JP2018072775A - レンズ鏡筒および光学機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】ガイド部材の倒れ調整による原点位置検出手段への影響を抑制可能なレンズ鏡筒および光学機器を提供すること。
【解決手段】レンズ枠と、レンズ枠を光軸方向に沿ってガイドするガイド部材と、ガイド部材の第1端を保持する固定部材と、ガイド部材の第2端を保持し、光軸と直交する平面内で変位可能な調整部材と、レンズ枠の原点位置を検出する第1の検出手段と、を有し、第1の検出手段は、光軸方向において、ガイド部材の中心位置に対して第1端側に配置される。
【選択図】図4

Description

本発明は、レンズ鏡筒および光学機器に関する。
近年、動画撮影に好適なレンズ鏡筒として、焦点距離を変更した場合に焦点位置が変化するバリフォーカルレンズタイプのレンズ鏡筒が提案されている。例えば、光軸に平行に配置されたガイドバーに保持されたレンズ移動枠を光軸方向へ移動させることで精度良くズーミングやフォーカシングを行うバリフォーカルレンズタイプのレンズ鏡筒が知られている。このようなレンズ鏡筒では、所望の光学性能を得るためにガイドバーの倒れ調整を行うことが望ましい。特許文献1のレンズ鏡筒では、ガイド部材の第1端をガイド部材支持枠で支持し、ガイド部材の第2端をレンズ鏡筒とは別体の調整プレートで支持し、調整プレートの偏芯調整によって所望の光学性能を得るために必要なガイド部材の倒れ調整を行う。
また、バリフォーカルレンズタイプのレンズ鏡筒では、焦点距離に対応してフォーカス光学系をフォーカスアクチュエータで移動させ、ズーム光学系を手動操作で移動させる。フォーカスアクチュエータへの電源供給が停止している状態でユーザがズーミングを行うと、フォーカス光学系の位置が焦点距離に対応する位置からずれてしまうおそれがある。フォーカスアクチュエータへの電源供給が再開された場合、フォーカス光学系を焦点距離に対応する位置まで移動させるために、レンズ鏡筒はフォーカス光学系の原点位置を検出するための原点位置検出手段を備える必要がある。特許文献2では、フォーカス光学系の全ての駆動範囲の中心に配置された原点位置検出手段を備えるレンズ鏡筒が提案されている。また、特許文献3では、フォーカス光学系の全ての焦点距離で共通して使用する駆動範囲内に配置された原点位置検出手段を備えるレンズ鏡筒が提案されている。
特開2012−173524号公報 特許第5433301号公報 特開2015−34893号公報
ガイド部材の倒れ調整を行うと、フォーカス光学系が光軸と平行な状態と傾いた状態では原点位置検出手段の検出系と被検出系の位置関係が異なるため、適切な原点位置検出が妨げられるおそれがある。しかしながら、特許文献1では、ガイド部材の倒れ調整に対応した原点位置検出手段の好適な位置について開示していない。また、特許文献2では、原点位置の検出時間を短縮することを目的としており、ガイド部材の倒れ調整に対応した原点位置検出手段の好適な位置について開示していない。さらに、特許文献3では、画像を不自然に変化させずに原点位置検出を行うことを目的としており、ガイド部材の倒れ調整に対応した原点位置検出手段の好適な位置について開示していない。
このような課題に鑑みて、本発明は、ガイド部材の倒れ調整による原点位置検出手段への影響を抑制可能なレンズ鏡筒および光学機器を提供することを目的とする。
本発明の一側面としてのレンズ鏡筒は、レンズ枠と、前記レンズ枠を光軸方向に沿ってガイドするガイド部材と、前記ガイド部材の第1端を保持する固定部材と、前記ガイド部材の第2端を保持し、光軸と直交する平面内で変位可能な調整部材と、前記レンズ枠の原点位置を検出する第1の検出手段と、を有し、前記第1の検出手段は、前記光軸方向において、前記ガイド部材の中心位置に対して前記第1端側に配置されることを特徴とする。
本発明によれば、ガイド部材の倒れ調整による原点位置検出手段への影響を抑制可能なレンズ鏡筒および光学機器を提供することができる。
