると、「同時」と「食後」に対応する各回転ドラムは「0」〜「3」の数値が選択可能な設定に変更され、「同時」の回転ドラムに「2」が入力されると、残る「食後」に対応するドラムには「0」、「1」の数値が選択可能な設定に変更される。あるいは、この場合の「食後」に対応する回転ドラムについては「1」のみが選択できるようにして、「1」の数値の入力が確定された状態としてもよい。
なお、このように数値の選択肢の設定を変更する態様は、置数キーを表示させて入力させる方式のもとで配置される置数キーを変更するなど、回転ドラム形式以外の形式にも適用できる。
即ち、提供タイミングが確定される前のメニュー登録画面では、図8(a)のように、登録メニューエリアAR1において、4つのコーヒーが登録されていることについて、メニュー名部に「コーヒー」と表示され、数量部に「4」が表示されることで、1行で表されていた。これに対して、提供タイミングが確定された後のメニュー登録画面の登録メニューエリアAR1においては、4つのコーヒーについて、設定された提供タイミングごとの行に振り分けられて表示されるようになる。このように表示が行われることで、店員は、メニュー登録画面に戻ってからも、どのドリンクをどの提供タイミングに設定したのかについての内訳を容易に把握できる。
なお、例えば、取り消し対象のメニューの数量が1つの状態から取り消し操作が行われた場合には、メニューの取り消しが確定されたことに応じて、取り消し対象とされていたメニューの行が登録メニューエリアAR1から消去されるようにすればよい。
なお、「コーヒー」の行におけるメニュー名部の領域と数量部の領域のどちらかを指定して下方向へのスワイプ操作を行ったのかに応じて、メニューの取り消しの方法を異ならせるようにしてもよい。例えば、メニュー名部を指定して下方向へのスワイプ操作した場合は前述の取り消し方法とし、数量部を指定して下方向へスワイプ操作した場合、メニューそのものを取り消しする操作としてもよい。これにより、操作が感覚的でわかりやすく迅速かつスムーズに注文入力や取り消し操作を行うことができる。
なお、本実施形態においても、第1実施形態で図5に示したようにメニュー設定変更エリアAR12を表示させたうえで取り消しが行えるようにもされていてよい。例えば多数のメニューをまとめて取り消す必要が生じたような場合には、登録メニューエリアAR1からメニューリストエリアAR3への下方向のスワイプ操作を繰り返し行うよりも、メニュー設定変更エリアAR12により取り消しの操作を行ったほうが一度に複数のメニューを取り消すことができるので効率的であるとともに取り消し個数を間違えるようなミスも生じにくい。
一例として、スイーツやソフトドリンクなどの分類に属するメニューでトッピングを注文可能な場合には、トッピングの内容を設定する場合において図8の例に準じた操作が可能なようにすることができる。つまり、登録済みのスイーツのメニューについてトッピングを設定する場合に、店員は、登録メニューエリアAR1においてトッピング設定対象のメニューが表示される行に対して、予め定められた左右いずれかの一方向へのスワイプ操作を行う。スワイプ操作に応じて、メニュー登録画面は、トッピング設定エリアの表示に切り替わる。
具体例として、例えば、図8(a)において登録済みとされた4つの「コーヒー」についてトッピングを登録しようとする場合、店員は、登録メニューエリアAR1における「コーヒー」の行に対して提供タイミングの設定の際とは逆の右方向へのスワイプ操作を行う。
右方向へのスワイプ操作に応じて、タッチパネル付表示部104の表示操作面は、図8(a)のメニュー登録画面から、4つの「コーヒー」それぞれについてのトッピングを設定するトッピング設定エリアの表示に切り替わる。
図示は省略するが、トッピング設定エリアにおいては、コーヒーに対応して設定可能なトッピングとして、「生クリーム」、「シナモンパウダー」、「はちみつ」、「チョコレートソース」、「キャラメルソース」、「バニラアイス」などの項目がそれぞれ数量入力ボックスとともに配置されている。店員は、各トッピングの項目の数量入力ボックスに対して、適宜、4つの「コーヒー」に対応して注文された数を入力し、確定操作を行う。このようにして、メニューについてのトッピングの設定が行われる。
続いて、第3実施形態について説明する。先の第1実施形態及び第2実施形態においてメニューを登録する操作は、メニューリストエリアAR3において表示される登録対象のメニューのメニュー名部に対するタッチ操作(あるいは長押し操作でもよい)であった。
これに対して、本実施形態でのメニューを登録する操作は、メニューリストエリアAR3において表示される登録対象のメニューのメニュー名部をタッチし、タッチしたままの状態を維持しながら指を登録メニューエリアAR1にまで移動させるという、スワイプ操作(この場合にはドラッグアンドドロップ操作であってもよい)である。
図9(a)には、まず、ケーキセットのそれぞれにおけるスイーツである4つのモンブランの登録が完了した状態が示されている。この状態から、店員は、ケーキセットに付けられる4つのコーヒーを登録することになる。
このために、店員は、メニュー分類エリアAR2における「ソフトドリンク」のボタンに対するタッチ操作により、メニューリストエリアAR3に「ソフトドリンク」の分類に属するメニューを表示させる。そのうえで、店員は、同図の矢印Y5で示すように、メニューリストエリアAR3において表示される「コーヒー」のメニュー名部にタッチし、タッチの状態を維持したまま指を登録メニューエリアAR1にまで移動させるスワイプ操作(メニュー登録スワイプ操作)を行う。このようにメニュー登録スワイプ操作が行われたことに応じて、図9(b)に示すように、登録メニューエリアAR1においては、メニュー名部に「+コーヒー」が示され、数量部に「1」が示された1行が追加して表示される。このような表示により、1つの「コーヒー」が、登録済みの4つのモンブランのうちの1つのモンブランに対応してケーキセットのドリンクとして付けられて登録されたことが示される。
そこで、店員は、上記と同様のコーヒーを登録するためのメニュー登録スワイプ操作を3回繰り返し行う。コーヒーを登録するためのメニュー登録スワイプ操作が行われるごとに、登録メニューエリアAR1においては、「+コーヒー」の行における数量部において示される数が1つずつ増加するように変更されていく。そして、この場合には、コーヒーを登録するためのメニュー登録スワイプ操作が計4回行われることで、最終的には、「+コーヒー」の行における数量部において4が表示される状態となる。この状態を以て、モンブランにコーヒーが付けられたケーキセットについての4つ分の登録が完了したことになる。
即ち、本実施形態においては、メニューリストエリアAR3において表示されるメニューにタッチして選択を行った状態から、登録メニューエリアAR1に対して(上方向)に対して指を移動させるという操作を、同じメニューについて繰り返して行うことで、1つのメニューについての登録数量を1つずつ加算していくことができる。
また、本実施形態におけるメニュー登録スワイプ操作が可能とされるとともに、例えばメニューリストエリアAR3におけるメニュー名部に対する長押し操作によるメニュー登録操作も可能なように構成されてよい。
メニュー登録のための上方向へのスワイプ操作とは、前述のように、メニューリストエリアAR3において表示されるメニューのうち、登録対象のメニューのメニュー名部に指をタッチさせてから登録メニューエリアAR1にまで上方向に向けて移動させるスワイプ操作である。
具体的に、注文入力端末1は、今回のステップS202により登録されたメニューとしての品目が未だ登録されていない状態であった場合、メニュー部には今回登録されたメニューの名称が示され、数量部には「1」が示された行を、登録メニューエリアAR1に追加するように表示を変更する。
また、注文入力端末1は、今回のステップS202により登録されたのと同じ品目のメニューが既に登録されており、今回の登録されたメニューが2つ目以降の追加となる場合には、以下のように表示する。つまり、注文入力端末1は、登録メニューエリアAR1において今回の登録されたのと同じメニューを示す行の数量部における数を1つ増加させるように表示を変更する。
メニュー取り消しのための下方向へのスワイプ操作とは、前述のように、登録メニューエリアAR1において表示されるメニューのうち、取り消し対象のメニューが表示された行に指をタッチさせてからメニューリストエリアAR3にまで下方向に向けて移動させるスワイプ操作である。
具体的に、今回の登録消去されたメニューが、登録消去前において2以上登録されている状態であった場合、注文入力端末1は、取り消し対象とされたメニューが示される行における数量部において、これまで表示されていた数を1つ減少させた数を表示するように変更する。
また、登録消去されたのと同じメニューの登録消去前における登録数が「1」であった場合、登録消去されたのと同じメニューの登録数は今回の登録消去により「0」となる。そこで、注文入力端末1は、登録消去されたのと同じメニューについての行を登録メニューエリアAR1から消去するように表示を変更する。