本発明の実施形態に係るレンズ鏡筒を有するカメラシステムのブロック図である。 交換レンズのレンズ鏡筒部の分解斜視図である。 交換レンズのレンズ鏡筒部の断面図である。 交換レンズのレンズ鏡筒部の要部の断面図である。 交換レンズのレンズ鏡筒部を撮像面側から見た図である。 交換レンズのレンズ鏡筒部の要部の光軸直交方向の断面図である。 ガイドバーの倒し調整量と原点位置検出手段との関係図である。原点位置検出部の断面図である。
以下、本発明の実施例について、図面を参照しながら詳細に説明する。各図において、同一の部材については同一の参照番号を付し、重複する説明は省略する。
図1は、本発明の実施形態に係るレンズ鏡筒の一例である交換レンズ100とカメラ本体150によるカメラシステムのブロック図である。本実施形態では、交換レンズ100はマウント機構(不図示)を介してカメラ本体150に着脱可能に構成されているが、交換レンズ100がカメラ本体150に一体的に取り付けられる構成であってもよい。また、本発明のレンズ鏡筒は、交換レンズとは異なる他の光学機器に搭載されてもよい。
カメラ本体150は、カメラ制御部151、カメラ入出力部152および撮像手段153を有する。撮像手段153は、交換レンズ100を通過した光束を受光して光電変換し、画像信号を出力する。カメラ制御部151は、カメラ本体150の制御を行う。また、カメラ制御部151は、撮像手段153が出力した画像信号を用いて、撮影画像を形成したり、レンズ鏡筒の焦点位置合わせをしたりする。
交換レンズ100は、レンズ制御部101、レンズ入出力部102、ズーム操作部材103、ズーム位置検出部104、フォーカス操作部材105、フォーカス操作量検出部106、フォーカスアクチュエータ107および原点位置検出手段108を有する。また、交換レンズ100は、ズーム光学系LZおよびフォーカス光学系LFを有する。
レンズ制御部101は、交換レンズ100の制御を行う。レンズ入出力部102は、マウント機構(不図示)に設けられた接点を介してカメラ入出力部152と各種データの入出力を行う。
ズーム光学系LZは、ズーム操作によって移動する複数のレンズを有する。フォーカス光学系LFは、焦点位置を調整する単一または複数のレンズを有する。焦点位置はズーム操作によって変化し、フォーカス光学系LFが有するレンズはズーム操作によって変化する焦点位置を調節する。フォーカス光学系LFは、焦点調節のために光軸方向に沿って移動可能に保持される。
ズーム操作部材103は、メカ機構によりズーム光学系LZに連結され、ユーザがズーム操作を行うために用いられる。すなわち、ユーザがズーム操作部材103を操作することで、ダイレクトにズーム光学系LZが移動し、焦点距離を変更することができる。ズーム位置検出部104は、メカ機構によりズーム操作部材103に連結され、現在の焦点距離(ズーム位置)と、ユーザによるズーム操作部材103の操作量、操作方向および操作速度と、を検出する。ズーム位置検出部104は、検出した情報をレンズ制御部に101に出力する。
フォーカス操作部材105は、ユーザがフォーカス操作を行うために用いられる。フォーカス操作部材105は、メカ機構による直接フォーカス光学系LFへの連結はされておらず、フォーカス操作量検出部106とフォーカスアクチュエータ107を介してフォーカス光学系LFを駆動する。フォーカス操作量検出部106は、ユーザによるフォーカス操作部材105の操作量、操作方向および速度などを検出する。フォーカス操作量検出部106は、検出した情報をレンズ制御部101に出力する。
フォーカスアクチュエータ107は、メカ機構によりフォーカス光学系LFに連結され、フォーカス光学系LFを駆動する。本実施形態では、フォーカスアクチュエータ107は、微細なステップ単位での駆動が可能なステッピングモータである。モータの回転軸に一体的に設けたスクリューネジにフォーカス光学系LFを保持する鏡筒をラックを用いて係合させ、ネジ送りによりフォーカス光学系LFを駆動する。原点位置検出手段108は、フォーカス光学系LFの原点位置を検出する。
レンズ制御部101には、フォーカスアクチュエータ107および原点位置検出手段108の情報からフォーカス光学系LFの位置を算出するプログラムが格納されている。レンズ制御部101は、プログラムに従って、電源投入時やリセット時に原点位置検出手段108から原点位置情報を取得した後、フォーカスアクチュエータ107の駆動信号に基づいてフォーカス光学系LFの位置検出を行う。本実施形態では、フォーカスアクチュエータ107はステッピングモータであるので、原点位置情報の取得後、駆動パルスをインクリメント方式でカウントすることでフォーカス光学系LFの位置検出を行う。すなわち、レンズ制御部101は、原点位置検出手段108によって検出された原点位置と、ステッピングモータによる駆動信号と、に基づいて、フォーカス光学系LFの原点位置に対する相対的な位置を算出する。
図2は、本実施例の交換レンズ100のレンズ鏡筒部の分解斜視図である。図3は、交換レンズ100のレンズ鏡筒部の断面図である。第1レンズ鏡筒1は、ズーム光学系LZの一部を構成する第1レンズ群を保持する。固定鏡筒(固定部材)2は、第1レンズ鏡筒1を保持する。後群鏡筒3は、ズーム光学系LZの一部である第3レンズ群を保持し、ビス4によって固定鏡筒2に固定され、固定鏡筒2と一体となって光軸方向に沿って進退可能である。調整部材5は、ガイドバー7aの倒れ調整が行われた後、後群鏡筒3に接着固定される。
第2レンズ鏡筒(レンズ枠)6は、フォーカス光学系LFを構成する第2レンズ群を保持し、2本のガイドバー7a、7bによりズーミングまたはフォーカシングの際に光軸方向に沿って移動自在に支持される。ガイドバー7a、7bは、光軸を挟んで設けられ、第2レンズ鏡筒6の光軸方向の移動案内と光軸周りの回り止めとを行う。ガイドバー7a、7bの物体側の第1端は固定鏡筒2の保持部2aに支持され、撮像面側の第2端は後群鏡筒3に組み込まれた調整部材5の保持部5aに支持される。
フォーカスモータ8は、図1のフォーカスアクチュエータ107に相当し、フォーカスモータ止めビス9を介して固定鏡筒2に固定される。本実施形態では、フォーカスモータ8としてステッピングモータを使用している。フォーカスモータ8の駆動部と出力ネジ部は、コの字型の板金に一体的に支持されている。ズーミングまたはフォーカシングの際に、フォーカスモータ8のスクリューネジ部が第2レンズ鏡筒6に取り付けられたラック10と噛合することで、第2レンズ鏡筒6は光軸方向に沿って移動する。ラックバネ11は、ラック10の噛合いガタとスラスト方向のガタを取り除くために、ラック10を噛合方向と光軸方向に付勢する。
図4を参照して、原点位置検出手段108によるフォーカス光学系LFの原点位置の検出について説明する。図4は、交換レンズ100のレンズ鏡筒部の要部の断面図である。本実施形態では、原点位置検出手段108は、固定鏡筒2に取り付けられたフォトインタラプタ(第1の検出手段)12と、第2レンズ鏡筒6に設けられた遮光部(第2の検出手段)6aと、を備える。フォーカスモータ8が通電され回転駆動されると、フォーカスモータ8のスクリューネジ部も回転する。第2レンズ鏡筒6は、スクリューネジ部に噛合したラック10を介してネジ送り機構により光軸方向に沿って移動する。このとき、第2レンズ鏡筒6に設けられた遮光部6aも光軸方向に沿って移動する。本実施形態では遮光部6aがフォトインタラプタ12の発光部と受光部との間を通過した場合、フォトインタラプタ12が受光状態から遮光状態に切り替わる。これにより、フォーカス光学系LFの原点位置が検出される。なお、原点位置検出手段108は、フォトインタラプタに限らず、フォトリフレクタと反射板の組合せによる構成や、機械式のスイッチを備えてフォーカス光学系LFの原点位置を検出してもよい。
図5と図6を参照して、ガイドバー7aの倒れ調整について説明する。図5は交換レンズ100のレンズ鏡筒部を撮像面側から見た図、図6は交換レンズ100を物体側から見た場合の交換レンズ100のレンズ鏡筒部の要部の光軸直交方向の断面図である。本実施形態では、交換レンズ100は、フォーカス光学系LFを保持する第2レンズ鏡筒6を倒して光学調整を行うために、第2レンズ鏡筒6を支持するガイドバー7aの倒れを調整する。ガイドバー7aの倒れ調整は、ガイドバー7aの第2端を保持する調整部材5を光軸直交平面内(X−Y平面内)で変位させることで行われる。図3に示されるように、後群鏡筒3と調整部材5との間には隙間が形成されているため、調整部材5はX−Y平面内で変位可能である。