また、本実施形態における操作例として左右上下のスワイプ操作を実施例として示したがこれに限らず、上下または左右のピンチアウトや、上下または左右のピンチインの操作に対応するように構成されてもよい。この場合、例えば、左右方向のピンチアウトの操作が右側へのスワイプ操作(あるいはスライド操作)に相当し、左右のピンチインの操作が左側へのスワイプ操作に相当する。また、フリック操作に関して、上フリック操作は上方スワイプ操作に相当、右フリック操作は右スワイプ操作に相当、左フリックは左スワイプ操作に相当、下フリックは下方スワイプ操作に相当させるようにしてもよいし、シングルタップ(タッチ)操作、ダブルタップ(ダブルタッチ)操作、3回以上の連続タップ操作によるマルチタップ(マルチタッチ)操作などを各スワイプ操作に相当させてもよい。
以上説明したように、本実施形態の一態様は、商品の登録を行う注文入力端末1(商品データ登録装置の一例)であって、操作体が触れることによる操作が行われるタッチパネル付表示部に表示された商品のうちから対象の商品を指定のうえで操作体を所定の一方向に移動させる操作が行われると、登録に関連する所定の処理が行われる環境を設定する処理設定手段を備える。
上記構成によれば、商品の登録を行う注文入力端末1に対して、操作体により対象の商品を指定したうえで操作体を所定の一方向に移動させる操作を行えば、所定の処理を実行可能な環境に移行させることが可能になる。これにより、商品登録に関連して他の処理に遷移させるにあたっての操作性の向上を図ることが可能になる。
上記構成によれば、タッチパネル付表示部104に対して操作体を移動させる操作を行うことに応じて、操作によって指定された商品を対象とする所定の処理に応じた画面に切り替えることができる。
上記構成によれば、タッチパネル付表示部104のパネル(表示操作面)上で操作体を移動させる方向を異ならせることによって、それぞれの方向に対応付けられた異なる処理に応じた環境を設定できる。
Claims (4)
- 商品の登録を行う商品データ登録装置であって、
操作体が触れることによる操作が行われるタッチパネル付表示部に表示された商品のうちから対象の商品を指定のうえで操作体を所定の一方向に移動させる操作が行われると、登録に関連する所定の処理が行われる環境を設定する処理設定手段
を備える商品データ登録装置。 - 前記処理設定手段により前記所定の処理が設定されたことに応じて前記所定の処理に対応する画面を表示する表示手段をさらに備える
請求項1に記載の商品データ登録装置。 - 前記処理設定手段は、第1の一方向に前記操作体を移動させる操作が行われると、所定の第1の処理が行われる環境を設定し、前記第1の一方向と異なる第2の一方向に前記操作体を移動させる操作が行われると、前記第1の処理とは異なる所定の第2の処理が行われる環境を設定する
請求項1または2に記載の商品データ登録装置。 - 商品の登録を行う商品データ登録装置としてのコンピュータを、
操作体が触れることによる操作が行われるタッチパネル付表示部に表示された商品のうちから対象の商品を指定のうえで前記操作体を所定の一方向に移動させる操作が行われると、登録に関連する所定の処理が行われる環境を設定する処理設定手段
として機能させるためのプログラム。
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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WO2021014974A1 (ja) * | 2019-07-24 | 2021-01-28 | 株式会社コロプラ | プログラム、システム、情報処理方法、及び情報処理装置 |
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-
2016
- 2016-10-28 JP JP2016211786A patent/JP6839836B2/ja active Active
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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WO2021014974A1 (ja) * | 2019-07-24 | 2021-01-28 | 株式会社コロプラ | プログラム、システム、情報処理方法、及び情報処理装置 |
JP2021021964A (ja) * | 2019-07-24 | 2021-02-18 | 株式会社コロプラ | プログラム、システム、情報処理方法、及び情報処理装置 |
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