調整部材5がX−Y平面内の+X’方向へ変位すると、ガイドバー7aは保持部2aを支点に+X’方向へ倒れる。このとき、第2レンズ鏡筒6も+X’方向へ倒れ、遮光部6aがフォトインタラプタ12の発光部側壁面12aに近付く。同様に、調整部材5が−X’方向へ変位すると、遮光部6aはフォトインタラプタ12の受光部側壁面12bに近付き、調整部材5が+Y’方向へ移動すると、遮光部6aはフォトインタラプタ12の底面12cに近付く。調整部材5を−Y’方向へ変位すると、ガイドバー7aは保持部2aを支点に−Y’方向へ倒れる。このとき、第2レンズ鏡筒6も−Y’方向へ倒れ、遮光部6aはフォトインタラプタ12の発光部と受光部から離れる(底面12cから離れる)方向へ移動する。
調整部材5を用いてガイドバー7aの倒れ調整を行った後、調整部材5は後群鏡筒3に接着剤で接着固定される。これにより光学調整としてのガイドバー7aの倒れ調整後のガイドバー7aの倒れ変化を抑制することができる。なお、本実施例形態で使用される接着剤は、例えば、紫外線硬化性樹脂である。
図7を参照して、ガイドバー7aの倒し調整量と、フォトインタラプタ12および遮光部6aとの関係について説明する。図7は、ガイドバー7aの倒し調整量と、原点位置検出手段108として用いられるフォトインタラプタ12および遮光部6aとの関係図である。
以下の説明では、光軸方向におけるガイドバー7aの長さをL、光軸方向におけるガイドバー7aの第1端からフォトインタラプタ12の発光部および受光部の中心位置までの長さをL1、ガイドバー7aの倒し調整量(倒れ角度)をθとする。このとき、調整部材5のX−Y平面内での調整量(変位量)は、Ltanθと近似される。また、遮光部6aのX−Y平面内での変位量は、L1tanθと近似される。
前述したように、調整部材5をX−Y平面内で変位させると、遮光部6aとフォトインタラプタ12とのクリアランス量が変化する。遮光部6aの変位量L1tanθが遮光部6aとフォトインタラプタ12とのクリアランス量より大きくなる場合、遮光部6aがフォトインタラプタ12に接触し、フォーカス光学系LFの原点位置の検出やフォーカシングの妨げになってしまう。また、調整部材5の−Y’方向への変位量Ltanθが大き過ぎる場合、遮光部6aがフォトインタラプタ12の発光部からの光を遮光できない位置まで移動してしまい、フォーカス光学系LFの原点位置を検出できないおそれがある。
そこで、本実施形態では、調整部材5のX−Y平面内での変位による原点位置検出手段108への影響を抑制するために、フォトインタラプタ12を、光軸方向において、ガイドバー7aの中心位置に対してガイドバー7aの第1端側(保持部2a側)に配置する。具体的には、フォトインタラプタ12は、以下の条件式(1)を満足するように配置されればよい。
L1>(1/2)L (1)
フォトインタラプタ12をこのような位置に配置することで、調整部材5がX−Y平面内で変位した場合の遮光部6aの移動量を低減することができる。そのため、遮光部6aは、フォトインタラプタ12に接触することもないし、発光部からの光を遮光できない位置まで移動することもない。すなわち、ガイドバー7aの倒れ調整に影響されることなく、フォーカス光学系LFの原点位置の検出およびフォーカシングを行うことができる。
調整部材5のX−Y平面内での変位による原点位置検出手段108への影響をさらに抑制するためには、フォトインタラプタ12はより第1端側(固定鏡筒2の第2レンズ鏡筒6とのメカ端位置の近傍)に配置されることが好ましい。具体的には、ガイドバー7aの第1端からメカ端位置までの距離をM、遮光部6aのスラスト長さ(光軸方向における長さ)をSとすると、フォトインタラプタ12は以下の条件式(2)を満足するように配置されればよい。
M+S<L1<2(M+S)≦(1/2)L (2)
なお、不等式M+S<L1を満足するようにフォトインタラプタ12を配置することで、遮光部6aがメカ端位置に当接するより先に固定鏡筒2に当接することを防止することができる。
以上説明したように、本実施形態では、原点位置検出手段として用いられるフォトインタラプタ12は、光軸方向において、ガイドバー7aの中心位置に対してガイドバー7aの第1端側に配置される。このような構成によりガイドバー7aの倒し調整量に対する原点位置検出手段として用いられる遮光部6aの移動量を低減することができる。そのため、フォトインタラプタ12を大型化することなく、ガイドバー7aの倒れ調整に影響されずにフォーカス光学系LFの原点位置の検出およびフォーカシングを行うことができる。結果として、交換レンズ100を大型化することもフォーカス光学系LFの原点位置の検出やフォーカシングに影響を与えることもなく、ガイドバー7aの倒し調整による光学調整を行うことが可能である。
なお、本実施形態では、フォーカス光学系LFを保持するレンズ枠の光学調整を行う場合について説明したが、本発明はこれに限定されない。本発明は、他の光学系、例えばズーム光学系LZを保持するレンズ枠の光学調整を行う場合についても適用することができる。
また、本実施形形態における原点位置を以下のように定義してもよい。すなわち、機械的あるいは電気的な2つの端で決まるフォーカス光学系LFが駆動できる範囲の中心を原点位置としてもよい。もちろん原点位置は厳密に上記範囲の中心である必要はない。例えば、機械的あるいは電気的な第1の端及び第2の端があるとき、原点位置から第1の端への駆動量(あるいは駆動時間)と原点位置から第2の端への駆動量(あるいは駆動時間)の比が1.0±0.2の範囲に収まっていればよい。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明はこれらの実施形態に限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。
2 固定鏡筒(固定部材)
5 調整部材
6 第2レンズ鏡筒(レンズ枠)
7a ガイドバー(ガイド部材)
12 フォトインタラプタ(第1の検出手段)

Claims (7)

  1. レンズ枠と、
    前記レンズ枠を光軸方向に沿ってガイドするガイド部材と、
    前記ガイド部材の第1端を保持する固定部材と、
    前記ガイド部材の第2端を保持し、光軸と直交する平面内で変位可能な調整部材と、
    前記レンズ枠の原点位置を検出する第1の検出手段と、を有し、
    前記第1の検出手段は、前記光軸方向において、前記ガイド部材の中心位置に対して前記第1端側に配置されることを特徴とするレンズ鏡筒。
  2. 前記光軸方向における前記ガイド部材の長さをL、前記光軸方向における前記第1端から前記第1の検出手段までの距離をL1とするとき、
    L1<(1/2)L
    なる条件式を満足することを特徴とする請求項1に記載のレンズ鏡筒。
  3. 前記レンズ枠の移動に応じて移動し、前記第1の検出手段とともに前記レンズ枠の原点位置を検出する第2の検出手段を更に有することを特徴とする請求項1または2に記載のレンズ鏡筒。
  4. 前記第1の検出手段は、前記固定部材に取り付けられたフォトインタラプタであり、
    前記第2の検出手段は、前記レンズ枠に設けられた遮光部であることを特徴とする請求項3に記載のレンズ鏡筒。
  5. 前記光軸方向における前記第1端から前記固定部材の前記レンズ枠とのメカ端位置までの距離をM、前記光軸方向における前記第2の検出手段の長さをSとするとき、
    M+S<L1<2(M+S)≦(1/2)L
    なる条件式を満足することを特徴とする請求項3または4に記載のレンズ鏡筒。
  6. 前記レンズ枠は、フォーカス光学系を保持することを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載のレンズ鏡筒。
  7. 請求項1から6のいずれか1項に記載のレンズ鏡筒を備えることを特徴とする光学機器。
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